JP2000021569A - 有機発光デバイス - Google Patents

有機発光デバイス

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JP2000021569A
JP2000021569A JP10191191A JP19119198A JP2000021569A JP 2000021569 A JP2000021569 A JP 2000021569A JP 10191191 A JP10191191 A JP 10191191A JP 19119198 A JP19119198 A JP 19119198A JP 2000021569 A JP2000021569 A JP 2000021569A
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JP
Japan
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capacitor
light emitting
light
organic light
scanning line
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JP10191191A
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English (en)
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Ritsuo Inaba
律夫 稲葉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光輝度の上昇、大面積化を可能とするこ
と。 【解決手段】 面発光素子である有機発光素子14を複
数個並べて構成される有機発光デバイスであって、各発
光画素の発光面近傍にコンデンサー15を設けて、その
コンデンサー15に蓄えられた電荷から供給される電流
で発光することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精細度のディス
プレーの駆動を行う有機発光デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の平面型のディスプレーの実現に
は、ブラウン管のように一点の発光を平面上を走査して
その残光で平面発光を行うか、複数本の信号を一列に並
べて同時にその一列を発光させて順次他の列を発光させ
る、いわゆる単純マトリックス駆動方式が一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の駆動方式の課題
として、発光部は常に一点であるか一ラインであるため
に、発光面積を広くするか、または発光線の密度を増加
させたりする場合には発光部(点または線)のエネルギ
ー密度を増加させなければならない。
【0004】有機発光ディスプレーにおいても同様の課
題を有しており、発光部のエネルギーの増加は、熱の問
題、信号のリーク、電圧の増加、発光の飽和、応答速度
の限界等の様々な課題が発生するために、その上限が限
られてくる。
【0005】その欠点を補うために、いわゆるアクティ
ブマトリックス構造を取るときには単純マトリックス構
造の限界を大幅に拡げることが可能となるが、その構造
は複雑になる。しかし、ディスプレーの大型化または高
精度化を目指す時には非常に有効な方式である。
【0006】アクティブマトリックス駆動が有効なディ
スプレーとして液晶デバイスが上げられる。液晶におい
ても当初ダイオードを用いた受動回路で構成されるアク
ティブマトリックス表示方法が検討されてきたが、特性
が悪いため普及には至らないで、シリコンを用いた現在
のアクティブマトリックスに至っている。
【0007】有機発光素子と液晶との基本的な相違は、
液晶は光の透過を制御するための素子で自らは光を発し
ない。そのために発光を制御するための回路において
も、液晶をコンデンサーと見なして、コンデンサーに蓄
積された電荷の制御で良いが、有機発光デバイスは各素
子内で電気ー光変換を行うものである。
【0008】その差はエネルギー(電流または電圧で供
給される)の制御を行うか行わないかで、液晶は行わな
いし、有機発光素子は行うことに大きな違いがある。一
般的にはエネルギーが大きければ大きいほどその制御は
難しくなるが、有機発光素子においても各発光素子への
電力の供給とその制御は問題となっていて、現在は最も
単純な回路が実現しているだけである。
【0009】具体的には発光エネルギーの供給方法で、
各画素に発光エネルギーを供給するかしないかで、有機
発光素子は発光のエネルギーはもちろん、制御のための
信号等をあわせて各画素に供給しなければならない。
【0010】シリコン上にFETを2個または4個設け
てアクティブマトリックス素子での実験が報告されてい
るが、各素子を単純に並べただけで、平面上にディスプ
レーとしての実験には至っていない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の単純マト
リックス駆動方式の欠点、すなわち発光点が短い時間だ
け点灯していて、他の走査線が動作している時間は点灯
しないものを、発光時間を長く取るために、以下の方法
を取る。
【0012】走査線が動作して発光点に電力が供給され
ている時間内に発光素子を発光させるとともに、その時
間内に走査線が駆動していない時間も発光素子が発光可
能とするために、必要とする電流を蓄積するコンデンサ
ーを各画素に設けて、非点灯時間はコンデンサーに蓄え
られた電荷をコンデンサーから取り出して、一フレーム
内の走査線が動作しない時間においても発光素子を長時
間発光させるものである。
【0013】さらに、コンデンサーに蓄えられた電荷
が、走査線が動作しない時間においてもコンデンサーに
蓄積した電荷が走査線または信号線から逆流することを
防止するための電流をコンデンサーが接続されているそ
の発光画素のみに流すためのダイオードが必要となる
が、有機発光素子を発光素子として用いるとともに逆流
防止のためのダイオードとして用いるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。図1に本発明の一実
施の形態に係る有機発光ディスプレーデバイスのマトリ
ックス構図における電極構成と接続方法を示す。
【0015】図1において、11は信号線(複数本並列
に接続して同時に動作させる)で、同時に各画素に発光
量に応じた電流を供給する。12は走査線で、信号線1
1に供給された一列の発光線を順次画面を走査するため
に用いる。13は電流逆流防止用のダイオードを示す。
14は有機発光ディスプレーの発光画素となる有機発光
素子を示し、15は電荷蓄積用のコンデンサーを示す。
【0016】実際の動作は走査線12を動作状態に選択
しておき、信号線11に輝度に応じた信号電流を流すと
信号線11の電流の一部は発光素子14に流れ、一部は
コンデンサー15を充電する。
【0017】次の時間は次の走査線が選択されるが、前
の走査線に接続されて発光した時に充電されたコンデン
サー15からは、逆流防止のダイオード13が接続され
ているために、コンデンサーに蓄積された電荷は発光画
素領域以外には流れない。
【0018】さらに他の走査線が駆動されている時で
も、発光素子14にはコンデンサー15に充電された電
荷が放電電流が流れることによって発光を継続する。こ
のように、他の走査線が他の発光画素を走査して発光さ
せている時にも発光画素14はコンデンサーが放電し終
わるまで発光を持続する。
【0019】図2に図1に示す走査線と信号線が交差す
る一つの発光領域の構造図を示し、発光画素と逆流防止
用のダイオードとの構造図を示す。
【0020】一つの発光領域を二組の発光領域21と2
2に分ける。発光領域21と発光領域22の面積は、発
光領域21は小領域とし、発光領域22は大面積に取
る。発光領域21の発光画素領域の主たる機能は、図1
のダイオードの機能としての電流逆流防止機能を持たせ
るもので、有機発光素子はダイオードとしても優れた機
能を有しているので、ここではダイオード特性を利用す
るものである。一方、発光領域22は通常の有機発光素
子の発光機能を主として担うものである。
【0021】もちろん、ダイオードは通常の半導体を用
いたものを設けても良いし、その場合にはダイオードの
順方向のバイアス電圧が小さいために駆動電圧が小さく
なる利点があるが、ダイオードを作る行程が増大する。
それに比較して、有機発光素子を二分して機能を分けて
用いるものは、ダイオードと発光素子の作製プロセスが
同一であるため、その効果は大きい。
【0022】コンデンサーの容量は出来る限り大きいこ
とが望ましいが、必ずしも一走査時間すべてを発光素子
が点灯している必要が無く、一例として走査時間周期の
3分の1の時間発光しているだけでもその効果は大き
い。
【0023】コンデンサーの設置場所は、必ずしも発光
画素の横に設置する必要は無い。近傍であれば良いもの
である。一例として、図3に示す基板の裏側に設ける構
成例を示す。
【0024】図3において、31は透明電極、32は有
機発光材料、33はカソード電極、34は絶縁性基板
で、絶縁性基板34に基板を貫通した電流通過部を設け
てコンデンサー35を有機発光面の反対側に設けるもの
である。もちろんコンデンサー35への電力の供給源と
なる信号線または走査線のどちらか一方を基板の反対側
に持っていってもかまわない。
【0025】尚、コンデンサーは、ガラスまたは金属等
を用いた基板上に各画素に対応した大きさと容量でなる
セラミックコンデンサーを用いた構成でもよい。また、
コンデンサーは、フィルムを積層して成るコンデンサー
を用いた構成でもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、有機発光素子を
複数個並べて有機発光ディスプレーとして用いる場合
に、単純マトリックス構造では、大面積化の場合には輝
度を大きくとれないことと高精度化が出来ないことを改
善するもので、そのために信号電流をコンデンサーにた
めておき、非発光時間に相当する期間も発光を継続させ
るものである。
【0027】有機発光素子はダイオード特性を有するた
めに、発光機能と電流防止とする本来のダイオード特性
の両方の機能を合わせて使用するものである。
【0028】従来、単純マトリックス構造では100分
の1程度の時間しか発光しなかったものを、10倍以上
に発光時間を延ばすことが可能となった。その倍率だけ
発光輝度の上昇または大面積化が可能となった。
【0029】このことは、発光密度を10分の1に下げ
ることが出来ることで、本発明の最も大きな主張点であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機発光デバイスのマトリックス構成
における電極構成と接続方法を示す図
【図2】本発明の走査線と信号線が交差する一つの発光
領域の構造における発光画素と逆流防止用のダイオード
との構造図
【図3】(a)本発明における基板の裏側に設ける構成
例を示す斜視図 (b)同断面図
【符号の説明】
11 信号線 12 走査線 13 逆流防止ダイオード 14 発光素子 15 コンデンサー 21 小領域発光素子兼ダイオード 22 大領域発光素子 31 透明電極 32 有機発光材料 33 信号線 34 基板 35 コンデンサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】面発光素子を複数個並べて構成される有機
    発光デバイスであって、各発光画素の発光面近傍にコン
    デンサーを設けて、そのコンデンサーに蓄えられた電荷
    から供給される電流で発光することを特徴とする有機発
    光デバイス。
  2. 【請求項2】コンデンサーは、ガラスまたは金属等を用
    いた基板上に各画素に対応した大きさと容量でなるセラ
    ミックコンデンサーを用いた請求項1記載の有機発光デ
    バイス。
  3. 【請求項3】コンデンサーは、フィルムを積層して成る
    コンデンサーを用いた請求項1記載の有機発光デバイ
    ス。
  4. 【請求項4】有機発光画素を、逆流防止用のダイオード
    とコンデンサー間に接続して用いることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の有機発光デバイス。
  5. 【請求項5】電流防止用のダイオードを、有機発光素子
    の一部を分割して用いてなることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の有機発光デバイス。
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