JP2000018784A - アイスディスペンサー - Google Patents

アイスディスペンサー

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JP2000018784A
JP2000018784A JP10176089A JP17608998A JP2000018784A JP 2000018784 A JP2000018784 A JP 2000018784A JP 10176089 A JP10176089 A JP 10176089A JP 17608998 A JP17608998 A JP 17608998A JP 2000018784 A JP2000018784 A JP 2000018784A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷片シュートが氷片で詰まることがなく、ス
ムーズに氷片を排出することができ、かつ、氷片シュー
ト内が注出パイプから飛散する水道水のカルキ等の不純
物で汚されないアイスディスペンサーを提供すること。 【解決手段】 氷片放出口の開口形状と、氷片放出口か
ら氷片シュートの出口に至る通路断面形状とを略同一と
すると共に,注出パイプを氷片シュートの外側近傍に配
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生成された氷を貯
えておくアイスストッカを備えたアイスディスペンサー
に関し、特に、アイスストッカに付設される氷放出機構
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アイスディスペンサーは、氷片
放出口から排出された氷片を氷片シュートで案内して外
部に放出するように構成されている。この具体例とし
て、実開昭60−13025号公報及び実開昭55−5
056号公報に記載されたものを掲げることができる。
【0003】前者においては、氷片放出口をカバーする
カバーと氷片シュート部とが一体的に形成されているた
め、氷片シュート部の出口が絞られている。又、氷片シ
ュート部の出口部分には飲料供給管が配設されている。
このように、氷片シュート部が絞られていることと飲料
供給管が氷片シュート部の出口付近に配設されているこ
ととが相俟って、氷片が氷片シュート部出口において詰
まり易い状況にあった。また、氷片シュート内に飲料供
給管が配設されていると、この飲料供給管から水道水が
飛散して、氷片シュート内面が水道水のカルキ等の不純
物で汚れるため頻繁に氷片シュートを掃除する必要があ
った。
【0004】また、後者においては、前者のような飲料
供給管が記載されていないが、氷片放出口から放出され
る氷片を案内する氷片シュートの氷受け部、つまり氷片
シュートの入口側と氷片放出口との間に間隔が設けられ
連続していないため、氷片シュートの入口部を大きく
し、その出口は氷片をコップ等の受け容器に導くために
小さく、つまり絞りの形状とされていた。このため、氷
片が氷片シュート出口側で詰まり易く、また、氷片が氷
片シュートの出口部分から詰まり始めると、氷片が氷片
シュート内に溜まりだし、氷片が氷片シュートの上部入
口から溢れ出る虞があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであ
る。その目的とするところは、氷片シュートで氷片が詰
まることのなく、スムーズに氷片を放出することがで
き、氷片シュート内面が注出パイプから飛散する水道水
のカルキ等の不純物で汚されないアイスディスペンサー
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、製氷装置と、該製氷装
置により作られた氷を貯氷するとともに、扉により閉塞
される氷片放出口を側壁前面に開口したアイスストッカ
ーと、これらを収納する箱体と、前記氷片放出口から放
出され氷片を外部に案内する氷片シュートと、水道水等
を注出する注出パイプとを備え、前記扉の開放によりア
イスストッカー内の氷片を前記氷片シュートを通して放
出させるごとくしたアイスディスペンサーにおいて、前
記氷片放出口の開口形状と、前記氷片放出口から氷片シ
ュートの出口に至る通路断面形状とを略同一とすると共
に,前記注出パイプを氷片シュートの外側近傍に配設し
たことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、前記氷片シュ
ート及び前記注出パイプの先端部を前記箱体のフロント
パネル下方外部に導出し、箱体の外部で氷片及び飲料を
コップ等で受けることを可能とするとともに、前記箱体
から外部に導出され氷片シュート及び注出パイプの先端
部を、該氷片シュートとは別体のカバーで間隔を置いて
囲繞したことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明では、前記注出パイ
プの先端部を前記氷片シュートの先端部方向に傾斜させ
たことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明では、前記アイスス
トッカーの氷片放出口周辺に、該アイスストッカーの側
壁に直立する枠片を設け、前記氷片シュートを前記カバ
ーの下方の開放端側から挿入して前記氷片シュートの入
口側を該枠片に嵌め込み、該枠片を介して前記氷片シュ
ートを前記氷片放出口に接続するとともに、前記カバー
の後壁下端部に対し前記氷片シュートを着脱自在に固定
したことを特徴とする。
【0010】請求項1〜4記載のアイスディスペンサー
においては、氷片放出スイッチ等により扉が開放されて
氷片が氷片放出口より氷片シュートに案内されて放出さ
れた場合、氷片放出口から氷片シュートの出口に至る通
路断面積が略一定とされおり、かつ、注水パイプも氷片
シュート内に配設されていないので、従来のように氷片
が氷片シュート内に詰まることが無く、氷片が氷片シュ
ートよりコップ等にスムーズに放出される。また、注出
パイプから水道水が氷片シュート内に飛び散ることがな
いので、氷片シュート内面が水道水のカルキ等の不純物
で汚されることがない。
【0011】また、請求項2記載のアイスディスペンサ
ーにおいては、氷片シュート及び注出パイプが間隔を置
いてカバー内に配設されるため、カバーが冷却されな
い。このため、カバーの外側表面に露が付くことがな
く、従って、不衛生なカバーの外側に露が付き、この露
がコップ等の受け容器に入るようなことがなく、清潔に
保たれる。
【0012】また、請求項3記載のアイスディスペンサ
ーにおいては、注出パイプ゜が氷片シュートの出口方向
に傾斜されているので、飲料水等が飛び散ることがなく
コップ等の受け容器に注出される。
【0013】また、請求項4記載のアイスディスペンサ
ーにおいては、カバーの下方開口端部から前記氷片シュ
ートを氷片放出口に付設された枠片に嵌め込むことがで
き、また、カバーの背面側下端で氷片シュートを着脱自
在に取り付けすることができるので、氷片シュートを容
易に取り外して掃除することができる。また、氷片シュ
ートの取付具が目立たないようにすることができ、製品
デザイン上は大変都合が良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態のアイ
スディスペンサーの正面全体を示すとともに、フロント
パネルの一部を切開し、本発明の要部の構成及び配置を
示す.また、図3は、図2のアイスディスペンサーの側
断面図で側方から見た要部の配置を示す。これら図2及
び図3に示すように、アイスディスペンサーの箱体2
は、トップカバー2a、本体パネル2b、上部フロント
パネル2c、下部フロントパネル2d、エプロンパネル
2e等から成る。そして、トップカバー2aは本体パネ
ル2bの前方に突出しており、このトップカバー2aの
突出部下方に上部フロントパネル2c及び下部フロント
パネル2dが取り付けられている。
【0015】下部フロントパネル2dの右側部分には、
氷水切替スイッチS1、製氷スイッチS2、製氷ランプ
LPが、また、下部フロントパネル2dの左側部分に
は、安全ブレーカS3が取り付けられている。また、エ
プロンパネル2eの中央部には放出スイッチS4が取り
付けられている。この放出スイッチS4は、視認性を良
くするために前方に突出されており、コップ等の受け容
器8をこの放出スイッチS4の前面に押し当てて操作さ
れるが、作動ストロークより可動ストロークを長くして
あり、ある程度押してからスイッチONとなるように構
成されている。
【0016】箱体2の内部には、製氷装置1、即ちオー
ガ式製氷機が内装されている。このオーガ式製氷機1
は、蒸発器3aを外周に巻き付けた製氷シリンダ3と、
該製氷シリンダ3の上部にアイスストッカー4を具備し
た通常のものであり、製氷シリンダ3の内周面に成長す
る氷をオーガ5で掻き取って、これを押圧筒6を介して
アイスストッカー4に送り、氷片をアイスストッカー4
に貯氷している。
【0017】このアイスストッカー4は、箱体2の正面
から見て中央部に配設されている。また、アイスストッ
カー4の側壁前面の下部には、ソレノイド装置10の動
作に連動して開閉する扉20にて通常閉塞されている氷
片放出口7が開口されている(図1、図6、図12、図
13等参照)。また、アイスストッカー4の内部底壁に
は、すのこ4aが配設され、アイスストッカー4の中央
部には攪拌機4bが配設されている。なお、アイススト
ッカー4の上方には貯氷スイッチS5が配置されてい
る。
【0018】そして、図1、図2等から分かるように上
部及び下部フロントパネル2c,2d内の中央部、即
ち、アイスストッカー4の前面には、上方からソレノイ
ド装置10、該ソレノイド装置10に連動する扉20、
該扉20から放出される氷片を下部フロントパネル2d
の下方外部に放出するための氷片シュート40、該氷片
シュート40を囲繞するカバー50、並びに前記放出ス
イッチS4が配設され、また、氷片放出口7の図2にお
ける右方にはウォータバルブ60が配設されている。こ
のウォータバルブ60に接続された注出パイプ61の先
端部は、図1〜図5及び図14から分かるようにカバー
50内に配設されている。
【0019】ソレノイド装置10は、従来周知のもので
あって、アイスストッカー4の側壁前面に取付基台11
(図3参照)に取り付けられている。12は、ソレノイ
ド装置10の電磁コイルを励磁した時に上方に引き上げ
られ、該電磁コイルが消磁した時にソレノイド装置の内
部に装備された弾性部材により下方に押し下げられるプ
ランジャである。
【0020】扉20は、特に、図12及び図13に示さ
れるように、ゴム等の弾性部材よりなる蓋板21が取付
板22の一面側に当接され、また、この取付板22の他
面側(前面側)に厚肉平板状の当て板25及びL字状薄
板の当て板23を当接し、更に、当て板25及び当て板
23の透孔内に円筒状カラー26を挿入した状態で、ビ
ス24を二重ナット止めして、蓋板21を取付板22に
取り付けて構成したものである。また、取付板22は両
側において、折り曲げ片22aを有し、この両折り曲げ
片22aに移動軸27を挿入する孔27aと固定軸28
を挿入する孔28aとをそれぞれ設けている。そして、
扉20の固定軸28及び移動軸27とソレノイド装置1
0の前記プランジャ12との間に連動機構13が介設さ
れ、この連動機構13により扉20とソレノイド装置1
0との連動が行われている。
【0021】この扉20は、図12に閉鎖状態が示さ
れ、図13に開放状態が示されるように、閉鎖時におい
ては、蓋板21の先端は後記する枠片30に当接して折
り曲げられるが、この閉鎖状態から開放されると先端折
り曲げ部21aは、蓋板21の弾性力により直線状に伸
ばされる。なお、図12及び図13における2点鎖線の
円弧は蓋板21先端の開閉軌跡21bを示す。
【0022】30は、氷片放出口7の周辺に配設された
枠片である。この枠片30は、図6の詳細図から良く分
かるように、氷片放出口7の下辺から下方に傾斜する底
壁31と、該底壁31の左右側辺に該底壁31と同様に
傾斜した壁面を形成する側壁32、33とから成り、こ
れらが一体的に形成されている。そして、この枠片30
のアイスストッカー4側の端面は、アイスストッカー4
の側壁に直立する状態で、前記氷片放出口7の下辺及び
左右側辺を取り囲むように当接され、溶接等により接合
されている。尚、側壁32、33の上端前面側は、前記
扉20の移動軸27との干渉を避けるために一部切欠き
34、35が設けられている。
【0023】氷片シュート40は、図7に示されるよう
にその幅は、略一定であり、かつ、図12及び図13に
見られるように、前記枠片30を内側に嵌め込むことが
できる程度の大きさとされている。また、図7及び図8
に詳細が示されるように、側面から見て下方は、断面矩
形の筒状垂直部41として構成されているが、上部の後
璧(図7において右側)は、前記枠片30の底壁31の
外側に沿う斜面を形成する受け部42とされている(図
7、図8、図12、図13参照)。また、上部の前璧
は、曲線状部43、該曲線状部43の上端を外側に逃が
した折り曲げ部44、該折り曲げ部44の先端を前記扉
20の蓋板21の開閉軌跡21bに沿う円弧状部45と
し、この円弧状部45と前記扉20の先端の開閉軌跡2
1bとは最小限の隙間とされている。従って、前記扉2
0の開度は誤差が生じ易いが、例え扉20に誤差が生じ
たとしても、このように構成することにより、氷片の通
路が滑らかにつなげられる。
【0024】氷片シュート40の奥行き寸法は、氷片放
出口7の高さ寸法と略同一とされ、扉20の開放時にお
いて、該氷片放出口7から氷片シュート40の下端開放
部に至るまでの通路の断面積が略一定となるように構成
されている。氷片シュート40の両側壁の上端部、即
ち、曲線状部43の中央部から上方かつ後方の部分は、
一定幅で上方に立ち上がり、その上端部を左右に拡張し
た拡開部49として、前記枠片30の嵌め込みが容易と
なるように配慮されている。
【0025】氷片シュート40の筒状垂直部41の背面
の左右には、板材を断面コの字状に折り曲げた取付部材
46が設けられており、この両取付部材46にはそれぞ
れネジ孔47が穿設されている。そして、後述するよう
に、このネジ孔47を利用して氷片シュート40がカバ
ー50に取り付けられる。なお、この両取付部材46に
挟まれる中央部分は、空間40aとして残されており、
後述する注出パイプ61の配設スペースとして利用され
る。また、前記受け部42の上端中央部には、円弧状切
欠き48が設けられており、氷片シュート40の着脱時
に注出パイプ61との接触を防止している。
【0026】カバー50は、断面形状が略正方形の筒状
物であり、氷片シュート40を中央部に配設し、かつ、
この氷片シュート40とは間隔を置くような寸法として
下部フロントパネル2dの下面に取り付けられている。
そして、この下端部分は意匠状の配慮から前璧のみが若
干下方に延設され、後方側に曲げられている。また、カ
バー50の側壁及び後壁の下端と氷片シュート40の下
端とは面一に成るように形成されている。また、カバー
50の後壁及び右側側壁の上端部分は、下部フロントパ
ネル2d内において欠除されている。
【0027】このカバー50の背面には、図4に仮想線
(2点鎖線)で示すように前記氷片シュート40のネジ
孔47に対応する位置にU字形切欠き51、丸孔52が
設けられている。つまり、背面下端部の右側に下方に開
放するU字形切欠き51が、また、左側に丸孔52がそ
れぞれ設けられている。そして、図1、図14等に示す
ように化粧ネジ53により前記氷片シュート40がカバ
ー50の背面に固定される。
【0028】注出パイプ61は、ウォータバルブ60か
ら下方に垂下し、下部フロントパネル2dの底部におい
て水平に折り曲げられ、上記カバー50後部の前記欠除
部分を通って氷片シュート40の中央部後方から前記空
間40aを通ってやや前方に傾斜しながら下方に垂下し
ている。そして、この注出パイプ61は、前記水平部に
おいて下部フロントパネルに取り付けられたパイプブラ
ケット63にコンベックス等で固定され、また、前記垂
下部、即ち、前記空間40aにおいてカバー50に取付
けられたパイプブラケット64にコンベックス等で取付
けられている。
【0029】このパイプブラケット64は、図9〜図1
1に示されるように、所定幅の板材の中央部を傾斜片部
64aとして立ち上げ、更に、この傾斜片部64aの中
央部に切欠き部64bを設けたものであり、傾斜片部6
4aの上下に位置する水平面部に設けられた丸孔64c
を利用してカバー50に取付けられている。前記切欠き
部64bに注出パイプ61が嵌め込まれて位置決め及び
角度が設定され、かつ、コンベックス等によりこのパイ
プブラケット64に固定される。従って、注出パイプ6
1の傾斜角度は、注出パイプ61の組み込み時に容易に
設定される。尚、このパイプブラケット64により設定
される注出パイプ61の傾斜角度は、注出パイプ61の
先端方向が氷片シュート40の先端方向とコップ等の受
け容器8の受け面において一致するように形成されてい
る。
【0030】上記の氷片シュート40の取付は、カバー
50の前記U字形切欠き51に対応する方のネジ孔47
に化粧ネジ53を予め緩く取り付けておき、この氷片シ
ュート40をカバー50の下方から図14に2点鎖線で
示すように順次上方に持ち上げる。このとき、氷片シュ
ート40の受け部42に円弧状切欠き48が設けられて
いるので、注出パイプ61との接触を避けることができ
る。
【0031】そして、氷片シュート40の下端がカバー
50の側壁下端と一致する手前で、該氷片シュート40
の上端部が前記枠片30に嵌まることを手の感触により
確認する。この嵌め込みは、氷片シュート40の側壁上
端に拡開部49を設けてあることにより容易に行うこと
ができる。更に氷片シュート40の下端後壁と化粧ネジ
53との隙間をU字形切欠き51に嵌め込む。そして、
氷片シュート40の下端がカバー50の側壁或いは後壁
の下端と一致するように調整する。このように調整する
と、化粧ネジ53とネジ孔47とが一致することになる
ので、ここで化粧ネジ53を絞める。その後左方の丸孔
52に化粧ネジ53を嵌め込んでネジ孔47にネジ止め
する。このように氷片シュート40の取付のために、カ
バー50の孔を一方をU字形切欠き51とし他方を丸孔
52としたことにより、取り付けが簡単となり、かつ、
確実に取り付けられることになる。
【0032】なお、この氷片シュート40を取り外すと
きは、左右の化粧ネジ53を弛めて外し、氷片シュート
40を下方に引き抜くことにより容易に取り外すことが
できる。また、上記のように化粧ネジ53を背部の方か
らねじ込むようにしているが,その位置をカバー50の
下端部としているので、締め付けを容易に行うことがで
きる。
【0033】上記のように構成されたアイスディスペン
サーは、製氷スイッチS2と安全ブレーカS3とをON
することにより製氷運転が始められる。製氷装置(オー
ガ式製氷機)1でできた氷片がアイスストッカー4内に
所定量貯氷されると、貯氷スイッチS5が作動し製氷運
転が停止される。氷水切替スイッチS1が「氷水」にセ
ットされているときは、放出スイッチS4をコップ等の
受け容器8を持ったまま押すことにより氷片と水が放出
される。また、氷水切替スイッチS1を「氷」にセット
して放出スイッチS4を押すことにより氷片のみが、更
に、氷水切替スイッチを「水」にセットして放出スイッ
チS4を押すことにより水のみが放出される。
【0034】上記の操作により氷片が放出される場合
は、ソレノイド装置10が励磁されて、プランジャ12
が引き上げられる。これに伴い連動機構13により固定
軸28を中心として移動軸27が前面方向に引き上げる
ように回転される。図12及び図13は、ソレノイド装
置10、連動機構13が省略されているが、扉20が固
定軸28を中心として図面上時計方向に回転し、開放さ
れることを示している。
【0035】このようにして、扉20が所定時間開放さ
れる。また、扉20の開放と同時に攪拌機4bが回転さ
れて、氷片放出口7より氷片がかき出される。そして、
氷片は、枠片30を通り、氷片シュート40を介して外
部の方に案内されて放出される。このとき、氷片放出口
7から氷片シュート40の出口に至る通路がほぼ滑らか
で、かつ、ほぼ均一な断面とされており、更に、この通
路内には注出パイプが配置されていないことにより、氷
片が途中で詰まることがない。また、この氷片放出通路
内には突出物がないので、氷片が飛び散って放出される
ようなことがない。また、注出パイプ61が氷片シュー
ト40内に挿入されず氷片シュート40の外部に形成さ
れているため、氷片シュート40内が水道水のカルキ等
の不純物で汚されることがない。尚、扉20が開放され
て所定時間が経過すると、ソレノイド装置10が消磁さ
れ、連動機構13に含まれるばね部材により扉20は閉
鎖される。
【0036】また、水が放出される場合は、注出パイプ
61がコップ等の受け容器8の開口面に向けて傾斜され
ていることにより、周辺に飛び散ることがない。また、
この場合において、カバー50と氷片シュート40と
は、間隔をおいて取り付けられているので、カバー50
が冷却されない。このカバー50の外表面は手で触られ
たり、外部雰囲気に直接晒されたりして決して清潔とは
いえない。従って、もしこの外表面に露が付着する場合
は、氷片或いは水を受けるコップ等の受け容器8内に不
潔な露がたれることがあり得るが、このような心配がな
い。また、氷片シュート40がカバー50により囲まれ
ているので、氷片放出時の放出音が小さくなる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、氷片が氷片シュート内に詰まることが無く、
氷片が氷片シュートよりコップ等にスムーズに放出され
る。また、注出パイプから水道水が氷片シュート内に飛
び散ることがないので、氷片シュートの内面が水道水の
カルキ等の不純物で汚されることがない。
【0038】請求項2記載の発明によれば、氷片シュー
ト及び注出パイプが間隔を置いてカバー内に配設されて
いるため、カバーが冷却されず、カバーの外側表面に露
が付くことがない。従って、カバーの外側に付いた不衛
生な露がコップ等の受け容器に入るようなことがなく、
清潔である。また、カバーにより氷片放出音が小さくな
る。
【0039】請求項3記載の発明によれば、注出パイプ
゜が氷片シュートの出口方向に傾斜されているので、飲
料水等が飛び散ることがなく清潔に保たれる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、カバーの下
方開口端部から前記氷片シュートを氷片放出口に嵌め込
むことができ、また、カバーの背面側で氷片シュートを
取り付けできるので、氷片シュートを容易に取り外して
掃除することができる。また、氷片シュートの取付具が
目立たないので、製品デザインを良好にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部に係る氷片シュート周りの構成
図で、一部を断面で示す。
【図2】 本発明のアイスディスペンサーの正面図で、
フロントパネルの一部を切開し、図1に記載した本発明
の要部である氷片シュート周りの正面からの配置を示
す。
【図3】 図2のアイスディスペンサーの部分拡大側断
面図で、本発明の要部である氷片シュート周りの側方か
らの配置を拡大して示す。
【図4】 本発明の要部である氷片シュート周りの拡大
正面図である。
【図5】 図4におけるV−V矢視図である。
【図6】 本発明に係る枠片部分の斜視図である。
【図7】 本発明に係る氷片シュート部分の側断面図で
ある。
【図8】 本発明に係る氷片シュートの正面図である。
【図9】 本発明に係る注水パイプ取り付け用パイプブ
ラケットの側面図である。
【図10】 図9のパイプブラケットの正面図である。
【図11】 図10のパイプブラケットの底面図であ
る。
【図12】 本発明の要部であるアイスストッカーの氷
片放出口から氷片シュートに至る部分の構成図で、氷片
放出口を開閉する扉が閉鎖された状態で示す。
【図13】 本発明の要部であるアイスストッカーの氷
片放出口から氷片シュートに至る部分の構成図で、氷片
放出口を開閉する扉が開放された状態で示す。
【図14】 本発明に係る氷片シュートの取り付け説明
図である。
【符号の説明】
1…製氷装置(オーガ式製氷機)、2…箱体、4…アイ
スストッカー、7…氷片放出口、10…ソレノイド装
置、12…プランジャ、13…連動機構、20…扉、2
1…蓋板、30…枠片、40…氷片シュート、44…折
り曲げ部、45…円弧状部、46…取付部材、47	
ネジ孔、50…カバー、51…U字形切欠き、52…丸
孔、53	化粧ネジ、60…ウォータバルブ、61…
注出パイプ、64…パイプブラケット、64b…切欠き
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷装置と、該製氷装置により作られた
    氷を貯氷するとともに、扉により閉塞される氷片放出口
    を側壁前面に開口したアイスストッカーと、これらを収
    納する箱体と、前記氷片放出口から放出される氷片を外
    部に案内する氷片シュートと、飲料を注出する注出パイ
    プとを備え、前記扉の開放によりアイスストッカー内の
    氷片を前記氷片シュートを通して放出させるごとくした
    アイスディスペンサーにおいて、前記氷片放出口の開口
    形状と、前記氷片放出口から氷片シュートの出口に至る
    通路断面形状とを略同一とすると共に,前記注出パイプ
    を氷片シュートの外側近傍に配設したことを特徴とする
    アイスディスペンサー。
  2. 【請求項2】 前記氷片シュート及び前記注出パイプの
    先端部を前記箱体のフロントパネル下方外部に導出し、
    箱体の外部で氷片及び飲料をコップ等で受けることを可
    能とするとともに、前記箱体から外部に導出され氷片シ
    ュート及び注出パイプの先端部を、別体のカバーで間隔
    を置いて囲繞したことを特徴とする請求項1記載のアイ
    スディスペンサー。
  3. 【請求項3】 前記注出パイプの先端部を前記氷片シュ
    ートの先端部方向に傾斜させたことを特徴とする請求項
    1記載のアイスディスペンサー。
  4. 【請求項4】 前記アイスストッカーの氷片放出口の周
    囲に、該アイスストッカーの側壁に直立する枠片を設
    け、前記氷片シュートを前記カバーの下方の開放端側か
    ら挿入して前記氷片シュートを前記氷片放出口に接続す
    るとともに、前記カバーの後壁下端部に対し前記氷片シ
    ュートを着脱自在に固定可能としたことを特徴とする請
    求項2記載のアイスディスペンサー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2021113622A (ja) * 2020-01-16 2021-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 製氷機
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