JP2000017835A - 組立式コンクリート型枠及び同型枠用の下部型枠 - Google Patents

組立式コンクリート型枠及び同型枠用の下部型枠

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JP2000017835A
JP2000017835A JP10201153A JP20115398A JP2000017835A JP 2000017835 A JP2000017835 A JP 2000017835A JP 10201153 A JP10201153 A JP 10201153A JP 20115398 A JP20115398 A JP 20115398A JP 2000017835 A JP2000017835 A JP 2000017835A
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concrete
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footing
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Akemasa Kurotani
明正 黒谷
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AIWA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレッシュコンクリートを複数回投入する必
要がなく、組み付けが簡単で、大きな収容スペースを必
要としない組立式コンクリート型枠及び同型枠用の下部
型枠を提供する。 【解決手段】 コンクリート型枠10は、本体12の両
端に側板14を固着して形成されている。本体12は、
第1の垂直面部16、水平面部18、第2の垂直面部2
0とからなる。第2の垂直面部20の上端長手方向に沿
って、型枠載置部22が形成されている。型枠載置部2
2は、鋼板を断面鉤状に折り曲げ形成したものであり、
この型枠載置部22に段積みセパレータ24を介して平
板状のコンクリート型枠26が載置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、建築構造物の
基礎を成型するためのコンクリート型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】 住宅等の基礎は、フーチングを設けた
断面倒立T字状の布基礎として形成されるのが一般的で
ある。これをコンクリートで構築するためには、まず、
型枠を組んでコンクリートを打設してベース部となるフ
ーチング部を成型固化させた後、その上に新たに型枠を
組んでコンクリートを打ち、立ち上げ部を成型固化させ
ていた。即ち、型枠の組み付け及びフレッシュコンクリ
ートの投入という一連の作業を二度行う必要があった。
この作業を簡略化するために、フーチング部及び立ち上
げ部のそれぞれの型枠の組み付けを一度で行うものとし
て、図16(a)(b)に示すものがある。以下これに
ついて説明する。まず、設置面に所定間隔で鉄筋ベース
1を設置するとともに、同鉄筋ベース1と交錯するよう
に、鉄筋2を配筋する。鉄筋ベース1の載置スペース上
に一対の立ち上げ部用の型枠3を配置し、両型枠3の上
端間と下端間に間隔保持具4を装着する。配筋した鉄筋
2に所定間隔でスペーサ5を装着し、同スペーサ5に対
してフーチング部用の型枠6をペグ7にて固定する。ま
た、型枠3には型枠3支持用のサポータ8を装着する。
次にフーチング部を成型するためにフレッシュコンクリ
ートをPの部分まで投入する。次いで、ある程度このフ
ーチング部のコンクリートが固化した後、更にQの部分
までフレッシュコンクリートを投入する。全体が固化し
た後、型枠3、6を脱枠する。また、型枠の組み付けだ
けでなくフーチング部及び立ち上げ部のフレッシュコン
クリートの投入も一度でできるように、フーチング部用
型枠と立ち上げ部用型枠とを一体的に形成したものとし
て、例えば特公昭58−783号の第1図に示す型枠が
ある。これは、平板状の型枠(立ち上げ部用型枠)の下
端に断面逆L字状のベース型枠(フーチング部用型枠)
を溶着したものである。これは、一対の型枠を対向して
配置し、型枠の上端間及び下端間を間隔保持具で固定
し、さらに立ち上げ部用型枠の下部間にスペーサを装着
して間隔を保持するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、前記図16
(a)(b)に示す方法では、型枠自体は一度に組み付
けられるもののフレッシュコンクリートを2度に分けて
投入しなければならず、2度に分けることによる作業能
率の悪さからコストが増加する。また、フーチング部が
固化した後に立ち上げ部が打ち継がれるため、フーチン
グ部と立ち上げ部との境界が強度的に弱くなる。さら
に、型枠を組み付けるのに鉄筋ベース、スペーサ、サポ
ータ等が必要となり、組み付けが煩雑となってコストが
増加する。一方、特公昭58−783号の第1図に示す
型枠を使用した方法では、フレッシュコンクリートを一
度に投入することができるもののフーチング部側と立ち
上げ部側の型枠を一体化するため必然的に大型化し、保
管や運搬の際に従来よりもスペースを必要とする。さら
に、従来の平板状の型枠を使用できないので、全て新た
に型枠を購入しなければならない。この発明はこのよう
な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、フ
レッシュコンクリートを複数回投入する必要がなく、組
み付けが簡単で、大きな収容スペースを必要としない組
立式コンクリート型枠及び同型枠用の下部型枠を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、布基礎を構成するフ
ーチング部と同フーチング部から上方に立ち上がる立ち
上げ部を成型するためのコンクリート型枠において、フ
ーチング部を成型するための下部型枠と立ち上げ部を成
型するための上部型枠とを別体に構成し、連結部材を介
して連結させたことをその要旨とする。上記の構成によ
れば、フーチング部を成型するための下部型枠と、立ち
上げ部を成型するための上部型枠とを分離できる。ま
た、上記の目的を達成するために、請求項2に記載の発
明は、布基礎を構成するフーチング部と同フーチング部
から上方に立ち上がる立ち上げ部を成型するためのコン
クリート型枠であって、同型枠を、フーチング部を成型
するための対向する一対の下部型枠と、両下部型枠上に
対向して載置される一対の上部型枠と、上下型枠間に配
置され両下部型枠の間隔を規制するとともに両上部型枠
の間隔を規制する規制部材とにより構成したことをその
要旨とする。上記の構成によれば、上下型枠間に配置さ
れた規制部材により一対の下部型枠の間隔と、一対の上
部型枠の間隔とが規制される。また、上記の目的を達成
するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の規制部材に規制されるとともに請求項2に記載の上部
型枠が載置されることをその要旨とする。
【0005】
【発明の効果】 請求項1に記載の発明では、フーチン
グ部を成型するための下部型枠と、立ち上げ部を成型す
るための上部型枠とを分離できるので、保管、運搬に際
して大きな収容スペースを必要としない。請求項2に記
載の発明では、上下型枠間に配置された規制部材により
一対の下部型枠の間隔と、一対の上部型枠の間隔とが規
制されるので、鉄筋ベース、スペーサ等を使用しなくて
もフーチング部と立ち上げ部を一体成型できるように強
固に型枠を組み付けることができる。また、立ち上げ部
まで一度にフレッシュコンクリートを投入できるので、
打ち継ぎのない強固な布基礎を成型することかできる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の規制部材
に規制されるとともに請求項2に記載の上部型枠が載置
されるので、鉄筋ベース、スペーサ等を使用しなくても
フーチング部と立ち上げ部を一体成型できるように強固
に型枠を組み付けることができる。その場合には、立ち
上げ部まで一度にフレッシュコンクリートを投入できる
ので、打ち継ぎのない強固な布基礎を成型することかで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態であ
る組立式コンクリート型枠及び同型枠用の下部型枠を説
明する。図4に示すように、本実施の形態の下部型枠と
してのコンクリート型枠10(以下コンクリート型枠を
「型枠」という。)は、住宅の布基礎のベース部(フー
チング部)を成型するためのものであり、鋼板を折り曲
げ形成して本体12を形成し、同本体12の両端に側板
14を固着したものである。本体12は、壁面又は第1
の壁面としての第1の垂直面部16、壁面又は第2の壁
面としての水平面部18、壁面としての第2の垂直面部
20とより構成されている。本体12の一部である第2
の垂直面部20の上端長手方向に沿って、装着部として
の型枠載置部22が形成されている。型枠載置部22
は、鋼板を断面鉤状に折り曲げ形成したものであり、こ
の型枠載置部22に段積みセパレータ24を介して平板
状の型枠26が載置される。第1の垂直面部16と第2
の垂直面部20とは相互に平行に形成されている。水平
面部18は第1の垂直面部16及び第2の垂直面部20
と直角に交差して形成されている。第1の垂直面部16
の下端は、断面鉤状に折り曲げ形成されている。本体1
2の両端には側板14が固着されている。側板14は、
本体12の側端部に沿った屈曲された板形状に形成さ
れ、その板面には間隔をおいて4つの円孔28が形成さ
れている。円孔28は、型枠10同士を連結するための
クリップを挿入するために形成されたものである。
【0007】図3に示すように、連結部材又は規制部材
としての段積みセパレータ24は、長方形板状の鋼板を
長手方向に3分割し、両側の片を中央の片に対してそれ
ぞれ上下に直角に折り曲げて上部垂直板部25、水平板
部27、下部垂直板部29を形成したものである。上部
垂直板部25及び下部垂直板部29の両端には、四角形
状に切欠かれた保持部46、48、50、52が形成さ
れている。上部型枠としての立ち上げ部用の平板状の型
枠26は、平板状の鋼板の上下端を鉤状に折り曲げ形成
し、両側端部に間隔をあけて孔が形成された挟着板31
を固着したものである。
【0008】次に、本実施の形態の型枠10、段積みセ
パレータ24、平板状の型枠26の作用について説明す
る。以下、図1〜図4及び図7に基づいて型枠10、段
積みセパレータ24、平板状の型枠26の使用方法につ
いて説明する。型枠10は、図1に示すように、倒立T
字状の布基礎を成型するために使用されるものであり、
対向して配置され、立ち上がり部を形成するために、通
常の平板状の型枠26が型枠載置部22に段積みセパレ
ータ24を介して載置される。 (1)地業30の上面に型枠間隔保持具32を載置し、
鉄筋34を配筋する。 (2)型枠間隔保持具32の両端の保持部36に型枠1
0の第1の垂直面部16の下端を嵌合させることによ
り、型枠10の下端を固定する。型枠10同士は隣接す
る側板14同士がクリップ38により挟持される。図7
(a)(b)に示すように、クリップ38は、ハンドル
40、支点軸42、挟持部44から構成される。隣接す
る形枠10の側板14に形成された円孔28に支点軸4
2が挿入され、ハンドル40が回動されると側板14同
士が挟持部44により挟持される。 (3)第2の垂直面部20の上端の型枠載置部22に段
積みセパレータ24の保持部46、48を係合させるこ
とにより、型枠10の上端を固定し、同上端間を規制す
る。 (4)型枠載置部22の上に平板状の型枠26を載置す
る。型枠26の固定は同型枠26の下端部を段積みセパ
レータ24の保持部50、52に係合させることにより
行う。これにより型枠26の下端間が規制される。 (5)型枠26の上端に型枠間隔保持具54の保持部5
6を係合させ、型枠26の上端を固定する。 (6)このようにして型枠10及び26をセットした
後、フレッシュコンクリートを一気にRの位置まで型枠
内に流し込む。
【0009】このように構成することにより本実施の形
態の型枠10、段積みセパレータ24、平板状の型枠2
6からなる組立式コンクリート型枠は以下のような効果
を奏する。 ・立ち上げ部成型用の型枠26を段積みセパレータ24
を介して型枠10の形枠載置部22に着脱可能に装着で
きるので、型枠10の上端間及び型枠26の下端部間を
同時に規制することができる。従って、鉄筋ベース、ス
ペーサ等を使用しなくてもフーチング部と立ち上げ部を
一体成型するのに充分な強度を持たせて、型枠を組み付
けることができる。 ・段積みセパレータ24が形枠10間の上端間の間隔を
保持するスペーサの役割を果たすため、特公昭58−7
83号の第1図に示す型枠のように、立ち上げ部用型枠
の下部間にスペーサを装着する必要がない。 ・立ち上げ部上端(図1のRの位置)まで一度にフレッ
シュコンクリートを投入できるので、打ち継ぎのない強
固な布基礎を成型することかできる。 ・不使用時には、型枠10と型枠26とを分離できるの
で、保管、運搬に際して大きな収容スペースを必要とし
ない。
【0010】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、次のように変更して具体化すること
も可能である。 ・図6(a)〜(d)に示す段積みセパレータ60を使
用して図5に示すように立ち上げ部の下部両端に補強部
62を形成するようにしてもよい。段積みセパレータ6
0は、保持部の位置を上下でずらしたものである。布基
礎に外力が作用した場合は、その応力はフーチング部と
立ち上げ部の境界に集中するが、補強部62を形成した
場合にはこの部分の強度が高まり、強固な布基礎を形成
できる。 ・図8、図9(a)〜(c)に示すように、型枠を分割
できるようにしてもよい。上部型枠70の本体72は、
水平面部74、斜面部76、垂直面部78とから構成さ
れ、垂直面部78の上端は鉤状に折り曲げられ、上端長
手方向に沿って、型枠載置部80が形成されている。水
平面部の外側の端部は折り返され、長手方向に挟着板8
2が形成されている。挟着板82には図示しない円孔が
形成されている。本体72の両端には側板84が固着さ
れている。側板84は、本体72の側端部に沿った略L
字板形状に形成され、その板面には間隔をあけて2つの
円孔86が形成されている。下部型枠90の本体92
は、水平面部94、垂直面部96とから構成され、水平
面部94の内側寄りの端部は折り返され、長手方向に挟
着板95が形成されている。挟着板95には、図示しな
い円孔が形成されている。垂直面部96の下端は鉤状に
折り曲げられている。本体92の両端には側板98が形
成されている。側板98は、本体92の側端部に沿った
略L字板形状に形成され、その板面には間隔をあけて2
つの円孔100が形成されている。上部型枠70と下部
型枠90とは、挟着板82及び挟着板95とがクリップ
38により固定されることにより連結される。即ち、挟
着板82及び挟着板95の円孔にクリップ38の支点軸
42が挿入され、ハンドル40が回動されると挟着板8
2及び挟着板95が挟持部44により挟持される。上部
型枠70の型枠載置部80間には段積みセパレータ10
2が装着される。下部型枠90の下端間には型枠間隔保
持具104が装着される。この場合には、不使用時には
型枠を分割できるので保管、運搬の際のスペースを小さ
くできる。また、図9(b)(c)に示すように、サイ
ズの異なる下部型枠106、108を使用することによ
り、成型する布基礎のフーチング部のサイズを調整する
ことができる。
【0011】・図10(a)(b)に示すように型枠1
20の上下端の鉤状の折り曲げ部の内側に長手方向に沿
って角パイプを装着し、挟着具124とネジ棒126を
使用して型枠120に立ち上げ部用の型枠128を固定
してもよい。折り曲げ部と角パイプを上下に貫通する貫
通孔122を形成し、ピン130を貫通孔122及び1
28aに挿入してもよい。挟着具124は、コ字板状に
形成され、板体にはネジ孔132が形成されている。型
枠128の上下端は、鉤状に折り曲げられ、その内側に
角パイプが固着されている。角パイプと折り曲げられた
上下端には貫通孔128aが形成されている。段積みセ
パレータを使用した場合には、型枠間に段積みセパレー
タの板厚分の隙間が生ずるが、この場合には、型枠12
0と型枠128の間に隙間が生ぜず、フレッシュコンク
リートが流出することはない。 ・図11(a)〜(d)に示すように、垂直面140と
水平面142とを蝶番144で連結して展開できるよう
にしてもよい。以下この型枠146について説明する。
垂直面140の下端部は鉤状に折り曲げられ、その内側
には長手方向に沿って角パイプ150が固着されてい
る。垂直面140の上端の外側面には長手方向に角パイ
プ151が固着されている。角パイプ151には、上下
方向に透孔151aが形成されている。水平面142の
左端は鉤状に折り曲げられ、その内側には角パイプ15
3が長手方向に沿って固着されている。水平面142の
右端の上面には長手方向に角パイプ155が固着されて
いる。角パイプ155、151にはそれぞれ兆番144
の回動板154、156が固着されている。型枠146
は不使用時には、垂直面140を上方に回動し、水平面
142と平行にして展開する。使用時には、垂直面14
0を下方に回動し、固定具158を角パイプ155及び
151に装着した後ピン160を固定具158の孔15
8a及び孔151aに挿通させて固定する。この場合に
は、型枠146を使用時にだけ必要な形状に組み立てる
ことができ、不使用時には展開できるので、保管、運搬
の際の省スペース化を図ることができる。
【0012】・図12(a)(b)に示す型枠170の
ように、さらに型枠載置部172を高く形成し、この上
部172aと下部172bとを蝶番174で連結しても
よい。この場合も型枠146と同様の効果が得られる。 ・図13(a)(b)に示すように、型枠載置部180
の高さを低くしてもよい。型枠182は、鋼板を折り曲
げ形成して本体184を形成し、同本体184の両端に
角パイプ側186を固着したものである。本体184
は、第1の垂直面部188、水平面部190、第2の垂
直面部192とより構成されている。本体184の一部
である第2の垂直面部192の上端長手方向に沿って、
型枠載置部180が形成されている。第1の垂直面部1
88の下端は、断面鉤状に折り曲げ形成され、その内側
には長手方向に角パイプ194が固着されている。本体
184の両端には角パイプ側186が固着されている。
角パイプ側186は、本体184の側端部に沿った倒立
L字状に形成され、その側面には円孔が形成されてい
る。第2の垂直面部192の高さは、角パイプ側186
の高さとほぼ同一であり、その結果、型枠載置部180
は、角パイプ側186から突出せず、ほぼ同一平面上に
位置することとなる。本体184には、同図(a)にお
いて左側の角パイプ側186寄りにU字ピン198を装
着するための保持板200が固着されている。保持板2
00は倒立L字板状に形成され、その側面にはU字ピン
198を挿通するための円孔が形成されている。保持板
200の円孔と角パイプ196の円孔にはU字ピン19
8が装着されている。U字ピン198は隣接する型枠1
82同士を連結するためのものである。本体184の水
平面部190の外側寄りの部分には空気抜き孔202が
2個形成されている。型枠182は、同図(b)に示す
ように、下端間に型枠間隔保持具204が装着され、型
枠載置部180間に段積みセパレータ206が装着され
て使用される。この場合には、型枠載置部180が、角
パイプ側186から突出していないので、不使用時の保
管、運搬の際の省スペース化を図ることができる。ま
た、型枠載置部180を角パイプ側186から突出させ
た場合と比較して、製造が簡単となり、製造コストの低
減を図ることができる。
【0013】・図14に示すように、水平面部のサイズ
を変更できるようにしてもよい。図14に示す型枠21
0は、上部型枠212と下部型枠214とに分割し、ス
ライド可能に装着したものである。上部型枠212の本
体215は、水平面部216、垂直面部218とから構
成され、垂直面部218の上端は鉤状に折り曲げられ、
上端長手方向に沿って、型枠載置部220が形成されて
いる。鉤状に折り曲げられた部分の内側には長手方向に
角パイプ222が固着されている。水平面部の内側と外
側の中間部には上方にネジ棒224が突設されている。
本体214の両端には図示しない側板が固着されてい
る。側板は、本体214の側端部に沿った略L字板形状
に形成されている。下部型枠230の本体232は、水
平面部234、垂直面部236とから構成され、水平面
部238には前記ネジ棒224に対応する位置に長孔2
40が形成されている。垂直面部236の下端は鉤状に
折り曲げられ、その内側には長手方向に角パイプ242
が固着されている。ネジ棒224には、蝶ネジ244が
螺合されている。水平面部216と水平面部234とは
図上左右方向にスライド可能であり、所望の位置で蝶ネ
ジ244を締めつければ、その位置で固定できる。この
場合には、状況に応じて水平面部のサイズを変更でき、
所望の大きさのベース部分を成型することができる。ま
た、複数のサイズの型枠を用意しなくても各種のサイズ
に対応できる。
【0014】・図15に示すように、型枠を分割して、
連結板250を介してクリップ264で隣接する型枠同
士を連結するようにしてもよい。上部型枠252は、断
面L字状に形成された本体254の両側に側板256を
固着したものである。本体254の上端は鉤状に折り曲
げ形成され、長手方向に沿って型枠載置部255が形成
されている。側板256には孔256aが形成されてい
る。下部型枠258は、断面略倒立L字状に形成された
本体260の両側に側板262を固着したものである。
側板262には孔262aが形成されている。連結板2
50は、上部型枠252、下部型枠258の側面形状に
沿った屈曲した形状をなし、孔250aが形成されてい
る。隣接する上部型枠252及び下部型枠258の側板
256及び262間には、連結板250が介装される。
クリップ264の軸が側板256の孔256a、連結板
250の孔250aに挿通され、隣接する上部型枠25
2の側板256同士が連結板250を介して挟持され
る。同様にクリップ264の軸が側板262の孔262
a、連結板250の孔250aに挿通され、隣接する下
部型枠258の側板262同士が連結板250を介して
挟持される。この場合には、連結板250以外に長さの
異なる複数の連結板を用意しておけば、状況に応じて水
平面部のサイズを変更でき、所望の大きさのベース部分
を成型することができる。また、複数のサイズの型枠を
用意しなくても各種のサイズに対応できる。さらに、保
管、運搬の際の省スペース化を図ることができる。
【0015】本発明について上記実施の形態から把握で
きる技術的思想について以下に記載する。 (1)ベース部と立ち上げ部とからなる断面略倒立T字
状の布基礎のベース部を成型するために設置面から立ち
上げ部下端までの連続した壁面を有するコンクリート型
枠において、前記壁面の立ち上げ部寄りの端部に立ち上
げ部成型用のコンクリート型枠を着脱可能に装着できる
装着部を設けたことを特徴とするコンクリート型枠。 (2)前記設置面から立ち上げ部下端までの連続した壁
面は、設置面に対してほぼ垂直に延出された第1の壁面
と、同第1の壁面に対し内部空間側に傾斜して交差する
第2の壁面とからなり、同第1の壁面と同第2の壁面と
を相互に回動可能に連結し、同第1の壁面と同第2の壁
面とを平行にして折り畳むことができるようにしたこと
を特徴とする上記(1)に記載のコンクリート型枠。 (3)前記設置面から立ち上げ部下端までの連続した壁
面は、設置面に対してほぼ垂直に延出された第1の壁面
と、同第1の壁面に対し内部空間側に傾斜して交差する
第2の壁面とからなり、前記第2の壁面に内部空間側方
向及び逆方向にスライド可能に第3の壁面を装着したこ
とを特徴とする上記(1)に記載のコンクリート型枠。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のコンクリート型枠の使用状
態における側面図。
【図2】同実施形態のコンクリート型枠の使用状態にお
ける平面図。
【図3】同実施形態のコンクリート型枠に使用される段
積みセパレータの斜視図。
【図4】同実施形態のコンクリート型枠の斜視図。
【図5】本発明の実施形態のコンクリート型枠の使用状
態における側面図。
【図6】(a)本発明の実施形態のコンクリート型枠に
使用される段積みセパレータの正面図。(b)同段積み
セパレータの平面ず。(c)図(a)におけるA−A断
面図。(d)図(a)におけるB−B断面図。
【図7】(a)本発明の実施形態のコンクリート型枠に
使用されるクリップの使用状態における平面図。(b)
同クリップの使用状態における正面図。
【図8】本発明の実施形態のコンクリート型枠の別例の
使用状態における平面図。
【図9】(a)本発明の実施形態の別例のコンクリート
型枠の使用方法を示す断面図。(b)同コンクリート型
枠の下部型枠の別例を示す断面図。(c)同コンクリー
ト型枠の下部型枠の別例を示す断面図。
【図10】(a)本発明の実施形態のコンクリート型枠
の連結方法を示す斜視図。(b)同実施の形態のコンク
リート型枠の連結に使用される挟着具とネジ棒を示す側
面図。
【図11】(a)本発明の実施形態の別例のコンクリー
ト型枠の斜視図。(b)同別例のコンクリート型枠を展
開した状態を示す断面図。(c)同別例のコンクリート
型枠を折り曲げて固定した状態を示す断面図。(d)同
別例のコンクリート型枠を固定する固定具を示す斜視
図。
【図12】(a)本発明の実施形態の別例のコンクリー
ト型枠の斜視図。(b)同別例のコンクリート型枠を展
開した状態を示す断面図。
【図13】(a)本発明の実施形態の別例のコンクリー
ト型枠の斜視図。(b)同別例のコンクリート型枠の使
用状態における断面図。
【図14】本発明の実施形態の別例のコンクリート型枠
の一部破断斜視図。
【図15】(a)本発明の実施形態の別例のコンクリー
ト型枠の斜視図。(b)同型枠の連結部分の平面図。
【図16】(a)従来のコンクリート型枠の使用状態に
おける側面図。(b)同従来のコンクリート型枠の使用
状態における平面図。
【符号の説明】
10…下部型枠としての型枠、24…連結部材又は規制
部材としての段積みセパレータ、26…上部型枠として
の型枠。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布基礎を構成するフーチング部と同フー
    チング部から上方に立ち上がる立ち上げ部を成型するた
    めのコンクリート型枠において、 フーチング部を成型するための下部型枠と立ち上げ部を
    成型するための上部型枠とを別体に構成し、連結部材を
    介して連結させた組立式コンクリート型枠。
  2. 【請求項2】 布基礎を構成するフーチング部と同フー
    チング部から上方に立ち上がる立ち上げ部を成型するた
    めのコンクリート型枠であって、同型枠を、フーチング
    部を成型するための対向する一対の下部型枠と、両下部
    型枠上に対向して載置される一対の上部型枠と、上下型
    枠間に配置され両下部型枠の間隔を規制するとともに両
    上部型枠の間隔を規制する規制部材とにより構成したこ
    とを特徴とする組立式コンクリート型枠
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の規制部材に規制される
    とともに請求項2に記載の上部型枠が載置される組立式
    コンクリート型枠用の下部型枠。
JP10201153A 1998-06-30 1998-06-30 組立式コンクリート型枠及び同型枠用の下部型枠 Pending JP2000017835A (ja)

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