JP2000020704A - 画像読取カートリッジ及び画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質な画像読取装置を低コストで提供する
ことを可能とした画像読取カートリッジ及び画像読取装
置を提供する。 【解決手段】 画像読取カートリッジのケース６の内部
に収納された光電変換素子２、結像レンズ３Ａ、３Ｂ、
光源４等から構成される読取部における原稿５と対向す
る側をカバーガラス１で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取カートリ
ッジ及び画像読取装置に係り、更に詳しくは、印字用カ
ートリッジを画像読み取りカートリッジに置き換えるこ
とで画像読取装置として機能するプリンタ等に適用する
場合に好適な画像読取カートリッジ及び画像読取装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、画像読取装置に搭載される画像読
取カートリッジは、一般的に図３及び図４に示すような
構造となっている。図３は従来例に係る画像読取カート
リッジの要部の内部構造を示す断面図、図４は従来例に
係る画像読取カートリッジの原稿に対向する読取部の前
面側の構造を示す正面図である。

【０００３】図３に示す如く、画像読取カートリッジの
ケース１６の内部には、プリント基板１７に搭載された
光電変換素子１２、結像レンズ１３Ａ、結像レンズ１３
Ｂ、光源１４、反射鏡１８等が配設されている。図中符
号１５は原稿を示す。光源１４から光が照射された原稿
１５からの反射光は、結像レンズ１３Ｂを透過した後、
反射鏡１８で反射され、結像レンズ１３Ａを介して光電
変換素子１２へ入射され画像信号に変換される。また、
図４に示す如く、画像読取カートリッジの光源１４や結
像レンズ１３Ｂ、１３Ａ等の読取部は、原稿１５に対し
露出状態となっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。即
ち、従来例の画像読取カートリッジでは、光源や結像レ
ンズ等の読取部が原稿に対して露出しているため、読取
レンズ（結像レンズ）や照明レンズ（光源）が原稿から
発生した紙粉などにより汚れた場合の清掃方法が限定さ
れる。このため、従来例の画像読取カートリッジにおい
ては、読取品質を維持することが困難であるという欠点
があった。

【０００５】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、高品質な画像読取装置を低コストで提供するこ
とを可能とした画像読取カートリッジ及び画像読取装置
を提供することを第一の目的とする。

【０００６】また、本発明は、上述した点に鑑みなされ
たものであり、小型で高品質な画像読取装置を低コスト
で提供することを可能とした画像読取カートリッジ及び
画像読取装置を提供することを第二の目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項記載１の本発明は、筺体内部に画像読取機構
を収納した画像読取カートリッジであって、前記画像読
取機構における原稿との対向側を透明部材で被覆したこ
とを特徴とする。

【０００８】上記目的を達成するために、請求項２記載
の本発明は、前記透明部材は、ガラスで形成されている
ことを特徴とする。

【０００９】上記目的を達成するために、請求項３記載
の本発明は、前記画像読取機構は、原稿に光を照射する
照明手段、原稿からの反射光を結像する結像手段、結像
された光を画像信号に変換する光電変換手段を有するこ
とを特徴とする。

【００１０】上記目的を達成するために、請求項４記載
の本発明は、画像読取装置に搭載可能であることを特徴
とする。

【００１１】上記目的を達成するために、請求項５記載
の本発明は、印字用カートリッジ本体を画像読取カート
リッジ本体に交換可能な画像読取機能を有するプリンタ
に搭載可能であることを特徴とする。

【００１２】上記目的を達成するために、請求項６記載
の本発明は、前記プリンタの印字方式は、シリアルイン
クジェット方式であることを特徴とする。

【００１３】上記目的を達成するために、請求項７記載
の本発明は、前記画像読取機構を構成する前記照明手段
は、発光ダイオードであることを特徴とする。

【００１４】上記目的を達成するために、請求項８記載
の本発明は、前記画像読取機構を構成する前記光電変換
手段は、カラー読取機能を有すると共に該カラー読取機
能の色分解方式は光源切り替えの面順次方式であること
を特徴とする。

【００１５】上記目的を達成するために、請求項９記載
の本発明は、前記画像読取機構を構成する前記結像手段
と前記透明部材とは、一体に構成されていることを特徴
とする。

【００１６】上記目的を達成するために、請求項１０記
載の本発明は、筺体内部に画像読取機構を収納した画像
読取カートリッジが搭載可能な画像読取装置であって、
前記画像読取カートリッジの前記画像読取機構における
原稿との対向側を透明部材で被覆したことを特徴とす
る。

【００１７】上記目的を達成するために、請求項１１記
載の本発明は、前記画像読取カートリッジの前記透明部
材は、ガラスで形成されていることを特徴とする。

【００１８】上記目的を達成するために、請求項１２記
載の本発明は、前記画像読取カートリッジの前記画像読
取機構は、原稿に光を照射する照明手段、原稿からの反
射光を結像する結像手段、結像された光を画像信号に変
換する光電変換手段を有することを特徴とする。

【００１９】上記目的を達成するために、請求項１３記
載の本発明は、印字用カートリッジを画像読取カートリ
ッジに交換可能な画像読取機能を有するプリンタに適用
可能であることを特徴とする。

【００２０】上記目的を達成するために、請求項１４記
載の本発明は、前記プリンタの印字方式は、シリアルイ
ンクジェット方式であることを特徴とする。

【００２１】上記目的を達成するために、請求項１５記
載の本発明は、前記画像読取カートリッジの前記画像読
取機構を構成する前記照明手段は、発光ダイオードであ
ることを特徴とする。

【００２２】上記目的を達成するために、請求項１６記
載の本発明は、前記画像読取カートリッジの前記画像読
取機構を構成する前記光電変換手段は、カラー読取機能
を有すると共に該カラー読取機能の色分解方式は光源切
り替えの面順次方式であることを特徴とする。

【００２３】上記目的を達成するために、請求項１７記
載の本発明は、前記画像読取カートリッジの前記画像読
取機構を構成する前記結像手段と前記透明部材とは、一
体に構成されていることを特徴とする。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。

【００２５】図１は本発明の実施の形態に係る画像読取
カートリッジの要部の内部構造を示す断面図、図２は本
発明の実施の形態に係る画像読取カートリッジの原稿に
対向する読取部の前面側の構造を示す正面図である。本
発明の実施の形態に係る画像読取カートリッジは、カバ
ーガラス１、ＣＣＤ（Ｃｈａｒｇｅ ＣｏｕｐｌｅｄＤ
ｅｖｉｃｅ：電荷結合素子）等のイメージセンサである
光電変換素子２、結像レンズ３Ａ、結像レンズ３Ｂ、光
源４、ケース６、プリント基板７、反射鏡８を備える構
成となっている。図中符号５は原稿を示す。

【００２６】画像読取カートリッジの構造を詳述する
と、図１に示す如く、画像読取カートリッジのケース６
は、カバーガラス１を保持すると共に、光電変換素子２
を搭載したプリント基板７、結像レンズ３Ａ、３Ｂを所
定の位置関係で正確に保持できるように構成されてい
る。また、図２に示す如く、画像読取カートリッジの原
稿５に対向する読取部前面側は、照明手段としての光源
４と結像手段としての結像レンズ３（３Ａ、３Ｂ）がカ
バーガラス１で覆われた構造となっている。

【００２７】ケース６における原稿５と対向する側には
カバーガラス１が配設されている。カバーガラス１の内
側には光源４が配設されており、光源４はカバーガラス
１を介して原稿５に光を照射する。更に、カバーガラス
１の内側には結像レンズ３Ｂが配設されており、結像レ
ンズ３Ｂはカバーガラス１を透過した原稿５からの反射
光を反射鏡８へ導光する。

【００２８】結像レンズ３Ｂから所定間隔をおいた箇所
には反射鏡８が配設されており、反射鏡８は結像レンズ
３Ｂからの光を結像レンズ３Ａ側へ反射させる。反射鏡
８から所定間隔をおいた箇所には結像レンズ３Ａが配設
されており、結像レンズ３Ａは反射鏡８による反射光を
光電変換素子２へ入射させる。結像レンズ３Ａから所定
間隔をおいた箇所にはプリント基板７に搭載された光電
変換素子２が配設されており、光電変換素子２は結像レ
ンズ３Ａからの光を電気信号に変換する。

【００２９】この場合、本発明の実施形態におけるカバ
ーガラス１は特許請求の範囲における透明部材に対応
し、本発明の実施形態における光電変換素子２は特許請
求の範囲における光電変換手段に対応し、本発明の実施
形態における結像レンズ３Ａ、結像レンズ３Ｂは特許請
求の範囲における結像手段に対応し、本発明の実施形態
における光源４は特許請求の範囲における照明手段に対
応し、本発明の実施形態におけるケース６は特許請求の
範囲における筺体に対応する。

【００３０】次に、上記の如く構成された本発明の実施
の形態に係る画像読取カートリッジにおける画像読取動
作、及び画像読取カートリッジにおける読取部前面の清
掃動作について説明する。照明手段としての光源４が点
灯すると、光源４から発射された光がカバーガラス１を
透過して原稿５を照射する。原稿５から反射した光は、
再びカバーガラス１を透過して結像手段である結像レン
ズ３Ｂ、反射鏡８、結像手段である結像レンズ３Ａを介
して、光電変換手段であるＣＣＤ等のイメージセンサと
しての光電変換素子２に結像され、画像信号に変換され
る。

【００３１】ここで、本発明の実施の形態における画像
読取カートリッジの原稿５に対向する読取部前面側は、
従来例における画像読取カートリッジの読取部が原稿に
対し露出状態となっている構造と異なり、照明手段とし
ての光源４と結像手段としての結像レンズ３Ｂ、及び結
像レンズ３Ａがカバーガラス１で覆われた構造となって
いる。このため、画像読取カートリッジによる原稿５の
読取動作に伴い原稿５から発生した紙粉は、光源４や結
像レンズ３Ｂ、３Ａ、光電変換素子２に付着することは
なく、カバーガラス１の表面に付着する。従って、画像
読取カートリッジの読取部前面側の清掃を行う場合は、
カバーガラス１の表面だけを清掃すればよいため、従来
より清掃が簡単になる。

【００３２】尚、上述した本発明の実施形態は一例とし
て掲げたものであり、本発明を限定するものではない。
即ち、本発明は上述した好ましい実施形態に限定される
ものではなく、画像読取カートリッジを構成する部品形
状の一部に突起部分を設けて原稿の変形に対応可能とす
る構成や、カバーガラス１を結像手段である結像レンズ
３Ｂと一体にする構成や、カバーガラス１をガラス以外
の透明な部材とする構成など、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々の態様にて実施可能なことは勿論である。

【００３３】また、本発明の画像読取カートリッジを、
印字用カートリッジを画像読取カートリッジに交換可能
な画像読取機能付きプリンタに搭載することも可能であ
り、プリンタの印字方式をシリアルインクジェット方式
とすることも可能である。また、本発明の画像読取カー
トリッジの光源としてＬＥＤ（発光ダイオード）を用い
ることも可能である。また、本発明の画像読取カートリ
ッジにおけるカラー読取の色分解方式を光源切り替えの
面順次方式とすることも可能である。また、本発明は、
複数の機器から構成されるシステムに適用しても、１つ
の機器からなる装置に適用してもよい。

【００３４】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係る画像読取カートリッジによれば、画像読取カート
リッジのケース６の内部に収納された光電変換素子２、
結像レンズ３Ａ、３Ｂ、光源４等から構成される読取部
における原稿５と対向する側をカバーガラス１で被覆し
た構造としているため、下記のような作用及び効果を奏
する。

【００３５】本発明の実施形態に係る画像読取カートリ
ッジにおいては、原稿に対向する画像読取カートリッジ
の読取部前面をカバーガラス１でカバーした構造として
いるため、カバーガラス１に原稿の紙粉などが付着した
場合でも簡単に清掃することができ、この結果、本発明
の実施形態に係る画像読取カートリッジを画像読取装置
に搭載することにより、高品質な画像読取装置を低コス
トで提供することが可能となる効果がある。

【００３６】また、本発明の実施形態に係る画像読取カ
ートリッジを、印字用カートリッジを画像読取カートリ
ッジに交換可能なシリアルインクジェット方式の画像読
取機能付きプリンタに搭載した場合、高品質な画像読取
装置（シリアルインクジェット方式の画像読取機能付き
プリンタ）を低コストで提供することが可能となる効果
がある。

【００３７】また、本発明の実施形態に係る画像読取カ
ートリッジの光源としてＬＥＤを用いた場合、本発明の
実施形態に係る画像読取カートリッジを画像読取装置に
搭載することにより、小型で高品質な画像読取装置を低
コストで提供することが可能となる効果がある。

【００３８】また、本発明の実施形態に係る画像読取カ
ートリッジにおけるカラー読取の色分解方式を光源切り
替えの面順次方式とした場合、本発明の実施形態に係る
画像読取カートリッジを画像読取装置に搭載することに
より、小型で高品質な画像読取装置を低コストで提供す
ることが可能となる効果がある。

【００３９】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の本
発明の画像読取カートリッジによれば、筺体内部に画像
読取機構を収納した画像読取カートリッジであって、前
記画像読取機構における原稿との対向側を透明部材で被
覆しているため、次のような効果を奏する。本発明の画
像読取カートリッジにおいては、原稿に対向する画像読
取カートリッジの読取部前面側、即ち、画像読取カート
リッジの前記画像読取機構における原稿との対向側を透
明部材でカバーした構造としているため、透明部材に原
稿の紙粉などが付着した場合でも簡単に清掃することが
でき、この結果、本発明の画像読取カートリッジを画像
読取装置に搭載することにより、高品質な画像読取装置
を低コストで提供することが可能となる効果がある。

【００４０】請求項２記載の本発明の画像読取カートリ
ッジによれば、前記透明部材は、ガラスで形成されてい
るため、次のような効果を奏する。本発明の画像読取カ
ートリッジにおいては、原稿に対向する画像読取カート
リッジの読取部前面側、即ち、画像読取カートリッジの
前記画像読取機構における原稿との対向側をガラスで形
成された部材でカバーした構造としているため、ガラス
部材に原稿の紙粉などが付着した場合でも簡単に清掃す
ることができ、この結果、本発明の画像読取カートリッ
ジを画像読取装置に搭載することにより、高品質な画像
読取装置を低コストで提供することが可能となる効果が
ある。

【００４１】請求項３記載の本発明の画像読取カートリ
ッジによれば、前記画像読取機構は、原稿に光を照射す
る照明手段、原稿からの反射光を結像する結像手段、結
像された光を画像信号に変換する光電変換手段を有する
ため、次のような効果を奏する。本発明の画像読取カー
トリッジにおいては、原稿に対向する画像読取カートリ
ッジの読取部前面側、即ち、画像読取カートリッジの前
記照明手段、前記結像手段、前記光電変換手段からなる
前記画像読取機構における原稿との対向側をガラスで形
成された部材でカバーした構造としているため、ガラス
部材に原稿の紙粉などが付着した場合でも簡単に清掃す
ることができ、この結果、本発明の画像読取カートリッ
ジを画像読取装置に搭載することにより、高品質な画像
読取装置を低コストで提供することが可能となる効果が
ある。

【００４２】請求項４記載の本発明の画像読取カートリ
ッジによれば、画像読取装置に搭載可能であるため、次
のような効果を奏する。本発明の画像読取カートリッジ
においては、原稿に対向する画像読取カートリッジの読
取部前面側、即ち、画像読取カートリッジの前記画像読
取機構における原稿との対向側をガラスで形成された部
材でカバーした構造としているため、ガラス部材に原稿
の紙粉などが付着した場合でも簡単に清掃することがで
き、この結果、本発明の画像読取カートリッジを画像読
取装置に搭載することにより、高品質な画像読取装置を
低コストで提供することが可能となる効果がある。

【００４３】請求項５記載の本発明の画像読取カートリ
ッジによれば、印字用カートリッジ本体を画像読取カー
トリッジ本体に交換可能な画像読取機能を有するプリン
タに搭載可能であるため、次のような効果を奏する。本
発明の画像読取カートリッジを、印字用カートリッジを
画像読取カートリッジに交換可能な画像読取機能付きプ
リンタに搭載した場合、高品質な画像読取装置（画像読
取機能付きプリンタ）を低コストで提供することが可能
となる効果がある。

【００４４】請求項６記載の本発明の画像読取カートリ
ッジによれば、前記プリンタの印字方式は、シリアルイ
ンクジェット方式であるため、次のような効果を奏す
る。本発明の画像読取カートリッジを、印字用カートリ
ッジを画像読取カートリッジに交換可能なシリアルイン
クジェット方式の画像読取機能付きプリンタに搭載した
場合、高品質な画像読取装置（シリアルインクジェット
方式の画像読取機能付きプリンタ）を低コストで提供す
ることが可能となる効果がある。

【００４５】請求項７記載の本発明の画像読取カートリ
ッジによれば、前記画像読取機構を構成する前記照明手
段は、発光ダイオードであるため、次のような効果を奏
する。本発明の画像読取カートリッジの照明手段として
発光ダイオードを採用しているため、本発明の画像読取
カートリッジを画像読取装置に搭載することにより、小
型で高品質な画像読取装置を低コストで提供することが
可能となる効果がある。

【００４６】請求項８記載の本発明の画像読取カートリ
ッジによれば、前記画像読取機構を構成する前記光電変
換手段は、カラー読取機能を有すると共に該カラー読取
機能の色分解方式は光源切り替えの面順次方式であるた
め、次のような効果を奏する。本発明の画像読取カート
リッジにおけるカラー読取の色分解方式を光源切り替え
の面順次方式としているため、本発明の画像読取カート
リッジを画像読取装置に搭載することにより、小型で高
品質な画像読取装置を低コストで提供することが可能と
なる効果がある。

【００４７】請求項９記載の本発明の画像読取カートリ
ッジによれば、前記画像読取機構を構成する前記結像手
段と前記透明部材とは、一体に構成されているため、次
のような効果を奏する。本発明の画像読取カートリッジ
の前記結像手段と前記透明部材を一体構成としているた
め、本発明の画像読取カートリッジを画像読取装置に搭
載することにより、小型で高品質な画像読取装置を低コ
ストで提供することが可能となる効果がある。

【００４８】請求項１０記載の本発明の画像読取装置に
よれば、筺体内部に画像読取機構を収納した画像読取カ
ートリッジが搭載可能な画像読取装置であって、前記画
像読取カートリッジの前記画像読取機構における原稿と
の対向側を透明部材で被覆しているため、次のような効
果を奏する。本発明の画像読取装置に搭載される画像読
取カートリッジにおいては、原稿に対向する画像読取カ
ートリッジの読取部前面側、即ち、画像読取カートリッ
ジの前記画像読取機構における原稿との対向側を透明部
材でカバーした構造としているため、透明部材に原稿の
紙粉などが付着した場合でも簡単に清掃することがで
き、この結果、高品質な画像読取装置を低コストで提供
することが可能となる効果がある。

【００４９】請求項１１記載の本発明の画像読取装置に
よれば、前記画像読取カートリッジの前記透明部材は、
ガラスで形成されているため、次のような効果を奏す
る。本発明の画像読取装置に搭載される画像読取カート
リッジにおいては、原稿に対向する画像読取カートリッ
ジの読取部前面側、即ち、画像読取カートリッジの前記
画像読取機構における原稿との対向側をガラスで形成さ
れた部材でカバーした構造としているため、ガラス部材
に原稿の紙粉などが付着した場合でも簡単に清掃するこ
とができ、この結果、高品質な画像読取装置を低コスト
で提供することが可能となる効果がある。

【００５０】請求項１２記載の本発明の画像読取装置に
よれば、前記画像読取カートリッジの前記画像読取機構
は、原稿に光を照射する照明手段、原稿からの反射光を
結像する結像手段、結像された光を画像信号に変換する
光電変換手段を有するため、次のような効果を奏する。
本発明の画像読取装置に搭載される画像読取カートリッ
ジにおいては、原稿に対向する画像読取カートリッジの
読取部前面側、即ち、画像読取カートリッジの前記照明
手段、前記結像手段、前記光電変換手段からなる前記画
像読取機構における原稿との対向側をガラスで形成され
た部材でカバーした構造としているため、ガラス部材に
原稿の紙粉などが付着した場合でも簡単に清掃すること
ができ、この結果、高品質な画像読取装置を低コストで
提供することが可能となる効果がある。

【００５１】請求項１３記載の本発明の画像読取装置に
よれば、印字用カートリッジを画像読取カートリッジに
交換可能な画像読取機能を有するプリンタに適用可能で
あるため、次のような効果を奏する。本発明の画像読取
装置を、印字用カートリッジを画像読取カートリッジに
交換可能な画像読取機能付きプリンタに適用することに
より、高品質な画像読取装置（画像読取機能付きプリン
タ）を低コストで提供することが可能となる効果があ
る。

【００５２】請求項１４記載の本発明の画像読取装置に
よれば、前記プリンタの印字方式は、シリアルインクジ
ェット方式であるため、次のような効果を奏する。本発
明の画像読取装置を、印字用カートリッジを画像読取カ
ートリッジに交換可能なシリアルインクジェット方式の
画像読取機能付きプリンタに適用することにより、高品
質な画像読取装置（シリアルインクジェット方式の画像
読取機能付きプリンタ）を低コストで提供することが可
能となる効果がある。

【００５３】請求項１５記載の本発明の画像読取装置に
よれば、前記画像読取カートリッジの前記画像読取機構
を構成する前記照明手段は、発光ダイオードであるた
め、次のような効果を奏する。本発明の画像読取装置に
搭載される画像読取カートリッジの照明手段として発光
ダイオードを採用しているため、小型で高品質な画像読
取装置を低コストで提供することが可能となる効果があ
る。

【００５４】請求項１６記載の本発明の画像読取装置に
よれば、前記画像読取カートリッジの前記画像読取機構
を構成する前記光電変換手段は、カラー読取機能を有す
ると共に該カラー読取機能の色分解方式は光源切り替え
の面順次方式であるため、次のような効果を奏する。本
発明の画像読取装置に搭載される画像読取カートリッジ
におけるカラー読取の色分解方式を光源切り替えの面順
次方式としているため、小型で高品質な画像読取装置を
低コストで提供することが可能となる効果がある。

【００５５】請求項１７記載の本発明の画像読取装置に
よれば、前記画像読取カートリッジの前記画像読取機構
を構成する前記結像手段と前記透明部材とは、一体に構
成されているため、次のような効果を奏する。本発明の
画像読取装置に搭載される画像読取カートリッジの前記
結像手段と前記透明部材を一体構成としているため、小
型で高品質な画像読取装置を低コストで提供することが
可能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る画像読取カートリッ
ジの要部の内部構造を示す断面図である。

【図２】本発明の実施の形態に係る画像読取カートリッ
ジの原稿に対向する読取部の前面側の構造を示す正面図
である。

【図３】従来例に係る画像読取カートリッジの要部の内
部構造を示す断面図である。

【図４】従来例に係る画像読取カートリッジの原稿に対
向する読取部の前面側の構造を示す正面図である。

【符号の説明】

１ カバーガラス ２ 光電変換素子 ３Ａ、３Ｂ 結像レンズ ４ 光源 ５ 原稿 ６ ケース ７ プリント基板

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 筺体内部に画像読取機構を収納した画像
   読取カートリッジであって、 前記画像読取機構における原稿との対向側を透明部材で
   被覆したことを特徴とする画像読取カートリッジ。
2. 【請求項２】 前記透明部材は、ガラスで形成されてい
   ることを特徴とする請求項１記載の画像読取カートリッ
   ジ。
3. 【請求項３】 前記画像読取機構は、原稿に光を照射す
   る照明手段、原稿からの反射光を結像する結像手段、結
   像された光を画像信号に変換する光電変換手段を有する
   ことを特徴とする請求項１又は２記載の画像読取カート
   リッジ。
4. 【請求項４】 画像読取装置に搭載可能であることを特
   徴とする請求項１乃至３の何れかに記載の画像読取カー
   トリッジ。
5. 【請求項５】 印字用カートリッジ本体を画像読取カー
   トリッジ本体に交換可能な画像読取機能を有するプリン
   タに搭載可能であることを特徴とする請求項１乃至４の
   何れかに記載の画像読取カートリッジ。
6. 【請求項６】 前記プリンタの印字方式は、シリアルイ
   ンクジェット方式であることを特徴とする請求項５記載
   の画像読取カートリッジ。
7. 【請求項７】 前記画像読取機構を構成する前記照明手
   段は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項１
   乃至６の何れかに記載の画像読取カートリッジ。
8. 【請求項８】 前記画像読取機構を構成する前記光電変
   換手段は、カラー読取機能を有すると共に該カラー読取
   機能の色分解方式は光源切り替えの面順次方式であるこ
   とを特徴とする請求項１乃至７の何れかに記載の画像読
   取カートリッジ。
9. 【請求項９】 前記画像読取機構を構成する前記結像手
   段と前記透明部材とは、一体に構成されていることを特
   徴とする請求項１乃至８の何れかに記載の画像読取カー
   トリッジ。
10. 【請求項１０】 筺体内部に画像読取機構を収納した画
    像読取カートリッジが搭載可能な画像読取装置であっ
    て、前記画像読取カートリッジの前記画像読取機構にお
    ける原稿との対向側を透明部材で被覆したことを特徴と
    する画像読取装置。
11. 【請求項１１】 前記画像読取カートリッジの前記透明
    部材は、ガラスで形成されていることを特徴とする請求
    項１０記載の画像読取装置。
12. 【請求項１２】 前記画像読取カートリッジの前記画像
    読取機構は、原稿に光を照射する照明手段、原稿からの
    反射光を結像する結像手段、結像された光を画像信号に
    変換する光電変換手段を有することを特徴とする請求項
    １０又は１１記載の画像読取装置。
13. 【請求項１３】 印字用カートリッジを画像読取カート
    リッジに交換可能な画像読取機能を有するプリンタに適
    用可能であることを特徴とする請求項１０乃至１２の何
    れかに記載の画像読取装置。
14. 【請求項１４】 前記プリンタの印字方式は、シリアル
    インクジェット方式であることを特徴とする請求項１３
    記載の画像読取装置。
15. 【請求項１５】 前記画像読取カートリッジの前記画像
    読取機構を構成する前記照明手段は、発光ダイオードで
    あることを特徴とする請求項１０乃至１４の何れかに記
    載の画像読取装置。
16. 【請求項１６】 前記画像読取カートリッジの前記画像
    読取機構を構成する前記光電変換手段は、カラー読取機
    能を有すると共に該カラー読取機能の色分解方式は光源
    切り替えの面順次方式であることを特徴とする請求項１
    ０乃至１５の何れかに記載の画像読取装置。
17. 【請求項１７】 前記画像読取カートリッジの前記画像
    読取機構を構成する前記結像手段と前記透明部材とは、
    一体に構成されていることを特徴とする請求項１０乃至
    １６の何れかに記載の画像読取装置。