JP2000020013A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2000020013A
JP2000020013A JP10184949A JP18494998A JP2000020013A JP 2000020013 A JP2000020013 A JP 2000020013A JP 10184949 A JP10184949 A JP 10184949A JP 18494998 A JP18494998 A JP 18494998A JP 2000020013 A JP2000020013 A JP 2000020013A
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rgb ratio
color
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Hisashi Yoshikawa
恒 吉川
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 APL(映像平均輝度レベル)の高い映像を
PDP等で表示した場合、ガンマ補正で肌色(特定色の
一例)が不自然な色となるのを防止すること。 【解決手段】 入力R、G、B信号のAPLに対応した
ガンマ補正データをγ−ROM10から読み出しガンマ
補正を行う映像信号処理装置において、肌色に対応した
ガンマ補正データを記憶した肌色調整用γ−ROM20
と、肌色に相当したRGB比を設定するRGB比入力部
24及びRGB比記憶部28とを設け、画質補正処理回
路22によって、入力R、G、B信号のAPLが一定値
より高く、かつ検出したRGB比がRGB比記憶部28
の設定値と同一であると判別したときにのみ、γ−RO
M10からAPLに対応したガンマ補正データを読み出
す代わりに肌色調整用γ−ROM20から肌色に対応し
たガンマ補正データを読み出し、入力R、G、B信号を
補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数段階の映像平
均輝度レベル(以下、単にAPLと記述する)に対応し
たガンマ補正データを記憶した第1メモリと、入力カラ
ー映像信号のAPLを演算し、第1メモリから対応した
ガンマ補正データを読み出し、入力カラー映像信号を補
正して出力する画質補正処理回路とを具備してなる映像
信号処理装置(例えばPDP(プラズマディスプレイパ
ネル)用の映像信号処理装置)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の映像信号処理装置は、例
えば図3に示すように構成されていた。すなわち、第1
メモリとしてのγ−ROM(ガンマ−ロム、ROMはリ
ードオンリメモリの略)10と、画質補正処理回路12
と、白バランス調整回路14とを具備し、γ−ROM1
0にはR(赤)、G(緑)、B(青)信号のそれぞれに
ついての複数段階のAPLに対応したガンマ補正データ
が記憶されている。この複数段階のAPLに対応したガ
ンマ補正データは、例えば、B信号については、図4に
示すような3段階のガンマ補正曲線γb1、γb2、γ
b3上のデータからなり、このガンマ補正曲線γb1、
γb2、γb3のうち、γb1は標準的な明るさのAP
Lに対応し、γb2は標準的な明るさより暗いAPLに
対応し、γb3は標準的な明るさより明るいAPLに対
応している。R、G信号についてのガンマ補正データ
は、B信号についてのガンマ補正データに対して一定の
関係にありB信号用のガンマ補正データが決まれば一義
的に決まるので、B信号用のガンマ補正曲線γb1〜γ
b3に対応したR、G信号用のガンマ補正曲線γr1〜
γr3、γg1〜γg3(図示省略)上のデータからな
っている。
【0003】画質補正処理回路12は、入力カラー映像
信号であるR、G、B信号(ディジタル信号)に基づい
てAPLを検出し、γ−ROM10から対応したガンマ
補正データを読み出し、このガンマ補正データで入力
R、G、B信号を補正して出力する。例えば、検出した
APLが標準的な明るさのときには、この検出APLを
アドレスとしてγ−ROM10から対応したR、G、B
信号用のガンマ補正データ(例えばB信号についてはガ
ンマ補正曲線γb1上のデータ)を読み出して入力R、
G、B信号を補正し、ガンマ補正曲線に沿った入出力変
換が行われる(例えばB信号については図4のガンマ補
正曲線γb1に沿った入出力変換が行われる)。白バラ
ンス調整回路14は、例えばルックアップテーブルから
なり、画質補正処理回路12から出力したR、G、B信
号のレベルを調節してPDP等の表示部へ出力し、この
表示部におけるR、G、Bの発光のバランスを調整す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示した従来の映像信号処理装置を用いてAPLの高い明
るい映像をPDP等の表示部で表示した場合、この明る
い映像の中に映し出された人の肌色の彩度が低下し、こ
の肌色が人の記憶している色(すなわち記憶色)と異な
り不自然な色になるという問題点があった。すなわち、
PDP等の表示部でAPLの高い明るい映像を表示した
場合、一般的に映像の彩度が低下する。このため、AP
Lの高い明るい映像の中に映し出されている肌色の彩度
が低下すると、人が肌色として記憶している記憶色と異
なり不自然な色に感じるからである。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、APLの高い明るい映像をPDP等の表示部で表示
した場合に、ガンマ補正によって肌色や花の色のような
特定の色が不自然な色となるのを防止することのできる
映像信号処理装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
段階のAPLに対応したガンマ補正データを記憶した第
1メモリと、入力カラー映像信号のAPLを演算し、第
1メモリから対応したガンマ補正データを読み出し、入
力カラー映像信号を補正して出力する画質補正処理回路
とを具備してなる映像信号処理装置において、特定色に
対応したガンマ補正データを記憶した第2メモリと、特
定色に相当したRGB比を設定するRGB比設定部とを
設け、画質補正処理回路は、入力カラー映像信号のRG
B比を検出してRGB比設定部の設定値と同一か否かを
判別し、同一と判別したときにのみ第1メモリからAP
Lに対応したガンマ補正データを読み出す代わりに第2
メモリから特定色に対応したガンマ補正データを読み出
し、入力カラー映像信号を補正してなることを特徴とす
るものである。
【0007】画質補正処理回路は次ぎのように作用す
る。入力カラー映像信号のRGB比を検出し、この検出
値がRGB比設定部の設定値と同一か否かを判別する。
設定値と同一でないと判別したときには、第1メモリか
らAPLに対応したガンマ補正データを読み出し、この
ガンマ補正データで入力カラー映像信号を補正する。設
定値と同一であると判別したときには、第1メモリから
APLに対応したガンマ補正データを読み出す代わりに
第2メモリから特定色(例えば人の肌色)に対応したガ
ンマ補正データを読み出し、このガンマ補正データで入
力カラー映像信号を補正する。このように入力カラー映
像信号のRGB比が特定色に相当しているときには、A
PLに対応したガンマ補正データの代わりに特定色に対
応したガンマ補正データで入力カラー映像信号を補正す
るので、APLの高い明るい映像をPDP等の表示部で
表示した場合に、特定色が不自然な色となるのを防止す
ることができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、彩度の低下で記憶色と異なってしまう特定色(例え
ば肌色)がガンマ補正で不自然な色に表示されるのを適
切に防止するために、画質補正処理回路の判別機能及び
補正機能を次ぎのように変更する。すなわち、画質補正
処理回路は、入力カラー映像信号の映像平均輝度レベル
が一定値より高く、かつ入力カラー映像信号について検
出したRGB比がRGB比設定部の設定値と同一である
か否かを判別し、映像平均輝度レベルが一定値より高く
かつ検出RGB比が設定値と同一と判別したときにの
み、第1メモリから映像平均輝度レベルに対応したガン
マ補正データを読み出す代わりに第2メモリから特定色
に対応したガンマ補正データを読み出し、入力カラー映
像信号を補正するように構成する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、特定色に対応したガンマ補正をAPLのレベ
ルに応じて行うために、第2メモリに、複数段階のAP
Lについての特定色に対応したガンマ補正データを記憶
し、画質補正処理回路によって、入力カラー映像信号の
APLと特定色のRGB比とに対応したガンマ補正デー
タを第2メモリから読み出し、入力カラー映像信号を補
正する。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、第2メモリに記憶するガンマ補正データを装
置自体に固有のものとして決めるためにガンマ補正デー
タ演算回路を設け、このガンマ補正データ演算回路によ
って、画質補正処理回路が特定色に対応したガンマ補正
を行っているときにおける、画質補正処理回路の入力カ
ラー映像信号に対する出力カラー映像信号のヒストグラ
ムに基づいて、特定色に対応したガンマ補正データを演
算し、第2メモリのガンマ補正データとして書き込むも
のである。
【0011】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、第2メモリに記憶するガンマ補正データを装置自体
に固有のものとして決めるためにガンマ補正データ演算
回路を設け、このガンマ補正データ演算回路によって、
画質補正処理回路が特定色に対応したガンマ補正を行っ
ているときにおける、画質補正処理回路の入力カラー映
像信号に対する出力カラー映像信号のヒストグラムに基
づいて、複数段階のAPLについての特定色に対応した
ガンマ補正データを演算し、第2メモリのガンマ補正デ
ータとして書き込むものである。
【0012】請求項6の発明は、請求項4又は5の発明
において、ガンマ補正用の特定色を可変できるようにす
るために、RGB比設定部を、特定色に相当したRGB
比を入力するRGB比入力部と、このRGB比入力部か
ら入力したRGB比を記憶するRGB比記憶部とで構成
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による映像信号処理装置の
一実施形態例を図1を用いて説明する。図1において、
図3と同一部分は同一符号とする。図1において、10
は第1メモリとしてのγ−ROM、14はルックアップ
テーブルで形成された白バランス調整回路、20は第2
メモリとしてのデータ書き替え可能な肌色調整用γ−R
OM、22は画質補正処理回路、24は肌色(特定色の
一例)に相当したRGB比を入力するRGB比入力部、
26はγ補正データ演算回路である。前記肌色調整用γ
−ROM20には、肌色に対応したガンマ補正データが
予め記憶され、このガンマ補正データは前記γ補正デー
タ演算回路26の演算で求めたガンマ補正データで書き
替え可能になっている。
【0014】前記画質補正処理回路22には、前記RG
B比入力部24から入力したRGB比を設定値として記
憶するRGB比記憶部28が設けられ、このRGB比記
憶部28と前記RGB比入力部24とはRGB比設定部
を構成している。前記画質補正処理回路22は次ぎに示
すような機能〜を具備している。 入力R、G、B信号に基づいてAPLを検出するAP
L検出機能。 入力R、G、B信号に基づいてRGB比を検出する機
能。 入力R、G、B信号のAPLが予め設定した一定値よ
り高いか否かを判別する機能。 検出したRGB比をRGB比記憶部28の設定値と比
較し、設定値と同一か否かを判別する機能。 判別機能でAPLが一定値より高いと判別され、か
つ判別機能でRGB比が設定値と同一と判別されたと
きのみ一方の判別信号(例えばHレベル信号)を出力線
30に出力し、それ以外のとき(APLが一定値より高
くRGB比が同一でないとき、又はAPLが一定値より
低くRGB比が同一若しくは同一でないとき)に他方の
判別信号(例えばLレベル信号)を出力線30に出力す
る判別機能。 判別機能により出力線30に一方の判別信号(例え
ばHレベル信号)を出力しているときに、γ−ROM1
0からAPLに対応したR、G、B信号用のガンマ補正
データを読み出す代わりに、肌色調整用γ−ROM20
から肌色に対応したR、G、B信号用のガンマ補正デー
タを読み出し、このガンマ補正データで入力したR、
G、B信号を補正して出力する機能。 判別機能により出力線30に他方の判別信号(例え
ばLレベル信号)を出力しているときに、γ−ROM1
0からAPLに対応したR、G、B信号用のガンマ補正
データ(例えばB信号については図4のγb1上の補正
データ)を読み出し、このガンマ補正データで入力した
R、G、B信号を補正して出力する機能。
【0015】前記γ補正データ演算回路26は、前記画
質補正処理回路22の出力線30から一方の判別信号
(例えばHレベル信号)が出力しているときにおける、
前記画質補正処理回路22に入力したB信号に対する出
力B信号のヒストグラム(度数分布図)をRAM32に
記憶し、このRAM32に記憶したヒストグラムに基づ
いて、複数段階のAPLについての肌色に対応したB信
号用のガンマ補正データを演算すると共に、このB信号
用のガンマ補正データに基づいてR、G信号用のガンマ
補正データを演算し、複数段階のAPLについての肌色
に対応したR、G、B信号用のガンマ補正データとして
肌色調整用γ−ROM20に書き込むように構成されて
いる。
【0016】つぎに、図1の実施例の作用を図2及び図
4を併用して説明する。説明の便宜上、RGB比入力部
24から入力した肌色に相当するRGB比がRGB比記
憶部28に記憶され、肌色調整用γ−ROM20には、
RGB比記憶部28に記憶されたRGB比に相当する肌
色に対応した、R、G、B信号のそれぞれについての3
段階のAPLに関するガンマ補正データが記憶されてい
るものとする。この肌色に対応したR、G、B信号用の
ガンマ補正データのうちのB信号用のガンマ補正データ
は、図2に示すような3段階のAPLについてのガンマ
補正曲線γbh1、γbh2、γbh3上のデータから
なり、このガンマ補正曲線γbh1、γbh2のうち、
γbh1は標準的な明るさのAPLに対応し、γbh2
は標準的な明るさより暗いAPLに対応し、γbh3は
標準的な明るさより明るいAPLに対応しているものと
する。また、R、G信号用のガンマ補正データは、B信
号用のガンマ補正データに対して一定の関係を満足する
ように、3段階のAPLについてのガンマ補正曲線γr
h1〜γrh3、γgh1〜γgh3(図示省略)上の
データからなっている。
【0017】(イ)画質補正処理回路22はその各機能
に基づいて次ぎのように作用する。まず、APL検出機
能により入力R、G、B信号に基づいてAPLが検出
されるとともに、RGB比検出機能により入力R、
G、B信号に基づいてRGB比が検出される。ついで、
判別機能によりAPLが一定値より高いか否かが判別
され、判別機能によりRGB比が設定値と同一か否か
が判別される。判別機能でAPLが一定値より高いと
判別され、かつ判別機能でRGB比が設定値と同一と
判別されたときときのみ、判別機能により出力線30
に一方の判別信号(例えばHレベル信号)が出力し、そ
れ以外のときに判別機能により出力線30に他方の判
別信号(例えばLレベル信号)が出力する。(例えば
H、Lレベル信号)する。判別機能により出力線30
に一方の判別信号(例えばHレベル信号)が出力してい
るときには、ガンマ補正機能により、γ−ROM10
からAPLに対応したガンマ補正データを読み出す代わ
りに、肌色調整用γ−ROM20から肌色に対応した
R、G、B信号用のガンマ補正データ(例えばB信号に
ついては図2のγbh1上の補正データ)を読み出し、
このガンマ補正データで入力したR、G、B信号を補正
して出力する。判別機能により出力線30に他方の判
別信号(例えばLレベル信号)が出力しているときに
は、ガンマ補正機能により、γ−ROM10からAP
Lに対応したガンマ補正データ(例えばB信号について
は図4のγb1上の補正データ)を読み出し、このガン
マ補正データで入力したR、G、B信号を補正して出力
する。
【0018】(ロ)白バランス調整回路14は、画質補
正処理回路22から出力したR、G、B信号を、そのレ
ベル比が白バランスを保つように調整したR、G、B信
号に変換してPDP(図示省略)へ出力し、このPDP
で対応した映像が表示される。
【0019】(ハ)γ補正データ演算回路26は、画質
補正処理回路22の出力線30に一方の判別信号(例え
ばHレベル信号)が出力しているときにおける、画質補
正処理回路22の入力B信号に対する出力B信号のヒス
トグラムを求めてRAM32に記憶し、このRAM32
に記憶したヒストグラムに基づいてB信号に関する3段
階のAPLについての肌色に対応したガンマ補正データ
を演算し、さらにこのB信号用のガンマ補正データに基
づいてR、G信号用のガンマ補正データを演算し、これ
らのR、G、B信号用のガンマ補正データで肌色調整用
γ−ROM20のガンマ補正データを書き替える。この
ため、肌色調整用γ−ROM20のガンマ補正データ
は、RGB比入力部24を介してRGB比記憶部28に
記憶した個別のRGB比に相当した肌色に対応したデー
タにすることができる。
【0020】前記実施形態例では、第2メモリとしての
肌色調整用γ−ROMを、第1メモリとしてのγ−RO
Mとは別体に設けた場合について説明したが、本発明は
これに限るものでなく、第1メモリとしてのγ−ROM
に所定の空き容量がある場合には、この空き容量の領域
に肌色調整用γ−ROMを形成した場合についても利用
することができる。
【0021】前記実施形態例では、特定色が肌色の場合
について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、
特定色が肌色以外の場合についても利用することができ
る。例えば、花の色や木の葉の緑色を特定色とした場合
についても利用することができる。この場合、RGB比
入力部を介してRGB比記憶部に記憶するRGB比を、
花の色や木の葉の緑色に相当した値にすればよい。
【0022】前記実施形態例では、RGB比設定部をR
GB比入力部とRGB比記憶部で構成して、ガンマ補正
用の特定色を可変できるように構成したが、本発明はこ
れに限るものではなく、ガンマ補正用の特定色を固定し
た場合についても利用することができる。例えば、RG
B比入力部を省略しRGB比記憶部のみでRGB比設定
部を構成し、肌色、花の色、木の葉の緑色のうちの1つ
の色を特定色とし、この特定色に相当するRGB比を予
めRGB比記憶部に記憶した場合についても利用するこ
とができる。
【0023】前記実施形態例では、APLが一定値より
高くかつRGB比が設定値と同一と判別され、画質補正
処理回路の出力線から一方の判別信号(例えばHレベル
信号)が出力しているときにおける、画質補正処理回路
の入力カラー映像信号に対する出力カラー映像信号のヒ
ストグラムに基づいて、特定色に対応したガンマ補正デ
ータを演算し、第2メモリのガンマ補正データとして書
き込むガンマ補正データ演算回路を設けて、第2メモリ
に記憶するガンマ補正データを装置自体に固有なものと
して装置毎に特定色が不自然な色となるのを防止できる
ように構成したが、本発明はこれに限るものでく、ガン
マ補正データ演算回路を省略し、RGB比設定部で設定
したRGB比に相当する特定色に対応したガンマ補正デ
ータを予め第2メモリに記憶しておき、このガンマ補正
データで入力カラー映像信号を補正する場合についても
利用することができる。
【0024】前記実施形態例では、彩度の低下で記憶色
と異なってしまう特定色(例えば肌色)がガンマ補正で
不自然な色に表示されるのを適切に防止するために、画
質補正処理回路は検出機能、判別機能及びガ
ンマ補正機能を具備するように構成したが、本発明
はこれに限るものでなく、判別機能の代わりに次
ぎに示す判別機能を具備したものについても利用する
ことができる。 検出機能で検出したRGB比をRGB比記憶部28
の設定値と比較し、設定値と同一か否かを判別し、同一
と判別したときには一方の判別信号(例えばHレベル信
号)を出力線30に出力し、同一でないと判別したとき
には他方の判別信号(例えばLレベル信号)を出力線3
0に出力する機能。この場合、画質補正処理回路の機能
を簡略化できるので、画質補正処理回路の構成を簡単に
することができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、特定
色(例えば人の肌色)に対応したガンマ補正データを記
憶した第2メモリと、特定色に相当したRGB比を設定
するRGB比設定部とを設け、画質補正処理回路によ
り、入力カラー映像信号のRGB比を検出してRGB比
設定部の設定値と同一か否かを判別し、同一と判別した
ときに第1メモリからAPLに対応したガンマ補正デー
タを読み出す代わりに第2メモリから特定色に対応した
ガンマ補正データを読み出し、入力カラー映像信号を補
正するように構成したので、APLの高い明るい映像を
PDP等の表示部で表示した場合に、特定色が不自然な
色となるのを防止できる。
【0026】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、画質補正処理回路の判別機能を変更することによっ
て、APLが一定値より高くかつ検出RGB比が設定値
と同一と判別したときにのみ、第1メモリから映像平均
輝度レベルに対応したガンマ補正データを読み出す代わ
りに第2メモリから特定色に対応したガンマ補正データ
を読み出し、ガンマ補正するように構成たので、彩度の
低下で記憶色と異なってしまう特定色(例えば肌色)が
ガンマ補正で不自然な色に表示されるのを適切に防止す
ることができる。
【0027】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、第2メモリに、複数段階のAPLについての
特定色に対応したガンマ補正データを記憶し、画質補正
処理回路によって、入力カラー映像信号のAPLと特定
色のRGB比とに対応したガンマ補正データを第2メモ
リから読み出し、入力カラー映像信号を補正するように
したので、特定色に対応したガンマ補正をAPLのレベ
ルに応じて適切に行うことができる。
【0028】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
においてガンマ補正データ演算回路を設け、このガンマ
補正データ演算回路によって、画質補正処理回路が特定
色に対応したガンマ補正を行っているときにおける、画
質補正処理回路の入力カラー映像信号に対する出力カラ
ー映像信号のヒストグラムに基づいて、特定色に対応し
たガンマ補正データを演算し、第2メモリのガンマ補正
データとして書き込むようにしたので、第2メモリに記
憶するガンマ補正データを装置自体に固有なものにする
ことができ、装置毎に特定色が不自然な色となるのを防
止できる。
【0029】請求項5の発明は、請求項2の発明におい
てガンマ補正データ演算回路を設け、このガンマ補正デ
ータ演算回路によって、画質補正処理回路が特定色に対
応したガンマ補正を行っているときにおける、画質補正
処理回路の入力カラー映像信号に対する出力カラー映像
信号のヒストグラムに基づいて、複数段階のAPLにつ
いての特定色に対応したガンマ補正データを演算し、第
2メモリのガンマ補正データとして書き込むようにした
ので、第2メモリに記憶するガンマ補正データを装置自
体に固有なものにすることができ、装置毎に特定色が不
自然な色となるのを防止できる。。
【0030】請求項6の発明は、請求項4又は5の発明
において、RGB比設定部を、特定色に相当したRGB
比を入力するRGB比入力部と、このRGB比入力部か
ら入力したRGB比を記憶するRGB比記憶部とで構成
したので、ガンマ補正用の特定色を可変できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像信号処理装置の一実施形態例
を示すブロック図である。
【図2】図1の肌色調整用γ−ROM20に記憶されて
いるR、G、B信号用のガンマ補正データのうちのB信
号用のガンマ補正データについてのガンマ補正曲線を表
す特性図である。
【図3】従来例のブロック図である。
【図4】図1と図3のγ−ROM10に記憶されている
R、G、B信号用のガンマ補正データのうちのB信号用
のガンマ補正データについてのガンマ補正曲線を表す特
性図である。
【符号の説明】
10…γ−ROM(第1メモリの一例)、 14…白バ
ランス調整回路、 20…肌色調整用γ−ROM(第2
メモリの一例)、 22…画質補正処理回路、24…R
GB比入力部、 26…γ補正データ演算回路、 28
…RGB比記憶部、 30…出力線、 32…RAM
(ランダムアクセスメモリ)、 R、G、B…カラー映
像信号の一例としての赤、緑、青信号、 γb1〜γb
3…γ−ROM10に記憶されたR、G、B信号用のγ
補正データのうちのB信号用のγ補正データについての
ガンマ補正曲線、 γbh1〜γbh3…肌色調整用γ
−ROM20に記憶されたR、G、B信号用のγ補正デ
ータのうちのB信号用のγ補正データについてのガンマ
補正曲線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/69 H04N 9/69 Fターム(参考) 5C021 PA52 PA62 PA76 PA77 PA80 RA07 RB03 RB09 XA34 5C066 AA03 BA20 CA08 EC05 GA01 KA12 KD02 KD06 KE03 KE05 KE09 KE13 KM15 KP02 5C080 AA05 BB05 CC03 DD01 DD30 EE17 EE29 EE30 FF09 GG02 GG08 GG09 GG12 JJ02 JJ05 KK43 5C082 AA01 AA02 BA12 BA34 BA35 BA41 BB15 BB51 CA12 CA81 CB01 DA51 DA71 MM01 MM10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段階の映像平均輝度レベルに対応した
    ガンマ補正データを記憶した第1メモリと、入力カラー
    映像信号の映像平均輝度レベルを演算し、前記第1メモ
    リから対応したガンマ補正データを読み出し、前記入力
    カラー映像信号を補正して出力する画質補正処理回路と
    を具備してなる映像信号処理装置において、特定色に対
    応したガンマ補正データを記憶した第2メモリと、前記
    特定色に相当したRGB比を設定するRGB比設定部と
    を設け、前記画質補正処理回路は、前記入力カラー映像
    信号のRGB比を検出して前記RGB比設定部の設定値
    と同一か否かを判別し、同一と判別したときにのみ前記
    第1メモリから映像平均輝度レベルに対応したガンマ補
    正データを読み出す代わりに前記第2メモリから前記特
    定色に対応したガンマ補正データを読み出し、前記入力
    カラー映像信号を補正してなることを特徴とする映像信
    号処理装置。
  2. 【請求項2】画質補正処理回路は、入力カラー映像信号
    の映像平均輝度レベルが一定値より高く、かつ前記入力
    カラー映像信号について検出したRGB比がRGB比設
    定部の設定値と同一であるか否かを判別し、前記映像平
    均輝度レベルが一定値より高くかつ前記検出RGB比が
    設定値と同一と判別したときにのみ、第1メモリから映
    像平均輝度レベルに対応したガンマ補正データを読み出
    す代わりに第2メモリから特定色に対応したガンマ補正
    データを読み出し、前記入力カラー映像信号を補正して
    なる請求項1記載の映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】第2メモリは、複数段階の映像平均輝度レ
    ベルについての特定色に対応したガンマ補正データを記
    憶してなり、画質補正処理回路は、入力カラー映像信号
    の映像平均輝度レベルと前記特定色のRGB比とに対応
    したガンマ補正データを前記第2メモリから読み出し、
    前記入力カラー映像信号を補正してなる請求項1又は2
    記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】画質補正処理回路が特定色に対応したガン
    マ補正を行っているときにおける、前記画質補正処理回
    路の入力カラー映像信号に対する出力カラー映像信号の
    ヒストグラムに基づいて、特定色に対応したガンマ補正
    データを演算し、第2メモリにガンマ補正データとして
    書き込むガンマ補正データ演算回路を設けてなる請求項
    1又は2記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】画質補正処理回路が特定色に対応したガン
    マ補正を行っているときにおける、前記画質補正処理回
    路の入力カラー映像信号に対する出力カラー映像信号の
    ヒストグラムに基づいて、複数段階の映像平均輝度レベ
    ルについての特定色に対応したガンマ補正データを演算
    し、第2メモリにガンマ補正データとして書き込むガン
    マ補正データ演算回路を設けてなる請求項3記載の映像
    信号処理装置。
  6. 【請求項6】RGB比設定部は、特定色に相当したRG
    B比を入力するRGB比入力部と、このRGB比入力部
    から入力したRGB比を記憶するRGB比記憶部とから
    なる請求項4又は5記載の映像信号処理装置。
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