JP2000018697A - 逆流防止ダンパ装置 - Google Patents

逆流防止ダンパ装置

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JP2000018697A
JP2000018697A JP10198017A JP19801798A JP2000018697A JP 2000018697 A JP2000018697 A JP 2000018697A JP 10198017 A JP10198017 A JP 10198017A JP 19801798 A JP19801798 A JP 19801798A JP 2000018697 A JP2000018697 A JP 2000018697A
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JP
Japan
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damper device
backflow prevention
filter
prevention damper
flat sheet
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Application number
JP10198017A
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English (en)
Inventor
Kuniyuki Fukuzawa
邦之 福沢
Kazuhisa Kumazaki
和久 熊崎
Yoshihiko Mochizuki
美彦 望月
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気処理装置内の気流の変動を少なくして、
フィルタの破損を防止した逆流防止ダンパ装置を提供す
ること。 【解決手段】 通風路38に平板状羽根34を回動自在
に配設した逆流防止ダンパ装置26において、前記平板
状羽根34に対して前記通風路38の上流に整流手段4
0を配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆流防止ダンパ装
置に係り、特に原子力発電所等の排気処理系に組み込ま
れる逆流防止ダンパ装置に関し、詳しくは、通風路に重
心をずらして平板状羽根を回動自在に配設し、気流の圧
力によって平板状羽根を回動させて通風路を開成する逆
流防止ダンパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所等では、図5に示したよう
に、建屋内部の塵埃が外部に放出されないように排気処
理装置1にフィルタ2を設置して塵埃を除去している。
この排気処理装置1は排気ファンの停止時にフィルタ2
で捕捉した塵埃が建屋内に戻らないようにフィルタ2と
建屋内部との間の通風路3に逆流防止ダンパ装置4が設
置されている。この逆流防止ダンパ装置4は、重心をず
らして平板状羽根5を軸6に回動自在に設けたもので、
排気ファンの運転時には平板状羽根5が通過する気流A
の力で押し上げられて実線で示す水平状態となって気流
Aを通過させ、排気ファンの停止時には、自重によって
一点鎖線で示す略鉛直状態となって通風路3を閉塞して
逆流を防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フィル
タ2は振動によって破損される場合があるという問題が
ある。その原因の1つとしてフィルタ2に流入する気流
の振動がある。平板状羽根5は排気ファンの運転時に必
ずしも水平状態に止まっておらず絶えず揺動している。
このため、平板状羽根5の下流、即ちフィルタ2の上流
で気流Aの変動を生じさせ、この気流Aの変動がフィル
タ2を振動する。上記気流Aの変動は、平板状羽根5の
揺動が一因となっていることが実験で確認された。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、前記従来技術の欠点を解消し、排気処理装置内
の気流の変動を少なくして、フィルタの破損を防止した
逆流防止ダンパ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の逆流
防止ダンパ装置では、通風路に平板状羽根を回動自在に
配設した逆流防止ダンパ装置において、前記平板状羽根
に対して前記通風路の上流に整流手段を配設している。
この発明の逆流防止ダンパ装置によれば、整流された空
気が平板状羽根に当たるため、平板状羽根に振動が小さ
くなる。この結果、平板状羽根が安定して開成状態に維
持されるので、逆流防止ダンパ装置の下流側の気流の変
動が低減される。従って、逆流防止ダンパ装置の下流側
に例えばフィルタを配設しても、フィルタの振動を抑制
できるので、フィルタの破損を防止できる。
【0006】また、本発明の請求項2の逆流防止ダンパ
装置では、請求項1において、前記整流手段として、孔
が全面に均等な分布で配置された多孔板を採用してい
る。このような多孔板は、例えばパンチングメタル,金
網等が採用でき、したがって安価である。また、本発明
の請求項3の逆流防止ダンパ装置では、請求項2におい
て、前記多孔板の開口率を45〜55%、好ましくは4
8〜54%にしている。このようにすれば、平板状羽根
の振れ角度は約20度以内になり、かつ圧力損失も許容
できる範囲になる。
【0007】また、本発明の請求項4の逆流防止ダンパ
装置では、請求項1、2または3において、前記多孔板
の開口率を可変にしている。したがって、平板状羽根に
流入する気流分布を最適に調整することができる。ま
た、本発明の請求項5の逆流防止ダンパ装置では、請求
項4において、前記平板状羽根に対して通風路の下流に
圧力センサを配設し、該圧力センサの検出値に基づいて
多孔板の開口率を制御すようにしている。したがって、
フィルタに流入する空気の圧力を適宜に制御でき、フィ
ルタの振動を安定して抑制することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る逆流防止ダンパ装置の好ましい実施の形態を詳説す
る。図1は、本発明の逆流防止ダンパ装置が適用される
原子力発電所等の換気空調系の概要を示したものであ
る。この換気空調系では、給気ファン12を駆動するこ
とによって、外気を給気処理装置14の空気取り入れ口
(ルーバ)16からフィルタ18を経て吸引し、それを
加熱冷却コイル20を経て建屋内部22に供給する。ま
た排気ファン24を駆動することによって、建屋内部2
2の空気を逆流防止ダンパ装置26、排気処理装置28
内のフィルタ30を経てスタック32から外部へ排出す
る。
【0009】図2は、本発明に係る逆流防止ダンパ装置
26の一実施の形態を示している。この逆流防止ダンパ
装置26では、図2に示したように、重心から外れた位
置で平板状羽根34を軸36に回動自在に設けており、
気流が生じていない状態では、重力で平板状羽根34が
一点鎖線で示したように、鉛直方向に立ち上がって通風
路38を閉成している。それらの平板状羽根34は、通
風路38に気流Aが生じると、その気流によって実線で
示したように、押し開かれて通風路38を開成する。さ
らに、図2に示した逆流防止ダンパ装置26では、平板
状羽根34に対して上流に整流手段としてパンチングメ
タル,金網等の多孔板40が設置されている。この逆流
防止ダンパ装置26では、排気ファン24が駆動されて
建屋内部22から排出された空気(気流A)が多孔板4
0で整流されて平板状羽根34に到達する。平板状羽根
34に到達した気流Aは、該平板状羽根34を押し開い
て進み、フィルタ30に達し、該フィルタ30で塵埃等
が除去されて外部へ排出される。排気ファン24が停止
されると、通風路38内の気流Aは消失するため、平板
状羽根34は重力によって回動され、通風路38を閉成
する。したがって、フィルタ30に捕捉された塵埃は、
建屋内部22に戻ることはない。
【0010】図3は、本発明に係る逆流防止ダンパ装置
26の他の実施の形態を示している。この逆流防止ダン
パ装置26では、上記実施の形態における多孔板40に
同様な多孔板42、例えばパンチングメタルを摺動自在
に添設し、かつ該多孔板42にラックを形成し、該ラッ
クにピニオンを噛合させた図示しない動力伝達手段等を
介してモータ等のアクチュエータ44に係合させてい
る。また、平板状羽根34に対して通風路38の下流に
圧力センサ46が設置され、該圧力センサ46によっ
て、平板状羽根34を通過した気流Aの風圧が検出さ
れ、その検出値がコントローラ48に入力される。そし
て、上記アクチュエータ44は、コントローラ48から
の指令によって作動され、多孔板42が最適な量だけ移
動される。なお、他の要素は上記実施の形態の要素と変
わるところがないので、同一符号を付して説明を省略す
る。この逆流防止ダンパ装置26では、アクチュエータ
44を作動させることによって一方の多孔板40に対し
て他方の多孔板42を摺動し、多孔板42の孔を多孔板
40の孔からずらすことによって、開口率を変化させ
る。
【0011】上記逆流防止ダンパ装置26によれば、多
孔板40,42によって気流の圧力分布が均等化して、
平板状羽根34を押し上げる力が安定するため、平板状
羽根34の揺れ角度は著しく小さくなる。図4は逆流防
止ダンパ装置26を風速約10m/sで気流が通過する
ときの多孔板40と平板状羽根34の揺れ角度および多
孔板40による圧力損失の関係を実験によって得たもの
である。
【0012】このデータによれば、多孔板40の開口率
が大きくなるほど平板状羽根34の揺れは大きくなり、
逆に圧力損失が小さくなることがわかる。平板状羽根3
4の揺れ角度は小さいほど気流の変動が低減できて好ま
しいが、実用的には約20度以内であれば下流のフィル
タ30への影響は許容できる。一方、圧力損失の増加
は、排気ファン24の動力の増加を招くため、省エネを
考慮すると小さい方が好ましく、また既設プラントでは
現状の系統全体で許容できる範囲内にする必要があり、
200Pa以内の場合が多い。これより実用的かつ許容
可能な多孔板40の開口率は図4の矢印Bの範囲とな
り、45〜55%、好ましくは48〜54%がよいこと
が分かる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の逆流防止ダ
ンパ装置によれば、整流された気流が平板状羽根に当た
るため、平板状羽根の揺れが少なくなる。したがって、
逆流防止ダンパ装置の下流側の気流の変動が低減され
る。これにより、例えば逆流防止ダンパ装置の下流側に
フィルタを配設しても、フィルタに流入する気流の変動
が低減され、その結果フィルタの振動が低減されので破
損が防止され、さらには平板状羽根の軸の磨耗が減少す
ることから寿命も延びる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る逆流防止ダンパ装置が適用される
原子力発電所等の換気空調系の概要を示した図
【図2】本発明に係る逆流防止ダンパ装置の一実施の形
態を示した模式図
【図3】本発明に係る逆流防止ダンパ装置の他の実施の
形態を示した模式図
【図4】本発明に係る逆流防止ダンパ装置における多孔
板の開口率と平板状羽根の振れ角度の関係を示すグラフ
【図5】従来の逆流防止ダンパ装置の模式図
【符号の説明】
12…給気ファン 14…給気処理装置 16…空気取り入れ口 18…フィルタ 20…加熱冷却コイル 22…建屋内部 24…排気ファン 26…逆流防止ダンパ装置 28…排気処理装置 30…フィルタ 32…スタック 34…平板状羽根 36…軸 38…通風路 40…多孔板(整流手段) 42…多孔板(整流手段) 44…アクチュエータ 46…圧力センサ 48…コントローラ A …気流

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通風路に重心をずらして平板状羽根を回動
    自在に配設した逆流防止ダンパ装置において、 前記平板状羽根に対して前記通風路の上流に整流手段を
    配設したことを特徴とする逆流防止ダンパ装置。
  2. 【請求項2】前記整流手段は、孔が全面に均等な分布で
    配置された多孔板であることを特徴とする請求項1に記
    載の逆流防止ダンパ装置。
  3. 【請求項3】前記多孔板の開口率を45〜55%にした
    ことを特徴とする請求項2に記載の逆流防止ダンパ装
    置。
  4. 【請求項4】前記多孔板の開口率を可変にしたことを特
    徴とする請求項1、2または3に記載の逆流防止ダンパ
    装置。
  5. 【請求項5】前記平板状羽根に対して前記通風路の下流
    に圧力センサを配設し、該圧力センサの検出値に基づい
    て前記多孔板の開口率を制御することを特徴とする請求
    項4に記載の逆流防止ダンパ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100779236B1 (ko) * 2006-05-30 2007-11-23 세메스 주식회사 베이크 장치
JP2010096439A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Panasonic Corp 熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置
JP2013083440A (ja) * 2013-01-24 2013-05-09 Panasonic Corp 熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置
CN110058543A (zh) * 2019-03-20 2019-07-26 东莞朗勤电子科技有限公司 一种安全防夹电路及安全防夹方法

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