JP2000016307A - ステアリング保持構造 - Google Patents

ステアリング保持構造

Info

Publication number
JP2000016307A
JP2000016307A JP10199478A JP19947898A JP2000016307A JP 2000016307 A JP2000016307 A JP 2000016307A JP 10199478 A JP10199478 A JP 10199478A JP 19947898 A JP19947898 A JP 19947898A JP 2000016307 A JP2000016307 A JP 2000016307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
lock bolt
bracket
column shaft
adjustment plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10199478A
Other languages
English (en)
Inventor
Goji Hosoda
剛司 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP10199478A priority Critical patent/JP2000016307A/ja
Publication of JP2000016307A publication Critical patent/JP2000016307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】衝突時に慣性力によるコラムの急激な前進移動
を防止し、かつステアリングホイールと運転者との空間
を拡大する。 【解決手段】前後及び上下方向に移動可能に装着しコラ
ムシャフト1を保持したコラムブラケット2と、ロック
ボルト4を前後方向に移動可能に貫通しペダルブラケッ
ト12に対接した第1アジャストプレート5と、第1ア
ジャストプレートに対し前後方向にスライド可能に当接
した第2アジャストプレート6と、ロックボルト4に螺
合しコラムブラケットをペダルブラケットに締結ロック
するアジャストナット8とを備えたステアリング保持構
造において、第2アジャストプレートのロックボルト貫
通穴6aにコラムシャフト1に対し前方への一定の衝撃
荷重が加わった時に破断するシア部13を設け、第2ア
ジャストプレートのアジャストナット9の摺動面にコラ
ムシャフトの前進方向慣性エネルギーを吸収するテーパ
面が形成された凸部16を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突時にステアリ
ングホイールと運転者との空間を拡大するようにしたス
テアリング保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般のステアリング保持構造は図7
及び図8で示すように、前後方向の長穴12aを有する
ペダルブラケット12に上下方向の長穴3を有しコラム
シャフト1を保持したコラムブラケット2を前記長穴1
2a,3にロックボルト4を貫通して前後及び上下方向
に移動可能に装着し、図9にも示すように、前記ロック
ボルト4を前後方向に移動可能に貫通する長穴5aと凹
凸5bとを有し前記ペダルブラケット2に対接した第1
アジャストプレート5と、図10にも示すように、前記
ロックボルト4を貫通する穴6aと凹凸6bを有し前記
第1アジャストプレート5に対し前後方向にスライド可
能に当接した第2アジャストプレート6と、前記ロック
ボルト4の嵌装されたストッパ7と、前記ロックボルト
4にスプリング8を介してに螺合したアジャストナット
9と、このアジャストナット9に嵌合してナット11に
より締結したレバー10とから構成されている。
【0003】上記従来のステアリング保持構造は、レバ
ー10の操作によってアジャストナット9によりロック
ボルト4を締め弛めし、ロックボルト4を弛めた状態で
コラムブラケット2は長穴3によって上下方向に移動調
整可能とし、かつ第1アジャストプレート5の長穴5a
によって前後方向に移動調整可能とし、これによりコラ
ムブラケット2に保持されているコラムシャフト1を前
後及び上下方向に調整することができる。
【0004】前記ロックボルト4を締め付けると、第2
アジャストプレート6が第1アジャストプレート5に締
め付けられ凹凸5b,6bで第1アジャストプレート5
に対する第2アジャストプレート6のスライドを規制
し、かつペダルブラケット12をコラムブラケット2に
圧接してコラムブラケット2の動きを規制し、前後及び
上下方向に調整した位置でコラムシャフト1をロックす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】車両の衝突時にステア
リングホイールと運転者との空間を拡大することが安全
面において必要なことであるが、上記従来一般のステア
リング保持構造ではその目的を達成することは難しい。
車両の衝突時にステアリングホイールと運転者との空間
を拡大するようにした技術が例えば特開平4−1106
72号や特開平8−142876号で提供されている
が、そのために新規な付加構造を要しており、部品点数
の増大等によるコストアップになっている。また、ステ
アリング支持剛性が低下し、ステアリングの振動等が生
じることがある。
【0006】本発明の目的は、従来一般のステアリング
保持構造を改変することなく衝突時に慣性力によるコラ
ムの急激な前進移動を防止し、かつステアリングホイー
ルと運転者との空間を拡大するようにしたことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の構成は、ペダルブラケットにロックボルトを
貫通して前後及び上下方向に移動可能に装着しコラムシ
ャフトを保持したコラムブラケットと、前記ロックボル
トを前後方向に移動可能に貫通し前記ペダルブラケット
に対接した第1アジャストプレートと、前記ロックボル
トを貫通して前記第1アジャストプレートに対し前後方
向にスライド可能に当接した第2アジャストプレート
と、前記ロックボルトに螺合し前記コラムブラケットを
前記ペダルブラケットに締結ロックするアジャストナッ
トと、このアジャストナットに嵌着したレバーを備え、
前記コラムシャフトを前記コラムブラケットを介して前
後及び上下方向に調整可能なステアリング保持構造にお
いて、前記第2アジャストプレートのロックボルト貫通
穴にコラムシャフトに対し前方への一定の衝撃荷重が加
わった時に破断するシア部を設けると共に、前記第2ア
ジャストプレートのアジャストナットが対接する側の面
にコラムシャフトの前進方向慣性エネルギーを吸収する
テーパ面が形成された凸部を設けたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態例を図面
に基づいて説明する。図1乃至図3において、前後方向
の長穴12aを有するペダルブラケット12に上下方向
の長穴3を有しコラムシャフト1を保持したコラムブラ
ケット2を前記長穴12a,3にロックボルト4を貫通
して前後及び上下方向に移動可能に装着し、前記ロック
ボルト4を前後方向に移動可能に貫通する長穴5aと凹
凸5bとを有し前記ペダルブラケット2に対接した第1
アジャストプレート5と、前記ロックボルト4を貫通す
る穴6aと凹凸6bを有し前記第1アジャストプレート
5に対し前後方向にスライド可能に当接した第2アジャ
ストプレート6と、前記ロックボルト4の嵌装されたス
トッパ7と、前記ロックボルト4にスプリング8を介し
てに螺合したアジャストナット9と、このアジャストナ
ット9に嵌合してナット11により締結したレバー10
とから構成されている。ここまでの構成は従来一般のス
テアリング保持構造である。
【0009】そこで本発明は上記従来一般のステアリン
グ保持構造において、前記第2アジャストプレート6の
ロックボルト貫通穴6aにコラムシャフト1に対し前方
への一定の衝撃荷重が加わった時に破断するシア部13
を設け、このシア部13の前方に空間部14を延在し、
空間部14の延在端にフレーム15を形成し、図6で示
すように、前記第2アジャストプレート6のアジャスト
ナット9が対接する側の面にコラムシャフト1の前進方
向慣性エネルギーを吸収するテーパ面17と平面18と
が形成された凸部16を設けたものである。
【0010】前記凸部16のテーパ面17はアジャスト
ナット9側から平面18に向かって一部が登り勾配に傾
斜しているが、アジャストナット9側から全長に渡って
緩やかな登り勾配の凸部17としてもよい。
【0011】前記シア部13の破断力はシア部13の断
面積で適宜設定される。尚、第1アジャストプレート5
及び第2アジャストプレート6は延性の少ない材料であ
り、例えば、焼結合金や鋳鉄が適当である。従って、シ
ア部13は延性破壊ではなく脆性破壊によって破断す
る。
【0012】本発明は上記の通りの構造であるから、図
2及び図3で示すように、コラムシャフト1を後方に位
置決めしている状態で衝突等によりコラムシャフト1に
対し前方への一定の衝撃荷重が加わった時には第2アジ
ャストプレート6のシア部13に作動荷重が作用してシ
ア部13が破断する。
【0013】この作動荷重はシア部13の破断力とロッ
クボルト4、ストッパ7及びコラムブラケット2の摩擦
力の和となる。従って、作動荷重はシア部13の断面積
を変更することで容易にチューニングが可能である。
【0014】前記シア部13の破断によってロックボル
ト4はコラムブラケット2とともに前方に移動L1し、
これによりコラムシャフト1が前方移動するため、ステ
アリングホイールと運転者との空間を拡大する。
【0015】前記シア部13が破断してロックボルト4
が前方に移動したときに破断したシア部13がフレーム
15に当接し、作動後もコラムブラケット2が固定され
た状態になるため、ハンドル操作を可能とする。
【0016】図4及び図5はコラムシャフト1を前後方
向の中央部に位置決めしている状態であり、この場合で
も衝突等によりコラムシャフト1に対し前方への一定の
衝撃荷重が加わった時には前記と同様の作用が得られる
が、コラムシャフト1を前後方向の中央部に位置決めし
ている分だけステアリングホイールと運転者との空間が
より大きく拡大される。
【0017】さらに本発明は、第2アジャストプレート
6に設けられている凸部16によってシア部13が破断
した後におけるコラムシャフト1の急激な前進移動を防
止して運転者を保護する。
【0018】すなわち、衝突時におけるコラムシャフト
1の前進方向の慣性力はコラム操作荷重よりも大きいの
で、シア部13の破断荷重は一般強度性能を満足するレ
ベルに設定しておく。衝突が起こると、コラムシャフト
1の前進方向の慣性力によりコラムシャフト1が動き始
めるが、ロックボルト4に螺合されているアジャストナ
ット9が凸部16のテーパ面17を登り勾配で乗り越え
て移動して行く間にエネルギーを吸収して消費し、ある
程度の位置でコラムシャフト1は固定され、運転者がス
テアリングホイールに当たると、運転者のエネルギーを
吸収しながらコラムシャフト1は前方に移動してステア
リングホイールと運転者との空間を拡大する。
【0019】これによって、衝突初期のコラムの前進方
向の慣性力による荷重が運転者の軽傷レベルの荷重に対
し大きな場合、傷害値を上げることなく運転者がステア
リングホイールに当たるまでステアリングホイールを固
定し、その後、生存空間を確保して運転者を保護するこ
とができるものである。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、従来
一般のステアリング保持構造の基本構造を改変すること
なく衝突等によりコラムシャフトに対し前方への一定の
衝撃荷重が加わった時にはステアリングホイールと運転
者との空間を拡大するようにしたため、従来と同様なス
テアリングコラムの支持剛性を保持し、ステアリングの
振動等が生じることがなく、また、作動荷重のチューニ
ングも容易であり、作動後もハンドル操作が問題なく行
える。さらに、衝突初期のコラムの前進方向の慣性力の
エネルギーを吸収することにより運転者がステアリング
ホイールに当たるまでステアリングホイールを固定し、
その後、運転者のエネルギーを吸収しながら生存空間を
確保するため、傷害値を上げることなく運転者を保護す
ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の要部断面平面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】本発明の要部断面平面図
【図5】図4のB−B線断面図
【図6】第2アジャストプレートの斜視図
【図7】従来一般の部材のステアリング保持構造の分解
斜視図
【図8】従来の要部断面平面図
【図9】図7のB−B線断面図
【図10】従来の第2アジャストプレートの内側面図
【符号の説明】
1 コラムシャフト 2 コラムブラケット 3 長穴 4 ロックボルト 5 第1アジャストプレート 5a 長穴 5b 凹凸 6 第2アジャストプレート 6a 穴 6b 凹凸 7 ストッパ 8 スプリング 9 アジャストナット 10 レバー 11 ナット 12 ペダルブラケット 12a 長穴 13 シア部 14 空間 15 フレーム 16 凸部 17 テーパ面 18 平面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルブラケットにロックボルトを貫通
    して前後及び上下方向に移動可能に装着しコラムシャフ
    トを保持したコラムブラケットと、 前記ロックボルトを前後方向に移動可能に貫通し前記ペ
    ダルブラケットに対接した第1アジャストプレートと、 前記ロックボルトを貫通して前記第1アジャストプレー
    トに対し前後方向にスライド可能に当接した第2アジャ
    ストプレートと、 前記ロックボルトに螺合し前記コラムブラケットを前記
    ペダルブラケットに締結ロックするアジャストナット
    と、このアジャストナットに嵌着したレバーを備え、前
    記コラムシャフトを前記コラムブラケットを介して前後
    及び上下方向に調整可能なステアリング保持構造におい
    て、 前記第2アジャストプレートのロックボルト貫通穴にコ
    ラムシャフトに対し前方への一定の衝撃荷重が加わった
    時に破断するシア部を設けると共に、前記第2アジャス
    トプレートのアジャストナットが対接する側の面にコラ
    ムシャフトの前進方向慣性エネルギーを吸収するテーパ
    面が形成された凸部を設けたことを特徴とするステアリ
    ング保持構造。
JP10199478A 1998-07-01 1998-07-01 ステアリング保持構造 Pending JP2000016307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10199478A JP2000016307A (ja) 1998-07-01 1998-07-01 ステアリング保持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10199478A JP2000016307A (ja) 1998-07-01 1998-07-01 ステアリング保持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000016307A true JP2000016307A (ja) 2000-01-18

Family

ID=16408480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10199478A Pending JP2000016307A (ja) 1998-07-01 1998-07-01 ステアリング保持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000016307A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7455320B2 (en) 2003-05-14 2008-11-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Shock absorbing steering apparatus
CN102712334A (zh) * 2010-12-28 2012-10-03 日本精工株式会社 转向柱用支承装置及其组装方法
CN111912591A (zh) * 2020-07-27 2020-11-10 中国第一汽车股份有限公司 一种汽车门盖锁类部件振动试验装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7455320B2 (en) 2003-05-14 2008-11-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Shock absorbing steering apparatus
CN102712334A (zh) * 2010-12-28 2012-10-03 日本精工株式会社 转向柱用支承装置及其组装方法
CN102712334B (zh) * 2010-12-28 2014-10-01 日本精工株式会社 转向柱用支承装置及其组装方法
CN111912591A (zh) * 2020-07-27 2020-11-10 中国第一汽车股份有限公司 一种汽车门盖锁类部件振动试验装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8826769B2 (en) Steering device
US7740278B2 (en) Steering gearbox mounting structure
US6923088B2 (en) Device for mounting a pedal lever of a motor vehicle
JPH07232649A (ja) 車両用ステアリング装置
US7810408B2 (en) Energy absorbing mechanism of steering column supporting apparatus
JPH09175324A (ja) 車両用シートベルト装置
JP3388158B2 (ja) ステアリング保持構造
JP2000006819A (ja) 衝撃吸収式ステアリングコラムの支持装置
JP2012180039A (ja) ステアリング装置
JP2008265464A (ja) 車両用ペダル構造
JP2000016307A (ja) ステアリング保持構造
JP3409528B2 (ja) ステアリングコラムの支持装置
JP2928715B2 (ja) チルトステアリングシャフトの支持装置
EP0894063B1 (en) Adjustable steering column assembly for a vehicle
JPH10203380A (ja) ステアリングコラムの支持装置
JP3560434B2 (ja) 車両用ステアリングコラム装置
JP2012180038A (ja) ステアリング装置
JP2017140872A (ja) ステアリング装置
JP2877332B2 (ja) Tバールーフ車のハッチルーフ用バンパラバー
WO2022210235A1 (ja) インストルメントパネル取付構造
JP3022046B2 (ja) ステアリングコラムの衝撃吸収装置
KR100589199B1 (ko) 차량충돌시 안전페달 구조
JPH11245826A (ja) 衝撃吸収式ステアリングコラム装置
JPH06227406A (ja) ステアリングコラムの衝撃吸収装置
JPH09123923A (ja) チルト式ステアリング装置