JP2000021542A - 電気接続箱のバスバーのレーザ溶接方法 - Google Patents

電気接続箱のバスバーのレーザ溶接方法

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JP2000021542A JP10184370A JP18437098A JP2000021542A JP 2000021542 A JP2000021542 A JP 2000021542A JP 10184370 A JP10184370 A JP 10184370A JP 18437098 A JP18437098 A JP 18437098A JP 2000021542 A JP2000021542 A JP 2000021542A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスバーにタブ端子をレーザ溶接するときに
発生するスパッタ等が、タブ端子の端子部に付着するの
を防止できるようにする。 【解決手段】 電気接続箱に収容されるバスバー7のパ
ターン部に別体のタブ端子7dの曲げしろ部7eを当て
がい、この曲げしろ部7eをパターン部にレーザ溶接す
るレーザ溶接方法であって、レーザ溶接時に、レーザ溶
接部aに向けて、所定の角度Dから所定の風速Eで気体
Aを噴射して、レーザ溶接時に発生するスパッタ等をレ
ーザ溶接部aから外方へ吹き飛ばす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱に収容
するバスバーのレーザ溶接方法に関し、特に、バスバー
にタブ端子をレーザ溶接するときに発生するスパッタ等
が、タブ端子の端子部に付着するのを防止できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤーハーネス等を種々の電
装品に分岐接続するのに用いられる電気接続箱は、分岐
接続点を1個所に集中させて、配線を合理的かつ経済的
に分岐接続するものであり、ワイヤーハーネスの高密度
化に伴って、車種別又は用途別に種々の形式のものが開
発されている。
【0003】上記のような電気接続箱としては、図7に
示すように、プレス金型でフープ材6からバスバー7A
〜7Cをそれぞれ打ち抜き、この各バスバー7A〜7C
のパターン部からタブ端子7a,7bを上下方向にそれ
ぞれ切り起こすと共に、各バスバー7A〜7Cの間に絶
縁板8A〜8Cをそれぞれ介設して積層し、これを電気
接続箱9のアッパーケース9Aとロアケース9Bとに収
容したものが有る。
【0004】上記各バスバー7A〜7Cの内、図6に示
すような1個のバスバー7を例にとれば、バスバー7の
パターン部の端部には、上向きのタブ端子7a−1〜7
a−3と下向きのタブ端子7b−1〜7b−4がそれぞ
れ一体形成されている。バスバー7のパターン部から長
いタブ端子7a−1〜,7b−1〜を切り起こすために
は、パターン部にタブ端子7a−1〜,7b−1〜の切
り起こしのためのスペースが必要となる。
【0005】このように、タブ端子7a,7bの切り起
こしのための広いスペースがデッドスペースとなって、
バスバー7を小型・高密度化できないので、バスバー積
層数を減少できない。
【0006】このため、図5に示すように、バスバー7
のパターン部の上面に、別体のタブ端子7dの曲げしろ
部7eを当てがって、この曲げしろ部7eをパターン部
にレーザ溶接aすることが考えられる。
【0007】このようなバスバー構造とすることによ
り、タブ端子の切り起こし等のための広いスペースが不
要となり、これらのスペースに別のパターン部を増設す
ることができるから、パターン部が高密度化ができるの
で、バスバー積層数を減少できるようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タブ端
子7dの曲げしろ部7eをバスバー7のパターン部のレ
ーザ溶接する際に、レーザビームを照射すると、レーザ
溶接部から金属の溶融物であるスパッタが粒状となって
周囲に飛び散ると同時に、切削油、メッキなどに含まれ
るカーボンの煤や合金中の金属酸化物の混合物も周囲に
飛び散って、タブ端子7dの端子部7fに付着すると、
端子接続(接点)部分に接触不良が生じやすくなって、
端子接続の信頼性が低下するという問題があった。
【0009】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、バスバーにタブ端子をレーザ溶接するとき
に発生するスパッタ等が、タブ端子の端子部に付着する
のを防止できるようにした電気接続箱のバスバーの溶接
方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電気接続箱に収容されるバスバーのパタ
ーン部に別体のタブ端子の曲げしろ部を当てがい、この
曲げしろ部をパターン部にレーザ溶接するレーザ溶接方
法であって、上記レーザ溶接時に、レーザ溶接部に向け
て、所定の角度から所定の風速で気体を噴射して、レー
ザ溶接時に発生するスパッタ等をレーザ溶接部から外方
へ吹き飛ばすようにしたことを特徴とする電気接続箱の
バスバーのレーザ溶接方法を提供するものである。
【0011】本発明によれば、レーザ溶接時に、レーザ
溶接部に気体を噴射することにより、レーザ溶接時に発
生するスパッタ等がレーザ溶接部から外方へ吹き飛ばさ
れるようになる。
【0012】請求項2のように、上記気体は、アルゴン
や窒素のような不活性ガスであると、気体が空気である
ときのようにレーザ溶接部の溶湯に空気による酸化物が
巻き込まれるのが防止できる。
【0013】請求項3のように、上記所定の角度は、レ
ーザ溶接方向に対して、略直角であると、スパッタ等が
レーザ溶接部の周囲に広く飛び散りにくくなる。
【0014】請求項4のように、上記所定の風速は、1
00m/sec以上であると、スパッタ等が効果的に外
方へ吹き飛ばされる。この風速は、実際上は120m/
sec程度が最適である。
【0015】請求項5のように、上記レーザ溶接時に、
衝立て部材でタブ端子の端子部をマスキングすると、ス
パッタ等がタブ端子の端子部に付着するのが確実に防止
できる。
【0016】請求項6のように、上記衝立て部材は、飛
び散って付着したスパッタ等を保持する素材であると、
衝立て部材に付着したスパッタ等が冷えて固化したとき
に衝立て部材から落下しないので、スパッタ等が周囲に
飛び散るのが防止できる。
【0017】請求項7のように、上記衝立て部材のマス
キング部の当接部に、端子部の一方の側縁を当接させる
と共に、マスキング部の開閉可能なチャック部を端子部
の他方の側縁に当接させて、上記当接部とチャック部の
間で端子部の両側縁をチャックすると、チャックにより
端子部の接触面に傷が付きにくくなる。
【0018】請求項8のように、上記レーザ溶接時に、
衝立て部材のマスキング部に連なって形成された押え付
け部で、タブ端子の曲げしろ部をバスバーのパターン部
に押え付けて、曲げしろ部の浮き上がりを矯正すると、
レーザ溶接不良が有効に防止できる。
【0019】請求項9のように、上記レーザ溶接時に、
押え付け部に形成された位置決め凸部を、バスバーのパ
ターン部を載置した受け台に形成された位置決め凹部に
嵌入して、タブ端子を位置決めすると、タブ端子を位置
決めした状態で正確な位置にレーザ溶接できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0021】図1は第1実施形態のバスバー7のレーザ
溶接方法である。
【0022】図1(a)(b)に示すように、L字状に
折り曲げた別体のタブ端子7dを用意し、バスバー7の
パターン部の端部の上面に、タブ端子7dを曲げしろ部
7eを当てがう。そして、このタブ端子7dの曲げしろ
部7eを、ほぼ真上からレーザビームLBでレーザ溶接
aする。
【0023】このレーザ溶接時に、エアー(空気)ノズ
ル10から、レーザ溶接部aに向けて所定の角度Dから
所定の風速EでエアーAを噴射する。
【0024】上記ノズル10からは、エアーAに代え
て、アルゴンや窒素のような不活性ガスを噴射するのが
好ましい。すなわち、噴射するのがエアーAであると、
レーザ溶接部aの溶湯に空気による酸化物が巻き込まれ
るおそれがあるが、不活性ガスであれば、このようなお
それがなくなるからである。
【0025】上記ノズル10からエアーAを噴射する角
度Dは、レーザ溶接方向に対して、略直角の位置D1で
あるのが最も好ましい。この位置D1であれば、スパッ
タ等がレーザ溶接部aの周囲に広く飛び散りにくくな
る。しかし、レーザ溶接方向に対して、略直45度の位
置D2までの範囲であれば実用上は差し支えない。
【0026】上記ノズル10から噴射するエアーAの風
速Eは、例えばタブ端子7が1.3mm幅でバスバー7
に2枚重ねしていて、レーザビームLBのエネルギーが
25ジュール程度のときに100m/sec以上であ
り、この風速Eであれば、スパッタ等を効果的に外方へ
吹き飛すことができる。この風速は、実際上は120m
/sec程度が最適である。
【0027】第1実施形態のレーザ溶接方法であれば、
ノズル10から噴射されるエアーAにより、レーザ溶接
時に発生するスパッタ等がレーザ溶接部aから外方へ吹
き飛ばされるようになるから、スパッタ等がタブ端子7
dの端子部7fに付着するのが未然に防止できるので、
端子接続(接点)部分に接触不良が生じなくなって、端
子接続の信頼性が向上する。
【0028】図2は第2実施形態のバスバー7のレーザ
溶接方法である。
【0029】図2(a)(b)に示すように、L字状に
折り曲げた別体のタブ端子7dを用意し、バスバー7の
パターン部の端部の上面に、タブ端子7dを曲げしろ部
7eを当てがう。そして、このタブ端子7dの曲げしろ
部7eを、ほぼ真上からレーザビームLBでレーザ溶接
aする。
【0030】このレーザ溶接時に、エアー(空気)ノズ
ル10から、レーザ溶接部aに向けて所定の角度Dから
所定の風速EでエアーAを噴射する。
【0031】ここまでは、第1実施形態のレーザ溶接方
法と同じであるが、第2実施形態のレーザ溶接方法で
は、レーザ溶接時に、板状の衝立て部材11でタブ端子
7dの端子部7fをマスキングする。
【0032】この衝立て部材11は、図2の例のよう
に、複数個のタブ端子7dを横に並べた状態で連続的に
レーザ溶接するような場合には、複数個のタブ端子7d
を一度にマスキングできるような形状に形成する。この
場合には、衝立て部材11のエアーAの噴射方向と反対
側には、エアーAにより外方へ吹き飛ばされたスパッタ
等がそれ以上に飛び散らないようにカバーする横壁部1
1aを形成するのが好ましい。なお、この横壁部11a
は、例えば右端のタブ端子7dをレーザ溶接するときに
は、この右端のタブ端子7dのすぐ左側に位置するとい
うように、タブ端子7dの横並び方向に移動できるよう
にしても良い。
【0033】第2実施形態のレーザ溶接方法であれば、
レーザ溶接時に、タブ端子7dの端子部7fをマスキン
グする衝立て部材11により、スパッタ等がタブ端子7
dの端子部7fに付着するのが確実に防止できる。
【0034】上記衝立て部材11は、飛び散って付着し
たスパッタ等を保持する素材、例えばプラスチックや粘
着テープを貼付たものであると、衝立て部材11に付着
したスパッタ等が冷えて固化したときに衝立て部材11
から落下しないので、スパッタ等が周囲に飛び散るのが
防止できる。
【0035】図3及び図4は第3実施形態のレーザ溶接
方法である。
【0036】図3に示すように、衝立て部材12は、タ
ブ端子7dの端子部7fをマスキングするマスキング部
12aと、このマスキング部12aの下部に連なり逆L
字状に折り曲げて形成された押え付け部12bとを有
し、この押え付け部12bでタブ端子7dの曲げしろ部
7eをバスバー7のパターン部に上方から押え付けるよ
うになっている。
【0037】この押え付け部12bの上部には、タブ端
子7dの折り曲げ部7eのレーザ溶接位置(×位置を参
照)に対応する穴12fがあけられると共に、押え付け
部12bの両側には、下向きに折り曲げられた位置決め
凸部12cが形成されている。
【0038】この位置決め凸部12cは、図4に示すよ
うに、押え付け部12bでタブ端子7dの曲げしろ部7
eをバスバー7のパターン部に上方から押え付ける時
に、バスバー7のパターン部を載置した受け台13に形
成された位置決め凹部13aに嵌入されると、バスバー
7のパターン部に対して、タブ端子7dを幅方向を位置
決めするようになる。なお、上記受け台13に、バスバ
ー7のパターン部を嵌入する凹溝13bを形成すると、
バスバー7のパターン部も幅方向に位置決めできて、バ
スバー7及びタブ端子7dの位置決め精度がより向上す
る。
【0039】上記衝立て部材12のマスキング部12a
の裏面側には、タブ端子7dの端子部7fの一方の側縁
(図では左側縁)7gを当接させる当接部12dを折り
曲げて形成すると共に、この当接部12dに対向する爪
状のチャック部12eを当接部12dに対して開閉可能
に支持する。そして、このチャック部12eを端子部7
fの他方の側縁(図では右側縁)7hに当接させて、上
記当接部12dとチャック部12eの間で端子部7fの
両側縁7g,7hをチャックするようにする。
【0040】第3実施形態のレーザ溶接方法では、タブ
端子7dの端子部7fの両側縁7g,7hを衝立て部材
12の当接部12dとチャック部12eとの間でチャッ
クした状態で、押え付け部12bによりタブ端子7dの
曲げしろ部7eをバスバー7のパターン部に上方から押
え付ける。このとき、押え付け部12bの位置決め凸部
12cがバスバー7のパターン部を載置した受け台13
の位置決め凹部13aに嵌入される。
【0041】そして、この状態で、衝立て部材12の押
え付け部12の穴12fを利用して、タブ端子7dの曲
げしろ部7eをバスバー7のパターン部に対して、ほぼ
真上からレーザビームLBでレーザ溶接aする。
【0042】第3実施形態のレーザ溶接方法であれば、
レーザ溶接時に、タブ端子7dの端子部7fをマスキン
グする衝立て部材12のマスキング部12aにより、ス
パッタ等がタブ端子7dの端子部7fに付着するのが確
実に防止できる。
【0043】また、衝立て部材12のマスキング部12
aの当接部12dとチャック部12eの間で端子部7f
の両側縁7g,7hをチャックするから、チャックによ
り端子部7fの接触面に傷が付きにくくなる。
【0044】さらに、衝立て部材12の押え付け部12
bで、タブ端子7dの曲げしろ部7eをバスバー7のパ
ターン部に押え付けることにより、曲げしろ部7eの浮
き上がりが矯正されるから、レーザ溶接不良が有効に防
止できる。
【0045】さらにまた、衝立て部材12の押え付け部
12bの位置決め凸部12cを、バスバー7のパターン
部を載置した受け台13の位置決め穴凹部13aに嵌入
して、タブ端子7dをバスバー7のパターン部に対して
位置決めすると、タブ端子7dを位置決めした状態で正
確な位置にレーザ溶接ができる。
【0046】上記レーザ溶接の場合では、抵抗溶接、ア
ーク溶接、超音波溶接等と比較して、レーザビームLB
は非接触であるため簡単な治具のみで確実にタブ端子7
dを溶接できると共に、1個所当たりの溶接秒数が短時
間であるため量産性が良好であり、また、レーザビーム
LBはビーム径が細いためタブ端子7dを狭ピッチ化で
きて設計の配線自由度が向上するという利点が有る。
【0047】また、各種のレーザ溶接の内、YAGレー
ザ溶接は、非接触であること、熱影響層が少ないこと、
消費電力が少なく装置が小型であること、光ファイバー
が使えるために3次元溶接に容易に使えること、ビーム
を多分割して多点同時溶接が可能であり、したがって、
自動化が容易であるために生産コスト低減が著しい等の
理由から最適である。
【0048】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のバスバーの溶接方法は、レーザ溶接時に、レーザ溶
接部に気体を噴射することにより、レーザ溶接時に発生
するスパッタ等がレーザ溶接部から外方へ吹き飛ばされ
るようになるから、スパッタ等がタブ端子の端子部に付
着するのが未然に防止できるので、端子接続(接点)部
分に接触不良が生じなくなって、端子接続の信頼性が向
上するようになる。
【0049】請求項2のように、噴射する気体がアルゴ
ンや窒素のような不活性ガスであると、気体が空気であ
るときのようにレーザ溶接部の溶湯に空気による酸化物
が巻き込まれるのが防止できる。
【0050】請求項3のように、気体の噴射する角度が
レーザ溶接方向に対して、略直角であると、スパッタ等
がレーザ溶接部の周囲に広く飛び散りにくくなる。
【0051】請求項4のように、気体の噴射する風速が
100m/sec以上であると、スパッタ等が効果的に
外方へ吹き飛ばされる。
【0052】請求項5のように、レーザ溶接時に、衝立
て部材でタブ端子の端子部をマスキングすると、スパッ
タ等がタブ端子の端子部に付着するのが確実に防止でき
る。
【0053】請求項6のように、衝立て部材が飛び散っ
て付着したスパッタ等を保持する素材であると、衝立て
部材に付着したスパッタ等が冷えて固化したときに衝立
て部材から落下しないので、スパッタ等が周囲に飛び散
るのが防止できる。
【0054】請求項7のように、衝立て部材のマスキン
グ部の当接部に、端子部の一方の側縁を当接させると共
に、マスキング部の開閉可能なチャック部を端子部の他
方の側縁に当接させて、上記当接部とチャック部の間で
端子部の両側縁をチャックすると、チャックにより端子
部の接触面に傷が付きにくくなる。
【0055】請求項8のように、衝立て部材の押え付け
部で、タブ端子の曲げしろ部をバスバーのパターン部に
押え付けて、曲げしろ部の浮き上がりを矯正すると、レ
ーザ溶接不良が有効に防止できる。
【0056】請求項9のように、衝立て部材の押え付け
部の位置決め凸部を、バスバーのパターン部を載置した
受け台の位置決め凹部に嵌入して、タブ端子を位置決め
すると、タブ端子を位置決めした状態で正確な位置にレ
ーザ溶接できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のレーザ溶接方法であ
り、(a)は側面図、(b)は背面図である。
【図2】 第2実施形態のレーザ溶接方法であり、
(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図3】 第3実施形態のレーザ溶接方法の斜視図であ
る。
【図4】 第3実施形態のレーザ溶接方法の背面図であ
る。
【図5】 先行技術のバスバーとタブ端子の溶接状態の
断面図である。
【図6】 従来のバスバー構造の斜視図である。
【図7】 従来のバスバーの加工及び組み立て要領の分
解斜視図である。
【符号の説明】
7 バスバー 7d タブ端子 7e 曲げしろ部 7f 端子部 10 ノズル 11,12 衝立て部材 12a マスキング部 12b 押え付け部 12d 当接部 12e チャック部 13 受け台 LB レーザビーム A エアー a レーザ溶接部 D 角度 E 風速
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂 喜文 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 荒木 優 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 4E068 CA14 CG01 CH07 CH08 CJ01 DA09 5E051 LA03 LB10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱に収容されるバスバーのパタ
    ーン部に別体のタブ端子の曲げしろ部を当てがい、この
    曲げしろ部をパターン部にレーザ溶接するレーザ溶接方
    法であって、 上記レーザ溶接時に、レーザ溶接部に向けて、所定の角
    度から所定の風速で気体を噴射して、レーザ溶接時に発
    生するスパッタ等をレーザ溶接部から外方へ吹き飛ばす
    ようにしたことを特徴とする電気接続箱のバスバーのレ
    ーザ溶接方法。
  2. 【請求項2】 上記気体は、アルゴンや窒素のような不
    活性ガスである請求項1に記載の電気接続箱のバスバー
    のレーザ溶接方法。
  3. 【請求項3】 上記所定の角度は、レーザ溶接方向に対
    して、略直角である請求項1又は請求項2に記載の電気
    接続箱のバスバーのレーザ溶接方法。
  4. 【請求項4】 上記所定の風速は、100m/sec以
    上である請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電気接
    続箱のバスバーのレーザ溶接方法。
  5. 【請求項5】 上記レーザ溶接時に、衝立て部材でタブ
    端子の端子部をマスキングする請求項1〜請求項4のい
    ずれかに記載の電気接続箱のバスバーのレーザ溶接方
    法。
  6. 【請求項6】 上記衝立て部材は、飛び散って付着した
    スパッタ等を保持する素材である請求項5に記載の電気
    接続箱のバスバーのレーザ溶接方法。
  7. 【請求項7】 上記衝立て部材のマスキング部の当接部
    に、端子部の一方の側縁を当接させると共に、マスキン
    グ部の開閉可能なチャック部を端子部の他方の側縁に当
    接させて、上記当接部とチャック部の間で端子部の両側
    縁をチャックする請求項5又は請求項6に記載の電気接
    続箱のバスバーのレーザ溶接方法。
  8. 【請求項8】 上記レーザ溶接時に、衝立て部材のマス
    キング部に連なって形成された押え付け部で、タブ端子
    の曲げしろ部をバスバーのパターン部に押え付けて、曲
    げしろ部の浮き上がりを矯正する請求項5〜請求項7の
    いずれかに記載の電気接続箱のバスバーのレーザ溶接方
    法。
  9. 【請求項9】 上記レーザ溶接時に、押え付け部に形成
    された位置決め凸部を、バスバーのパターン部を載置し
    た受け台に形成された位置決め凹部に嵌入して、タブ端
    子を位置決めする請求項8に記載の電気接続箱のバスバ
    ーのレーザ溶接方法。
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JP2007144435A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Denso Corp レーザ溶接装置
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KR101724114B1 (ko) * 2015-10-29 2017-04-07 (주)풍산시스템 차단 가이드 및 이를 포함하는 레이저 용접 툴

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