JP2000018820A - 脱水乾燥装置 - Google Patents

脱水乾燥装置

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JP2000018820A
JP2000018820A JP19003898A JP19003898A JP2000018820A JP 2000018820 A JP2000018820 A JP 2000018820A JP 19003898 A JP19003898 A JP 19003898A JP 19003898 A JP19003898 A JP 19003898A JP 2000018820 A JP2000018820 A JP 2000018820A
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JP
Japan
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slurry
dried
unit
section
drum screen
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JP19003898A
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English (en)
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剛 ▲吉▼田
Takeshi Yoshida
Yasushi Niwatsukino
恭 庭月野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラリーの乾燥物の取り扱い性が向上する脱
水乾燥装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 側面に小孔2aが形成されるとともに底
部に回収口10が設けられ、駆動部3に回転駆動されて
投入されたスラリーを遠心力で側面の内壁面に付着さ
せ、スラリーを遠心脱水してこのスラリーから固形物を
抽出するドラムスクリーン2と、スラリーから抽出され
た固形物に含まれる水分を蒸発させて乾燥物を生成する
加熱部5と、ドラムスクリーン2の下方に設置され、乾
燥収縮して回収口10から落下した乾燥物を粉砕する粉
砕部12とを有する構成の脱水乾燥装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラリーから固形
物を分離してこれを乾燥する脱水乾燥装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】スラリーから固形物を抽出する脱水乾燥
装置としては、特開平6−281325号公報に記載さ
れているようなものが知られている。当該公報に開示さ
れた脱水乾燥装置は、周囲を覆う囲いと、その囲いに収
納された遠心分離ドラムと、乾燥した固形物を掻き取る
掻き取り装置と、掻き取られた乾燥物を撹拌するミキシ
ング用具と、遠心分離ドラムの底部を加熱する加熱部と
から構成されているものである。
【0003】このような脱水乾燥装置によれば、遠心分
離ドラム内に乾燥すべき粒粉体を含むスラリーが投入さ
れると、遠心分離ドラムの回転が開始され、スラリーは
遠心分離ドラムの内壁面上を遠心力でほぼ円筒状に流動
し、リング状の付着層が形成される。そして、スラリー
に含まれた液体はスクリーンから遠心分離ドラムの外に
流出する。
【0004】遠心分離ドラムの回転数を最大に上昇さ
せ、遠心分離による液体の流出が無視できる程度にまで
減少してきたら、回転数を落として掻き取り装置を作動
させる。すなわち、掻き取り装置を半乾きの固形物に挿
入し、固形物を遠心分離ドラムの内壁から掻き取ってこ
の遠心分離ドラムの底板上に落とす。このようにして、
第1の乾燥段階を完了する。
【0005】続いて第2の乾燥段階は、遠心分離ドラム
を交互に正転および逆転させ、掻き取り装置とミキシン
グ用具を連続的にまたは断続的に往復回転させて遠心分
離ドラムの底板を掃くことで行われる。このような遠心
分離ドラムの反転や掻き取り装置およびミキシング用具
の動作は、いずれもが協働して遠心分離ドラム内の固形
物の層を十分撹拌するように調整される。
【0006】ここで、遠心分離ドラムの底部には加熱部
が設けられているので、上述のような攪拌のための各動
作が実行されると、すべての固形物が転動して加熱部と
接触され、残存する液体が速やかに蒸発される。
【0007】このようにして十分に乾燥された固形物
は、吸引による空気輸送やコンベヤーによる機械的輸送
により遠心分離ドラムから搬出される。
【0008】しかしながら、上記従来の脱水乾燥装置で
は、遠心脱水後、固形物を乾燥させるために遠心分離ド
ラムの内壁から加熱部に掻き落とす必要があるので、機
械的な掻き取り装置が必要となる。
【0009】また、遠心分離ドラムの底板に掻き落とさ
れて山積み状態になった固形物を満遍なく加熱部に接触
させるために機械的なミキシング用具などの撹拌機構が
必要となり、コストアップになる。
【0010】さらに、遠心分離するために高速で遠心分
離ドラムを回転させるため、スクリーン部に微細な固形
物が目詰まりし易い。そして、掻き取り装置だけで目詰
まりを解消することは難しいので、目詰まりを防止する
ためのメンテナンスが不可欠である。なお、このような
メンテナンスを行うことなく目詰まりを解消しようとす
ると、新たに目詰まり防止機構が必要となってコストア
ップになる。
【0011】そして、乾燥した固形物は不均一な粒状に
生成されるため、前述のように吸引やコンベヤーなどの
輸送手段で取り出す必要があり、コストアップになる。
【0012】そこで、このような問題点を改善したもの
として、本発明者らは本発明に先立って次のような脱水
乾燥装置を提案した。
【0013】以下、この脱水乾燥装置を用いた厨芥処理
装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図7は従来の脱水乾燥装置の全体構成を示
す説明図である。図7に示すように、脱水乾燥装置1
は、側面に小孔2aが形成され、底部に回収口10が形
成されたドラムスクリーン(遠心分離ドラム)2を有し
ている。このドラムスクリーン2は円筒形に形成されて
おり、駆動部3により回転駆動されて、投入されたスラ
リーを遠心脱水する。
【0015】ドラムスクリーン2の底部に形成された回
収口10は、収縮した乾燥物が落下可能なように乾燥物
の外径よりも大きな径の内径を有し、且つドラムスクリ
ーン2の内壁面の内径よりは小さな径になるように形成
されている。
【0016】ここで、図示する場合においては、ドラム
スクリーン2の内壁には、スラリーを遠心脱水した後の
半乾きの固形物からなる付着層4が形成されている。そ
して、この付着層4は、ドラムスクリーン2の遠心力に
より略均一の厚さでドラムスクリーン2の内壁面に付着
している。
【0017】ドラムスクリーン2には、給気ダクト22
と排出ダクト11が取り付けられている。
【0018】給気ダクト22には、熱源である加熱部5
およびこの加熱部5で発生した熱をドラムスクリーン2
内に送るファンなどの送風手段6が設置されている。こ
れにより、加熱部5の熱が付着層4に供給され、この付
着層4が乾燥される。
【0019】また、排出ダクト11は、スラリーを遠心
脱水する際の水分と加熱部5からの熱で付着層4が乾燥
したときのドラムスクリーン2内の水蒸気を排出する。
排出ダクト11には脱水検知手段100が取り付けられ
ており、この脱水検知手段100により検出される水分
量により遠心脱水が進んで付着層4が形成されたことが
検知される。
【0020】このような脱水乾燥装置には、導入口7a
がドラムスクリーン2内壁面に向けて設置され、スラリ
ーをドラムスクリーン2内に導入する導入部7が設けら
れている。また、この導入部7には、ドラムスクリーン
2へのスラリーの流入量を調節する調節手段9が取り付
けられている。さらに、スラリーの流入量を検知するた
めの流入量検知手段101が設置されている。
【0021】そして、スラリーがドラムスクリーン2内
に所定量になると、これを検知した流入量検知手段10
1が制御部8に信号を送り、これによって駆動部3およ
び調節手段9の動作が制御されるようになっている。
【0022】次に、このような構成を有する従来の脱水
乾燥装置の一連の動作について説明する。
【0023】先ず、制御部8により駆動部3が駆動を開
始し、これによりドラムスクリーン2が回転を始める。
そして、スラリーが導入部7を介してドラムスクリーン
2内に導かれると、このスラリーは回転するドラムスク
リーン2により遠心力を受けるので、回収口10から直
接下方(鉛直方向)には落下せず、ドラムスクリーン2
の内壁上で流動して円筒状の付着層4を形成する。ここ
で、スラリーの流入量は流入量検知手段101によって
検知され、その検出信号が制御部8に送られている。そ
して、検出信号に応じて、制御部8は調節手段9を制御
してスラリーのドラムスクリーン2への流入量をコント
ロールしている。これは、流入したスラリーが所定量以
下でないと、ドラムスクリーン2内に適当な厚さの付着
層4がされないからである。
【0024】遠心力の影響により、スラリーに含まれる
液体はドラムスクリーン2の側面部に多数形成された小
孔2aから排出ダクト11に至り、この排出ダクト11
を経由して脱水乾燥装置1の外に排出される。
【0025】ところで、ドラムスクリーン2の回転数
は、スラリーに含まれる固形物がドラムスクリーン2の
内壁面に略均一な付着層4を形成することができる所定
の回転数以上の回転数でなければならない。但し、回転
数が高すぎると逆に遠心力が強くなりすぎて付着層4が
外部に放出されるようになるため、上限となる所定の回
転数以下の回転数でなければならない。このように、ド
ラムスクリーン2の回転数には上限と下限とが存在す
る。
【0026】ドラムスクリーン2は、このような上限と
下限の間の所定の回転数で、多数の小孔2aから排出さ
れる液体が無視できる程度の流量になるまで回転され
る。そして、このような状態にまでなったことが脱水検
知手段100により検知されたならば、ドラムスクリー
ン2の内壁面に厚さと高さが略均一な円筒状の付着層4
が形成されたことになる。
【0027】脱水検知手段100によって脱水が終了し
たことが検知されると、制御部8はドラムスクリーン2
の回転数を落とし、加熱部5と送風手段6を動作させ
る。ここで、加熱部5は所定の温度にまでドラムスクリ
ーン2や付着層4の温度を上昇させ、その状態の温度を
維持するものであり、送風手段6は加熱部5の熱をドラ
ムスクリーン2と付着層4を乾燥させるものである。
【0028】ところで、このような加熱による乾燥が開
始されると、付着層4に含まれる水分は蒸発を始めてこ
の付着層4が収縮する。具体的にはスラリーの種類にも
よるが、概ね1%から10%程度その径が収縮する。そ
して、ドラムスクリーン2の内壁面は水との接触角が大
きな材料で形成されているため、乾燥して収縮した付着
層4はドラムスクリーン2の内壁面より容易に離脱す
る。ここで、スラリーが厨芥粉砕物の場合は、マージン
を考慮して付着層4の含水率を10%以下にすることが
望ましい。
【0029】所定時間経過後、付着層4は収縮してドラ
ムスクリーンの内壁から剥離した円筒状の乾燥物となり
(図5参照)、回収口10から落下してドラムスクリー
ン2から容易に排出される。そして、排出された乾燥物
は、一旦集積タンク(図示せず)に溜めた後に廃棄処分
される。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな脱水乾燥装置では、乾燥物が径の収縮した円筒状の
乾燥物として生成されるため、当該乾燥物を一旦集積タ
ンクに溜めたり他の場所へ搬送することはできるもの
の、容積的に大きく取り扱い性が悪いという問題があっ
た。
【0031】そこで、本発明は、スラリーの乾燥物の取
り扱い性を向上させることのできる脱水乾燥装置を提供
することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の脱水乾燥装置は、側面に小孔が形成される
とともに底部に回収口が設けられ、駆動部に回転駆動さ
れて投入されたスラリーを遠心力で側面の内壁面に付着
させ、スラリーを遠心脱水してこのスラリーから固形物
を抽出する遠心分離ドラムと、スラリーから抽出された
固形物に含まれる水分を蒸発させて乾燥物を生成する加
熱部と、遠心分離ドラムの下方に設置され、乾燥収縮し
て回収口から落下した乾燥物を粉砕する粉砕部とを有す
る構成としたものである。
【0033】これにより、スラリーの乾燥物が粉砕部に
より粉砕されるので、乾燥物がコンパクトになってその
取り扱い性を向上させることが可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、側面に小孔が形成されるとともに底部に回収口が設
けられ、駆動部に回転駆動されて投入されたスラリーを
遠心力で側面の内壁面に付着させ、スラリーを遠心脱水
してこのスラリーから固形物を抽出する遠心分離ドラム
と、スラリーから抽出された固形物に含まれる水分を蒸
発させて乾燥物を生成する加熱部と、遠心分離ドラムの
下方に設置され、乾燥収縮して回収口から落下した乾燥
物を粉砕する粉砕部とを有する脱水乾燥装置であり、ス
ラリーの乾燥物が粉砕部により粉砕されるので、乾燥物
がコンパクトになってその取り扱い性を向上させること
が可能になるという作用を有する。
【0035】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、粉砕部には、乾燥物が落下した
ことを検知する落下検知手段が設置されている脱水乾燥
装置であり、乾燥物が粉砕部に落下したことが落下検知
手段により逐次検出されるので、乾燥物の粉砕処理を連
続的に行うことが可能になるという作用を有する。
【0036】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、粉砕部の下方には、粉
砕されてこの粉砕部のハウジングに形成された複数個の
小孔から排出された乾燥物が貯蔵される貯蔵部が設けら
れている脱水乾燥装置であり、乾燥物をまとめて廃棄す
ることが可能になるという作用を有する。
【0037】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1、2または3記載の発明において、遠心分離ドラムと
粉砕部と貯蔵部の少なくとも一部の内壁面は、水との接
触角が70度以上の材料で構成されている脱水乾燥装置
であり、乾燥物が内壁面に固着することがないので、清
掃などのメンテナンスが不要になるとともに装置を衛生
的な状態に保持することができるという作用を有する。
【0038】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4の何れか一項に記載の発明において、貯蔵部に
は、粉砕部から落下した乾燥物を収納する収納袋が脱着
可能に取り付けられている脱水乾燥装置であり、収納袋
を取り出せば乾燥物が装置から取り出されるので、乾燥
物の廃棄を簡単に行うことが可能になるという作用を有
する。
【0039】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1〜5の何れか一項に記載の発明において、収納袋は、
生分解性樹脂で形成されている脱水乾燥装置であり、乾
燥物を堆肥として利用する場合には、粉砕された乾燥物
を収納袋から取り出すことなく使用することが可能にな
るという作用を有する。
【0040】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1〜6の何れか一項に記載の発明において、加熱部から
の熱は、遠心分離ドラムから粉砕部を通って貯蔵部に導
入される脱水乾燥装置であり、粉砕部では粉砕された乾
燥物が小孔から排出されやすくなり、貯蔵部では貯蔵さ
れている乾燥物を乾燥した状態に保持することができる
という作用を有する。
【0041】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、粉砕部の下方には、粉
砕されてこの粉砕部のハウジングに形成された複数個の
小孔から排出された乾燥物を外部へと搬送する搬送部が
設けられている脱水乾燥装置であり、粉砕された乾燥物
を搬送部により自動的に系外へ排出することが可能にな
るという作用を有する。
【0042】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0043】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における脱水乾燥装置の全体構成を示す説明図、図
2は図1の脱水乾燥装置に処理された厨芥粉砕物の粒度
分布を示すグラフ、図3は液体の固体に対する接触角を
示す説明図、図4は図1の脱水乾燥装置における乾燥前
後の固形物の状態を示す説明図、図5は図1の脱水乾燥
装置における粉砕部の径と乾燥物の容積との関係を示す
グラフである。
【0044】図1に示すように、本実施の形態の脱水乾
燥装置1は、側面に小孔2aが形成され、底部に回収口
10が形成されたドラムスクリーン(遠心分離ドラム)
2を有している。ドラムスクリーン2は円筒形に形成さ
れており、モータなどの駆動部3により回転駆動され
て、投入されたスラリーを遠心脱水して固形物を抽出す
る。
【0045】なお、この脱水乾燥装置に導入されて乾燥
処理が効果的に行われる適当なスラリーとしては、たと
えば厨芥処理装置に設けられたディスポーザーなどの粉
砕機で粉砕した厨芥の粉砕物などがある。但し、スラリ
ーは厨芥粉砕物に限られるものではなく、固形物を含む
液状物であれば足りる。
【0046】ドラムスクリーン2は軸受けにより装置本
体に回転可能に取り付けられており、前述した駆動部3
によりベルト駆動される。但し、ドラムスクリーン2
は、ベルト駆動ではなく、たとえばチェーンやギアなど
で駆動されるようになっていてもよい。さらに、ドラム
スクリーン2に回転子を取り付け、外部のステータに通
電して駆動するようにしてもよい。
【0047】ところで、小孔2aの大きさはスラリーの
成分により適当な大きさが設定されるが、スラリーに含
まれる固形物がほとんど通過しない程度の大きさであれ
ばよく、たとえばスラリーが厨芥粉砕物の場合は、図2
に示すように、小孔2aの直径が1mm程度であれば厨
芥粉砕物の約80%以上を捕獲することが可能になる。
なお、図2において、乾燥重量百分率とは乾燥重量で約
20%の厨芥粉砕物が通過する割合を示すものである。
【0048】また、ドラムスクリーン2の内壁面の少な
くとも一部は水との接触角が大きな材料で形成もしくは
コーティングされているものが望ましく、特にフッ素コ
ーティングのように接触角が70度以上であることが、
できれば100度以上のものが好ましい。このような接
触角とすることにより、乾燥物がドラムスクリーン2の
内壁面から容易に剥離して固着することがないので、清
掃などのメンテナンスが不要になるとともに装置を衛生
的な状態に保持することができる。ここで、接触角と
は、図3に示すように、水平な固体上に液滴を置いてこ
れを静止させたときに液滴と固体平面とがなす角度のこ
とである。一般に固体が水をはじく性質すなわち「撥水
性」はこの接触角θの大きさで評価されることから、撥
水性の高い材料を用いればよい。
【0049】ドラムスクリーン2の底部に形成された回
収口10は、収縮した乾燥物が落下可能なように、乾燥
物の外径よりも大きな径の内径を有し、且つドラムスク
リーン2の内壁面の内径よりは小さな径になるように形
成されている。なお、この回収口10は口径を可変にす
ることもできる。ここで、回収口10の口径は脱水乾燥
装置で乾燥しようとするスラリーの種類によって適当な
大きさに設定することが可能である。
【0050】図示する場合においては、ドラムスクリー
ン2の内壁には、スラリーを遠心脱水した後の半乾きの
固形物からなる付着層4が形成されている。そして、こ
の付着層4は、ドラムスクリーン2の遠心力により略均
一の厚さでドラムスクリーン2の内壁面に付着して円筒
状になっている。
【0051】ドラムスクリーン2には、給気ダクト22
と排出ダクト11が取り付けられている。
【0052】給気ダクト22には、熱源である加熱部5
およびこの加熱部5で発生した熱をドラムスクリーン2
内の付着層4に送るファンなどの送風手段6が設置され
ている。これにより、加熱部5の熱が付着層4に供給さ
れ、この付着層4が乾燥される。なお、加熱部5には、
バーナ、ニクロム線などのヒータ、高周波を発生させる
マグネトロン、電気的に誘起された渦電流を用いてドラ
ムスクリーン2を加熱する装置など種々のものを適用す
ることができる。
【0053】また、排出ダクト11は、スラリーを遠心
脱水する際の水分と加熱部5からの熱で付着層4が乾燥
したときのドラムスクリーン2内の水蒸気を排出する。
排出ダクト11には脱水検知手段100が取り付けられ
ており、この脱水検知手段100により検出される水分
量により遠心脱水が進んで付着層4が形成されたことが
検知される。
【0054】脱水検知手段100には、測距センサや超
音波センサのような排出ダクト11内の距離と形成され
る液膜間の距離をそれぞれ測定し、水分の有無を検知す
るもの、または脱水した状態に対応した駆動部3の電流
値変化によって検知するものなどを用いることができ
る。
【0055】このような脱水乾燥装置には、導入口7a
がドラムスクリーン2内壁面に向けて設置され、スラリ
ーをドラムスクリーン2内に導入する導入部7が設けら
れている。また、この導入部7には、ドラムスクリーン
2へのスラリーの流入量を調節する調節手段9が取り付
けられている。さらに、スラリーの流入量を検知するた
めの流入量検知手段101が設置されている。
【0056】ここで、調節手段9には、チューブポンプ
やモノポンプなどのように固形物を含有したスラリーを
送るのに適したポンプの動作により調節するもの、ある
いは電磁弁やソレノイドなどのものでスラリーの流入を
停止させるものを用いることができる。また、流入量検
知手段101には、超音波センサによりスラリーの付着
層の厚みを検知するもの、スラリーの流入量によって負
荷が変動する駆動部3の電流値の変化を検知するもの、
あるいは調節手段9として使用されるポンプの運転時間
を検知するものなどを用いることができる。
【0057】そして、スラリーがドラムスクリーン2内
に所定量になると、これを検知した流入量検知手段10
1が制御部8に信号を送り、これによって駆動部3およ
び調節手段9の動作が制御されるようになっている。
【0058】ドラムスクリーン2の下方には、このドラ
ムスクリーン2により脱水乾燥されて回収口10から落
下してきた乾燥物を粉砕してその粒径を小さくする粉砕
部12が設置されている。そして、粉砕部12の構成す
るハウジング23の側面および底面には小孔23aが形
成されている。
【0059】粉砕部12には、モータなどの駆動部14
により回転駆動され、落下してきた乾燥物を粉砕するカ
ッター(粉砕手段)13がハウジング23の底面に取り
付けられている。
【0060】ここで、カッター13は、刃の肉厚が薄く
乾燥収縮物をカッティングするようなものでも、あるい
は肉厚が厚く乾燥収縮物を押しつぶすように粉砕するハ
ンマーなどのものでもよい。また、駆動部14は前述し
た駆動部3と共用することもできる。そして、その場合
は、駆動部3を両軸のモータとし、ドラムスクリーン2
を駆動させる軸とは別の軸に、ベルトもしくはチェーン
を介してカッター13を回転させるようにすることがで
きる。また、このとき、ドラムスクリーン2とカッター
13の回転方向を相互に逆に設定し、各々が単独で回転
駆動できるようなクラッチを設けてもよい。
【0061】カッター13には、粉砕部12に落下した
乾燥物をその重量で検知する落下検知手段102が取り
付けられている。但し、落下検知手段102はこのよう
に乾燥物の重量を検知して落下を確認する重量検知セン
サ以外にも、たとえばフォトセンサなどにより乾燥物が
粉砕部12に収納されたことを確認するセンサでもよ
い。
【0062】このような落下検知手段102により乾燥
物が粉砕部12に落下したことが検知されると、駆動手
段14によりカッター13が回転駆動されて乾燥物が粉
砕される。そして、粉砕された乾燥物は前述したハウジ
ング23の小孔23aから排出される。ここで、小孔2
3aの大きさにより乾燥物の容積が変化するが、たとえ
ば図2に示すように小孔23aの大きさを1mm程度と
すると、容積的には粉砕前と比較して1/20程度減少
させることができる。
【0063】なお、落下検知手段102は必ずしも取り
付けられていなくてもよいが、取り付けられていれば、
上述のように乾燥物が粉砕部12に落下したことが逐次
検出されるので、乾燥物の粉砕処理を連続的に行うこと
が可能になる。
【0064】粉砕部12の周囲から下方にかけて、この
ようにして粉砕されて小孔23aから排出された乾燥物
が貯蔵されて行く貯蔵部15が設けられている。そし
て、このように乾燥物を貯蔵部15に貯蔵しておくこと
により、乾燥物をまとめて廃棄することができる。
【0065】図示するように、貯蔵部15は、粉砕部1
2の周囲に位置してハウジング23の側面に形成された
小孔23aから排出された乾燥物が飛散することを防止
するためのケーシング15aと、このケーシング15a
から下方に連続するように設けられ、収納袋16が着脱
可能に取り付けられたケーシング15bとから構成され
ている。そして、ハウジング23の底面に形成された小
孔23aから排出された乾燥物およびケーシング15a
によって飛散が阻止された乾燥物は、収納袋16内に貯
蔵される。したがって、この収納袋16を取り出せば乾
燥物が装置から取り出されるので、乾燥物の廃棄を簡単
に行うことができる。
【0066】また、貯蔵部15には、送風手段6により
ドラムスクリーン2から粉砕部12を通って貯蔵部15
に流れてきた加熱部5の熱を脱水乾燥装置1の系外に排
出する排気口17が取り付けられている。加熱部5から
の熱を送風手段6によってこのような経路を通すことに
より、粉砕部12では粉砕された乾燥物が小孔23aか
ら排出されやすくなり、貯蔵部15では貯蔵されている
乾燥物を乾燥した状態に保持することができる。
【0067】ここで、収納袋16は生分解性樹脂で形成
されているものが好ましい。なお、生分解性樹脂には、
大きく分けて微生物系、化学合成系、天然物系の3種類
がある。通常の樹脂は廃棄されても分解されないが、生
分解性樹脂は、自然中の微生物による分解性を持たせて
生成されているために、廃棄しても自然に分解されるの
で環境破壊を招く恐れがない。したがって、乾燥物を堆
肥として利用する場合には、粉砕された乾燥物を収納袋
16から取り出すことなく用いることが可能である。
【0068】なお、前述のように、本実施の形態におい
てはドラムスクリーン2の少なくとも一部の内壁面にお
ける水との接触角が70度以上とされているが、粉砕部
12や貯蔵部15の少なくとも一部の内壁面におけも、
水との接触角を70度以上、望ましくは100度以上と
することができる。
【0069】次に、このような構成を有する本実施の形
態の脱水乾燥装置の一連の動作について説明する。
【0070】先ず、制御部8により駆動部3が駆動を開
始し、これによりドラムスクリーン2が回転を始める。
そして、スラリーが導入部7を介してドラムスクリーン
2内に導かれると、このスラリーは回転するドラムスク
リーン2により遠心力を受けるので、回収口10から直
接下方(鉛直方向)には落下せず、ドラムスクリーン2
の内壁上で流動して円筒状の付着層4となる。
【0071】ここで、ドラムスクリーン2へのスラリー
の流入量は所定レベル以下にコントロールするのが好ま
しい。これは、スラリーの流入量が多すぎると、回転す
るドラムスクリーン2上からスラリーが外部に放出され
るようなことが起こるからである。そこで、スラリーの
流入量が所定レベルに達したかが流入量検知手段101
により検知され、所定レベルに達したならば、その検知
信号が制御部8に送られる。そして、検知信号を受けた
制御部8により調節手段9が制御され、これによりスラ
リーの流入量がコントロールされる。
【0072】駆動部3により回転駆動されるドラムスク
リーン2に発生する遠心力の影響により、スラリーに含
まれる液体はドラムスクリーン2の側面部に多数形成さ
れた小孔2aから排出ダクト11に案内され、この排出
ダクト11を経由して脱水乾燥装置1の外に排出され
る。
【0073】ところで、ドラムスクリーン2の回転数N
(rpm)は、スラリーに含まれる固形物がドラムスク
リーン2の内壁面に略均一な付着層4を形成することが
可能な所定の回転数以上の回転数でなければならない。
しかし、回転数が高すぎると遠心力が強くなりすぎて付
着層4の一部がドラムスクリーン2の外部に放出される
ようになるため、このような回転数以下の回転数でなけ
ればならない。したがって、ドラムスクリーン2の回転
数Nには上限と下限が存在する。
【0074】ここで、回転数Nは、ドラムスクリーン2
の半径をr(m)としたとき、rの平方根の関数になる
ものであって、200/r1/2<N<1200/r1/2
満たすような範囲の回転数である。すなわち、回転数が
200/r1/2以下では付着層4がうまくできないし、
1200/r1/2以上になると、排水に混入して小孔2
aを通過する固形物が増加するようになるので適当でな
い。
【0075】ドラムスクリーン2は、このような上限と
下限の間の所定の回転数で、多数の小孔2aから排出さ
れる液体が無視できる程度の流量になるまで回転され
る。そして、脱水検知手段100が付着層4の脱水がほ
ぼ終了したことを検知すると、ドラムスクリーン2の内
壁面には、厚さと高さが略均一な円筒状の付着層4が形
成される。
【0076】ところで、脱水検知手段100としては、
この付着層4が形成されたことを超音波センサなどの手
段で厚さや高さを測定して脱水状態となったことを検知
する機構であることが好ましいが、このような実測によ
るのではなく、前述のように、調節手段9により調節さ
れたスラリーの流入量に対応したドラムスクリーン2の
回転時間を制御部8によって演算し(あるいは、予めメ
モリしておいた回転時間テーブルから1つの回転時間を
選び出し)、タイマでこの時間を計る機構とすることも
できる。
【0077】脱水検知手段100によって脱水が終了し
たことが検知されると、制御部8はドラムスクリーン2
の回転数を落とし、加熱部5と送風手段6を動作させ
る。ここで、加熱部5は付着層4やドラムスクリーン2
を所定の温度まで上昇させ、その温度を維持するもので
あり、送風手段6は加熱部5の熱をドラムスクリーン2
や付着層4に供給して、この付着層4を乾燥させるもの
である。
【0078】加熱部5による加熱で乾燥が開始される
と、付着層4に含まれる水分は蒸発を始め、付着層4の
径が収縮し始める。ここで、ドラムスクリーン2の内壁
面は水との接触角が大きな材料で形成あるいはコーティ
ングされているため、付着層4はドラムスクリーン2の
内面より容易に離脱することができる。所定の時間が経
過して付着層4に含まれた水分量が減少して所定量以下
になると、加熱部5および送風手段6は動作を停止させ
られる。ここで、スラリーが厨芥粉砕物の場合は、マー
ジンを考慮して付着層4の含水率を10%以下にするこ
とが望ましい。
【0079】所定の時間が経過したならば、付着層4
は、図4に示すように、径が縮小してドラムスクリーン
2から剥離した円筒状の乾燥物となり、回収口10から
落下してドラムスクリーン2から容易に排出される。
【0080】このようにしてドラムスクリーン2から排
出された乾燥物は下方(鉛直方向)に落下し、粉砕部1
2に収納される。
【0081】そして、落下検知手段102により乾燥物
が粉砕部12に収納されたことが検知されると、駆動部
14によりカッター13が回転駆動され、乾燥物が粉砕
される。粉砕された乾燥物は粒径が小さくなり、略均一
な粒状物となってハウジング23に形成された多数の小
孔23aより排出される。ここで、乾燥物が完全に排出
されたことを検知する手段としては、たとえば、粉砕開
始から所定時間が経過した時点で駆動部14を停止さ
せ、落下検知手段102により計測される乾燥物の重量
から求めるものがある。なお、乾燥物の重量が落下検知
手段102により計測されたならば、乾燥物が完全には
排出されていないことになる。したがって、このような
場合には、駆動部14を再度駆動させてカッター13に
よる粉砕を再開する。
【0082】ハウジング23の小孔23aより排出され
た乾燥物は下方(鉛直方向)に設けられた貯蔵部15に
設置してある収納袋16内に収納され、所定期間にわた
って貯蔵された後に取り出される。取り出しに際して
は、ケーシング15aとケーシング15bとを分離する
ことによってケーシング15aを乾燥装置1から離脱さ
せ、これにより貯蔵部15内の収納袋16が容易に取り
出される。ここで、ケーシング15aとケーシング15
bとは必ずしも分離可能に接続されている必要はなく、
粉砕部12および貯蔵部15を覆う一体のケーシングと
して脱水乾燥装置1から離脱可能にしておき、当該ケー
シングを装置から離脱して収納袋16を取り出すように
してもよい。
【0083】なお、加熱部5で加熱された加熱空気はド
ラムスクリーン2から粉砕部12および貯蔵部15を経
由して排気口17より脱水乾燥装置1の外に排出され
る。ここで、排気口17と送風手段6を連通することに
より、排気される加熱空気を再度スラリーの乾燥のため
に取り込んでこれを利用することも可能である。
【0084】このように、本実施の形態によれば、スラ
リーの乾燥物を粉砕部により粉砕することとしているの
で、乾燥物がコンパクトになってその取り扱い性を向上
させることが可能になる。そして、これにより、乾燥物
を長期間にわたって保管することが可能になる。
【0085】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2における脱水乾燥装置の全体構成を示す説明図であ
る。
【0086】図6において、粉砕部12の下方には搬送
部18が設置されている。この搬送部18は、プーリ2
0ともう一方のプーリ(図示せず)に掛け渡され、プー
リ20を介して駆動部21に駆動されて周回動するベル
ト19を備えている。そして、ハウジング23の小孔2
3aから排出された乾燥物は、このベルト19上に落下
する。
【0087】駆動部21は、粉砕部12の駆動部14が
駆動すると同時にまたは駆動後に駆動を開始し、プーリ
20を介してベルト19を動作させる。
【0088】そして、粉砕部12で粉砕された乾燥物が
ベルト19上に落下すると、この乾燥物はベルト19に
よって脱水乾燥装置1の系外へと排出され、貯蔵タンク
(図示せず)などに保管される。
【0089】このように搬送部18を設置することによ
り、粉砕された乾燥物を自動的に系外へ排出することが
可能になる。
【0090】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スラリ
ーの乾燥物を粉砕部により粉砕することとしているの
で、乾燥物がコンパクトになってその取り扱い性を向上
させることが可能になるという有効な効果が得られる。
【0091】また、本発明によれば、乾燥物を長期間に
わたって保管することが可能になるという有効な効果が
得られる。
【0092】粉砕部に落下検知手段を設置することによ
り、乾燥物が粉砕部に落下したことが逐次検出されるの
で、乾燥物の粉砕処理を連続的に行うことが可能になる
という有効な効果が得られる。
【0093】粉砕部の下方に貯蔵部を設けることによ
り、乾燥物をまとめて廃棄することが可能になるという
有効な効果が得られる。
【0094】遠心分離ドラムや粉砕部や貯蔵部の内壁面
における水との接触角を70度以上とすることにより、
乾燥物が内壁面に固着することがないので、清掃などの
メンテナンスが不要になるとともに装置を衛生的な状態
に保持することができるという有効な効果が得られる。
【0095】貯蔵部に収納袋を取り付けることにより、
収納袋を取り出せば乾燥物が装置から取り出されるの
で、乾燥物の廃棄を簡単に行うことができるという有効
な効果が得られる。
【0096】収納袋を生分解性樹脂で形成することによ
り、乾燥物を堆肥として利用する場合には、粉砕された
乾燥物を収納袋から取り出すことなく使用することが可
能になるという有効な効果が得られる。
【0097】加熱部からの熱を、遠心分離ドラムから粉
砕部を通って貯蔵部に導入することにより、粉砕部では
粉砕された乾燥物が小孔から排出されやすくなり、貯蔵
部では貯蔵されている乾燥物を乾燥した状態に保持する
ことができるという有効な効果が得られる。
【0098】粉砕部の下方に搬送部を設置することによ
り、粉砕された乾燥物を自動的に系外へ排出することが
可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における脱水乾燥装置の
全体構成を示す説明図
【図2】図1の脱水乾燥装置に処理された厨芥粉砕物の
粒度分布を示すグラフ
【図3】液体の固体に対する接触角を示す説明図
【図4】図1の脱水乾燥装置における乾燥前後の固形物
の状態を示す説明図
【図5】図1の脱水乾燥装置における粉砕部の径と乾燥
物の容積との関係を示すグラフ
【図6】本発明の実施の形態2における脱水乾燥装置の
全体構成を示す説明図
【図7】従来の脱水乾燥装置の全体構成を示す説明図
【符号の説明】
2 ドラムスクリーン(遠心分離ドラム) 2a 小孔 3 駆動部 5 加熱部 10 回収口 12 粉砕部 15 貯蔵部 16 収納袋 18 搬送部 23a 小孔 102 落下検知手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA04 AB08 AC04 AC08 AC45 AC46 AC50 AC52 AC54 AC59 AC63 AC68 AC74 AC78 AC79 AC86 AC90 BA01 BA36 CA02 CA03 CA06 CA08 CA15 DA05 DA06 DA07 DA22 DA24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面に小孔が形成されるとともに底部に回
    収口が設けられ、駆動部に回転駆動されて投入されたス
    ラリーを遠心力で前記側面の内壁面に付着させ、前記ス
    ラリーを遠心脱水してこのスラリーから固形物を抽出す
    る遠心分離ドラムと、 前記スラリーから抽出された前記固形物に含まれる水分
    を蒸発させて乾燥物を生成する加熱部と、 前記遠心分離ドラムの下方に設置され、乾燥収縮して前
    記回収口から落下した前記乾燥物を粉砕する粉砕部とを
    有することを特徴とする脱水乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記粉砕部には、前記乾燥物が落下したこ
    とを検知する落下検知手段が設置されていることを特徴
    とする請求項1記載の脱水乾燥装置。
  3. 【請求項3】前記粉砕部の下方には、粉砕されてこの粉
    砕部のハウジングに形成された複数個の小孔から排出さ
    れた前記乾燥物が貯蔵される貯蔵部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の脱水乾燥装置。
  4. 【請求項4】前記遠心分離ドラムと粉砕部と貯蔵部の少
    なくとも一部の内壁面は、水との接触角が70度以上の
    材料で構成されていることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載の脱水乾燥装置。
  5. 【請求項5】前記貯蔵部には、前記粉砕部から落下した
    乾燥物を収納する収納袋が脱着可能に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の
    脱水乾燥装置。
  6. 【請求項6】前記収納袋は、生分解性樹脂で形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載
    の脱水乾燥装置。
  7. 【請求項7】前記加熱部からの熱は、前記遠心分離ドラ
    ムから前記粉砕部を通って前記貯蔵部に導入されること
    を特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の脱水乾
    燥装置。
  8. 【請求項8】前記粉砕部の下方には、粉砕されてこの粉
    砕部のハウジングに形成された複数個の小孔から排出さ
    れた前記乾燥物を外部へと搬送する搬送部が設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の脱水乾燥
    装置。
JP19003898A 1998-07-06 1998-07-06 脱水乾燥装置 Pending JP2000018820A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8037618B2 (en) * 2006-09-20 2011-10-18 Econ Maschinenbau Und Steuerungstechnik Gmbh Device for draining and drying solids, in particular plastics granulated under water
CN114485093A (zh) * 2022-02-17 2022-05-13 季华恒一(佛山)半导体科技有限公司 甩干机的烘干系统、方法、设备、存储介质及甩干机
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