JP2000022059A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP2000022059A JP10191494A JP19149498A JP2000022059A JP 2000022059 A JP2000022059 A JP 2000022059A JP 10191494 A JP10191494 A JP 10191494A JP 19149498 A JP19149498 A JP 19149498A JP 2000022059 A JP2000022059 A JP 2000022059A
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敬三 竹村
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子装置に関し、ヒートシンクが保持部材に
よって集積回路素子又は基板に取付けられることがで
き、且つヒートシンクの取付け作業を簡単に行うことが
できることを目的とする。 【解決手段】 基板12集積回路素子14と、ヒートシ
ンク16と、ヒートシンクを基板に対して保持するため
のロッド状のクリップ22と、ヒートシンクを基板に対
して付勢するためのバネ28とを備え、クリップ22の
端部は分割された複数のフックメンバ32a、32bか
らなるフック32を有し、該フック32は、ヒートシン
クの貫通穴24及び基板の貫通穴26を通過して基板の
外面に係合することができ、且つ係合状態から複数のフ
ックメンバを互いに向かって近づけることによりフック
を基板の貫通穴を通過させてクリップを抜き取ることが
できるようにした構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路素子を冷却
するためのヒートシンクを備えた電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子装置においては、集積回路素子を冷
却するためにヒートシンクを設けている。従来は、ヒー
トシンクは接着剤や両面テープによって集積回路素子に
固定されることが多い。集積回路素子の発熱量が小さい
場合には、このようにヒートシンクを集積回路素子に直
接に固定すればよかった。しかし、集積回路素子の発熱
量は、装置の高密度実装などにより年々増加の傾向にあ
る。
【0003】集積回路素子の発熱量が多くなると、より
大きいヒートシンクが要求され、冷却性能の高いヒート
シンクが要求されてくる。大型のヒートシンクと集積回
路素子を接着剤により一体的に接着させた場合には、ヒ
ートシンクの熱膨張量と集積回路素子の熱膨張量との差
により、集積回路素子が大きな熱歪みにさらされるとい
う問題が生じる。両面テープを使用する場合でも、大型
のヒートシンクを支えきれなくなる。
【0004】そこで、サーマルグリース等の流動性のあ
る接合材料がヒートシンクと集積回路素子の間に配置さ
れるのが望ましくなる。この場合には、ヒートシンクと
集積回路素子を接着剤ではなくて機械的な保持手段によ
り固定するのが望ましい。また、ヒートシンクを接着剤
により集積回路素子に固着した状態で集積回路素子をプ
リント基板に搭載することは難しい場合がある。そのよ
うな場合には、集積回路素子をプリント基板に実装し、
その後で用いてヒートシンクを集積回路素子又はプリン
ト基板に取り付けることになる。この場合には、ヒート
シンクと集積回路素子を機械的な保持手段により保持す
るのが必要である。
【0005】ヒートシンクを集積回路素子又はプリント
基板に機械的な保持手段により固定した電子装置の例と
して、特開平4−186752号公報、特開平5−24
3439号公報、特開平7−273480号公報、特開
平8−88303号公報等がある。特開平4−1867
52号公報及び特開平5−243439号公報は、ヒー
トシンクをねじ及びバネを用いてプリント基板に保持す
る例を示している。特開平7−273480号公報は、
ヒートシンクを下端部に回転レバーを有する保持部材に
よってプリント基板に保持する例を示している。特開平
8−88303号公報は、板金製のヒートシンクをリベ
ットによってプリント基板に保持する例を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ヒートシンクを集積回
路素子又はプリント基板に機械的な保持手段により保持
する場合、複数の集積回路素子が高密度で配置されてい
ると、複数のヒートシンクが集積回路素子の表面を覆っ
てしまうので、隣接するヒートシンクが邪魔になるた
め、採用できる保持部材の構造が制限される。特に、ヒ
ートシンクの取付け作業はヒートシンクの外面側からし
か行うことができないことが多く、保持部材はヒートシ
ンクの外面側から操作できるものであることが望まし
い。さらに、ヒートシンクの取付け作業は簡単に行うこ
とができるものであることが望ましい。
【0007】本発明の目的は、ヒートシンクが保持部材
によって集積回路素子又は基板に取付けられることがで
き、且つヒートシンクの取付け作業を簡単に行うことが
できるようにした電子装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴によ
る電子装置は、基板と、該基板に取付けられた集積回路
素子と、該集積回路素子を冷却するためのヒートシンク
と、該ヒートシンクを該基板に対して保持するために該
ヒートシンクに設けられた貫通穴及び該基板に設けられ
た貫通穴を通って延び、且つ該ヒートシンクの外側に突
出する第1の端部と該基板の外側に突出する第2の端部
とを有するロッド状のクリップと、該ヒートシンクを該
基板に対して付勢するために該クリップの第1の端部と
該ヒートシンクとの間に配置されたバネとを備え、該ク
リップの第2の端部は分割された複数のフックメンバか
らなるフックを有し、該フックは、該基板の貫通穴を通
過して該基板の外面に係合することができ、且つ該係合
状態から該複数のフックメンバを互いに向かって近づけ
ることにより該フックを該基板の貫通穴を通過させて抜
き取ることができるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0009】この構成によれば、ロッド状のクリップを
ヒートシンクの外面側からヒートシンクの貫通穴及び基
板の貫通穴へ差し込めば、ヒートシンクを簡単に基板に
保持することができる。ロッド状のクリップに取付けら
れたバネはヒートシンクを基板に対して所定の圧力で付
勢し、ヒートシンクはこのばね力で基板に保持される。
なお、複数のフックメンバを互いに向かって近づけるこ
とにより、フックを基板の貫通穴を通過させてクリップ
を抜き取ることができる。
【0010】好ましくは、該フックのフックメンバの各
々はその先端部から延長されたつまみを有する。従っ
て、クリップを簡単に抜き取ることができる。好ましく
は、基板は孔をもつ支持座を備え、該フックは該支持座
の孔を通過して該支持座に係止される。これによって、
基板のフック取付け部は補強される。本発明の第2の特
徴による電子装置は、基板と、該基板に取付けられた集
積回路素子と、該集積回路素子を冷却するためのヒート
シンクと、該ヒートシンクを該基板に対して保持するた
めに該ヒートシンクに設けられた貫通穴を通って延び、
且つ該ヒートシンクの外側に突出する第1の端部と該ヒ
ートシンクの内側に突出してねじ部を有する第2の端部
とを有するねじと、該ヒートシンクを該基板に対して付
勢するために該ねじの第1の端部と該ヒートシンクとの
間に配置されたバネと、該ねじの第2の端部のねじ部と
係合するために該基板に設けられた固定構造とを備え、
該固定構造は、該基板の貫通穴に通されたボルト及び該
ボルトに螺合されたナットの組からなり、該ボルトはね
じ穴を有し、該ねじの第2の端部のねじ部が該ボルトの
ねじ穴に螺合されることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、ねじをヒートシンクの
外面側からヒートシンクの貫通穴へ差し込み、ねじをま
わすと、ヒートシンクを基板に簡単に固定することがで
きる。ねじに取付けられたバネはヒートシンクを基板に
対して所定の圧力で付勢し、ヒートシンクはこのばね力
で基板に固定される。基板に設けられた固定構造は基板
のねじ取付け部を補強し、この固定構造は接着剤を用い
ることなく機械的に基板に取付けられている。ねじを緩
めることにより、ヒートシンクをを取り外すことができ
る。
【0012】本発明の第3の特徴による電子装置は、基
板と、該基板に取付けられた集積回路素子と、該集積回
路素子を冷却するためのヒートシンクと、該ヒートシン
クに設けられた貫通穴及び該基板に設けられた貫通穴に
配置されたガイド用スリーブと、該ヒートシンクを該基
板に対して固定するために該ヒートシンクに設けられた
貫通穴及び該基板に設けられた貫通穴に配置された該ガ
イド用スリーブを通って延び、且つ該ヒートシンクの外
側に突出する第1の端部と該基板の外側に突出する第2
の端部とを有するロッド状のクリップと、該ヒートシン
クを該基板に対して付勢するために該クリップの第1の
端部と該ヒートシンクとの間に配置されたバネとを備
え、該クリップの第2の端部は分割された複数のフック
メンバからなるフックを有し、該フックは該ガイド用ス
リーブを通過して該基板の表面に係合することができる
ことを特徴とするものである。
【0013】この構成によれば、ロッド状のクリップを
ヒートシンクの外面側からガイド用スリーブへ差し込め
ば、ヒートシンクを簡単に基板に固定することができ
る。ロッド状のクリップに取付けられたバネはヒートシ
ンクを基板に対して所定の圧力で付勢し、ヒートシンク
はこのばね力で基板に固定される。なお、クリップを挿
入する際にはバネを押し縮めながらクリップを押すこと
が必要であるが、ガイド用スリーブがない場合には、バ
ネの力を受けているクリップの先端を基板の貫通穴に円
滑に挿入できないことがある。本構成では、ガイド用ス
リーブがヒートシンクの貫通穴及び基板の貫通穴に配置
されているので、クリップの先端をガイド用スリーブに
挿入するだけでよい。
【0014】本発明の第4の特徴による電子装置は、基
板と、該基板に取付けられた集積回路素子と、該集積回
路素子を冷却するためのヒートシンクと、該ヒートシン
クに設けられた貫通穴を通って延び、且つ該ヒートシン
クの外側に位置する頭部と該ヒートシンクの内側に位置
するねじ部を有するねじと、該ねじのねじ部に螺合さ
れ、且つ該ヒートシンクとの間で該集積回路素子を挟持
する固定部材とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】この構成によれば、基板及び集積回路素子
に穴を設けることなく、ヒートシンクを集積回路素子に
取り付けることができる。好ましくは、ヒートシンクの
貫通穴は該ヒートシンクの外周部から中心部へ向かって
長く延びる長穴であり、該固定部材は該ヒートシンクに
向いた側に斜面を有し、該ヒートシンクは該固定部材に
向いた側に斜面を有し、該ねじをしめることにより該固
定部材が該ヒートシンクに対して該斜面に沿って該ヒー
トシンクの外周部から中心部へ向かって移動するように
した。
【0016】好ましくは、固定部材は該ヒートシンクの
4辺に配置され、該隣接する2つの固定部材をつなぐ補
助部材が設けられ、流動性のある接合材料が該集積回路
素子と該ヒートシンクの間に配置される場合に、該固定
部材及び該補助部材が該流動性のある接合材料のための
シールを形成する。好ましくは、パッキンが該固定部材
と該集積回路素子との間に設けられ、流動性のある接合
材料が該集積回路素子と該ヒートシンクの間に配置され
る場合に、該パッキンが該流動性のある接合材料のため
のシールを形成する。
【0017】好ましくは、固定部材は窪みを有し、流動
性のある接合材料が該集積回路素子と該ヒートシンクの
間に配置される場合に、該窪みがはみだした接合材料を
蓄えることができる。好ましくは、固定部材は環状部と
該環状部から内部に延びるステージ部とからなり,該集
積回路素子は該ステージ部に載るようにした。
【0018】さらに、以上述べた全ての構成において、
基板はヒートシンクを該集積回路素子に押しつける際に
該基板にかかる力を分散するための台座を有するものと
することができる。また、ヒートシンクはねじ穴を有
し、該ねじ穴にねじをしめていくことで該ヒートシンク
を該集積回路素子から引き剥がすことができるようにす
ることができる。
【0019】また、複数の集積回路素子が該基板に搭載
され且つ複数のヒートシンクがそれぞれの集積回路素子
に固定される場合、該複数のヒートシンクをバネ付きス
ペーサを用いて該複数の集積回路素子に一括で加圧され
るようにすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第1実施
例による電子装置を示す図である。電子装置10は、プ
リント基板12と、プリント基板12に取付けられた集
積回路素子14と、集積回路素子14を冷却するための
ヒートシンク16とからなる。集積回路素子14は半導
体チップや半導体パッケージからなり、コネクタ18に
よりプリント基板12に取付けられている。ヒートシン
ク16はフィン20を備えた銅などの金属板からなり、
集積回路素子14の表面に接触させられている。
【0021】ヒートシンク16はロッド状のクリップ2
2によってプリント基板12に保持される。ヒートシン
ク16は貫通穴24を有し、プリント基板12は貫通穴
26を有する。ヒートシンク16の貫通穴24はプリン
ト基板12の貫通穴26とは、互いに整列する位置に取
付けられている。なお、1つのクリップ22及び1組の
貫通穴24、26のみが図1には示されているが、複数
のクリップ22及び複数の組の貫通穴24、26のみが
設けられる。
【0022】クリップ22は、ヒートシンク16の貫通
穴24及びプリント基板12の貫通穴26を通って延び
る。クリップ22は、中間に位置する集積回路素子14
から見て、ヒートシンク16の外側に突出する第1の端
部22aとプリント基板12の外側に突出する第2の端
部22bとを有する。コイルバネ28がクリップ22の
シャンク部のまわりでクリップ22の第1の端部22a
とヒートシンク16との間に配置される。クリップ22
の第1の端部22aはコイルバネ28を受けるためのバ
ネ座30を備えている。
【0023】図2はクリップ22の先端部分を示してい
る。図2の(A)はクリップ22の先端部分の側面図で
あり、図2の(B)は(A)を90°回転させたクリッ
プ22の先端部分の側面図である。図1及び図2におい
て、クリップ22の第2の端部22bは分割された複数
のフックメンバ32a、32bからなるフック32を有
する。フックメンバ32a、32bは自然の状態ではそ
れらの間の間隔がわずかに開いている。フック32は、
フックメンバ32a、32bが互いに近づくように弾性
変形しながらプリント基板12の貫通穴26を通過する
ことができ、プリント基板12の貫通穴26を通過する
と弾性変形が復元してプリント基板12の外面に係合す
ることができる。
【0024】このようにして、クリップ22にコイルバ
ネ28を巻き付けた状態で、ヒートシンク16の外側か
らクリップ22をヒートシンク16の貫通穴24及びプ
リント基板12の貫通穴26に挿入すれば、ヒートシン
ク16を簡単にプリント基板12に保持又は固定させる
ことができる。コイルバネ28はヒートシンク16をプ
リント基板12に対して所定の圧力で付勢し、ヒートシ
ンク16はこのばね力でプリント基板12に保持され
る。コイルバネ28を変えることによって、ヒートシン
ク16の保持力を変えることもできる。
【0025】さらに、クリップ22は、係合状態からフ
ックメンバ32a、32bを互いに向かって近づけるこ
とによりフック32をプリント基板12の貫通穴26を
通過させてプリント基板12から抜き取ることができ
る。クリップ22の抜き取りを容易にするために、フッ
ク32のフックメンバ32a、32bの各々はその先端
部から延長されたつまみ32cを有する。
【0026】図3は図1の変形例の電子装置を示す図で
ある。図1の例と同様に、電子装置10は、プリント基
板12と、プリント基板12に取付けられた集積回路素
子14と、集積回路素子14を冷却するためのヒートシ
ンク16と、ヒートシンク16をプリント基板12に保
持させるロッド状のクリップ22とからなる。この例で
は、プリント基板12は孔34aをもつ支持座34を備
える。支持座34は接着剤またはネジ等の締結部品によ
ってプリント基板12に固定される。クリップ22のフ
ック32は、上記したのと同様にして、ヒートシンク1
6の外側からクリップ22をヒートシンク16の貫通穴
24及びプリント基板12の貫通穴26に挿入され、且
つ支持座34の孔34aを通過して支持座34に係止さ
れる。これによって、プリント基板12のフック取付け
部は補強される。
【0027】図4は本発明の第2実施例による電子装置
を示す側面図である。図1の例と同様に、電子装置10
は、プリント基板12と、プリント基板12に取付けら
れた集積回路素子14と、集積回路素子14を冷却する
ためのヒートシンク16とからなる。この例では、ねじ
36がヒートシンク16をプリント基板12に対して保
持するために設けられる。ねじ36は、その一端部に頭
部36aを有し、他端部にねじ部36bを有する。ねじ
36は、ヒートシンク16に設けられた貫通穴24を通
って延び、頭部36aがヒートシンク16の外側に突出
し、ねじ部36bがヒートシンク16の内側に突出す
る。ヒートシンク16をプリント基板12に対して付勢
するためのコイルバネ28が頭部36aとヒートシンク
16との間に配置される。
【0028】さらに、固定構造38がねじ36のねじ部
36bと係合するためにプリント基板12に設けられ
る。固定構造38は、プリント基板12の貫通穴26に
通されたボルト40及びボルト40に螺合されたナット
42の組からなる。ボルト40の頭部がプリント基板1
2の内側にあり、ナット42がプリント基板12の外側
にあって、ボルト40とナット42の組がプリント基板
12にねじ穴をあけることなく且つ接着剤等を使用する
ことなくプリント基板12に固定される。ボルト40の
頭部はねじ穴40aを有し、ねじ36のねじ部36bが
ボルト40のねじ穴40aに螺合されるようになってい
る。
【0029】この構成によれば、ねじ36をヒートシン
ク16の外面側からヒートシンク16の貫通穴24に差
し込み、ねじ36をまわすと、ヒートシンク16をプリ
ント基板12に簡単に固定することができる。ねじ36
に取付けられたコイルバネ28はヒートシンク16をプ
リント基板12に対して所定の圧力で付勢し、ヒートシ
ンク16はこのばね力でプリント基板12に保持され
る。プリント基板12に設けられた固定構造38はプリ
ント基板12のねじ取付け部を補強し、この固定構造は
接着剤を用いることなく機械的に基板に取付けられてい
る。ねじ36を緩めることにより、ヒートシンク16を
を取り外すことができる。
【0030】図5及び図6は本発明の第3実施例による
電子装置を示す側面図である。電子装置10は、マルチ
チップモジュール(MCM)と呼ばれる電子装置であ
り、プリント基板12と、プリント基板12に取付けら
れた複数の集積回路素子14と、集積回路素子14を冷
却するためのヒートシンク16とからなる。各ヒートシ
ンク16は図1から図4の実施例の保持部材(クリップ
22、ねじ36)又は後で説明する保持部材又はその他
の手段によって集積回路素子14又はプリント基板12
に保持されることができる。
【0031】この実施例では、環状の外方台座44及び
環状の内方台座46がプリント基板12の底面に設けら
れる。環状の外方台座44はプリント基板12の底面の
外周部に設けられ、プリント基板12をさらにマザーボ
ード等に取り付けるときのスペーサになる。環状の内方
台座46は集積回路素子14の外周部上又は同外周部よ
りもわずかに外側に環状に設けられ、ヒートシンク16
を集積回路素子14に押しつける際にプリント基板12
にかかる力を分散するために設けられる。
【0032】ヒートシンク16を保持部材を用いて集積
回路素子14に機械的に結合する場合には、サーマルグ
リース等の流動性のある接合材料がヒートシンク16と
集積回路素子14との間に挿入されるのが好ましい。こ
の場合、ヒートシンク16を集積回路素子14に向かっ
て圧力をかけて押しつけて接合材料が均一にヒートシン
ク16と集積回路素子14との間にいきわたるように
し、それからヒートシンク16を保持部材を用いて集積
回路素子14に機械的に結合する。ヒートシンク16を
集積回路素子14に向かって圧力をかけて押しつける
と、プリント基板12に局部的な力がかかり、プリント
基板12が反る。この問題を解決するために、環状の内
方台座46を設けて、プリント基板12にかかる力を分
散するのが好ましい。
【0033】図7及び図8は本発明の第4実施例による
電子装置を示す側面図である。図1の例と同様に、電子
装置10は、プリント基板12と、プリント基板12に
取付けられた集積回路素子14と、集積回路素子14を
冷却するためのヒートシンク16と、ヒートシンク16
をプリント基板12に保持させるロッド状のクリップ2
2とからなる。
【0034】この例では、ガイド用スリーブ48がヒー
トシンク16に設けられた貫通穴24及びプリント基板
12に設けられた貫通穴26に配置されている。クリッ
プ22はこのガイド用スリーブ48を通過して、フック
32がプリント基板12の外面に係合するようになって
いる。フック32は図1及び図2のものと同様に分割さ
れたフックメンバ32a、32b及びつまみ32c、3
2dを有する。
【0035】この構成によれば、ロッド状のクリップ2
2をヒートシンク16の外面側からガイド用スリーブ4
8にへ差し込めば、ヒートシンク16をプリント基板1
2に簡単に固定することができる。ロッド状のクリップ
22のまわりに取付けられたコイルバネ28はヒートシ
ンク16をプリント基板12に対して所定の圧力で付勢
し、ヒートシンク16はこのばね力で基板に固定され
る。なお、クリップ22を挿入する際にはコイルバネ2
8を押し縮めながらクリップ22を押すことが必要であ
る。ガイド用スリーブ48がない場合には、コイルバネ
28の力を受けているクリップ22の先端をプリント基
板12の貫通穴26に円滑に挿入できないことがある。
本構成では、ガイド用スリーブ48がヒートシンク16
の貫通穴24及びプリント基板12の貫通穴26に配置
されているので、クリップ22の先端をガイド用スリー
ブ48に挿入するだけでよい。
【0036】図9は図7の変形例の電子装置を示す図で
ある。図7の例と同様に、電子装置10は、プリント基
板12と、プリント基板12に取付けられた集積回路素
子14と、集積回路素子14を冷却するためのヒートシ
ンク16と、ヒートシンク16をプリント基板12に保
持させるロッド状のクリップ22と、ガイド用スリーブ
48とからなる。この例では、クリップ22のフック3
2は分割されたフックメンバ32a、32bを有する
が、その先端のつまみ32c、32dはない。
【0037】図10及び図11は本発明の第5実施例に
よる電子装置を示す側面図である。電子装置10は、プ
リント基板12と、プリント基板12に取付けられた集
積回路素子14と、集積回路素子14を冷却するための
ヒートシンク16とからなる。さらに、電子装置10
は、ヒートシンク16を集積回路素子14に保持させる
ために、ねじ50と固定部材52とを備える。
【0038】ねじ50はヒートシンク16に設けられた
貫通穴24を通って延びる。ねじ50の頭部50aはヒ
ートシンク16の外側に位置し、ねじ50のねじ部50
bはヒートシンク16の内側に位置する。固定部材52
はヒートシンク16に向いた平坦な表面52aと、この
表面52aとは段付きに形成されて集積回路素子14の
コーナー部を受けるのに適した支持面52bと、表面5
2aに設けたねじ穴52cとを有する。ねじ50のねじ
部50bは固定部材52のねじ穴52cに螺合される。
固定部材52は、該固定部材52とヒートシンク16と
の間で集積回路素子14を挟持することにより、ヒート
シンク16を集積回路素子14に保持させるものであ
る。
【0039】この構成によれば、プリント基板12及び
集積回路素子14に穴を設けることなく、ヒートシンク
16を集積回路素子14に取り付けることができる。固
定部材52は集積回路素子14の2位置又は4位置に配
置されることができる。図10及び図11においては、
固定部材52は集積回路素子14のコーナー部に配置さ
れるのに適したものであるが、固定部材52は例えば支
持面52bを制限している側壁をなくすことにより集積
回路素子14の辺に配置されるようにすることもでき
る。
【0040】図12及び図13は、図10の実施例の変
形例を示す図である。図12は固定部材52が釈放状態
にあるところを示す図、図13は固定部材52が固定状
態にあるところを示す図である。この例では、ヒートシ
ンク16の貫通穴24はヒートシンク16の外周部から
中心部へ向かって長く延びる長穴である。さらに、固定
部材52はヒートシンク16に向いた側に斜面52cを
有し、ヒートシンク16は固定部材52に向いた側に斜
面16aを有する。固定部材52の斜面52cとヒート
シンク16の斜面16aとは互いに摺動可能を摺動面を
形成し、ねじ50をしめることにより固定部材52がヒ
ートシンク16に対して斜面52c、16aに沿ってヒ
ートシンク16の外周部から中心部へ向かって移動する
ようになっている。
【0041】図12に示すように、ヒートシンク16が
集積回路素子14に保持されていない状態でも、ねじ5
0のねじ部50bは固定部材52のねじ穴52cに螺合
しており、固定部材52は集積回路素子14よりも外寄
りの位置にある。図13に示すように、ねじ50をしめ
ると、固定部材52がヒートシンク16に向かって近づ
き、且つ固定部材52が集積回路素子14に向かって近
づく。その結果、ヒートシンク16が集積回路素子14
に保持されるようになる。こうして、固定部材52をヒ
ートシンク16の内側で支えなくても、ヒートシンク1
6の外側でねじ50をしめることができる。
【0042】図14から図16は、図10の実施例の変
形例を示す図である。図14は固定部材52及び補助部
材54が固定状態にあるところを示す平面図、図15は
図14の補助部材54の側面図、図16は図14の固定
部材52及び補助部材54の分解斜視図である。固定部
材52はヒートシンク14の4辺に配置されるようにな
っている。補助部材54がヒートシンク14のコーナー
部にあたる位置に配置される。
【0043】補助部材54は2つの固定部材52をつな
ぐように形成され、固定部材52及び補助部材54が集
積回路素子14の全周を包囲するようになっている。補
助部材54は90度の範囲の円弧部分に沿って存在する
表面部分54aと、この表面部分54aから下に向かっ
て曲面をなして延びる底壁部分54bとを有する。底壁
部分54bは蛇腹状にひだのついた形状になっている。
【0044】補助部材54はさらに底壁部分54aから
互いに90度をなして横に延びるフラップ部分54bを
有する。補助部材54の表面部分54aは固定部材52
の表面52aと同一面となり、各フラップ部分54bが
固定部材52の表面52aと支持面52bとの間の垂直
壁に例えば接着剤などにより支持されるようになってい
る。サーマルグリースなどの流動性のある接合材料(図
示せず)が集積回路素子14とヒートシンク16の間に
配置される場合に、固定部材52及び補助部材54がこ
の流動性のある接合材料のためのシールを形成するよう
になっている。よって、集積回路素子14のリード線や
プリント基板12への接合材料の流出を防止できる。
【0045】図17は図14から図16の実施例の変形
例を示す図である。この例では、パッキン56が固定部
材52と集積回路素子14との間に配置される。流動性
のある接合材料が集積回路素子14とヒートシンク16
の間に配置される場合に、パッキン56が流動性のある
接合材料のためのシールを形成する。よって、集積回路
素子14のリード線やプリント基板12への接合材料の
流出を防止できる。
【0046】図18は図14から図16の実施例の変形
例を示す図である。この例では、固定部材52(及びヒ
ートシンク16)はコーナー部に窪み58を有し、流動
性のある接合材料が集積回路素子14とヒートシンク1
6の間に配置される場合に、窪み58がはみだした接合
材料を蓄えることができるようになっている。よって、
集積回路素子14のリード線やプリント基板12への接
合材料の流出を防止できる。
【0047】図19から図21は本発明の第6実施例に
よる電子装置を示す側面図である。図19は電子装置の
側面図、図20は図19の電子装置の他の部分を示す側
面図、図21は図19及び図20の電子装置のヒートシ
ンクが固定されたところを示す図である。図10及び図
11と同様に、電子装置10は、プリント基板12と、
プリント基板12に取付けられた集積回路素子14と、
集積回路素子14を冷却するためのヒートシンク16
と、ヒートシンク16を集積回路素子14に保持させる
ためのねじ50と固定部材52とを備える。
【0048】固定部材52は、環状部60と、環状部6
0から内部に延びるステージ部62とからなる。環状部
60は集積回路素子14よりも大きい枠体であり、集積
回路素子14がプリント基板12に取付けられた状態
で、集積回路素子14の上から集積回路素子14の下方
の位置へ配置することができる。環状部60はヒートシ
ンク16の外周部の形状とほぼ一致する形状を有する。
ステージ部62は環状部60と一体的に形成されること
ができ、あるいは環状部60とは別体に形成されること
ができる。ステージ部62は環状部60に支持され、且
つ環状部60から内部に延びて集積回路素子14の下面
に係合する。ステージ部62は集積回路素子14のコー
ナー部の下面に係合するのが好ましい。
【0049】図21に示されるように、スペーサ64を
配置して、ねじ50をしめると、固定部材52は、該固
定部材52とヒートシンク16との間で集積回路素子1
4を挟持することにより、ヒートシンク16を集積回路
素子14に保持させる。この構成によれば、ヒートシン
ク16を集積回路素子14に容易に取付けることができ
る。図22及び図23は本発明の第7実施例による電子
装置を示す側面図である。この例では、電子装置10
は、プリント基板12と、プリント基板12に取付けら
れた集積回路素子14と、集積回路素子14を冷却する
ためのヒートシンク16と、ヒートシンク16を集積回
路素子14に保持させるための保持手段とを備える。保
持手段は図1から図21を参照して説明したもののいず
れかを採用することができる。
【0050】図22はヒートシンク16が集積回路素子
14の上に載せられているところを示し、図23はヒー
トシンク16を集積回路素子14から取り外すところを
示す図である。流動性のある接合材料が集積回路素子1
4とヒートシンク16の間に配置される場合には、ヒー
トシンク16を集積回路素子14から取り外す(剥が
す)ことは容易ではない。そこで、この例では、ヒート
シンク16は保持手段として使用するねじ穴とは別のね
じ穴66を有し、このねじ穴66にねじ68をしめてい
くことでヒートシンク16を集積回路素子14から容易
に引き剥がすことができるようにした。
【0051】図24は本発明の第8実施例による電子装
置を示す側面図である。この例では、電子装置10は、
プリント基板12と、プリント基板12に取付けられた
複数の集積回路素子14と、各集積回路素子14を冷却
するためのヒートシンク16と、ヒートシンク16を集
積回路素子14に保持させるための保持手段とを備え
る。保持手段は図1から図21を参照して説明したもの
のいずれかを採用することができる。
【0052】複数の集積回路素子14がプリント基板1
2に搭載され、且つ流動性のある接合材料が集積回路素
子14とヒートシンク16の間に配置される場合には、
全てのヒートシンク16がそれぞれの集積回路素子14
に均一の圧力で押しつけられるのが好ましい。そこで、
この実施例では、ヒートシンク16がバネ70付きスペ
ーサ72を用いて複数の集積回路素子14に一括で加圧
されるようにしたものである。一括で加圧するためには
加圧治具74を使用する。こうすれば、各ヒートシンク
16及び集積回路素子14の高さのずれを気にすること
なく、短時間でヒートシンク16を集積回路素子14に
取付けることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヒートシンクが保持部材によって集積回路素子又は基板
に取付けられることができ、且つヒートシンクの取付け
作業を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による電子装置を示す側面
図である。
【図2】図1のクリップを示す側面図である。
【図3】図1の変形例の電子装置を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例による電子装置を示す側面
図である。
【図5】本発明の第3実施例による電子装置を示す側面
図である。
【図6】図5の電子装置の底面図である。
【図7】本発明の第4実施例による電子装置を示す側面
図である。
【図8】図7の電子装置のクリップ挿入前の状態を示す
図である。
【図9】図7の変形例の電子装置を示す図である。
【図10】本発明の第5実施例による電子装置を示す側
面図である。
【図11】図10の固定部材を示す斜視図である。
【図12】図10の実施例の変形例の電子装置を示す図
である。
【図13】固定部材が固定状態にある図12の電子装置
を示す図である。
【図14】図10の実施例の変形例の電子装置を示す図
である。
【図15】図14の補助部材の側面図である。
【図16】図14の固定部材及び補助部材の分解斜視図
である。
【図17】図14から図16の実施例の変形例を示す図
である。
【図18】図14から図16の実施例の変形例を示す図
である。
【図19】本発明の第6実施例による電子装置を示す側
面図である。
【図20】図19の電子装置の他の部分を示す側面図で
ある。
【図21】図19及び図20の電子装置のヒートシンク
が固定されたところを示す図である。
【図22】本発明の第7実施例による電子装置を示す側
面図である。
【図23】図22のヒートシンクを取り外すところを示
す側面図である。
【図24】本発明の第8実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
12…プリント基板 14…集積回路素子 16…ヒートシンク 22…クリップ 24…貫通穴 26…貫通穴 28…コイルバネ 32…フック 34…支持座 36…ねじ 38…固定構造 40…ボルト 42…ナット 44…外方台座 46…内方台座 48…ガイド用スリーブ 50…ねじ 52…固定部材 54…補助部材 56…パッキン 58…窪み 60…環状部 62…ステージ部 64…スペーサ 66…ねじ穴 68…ねじ 70…バネ 72…スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 寿 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA01 AB01 AB04 EA07 EA11 5F036 AA01 BB05 BC03 BC09 BC31 BC33

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板に取付けられた集積回路
    素子と、該集積回路素子を冷却するためのヒートシンク
    と、該ヒートシンクを該基板に対して保持するために該
    ヒートシンクに設けられた貫通穴及び該基板に設けられ
    た貫通穴を通って延び、且つ該ヒートシンクの外側に突
    出する第1の端部と該基板の外側に突出する第2の端部
    とを有するロッド状のクリップと、該ヒートシンクを該
    基板に対して付勢するために該クリップの第1の端部と
    該ヒートシンクとの間に配置されたバネとを備え、該ク
    リップの第2の端部は分割された複数のフックメンバか
    らなるフックを有し、該フックは、該基板の貫通穴を通
    過して該基板の外面に係合することができ、且つ該係合
    状態から該複数のフックメンバを互いに向かって近づけ
    ることにより該フックを該基板の貫通穴を通過させて該
    クリップを抜き取ることができるようにしたことを特徴
    とする電子装置。
  2. 【請求項2】 該フックのフックメンバの各々はその先
    端部から延長されたつまみを有することを特徴とする請
    求項1に記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 該基板は孔をもつ支持座を備え、該フッ
    クは該支持座の孔を通過して該支持座に係止されること
    を特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 基板と、該基板に取付けられた集積回路
    素子と、該集積回路素子を冷却するためのヒートシンク
    と、該ヒートシンクを該基板に対して保持するために該
    ヒートシンクに設けられた貫通穴を通って延び、且つ該
    ヒートシンクの外側に突出する第1の端部と該ヒートシ
    ンクの内側に突出してねじ部を有する第2の端部とを有
    するねじと、該ヒートシンクを該基板に対して付勢する
    ために該ねじの第1の端部と該ヒートシンクとの間に配
    置されたバネと、該ねじの第2の端部のねじ部と係合す
    るために該基板に設けられた固定構造とを備え、該固定
    構造は、該基板の貫通穴に通されたボルト及び該ボルト
    に螺合されたナットの組からなり、該ボルトはねじ穴を
    有し、該ねじの第2の端部のねじ部が該ボルトのねじ穴
    に螺合されることを特徴とする電子装置。
  5. 【請求項5】 基板と、該基板に取付けられた集積回路
    素子と、該集積回路素子を冷却するためのヒートシンク
    と、該ヒートシンクに設けられた貫通穴及び該基板に設
    けられた貫通穴に配置されたガイド用スリーブと、該ヒ
    ートシンクを該基板に対して保持するために該ヒートシ
    ンクに設けられた貫通穴及び該基板に設けられた貫通穴
    に配置された該ガイド用スリーブを通って延び、且つ該
    ヒートシンクの外側に突出する第1の端部と該基板の外
    側に突出する第2の端部とを有するロッド状のクリップ
    と、該ヒートシンクを該基板に対して付勢するために該
    クリップの第1の端部と該ヒートシンクとの間に配置さ
    れたバネとを備え、該クリップの第2の端部は分割され
    た複数のフックメンバからなるフックを有し、該フック
    は該ガイド用スリーブを通過して該基板の表面に係合す
    ることができことを特徴とする電子装置。
  6. 【請求項6】 基板と、該基板に取付けられた集積回路
    素子と、該集積回路素子を冷却するためのヒートシンク
    と、該ヒートシンクに設けられた貫通穴を通って延び、
    且つ該ヒートシンクの外側に位置する頭部と該ヒートシ
    ンクの内側に位置するねじ部を有するねじと、該ねじの
    ねじ部に螺合され、且つ該ヒートシンクとの間で該集積
    回路素子を挟持する固定部材とを備えたことを特徴とす
    る電子装置。
  7. 【請求項7】 該ヒートシンクの貫通穴は該ヒートシン
    クの外周部から中心部へ向かって長く延びる長穴であ
    り、該固定部材は該ヒートシンクに向いた側に斜面を有
    し、該ヒートシンクは該固定部材に向いた側に斜面を有
    し、該ねじをしめることにより該固定部材が該ヒートシ
    ンクに対して該斜面に沿って該ヒートシンクの外周部か
    ら中心部へ向かって移動するようにしたことを特徴とす
    る請求項6に記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 該固定部材は該ヒートシンクの4辺に配
    置され、該隣接する2つの固定部材をつなぐ補助部材が
    設けられ、流動性のある接合材料が該集積回路素子と該
    ヒートシンクの間に配置される場合に、該固定部材及び
    該補助部材が該流動性のある接合材料のためのシールを
    形成することを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 パッキンが該固定部材と該集積回路素子
    との間に設けられ、流動性のある接合材料が該集積回路
    素子と該ヒートシンクの間に配置される場合に、該パッ
    キンが該流動性のある接合材料のためのシールを形成す
    ることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
  10. 【請求項10】 該固定部材は窪みを有し、流動性のあ
    る接合材料が該集積回路素子と該ヒートシンクの間に配
    置される場合に、該窪みがはみだした接合材料を蓄える
    ことができることを特徴とする請求項6に記載の電子装
    置。
  11. 【請求項11】 該固定部材は環状部と該環状部から内
    部に延びるステージ部とからなり,該集積回路素子は該
    ステージ部に載るようにしたことを特徴とする請求項6
    に記載の電子装置。
  12. 【請求項12】 該基板はヒートシンクを該集積回路素
    子に押しつける際に該基板にかかる力を分散するための
    台座を有することを特徴とする請求項1から11のいず
    れか1項に記載の電子装置。
  13. 【請求項13】 該ヒートシンクはねじ穴を有し、該ね
    じ穴にねじをしめていくことで該ヒートシンクを該集積
    回路素子から引き剥がすことができるようにしたことを
    特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の電
    子装置。
  14. 【請求項14】 複数の集積回路素子が該基板に搭載さ
    れ且つ複数のヒートシンクがそれぞれの集積回路素子に
    保持される場合、該複数のヒートシンクをバネ付きスペ
    ーサを用いて該複数の集積回路素子に一括で加圧される
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記
    載の電子装置。
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