JP2000016960A - メタクリル酸の製造方法 - Google Patents
メタクリル酸の製造方法Info
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Abstract
優れた新規な製造方法を提供する。 【解決手段】 モリブデン、バナジウム、リンを含有す
る触媒の存在下、メタクロレインを含有する供給ガス中
の酸素量を反応により転化するメタクロレインの総量に
対する化学量論量よりも少なく保持してメタクロレイン
を酸化し、次いで反応により還元状態にある触媒を酸化
性ガスと接触させることにより再生して再び反応に用い
る。
Description
気相酸化してメタクリル酸を製造する方法に関する。
ブテンまたは三級ブタノールを2段階で気相酸化して製
造する方法は、既に工業的に実施されている。2段階目
のメタクロレインからメタクリル酸への反応におけるメ
タクリル酸選択率は、例えばアクリル酸製造のような工
業的規模の気相酸化反応における選択率と比較して低
く、さらに高選択的な製造方法を開発することが強く望
まれている。
きる触媒の必須成分や組成が、例えば、特開昭50−1
01316号、特開昭50−142510号、特開昭5
5−2619号、特開昭55−39236号、特開昭5
7−171443号、特開昭58−74142号明細書
等で提案されている。また、これらの触媒にピリジン等
を添加(例えば、特公昭61−23020号)したり、
固体超強酸を混合(特開平8−47643号)してさら
に性能を向上させる方法等も提案されている。
特開平6−134316号)したり、組成や活性の異な
る触媒を反応管に順に並べて充填(特開昭59−202
43号、特開平4−210937号等)する等の改良法
も提案されている。
子酸素を用いうることは古くから知られており、J.
L.Callahanら(Industry and
Engineering Chemistry Pro
duct ResearchDevelopment、
1970年、9巻、p.134)はこれを空気による触
媒の再酸化と組み合わせてプロピレンの酸化を行う方法
を示しているが、実験結果から大量の触媒が必要で現実
的ではないとしている。
生じる還元触媒を再酸化して再び反応に用いる方法は、
例えば、ピペリジン類からピリジン類の製造またはシア
ノピリジン類の製造(特公昭58−22114号、特公
昭58−22115号)、炭化水素の酸化脱水素、特に
1−ブテンからブタジエンの製造(特公平1−4422
7号)などの反応についても提案されている。これらは
いずれも酸化的脱水素を行うあるいは主とする反応であ
り、酸素挿入反応を行うものとは異なる。
酸への酸化(特開昭61−191680号)、プロパン
やイソブタンの不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン
酸への酸化(特開平3−170445号、特公平6−7
8251号、特公平7−33344号)、プロパンやイ
ソブタンの不飽和ニトリルへのアンモ酸化(特開平4−
235153号、特開平5−17425号)などの反応
についても提案されている。これらの反応は安定性の高
いアルカンを反応原料としており、反応性の高いアルデ
ヒドへの酸素挿入反応を制御するものとは異なる。
法は、前述の例の中にも示されており、広く知られてい
る。実施方法は2つに大別され、そのうち1つの方法
は、反応器に再生ガスを断続的、間欠的に流通させて触
媒の酸化再生を行うものである。このようなものの他の
例として、例えば特開昭63−42738号明細書を挙
げることができる。しかし、この例では反応が過剰量の
分子状酸素の共存下で行われており、単に触媒の再生方
法を示しているに過ぎない。
環)移動床、(循環)輸送床もしくは再循環固相反応器
等と呼ばれる反応器を用いるものである。この反応形式
の典型的な例は、2つの領域、すなわち反応器と触媒再
生を行う再生器とが互いに連結されており、これらの間
で触媒(固相)を移動させて循環的に用いることによっ
て連続的に反応が行えるものである。この一例は、石油
精製の分野では触媒的クラッキングとして広く実施され
ているものであり、また、例えば特開昭53−5362
7号明細書に示されているように酸触媒反応プロセスに
おける触媒再生にも用いられている。
ば、プロピレンのアンモ酸化(特開昭53−14452
8号)、オレフィンから不飽和アルデヒド、不飽和アル
デヒドから不飽和カルボン酸への酸化(特開昭56−1
13726号)、イソ酪酸の酸化的脱水素(特開平1−
106841号)、エチレンからエチレンオキシドへの
酸化等(特表平3−500387号)、o−キシレンか
ら無水フタル酸への酸化(米国特許4261899
号)、n−ブタンから無水マレイン酸への酸化(米国特
許5021588号)などの反応において、その利用が
提案されている。これらはいずれも十分量の酸素共存下
で反応を行っており、単に通常の触媒反応を触媒の再生
と組み合わせているものである。
反応器を用いた飽和カルボン酸の酸化的脱水素におい
て、原料ガス組成が酸素過剰、酸素不足いずれの例も記
載されているが、両者の反応成績の相違に関する記述は
ない。また、H.Y.Panら(Industry a
nd Engineering ChemistryR
esearch、1994年、33巻、p.2996)
は、塩化水素の酸化による塩素生成を循環床で行う方法
を提案している。塩素化塔で塩化水素によって触媒を塩
素化し、酸化塔に移動した触媒を酸化的に脱塩素して触
媒を再生するものである。
酸を製造する方法に関して、様々な検討が行われてきた
が、メタクリル酸選択率、活性は十分に大きいものとは
言えず、未だに大きな改良の余地があるのが実状であ
る。
クロレインからメタクリル酸への選択性に優れた新規な
製造方法を提供することにある。
レインの酸化反応について鋭意検討を進めた結果、モリ
ブデン、バナジウム、リンを含有する触媒を使用し、メ
タクロレインを含有する供給ガス中の酸素量を反応によ
り転化するメタクロレインの総量に対する化学量論量よ
りも少なく保持してメタクロレインを酸化し、次に還元
状態にある触媒を酸化性ガスと接触させることにより再
生して再び反応に用いることによって、従来法よりも高
いメタクリル酸選択率が得られることを見いだし、本発
明の方法を完成させるに至った。
ム、リンからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素
を含有し、かつ、酸化状態にある触媒の存在下、メタク
ロレインを気相酸化してメタクリル酸を製造する方法に
おいて、メタクロレインを含有する供給ガス中の酸素量
を反応により転化するメタクロレインの総量に対する化
学量論量よりも少なく保持してメタクロレインを酸化
し、次に還元状態にある触媒を酸化性ガスと接触させる
ことにより再生して再び反応に用いることを特徴とする
メタクリル酸の製造方法である。
ウム、リンからなる群から選ばれた少なくともの元素を
含有する酸化状態にある触媒を用いて、メタクロレイン
を気相酸化してメタクリル酸を製造する方法において、
メタクロレインを含有する供給ガス中の酸素量を反応に
より転化するメタクロレインの総量に対する化学量論量
よりも少なく保持してメタクロレインを酸化し、次に還
元状態にある触媒を酸化性ガスと接触させることにより
再生して再び反応に用いることによって、従来より行わ
れているようにメタクロレインと過剰量の酸素が同時に
触媒と接触する方法と比較して、低選択率となる主原因
であるCO、CO2 の生成が抑制されて高いメタクリル
酸選択率を実現できる。加えて、本発明の方法によれ
ば、供給ガス中の酸素濃度が低いため、爆発範囲を避け
つつメタクロレイン濃度を従来よりも増加させ、高空時
収率を得ることも可能である。
分子に対して酸素1/2分子が必要なので、メタクロレ
インを含有する供給ガス中の酸素量が反応により転化す
るメタクロレインの総量に対する化学量論量よりも少な
く保持することとは、供給ガス中の酸素濃度が供給ガス
中のメタクロレイン濃度とメタクロレインの転化率との
積の1/2よりも低い状態に保持することを指す。
ならばメタクロレインを含有する供給ガスの組成には制
限はなく、窒素、アルゴン、ヘリウム、水蒸気、二酸化
炭素等で希釈してもよい。この場合、メタクロレイン濃
度として、通常1〜60容量%、好ましくは2〜40容
量%、さらに好ましくは3〜15容量%の範囲が用いら
れる。また、生成物流中の未反応メタクロレインを分離
して反応器へリサイクルしたり、イソブテンまたは三級
ブタノールの酸化反応で得られたメタクロレイン含有ガ
スを用いることもできる。反応は、加圧下または減圧下
のいずれでも行うことができるが、通常約0.05〜1
MPa、好ましくは約0.1〜0.5MPa、さらに好
ましくは約0.1〜0.2MPaの圧力範囲が用いられ
る。反応温度は通常250〜450℃、好ましくは26
0〜370℃、さらに好ましくは270〜330℃の範
囲が用いられる。
ない状態にならないならば、メタクロレインを含有する
供給ガスが、実質的に分子状酸素を含有しないようにし
て反応を行うこともできる。一般にこの方がより高い選
択率が得られるので、実質的に分子状酸素を含有しない
供給ガスを用いる条件とするのが好ましい。
ることが選択率向上や長寿命化の点から好ましい。この
場合、水蒸気は通常1〜60容量%、好ましくは8〜4
0容量%、さらに好ましくは10〜30容量%の範囲で
添加される。
にある触媒を酸化性ガスを用いて再生し、これを再び反
応に用いる。触媒再生の条件は、再生触媒の状態が反応
前とほぼ同等とみなせるようになることが必要である。
再生は、加圧下または減圧下のいずれでも行うことがで
きるが、通常約0.05〜1MPa、好ましくは約0.
1〜0.5MPa、さらに好ましくは約0.1〜0.2
MPaの圧力範囲が用いられる。再生温度は通常250
〜450℃、好ましくは260〜370℃、さらに好ま
しくは270〜330℃の範囲が用いられる。
る触媒を酸化して再生しうるものであれば任意のものを
用いることができ、例えば、空気、酸素、一酸化窒素、
二酸化窒素、一酸化二窒素等を挙げることができる。取
り扱いや再生の容易さの点で、空気、酸素またはこれら
を希釈したものが好ましい。この場合、希釈ガスには、
窒素、アルゴン、ヘリウム、水蒸気、二酸化炭素等を用
いることができる。
が好ましい。希釈ガスは、通常1〜60容量%、好まし
くは8〜40容量%、さらに好ましくは10〜30容量
%の範囲で添加される。
ない供給ガスを用いる条件とする場合には、再生に用い
る酸化性ガスとメタクロレインを含有するガスが同時に
触媒と接触しないような手段を講じることが、選択率向
上の上でより効果的である。
層にメタクロレインを含有するガスと再生に用いる酸化
性ガスとを交互に供給する方式や、メタクロレインから
メタクリル酸を製造する反応器と還元状態にある触媒を
再生する再生器とを別々に設け、還元状態にある触媒を
反応器から再生器へ、また再生された触媒を再生器から
反応器へそれぞれ移動させる方式等が挙げられる。前者
は、反応装置が比較的簡単であり、また固定床でも実施
できるので低強度の触媒でも実施可能である点などで有
利である。また後者は、メタクロレインの酸化反応と触
媒の再生とをそれぞれに最適な条件で行うことができ、
また反応器から常に高濃度のメタクリル酸を含んだガス
が得られる点などで有利である。
動床、移動床、ライザー型反応器等やこれらの組み合わ
せを用いることができる。メタクロレインの酸化反応と
触媒の再生とを別々の装置を用いて行う場合には、循環
流動床、(循環)移動床、(循環)輸送床もしくは再循
環固相反応器等といわれる装置を用いるのが有利であ
る。
ンからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素を含有
する触媒が用いられる。なかでも、一般式 Moa Vb Pc Xd Ye ( NH4 ) f Og (式中、XはW、Co、Cu、Ag、B、Ga、Si、
As、Sb、Bi、S、Ba及びCeよりなる群から選
ばれた少なくとも一種の元素であり、YはK、Rb、C
s及びTlよりなる群から選ばれた少なくとも一種の元
素であり、a、b、c、d、e、f及びgは各元素の原
子比率を表し、a=12としたときに、b=0.1〜
2、c=1〜3、d=0.01〜4、e=0.1〜4、
e+f=0.1〜6であり、gは前記各成分の原子価を
満足するのに必要な酸素の原子数である)で表される組
成物を主成分とする触媒であることが特に好ましい。
いることができる。例えば、三酸化モリブデン、五酸化
バナジウム、リン酸、酸化銅と硫酸を環流下加熱溶解し
て得た均一溶液に、アンモニア水と水酸化セシウムの混
合水溶液を加え、得られたスラリーを100〜250℃
で乾燥させることによって製造できる。しかしながら、
本発明はこれらの触媒製造方法に限定されない。
用いることができる。例えば、球、タブレット、リン
グ、スポークリング、コンベックスリング等の形状に成
型したり、これらの形状の担体に担持して用いる例を挙
げることができる。また、噴霧乾燥で得られた粉体を用
いる例を挙げることもできる。いずれの場合にも、公知
の成型助剤、強度向上材、および/または賦孔剤等を用
いることができる。もちろん、本発明はこれらの形態や
製造方法に限定されるものではない。
などで熱処理して用いる。この処理は、例えば、空気
中、150〜450℃、1〜48時間の条件で行うこと
ができるが、使用する触媒に応じた条件で行えばよく、
特に制限はない。
る。なお、本発明は実施例に限定されるものではない。
メタクロレインの転化率及びメタクリル酸選択率は次の
数式のとおりに定義される。
インのモル数)/(供給したメタクロレインのモル数)
たメタクリル酸のモル数)/(反応したメタクロレイン
のモル数)
化バナジウム63g、85%燐酸63.4g、酸化銅
9.7g及び95%硫酸6.5gを加え12時間加熱還
流し、均一な溶液を得た。この溶液を撹拌しながら、水
420mlに28%アンモニア水135.7gと水酸化
セシウム47.3gを溶解させた溶液を滴下し、得られ
たスラリーを噴霧乾燥して粉体を得た。直径3mmの球
状アルミナシリカ担体を回転しているドラム内で転動さ
せ、担体と同重量の上記粉体を、水とともに徐々に投入
して、担持触媒を得た。これを、空気中、360℃、1
0時間焼成した。得られた触媒20mlを管型反応器に
充填して、反応器温度を300℃とし、メタクロレイン
3%、水蒸気20%、窒素77%のガスと酸素20%、
水蒸気20%、窒素60%のガスとをそれぞれ5秒間、
10秒間ずつ空間速度800/hで交互に供給する操作
をタイマーに連動したバルブを用いて連続して行った。
反応器出口ガスを捕集して分析したところ、メタクロレ
インの転化率は77%であった。供給ガス中のメタクロ
レイン濃度とメタクロレインの転化率の積の1/2は
1.155%であるので、メタクロレインを含有する供
給ガス中の酸素量(0%)は、反応により転化するメタ
クロレインの総量に対する化学量論量よりも少なく保持
されていた。このとき、メタクリル酸選択率90%が得
られた。
ロレインを含有するガスの組成をメタクロレイン3%、
酸素1%、水蒸気20%、窒素76%とに変えたこと以
外は実施例1と同様に反応を行った。メタクロレインの
転化率は78%であった。供給ガス中のメタクロレイン
濃度とメタクロレインの転化率の積の1/2は1.17
%であるので、メタクロレインを含有する供給ガス中の
酸素量(1%)は、反応により転化するメタクロレイン
の総量に対する化学量論量よりも少なく保持されてい
た。このとき、メタクリル酸選択率89%が得られた。
3%、水蒸気6%、窒素91%のガスと酸素20%、水
蒸気6%、窒素74%のガスとをそれぞれ5秒間、10
秒間ずつ交互に供給すること以外は実施例1と同様にし
て反応を行った。メタクロレインの転化率は76%であ
った。供給ガス中のメタクロレイン濃度とメタクロレイ
ンの転化率の積の1/2は1.14%であるので、メタ
クロレインを含有する供給ガス中の酸素量(0%)は、
反応により転化するメタクロレインの総量に対する化学
量論量よりも少なく保持されていた。このとき、メタク
リル酸選択率87%が得られた。
組成を、常にメタクロレイン3%、酸素9%、水蒸気2
0%、窒素68%としたこと以外は実施例1と同様に反
応を行った。メタクロレインの転化率は78%であっ
た。供給ガス中のメタクロレイン濃度とメタクロレイン
の転化率の積の1/2は1.17%であるので、メタク
ロレインを含有する供給ガス中の酸素量(9%)は、反
応により転化するメタクロレインの総量に対する化学量
論量よりも多かった。このとき、メタクリル酸選択率8
5%が得られた。
インを気相酸化してメタクリル酸を製造する際に、高い
メタクリル酸選択率を得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 モリブデン、バナジウム、リンからなる
群から選ばれた少なくとも一種の元素を含有し、かつ、
酸化状態にある触媒の存在下、メタクロレインを気相酸
化してメタクリル酸を製造する方法において、メタクロ
レインを含有する供給ガス中の酸素量を反応により転化
するメタクロレインの総量に対する化学量論量よりも少
なく保持してメタクロレインを酸化し、次に還元状態に
ある触媒を酸化性ガスと接触させることにより再生して
再び反応に用いることを特徴とするメタクリル酸の製造
方法。 - 【請求項2】 メタクロレインを含有する供給ガスが、
実質的に分子状酸素を含有しないことを特徴とする請求
項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 8容量%以上の水蒸気の存在下でメタク
ロレインの酸化を行うことを特徴とする請求項1記載の
製造方法。 - 【請求項4】 触媒が、一般式 Moa Vb Pc Xd Ye ( NH4 ) f Og (式中、XはW、Co、Cu、Ag、B、Ga、Si、
As、Sb、Bi、S、Ba及びCeよりなる群から選
ばれた少なくとも一種の元素であり、YはK、Rb、C
s及びTlよりなる群から選ばれた少なくとも一種の元
素であり、a、b、c、d、e、f及びgは各元素の原
子比率を表し、a=12としたときに、b=0.1〜
2、c=1〜3、d=0.01〜4、e=0.1〜4、
e+f=0.1〜6であり、gは前記各成分の原子価を
満足するのに必要な酸素の原子数である)で表される組
成物を主成分とする触媒であることを特徴とする請求項
1記載の製造方法。 - 【請求項5】 酸化性ガスが、空気、酸素またはこれら
を希釈したものであることを特徴とする請求項1に記載
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18655898A JP3813021B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | メタクリル酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18655898A JP3813021B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | メタクリル酸の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000016960A true JP2000016960A (ja) | 2000-01-18 |
JP3813021B2 JP3813021B2 (ja) | 2006-08-23 |
Family
ID=16190636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18655898A Expired - Lifetime JP3813021B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | メタクリル酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3813021B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100878688B1 (ko) | 2006-12-01 | 2009-01-13 | 주식회사 엘지화학 | 헤테로폴리산계 촉매의 열처리 방법 |
KR100972944B1 (ko) * | 2002-04-16 | 2010-07-30 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 메타크릴산 제조용 촉매의 재생방법 |
-
1998
- 1998-07-01 JP JP18655898A patent/JP3813021B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100972944B1 (ko) * | 2002-04-16 | 2010-07-30 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 메타크릴산 제조용 촉매의 재생방법 |
KR100878688B1 (ko) | 2006-12-01 | 2009-01-13 | 주식회사 엘지화학 | 헤테로폴리산계 촉매의 열처리 방법 |
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---|---|
JP3813021B2 (ja) | 2006-08-23 |
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