JP2000016782A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JP2000016782A
JP2000016782A JP10182342A JP18234298A JP2000016782A JP 2000016782 A JP2000016782 A JP 2000016782A JP 10182342 A JP10182342 A JP 10182342A JP 18234298 A JP18234298 A JP 18234298A JP 2000016782 A JP2000016782 A JP 2000016782A
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JP10182342A
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Taneaki Inoue
種明 井上
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所作業範囲を拡張して、作業能率を向上さ
せること。 【解決手段】 平行リンク機構は、ブームをリンクの一
部として形成すると共に、同ブームと、同ブーム内に配
設して対向するリンクを伸縮自在となした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、果樹園の果実を収穫する
ための高所作業車として、走行機能を有する下部体と、
同下部体上に設けた上部体とを具備し、同上部体にブー
ムの基端部をブームステーを介して枢支して、同ブーム
を上下回動自在となし、同ブームの先端部には作業台を
上下首振り自在に取付けると共に、同作業台とブームス
テーとの間に平行リンク機構を介設して、同平行リンク
機構により作業台をブームの上下回動動作にかかわりな
く略水平姿勢に保つようにしたものがある。
【0003】そして、作業台に作業者が搭乗して果実を
収穫するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した高
所作業車では、作業台を所望の高さに設定することはで
きるが、その設定位置より作業台を前後いずれかの方向
にわずかに移動させたい場合にも、特に、傾斜地におい
ては安全性を確保すべく、一旦、ブームを下降させて、
その後に車体を前後いずれか所望の方向に移動させ、再
度、ブームを所望の高さまで上昇させなければならず、
果実の収穫作業能率を悪くしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走
行機能を有する下部体と、同下部体上に設けた上部体と
を具備し、同上部体にブームの基端部をブームステーを
介して枢支して、同ブームを上下回動自在となし、同ブ
ームの先端部には作業台を上下首振り自在に取付けると
共に、同作業台とブームステーとの間に平行リンク機構
を介設して、同平行リンク機構により作業台をブームの
上下回動動作にかかわりなく略水平姿勢に保つようにし
た高所作業車において、平行リンク機構は、ブームをリ
ンクの一部として形成すると共に、同ブームと、同ブー
ム内に配設して対向するリンクを伸縮自在となしたこと
を特徴とする高所作業車を提供せんとするものである。
【0006】また、本発明は、平行リンク機構は、伸縮
自在のブームと、同ブームの基端部をブームステーに枢
支する枢軸に、基端部を同軸的に取付けると共にブーム
ステーに固定した連動アームと、同連動アームの先端部
と作業台の後壁との間に介設したリンクとしての可撓性
の連結体とを具備し、連結体は、ブーム内に挿通すると
共に、同ブームの伸縮可動側部に連動して移動する滑車
と、伸縮固定側部に連設した滑車とに、中途部を折り返
し状に掛け廻して重合部を形成し、ブームの伸縮作動に
連動して重合部の長さがブームの伸縮方向に変化すべく
構成したことにも特徴を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0008】すなわち、本発明に係る高所作業車は、基
本的構造として、走行機能を有する下部体と、同下部体
上に設けた上部体とを具備し、同上部体にブームの基端
部をブームステーを介して枢支して、同ブームを上下回
動自在となし、同ブームの先端部には作業台を上下首振
り自在に取付けると共に、同作業台とブームステーとの
間に平行リンク機構を介設して、同平行リンク機構によ
り作業台をブームの上下回動動作にかかわりなく略水平
姿勢に保つようにしている。
【0009】そして、特徴的構造として、平行リンク機
構は、ブームをリンクの一部として形成すると共に、同
ブームと、同ブーム内に配設して対向するリンクを伸縮
自在となしている。
【0010】このようにして、作業台を必要に応じて進
退移動させることにより、作業範囲を適宜拡張すること
ができて、高所作業能率を向上させることができる。
【0011】この際、作業台は、ブームの進退作動時に
も平行リンク機構により略水平姿勢が保持されるため
に、作業台に搭乗している作業者の安全性を良好に確保
することができる。
【0012】しかも、ブームと対向するリンクは、同ブ
ーム内に配設しているために、木の枝等がからまること
がなく、損傷等の防止が図れる。
【0013】そして、平行リンク機構は、伸縮自在のブ
ームと、同ブームの基端部をブームステーに枢支する枢
軸に、基端部を同軸的に取付けると共にブームステーに
固定した連動アームと、同連動アームの先端部と作業台
の後壁との間に介設したリンクとしての可撓性の連結体
とを具備し、連結体は、ブーム内に挿通すると共に、同
ブームの伸縮可動側部に連動して移動する滑車と、伸縮
固定側部に連設した滑車とに、中途部を折り返し状に掛
け廻して重合部を形成し、ブームの伸縮作動に連動して
重合部の長さがブームの伸縮方向に変化すべく構成して
いる。
【0014】このようにして、平行リンク機構をコンパ
クトに構成することができると共に、美的外観を向上さ
せることができる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0016】図1及び図2に示すAは、本発明に係る高
所作業車であり、同高所作業車Aは、走行機能を有する
下部体1と、同下部体1上にあって、作業台66を具備す
ると共に、同作業台66の昇降機能を有する上部体2とを
装備している。
【0017】下部体1は、図3〜図5にも示すように、
左右一対のクローラ式の走行部10,10 間に基台11を横架
して構成している。
【0018】走行部10は、前後方向に伸延する板状の走
行支持体12の前端部に遊動輪13をアイドラフォーク14を
介して取付ける一方、走行支持体12の後端部に駆動輪15
を駆動用モータ16を介して取付け、両輪13,15 間に履帯
17を巻回すると共に、走行支持体12の外側面に、履帯17
の下側回動側部17a をガイドする四個のガイドローラ1
8,18,18,18 を片持ち支持させている。19は遊動輪支
軸、20は駆動軸である。
【0019】ここで、走行支持体12の下端縁部には、四
個の支軸挿通孔21,21,21,21 を前後方向に一定の間隔を
開けて形成しており、各支軸挿通孔21は、ガス溶断機に
より切欠状にガス溶断して形成している。
【0020】そして、各支軸挿通孔21中にローラ支軸22
を挿通して、各ローラ支軸22にガイドローラ18を転動自
在に取付けている。
【0021】基台11は、左右一対の走行支持体12,12 間
に横架した井型状の基台本体25と、同基台本体25の中央
部に載設した固定側旋回用リング体26とを具備してい
る。
【0022】基台本体25は、左右方向に伸延する前後一
対のスライドガイド体27,27 と、前後方向に伸延する左
右一対の連結体28,28 とから井型状に枠組みして構成し
ている。
【0023】そして、前後一対のスライドガイド体27,2
7 は矩形筒状に形成して、各スライドガイド体27,27 中
に、左右側走行支持体12,12 の内側面前後部より内方へ
それぞれ延設したスライド支持体29,29,29,29 をスライ
ド自在に挿通し、また、左右側走行支持体12,12 の中央
部間に拡縮用シリンダ30を介設して、同拡縮用シリンダ
30の伸縮作動に連動して、左右側の走行部10,10 の間隔
を拡縮調節可能としている。31は拡縮ガイド体である。
【0024】ここで、スライド支持体29は、外側端に連
結板32を固設し、同連結体32を走行支持体12に連結ボル
ト孔33を介して連結ボルト34により連結しており、連結
ボルト孔33は、走行支持体12の上端縁部よりガス溶断機
により切欠状にガス溶断して形成している。
【0025】また、拡縮用シリンダ30は、図6に示すよ
うに、基端部と先端部にそれぞれ枢支用ボス部30a,30b
を設け、各枢支用ボス部30a,30b 中に枢支ピン35,36 を
挿通して、各枢支ピン35,36 を走行支持体12,12 に連結
用ボルト37,37 により固定している。38はボス部干渉回
避孔である。
【0026】固定側旋回用リング体26は、基台本体25に
設けた連結体28,28 間の中央部に載設しており、同固定
側旋回用リング体26に、後述する上部体2の旋回台40に
設けた可動側旋回用リング体39を嵌合させて、同旋回台
40を旋回自在としている。
【0027】上部体2は、図7及び図8にも示すよう
に、前記した旋回台40の旋回中心Zを通って旋回台40の
左右方向に伸延する前後中心線C2よりも後半部側におい
て、左側に作動油タンク41とバッテリー42を載置し、右
側にエンジンEを搭載し、同エンジンE上に燃料タンク
43を載置し、エンジンEの左側方に油圧ポンプPを連動
連設し、また、可動側旋回用リング体41の近傍に旋回用
モータ44を設け、後端中央部に高所作業装置45を設けて
いる。46は油圧バルブ、47は走行部拡縮操作レバー、48
は、旋回台40に着脱自在に取付けた前側カバー体、49
は、旋回台40に固設した後側カバー体である。
【0028】ここで、エンジンEや油圧バルブ46等の重
量付属品は、後述する高所作業装置45の作業台66とは前
後中心線C2を間にはさんだ反対側の位置に配設してい
る。
【0029】旋回台40は、上部体フレームとしての旋回
台フレーム50と、同旋回台フレーム50の中央部に垂設し
た可動側旋回用リング体39とを具備している。
【0030】そして、旋回台フレーム50は、前後方向に
伸延する左右一対の前後方向伸延フレーム51,51 間の中
途部と後端部とに、それぞれ左右方向に伸延する左右方
向伸延フレーム53,54 を横架しており、後端部の左右方
向伸延フレーム54は、バランスウエイトとしても機能さ
せるべく、上方に立上げて重量を増大させたフレーム本
体54a と、同フレーム本体54a の後端に取付けたバンパ
ー兼ウエイト54b とから形成している。55は前後方向伸
延補助フレーム、56は左右方向伸延補助フレームであ
る。
【0031】また、バンパー兼ウエイト54b は、後方へ
膨出する平面視円弧状に形成して、フレーム本体54a に
進退調節用ブラケット61,62 を介して、調節用ボルト63
により前後方向に進退位置調節自在に連結している。
【0032】さらに、後端部の左右方向伸延フレーム54
上の中央部には、左右一対のブームステー64,64 を立設
して、同ブームステー64に後述する高所作業装置45のブ
ーム65の基端部を取付けている。
【0033】高所作業装置45は、図9及び図11にも示
すように、ブームステー64,64 の上端部にブーム65の基
端部を取付け、同ブーム65の先端部に作業台66を取付
け、ブーム65とブームステー64との間には昇降用シリン
ダ67を介設し、また、作業台66とブームステー64,64 と
の間には平行リンク機構68を介設して、同平行リンク機
構68より作業台66をブーム65の上下回動動作にかかわり
なく略水平姿勢に保つようにしている。69は、旋回台40
の前端部に設けたブーム受体である。
【0034】ブーム65は、伸縮固定側である矩形筒状の
アウタブーム形成部70と、同アウターブーム形成部70中
に進退摺動自在に挿通した伸縮可動側である矩形筒状の
インナブーム形成部71と、同インナブーム形成部71を進
退摺動させる進退作動部72とを具備しており、同ブーム
65は、旋回中心Zを通って旋回台40の前後方向に伸延す
る左右中心線C1上に配設している。
【0035】そして、アウタブーム形成部70は、前後方
向に伸延させて形成し、基端部に左右一対のステー連結
片73,73 を突設して、同ステー連結片73,73 を左右一対
のブームステー64,64 の上端部の外側に重合させると共
に、枢軸74により枢支して、アウタブーム形成部70を枢
軸74を中心に上下回動自在としている。
【0036】インナブーム形成部71は、前後方向に伸延
させて形成し、先端部に作業台66を作業台枢支ブラケッ
ト75を介して枢支軸76により枢支して、同作業台66を枢
支軸76を中心に上下首振り自在としている。
【0037】進退作動部72は、ブーム65内に挿通した伸
縮シリンダ80と、同伸縮シリンダ80の先端部に転動自在
に取付けたピニオンギヤ81と、同ピニオンギヤ81に噛合
させてアウタブーム形成部70及びインナブーム形成部71
にそれぞれ連設したラック82,83 とを具備している。
【0038】ここで、ラック82は、アウタブーム形成部
70の伸延方向に伸延させて形成して、同アウタブーム形
成部70の基部に片持ち支持させている。
【0039】また、ラック83は、インナブーム形成部71
の伸延方向に伸延させて形成して、同インナブーム形成
部71の内面に取付けている。
【0040】そして、伸縮シリンダ80は、前記ステー連
結片73,73 に枢支ピン87により枢支して取付けた電動モ
ータ84と、同電動モータ84に連動連結した雄ネジロッド
85と、同雄ネジロッド85に螺着して同雄ネジロッド85の
正逆回転作動に連動して進退摺動する進退ロッド86とを
具備している。
【0041】作業台66は、箱型に形成して、高所作業を
行なう作業者が搭乗できるようにしており、最下降させ
た状態では、旋回台40の直前方に位置し、旋回台40の旋
回中心Zよりも前半部側で昇降するようにしている。
【0042】そして、上記作業台66には、走行部10,10
を前後進操向操作するための操向操作スイッチ90,91
と、ブーム65を伸縮作動操作するためのブーム伸縮操作
スイッチ92と、旋回台40を左右方向に旋回操作すると共
に、ブーム65を上下回動操作するための旋回・昇降操作
用ペダル93と、ブーム65を上下回動させる昇降用シリン
ダ67の油圧ロックを解除してブーム65を下降させるため
の非常時ブーム下降用スイッチ94とを設けている。
【0043】また、作業台66の後壁66a には、収穫用容
器96を容器支持フレーム97を介して着脱自在に取付けて
いる。
【0044】平行リンク機構68は、伸縮自在のブーム65
と、同ブーム65の基端部を枢支する枢軸74にボス部99を
介して遊嵌し、かつ、ブームステー64,64 に固定した連
動アーム100 と、同連動アーム100 の先端部と作業台66
の後壁に突設した連結ブラケット101 との間に介設した
リンクとしての可撓性の連結体であるワイヤ102 とを具
備している。106 は、ワイヤ102 の先端連結ピン、107
は、ワイヤ102 の基端連結ピンである。
【0045】このようにして、平行リンク機構68は、ブ
ーム65の基端部を枢支する枢軸74と、同ブーム65の先端
部に作業台66を枢支する枢支軸76と、ワイヤ102 の先端
連結ピン106 と、同ワイヤ102 の基端連結ピン107 とを
結ぶ仮想線が平行四辺形を描くようにして、ブーム65の
上下回動作動にかかわらず、作業台66を略水平に姿勢保
持することができるようにしている。
【0046】そして、ワイヤ102 は、ブーム65内に挿通
すると共に、伸縮シリンダ80の先端部に取付けた滑車10
3 と、アウタブーム形成部70にラック83を介して連結し
た滑車104 とに、中途部を折り返し状に掛け廻して重合
部105 を形成し、ブーム65の伸縮作動に連動して重合部
105 の長さがブーム65の伸縮方向に変化すべく構成して
いる。
【0047】このようにして、ブーム65の伸縮作動にか
かわりなく、作業台66を略水平に姿勢保持することがで
きるようにしている。
【0048】本発明に係る高所作業車Aは、上記のよう
に構成しているものであり、同高所作業車Aにより、例
えば、図11及び図12に示すように、果樹園Bにて果
実を収穫する際には、作業台66に作業者が搭乗して、同
作業台66を所望の高さまで上昇させ、同作業台66上にて
果実を摘み取ると共に、収穫用容器96内に収容する。
【0049】そして、作業台66を前後方向に移動させた
い場合には、ブーム伸縮操作スイッチ92を操作すること
により、ブーム65を適宜伸縮作動させ、また、作業台66
を左右方向に移動させたい場合には、旋回・昇降操作用
ペダル93を操作することにより、旋回台40を適宜旋回さ
せて、高所作業可能範囲を拡張することができる。
【0050】この際、作業台66は、平行リンク機構68に
よりブーム65の上下回動動作にかかわりなく、略水平姿
勢を保持できるようにしている。
【0051】また、ブーム65の上下回動操作、ブーム65
の伸縮作動操作、旋回台40の旋回作動操作、及び、走行
部10,10 の前後進操向操作は、作業台66上にて適宜行な
うことができる。
【0052】図13は、他の実施例としての高所作業装
置45を示しており、基本的構造は、前記高所作業装置45
と同じくしているが、進退作動部72として油圧シリンダ
110を採用し、同油圧シリンダ110 をアウタブーム形成
部70とインナブーム形成部71の各天井壁間に介設して、
同伸延シリンダ80の伸縮作動に連動してインナブーム形
成部71を進退摺動させるようにしている。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0054】 請求項1記載の本発明では、平行リン
ク機構は、ブームをリンクの一部として形成すると共
に、同ブームと、同ブーム内に配設して対向するリンク
を伸縮自在となしているために、作業台を必要に応じて
進退移動させることにより、作業範囲を適宜拡張するこ
とができて、高所作業能率を向上させることができる。
【0055】この際、作業台は、ブームの進退作動時に
も平行リンク機構により略水平姿勢が保持されるため
に、作業台に搭乗している作業者の安全性を良好に確保
することができる。
【0056】しかも、ブームと対向するリンクは、同ブ
ーム内に配設しているために、木の枝等がからまること
がなく、損傷等の防止が図れる。
【0057】 請求項2記載の本発明では、平行リン
ク機構は、伸縮自在のブームと、同ブームの基端部をブ
ームステーに枢支する枢軸に、基端部を同軸的に取付け
ると共にブームステーに固定した連動アームと、同連動
アームの先端部と作業台の後壁との間に介設したリンク
としての可撓性の連結体とを具備し、連結体は、ブーム
内に挿通すると共に、同ブームの伸縮可動側部に連動し
て移動する滑車と、伸縮固定側部に連設した滑車とに、
中途部を折り返し状に掛け廻して重合部を形成し、ブー
ムの伸縮作動に連動して重合部の長さがブームの伸縮方
向に変化すべく構成しているために、平行リンク機構を
コンパクトに構成することができると共に、美的外観を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の側面図。
【図2】同高所作業車の平面図。
【図3】下部体の側面図。
【図4】同下部体の平面図。
【図5】同下部体の背面図。
【図6】図4のI−I線断面図。
【図7】上部体の側面図。
【図8】同上部体の平面図。
【図9】高所作業装置の短縮状態の側面図。
【図10】同高所作業装置の断面側面説明図。
【図11】高所作業車の作業状態を示す側面説明図。
【図12】同高所作業車の作業状態を示す平面説明図。
【図13】他の実施例としての高所作業装置の側面図。
【符号の説明】
A 高所作業車 1 下部体 2 上部体 10 走行部 11 基台 12 走行支持体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機能を有する下部体(1) と、同下部
    体(1) 上に設けた上部体(2) とを具備し、同上部体(2)
    にブーム(65)の基端部をブームステー(64)を介して枢支
    して、同ブーム(65)を上下回動自在となし、同ブーム(6
    5)の先端部には作業台(66)を上下首振り自在に取付ける
    と共に、同作業台(66)とブームステー(64)との間に平行
    リンク機構(68)を介設して、同平行リンク機構(68)によ
    り作業台をブーム(65)の上下回動動作にかかわりなく略
    水平姿勢に保つようにした高所作業車において、 平行リンク機構(68)は、ブーム(65)をリンクの一部とし
    て形成すると共に、同ブーム(65)と、同ブーム(65)内に
    配設して対向するリンクを伸縮自在となしたことを特徴
    とする高所作業車。
  2. 【請求項2】 平行リンク機構(68)は、伸縮自在のブー
    ム(65)と、同ブーム(65)の基端部をブームステー(64)に
    枢支する枢軸(74)に、基端部を同軸的に取付けると共に
    ブームステー(64)に固定した連動アーム(101) と、同連
    動アーム(101) の先端部と作業台(66)の後壁との間に介
    設したリンクとしての可撓性の連結体とを具備し、 連結体は、ブーム(65)内に挿通すると共に、同ブーム(6
    5)の伸縮可動側部に連動して移動する滑車(103) と、伸
    縮固定側部に連設した滑車(104) とに、中途部を折り返
    し状に掛け廻して重合部(105) を形成し、ブーム(65)の
    伸縮作動に連動して重合部(105) の長さがブーム(65)の
    伸縮方向に変化すべく構成したことを特徴とする請求項
    1記載の高所作業車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101022418B1 (ko) 2010-08-13 2011-03-15 김석곤 크레인용 버켓의 구동장치
US10027249B2 (en) 2010-11-17 2018-07-17 Sma Solar Technology Method for connecting a photovoltaic installation to a power supply

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KR101022418B1 (ko) 2010-08-13 2011-03-15 김석곤 크레인용 버켓의 구동장치
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