JP2000019032A - トルクセンサ装置 - Google Patents

トルクセンサ装置

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JP2000019032A
JP2000019032A JP10198056A JP19805698A JP2000019032A JP 2000019032 A JP2000019032 A JP 2000019032A JP 10198056 A JP10198056 A JP 10198056A JP 19805698 A JP19805698 A JP 19805698A JP 2000019032 A JP2000019032 A JP 2000019032A
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torque
sensor device
support frame
magnetic
torque transmission
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Nobuhiro Sezaki
伸拓 瀬崎
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の向上を課題とする。 【解決手段】 トルクが印加されるトルク伝達軸2と、
このトルク伝達軸2を回転自在に支持する支持枠体3
と、トルク伝達軸2の外周面上に形成した二つの磁気異
方性部51,52と、各磁気異方性部51,52をそれ
ぞれ遊挿した状態で配置され、当該各磁気異方性部5
1,52からトルク印加時の透磁率変化を検出する二つ
の検出用コイル41,42と、各検出用コイル41,4
2に対する装置外部からの磁界を遮断する磁気集束部材
9とを備え、支持枠体3の外部に、トルク伝達軸2を中
心軸として一周する,二つのコイル巻回用溝61,62
を設け、これら各コイル巻回用溝61,62に各検出用
コイル41,42を装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクセンサ装置
に係り、特に、磁歪式のトルクセンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトルクセンサ装置100を図9に
示す。このトルクセンサ装置100は、トルクが印加さ
れるトルク伝達軸120と、このトルク伝達軸120を
回転自在に支持する支持枠体130と、トルク伝達軸1
20に沿って並んで配置され,トルク印加時の透磁率変
化を検出する二つの検出用コイル141,142と、各
検出用コイル141,142を保持するコイルボビン1
61,162と、これら各検出用コイル141,142
に対する装置外部からの磁界を遮断する磁気集束部材1
71,172とを備えている。
【0003】支持枠体130は、トルク伝達軸120を
遊挿する筒状体であり、その両端部には、軸受け13
1,132を介してトルク伝達軸120を回転自在に支
持している。トルク伝達軸120は、その外周面上に二
つ磁気異方性部151,152が形成されており、各磁
気異方性部151,152に対応して各検出用コイル1
41,142が配置されている。
【0004】これら検出用コイル141,142は、ト
ルク伝達軸120を挿通した環状のコイルボビン16
1,162にそれぞれ巻回され、これらコイルボビン1
61,162は、環状の磁気集束部材171,172に
それぞれ内包されている。さらに、これら磁気集束部材
171,172は、支持枠体130の内側で固定樹脂1
33を介して保持されている。
【0005】かかる構成からなる従来のトルクセンサ装
置100は、トルク伝達軸120にトルクが印加される
と、磁歪の逆効果により、一方の磁気異方性部151と
他方の磁気異方性部152との間で、いずれか一方で透
磁率が増加すると他方では透磁率が減少する。各検出用
コイル141,142では、これら透磁率の変化に対応
して誘起電圧が生じ、各検出用コイル141,142の
誘起電圧の差から印加されたトルクの検出が行われてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトルクセンサ装置では、各検出用コイルごとにコイ
ルボビンにそれぞれ巻回され、さらにこれらが磁気集束
部材及び固定樹脂を介して支持枠体に固定されているた
め、部品点数の増加を招来し、生産性が低下するという
不都合が生じていた。
【0007】また、支持枠体に対して、各検出用コイル
が、コイルボビン,磁気集束部材及び固定樹脂を介して
装備されているため、トルク伝達軸上の各磁気異方性部
に対して各検出用コイルを正確に位置決めするために
は、コイルボビン,磁気集束部材及び固定樹脂の全ての
加工精度を高くしなければならず、生産性が低下すると
いう不都合が生じていた。
【0008】さらに、この従来のトルクセンサ装置は、
各検出用コイル,コイルボビン,磁気集束部材及び固定
樹脂が一体化された状態で、支持枠体の一端部から挿入
して固定用のCリング(図9中の符号134)で止める
構成のため、各コイルに接続される配線を支持枠体に穿
設された貫通穴(図9中の符号135)に案内するため
の溝を支持枠体の内面(図10参照)と固定樹脂の外周
面上(図11参照)とに設ける必要があり、加工工程が
煩雑となり、生産性が低下するという不都合が生じてい
た。
【0009】さらに、従来のトルクセンサ装置では、そ
の製造工程が、二つのコイルボビンの作成工程,各コイ
ルボビンに検出用コイルを巻く工程,各コイルボビンに
個別で半円状に二分割した磁気集束部材をそれぞれ装備
する工程,検出用コイルとコイルボビンと磁気集束部材
とからなる構成を二分割された固定樹脂で一体的に固定
する工程,固定樹脂を支持枠体に挿入する工程,Cリン
グで固定樹脂を固定する工程,支持枠体の軸受けを装備
する工程,軸受けにトルク伝達軸を挿入する工程,Cリ
ングにてトルク伝達軸を支持枠体に固定する工程に分か
れており、生産性が悪かった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、生産性を向上し得るトルクセンサ装置を提供
することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、トルクが印加されるトルク伝達軸と、このトルク伝
達軸を回転自在に支持する支持枠体と、トルク伝達軸の
外周面上に形成した二つの磁気異方性部と、各磁気異方
性部をそれぞれ遊挿した状態で配置され、当該各磁気異
方性部からトルク印加時の透磁率変化を検出する二つの
検出用コイルと、各検出用コイルに対する装置外部から
の磁界を遮断する磁気集束部材とを備え、支持枠体の外
部に、トルク伝達軸を中心軸として一周する,二つのコ
イル巻回用溝を設け、これら各コイル巻回用溝に各検出
用コイルを装備するという構成を採っている。
【0012】上述の構成では、各検出用コイルが、対応
する磁気異方性部を遊挿し,その内側領域に当該磁気異
方性部を配置した状態で、支持枠体の所定位置に形成さ
れたコイル巻回用溝に装備される。そして、トルク伝達
軸にトルクが印加されると、磁歪の逆効果により、二つ
の磁気異方性部の間で、透磁率に変化を生じる。これに
より、各検出用コイルでは、透磁率変化に応じた誘起電
圧が生じ、各検出用コイル間の誘起電圧の差から印加さ
れたトルクの検出を行う。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の構成に加えて、支持枠体がトルク伝達軸を中心軸
とする円柱形状部を有すると共に当該円柱形状部の外周
面上に各コイル巻回用溝を設け、磁気集束部材を、円柱
形状部を挿入する筒状体形状に形成する、という構成を
採っている。
【0014】かかる場合には、請求項1の発明と同様の
動作に加えて、磁気集束部材を円柱形状部に挿入する場
合に、円柱形状部上に形成された各コイル巻回用溝を覆
い塞ぐように装備する。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明の構成に加えて、支持枠体の一方の端部にト
ルク伝達軸と平行な平面部を設け、各検出用コイルを構
成する導線の両端部がそれぞれ接続される四つの接続端
子を平面部上でトルク伝達軸と直交する方向に沿って一
列に立設する、という構成を採っている。
【0016】かかる場合には、その生産におけるコイル
装備工程を自動化された導線送り装置により行う場合に
際して、導線送り装置の導線案内アームが同一線上に並
んだ接続端子の最も端に位置する接続端子に導線の端部
を接続し、検出用コイルを装備するコイル巻回用溝の位
置まで案内する。そして、支持枠体を回転させることに
より、コイル巻回用溝の底面から導線が巻回装備され
る。そして、予め設定された回数だけ巻回すると導線案
内アームは、導線を前述の接続端子と隣接する接続端子
に接続して、一端,導線を切断する。これにより、一方
の検出用コイルが装備される。
【0017】さらに、導線案内アームは、隣接する接続
端子に移動して新たに導線の一端部を接続し、上記と同
様にしてもう一方のコイル巻回用溝に導線を巻回し、残
る接続端子に導線を接続して、他方の検出用コイルも装
備される。完成後のトルクセンサ装置の動作は、請求項
1又は2と同様に行われる。
【0018】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明の構成に加えて、平面部上方にスペーサを介して信
号変換回路を有する基板を装備する、という構成を採っ
ている。
【0019】かかる場合には、請求項3と同様の動作に
加えて、基板が各接続端子と同様に、支持枠体の平面部
上に装備されているため、接続端子と基板とが直接接続
される。基板上に構成された信号変換回路では、各検出
用コイルからの出力電圧が、検出トルクに応じたトルク
信号に変換され出力される。
【0020】また、請求項5記載の発明に示すように、
上述の磁気集束部材を、鉄−ニッケル合金から形成して
も良い。
【0021】本発明は、上述した各構成によって前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態たるトルクセンサ装置10を図1乃至図4に
基づいて説明する。図1は、トルクセンサ装置10の後
述する磁気集束部材9を装備する前の状態を示す平面図
であり、図2は、トルクセンサ装置10の磁気集束部材
9を装備した状態を示す正面方向からみた断面図であ
る。
【0023】このトルクセンサ装置10は、トルクが印
加されるトルク伝達軸2と、このトルク伝達軸2を回転
自在に支持する支持枠体3と、トルク伝達軸2に沿って
並んで配置され,トルク印加時の透磁率変化を検出する
二つの検出用コイル41,42と、トルク伝達軸2の外
周面上に形成した二つの磁気異方性部51,52と、こ
の磁気異方性部51,52を遊挿させた状態で検出用コ
イル41,42を保持するコイル保持部61,62と、
各検出用コイル41,42に対する装置外部からの磁界
を遮断する磁気集束部材9と、各検出用コイル41,4
2を構成する導線の両端部がそれぞれ接続される四つの
接続端子71,72,73,74と、各検出用コイルか
らの出力を処理する信号変換回路80を有する基板8と
を、備えている。
【0024】以下、各部を説明すると、まず、トルク伝
達軸2は、一方の端部を回転駆動力を発生する駆動源
(例えば、発動起,モータ等;図示略)と接続され、他
方の端部を回転駆動に負荷を与えるもの(駆動源により
駆動される対象物;図示略)に接続され、その中間にト
ルクセンサ装置10の全体の構成が配設された金属棒状
部材である。
【0025】支持枠体3は、その概略形状が、正方柱状
部33と円柱形状部31とからなり、耐熱性を備える樹
脂であるエンジニアリングプラスチック(具体的には、
ポリエーテルイミド:PEI,ポリエチレンテレフタレ
ート:PET等)から形成されている。そして、支持枠
体3には、正方柱状部33と円柱形状部31を貫通する
貫通穴34にトルク伝達軸2が挿通される。
【0026】貫通穴34は、トルク伝達軸2よりも幾分
内径を大きく設定され、当該貫通穴34の両端部におい
て軸受け35a,35bを介してトルク伝達軸2を保持
している。これにより、支持枠体3に対してトルク伝達
軸2は回転を自在に行うことができる。また、保持され
たトルク伝達軸2が円柱形状部31の中心軸と同一軸上
となるように、貫通穴34の位置,方向が設定されてい
る。また、図1,2に示すように、トルク伝達軸2の各
軸受け35a,35bの外側となる位置には、当該トル
ク伝達軸外周面を一周する係合溝が形成されており、か
かる係合溝には、それぞれCリング21,22が装備さ
れ、これにより、支持枠体3に対するトルク伝達軸2の
軸方向の移動を防止している。
【0027】円柱形状部31の外周面上には、トルク伝
達軸2を中心として一周するコイル保持部としての二つ
のコイル巻回用溝61,62が、トルク伝達軸2の長手
方向に沿って並んで形成されている。これら各コイル巻
回用溝61,62にそれぞれ検出用コイル41と検出用
コイル42とが装備され、従来のようにコイルボビンを
介してコイルを装備することなく、各コイル保持部6
1,62が支持枠体3と一体を成す構成としている。
【0028】各検出用コイル41,42は、各コイル巻
回用溝61,62に沿ってトルク伝達軸2を中心として
巻回装備されている。各コイル巻回用溝61,62は、
各検出用コイル41,42の検出能力の低下を生じない
ように、トルク伝達軸2の近くまで掘り下げられ、底面
から貫通穴34までの間が肉薄になっている。
【0029】一方、トルク伝達軸2の外周面上における
各検出用コイル41,42に対応する位置には、それぞ
れ磁気異方性部51,52が形成されている。これら磁
気異方性部51,52は、トルク伝達軸2の中心線に対
してそれぞれ+45[゜]と−45[゜]との方向とに
一軸磁気異方性が与えられている。この磁気異方性部5
1は、図2に示すように、一様に左下がりに45[゜]
傾斜し,周面に沿って均一間隔で掘られた複数の小溝に
より形成され、磁気異方性部52は、図2に示すよう
に、一様に右下がりに45[゜]傾斜し,周面に沿って
均一間隔で掘られた複数の小溝により形成されている。
【0030】磁気異方性部51,52については、上述
した複数の小溝から形成されるものに限定するものでは
ない。例えば、アモルファス結晶の薄膜を、その結晶の
方向を前述した小溝と同じ方向となるように駆動軸の所
定位置に貼着しても良い。また、小溝と同形状の磁性帯
の小片を、小溝と同じ方向に同じ配置で装備しても良
い。
【0031】かかる構成により、各検出用コイル41,
42と各磁気異方性部51,52とが、それぞれコイル
巻回用溝61,62の底部分を介して対向する。かかる
状態において、トルク伝達軸2にトルクが印加される
と、各磁気異方性部51,52の内の一方では透磁率が
増加し、他方では減少する。各検出用コイル41,42
は、これらの透磁率変化に対応する誘起電圧を信号変換
回路80に出力しトルクが算出される。
【0032】支持枠体3の円柱形状部31には、各検出
用コイル41,42を同時に外部から遮蔽する磁気集束
部材9が装備されている。この磁気集束部材9は、円柱
形状部31を挿入自在の筒状体であり、正方柱状部33
に当接するまで挿入された後に、ストッパピン91,9
2により支持枠体3に固定される。この磁気集束部材9
は、素材として鉄−ニッケル合金を使用している。磁気
集束部材として一般的に使用される焼結によるフェライ
ト系材料や薄膜状のアモルファス系材料を使用しても良
いが、鉄−ニッケル合金を使用することにより外部から
の衝撃に対する強度の向上が図られている。
【0033】支持枠体3の正方柱状部33における円柱
形状部31との境界近傍には、図2に示すように、正方
柱状部33の上面及び円柱形状部31の外周面よりも幾
分低い位置にトルク伝達軸2と平行な平面部32が形成
されている。そして、図1に示すように、この平面部3
2上には、四本の接続端子71,72,73,74が、
トルク伝達軸2と直交する方向に沿って一列に装備され
ている。
【0034】接続端子71,72とコイル巻回用溝61
との間には、円柱形状部31の一部を切り欠いて平面部
32と同一高さの底面を有する案内溝321を設け、検
出用コイル41を構成する導線の両端部が、各接続端子
71,72まで案内されて接続されている。
【0035】また、接続端子73,74とコイル巻回用
溝62との間には、円柱形状部31の一部を切り欠いて
平面部32と同一高さの底面を有する案内溝322,3
23を設けている。これらにより、検出用コイル42を
構成する導線の両端部が、各接続端子73,74まで案
内されて接続されている。これら案内溝321,32
2,323により、各導線は、円筒形状部31の表面を
突出することなく配線され、磁気集束部材9の挿入の妨
げとならない。
【0036】このように、各接続端子をトルク伝達軸2
と直交する方向に一列に並べて配設したのは、その生産
におけるコイル装備工程を自動化された導線送り装置に
より行う場合に好適であるからである。この導線送り装
置は、その先端部により導線を案内する導線案内アーム
を備えており、先端位置は、予め座標入力により指定さ
れる。また、導線送り装置は、支持枠体3に回転力を付
勢する回転軸を有しており、この回転軸を貫通穴34に
挿入した状態で支持枠体3を支持する。
【0037】かかる導線送り装置によれば、導線案内ア
ームが接続端子71に導線の端部を接続し、検出用コイ
ルを装備するコイル巻回用溝61の位置まで案内する。
そして、支持枠体3を回転させることにより、コイル巻
回用溝61の底面から導線が巻回装備される。このとき
の巻数は、200〜400周が好適である。そして、予
め設定された回数だけ巻回すると導線案内アームは、導
線を前述の接続端子71と隣接する接続端子72に接続
して、一端,導線を切断する。これにより、一方の検出
用コイル41が装備される。
【0038】さらに、導線案内アームは、隣接する接続
端子73に移動して新たに導線の一端部を接続し、上記
と同様にしてもう一方のコイル巻回用溝に導線を巻回
し、残る接続端子74に導線を接続して、他方の検出用
コイル42も装備される。なお、導線送り装置の導線案
内アーム先端には、はんだ供給手段が装備されており、
各接続端子71,72,73,74ごとの導線の接続
は、はんだ付けにより行われる。
【0039】このように、各接続端子71,72,7
3,74をトルク伝達軸2と直交する方向に一列に配設
すると、導線案内アームの先端部の位置決めを同一軸上
に設定すれば良いため、次の接続端子の移動が迅速に行
われると共に操作が容易となり、生産性を向上すること
が可能である。
【0040】図3は、基板8を装備した状態における支
持枠体3の上部拡大説明図を示している。基板8は、平
面部32の上方に位置しており、支持枠体3の正方柱状
部33の上面に立設された二つのスペーサ331,33
2と、前述したストッパ91の上方先端部と係合して支
持枠体3から幾分離間した状態で装備されている。
【0041】基板8は、平面部32の上方に位置してい
るため、各接続端子71,72,73,74を基板8に
届く長さに設定すれば、配線を要することなく、直接基
板8上の信号変換回路80と接続することが可能であ
る。
【0042】図4は、信号変換回路80の回路構成を示
す回路図である。符号81は電源,82,83は抵抗
器,84は差動増幅器,85は信号処理部(例えば、A
C−DC変換回路,ゼロ点修正回路,ゲイン調整回路
等),86は出力端子を示す。かかる信号変換回路80
では、各検出用コイル41,42と抵抗器82,83に
よりブリッジ回路を構成している。この信号変換回路8
により、各検出用コイル41,42からの出力は、差動
増幅器84により増幅され、信号処理部85で検出トル
クを示す直流電圧トルク信号に変換される、出力端子8
6から出力される。
【0043】上述の構成からなるトルクセンサ装置10
の動作を説明する。駆動手段から回転力が付勢され、ト
ルク伝達軸2にトルクが印加されると、磁歪の逆効果に
より、二つの磁気異方性部51,52の間で、透磁率に
変化を生じる。これにより、各検出用コイル41,42
では、透磁率変化に応じた誘起電圧が生じ、信号変換回
路80により、各検出用コイル41,42間の誘起電圧
の差から検出されたトルクに応じたトルク信号が出力さ
れる検出用コイル41,42からの出力電圧が、検出ト
ルクに応じたトルク信号に変換され出力される。
【0044】また、本実施形態では、支持枠体3の外周
面上にコイル巻回用溝61,62を設け検出用コイル4
1,42を装備する構造のため、その製造工程は以下の
ようになる。即ち、支持枠体3を作成する工程,各検出
用コイル41,42を各コイル巻回用溝61,62に装
備する工程,支持枠体3に磁気集束部材9を装備する工
程,磁気集束部材9のストッパ91,92を装備して磁
気集束部材9を固定する工程,支持枠体3に軸受け35
a,35bを装備する工程,トルク伝達軸2を軸受け3
5a,35bに挿入する工程,Cリング21,22を装
備してトルク伝達軸2を支持枠体3に対して固定する工
程によりトルクセンサ装置10が作成され、従来と比較
して、その工程数を飛躍的に低減することが可能とな
る。よって、生産性の向上を図ることが可能となる。
【0045】トルクセンサ装置10では、コイル保持部
をコイル巻回用溝61,62として支持枠体3と一体的
に形成しているため、従来のように、検出用コイルと支
持枠体との間に介在した複数の部材を省略することがで
き、各部材ごとの加工精度を向上するまでもなく、支持
枠体3に各コイル巻回用溝61,62を設ける際の加工
精度のみを向上すれば、磁気異方性部51,52と検出
用コイル41,42との位置決めを精度良く行うことが
可能となる。また、部品点数の軽減も図ることができ、
生産性を効果的に向上することが可能である。
【0046】また、コイル保持部がコイル巻回用溝6
1,62により形成されているため、加工が容易であ
り、また、高い精度で所望の位置に形成することも容易
であるため、さらなる生産性の向上を図ることが可能で
ある。
【0047】また、支持枠体3に円柱形状部31を設
け、その外周部に各コイル巻回用溝61,62を形成す
る構成のため、円筒構造により、外部からの衝撃からの
耐久性を損なうことなく装置の小型化を図ることができ
る。さらに、円柱形状部31と各コイル巻回用溝61,
62とは同一軸上に形成されるため、同一の加工装置
(例えば旋盤)装備したままの状態で一括してこれらを
形成することができる。その上、磁気集束部材9を筒状
体形上として円柱形状部31に挿入装備することが可能
なため、当該磁気集束部材9の装着を簡易に行うことも
できる。従って、より生産性を向上することが可能であ
る。
【0048】ここで、信号変換回路は、図5に示す構成
としても良い。この図5に示される信号変換回路80A
では、各検出用コイル41,42と各抵抗器82,83
の配置が異なるブリッジ回路が構成されており、かかる
信号変換回路80Aでも、同様に機能を果たすことが可
能である。
【0049】また、本実施形態では、磁気集束部材9を
一つの筒体から形成しているが、図6に示すように、同
径且つ同素材の筒状体からなる各コイル巻回用溝61,
62をそれぞれ遮蔽することができる幅の磁気集束部材
91A,92Aと、その間に介挿される同径で樹脂製の
筒状体からなるスペーサ93Aとから磁気集束部材9A
全体を構成しても良い。この場合、磁気集束部材91
A,92A及びスペーサ93Aの中心軸方向の幅の合計
が磁気集束部材9と同一に設定される。このようにスペ
ーサ93Aが介在するこより、各検出用コイル41,4
2間の影響を低減することができ、より精度良くトルク
検出を行うことが可能である。
【0050】また、磁気集束部材9の外部を遮蔽する当
該磁気集束部材9を挿入自在の筒状のカバーを装備して
も良い。この場合、カバーの材質は、絶縁体である透磁
率の影響の少ない樹脂か非磁性体であるアルミ製とする
ことが望ましい。
【0051】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態を図7に基づいて説明する。図7は、トルクセンサ装
置10Bの正面方向からみた断面図である。このトルク
センサ装置10Bについて、トルクセンサ装置10と同
一の構成については同一の符号を付して重複する説明は
省略するものとする。
【0052】トルクセンサ装置10Bでは、支持枠体3
Bにおける円柱形状部31Bを円柱形状部31よりもト
ルク伝達軸2に沿った方向の長さを長く設定している。
これに応じて、磁気集束部材9Bも磁気集束部材9より
も中心軸方向に長く設定されている。
【0053】そして、円柱形状部31Bに、コイル保持
部としてのコイル巻回用溝63Bを新たに一つ設け、当
該コイル巻回用溝63Bに温度検出用コイル43Bを新
たに装備した例を示している。そして、この温度検出用
コイル43Bの内側となるトルク伝達軸2の外周面上
に、温度検出用コイル43Bよりも幾分広い幅で一周し
た磁性膜層53Bを設けた。これにより、トルク伝達軸
2の回転時における温度変化による透磁率変化からトル
ク伝達軸2の温度検出を行う。
【0054】支持枠体3の正方柱状部33の平面部上に
は、温度検出用コイル43B用に新たに二本の接続端子
を、接続端子71,72,73,74と同一線上に装備
し(図示略)た。そして、コイル巻回用溝63Bと平面
部32との間における円柱形状部31Bの外周面上に
は、案内溝324Bを設け、温度検出用コイル43Bを
構成する導線を配線している。
【0055】信号変換回路80では、温度検出用コイル
43Bの出力電圧からトルク伝達軸2の温度を算出し、
これに基づいて各検出用コイル41,42から求めた検
出トルクに補正を行い、補正された新たな検出トルクに
応じた検出トルク信号を出力する。従って、このトルク
センサ装置10Bは、前述のトルクセンサ装置10と同
様の効果を有すると共に、トルク伝達軸2Bの温度変化
による検出誤差の影響を低減し、より高い精度でトルク
検出を行うことが可能である。
【0056】また、本実施形態では、磁気集束部材9B
を一つの筒体から形成しているが、図8に示すように、
同径且つ同素材の筒状体からなる各コイル巻回用溝6
1,62,63Bをそれぞれ遮蔽することができる幅の
磁気集束部材91A,92A,94Bと、その間に介挿
される同径で樹脂製の筒状体からなるスペーサ93A,
95Bとから磁気集束部材9C全体を構成しても良い。
この場合、磁気集束部材91A,92A,94B及びス
ペーサ93A,95Bの中心軸方向の幅の合計が磁気集
束部材9Bと同一に設定される。このようにスペーサ9
3A,95Bが介在するこより、各検出用コイル41,
42,43B間の影響を低減することができ、より精度
良くトルク検出を行うことが可能である。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、支持枠体の外部
にコイル巻回用溝を設け、そこに検出用コイルを装備す
る構造のため、従来のように、各検出用コイルごとにコ
イルボビンを作成する工程と各コイルボビンを固定樹脂
にて一体化する工程と支持枠体に一体化された各コイル
ボビンを挿入する工程と挿入された各コイルボビンをC
リングにて固定する工程を省略することが可能となり、
生産性を飛躍的に向上することが可能となる。
【0058】また、本発明では、コイル巻回用溝を支持
枠体上に直接形成しているため、従来のように、検出用
コイルが複数の部材を介して支持枠体に保持されている
場合と異なり、各部材ごとの加工精度を向上するまでも
なく、支持枠体にコイル保持部を設ける際の加工精度の
みを向上すれば、磁気異方性部と検出用コイルとの位置
決めを精度良く行うことが可能となる。また、部品点数
の軽減も図ることができ、生産性を効果的に向上するこ
とが可能である。
【0059】また、本発明では、従来のように、検出用
コイルを配線する案内溝を支持枠体と固定樹脂の双方に
設ける必要がなく、装備する場合には、支持枠体にのみ
加工を施せば足りるため、加工工程が簡略化し、これに
より生産正の向上も可能である。
【0060】さらに、コイル保持部をコイル巻回用溝に
より形成するため、加工が容易であり、また、高い精度
で所望の位置にコイル保持部を形成することも容易であ
るため、さらなる生産性の向上を図ることが可能であ
る。
【0061】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明と同様の効果を有すると共に、支持枠体に円柱形状部
を設け、その外周部に各コイル巻回用溝を形成する構成
のため、円筒構造により、外部からの衝撃からの耐久性
を損なうことなく装置の小型化を図ることができる。ま
た、円柱形状部と各コイル巻回用溝とは同一軸上に形成
されるため、同一の加工装置(例えば旋盤)装備したま
まの状態で一括してこれらを形成することができる。そ
の上、磁気集束部材を筒状体形状として円柱形状部に挿
入装備することが可能なため、従来のように磁気集束部
材をそれぞれ二分割して各コイルボビンに装着する工程
が不要となり、当該磁気集束部材の装着を簡易に行うこ
ともできる。従って、より生産性を向上することが可能
である。
【0062】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明と同様の効果を有すると共に、各接続端子をト
ルク伝達軸と直交する方向に一列に配設しているため、
検出用コイルの装備を行う導線送り装置による自動化に
好適となる。即ち、導線送り装置の導線案内アームの先
端部の位置決めを同一軸上に設定すれば良いため、次の
接続端子の移動が迅速に行われると共に操作が容易とな
り、さらに生産性を向上することが可能である。
【0063】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明と同様の効果を有すると共に、平面部上方に基板を装
備しているため、各接続端子と基板との接近又は接触を
図ることができ、接続端子と基板との間の配線を不要と
することができ、さらに生産性を向上することが可能で
ある。
【0064】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の発明と同様の効果を有すると共に、磁気集
束部材を鉄−ニッケル合金から形成しているため、焼結
によるフェライト系材料や薄膜状のアモルファス系材料
と比べて、外部からの衝撃に対する強度の向上を図るこ
とができる。従って、装置全体の保守性の向上も図るこ
とが可能である。
【0065】本発明は以上のように構成され機能するの
で、これによると、従来にない優れたトルクセンサ装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す正面方向からみ
た断面図である。
【図3】図1に開示された支持枠体の上部における拡大
断面図である。
【図4】本実施形態に装備される信号変換回路の回路図
である。
【図5】信号変換回路の他の例を示す回路図である。
【図6】磁気集束部材の他の例を示す回路図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す正面方向からみ
た断面図である。
【図8】第2の実施形態における磁気集束部材の他の例
を示す回路図である。
【図9】従来例を示す正面方向からみた断面図である。
【図10】図10(A)は配線案内用の溝を設けた支持
枠体の斜視図を示し、図10(B)はその中心軸方向か
らみた一部省略した断面図を示す。
【図11】図11(A)は配線案内用の溝を設けた固定
樹脂の斜視図を示し、図11(B)はその中心軸方向か
らみた一部省略した正面図を示す。
【符号の説明】
2 トルク伝達軸 3,3B 支持枠体 31,31B 円柱形状部 32 平面部 41,42 検出用コイル 51,52 磁気異方性部 61,62 コイル巻回用溝 71,72,73,74 接続端子 8 基板 80 信号変換回路 9,9A,9B,9C 磁気集束部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクが印加されるトルク伝達軸と、 このトルク伝達軸を回転自在に支持する支持枠体と、 前記トルク伝達軸の外周面上に形成した二つの磁気異方
    性部と、 前記各磁気異方性部をそれぞれ遊挿した状態で配置さ
    れ、当該各磁気異方性部からトルク印加時の透磁率変化
    を検出する二つの検出用コイルと、 前記各検出用コイルに対する装置外部からの磁界を遮断
    する磁気集束部材とを備え、 前記支持枠体の外部に、前記トルク伝達軸を中心軸とし
    て一周する,二つのコイル巻回用溝を設け、これら各コ
    イル巻回用溝に前記各検出用コイルを装備したことを特
    徴とするトルクセンサ装置。
  2. 【請求項2】 前記支持枠体が前記トルク伝達軸を中心
    軸とする円柱形状部を有すると共に当該円柱形状部の外
    周面上に前記各コイル巻回用溝を設け、 前記磁気集束部材を、前記円柱形状部を挿入する筒状体
    形状に形成したことを特徴とする請求項1記載のトルク
    センサ装置。
  3. 【請求項3】 前記支持枠体の一方の端部に前記トルク
    伝達軸と平行な平面部を設け、 前記各検出用コイルを構成する導線の両端部がそれぞれ
    接続される四つの接続端子を前記平面部上で前記トルク
    伝達軸と直交する方向に沿って一列に立設したことを特
    徴とする請求項1又は2記載のトルクセンサ装置。
  4. 【請求項4】 前記平面部上方にスペーサを介して信号
    変換回路を有する基板を装備したことを特徴とする請求
    項3記載のトルクセンサ装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気集束部材を、鉄−ニッケル合金
    から形成したことを特徴とする請求項1,2,3又は4
    記載のトルクセンサ装置。
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