JP2000017125A - 塩素含有樹脂フィルム用安定化剤及び塩素含有樹脂フィルム組成物 - Google Patents

塩素含有樹脂フィルム用安定化剤及び塩素含有樹脂フィルム組成物

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JP2000017125A
JP2000017125A JP10186037A JP18603798A JP2000017125A JP 2000017125 A JP2000017125 A JP 2000017125A JP 10186037 A JP10186037 A JP 10186037A JP 18603798 A JP18603798 A JP 18603798A JP 2000017125 A JP2000017125 A JP 2000017125A
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chlorine
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stabilizer
resin film
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JP10186037A
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English (en)
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Minoru Osada
稔 長田
Noriyuki Nakamura
典之 中村
Sukeyuki Yoshida
祐之 吉田
Yasuhiro Onishi
康裕 大西
Taku Fujisawa
卓 藤澤
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Daihachi Chemical Industry Co Ltd
Kyodo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Daihachi Chemical Industry Co Ltd
Kyodo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塩素含有樹脂フィルムに、優れた促進耐候性、
ふきだし性、高周波溶着性をバランス良く付与できる塩
素含有樹脂フィルム用安定化剤、並びにこれらの特性を
備えた塩素含有樹脂フィルムが得られる組成物を提供す
ること。 【解決手段】式(1)(R1〜R4:C4〜18のアルキ
ル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキル置換ア
リール基、アリール置換アルキル基、アルケニル基、
M:Ca、Zn、Mg、Ba)で表される金属含有有機
ホスホネート化合物と、有機リン酸エステルとを含む塩
素含有樹脂フィルム用安定化剤、及び該安定化剤を含む
塩素含有樹脂フィルム組成物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウス(温室)や
トンネル栽培に用いる農業用等の塩素含有樹脂フィルム
に使用可能な安定化剤及び該安定化剤を含む塩素含有樹
脂フィルム組成物に関し、更に詳細には、ポリ塩化ビニ
ル等の塩素含有樹脂のフィルムに、優れたふきだし性、
促進耐候性及び高周波溶着性をバランス良く付与しうる
塩素含有樹脂フィルム用安定化剤及び該安定化剤を配合
した塩素含有樹脂フィルム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に塩素含有樹脂は、フィルム加工中
に熱による着色劣化を起こし、また屋外で長時間使用す
ると、太陽光線中の紫外線により劣化することが知られ
ている。これらの劣化を防止して塩素含有樹脂に優れた
耐候性を付与する為に、バリウム、亜鉛等の金属を含む
ホスファイト化合物、カルシウム−亜鉛系液状安定化剤
等の安定化剤;エポキシ化合物、多価アルコール、β−
ジケトン等の安定化助剤;紫外線吸収剤;ヒンダードア
ミン等の光安定化剤等を添加してフィルムを形成するこ
とが従来から行われている。また、例えば、農業用塩化
ビニル樹脂フィルムにおいては、通常、耐候性に加え
て、ふきだし性、高周波溶着性、防曇性、プレートアウ
ト性等も要求されており、これらを充足するために各種
組成物が提案されている。しかし、これらの性能要求は
近年益々高くなっており、しかも、これらの性能はそれ
ぞれ別個なものが要因であるため、いくつかの性能をバ
ランス良く備える組成物の開発は困難である。
【0003】ところで、米国特許第4224203号明
細書には、塩化ビニル樹脂フィルムに優れた耐熱性、プ
レートアウト性及び透明性を付与するために、亜鉛−ジ
(ベンジル−p−トリデカンホスホネート)を塩化ビニ
ル樹脂に添加してフィルムを形成することが提案されて
いる。しかし、この米国特許第4224203号明細書
には、亜鉛−ジ(ベンジル−p−トリデカンホスホネー
ト)に、有機リン酸エステルを組合わせて塩化ビニル樹
脂に添加することは具体的に記載されておらず、しか
も、得られる塩化ビニル樹脂フィルムが、耐候性、ふき
だし性、高周波溶着性をバランス良く備えうることにつ
いても開示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、塩素含有樹脂フィルムに、優れた促進耐候性、
ふきだし性、高周波溶着性をバランス良く付与すること
ができる塩素含有樹脂フィルム用安定化剤を提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、優れた促進耐候性、ふ
きだし性、高周波溶着性をバランス良く備えた塩素含有
樹脂フィルムが得られる塩素含有樹脂フィルム組成物を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、式(1)(式中、R1〜R4は同一若しくは異なる基
であって、炭素数4〜18のアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルキル置換アリール基、アリール
置換アルキル基又はアルケニル基を示す。MはCa、Z
n、Mg又はBaを示す。)で表される金属含有有機ホ
スホネート化合物と、有機リン酸エステルとを含むこと
を特徴とする塩素含有樹脂フィルム用安定化剤(以下、
「本発明の安定化剤」と言う場合がある)が提供され
る。
【0006】
【化3】
【0007】また本発明によれば、塩素含有樹脂と、前
記本発明の安定化剤とを含有することを特徴とする塩素
含有樹脂フィルム組成物が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明について更に詳細に説
明する。本発明の安定化剤は、塩素含有樹脂、例えば、
ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン;塩化ビニル−エ
チレン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ハロゲン化
オレフィン−塩化ビニル共重合体等の各種共重合体;若
しくはこれらと他の相溶性樹脂とのブレンド物等をフィ
ルムとした際に、該フィルムに優れた促進耐候性、ふき
だし性及び高周波溶着性等をバランス良く付与しうる安
定化剤であり、前記式(1)で表される金属含有有機ホ
スホネート化合物と、有機リン酸エステルとを含有する
ことを特徴とする。
【0009】式(1)において、R〜R4は同一もし
くは異なるものであって、ブチル基、イソブチル基、t
−ブチル基、アミル基、イソアミル基、ネオペンチル
基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、イソオクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル
基、デシル基、イソデシル基、ラウリル基、トリデシル
基、ステアリル基等の炭素数4〜18のアルキル基;シ
クロヘキシル基等のシクロアルキル基;フェニル基、ナ
フチル基等のアリール基;トリル基、クレジル基、キシ
リル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、イソ
プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、t−ブチルフ
ェニル基、イソアミルフェニル基、ヘキシルフェニル
基、オクチルフェニル基、イソオクチルフェニル基、t
−オクチルフェニル基、2−エチルヘキシルフェニル
基、2,4−ジ−t−ブチルフェニル基等のアルキル置
換アリール基;ベンジル基、2−メチルベンジル基、エ
チルベンジル基、プロピルベンジル基、イソプロピルベ
ンジル基、ブチルベンジル基、t−ブチルベンジル基、
シクロヘキシルベンジル基等のアリール置換アルキル
基;ヘキセニル基、オレイル基等のアルケニル基であ
る。好ましくは、同一若しくは異なる基であって、炭素
数4〜18のアルキル基が挙げられる。
【0010】式(1)で表される金属含有有機ホスホネ
ート化合物としては、以下の構造式で示される化合物が
代表的に挙げられる。
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】式(1)で表される金属含有有機ホスホネ
ート化合物は、置換ホスホン酸モノエステルと金属源化
合物との反応によって得られる。例えば、置換ホスホン
酸モノエステルに、金属源化合物を直接反応させた後、
生成する水又は酢酸を除去して合成する方法;置換ホス
ホン酸モノエステルを適当な塩基で中和し、置換ホスホ
ン酸モノエステルのアルカリ塩とした後、アルカリイオ
ンと金属イオンとの交換反応で合成する方法等が挙げら
れるが、これらの合成方法は特に限定されない。
【0014】前記置換ホスホン酸モノエステルを合成す
る方法としては、(1)ハロゲン化リン及びアルコールに
よってトリホスファイトを合成した後、ハロゲン化アル
キルにて、S.R.Landauer,H.N. Rydon,J.Chem.,soc. 195
3 2224等に記載のアルブゾフ転移を行い、置換ホスホン
酸ジエステルを得、これを適当な塩基で加水分解し、置
換ホスホン酸モノエステルの塩を得、これを適当な酸で
洗浄する方法、(2)ハロゲン化リン及びアルコールによ
ってジホスファイトを合成した後、そのアニオンとハロ
ゲン化アルキル若しくはアリールとを、A.E.Arbuzov,E.
A.Krasil'nikova,C.A.53 14982(1959)等に記載のミカエ
リス・ベッカー反応させ、置換ホスホン酸ジエステルを
得、これを適当な塩基で加水分解し、置換ホスホン酸モ
ノエステルの塩を得、これを適当な酸で洗浄する方法、
(3)ハロゲン化リン、アルコール及びルイス酸を、G.M.K
osolapoff“Organophosphorus Compounds" wiley,1950
又はV.G.Gruzdez,K.V.Karrvanov,S.Z.Ivin,I.S.Mazei,
V.V.Tarasov,ibid.37450,1967等に記載のフリーデル・ク
ラフツ反応させ、置換ホスホン酸ジハライドを合成し、
続いて、アルコールと反応させて、置換ホスホン酸モノ
エステルモノハライドを得、これに、適当な塩基又は水
を加える方法等が挙げられるが、これらの合成法は特に
限定されない。
【0015】前記適当な塩基としては、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、アニモニア等が挙げられ
る。前記適当な酸としては、例えば、硫酸、塩酸、硝酸
等が挙げられる。前記ルイス酸としては、例えば、塩化
アルミニウム、塩化アンチモン、塩化鉄、塩化テルル、
塩化スズ、四塩化チタン、塩化亜鉛等が挙げられる。前
記金属源化合物、例えば、亜鉛源化合物の場合、酸化亜
鉛、酢酸亜鉛、塩化亜鉛、蟻酸亜鉛、ステアリン酸亜
鉛、安息香酸亜鉛、エチルアセト酢酸亜鉛、ピロリン酸
亜鉛、ナフテン酸亜鉛、クエン酸亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸
亜鉛等又はこれらの水和物が挙げられる。また、金属源
化合物が、カルシウム源化合物、マグネシウム化合物又
はバリウム源化合物の場合の具体例としては、前記亜鉛
源化合物と同様な化合物が挙げられる。以上の化合物は
いずれもこれらに限定されるものではない。
【0016】式(1)で表される金属含有有機ホスホネ
ート化合物として、n−オクチル−n−オクチルホスホ
ン酸亜鉛塩を合成する場合には、例えば、三塩化リンと
n−オクチルアルコールとをトリブチルアミンの存在下
に反応させ、トリ−n−オクチルホスファイトを得、こ
れにn−オクチルブロマイドを加え、アルブゾフ転移さ
せてn−オクチルホスホン酸ジ−n−オクチルを得る。
続いて、水酸化ナトリウム水溶液を加えて加水分解し、
n−オクチル−n−オクチルホスホン酸ナトリウム塩を
得、塩化亜鉛水溶液と接触させ、ナトリウムと亜鉛との
イオン交換反応を行い、生成した塩化ナトリウムを除去
する方法が挙げられる。
【0017】また、n−ブチル−n−ブチルホスホン酸
亜鉛塩を合成する場合には、三塩化リンとn−ブチルア
ルコールとを反応させ、ジ−n−ブチルホスファイトを
得た後、水素化ナトリウムを反応させ、続いて、n−ブ
チルクロライドにて、ミカエリス・ベッカー反応を行
い、n−ブチルホスホン酸ジ−n−ブチルを得る。これ
に、水酸化ナトリウム水溶液を加えて加水分解し、n−
ブチル−n−ブチルホスホン酸ナトリウム塩を得、希硫
酸を加えて酸洗いをし、n−ブチルホスホン酸モノ−n
−ブチルを得、これに、酸化亜鉛を加え、脱水反応を行
う方法が挙げられる。以上の合成方法は特にこれらに限
定されない。
【0018】本発明の安定化剤に用いる有機リン酸エス
テルとしては、トリオクチルホスフェート、トリフェニ
ルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシ
レニルホスフェート、ジフェニルオクチルホスフェー
ト、ジフェニルクレジルホスフェート、トリエチルフェ
ニルホスフェート、レゾルシンビスホスフェート、ハイ
ドロキノンビスホスフェート、ビスフェノールビスホス
フェート等の縮合型ホスフェート等を挙げることがで
き、好ましくは下記式(2)で示される有機リン酸化合
物が挙げられる。
【0019】
【化6】
【0020】式(2)中、R5〜R8は同一若しくは異な
る基であって、フェニル基、ナフチル基等のアリール
基;トリル基、クレジル基、キシリル基、エチルフェニ
ル基、プロピルフェニル基、イソプロピルフェニル基、
ブチルフェニル基、t−ブチルフェニル基、イソアミル
フェニル基、ヘキシルフェニル基、オクチルフェニル
基、イソオクチルフェニル基、t−オクチルフェニル
基、2−エチルヘキシルフェニル基、2,4−ジ−t−
ブチルフェニル基等のアルキル置換アリール基;ベンジ
ル基、2−メチルベンジル基、エチルベンジル基、プロ
ピルベンジル基、イソプロピルベンジル基、ブチルベン
ジル基、t−ブチルベンジル基、シクロヘキシルベンジ
ル基等のアリール置換アルキル基又はシクロヘキシル基
等のシクロアルキル基を示し、nは1〜10の整数を示
す。
【0021】前記式(2)で表される有機リン酸化合物
としては、以下の構造式で表される化合物等を挙げるこ
とができる。
【0022】
【化7】
【0023】本発明の安定化剤において、必須成分であ
る式(1)で表される金属含有有機ホスホネート化合物
と、有機リン酸エステルとの配合割合(式(1)で表さ
れる金属含有有機ホスホネート化合物:有機リン酸エス
テル)は、重量比で通常、0.01〜2.0:0.05
〜7.0、好ましくは0.1〜0.5:0.5〜5.0
である。これらの範囲外では、所望の効果が得られ難い
ので好ましくない。
【0024】本発明の安定化剤は、式(1)で表される
金属含有有機ホスホネート化合物の1種又は2種以上
と、有機リン酸エステルの1種又は2種以上とを含有し
ておれば良い。また必要に応じて、有機亜リン酸エステ
ル、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸バリウム等を含有させても良い。
【0025】本発明の安定化剤を使用する際の塩素含有
樹脂に対する配合量は、本発明の安定化剤中に含有され
る、式(1)で表される金属含有有機ホスホネート化合
物と有機リン酸エステルとの合計量に換算して、塩素含
有樹脂100重量部あたり、通常0.06〜9.0重量
部、好ましくは0.6〜5.5重量部である。塩素含有
樹脂100重量部あたり0.06重量部未満では、得ら
れる塩素含有樹脂フィルムに促進耐候性、ふきだし性及
び高周波溶着性をバランス良く付与することが困難であ
り、一方、9.0重量部を超える場合は、フィルム加工
時に着色が発生する恐れがあるので好ましくない。
【0026】本発明の塩素含有樹脂フィルム組成物(以
下「本発明の組成物」と言うことがある)は、塩素含有
樹脂と前記本発明の安定化剤とを含み、例えばハウスや
トンネル栽培等の農業用樹脂フィルム、鋼板ラミネート
フィルム、帆布等の製造に用いることができる。
【0027】前記塩素含有樹脂は、塩素を含有しておれ
ば特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル;ポリ
塩化ビニリデン;塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−
塩化ビニル共重合体、ハロゲン化オレフィン−塩化ビニ
ル共重合体等の各種共重合体;若しくはこれらと他の相
溶性樹脂とのブレンド物等が挙げられ、使用に際しては
単独若しくは混合物として用いることができる。前記他
の相溶性樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体等が挙げられ
る。塩素含有樹脂の平均重合度は、通常、約600〜3
000、好ましくは700〜2500の範囲である。塩
素含有樹脂は、懸濁重合法、塊状重合法、乳化重合法等
の常法により製造することができる。
【0028】本発明の組成物において、塩素含有樹脂に
対する前記本発明の安定化剤の配合割合は、本発明の安
定化剤中に含有される、式(1)で表される金属含有有
機ホスホネート化合物と有機リン酸エステルとの合計量
に換算して、塩素含有樹脂100重量部あたり、通常
0.06〜9.0重量部、好ましくは0.6〜5.5重
量部である。塩素含有樹脂100重量部あたり0.06
重量部未満では、得られる塩素含有樹脂フィルムに促進
耐候性、ふきだし性及び高周波溶着性を付与することが
困難であり、一方、9.0重量部を超える場合は、フィ
ルム加工時に着色が発生する恐れがあるので好ましくな
い。また、本発明の安定化剤中に配合される式(1)で
表される金属含有有機ホスホネート化合物と有機リン酸
エステルとの配合割合は前述の範囲が好ましい。
【0029】本発明の組成物には、前記必須成分として
の塩素含有樹脂及び本発明の安定化剤に加えて、その用
途に応じて通常使用される添加剤等を更に含有させるこ
ともできる。このような添加剤としては、可塑剤、滑
剤、前記金属含有有機リン化合物以外からなる安定化
剤、界面活性剤、防曇剤、防霧剤、紫外線吸収剤、ヒン
ダードアミン系光安定化剤、粘着防止剤及びこれらの混
合物等からなる群より選択される1種又は2種以上の添
加剤等が挙げられる。
【0030】可塑剤としては、例えば、ジ−n−オクチ
ルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジ
イソノニルフタレート、ジイソデシルフタレート等のフ
タル酸誘導体;ジイソオクチルイソフタレート等のイソ
フタル酸誘導体;ジオクチルアジペート等のアジピン酸
誘導体;リン酸トリクレジル;リン酸トリキシレニル;
エポキシ化大豆油等が挙げられ、中でも農業用には、ジ
オクチルフタレート、ジ2−エチルヘキシルフタレー
ト、リン酸エステルの使用が好ましい。可塑剤を添加す
る場合の配合割合は、前記塩素含有樹脂100重量部に
対して、通常30〜70重量部、好ましくは40〜60
重量部の範囲である。
【0031】滑剤又は前記金属含有有機リン化合物以外
からなる安定化剤としては、例えば、ポリエチレンワッ
クス;脂肪酸アミドステアリン酸;ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、リシ
ノール酸バリウム等の有機酸金属塩;ジフェニルホスフ
ァイト、トリスノニルフェニルホスファイトの有機亜リ
ン酸エステル等のキレーター;ポリオール化合物;エポ
キシ樹脂等が挙げられる。滑剤及び/又は金属含有有機
リン化合物からなる安定化剤を添加する場合の配合割合
は、前記塩素含有樹脂100重量部に対して、通常0.
5〜7.0重量部、好ましくは1.0〜5.0重量部の
範囲である。
【0032】防曇剤又は界面活性剤としては、例えば、
多価アルコールと高級脂肪酸類とからなる多価アルコー
ル部分エステル系化合物が好適である。具体的には、ソ
ルビタンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタンモノベヘネート、ソルビタンとグリセリ
ンの縮合物と高級脂肪酸とのエステル、ソルビタンとア
ルキレングリコールの縮合物と高級脂肪酸とのエステル
等のソルビタン系界面活性剤;グリセリンモノラウレー
ト、グリセリンモノステアレート、ジグリセリンモノス
テアレート、ジグリセリンモノラウレート、ジグリセリ
ンモノパルミテート、トリグリセリンモノステアレー
ト、トリジグリセリンモノステアレート等のグリセリン
系界面活性剤:ポリエチレングリコールモノステアレー
ト、ポリエチレングリコールモノパルミテート、ポリエ
チレングリコールアルキルフェニルエーテル等のポリエ
チレングリコール系界面活性剤;トリメチロールプロパ
ンモノステアレート等のトリメチロールプロパン系界面
活性剤;ペンタエリスリトールモノパルミテート、ペン
タエリスリトールモノステアレート、ジペンタエリスリ
トールモノステアレート等のペンタエリスリトール系界
面活性剤;又はこれらの異性体等が挙げられる。防曇剤
及び/又は界面活性剤を添加する場合の配合割合は、前
記塩素含有樹脂100重量部に対して、通常5.0重量
部以下、好ましくは1.0〜4.0重量部の範囲であ
る。
【0033】防霧剤としては、例えば、パーフロロアル
キル基又はパーフロロアルケニル基を有する高分子、或
いは低分子のフッ素系界面活性剤等が挙げられる。これ
らの中でも通常、少くとも0.001重量%、好ましく
は少くとも0.01重量%の水中溶解度を有し、且つ2
5℃において水の表面張力を通常35dyn/cm以
下、好ましくは30dyn/cm以下に低下させる能力
を有するものが好適である。また、パーフロロアルキル
基は、その炭素鎖中に酸素原子が介在してもよい。防霧
剤として用いられる市販物としては、例えば「ユニダイ
ンDS−401」、「ユニダインDS−403」、「ユ
ニダインDS−451」(以上、ダイキン工業社製、商
品名)、「メガファックF−142D」、「メガファッ
クF−177」(以上、大日本インキ化学工業社製、商
品名)、「フロラードFC−170」、「フロラードF
C−176」、「フロラードFC−430」(以上、住
友スリーエム社製、商品名)、「サーフロンS−14
1」、「サーフロンS−145」、「サーフロンS−3
81」、「サーフロンS−382」、「サーフロンS−
393」(以上、旭硝子社製、商品名)等が挙げられ
る。防霧剤を添加する場合の配合割合は、前記塩素含有
樹脂100重量部に対して、通常1重量部以下、好まし
くは0.01〜0.7重量部の範囲である。
【0034】紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリ
アゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸系等の化合
物が挙げられる。これらの紫外線吸収剤は単独又は2種
以上を組合わせて使用できるが、特にベンゾフェノン系
化合物及び/又はベンゾトリアゾール系化合物の使用が
好ましい。前記ベンゾトリアゾール系化合物としては、
2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−
ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’
−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−アミル−
5’−イソブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−イソブチル−
5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’−イソブチル−5’
−プロピルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−ter
t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’
−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−(1,1,3,
3−テトラメチルブチル)フェニル)ベンゾトリアゾー
ル等が挙げられる。前記ベンゾフェノン系化合物として
は、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ
ベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン等が挙げ
られる。前記サリチル酸系化合物としては、フェニルサ
リチレート、パラオクチルフェニルサリチレート等が挙
げれられる。紫外線吸収剤を添加する場合の配合割合
は、前記塩素含有樹脂100重量部に対して、通常3.
0重量部以下、好ましくは0.1〜0.5重量部の範囲
である。
【0035】ヒンダードアミン系光安定剤としては、例
えばビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)セバケ−ト、ビス−(1,1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、コハク
酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒド
ロキシ−2,2,6,6)−テトラメチルピペリジン縮
合物、ポリ((6−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)イミノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジ
イル((2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ)ヘキサメチレン(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)イミノ))、テトラキス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル−トリ
デシル−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ノール、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメ
チルエチル)−2,4,8,10−テトラスピロ−5,
5−ウンデカンとブタンテトラカルボン酸とのエステル
等が挙げられる。ヒンダードアミン系光安定剤を添加す
る場合の配合割合は、前記塩素含有樹脂100重量部に
対して、通常0.01〜2.0重量部、好ましくは0.
03〜1.0重量部の範囲である。
【0036】本発明の組成物には、更に、充填剤、酸化
防止剤、帯電防止剤、着色剤及びこれらの混合物等から
なる群より選択される1種又は2種以上の他の添加剤を
必要に応じて配合することができる。
【0037】充填剤は、通常フィルムとした際のベタツ
キを抑制したり、或いは保温性を維持するためなどに用
いられる。充填剤としては、シリカ、タルク、水酸化ア
ルミニウム、ハイドロタルサイト、硫酸カルシウム、ケ
イ酸カルシウム、水酸化カルシウム、カオリンクレー、
マイカ、アルミナ、アルミン酸ソーダ、炭酸カルシウム
等の無機質系が挙げられる。充填剤は、得られるフィル
ムの厚さに応じて、種類及び配合量を適宜選択すること
ができる他、用途により使用量を決定することができる
が、通常、前記塩素含有樹脂100重量部に対して、
0.05〜7.0重量部、好ましくは0.1〜5.0重
量部の範囲で用いられる。
【0038】本発明の組成物を調製するには、例えば、
前記塩素含有樹脂に、前記必須成分、必要に応じて配合
できる各種添加剤を、それぞれ必要量秤量し、リボンブ
レンダー、バンバリーミキサー、スーパーミキサー、そ
の他公知の配合機、混合機に仕込み混練することにより
得ることができる。
【0039】本発明の組成物を用いて塩素含有樹脂フィ
ルムを調製するには、公知の方法、例えば、カレンダー
法、押出成型法等によりフィルム状に成形することがで
きる。フィルムの厚さは、特に限定されないが、薄すぎ
ると機械的強度が不十分となり、逆に厚すぎるとフィル
ム化作業が煩雑化するので、通常0.03〜0.3m
m、好ましくは0.05〜0.2mmの範囲が適当であ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明の安定化剤は、特定の金属含有有
機ホスホネート化合物及び有機リン酸化合物を含むの
で、塩素含有樹脂に対して促進耐候性、ふきだし性及び
高周波溶着性をバランス良く付与することができる。ま
た本発明の組成物は、塩素含有樹脂と本発明の安定化剤
とを含むので、例えば、本発明の組成物により得られる
農業用塩化ビニル系樹脂フィルムは、促進耐候性、ふき
だし性及び高周波溶着性をバランス良く備えており、長
期間にわたる耐久性が期待できる。
【0041】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明をより
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。実施例1〜2、及び比較例1〜6 本発明の安定化剤に含有される有機リン酸エステルとし
てトリクレジルホスフェート(以下「TCP」と略す)
を用いた表1に示す組成を通常の手段で混合して塩化ビ
ニル系樹脂フィルム用組成物を得た。次いで、得られた
組成物を、カレンダー加工により0.1mmのフィルム
に成形した。得られたそれぞれのフィルムについて下記
方法にしたがって、促進耐候性、ふきだし性及び高周波
溶着性について評価した。結果を表1に示す。尚、表中
PC−n−88AZn及びPC−1010AZnは、下
記構造の金属含有有機ホスホネート化合物を示す。
【0042】
【化8】
【0043】(1)促進耐候性 得られたフィルムを、促進耐候性試験機(大日本プラス
チックス社製、商品名「ダイプラ・メタルウェザー」)
に供し、100時間後のフィルムの外観劣化を目視で評
価した。評価基準は、褐変が認められないか、若しくは
ほんのわずか認められる場合を●、褐変がわずかに認め
られる場合を○、褐変が認められる場合を△、褐変が多
く認められる場合を×、全面に褐変が認められる場合を
××とした。 (2)ふきだし性 得られたフィルムを40℃の水中に24時間浸漬した
後、目視でふきだしの状態を評価した。評価基準は、ふ
きだしがないか、ほんのわずか認められる場合を●、ふ
きだしがわずかに発生した場合を○、ふきだしが発生し
た場合を△、ふきだしがやや多く発生した場合を×、ふ
きだしが多く発生した場合を××とした。
【0044】(3)高周波溶着性 得られたフイルム同士を高周波ミシンにより1m接着
し、引張試験機にて剥離具合を評価した。評価基準は、
引張試験後に、全面接着している場合を●、やや剥がれ
る場合を○、1/2量剥がれる場合を△、2/3量剥が
れる場合を×、全面剥がれる場合を××とした。
【0045】
【表1】
【0046】実施例3〜4及び比較例7〜8 本発明の安定化剤に含有される有機リン酸エステルとし
てトリキシレニルホスフェートを用いた表2に示す組成
を通常の手段で混合して塩化ビニル系樹脂フィルム用組
成物を得た。次いで、得られた組成物を、カレンダー加
工により0.1mmのフィルムに成形した。得られたそ
れぞれのフィルムについて実施例1〜2及び比較例1〜
5と同様に促進耐候性、ふきだし性及び高周波溶着性に
ついて評価した。結果を表2に示す。尚、比較のため本
発明の安定化剤における必須成分の式(1)で表される
金属含有有機ホスホネート及び有機リン酸エステルの両
方を含まない比較例1及び2、並びに式(1)で表され
る金属含有有機ホスホネートを含み、有機リン酸エステ
ルを含まない比較例3の結果も合わせて表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】実施例5〜8及び比較例9〜10 本発明の安定化剤に含有される有機リン酸エステルとし
て下記式(3)で示される有機リン酸化合物を用いた表
3に示す組成を通常の手段で混合して塩化ビニル系樹脂
フィルム用組成物を得た。次いで、得られた組成物を、
カレンダー加工により0.1mmのフィルムに成形し
た。得られたそれぞれのフィルムについて実施例1〜2
及び比較例1〜5と同様に促進耐候性、ふきだし性及び
高周波溶着性について評価した。結果を表3に示す。
尚、比較のため本発明の安定化剤における必須成分の式
(1)で表される金属含有有機ホスホネート及び有機リ
ン酸エステルの両方を含まない比較例1及び2、並びに
式(1)で表される金属含有有機ホスホネートを含み、
有機リン酸エステルを含まない比較例3の結果も合わせ
て表3に示す。
【0049】
【化9】
【0050】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 祐之 神奈川県川崎市川崎区藤崎1−14−8 (72)発明者 大西 康裕 京都府相楽郡精華町光台6丁目40−4−3 (72)発明者 藤澤 卓 大阪府豊中市上野東2丁目5−6 Fターム(参考) 4F071 AA23 AC15 AE04 AE05 AE10 AE11 AE16 AE17 AF56 AF57 AF59 AH01 BA01 BB04 BC01 4J002 BD031 BD041 BD061 BD081 BD101 EW047 EW126 EW137 FD019 FD028 FD037 FD049 FD059 FD079 FD099 FD109 FD178 FD209 FD319

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)(式中、R1〜R4は同一若しく
    は異なる基であって、炭素数4〜18のアルキル基、シ
    クロアルキル基、アリール基、アルキル置換アリール
    基、アリール置換アルキル基又はアルケニル基を示す。
    MはCa、Zn、Mg又はBaを示す。)で表される金
    属含有有機ホスホネート化合物と、有機リン酸エステル
    とを含むことを特徴とする塩素含有樹脂フィルム用安定
    化剤。 【化1】
  2. 【請求項2】 前記有機リン酸エステルとして、式
    (2)(式中、R5〜R8は同一若しくは異なる基であっ
    て、アリール基、アルキル置換アリール基、アリール置
    換アルキル基又はシクロアルキル基を示し、nは1〜1
    0の整数を示す。)で表される有機リン化合物を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の塩素含有樹脂フィルム
    用安定化剤。 【化2】
  3. 【請求項3】 塩素含有樹脂と、請求項1又は2に記載
    の塩素含有樹脂フィルム用安定化剤とを含有することを
    特徴とする塩素含有樹脂フィルム組成物。
  4. 【請求項4】 前記塩素含有樹脂フィルム用安定化剤中
    の前記式(1)で表される金属含有有機ホスホネート化
    合物と有機リン酸エステルとの配合割合が重量比で、
    0.01〜2.0:0.05〜5.0であり、且つ前記
    塩素含有樹脂フィルム用安定化剤の配合割合が、塩素含
    有樹脂100重量部に対して、前記式(1)で表される
    金属含有有機ホスホネート化合物及び有機リン酸エステ
    ルの合計量換算で0.06〜7.0重量部であることを
    特徴とする請求項3に記載の塩素含有樹脂フィルム組成
    物。
  5. 【請求項5】 可塑剤、滑剤、金属含有有機リン化合物
    からなる安定化剤、界面活性剤、防曇剤、防霧剤、紫外
    線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定化剤、充填剤、酸
    化防止剤、帯電防止剤、着色剤及びこれらの混合物から
    なる群より選択される1種又は2種以上の添加剤を更に
    含む請求項2又は3に記載の塩素含有樹脂フィルム組成
    物。
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