JP2000021196A - 半導体記憶装置および半導体試験方法 - Google Patents

半導体記憶装置および半導体試験方法

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JP2000021196A
JP2000021196A JP10188463A JP18846398A JP2000021196A JP 2000021196 A JP2000021196 A JP 2000021196A JP 10188463 A JP10188463 A JP 10188463A JP 18846398 A JP18846398 A JP 18846398A JP 2000021196 A JP2000021196 A JP 2000021196A
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memory
spare
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Mitsuhiro Hamada
光洋 浜田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テスト時間の短縮化、およびテスタの低コス
ト化を図ることが可能な半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 各行をラインモードテストし、各列のメ
モリセルが不良か否かをMPR5で判定し、各列の不良
ビット数をFBC7でカウントする。不良ビット数が多
い順にコラム・スペア4の数のMPR5の判定機能をマ
スクした後、再度各行をラインモードテストし、判定回
路6の出力信号P,Fに基づいて、残りの不良ビットを
ロウ・スペア3で救済できるか否かを判定する。各メモ
リセルごとにデータを読出していた従来に比べ、テスト
時間の短縮化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置お
よび半導体試験方法に関し、特に、行列状に配列された
複数のメモリセル、複数のメモリセルのうちの不良なメ
モリセルを含むメモリセル行と置換するための少なくと
も1つのスペアメモリセル行、および複数のメモリセル
のうちの不良なメモリセルを含むメモリセル列と置換す
るための少なくとも1つのスペアメモリセル列を備えた
半導体記憶装置、およびそのような半導体記憶装置をテ
ストする半導体試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体メモリにおいては、歩
留りの向上などの観点から冗長性回路が設けられ、この
冗長性回路を用いて不良ビットを救済することが行なわ
れている。この冗長性回路は、予備の行(ロウ・スペ
ア)および予備の列(コラム・スペア)を備え、不良ビ
ットが存在する行または列をロウ・スペアまたはコラム
・スペアで置換するものである。
【0003】また、不良ビットが半導体メモリ内に存在
するか否かを検出し、かつ不良ビットが検出された場合
に上記冗長性回路を用いてこの不良ビットを救済するこ
とができるか否かを判定するために、従来から半導体メ
モリの試験が行なわれている。
【0004】図13は、半導体メモリ31の試験を行な
うための半導体試験装置(以下、テスタと称す)32の
構成を示すブロック図である。図13を参照して、この
テスタ32は、半導体メモリ31に試験パターンを与え
るパターン発生器33と、半導体メモリ31から出力さ
れるデータが正しいかどうかを判定し、不良ビットを判
別するパス/フェイル判定器34と、パス/フェイル判
定器34の判定結果に基づいて救済可否判定を行なう救
済可否判定装置35とを含む。
【0005】半導体メモリ31内には、図14に示すよ
うに、複数行複数列(図では4行4列)に配列された複
数のメモリセルMCを含むメモリアレイ36が設けられ
ている。また、テスタ32の救済可否判定装置35内に
は、同図に示すように、パス/フェイル判定器34の判
定結果に基づいて半導体メモリ31の不良ビットを記憶
する不良ビットメモリ37と、不良ビットメモリ37に
記憶された各行の不良ビット数をカウントする行不良ビ
ットカウンタ38と、不良ビットメモリ37に記憶され
た各列の不良ビット数をカウントする列不良ビットカウ
ンタ38とが設けられている。
【0006】次に、図15のフローチャートに従って、
テスタ32における試験および救済可否判定動作につい
て説明する。まず、ステップS31で半導体メモリ31
の試験を実施する。すなわち、ステップS31aで半導
体メモリ31にパターン発生器33によって試験パター
ンを印加する。このとき、半導体メモリ31内部の全メ
モリセルの1つ1つに順番に試験データを書込んでいく
ため、T=Ts×Nだけの時間Tを要する。ただし、T
sは1動作サイクル時間、Nは半導体メモリ31のビッ
ト数である。
【0007】次いで、ステップS31bで半導体メモリ
31内部の全メモリセルのデータを1つずつ読出し、パ
ス/フェイル判定器34によって各データが正しいかど
うかを判定し、不良ビットを判別する。
【0008】次いで、ステップS32で、半導体メモリ
31の不良ビットのアドレスに相当する不良ビットメモ
リ37のアドレスに不良ビットである旨を記憶する。図
14において「×」は不良ビットであることを示す。
【0009】次いで、ステップS33で、不良ビットメ
モリ37に記憶した不良ビットに基づいて救済可否判定
を実施する。すなわち、各行および各列の不良ビット数
を不良ビットカウンタ37,38によってカウントし、
そのカウント値に基づいて救済が可能であるか否かを一
定のアルゴリズム(図示せず)に従って判定していく。
救済が可能な場合は不良な行および列をロウ・スペアお
よびコラム・スペアで置換し、救済が不可能な場合はそ
の半導体メモリ31は不良品として廃棄される。
【0010】一方、半導体メモリ31の試験時間は半導
体メモリ31のメモリ容量の増加とともに長時間化して
おり、処理能力およびテストコストの観点から大きな問
題となっている。このため、この半導体メモリ31の試
験時間を短くするために、1行分のメモリセルを同時に
テストできる手法(以下、ラインモードテストと称す)
が提案されている。
【0011】次に、このラインモードテストについて簡
単に説明する。図16は、半導体メモリ31内部のメモ
リアレイ36を示している。説明の簡単化のため、メモ
リアレイ36は4行X0〜X3、4列Y0〜Y3のメモ
リセルMCを含むものとする。
【0012】図16において、従来の半導体メモリ31
の試験では、(X0,Y0)→(X1,Y0)→(X
2,Y0)→(X3,Y0)→(X0,Y1)→…→
(X3,Y3)というように1ビットずつメモリセルに
アクセスしていく。つまり、この試験では全メモリセル
にアクセスするためには16回の動作が必要である。こ
れに対して、ラインモードテストでは、1回の動作でX
0の1行すなわち(X0,Y0),(X0,Y1),
(X0,Y2),(X0,Y3)の4ビットのメモリセ
ルにアクセスするため、この例では合計4回のアクセス
で全メモリセルにアクセスできる。
【0013】したがって、Nビットの半導体メモリ31
の試験では、全メモリセルにアクセスするためには、従
来の試験方法ではT=Ts×Nだけの時間Tを要するの
に対し、ラインモードテストでは、T=Ts×N0.5
けの時間ですむ。ただし、実際には、少なくとも試験デ
ータの書込と読出の2回の動作が必要となるため、通常
のテストではT=2×Ts×Nの時間Tが必要となるの
に対し、ラインモードテストではT=2×Ts×N0.5
の時間Tですむ。
【0014】然るに、このラインモードテストでは、半
導体メモリ31のパス/フェイルを行単位で判別するこ
とができるものの、各行のどのメモリセルがパス/フェ
イルであるのかを判別することはできない。すなわち、
X0、X1、X2、X3というように1行単位でテスト
を行なうため、たとえば、X0の4ビット(X0,Y
0),(X0,Y1),(X0,Y2),(X0,Y
3)のうちのいずれかがフェイルしていることは判明し
ても、その4ビットのうちのいずれがフェイルしている
かを判別することはできない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体メモリ3
1のテストは以上のように行なわれていたので、半導体
メモリ31のメモリ容量が大容量化するに従って、試験
時間が長くなるという問題があった。ラインモードテス
トを行なえば試験時間の短縮化は可能であるが、1ビッ
トごとのパス/フェイルの判定ができないため冗長性回
路による救済可否の判定には使用できない。
【0016】また、半導体メモリ31が大容量化する
と、テスタ32内の救済可否判定回路35の不良ビット
メモリ37も大容量化しなければならず、テスタ32の
装置コストが増大するという問題があった。
【0017】それゆえに、この発明の主たる目的は、テ
スト時間の短縮化、およびテスタの低コスト化を図るこ
とが可能な半導体記憶装置および半導体試験方法を提供
することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
行列状に配列された複数のメモリセル、複数のメモリセ
ルのうちの不良なメモリセルを含むメモリセル行と置換
するための少なくとも1つのスペアメモリセル行、およ
び複数のメモリセルのうちの不良なメモリセルを含むメ
モリセル列と置換するための少なくとも1つのスペアメ
モリセル列を備え、各メモリセルが不良か否かをテスト
し、不良なメモリセルの救済が可能か否かを判定するテ
ストモードを有する半導体記憶装置であって、読出手
段、第1の判定手段、非活性化手段、第2の判定手段、
カウンタ、および出力手段を備える。読出手段は、テス
トモード時に、複数のメモリセルの各々に予め書込まれ
たデータを行単位で順次並列に読出す。第1の判定手段
は、各列に対応して設けられ、対応の列のメモリセルか
ら読出手段によって読出されたデータに基づいてそのメ
モリセルが不良か否かを判定する。非活性化手段は、第
1の判定手段を外部から非活性化させるために設けられ
る。第2の判定手段は、複数の第1の判定手段の判定結
果に基づいて読出手段によってデータの読出が行なわれ
たメモリセル行が不良か否かを判定し、判定結果に応じ
た信号を外部に出力する。カウンタは、各列に対応して
設けられ、対応の第1の判定手段が不良と判定した回数
をカウントし、そのカウント値がスペアメモリセル行の
数を越えたことに応じて対応の第1の判定手段を非活性
化させる。出力手段は、各カウンタのカウント値を外部
に出力する。
【0019】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明の出力手段は、複数のカウンタのカウント値の各々
を3値以上のレベルを有する多値信号に変換し、1つず
つシリアルに出力する。
【0020】請求項3に係る発明は、行列状に配列され
た複数のメモリセル、複数のメモリセルのうちの不良な
メモリセルを含むメモリセル行と置換するための少なく
とも1つのスペアメモリセル行、および複数のメモリセ
ルのうちの不良なメモリセルを含むメモリセル列と置換
するための少なくとも1つのスペアメモリセル列を備え
た半導体記憶装置の各メモリセルが不良か否かをテスト
し、不良なメモリセルの救済が可能か否かを判定する半
導体試験方法であって、読出手段、第1の判定手段、非
活性化手段、第2の判定手段、カウンタ、および出力手
段が半導体記憶装置に設けられる。読出手段は、複数の
メモリセルの各々に予め書込まれたデータを行単位で順
次並列に読出す。第1の判定手段は、各列に対応して設
けられ、対応の列のメモリセルから読出手段によって読
出されたデータに基づいて該メモリセルが不良か否かを
判定する。非活性化手段は、第1の判定手段を外部から
非活性化させるために設けられる。第2の判定手段は、
複数の第1の判定手段の判定結果に基づいて読出手段に
よってデータの読出が行なわれたメモリセル行が不良か
否かを判定し、判定結果に応じた信号を外部に出力す
る。カウンタは、各列に対応して設けられ、対応の第1
の判定手段が不良が判定した回数をカウントし、そのカ
ウント値がスペアメモリセル行の数を越えたことに応じ
て対応の第1の判定手段を非活性化させる。出力手段
は、各カウンタのカウント値を外部に出力する。
【0021】そして、この半導体試験方法では、読出手
段に全メモリセル行のデータを順次読出させ、出力手段
の出力に基づいて、カウント値がスペアメモリセル行の
数を越えたカウンタの数をカウントし、その数がスペア
メモリセル列の数を越えた場合は救済不可能と判断して
テストを中止し、越えていない場合はカウント値が多い
順にスペアメモリセル列の数と等しい数のカウンタを選
択し、選択したカウンタに対応する第1の判定手段を非
活性化手段によって非活性化させる。次に、読出手段に
全メモリセル行のデータを再度順次読出させ、第2の判
定手段の出力信号を順次記憶するとともに、メモリセル
行が不良であることを示す信号が出力された回数をカウ
ントし、その回数がスペアメモリセル行の数を越えた場
合は救済不可能と判断してテストを中止し、全メモリセ
ル行のデータの読出が終了したときに回数がスペアメモ
リセル行の数を越えていない場合は救済可能と判断し、
非活性化された第1の判定手段に対応するメモリセル列
をスペアメモリセル列で置換し、第2の判定手段の出力
信号によって不良であることが示されたメモリセル行を
スペアメモリセル行で置換すべきと判断する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
による半導体メモリ1の概略構成を示すブロック図であ
る。図1を参照して、この半導体メモリ1は、行列状に
配列された複数のメモリセルMCを含むメモリアレイ2
と、行方向(ロウ側、Xアドレス側)の冗長性回路に含
まれる複数本(図では2本)のロウ・スペア3と、列方
向(コラム側、Yアドレス側)の冗長性回路に含まれる
複数本(図では2本)のコラム・スペア4とを含む。
【0023】また、この半導体メモリ1は、それぞれが
複数列に対応して設けられた複数のMPR(マルチパー
パスレジスタ)5を含む判定回路6と、それぞれが複数
列に対応して設けられた複数のFBC(フェイルビット
カウンタ)7を含むカウント回路8と、カウント値出力
回路9とを備える。
【0024】MPR5は、ラインモードテスト時に、対
応の列のメモリセルMCの書込データと読出データとを
比較し、比較結果に基づいてそのメモリセルMCが不良
かどうかを判定する。判定回路6は、ラインモードテス
ト時に、複数のMPR5の判定結果に基づいてテスト対
象のライン(行)がパスかフェイルかを判定し、判定結
果を示す信号PまたはFをテスタに出力する。
【0025】FBC7は、対応のMPR5が不良ビット
を検出した回数をカウントし、そのカウント値が最大値
すなわちロウ・スペア3の本数+1(この場合は3)に
なったことに応じて、対応のMPR5のパス/フェイル
判定機能をマスクする(停止させる)機能を有する。カ
ウント回路8は、テスタからの出力命令に応答して、複
数のFBC7のカウント値をカウント値出力回路9にシ
リアルに与える。
【0026】カウント値出力回路9は、カウント回路8
から与えられた各FBC7のカウント値0,1,2,3
を2ビット(00,01,10,11)の信号φCNT
に変換してテスタに出力する。
【0027】図2は、図1で示した半導体メモリ1のテ
スト時の動作を示す図である。半導体メモリ1のメモリ
アレイ2は、ラインモードテストで1ライン(斜線が施
された部分)単位でテストされる。各ラインの各メモリ
セルMCのデータは対応のMPR5に与えられる。MP
R5は、与えられる読出データと書込データとに基づい
てそのメモリセルMCがパスかフェイルかを判定する。
判定回路6は、各ラインごとにそのラインがパスかフェ
イルかを判定し、パスの場合は信号Pを出力し、フェイ
ルの場合は信号Fを出力する。テスタ10内には不良ビ
ットメモリ11が設けられている。各ラインの信号Pま
たはFは、不良ビットメモリ11のそのラインに対応す
るアドレスに記憶される。テスタ10は、複数のMPR
5のうちのいずれかのMPR5を選択し、そのMPR5
にマスク信号φMを与えてそのMPR5のパス/フェイ
ル判定機能をマスクすることができる。
【0028】MPR5が不良ビットを検出した回数は、
そのMPR5に対応するFBC7によってカウントされ
る。FBC7のカウント値が最大値(3)に達したと
き、そのFBC7に対応するMPR5がマスクされる。
テスタ10は、半導体メモリ1から与えられる信号P,
F,φCNTに基づいて、半導体メモリ1の救済の可否
を判定する。
【0029】図3〜図6は、半導体メモリ1およびテス
タ10の試験および救済可否判定動作を示すフローチャ
ートである。ここでは説明および図面の簡単化のためメ
モリアレイ2は、図7に示すように、8行X0〜X7、
8列Y0〜Y7のメモリセルMCを含み、7つの不良ビ
ット(×)を含むものとする。初期状態では、各FBC
7のカウント値は「0」にクリアされている。
【0030】まずステップS1で、図8に示すように、
メモリアレイ2の第1行X0をラインモードテストでテ
ストする。次いでステップS2で、各MPR5によって
パス/フェイルの判定が行なわれる。このとき、テスタ
では、1行のうちのどの列に不良ビットがあるのかは判
別できない仕組みになっている。図8では、(X0,Y
2)が不良ビットとなっているので、8個のMPR6の
うちのY2に対応するMPR5のみがフェイルと判定
し、判定回路6は信号Fを出力する。
【0031】ステップS2でフェイルと判定された場合
は、ステップS3でフェイルと判定したMPR5に対応
するFBC7のカウント値がインクリメント(+1)さ
れる。次いで、ステップS4でFBC7のカウント値が
最大値(3)になったか否かが判別される。
【0032】ステップS4でFBC7のカウント値が最
大値(3)になっていない場合およびステップS2でパ
スと判定された場合は、ステップS6で全行のテストが
終了したかどうかが判別され、終了していない場合はス
テップS7で次の行のラインモードテストが行なわれ、
ステップS2に戻る。
【0033】ステップS4でFBC7のカウント値が最
大値(3)になっている場合は、ステップS5でカウン
ト値が最大値(3)になっているFBC7に対応するM
PR5の判定機能がマスクされ、ステップS6に進む。
図9では、Y2に対応するFBC7のカウント値が最大
値(3)になってY2に対応するMPR5の判定機能が
マスクされた状態が示される。マスクされたMPR5は
フェイルと判定することはないので、マスクされたMP
R5に対応するFBC7のカウント値は増加しない。
【0034】以上、ステップS2〜S7を全行X0〜X
7のテストが終了するまで繰返す。ここまでの動作に要
する時間Tは試験データの書込も含めてT=2×Ts×
0. 5 となる。
【0035】次に、図4のステップS8で各FBC7の
カウント値をテスタで読取る。この動作に要する時間T
はT=Ts×N0.5 となる。これにより図10では、Y
2の列をコラム・スペア4で救済しなければならないこ
とが判明する。次いでステップS9でカウント値が最大
値(3)に達したFBC7の数がコラム・スペア4の本
数(2)よりも多いかどうかが判別され、多い場合はス
テップS10で救済不可能としてテストは中止され、少
ない場合はステップS11に進む。
【0036】ステップS11で、置換先の決まってない
コラム・スペア4が余っているため、カウント値の大き
なFBC7に対応する列から順に余っているコラム・ス
ペア4を割当てる。ただし、実際は、該当するMPR5
の判定機能をマスクする。この場合のマスクは、テスタ
からそのMPR5にマスク信号φMを与えることによっ
て行なわれる。図10,11では、コラム・スペア4が
1本余っているため、カウント値が2のY5に対応する
FBC7に対応するMPR5の判定機能がマスクされ
る。
【0037】次に、MPR5のパス/フェイル判定機能
をマスクしたまま、ステップS12で全FBC7のカウ
ント値をテスタを用いてクリアする。次いで図5のステ
ップS13で、再度、メモリアレイ2の第1行X0をラ
インモードテストし、ステップS14でその結果をテス
タで読取る。
【0038】テスタは、図6のステップS15で判定回
路6の判定結果がパスかフェイルかを判定し、フェイル
の場合はステップS16で全不良行数がロウ・スペア3
の本数+1すなわち3になったか否かを判別する。ステ
ップS16で全不良行数が3になっていない場合はステ
ップS18で不良ビットに対応するFBC7のカウント
値がインクリメント(+1)され、ステップS19でF
BC7のカウント値が最大値(3)になっているかどう
かが判別される。
【0039】FBC7のカウント値が最大値(3)にな
っていない場合、およびステップS15でパスの場合
は、図5のステップS21で全行のテストが終了したか
どうかが判別され、全行のテストが終了していない場合
はステップS22で次の行のラインモードテストが行な
われ、ステップS14に戻る。
【0040】ステップS16で全不良行数が3になった
場合はステップS17で、この半導体メモリ1は救済不
可能であると判断され、テストは終了する。ステップS
19でFBC7のカウント値が最大値(3)になったと
判断された場合は、ステップS20でそのFBC7に対
応するMPR5の判定機能がマスクされる。
【0041】以上、図5,6のステップS14〜S22
を全行X0〜X7のテストが終了するまで繰返す。ここ
までの動作に要する時間Tは試験データの書込を含めて
T=2×Ts×N0.5 となる。
【0042】以上の動作を行ない、途中で救済不可能と
判定されて処理が停止しなければ、ステップS23で、
この半導体メモリ1は救済可能との判定を得ることにな
る。結果として、図12の例でいえば、Y2,Y5をコ
ラム・スペア4で、X2,X4をロウ・スペア3で置換
すれば救済できることが判明する。
【0043】また、一連の動作に要する時間Tはトータ
ルでT=5×Ts×N0.5 だけとなり、同様の動作を従
来の試験方法で行なった場合の時間T=4×Ts×Nに
比べて短縮化される。
【0044】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明で
は、複数のメモリセルのデータを行単位で順次並列に読
出す読出手段と、各列に対応して設けられ、読出データ
に基づいてメモリセルが不良か否かを判定する第1の判
定手段と、第1の判定手段を外部から非活性化させるた
めの非活性化手段と、複数の第1の判定手段の判定結果
に基づいてメモリセル行が不良か否かを判定する第2の
判定手段と、各列に対応して設けられ、対応の第1の判
定手段が不良と判定した回数をカウントし、そのカウン
ト値がスペアメモリセル行の数を越えたことに応じて対
応の第1の判定手段を非活性化させるカウンタと、各カ
ウンタのカウント値を外部に出力する出力手段とが半導
体記憶装置に設けられる。したがって、全メモリセル行
をラインモードテストし、不良ビット数を各メモリセル
列ごとにカウントし、不良ビット数が多い順にスペアメ
モリセル列の数のメモリセル列をマスクして再テスト
し、残りの不良ビットをスペアメモリセル行で救済可能
か否かを判別することにより、テスト時間の短縮化を図
ることができる。また、従来のような半導体記憶装置の
メモリ容量以上の不良ビットメモリをテスタ内に設ける
必要がないので、テスタの低コスト化を図ることができ
る。
【0046】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明の出力手段は、複数のカウンタのカウント値の各々
を3値以上のレベルを有する多値信号に変換し、1つず
つシリアルに出力する。この場合は、各カウンタのカウ
ント値を多値信号に変換するので、短時間で出力でき
る。また、各カウンタのカウント値をシリアルに出力す
るので、出力端子の数が1つですむ。
【0047】請求項3に係る発明では、請求項1に係る
発明の半導体記憶装置を使用し、全メモリセル行をライ
ンモードテストし、不良ビット数を各メモリセル列ごと
にカウントし、不良ビット数が多い順にスペアメモリセ
ル列の数のメモリセル列をマスクして再テストし、残り
の不良ビットをスペアメモリセル行で救済可能か否かを
判別する。したがって、各メモリセルごとにデータを読
出して不良か否かを判定していた従来に比べ、テスト時
間の短縮化を図ることができる。また、従来のように半
導体記憶装置のメモリ容量以上の不良ビットメモリをテ
スタ内に設ける必要がないので、テスタの低コスト化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による半導体メモリ
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した半導体メモリの動作を説明する
ためのブロック図である。
【図3】 図1に示した半導体メモリのテスト方法およ
び救済可否判定方法を示すフローチャートの一部を示す
図である。
【図4】 図3に示したフローチャートの他の部分を示
す図である。
【図5】 図3に示したフローチャートのさらに他の部
分を示す図である。
【図6】 図3に示したフローチャートのさらに他の部
分を示す図である。
【図7】 図1に示した半導体メモリの動作を説明する
ための図である。
【図8】 図1に示した半導体メモリの動作を説明する
ための他の図である。
【図9】 図1に示した半導体メモリの動作を説明する
ためのさらに他の図である。
【図10】 図1に示した半導体メモリの動作を説明す
るためのさらに他の図である。
【図11】 図1に示した半導体メモリの動作を説明す
るためのさらに他の図である。
【図12】 図1に示した半導体メモリの動作を説明す
るためのさらに他の図である。
【図13】 従来の半導体試験方法を説明するためのブ
ロック図である。
【図14】 図13に示した救済可否判定装置の構成お
よび動作を説明するためのブロック図である。
【図15】 図13で説明した半導体試験方法を説明す
るためのフローチャートである。
【図16】 従来の他の半導体試験方法を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1,31 半導体メモリ、2,36 メモリアレイ、3
ロウ・スペア、4コラム・スペア、5 MPR(マル
チパーパスレジスタ)、6 判定回路、7FBC(フェ
イルビットカウンタ)、8 カウント回路、9 カウン
ト値出力回路、10,32 テスタ、11,37 不良
ビットメモリ、33 パターン発生器、34 パス/フ
ェイル判定器、35 救済可否判定装置、38 行不良
ビットカウンタ、39 列不良ビットカウンタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列された複数のメモリセル、
    前記複数のメモリセルのうちの不良なメモリセルを含む
    メモリセル行と置換するための少なくとも1つのスペア
    メモリセル行、および前記複数のメモリセルのうちの不
    良なメモリセルを含むメモリセル列と置換するための少
    なくとも1つのスペアメモリセル列を備え、各メモリセ
    ルが不良か否かをテストし、不良なメモリセルの救済が
    可能か否かを判定するテストモードを有する半導体記憶
    装置であって、 前記テストモード時に、前記複数のメモリセルの各々に
    予め書込まれたデータを行単位で順次並列に読出す読出
    手段、 各列に対応して設けられ、対応の列のメモリセルから前
    記読出手段によって読出されたデータに基づいて該メモ
    リセルが不良か否かを判定する第1の判定手段、 前記第1の判定手段を外部から非活性化させるための非
    活性化手段、 複数の前記第1の判定手段の判定結果に基づいて前記読
    出手段によってデータの読出が行なわれたメモリセル行
    が不良か否かを判定し、判定結果に応じた信号を外部に
    出力する第2の判定手段、 各列に対応して設けられ、対応の第1の判定手段が不良
    と判定した回数をカウントし、そのカウント値が前記ス
    ペアメモリセル行の数を越えたことに応じて対応の第1
    の判定手段を非活性化させるカウンタ、および各カウン
    タのカウント値を外部に出力する出力手段を備える、半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、複数の前記カウンタの
    カウント値の各々を3値以上のレベルを有する多値信号
    に変換し、1つずつシリアルに出力する、請求項1に記
    載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 行列状に配列された複数のメモリセル、
    前記複数のメモリセルのうちの不良なメモリセルを含む
    メモリセル行と置換するための少なくとも1つのスペア
    メモリセル行、および前記複数のメモリセルのうちの不
    良なメモリセルを含むメモリセル列と置換するための少
    なくとも1つのスペアメモリセル列を備えた半導体記憶
    装置の各メモリセルが不良か否かをテストし、不良なメ
    モリセルの救済が可能か否かを判定する半導体試験方法
    であって、 前記複数のメモリセルの各々に予め書込まれたデータを
    行単位で順次並列に読出す読出手段、 各列に対応して設けられ、対応の列のメモリセルから前
    記読出手段によって読出されたデータに基づいて該メモ
    リセルが不良か否かを判定する第1の判定手段、 前記第1の判定手段を外部から非活性化させるための非
    活性化手段、 複数の前記第1の判定手段の判定結果に基づいて前記読
    出手段によってデータの読出が行なわれたメモリセル行
    が不良か否かを判定し、判定結果に応じた信号を外部に
    出力する第2の判定手段、 各列に対応して設けられ、対応の第1の判定手段が不良
    が判定した回数をカウントし、そのカウント値が前記ス
    ペアメモリセル行の数を越えたことに応じて対応の第1
    の判定手段を非活性化させるカウンタ、および各カウン
    タのカウント値を外部に出力する出力手段を前記半導体
    記憶装置に設け、 前記読出手段に全メモリセル行のデータを順次読出さ
    せ、 前記出力手段の出力に基づいて、カウント値が前記スペ
    アメモリセル行の数を越えたカウンタの数をカウント
    し、その数が前記スペアメモリセル列の数を越えた場合
    は救済不可能と判断してテストを中止し、越えていない
    場合はカウント値が多い順にスペアメモリセル列の数と
    等しい数のカウンタを選択し、選択したカウンタに対応
    する第1の判定手段を前記非活性化手段によって非活性
    化させ、 前記読出手段に全メモリセル行のデータを再度順次読出
    させ、 前記第2の判定手段の出力信号を順次記憶するととも
    に、メモリセル行が不良であることを示す信号が出力さ
    れた回数をカウントし、その回数が前記スペアメモリセ
    ル行の数を越えた場合は救済不可能と判断してテストを
    中止し、全メモリセル行のデータの読出が終了したとき
    に前記回数が前記スペアメモリセル行の数を越えていな
    い場合は救済可能と判断し、 非活性化された第1の判定手段に対応するメモリセル列
    をスペアメモリセル列で置換し、前記第2の判定手段の
    出力信号によって不良であることが示されたメモリセル
    行をスペアメモリセル行で置換すべきと判断する、半導
    体試験方法。
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Cited By (3)

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KR100380024B1 (ko) * 2001-01-04 2003-04-18 삼성전자주식회사 리던던시를 구비하는 반도체 메모리 장치
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