JP2000020274A - プリンタ、印刷命令生成装置および印刷システム - Google Patents

プリンタ、印刷命令生成装置および印刷システム

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JP2000020274A
JP2000020274A JP10186675A JP18667598A JP2000020274A JP 2000020274 A JP2000020274 A JP 2000020274A JP 10186675 A JP10186675 A JP 10186675A JP 18667598 A JP18667598 A JP 18667598A JP 2000020274 A JP2000020274 A JP 2000020274A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙時に用紙の幅を測定して、用紙の幅に誤
りがあるときには空印字を行なわないようにヘッドを保
護する機能を有するインパクトプリンタでは、全ての用
紙で一律に用紙幅の測定をさせていた。しかし、用紙の
種類等によっては幅の測定が不必要な場合や、保護方法
が適切でないという不都合があった。 【解決手段】 ホスト2の印刷命令生成部22は、印字
要求発行部21が指定する用紙の種別に応じて、その用
紙において幅測定を実施するか否かの情報や、測定する
場合であれば、固有の許容される幅の範囲に関する値の
データを制御コード化し、印刷命令に付加してプリンタ
に送信する。これを解釈したプリンタでは、センサ12
により用紙幅の値を実測させる。実測値と、受信データ
の許容範囲の値とを比較対照部37により照合し、両者
が適合しないときは、印字を停止してホストの表示部2
4に警告表示を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタにおける
用紙の幅、すなわちプリンタの主走査方向に用紙をスキ
ャンした場合に検知される用紙の幅の大きさ、及び配置
等に応じて、プリンタを制御し、印刷用紙とプリンタの
保護を図るための制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ、とりわけ多種多様な用
紙が装てんされることのあるようなシリアルプリンタで
は、用紙の幅をセンサにより検出し、その大きさの値に
応じて印字を停止させるよう構成されているものがあ
る。図12及至図17は、かかる用紙幅測定機構の構成
の概要を表したものである。
【0003】各図に例示するのは、プラテン133上の
用紙に対して打刻印字を行なうインパクト方式のプリン
タにおいて、手差し給紙口51から用紙を給紙したとき
の状態である。キャリッジ13には複数のワイヤピンを
突出させて印字を行なうドットマトリクスヘッドが搭載
されているとともに、フォトセンサ12がその先端部に
搭載されており、図中太線の矢印で表す方向にキャリッ
ジ13を移動させて、用紙の先端をスキャンすることに
より用紙の幅を検出する。
【0004】図12には、幅の大きな用紙41が印刷準
備位置に装てんされている状態が示されている。このよ
うな用紙41に対して印刷を行なうための命令を受信し
たプリンタでは、キャリッジ13を矢印方向に走査させ
て、用紙の幅を測定する。プラテン133は、実際には
黒い色をしており、白色である用紙との反射率の違いか
ら、図13、に示すような電圧波形を得ることにより、
用紙の幅を検出することができる。
【0005】もし、このとき、印刷準備位置に装てんさ
れている用紙が、図14に示す用紙42のように、幅の
狭いものであったときには、プリンタは印刷イメージの
一部をカットすることにより用紙外の領域に打刻してし
まうことを防止していた。これによりヘッド及びプラテ
ン等の機構部分の破損を未然に防いでいた。
【0006】しかし、このときも、印字動作自体は行な
われていたため、印字データの全てを表出しきることの
できない用紙42は無駄になっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、センサ
をスキャンさせて用紙の幅を検出する場合は、まず用紙
を給紙し、印刷準備位置に用紙が達した段階で一旦給紙
フィーダ112を停止させる。その後、キャリッジ13
を矢印方向に主走査させて用紙幅の測定を行なうという
手順を踏む。従って、用紙幅の測定にはかなりの時間を
要し、印字機構部の速度が向上してきた今日において
は、相対的にこの用紙幅測定にかかる時間の割合が大き
くなってきている。特に、手差しの単票用紙などのう
ち、例えば宅配伝票、はがき用紙、封筒など紙面上に印
刷する部分が少ない用紙にあっては、実際の印字動作時
間は極僅かな時間であるにかかわらず、用紙幅の測定動
作には一定の時間が費やされることに変りはなかった。
このような手差し用紙の場合、プリンタのオペレータは
装置のすぐそばにおり、用紙の幅が適正なものであるか
否かについては、すぐに気が付くような状況であること
が多いにもかかわらず、このような無駄な動作が行なわ
れていた。
【0008】また、上記の用紙幅検出機構では用紙検知
のためにフォトセンサが使われているため、例えば白紙
ではなくて、反射率の低い色付き用紙などにあっては、
この用紙幅の検出機構が有効に働かないこともあった。
このような色付き用紙が、例えばオートシートフィーダ
にセットされており、プリンタのオペレータがネットワ
ーク環境等の離れた場所からこの色付き用紙に印刷をし
ようとする場合には、わざわざプリンタが設置されてい
る場所まで出向いて行き、手動でこの用紙幅の検出動作
を行なわないようにプリンタの設定を変更していた。従
って、通常の白紙と、色付き用紙を混在させて使用する
こともできなかった。
【0009】また、ドットインパクト方式のプリンタに
おいて用いられる用紙は、それぞれ使用用途に応じて作
られる専用の物であることも多く、通常の単票用紙に較
べれば非常に高価なものであることも多い。従って、前
述のようなセットすべき用紙の誤りにより用紙が無駄に
なってしまうと、コスト高を招き、また印刷やり直しの
ために不用な時間が費やされ、印刷のスループットを下
げ、またシステム全体の処理速度を下げる原因となって
いた。
【0010】本発明の課題は、上記のような用紙の幅検
出に起因する時間及び手間の無駄を省いて、効率的な印
刷環境を提供することができるプリンタ及び印刷システ
ム等を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ホストコンピュータ側から用紙幅測定
動作実施の有無の判断に必要な情報や、測定動作を行な
う場合にあっては、どのような条件で実際に印字を停止
させるか等に関する情報を送信するようにしている。そ
して、これらの情報を受信したプリンタにおいては、情
報に示された内容に従った用紙幅検出機構の制御を行な
わせる。そのために、本発明では印刷システムの各要素
を、以下のように構成する。
【0012】すなわち、請求項1記載の印刷システム
は、プリンタにおける用紙の幅測定動作の実施の有無に
関する情報を含む印刷命令を生成可能な印刷命令生成部
を有するホストコンピュータと、当該ホストコンピュー
タから受け取った前記実施の有無に関する情報に応じ
て、用紙の幅測定動作を実施又は不実施とするセンサを
有するプリンタとからなる。
【0013】この印刷用紙の幅測定システムにおいて、
前記の検出動作実施又は不実施の指定を、ユーザが印刷
を行なう毎に自分で行なわなければならないとすれば煩
雑である。そこで、用紙の種類を指定するだけで、シス
テムが自動的に検出実施又は不実施の決定を行なうよう
にしておくことも可能である。すなわち、請求項2記載
の印刷システムは、前記の印刷用紙の幅測定システムに
おいて、前記ホストコンピュータの印刷命令生成部は、
用紙種別情報と、用紙種別毎の用紙幅測定動作を実施す
るか否かの情報とを対応して記憶する第1のテーブルを
備えている。そして、印字要求を発行するアプリケーシ
ョンプログラムから、印刷用紙種別の指定を受けた場合
に、当該用紙の種別情報を鍵として、第1のテーブルを
検索し、索出された測定動作を実施するか否かの情報に
従った印刷命令を生成するよう構成されていることを特
徴とする。
【0014】実際の用紙幅測定動作を行なった結果、用
紙の幅に不正があるとき、すなわち、用紙幅の大きさの
値が適合しなかったり、あるいは用紙の配置が誤りであ
ったような場合に、従来同様印字データの一部を切り捨
てて、用紙の存在する部分にのみ印字を行なわせてもよ
いが、それでは装てんされている用紙が無駄になってし
まう。そこで、請求項3及至請求項5記載の印刷システ
ムは、印刷目標用紙の幅に関する情報を含む印刷命令を
生成可能な印刷命令生成部を有するホストコンピュータ
と、プリンタとからなる。プリンタは主走査方向にセン
サを走査させて用紙の存否を検出することが可能な用紙
検出機構を有している。そして、この幅測定システムで
は、センサにより検出された用紙の幅が、前記ホストコ
ンピュータから受信した情報が表す幅に対して不正な値
となるとき、すなわち、用紙幅の大きさの値が適合しな
かったり、あるいは用紙の配置が誤りであるときに、印
刷の実行を停止するよう構成されている。
【0015】また、この構成においても、ユーザが用紙
の種類を指定するだけで、システムが自動的に幅の大き
さや配置に関するの適合、不適合の判断のための値を決
定して、必要に応じて印字停止を行なうようにしておけ
ば便利である。そこで請求項6記載の印刷システムにお
いては、前記ホストコンピュータの印刷命令生成部は、
用紙種別情報と、各用紙種別毎の用紙の幅の大きさに関
する情報とを対応して記憶する第2のテーブルを備えて
いる。そしてこの場合も、印字要求を発行するアプリケ
ーションプログラムから、印刷用紙種別の指定を受けた
場合に、当該用紙の種別情報を鍵として、第2のテーブ
ルを検索し、索出された用紙の幅の大きさに関する情報
を含む印刷命令を生成するよう構成されている。
【0016】一方、請求項7記載の印刷システムにおい
ては、前記ホストコンピュータの印刷命令生成部は、用
紙種別情報と、各用紙種別毎の用紙の主走査方向におけ
る用紙の装てん位置に関する情報とを対応して記憶する
第3のテーブルを備えている。そして、印字要求を発行
するアプリケーションプログラムから、印刷用紙種別の
指定を受けた場合に、当該用紙の種別情報を鍵として、
第3のテーブルを検索し、索出された用紙の装てん位置
に関する情報を含む印刷命令を生成するよう構成されて
いることを特徴とする。
【0017】これらの印刷システムは、幅の大きさ、及
び用紙の配置測定の結果、正しく用紙がセットされてい
ないと判断されるときは、一時的に印字実行を停止させ
るものであるが、このとき、これら用紙の幅に不正があ
る旨をユーザに知らせる手段があれば、さらにシステム
の円滑な利用を促進する。従って、請求項8記載の印刷
システムは、ホストコンピュータとプリンタとが、双方
向通信可能に接続されている場合の、上記いずれかの印
刷用紙の幅測定システムにおいて、前記プリンタは、前
記印刷の実行を停止するに際して、ホストコンピュータ
に対し、用紙の幅の値が不正である旨を通知することを
特徴とする。
【0018】既述の、用紙の幅測定動作の実施及び不実
施に関する構成は、上記の用紙の幅に不正があるとき
に、印字を停止させる構成と組合わせてもよい。すなわ
ち、請求項9記載の印刷システムは、上記印字を停止さ
せる構成を含む上記いずれかの印刷システムにおいて、
前記ホストコンピュータの印刷命令生成部は、印刷命令
中に用紙の幅測定動作実施の有無に関する情報をも含め
て送信可能に構成され、前記プリンタのセンサは、ホス
トコンピュータから受け取った前記実施の有無に関する
情報に応じて、用紙を走査して検出する動作を実施又は
不実施とすることを特徴とする。
【0019】上記課題を解決するため、請求項10記載
のプリンタは、給紙中の用紙の幅を測定可能なセンサを
有し、該センサにより用紙幅の不正が検出された場合
に、印刷の実行を停止するプリンタであって、ホストコ
ンピュータから、用紙の幅測定動作の実施を命じる情報
を含む印刷命令を受け取った場合にのみ、前記センサに
よる用紙幅の測定を行なわせる。
【0020】また、請求項11記載のプリンタは、上記
構成に加えて、用紙種別情報と、用紙種別毎の用紙幅測
定動作を実施するか否かの情報とを対応して記憶する第
1のテーブルを備える。そして、ホストコンピュータか
ら、用紙種別情報を含む印刷命令を受け取った場合に、
当該用紙の種別情報を鍵として、第1のテーブルを検索
し、索出された測定動作を実施するか否かの情報に従っ
て、前記センサによる用紙の幅測定動作を実施又は不実
施とする。
【0021】さらに、請求項12記載のプリンタは、給
紙中の用紙の幅を測定可能なセンサを有するプリンタに
おいて、ホストコンピュータから、用紙の幅の値に関す
る情報を含む印刷命令を受け取った場合に、前記センサ
により測定された幅の値が、前記ホストコンピュータか
ら受信した情報が表す幅に対して不正な値となるとき
に、印刷の実行を停止する。
【0022】また、請求項13記載のプリンタは、上記
構成に加えて、用紙種別情報と、各用紙種別毎の用紙幅
の大きさの値に関する情報とを対応して記憶する第2の
テーブルを備える。そして、ホストコンピュータから、
用紙種別情報を含む印刷命令を受けた場合に、当該用紙
の種別情報を鍵として、第2のテーブルを検索し、前記
センサにより検出された用紙の幅の大きさの値と、第2
のテーブルから索出された情報が表す用紙の幅の大きさ
の値とが適合しない場合に、印刷の実行を停止する。
【0023】また、請求項14記載のプリンタは、上記
第2のテーブルに代えて、用紙種別情報と、各用紙種別
毎の用紙の主走査方向における装てん位置に関する情報
とを対応して記憶する第3のテーブルを備える。そし
て、ホストコンピュータから、用紙種別情報を含む印刷
命令を受けた場合に、当該用紙の種別情報を鍵として、
第3のテーブルを検索し、前記センサにより検出された
用紙の主走査方向における装てん位置の値と、第3のテ
ーブルから索出された情報が表す位置の値とが適合しな
い場合に、印刷の実行を停止する。
【0024】一方、上記課題を解決するための印刷シス
テムの制御方法は、以下のような手順を含むものとな
る。すなわち、請求項15記載の印刷システムの制御方
法は、給紙中の用紙の幅を測定可能なセンサを有し、該
センサにより測定された幅に応じて、印字を停止又は続
行可能に構成されたプリンタと、ホストコンピュータと
からなる印刷システムの制御方法であって、前記ホスト
コンピュータには、印刷命令に、用紙の幅に関する情報
を含ませて送信させ、前記プリンタには、前記幅に関す
る情報が表す値が無効な値であるときは、前記センサに
よる測定動作を行なわせない。一方、前記幅に関する情
報が表す値が有効な値であるときは、前記センサによる
検出動作を行なわせると供に、前記幅に関する情報が表
す値と前記センサにより測定されたされた用紙の幅の大
きさの値、及び又は、用紙の主走査方向における装てん
位置の値とを対照させ、該対照の結果、前記センサによ
り測定された値と、前記情報が表す値とが不適合である
ときには、印刷の実行を停止させる。
【0025】また、上記の制御手順を実現させるための
コンピュータプログラムは、特定の媒体に記録して保持
させることが可能である。すなわち、請求項16記載の
プログラムを記録した記録媒体は、印字要求を発行する
アプリケーションプログラムを格納するメモリを備え、
プログラムに従う処理を実行するコンピュータに、給紙
中の用紙の幅を測定するするセンサを有するプリンタに
対して印刷命令を送信させ、該プリンタを制御させるた
めのプログラムであって、アプリケーションプログラム
が発行した印字情報に、用紙の幅測定動作実施の有無に
関する情報、及び又は、用紙の幅に関する情報を付加さ
せ、前記プリンタが備えるコマンドインタープリタが解
釈可能な形式に翻訳させて前記プリンタに対して送信さ
せるように、前記コンピュータを制御するためのプログ
ラムを記録したことを特徴としている。
【0026】尚、いわゆるプリンタドライバ又はアプリ
ケーションプログラムを動作させることにより、ホスト
コンピュータを、上記課題を解決するための、印刷命令
を生成するための装置と化すことができる。
【0027】即ち、請求項17記載の印刷命令生成装置
では、給紙中の用紙の用紙幅測定動作を行い、該測定結
果に基づき印刷を停止することが可能なプリンタに対す
る印刷命令を生成する印刷命令生成装置であって、印刷
要求を発行する印刷要求発行部と、該印刷要求発行部か
らの印刷要求に基づき前記印刷命令を生成して出力する
印刷命令生成部とを有し、前記印刷命令生成部は、前記
印刷命令中に、プリンタに前記用紙幅測定動作を行わせ
るか否かの情報を含めて生成し得ることを特徴としてい
る。
【0028】また、請求項18記載の印刷命令生成装置
では、前記印刷命令生成部は、前記印刷命令中に、更
に、プリンタに前記用紙幅測定動作を行わせた結果、用
紙の幅の不適合が検出された場合でも、印刷を停止させ
るだけの用紙の幅の不適合の大きさの情報を含めて生成
し得ることを特徴としている。
【0029】尚、請求項19記載の印刷命令生成装置に
おいては、前記印刷命令生成部は、前記印刷命令中に、
更に、主走査方向における用紙の装てん位置の値に関す
る情報を含めて生成し得ることを特徴としている。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0031】図1は、本実施形態における印刷システム
全体のハードウエア構成を表す図である。本発明が適用
される印刷システムは、例えばインパクトドットマトリ
クス方式のヘッド14を有するプリンタ1と、ホストコ
ンピュータ2とからなる。プリンタ1は、複数のノーカ
ーボン紙を1綴りとした伝票用紙などの複写紙や、トラ
クタフィーダ52によって供給される連続用紙等に対し
て、ヘッド14からワイヤピンを突出させて打刻印字を
行なう。用いられる用紙が連続用紙であるときは、トラ
クタフィーダ52にセットされ、複写紙等の単票用紙で
ある場合は、手差し給紙口51、あるいはトラクタフィ
ーダ52に替えて装備されるカットシートフィーダ等に
セットされ、図中太線で示すペーパーパスに添って紙送
りされる。用紙が給紙フィーダ11により印字準備位置
に送られると、後述の手順に従ってセンサ12により用
紙幅の測定動作が実施される。プリンタ1には、CPU
16、ROM17、RAM18からなるコンピュータ構
成のプリンタ制御部が備えられている。
【0032】図2は、これらのハードウエアにより実現
される機能の内容を表すブロック図である。各機能は、
実際には所定のプログラムをCPUが実行することによ
って実現される。以下、印刷を実行する際の手続きの流
れを表すシーケンスチャートである図3をも参照しなが
ら各機能ブロックの内容を説明する。
【0033】まず印刷システムのユーザは、これから印
刷しようとする帳票等の種別に合わせて用紙種別の選択
操作を行なう。その後、印刷すべき文字列を入力した
り、出力すべきデータを選択するなど、アプリケーショ
ンプログラムにおける必要な処理を行なった後、印刷実
行の操作を行なう。アプリケーションプログラムの機能
である印字要求発行部21は、ユーザが行なった入力に
従って、用紙種別の選択に関する情報や文字列をプリン
タドライバの機能の一部である印刷命令生成部22に送
る。印刷命令生成部22では、プリンタ1側のコマンド
解釈部32(具体的にはプリンタ側のコマンドインター
プリタがこの機能を担う)が解釈可能な形式に翻訳し、
プリンタに対して送信する。
【0034】このとき、印刷命令生成部22の情報変換
部23は、印字要求発行部21からの用紙種別の指定を
受けて、用紙幅の測定動作を実施すべきか否かに関する
情報や、もし実施する場合であれば、実際にどのような
場合にセットされている用紙が間違いであるとして印刷
を停止させるか等に関する情報に変換する。情報の変換
は、変換テーブルを参照することにより行なわれる。例
えば、この変換テーブルは、図6に表すテーブル60の
ような内容をデータ化して保持するものである。ここで
は、「ダンプリスト」、「合計請求書」等の帳票名を鍵
として、各帳票の利用される態様に応じて、用紙幅の測
定を行なうか否かの指定や、許容される用紙幅の大きさ
の値を索出できるようになっている。また、テーブルに
は、新たに使用することとなった帳票類についての追加
設定を行ない、対応情報として記録できるようになって
いる。
【0035】例えば、ユーザがホストコンピュータにお
けるメモリの「ダンプリスト」を発行しようとした場合
には、印字出力はトラクタ52にセットされたファンフ
ォールド紙に対して行なわれることとなるため、幅方向
(主走査方向)全域に用紙が存在していなければならな
い。このため、用紙種別としての「ダンプリスト」を鍵
情報として、用紙幅測定動作「実施」が索出される。
【0036】このように、用紙種別の情報を鍵として索
出された情報は印刷命令生成部22でコマンド化され、
プリンタに対して送信される。図7及至図9に表す各印
刷命令は、このときの印刷命令の内容を例示するもので
ある。図7の印刷命令70は、上記のようにファンフォ
ールド紙に対して印字出力を行なう場合の印刷命令の例
を表わしている。
【0037】印刷命令70を受信したプリンタ1では、
そのコマンド解釈部32で印字データ及び制御コードを
それぞれ解釈する。解釈されたコマンドに従って、用紙
幅検出部35は実施判断シーケンス及び必要な場合の用
紙幅測定シーケンスを実行する。この場合、印字データ
70のヘッダ部には用紙幅測定動作を行なう旨の情報が
含まれているため、この情報を受けた実施判断部36で
は制御データに従ってキャリッジモータ及びセンサ12
を駆動するための制御を行なわせる。
【0038】用紙幅測定の結果、正しい用紙が装てんさ
れていると判断されるときは印字を実行し、用紙幅の値
が不正であると判断されるときは、その旨を警告する表
示をホストコンピュータに行なわせる。この用紙幅測定
中の手順につき、例えば、図12に示されるように、比
較的幅の大きな用紙である合計請求書41に対して印刷
を行なおうとした場合を実施例として、図4に示すシー
ケンスチャートをも参照して、以下に説明する。
【0039】本実施例では、用紙種別の情報「合計請求
書」を鍵として索出された「実施」の指定と用紙幅「1
87〜191」の大きさ値の情報が、印刷命令生成部2
2でコマンド化され、図8に示す印刷命令80の形式で
プリンタに対して送信される。
【0040】印字データ解釈部33で解釈されたデータ
は、イメージバッファ38にビットマップ展開される。
一方、印字スタートのコマンドを受けてモータ制御部4
0は給紙フィーダ11を起動させる。印字準備位置に用
紙が装てんされたところで、実施判断部36は制御情報
をモータ制御部40に伝え、ヘッド14を主走査させる
とともに、センサ12を駆動し、用紙の状態を測定させ
る。
【0041】測定結果は比較対照部37に戻される。こ
こで、印刷命令80に含まれていた用紙幅の許容範囲の
データと実測値が比較される。図13のグラフは、用紙
41が印刷準備位置に正しく装てんされているときの実
測データのようすを表す。グラフはY軸にフォトセンサ
12の検出電圧の値を、X軸に走査されるセンサ12の
位置を、それぞれ表す。図中点線で示される値を超える
電圧を検知する範囲X1の大きさが用紙幅の測定値とさ
れる。このときのX1の値が、印刷命令80で示されて
いた値の範囲「187〜191」に含まれるときは、比
較対照部37により正しい用紙が装てんされていると判
断され、印字が実行される。
【0042】もし、このとき、図14に示されるように
幅の小さな用紙である「A6葉書」用紙42が、誤って
装てんされているときには、センサ12により得られる
電圧の値は、図15に示すグラフのようになる。この場
合の測定値であるX2は、印刷命令80に含まれていた
値よりも小さいため、比較対照部37により用紙幅の大
きさが不適合であると判断される。
【0043】このとき、従来のインパクトプリンタにお
けるように、用紙42からはみ出す部分については、印
字データを切り捨ててもよいが、本実施形態では、印字
を停止させ、警告を表示させる構成を持たせるものとす
る。すなわち、図4に示すように、印字の実行を停止さ
せるとともに、プリンタ筐体に外装されるコントロール
パネル20の液晶表示部に「用紙幅の不正」である旨を
警告表紙させる。同時に、その旨をホストコンピュータ
にも通知し、ホスト側のモニタ等表示部24にも警告表
示を行なわせる。警告表示を見たプリンタのユーザは、
装てんされている用紙を正しい用紙と交換して印刷操作
を続行することができる。
【0044】次に、特殊な形状の用紙に印刷を行なおう
とする場合の実施例について説明する。図18は、折り
畳む前の「封筒用原紙」43の形状を表わしている。こ
の用紙は、糊代部分の張り出し形状を有するものである
ので、用紙先端部分の幅の値と、後端側の幅の値とが異
なっている。従って、図19に示されるような状態で用
紙先端部分を走査することにより測定された幅の値をも
って、幅の適合、不適合の判断を行なってしまうと、実
際には用紙が存在しない部分に打刻を行なってしまう可
能性がある。この事態を防止するために、本実施例で
は、用紙幅の測定位置についても制御を行なうものとす
る。
【0045】図9に示すテーブル90は、このとき用い
られるデータの内容を表す。テーブル90には、鍵情報
としての「封筒用原紙」に対して、用紙幅測定動作の
「実施」と、測定位置の指定「あり」、用紙幅を測定す
べき位置「垂直90及び水平20」及び用紙幅の値「1
47〜151」の各情報が対応して保持されている。ホ
ストコンピュータ2の印刷命令生成部22によって、こ
のテーブル90から索出される情報に基づき作成される
のが、図10に示される印刷命令100である。印刷命
令100がプリンタに対して送信されたときの手続きの
流れを表すシーケンスチャートである図5、及びプリン
タ制御部3における制御手順を表すフローチャートであ
る図24に従って説明する。
【0046】印刷命令が受信されると(S110)コマ
ンド解釈部32でその内容が解釈され、印字データ部分
は、イメージバッファ38にビットマップ展開される。
印刷命令のヘッダ部には、幅測定を行なう旨のデータ
「実施:YES」が含まれている(S111でYE
S)。モータ制御部40は給紙フィーダ11を起動させ
るが、本実施例においては、位置指定に関するデータが
存在するため(S112でYES)、用紙43の幅は、
印刷準備位置(図19に示す位置)で測定するのではな
く、さらに垂直方向(主走査方向)に所定量の紙送りを
行なってから測定する(S116)。このときの紙送り
量を表すのが、印刷命令100のヘッダ部に含まれるデ
ータ「垂直:90」である。垂直検知位置まで(例えば
90ミリメートル)用紙が紙送りされたところで、実施
判断部36は制御情報をモータ制御部40に伝え、ヘッ
ド14を主走査させるとともに、センサ12を駆動し、
用紙の状態を測定させる(S117)。
【0047】測定結果は比較対照部37に戻され、印刷
命令100に含まれていた用紙幅のデータと実測値が比
較される。図20のグラフは、用紙43が指定された垂
直位置に正しく装てんされているときの実測データのよ
うすを表す。図中、用紙が検知されない範囲X3の大き
さが、「水平:20」に合致し(S118でYES)、
かつ、用紙の幅X4の値が印刷命令100に示される値
の範囲「147〜151」に含まれるときは(S114
でYES)、比較対照部37により正しい用紙が装てん
されていると判断され、印字が実行される。
【0048】これらの条件に適合しない場合は、いずれ
も印刷動作が中止され、用紙の配置不適合、又は用紙幅
の大きさの値が不適合である旨が、プリンタ外装に備え
られるコントロールパネル20に表示されるとともに、
ホストコンピュータ2に対して通知され、モニタ等の表
示部24に表示される(S119及びS120)。
【0049】次に、用紙幅の大きさについては適合させ
るが、用紙の配置については適合、不適合を問わないよ
うな場合の実施例について説明する。
【0050】既に説明した図14に示す「A6葉書」用
紙42に対して印字を行なう場合、例えば、図16に示
す状態のように、用紙そのものは正しい幅の「A6葉
書」用紙が給紙されているが、用紙の配置のみが異なる
場合、これをどのように扱うかの問題がある。図17に
示すグラフは、このときの検出電圧の状態を表す。この
場合を用紙幅の大きさの不適合の場合と同様、印字を中
止させて警告表示を行なわせることも考えられるが、印
字制御部において、印字開始位置の調整を行なわせ、そ
のまま印字を実行させることができれば、用紙を装てん
し直す手間と時間を省くことができる。
【0051】そのために、図9に示すテーブル90で
は、鍵情報「A6葉書」に対して、幅の大きさの測定は
「実施」するが、用紙検出位置の指定は「なし」という
対応情報が索出されるようになっている。ここから生成
される印刷命令が、図11に表す印刷命令110であ
る。これを受信したプリンタの制御部3では、用紙幅の
測定は行なうが、配置の適合不適合については判断しな
い(S111でYES、S112でNO、S113)。
測定された幅が、印刷命令110に含まれている幅の情
報「98〜102」に適合する場合は、そのまま印字が
実行される(S114でYES、S115)。
【0052】一方、もしユーザによって選択された用紙
が、色付きのA4単票用紙であった場合は、この場合は
用紙の反射率が低いことから、用紙幅測定動作のための
スキャンを行なっても無駄である。この場合は、テーブ
ル60あるいはテーブル90から用紙幅測定動作の「不
実施」が索出され、図21に示す印刷命令210が生成
される。この場合、実施判断部36は、制御データをパ
ススルーさせ、通常の印字制御のみが行なわれる(S1
11でNO)。なお、このとき生成される印刷命令は、
印刷命令211のように、用紙幅の大きさとして無効な
値である「∞」あるいは「0」などを含むようにしてお
いてもよい。このようにすることにより制御データの引
き数の構成を一元化することができる。このような場
合、実施判断部36がこの無効な値を読み取って、セン
サ12を起動させないようにする。
【0053】以上、プリンタドライバの有する機能ブロ
ックである印刷命令生成部22において、テーブルを用
いたデータの変換を行なう例について説明した。このデ
ータ変換は、必ずしもプリンタドライバの機能として行
なわれる必要はなく、アプリケーションプログラム側に
この機能を持たせる構成であってもよい。その場合のホ
ストコンピュータ側における機能ブロックの構成例を図
22に表す。アプリケーションプログラムの実行により
実現される機能ブロックである印字要求発行部21の情
報変換部23は、前述のテーブル60あるいはテーブル
90を参照し、用紙種別の情報を鍵として、用紙幅測定
動作を実施させるか、及び実施させる場合においては印
字が許される範囲をどれだけに設定するか等の情報を索
出する。このときの手続きの流れを、図23のシーケン
スチャートに表す。
【0054】さらに、データ変換テーブルは、プリンタ
側にこれを備えるようにしておいてもよい。そのとき
は、プリンタ1のROM17にあらかじめテーブルを保
持させておく、あるいは専用の不揮発性メモリを別途用
意して、これにテーブルを保持させておくようにする。
印刷命令には、該テーブルを用いてデータ変換を行なわ
せるための制御データを含める。
【0055】データ変換テーブルは、必ずしも「実施/
不実施」に関する情報と、許容される用紙幅の値に関す
る情報、さらには用紙の配置に関する情報のそれぞれを
1のテーブルとして保持するものである必要はない。必
要に応じてどれか1つの対応情報のみを備える構成であ
ってもよいし、別々に複数のテーブルを備える構成であ
っても構わない。
【0056】
【発明の効果】従来、どんな用紙に印字を行なう場合で
あっても、一律に用紙幅測定動作を行ない、且つ、一律
に印字しきれないデータの一部分を切り捨てて印字を行
なっていたのに対し、本発明の印刷システム、プリン
タ、及び印刷命令生成装置を用いることによって、不必
要な用紙幅測定動作を省略し、また、必要以上に印字を
停止させることを無くして、スループットの向上も図れ
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における印刷システム全体のハードウ
エア構成を表す図である。
【図2】印刷システムが有する各機能を説明するための
ブロック図である。
【図3】印刷を実行する際に、用紙幅測定動作を実施す
るか否かの判断、及び幅測定を行なった結果の手続きの
流れの一例を表すシーケンスチャートである。
【図4】図3に表す用紙幅測定シーケンスの詳細の一例
を表すシーケンスチャートである。
【図5】図3に表す用紙幅測定シーケンスの詳細の他の
例を表すシーケンスチャートである。
【図6】データ変換テーブルに保持させる情報の内容の
一例を表わした図である。
【図7】実施形態の印刷システムで用いられる印刷命令
の内容を表わした図であって、トラクタフィーダを用い
て印刷を行なう場合のデータの一例を表す。
【図8】実施形態の印刷システムで用いられる印刷命令
の内容を表わした図であって、単票用紙において幅測定
を行なわせる場合のデータの一例を表す。
【図9】データ変換テーブルに保持させる情報の内容の
他の例を表わした図である。
【図10】実施形態の印刷システムで用いられる印刷命
令の内容を表わした図であって、用紙の幅測定及び配置
に関する判断を行なわせる場合のデータの一例を表す。
【図11】実施形態の印刷システムで用いられる印刷命
令の内容を表わした図であって、用紙の幅測定のみを行
なわせる場合のデータの一例を表す。
【図12】用紙幅測定動作について説明するために、プ
リンタ機構内部の概要を表わした図であって、幅の広い
用紙が正しくセットされている状態を表す。
【図13】図12に表す状態で、センサにより測定され
る値をグラフ化して表す図である。
【図14】用紙幅測定動作について説明するために、プ
リンタ機構内部の概要を表わした図であって、幅の狭い
用紙が正しくセットされている状態を表す。
【図15】図14に表す状態で、センサにより測定され
る値をグラフ化して表す図である。
【図16】用紙幅測定動作について説明するために、プ
リンタ機構内部の概要を表わした図であって、幅の狭い
用紙が別の配置でセットされている状態を表す。
【図17】図16に表す状態で、センサにより測定され
る値をグラフ化して表す図である。
【図18】矩形ではない用紙の形状の一例を表す図であ
る。
【図19】用紙幅測定動作について説明するために、プ
リンタ機構内部の概要を表わした図であって、図18に
表す用紙がセットされている状態を表す。
【図20】図19に表す状態で、センサにより測定され
る値をグラフ化して表す図である。
【図21】実施形態の印刷システムで用いられる印刷命
令の内容を表わした図であって、用紙の幅測定動作を行
なわせない場合のデータの例を各々表す。
【図22】図2に表す機能ブロックの構成とは異なる構
成の例を表す図である。
【図23】図22に表す構成を採用した場合における、
用紙幅測定動作を実施するか否かの判断、及び幅測定を
行なった結果の手続きの流れの一例を表すシーケンスチ
ャートである。
【図24】印刷命令がプリンタに対して送信されたとき
の、プリンタ制御部における制御手順を表すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 プリンタ 11 給紙フィーダ 111 給紙モータ 112 給紙ローラ 12 フォトセンサ 13 キャリッジ 132 ガイドレール 133 プラテン 14 ヘッド 15 排紙フィーダ 151 排紙モータ 152 排紙ローラ 16 CPU 17 ROM 18 RAM 20 コントロールパネル 2 ホストコンピュータ 21 印字要求発行部 22 印刷命令生成部 23 情報変換部 24 表示部 3 プリンタ制御部 31 インタフェース部 32 コマンド解釈部 33 印字データ解釈部 34 制御コード解釈部 35 用紙幅検出部 36 実施判断部 37 比較対照部 39 ヘッド制御部 40 モータ制御部 41,42,43 印刷用紙 50 プリンタ筐体 51 手差し給紙口 53 排紙口 60,90 テーブル 70,80,100,110,210,211 印刷命
フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB08 AB23 AC04 AC11 AD01 AE01 AE02 AE12 GB03 GB17 GB33 GB47 GB52 GB53 GB54 2C059 AA00 AA29 AA44 AA56 AA62 AA63 AA78 2C061 AP01 AQ01 AS02 AS05 BB15 HH05 HK07 HL01 HV11 HV32 3F048 AA05 AB01 BA07 BB02 BB05 BC00 CA03 EA01 5B021 AA01 AA02 BB01 KK02 KK03 NN16

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタにおける用紙幅測定動作の実施
    の有無に関する情報を含む印刷命令を生成可能な印刷命
    令生成部を有するホストコンピュータと、 前記ホストコンピュータから受け取った前記実施の有無
    に関する情報に応じて、用紙幅の測定動作を実施する用
    紙幅測定センサを有するプリンタとを有することを特徴
    とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷システムにおいて、 前記ホストコンピュータの印刷命令生成部は、 用紙種別情報と、用紙種別毎の用紙幅測定動作を実施す
    るか否かの情報とを対応して記憶する第1のテーブルを
    備え、 印字要求を発行する印字要求発行部から、印刷用紙種別
    の指定を受けた場合に、当該用紙の種別情報を鍵とし
    て、第1のテーブルを検索し、索出された検出動作を実
    施するか否かの情報に従った印刷命令を生成することを
    特徴とする印刷システム。
  3. 【請求項3】 印刷目標用紙の幅に関する情報を含む印
    刷命令を生成可能な印刷命令生成部を有するホストコン
    ピュータと、 主走査方向に用紙を走査して検出可能なセンサを有し、
    該センサにより検出された用紙の幅が、前記ホストコン
    ピュータから受信した情報が表す幅に対して不正な値と
    なるときに、印刷の実行を停止するプリンタとを有する
    ことを特徴とする印刷システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印刷システムにおいて、 前記不正な値は、用紙の幅の大きさの不適合であること
    を特徴とする印刷システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の印刷システムにおいて、 前記不正な値は、主走査方向における用紙の配置の不適
    合であることを特徴とする印刷システム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の印刷システムにおいて、 前記ホストコンピュータの印刷命令生成部は、用紙種別
    情報と、各用紙種別毎の用紙の幅の大きさに関する情報
    とを対応して記憶する第2のテーブルを備え、 印字要求を発行する印字要求発行部から、印刷用紙種別
    の指定を受けた場合に、当該用紙の種別情報を鍵とし
    て、第2のテーブルを検索し、索出された用紙の幅の大
    きさに関する情報を含む印刷命令を生成することを特徴
    とする印刷システム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の印刷システムにおいて、 前記ホストコンピュータの印刷命令生成部は、用紙種別
    情報と、各用紙種別毎の用紙の主走査方向における用紙
    の装てん位置に関する情報とを対応して記憶する第3の
    テーブルを備え、 印字要求を発行する印字要求発行部から、印刷用紙種別
    の指定を受けた場合に、当該用紙の種別情報を鍵とし
    て、第3のテーブルを検索し、索出された用紙の装てん
    位置に関する情報を含む印刷命令を生成することを特徴
    とする印刷システム。
  8. 【請求項8】 双方向通信可能に接続されるホストコン
    ピュータとプリンタとからなる請求項3及至請求項7記
    載の印刷システムにおいて、 前記プリンタは、前記印刷の実行を停止するに際して、
    ホストコンピュータに対し、用紙の幅の値が不正である
    旨を通知することを特徴とする印刷システム。
  9. 【請求項9】 請求項3乃至請求項8記載の印刷システ
    ムにおいて、 前記ホストコンピュータの印刷命令生成部は、印刷命令
    中に用紙の幅測定動作実施の有無に関する情報をも含め
    て送信可能に構成され、 前記プリンタのセンサは、ホストコンピュータから受け
    取った前記実施の有無に関する情報に応じて、用紙を走
    査して検出する動作を実施することを特徴とする印刷シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 給紙中の用紙の幅を測定可能なセンサ
    を有し、該センサにより用紙幅の不正が検出された場合
    に、印刷の実行を停止するプリンタであって、 ホストコンピュータから、用紙の幅測定動作の実施を命
    じる情報を含む印刷命令を受け取った場合にのみ、前記
    センサによる用紙幅の測定を行うことを特徴とするプリ
    ンタ。
  11. 【請求項11】 給紙中の用紙の幅を測定可能なセンサ
    を有し、該センサにより用紙幅の不正が検出された場合
    に、印刷の実行を停止するプリンタにおいて、 用紙種別情報と、用紙種別毎の用紙幅測定動作を実施す
    るか否かの情報とを対応して記憶する第1のテーブルを
    備え、 ホストコンピュータから、用紙種別情報を含む印刷命令
    を受け取った場合に、当該用紙の種別情報を鍵として、
    第1のテーブルを検索し、索出された測定動作を実施す
    るか否かの情報に従って、前記センサによる用紙幅の測
    定動作を実施することを特徴とするプリンタ。
  12. 【請求項12】 給紙中の用紙の幅を測定可能なセンサ
    を有するプリンタにおいて、 ホストコンピュータから、用紙の幅の値に関する情報を
    含む印刷命令を受け取った場合に、前記センサにより測
    定された幅の値が、前記ホストコンピュータから受信し
    た情報が表す幅に対して不正な値となるときに、印刷の
    実行を停止することを特徴とするプリンタ。
  13. 【請求項13】 給紙中の用紙の幅を測定可能なセンサ
    を有するプリンタにおいて、 用紙種別情報と、各用紙種別毎の用紙幅の大きさの値に
    関する情報とを対応して記憶する第2のテーブルを備
    え、 ホストコンピュータから、用紙種別情報を含む印刷命令
    を受けた場合に、当該用紙の種別情報を鍵として、第2
    のテーブルを検索し、 前記センサにより検出された用紙の幅の大きさの値と、
    第2のテーブルから索出された情報が表す用紙の幅の大
    きさの値とが適合しない場合に、印刷の実行を停止する
    ことを特徴とするプリンタ。
  14. 【請求項14】 給紙中の用紙の幅を測定可能なセンサ
    を有するプリンタにおいて、 用紙種別情報と、各用紙種別毎の用紙の主走査方向にお
    ける装てん位置に関する情報とを対応して記憶する第3
    のテーブルを備え、 ホストコンピュータから、用紙種別情報を含む印刷命令
    を受けた場合に、当該用紙の種別情報を鍵として、第3
    のテーブルを検索し、 前記センサにより検出された用紙の主走査方向における
    装てん位置の値と、第3のテーブルから索出された情報
    が表す位置の値とが適合しない場合に、印刷の実行を停
    止することを特徴とするプリンタ。
  15. 【請求項15】 給紙中の用紙の幅を測定可能なセンサ
    を有し、該センサにより測定された幅に応じて、印字を
    停止又は続行可能に構成されたプリンタと、ホストコン
    ピュータとからなる印刷システムの制御方法であって、 前記ホストコンピュータには、印刷命令に、用紙の幅に
    関する情報を含ませて送信させ、 前記プリンタには、前記幅に関する情報が表す値が無効
    な値であるときは、前記センサによる測定動作を行なわ
    せず、 前記幅に関する情報が表す値が有効な値であるときは、
    前記センサによる検出動作を行なわせるとともに、 前記幅に関する情報が表す値と前記センサにより測定さ
    れたされた用紙の幅の大きさの値、及び又は、用紙の主
    走査方向における装てん位置の値とを対照させ、 該対照の結果、前記センサにより測定された値と、前記
    情報が表す値とが不適合であるときには、印刷の実行を
    停止させることを特徴とする印刷システムの制御方法。
  16. 【請求項16】 印字要求を発行するアプリケーション
    プログラムを格納するメモリを備え、プログラムに従う
    処理を実行するコンピュータに、 給紙中の用紙の幅を測定するするセンサを有するプリン
    タに対して印刷命令を送信させ、該プリンタを制御させ
    るためのプログラムであって、 アプリケーションプログラムが発行した印字情報に、用
    紙の幅測定動作実施の有無に関する情報、及び又は、用
    紙の幅に関する情報を付加させ、 前記プリンタが備えるコマンドインタープリタが解釈可
    能な形式に翻訳させて前記プリンタに対して送信させる
    ように、前記コンピュータを制御するためのプログラム
    を記録したことを特徴とする記録媒体。
  17. 【請求項17】 給紙中の用紙の用紙幅測定動作を行
    い、該測定結果に基づき印刷を停止することが可能なプ
    リンタに対する印刷命令を生成する印刷命令生成装置で
    あって、 印刷要求を発行する印刷要求発行部と、該印刷要求発行
    部からの印刷要求に基づき前記印刷命令を生成して出力
    する印刷命令生成部とを有し、 前記印刷命令生成部は、前記印刷命令中に、プリンタに
    前記用紙幅測定動作を行わせるか否かの情報を含めて生
    成し得ることを特徴とする印刷命令生成装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の印刷命令生成装置に
    おいて、 前記印刷命令生成部は、前記印刷命令中に、更に、プリ
    ンタに前記用紙幅測定動作を行わせた結果、用紙の幅の
    不適合が検出された場合でも、印刷を停止させるだけの
    用紙の幅の不適合の大きさの情報を含めて生成し得るこ
    とを特徴とする印刷命令生成装置。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18記載の印刷命令生
    成装置において、 前記印刷命令生成部は、前記印刷命令中に、更に、主走
    査方向における用紙の装てん位置の値に関する情報を含
    めて生成し得ることを特徴とする印刷命令生成装置。
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