JP2000016166A - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ひけ防止。漏光防止。
【解決手段】 遮光リブ24の肉厚を薄くし、その肉厚
の薄い遮光リブ24を隔壁10に近接させる。この結
果、遮光リブ24の肉厚を薄くしたので、この肉厚の薄
い遮光リブ24に対応する第1レンズ2の表面にひけが
発生する虞がない。しかも、この肉厚の薄い遮光リブ2
4を隔壁10に近接させたので、遮光リブ24の肉厚を
薄くしても、充分の遮光作用が得られ、隣り合う灯室4
1、42間の漏光が防止されることとなる。
の薄い遮光リブ24を隔壁10に近接させる。この結
果、遮光リブ24の肉厚を薄くしたので、この肉厚の薄
い遮光リブ24に対応する第1レンズ2の表面にひけが
発生する虞がない。しかも、この肉厚の薄い遮光リブ2
4を隔壁10に近接させたので、遮光リブ24の肉厚を
薄くしても、充分の遮光作用が得られ、隣り合う灯室4
1、42間の漏光が防止されることとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、テール/
ストップランプ、リヤターンシグナルランプ、バックア
ップランプを2個以上一体にしたリヤーコンビネーショ
ンランプ等のように、ランプハウジング及び多色成形し
てなる複数個のレンズ及び隔壁により、複数個の灯室が
前記複数個のレンズにそれぞれ対応してかつ隣り合わせ
に画成されてなる車両用灯具に係り、特にレンズ表面の
ひけが発生する虞がなく、しかも隣り合う灯室間の漏光
が防止される車両用灯具に関するものである。
ストップランプ、リヤターンシグナルランプ、バックア
ップランプを2個以上一体にしたリヤーコンビネーショ
ンランプ等のように、ランプハウジング及び多色成形し
てなる複数個のレンズ及び隔壁により、複数個の灯室が
前記複数個のレンズにそれぞれ対応してかつ隣り合わせ
に画成されてなる車両用灯具に係り、特にレンズ表面の
ひけが発生する虞がなく、しかも隣り合う灯室間の漏光
が防止される車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用灯具を図3乃至図5を参
照して説明する。この例は、テール/ストップランプと
リヤターンシグナルランプとを一体にしたリヤーコンビ
ネーションランプについて説明する。
照して説明する。この例は、テール/ストップランプと
リヤターンシグナルランプとを一体にしたリヤーコンビ
ネーションランプについて説明する。
【0003】図4において、1は例えば樹脂製からなる
ランプハウジングである。このランプハウジング1は、
中間部のほぼH形状をなす隔壁10と、その隔壁10を
介して左右に配置されたテール/ストップランプ用の第
1灯室部11及びリヤターンシグナルランプ用の第2灯
室部12とからなり、それらが一体に形成されてなるも
のである。このランプハウジング1の前面13は開口さ
れており、その前面開口部13にはシール凹部14が設
けられている。
ランプハウジングである。このランプハウジング1は、
中間部のほぼH形状をなす隔壁10と、その隔壁10を
介して左右に配置されたテール/ストップランプ用の第
1灯室部11及びリヤターンシグナルランプ用の第2灯
室部12とからなり、それらが一体に形成されてなるも
のである。このランプハウジング1の前面13は開口さ
れており、その前面開口部13にはシール凹部14が設
けられている。
【0004】図4において、2及び3は例えば樹脂製か
らなる複数個、この例では2個のレンズであって、テー
ル/ストップランプ用の第1レンズ及びリヤターンシグ
ナルランプ用の第2レンズである。この2個のレンズ、
第1レンズ2及び第2レンズ3は、多色成形この例では
二色成形(スキン成形)により一体に成形されているも
のであって、第1レンズ2は赤色透明をなす所謂赤レン
ズであり、一方、第2レンズ3は無色透明をなす所謂白
レンズである。
らなる複数個、この例では2個のレンズであって、テー
ル/ストップランプ用の第1レンズ及びリヤターンシグ
ナルランプ用の第2レンズである。この2個のレンズ、
第1レンズ2及び第2レンズ3は、多色成形この例では
二色成形(スキン成形)により一体に成形されているも
のであって、第1レンズ2は赤色透明をなす所謂赤レン
ズであり、一方、第2レンズ3は無色透明をなす所謂白
レンズである。
【0005】上述の2個のレンズ2、3のうち、後述す
る2個の灯室41、42の境界、すなわち、前記隔壁1
0に対応する部分には、図5に示すように、相互に重な
り合う部分(スキン層)20、30と、遮光リブ21、
31とが設けられている。すなわち、上述の第1レンズ
2側の重合部分20は、浅い段部を介してほぼ水平に設
けられてなり、第2レンズ3側の重合部分30は、深い
段部を介して同じくほぼ水平に設けられてなり、第1レ
ンズ2側の重合部分20の裏面(後述する灯室41、4
2と対向する側の面)と第2レンズ3側の重合部分30
の表面(外部と対向する側の面)とが重なり合ってい
る。また、上述の第1レンズ2側の遮光リブ21は、重
合部分20の裏面中央に一体に設けられており、一方、
第2レンズ3側の遮光リブ31は、重合部分30の裏面
端に一体に設けられており、これら遮光リブ21、31
は上述の重合部分20、30の重なり合いに対してほぼ
直交して重なり合っている。上述の遮光リブ21及び3
1の肉厚は、他の部分の肉厚とほぼ等しく、また、第1
レンズ2側の遮光リブ21の長さは、第2レンズ3側の
遮光リブ31の長さよりも長い。
る2個の灯室41、42の境界、すなわち、前記隔壁1
0に対応する部分には、図5に示すように、相互に重な
り合う部分(スキン層)20、30と、遮光リブ21、
31とが設けられている。すなわち、上述の第1レンズ
2側の重合部分20は、浅い段部を介してほぼ水平に設
けられてなり、第2レンズ3側の重合部分30は、深い
段部を介して同じくほぼ水平に設けられてなり、第1レ
ンズ2側の重合部分20の裏面(後述する灯室41、4
2と対向する側の面)と第2レンズ3側の重合部分30
の表面(外部と対向する側の面)とが重なり合ってい
る。また、上述の第1レンズ2側の遮光リブ21は、重
合部分20の裏面中央に一体に設けられており、一方、
第2レンズ3側の遮光リブ31は、重合部分30の裏面
端に一体に設けられており、これら遮光リブ21、31
は上述の重合部分20、30の重なり合いに対してほぼ
直交して重なり合っている。上述の遮光リブ21及び3
1の肉厚は、他の部分の肉厚とほぼ等しく、また、第1
レンズ2側の遮光リブ21の長さは、第2レンズ3側の
遮光リブ31の長さよりも長い。
【0006】上述の第1レンズ2及び第2レンズ3の裏
面周辺には、シール脚部22及び32が一体に設けられ
ている。また、上述の第1レンズ2及び第2レンズ3の
表面周辺及び重合部分20、30には、段部が設けられ
ており、その段部の底部には塗装23、33(図3中格
子部分、(図1及び図2及び)図4及び図5中太い実線
にて示す)が施されている。この塗装23、33によ
り、図3に示すように、シール凹部14、シール脚部2
2、32及び隔壁10が正面から目隠しされることとな
る。
面周辺には、シール脚部22及び32が一体に設けられ
ている。また、上述の第1レンズ2及び第2レンズ3の
表面周辺及び重合部分20、30には、段部が設けられ
ており、その段部の底部には塗装23、33(図3中格
子部分、(図1及び図2及び)図4及び図5中太い実線
にて示す)が施されている。この塗装23、33によ
り、図3に示すように、シール凹部14、シール脚部2
2、32及び隔壁10が正面から目隠しされることとな
る。
【0007】図4に示すように、ランプハウジング1の
H形状の隔壁10の2本の先端部間中央に2個のレンズ
2、3の遮光リブ21、31が配置された状態で、上述
の第1レンズ2及び第2レンズ3のシール脚部22及び
32と、前記ランプハウジング1のシール凹部14とが
例えばホットメルト等のシール材15によりシールされ
ており、かつ、ランプハウジング1と第1レンズ2及び
第2レンズ3とが固定手段(図示せず)により固定され
ている。この固定手段としては、例えば、クリップやス
クリュウ等の機械的締結手段等がある。この結果、ラン
プハウジング1及び2個のレンズ2、3及び隔壁10に
より複数個、この例では2個の灯室、すなわちテール/
ストップランプ用の第1灯室41及びリヤターンシグナ
ルランプ用の第2灯室42が前記第1レンズ2及び第2
レンズ3にそれぞれ対応してかつ隣り合わせに画成され
ることとなる。
H形状の隔壁10の2本の先端部間中央に2個のレンズ
2、3の遮光リブ21、31が配置された状態で、上述
の第1レンズ2及び第2レンズ3のシール脚部22及び
32と、前記ランプハウジング1のシール凹部14とが
例えばホットメルト等のシール材15によりシールされ
ており、かつ、ランプハウジング1と第1レンズ2及び
第2レンズ3とが固定手段(図示せず)により固定され
ている。この固定手段としては、例えば、クリップやス
クリュウ等の機械的締結手段等がある。この結果、ラン
プハウジング1及び2個のレンズ2、3及び隔壁10に
より複数個、この例では2個の灯室、すなわちテール/
ストップランプ用の第1灯室41及びリヤターンシグナ
ルランプ用の第2灯室42が前記第1レンズ2及び第2
レンズ3にそれぞれ対応してかつ隣り合わせに画成され
ることとなる。
【0008】上述の第1灯室41及び第2灯室42に
は、テール/ストップランプ用の第1光源バルブ51及
びリヤターンシグナルランプ用の第2光源バルブ52が
着脱可能に配置されている。なお、第1光源バルブ51
は白色光を発し、第2光源バルブ52はアンバー色を発
する。また、上述の第1灯室41内及び第2灯室42内
であって、前記ランプハウジング1の第1灯室部11の
内面及び第2灯室部12の内面には、第1反射面61及
び第2反射面62が直接に一体に設けられている。な
お、この第1反射面61及び第2反射面62は、前記ラ
ンプハウジング1の第1灯室部11及び第2灯室部12
と別体のリフレクタに設けられているものであっても良
い。
は、テール/ストップランプ用の第1光源バルブ51及
びリヤターンシグナルランプ用の第2光源バルブ52が
着脱可能に配置されている。なお、第1光源バルブ51
は白色光を発し、第2光源バルブ52はアンバー色を発
する。また、上述の第1灯室41内及び第2灯室42内
であって、前記ランプハウジング1の第1灯室部11の
内面及び第2灯室部12の内面には、第1反射面61及
び第2反射面62が直接に一体に設けられている。な
お、この第1反射面61及び第2反射面62は、前記ラ
ンプハウジング1の第1灯室部11及び第2灯室部12
と別体のリフレクタに設けられているものであっても良
い。
【0009】そして、前記第1光源バルブ51及び又は
第2光源バルブ52を点灯すると、その第1光源バルブ
51、第2光源バルブ52からの光が第1反射面61、
第2反射面62において反射され、その反射光が第1レ
ンズ2、第2レンズ3を経て外部に所定の配光パターン
で照射される。このとき、図5に示すように、H形状の
隔壁10の2本の先端部間中央に遮光リブ21、31が
配置されているので、この隔壁10及び遮光リブ21、
31の遮光作用により、第1灯室41側のテール/スト
ップランプと第2灯室42側のリヤターンシグナルラン
プとの間の漏光が防止されている。
第2光源バルブ52を点灯すると、その第1光源バルブ
51、第2光源バルブ52からの光が第1反射面61、
第2反射面62において反射され、その反射光が第1レ
ンズ2、第2レンズ3を経て外部に所定の配光パターン
で照射される。このとき、図5に示すように、H形状の
隔壁10の2本の先端部間中央に遮光リブ21、31が
配置されているので、この隔壁10及び遮光リブ21、
31の遮光作用により、第1灯室41側のテール/スト
ップランプと第2灯室42側のリヤターンシグナルラン
プとの間の漏光が防止されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用灯具は、遮光リブ21及び31の肉厚が他の部
分の肉厚とほぼ等しく、また、第1レンズ2側の遮光リ
ブ21の長さが第2レンズ3側の遮光リブ31の長さよ
りも長いものであり、さらに、第1レンズ2側の重合部
分20はレンズ表面側に位置する。このために、上述の
従来の車両用灯具においては、第1レンズ2の重合部分
20と遮光リブ21との交差部分の肉厚が大となるの
で、その第1レンズ2の重合部分20と遮光リブ21と
の交差部分の表面であって、レンズ表面側にひけ(図5
中の破線にて示す)7が発生する虞がある。
の車両用灯具は、遮光リブ21及び31の肉厚が他の部
分の肉厚とほぼ等しく、また、第1レンズ2側の遮光リ
ブ21の長さが第2レンズ3側の遮光リブ31の長さよ
りも長いものであり、さらに、第1レンズ2側の重合部
分20はレンズ表面側に位置する。このために、上述の
従来の車両用灯具においては、第1レンズ2の重合部分
20と遮光リブ21との交差部分の肉厚が大となるの
で、その第1レンズ2の重合部分20と遮光リブ21と
の交差部分の表面であって、レンズ表面側にひけ(図5
中の破線にて示す)7が発生する虞がある。
【0011】本発明の目的は、レンズ表面にひけが発生
する虞がなく、しかも隣り合う灯室間の漏光が防止され
る車両用灯具を提供することにある。
する虞がなく、しかも隣り合う灯室間の漏光が防止され
る車両用灯具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、遮光リブの肉厚を薄くし、その肉厚の
薄い遮光リブを隔壁に近接させたことを特徴とする。
達成するために、遮光リブの肉厚を薄くし、その肉厚の
薄い遮光リブを隔壁に近接させたことを特徴とする。
【0013】この結果、本発明の車両用灯具は、遮光リ
ブの肉厚を薄くしたので、この肉厚の薄い遮光リブに対
応するレンズの表面にひけが発生する虞がない。しか
も、この肉厚の薄い遮光リブを隔壁に近接させたので、
遮光リブの肉厚を薄くしても、充分の遮光作用が得ら
れ、隣り合う灯室間の漏光が防止される。
ブの肉厚を薄くしたので、この肉厚の薄い遮光リブに対
応するレンズの表面にひけが発生する虞がない。しか
も、この肉厚の薄い遮光リブを隔壁に近接させたので、
遮光リブの肉厚を薄くしても、充分の遮光作用が得ら
れ、隣り合う灯室間の漏光が防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具の実施
形態のうちの2例を図1及び図2を参照して説明する。
図1は本発明の車両用灯具の第1実施形態を示す要部の
一部断面図である。この例は、テール/ストップランプ
とリヤターンシグナルランプとを一体にしたリヤーコン
ビネーションランプについて説明する。図中、図3乃至
図5と同符号は同一のものを示す。
形態のうちの2例を図1及び図2を参照して説明する。
図1は本発明の車両用灯具の第1実施形態を示す要部の
一部断面図である。この例は、テール/ストップランプ
とリヤターンシグナルランプとを一体にしたリヤーコン
ビネーションランプについて説明する。図中、図3乃至
図5と同符号は同一のものを示す。
【0015】図において、24はテール/ストップラン
プの第1レンズ2側の遮光リブである。この遮光リブ2
4の肉厚は、第1レンズ2の他の部分の肉厚よりも薄く
する。この肉厚の薄い遮光リブ24は、テール/ストッ
プランプの第1灯室41側の隔壁10に近接して設けら
れている。
プの第1レンズ2側の遮光リブである。この遮光リブ2
4の肉厚は、第1レンズ2の他の部分の肉厚よりも薄く
する。この肉厚の薄い遮光リブ24は、テール/ストッ
プランプの第1灯室41側の隔壁10に近接して設けら
れている。
【0016】この実施形態において、第1レンズ2の重
合部分20と第2レンズ3の重合部分30とが相互に重
なり合う面25、35は、第1レンズ2の重合部分20
の肉厚T2が先端26に行くに従って薄くなるように、
傾斜している。しかも、第2レンズ2において、レンズ
本体側の垂直部分と重合部分30側の水平部分との角部
34であって、前記第1レンズ2の先端26とほぼ対向
する角部34が曲面をなしている。
合部分20と第2レンズ3の重合部分30とが相互に重
なり合う面25、35は、第1レンズ2の重合部分20
の肉厚T2が先端26に行くに従って薄くなるように、
傾斜している。しかも、第2レンズ2において、レンズ
本体側の垂直部分と重合部分30側の水平部分との角部
34であって、前記第1レンズ2の先端26とほぼ対向
する角部34が曲面をなしている。
【0017】この実施の形態における本発明の車両用灯
具は、第1レンズ2側の遮光リブ24の肉厚を薄くした
ので、この肉厚の薄い遮光リブ24に対応する第1レン
ズ2の表面であって、レンズ表面側にひけが発生する虞
がない。しかも、この肉厚の薄い遮光リブ24を第1灯
室41側の隔壁10に近接させたので、遮光リブ24の
肉厚を薄くしても、充分の遮光作用が得られ、隣り合う
第1灯室41と第2灯室42との間の漏光が防止される
こととなる。
具は、第1レンズ2側の遮光リブ24の肉厚を薄くした
ので、この肉厚の薄い遮光リブ24に対応する第1レン
ズ2の表面であって、レンズ表面側にひけが発生する虞
がない。しかも、この肉厚の薄い遮光リブ24を第1灯
室41側の隔壁10に近接させたので、遮光リブ24の
肉厚を薄くしても、充分の遮光作用が得られ、隣り合う
第1灯室41と第2灯室42との間の漏光が防止される
こととなる。
【0018】特に、この実施形態においては、第1レン
ズ2の重合部分20と第2レンズ3の重合部分30との
重なり合う面25、35を傾斜させたものであるから、
図1中の破線矢印に示すように、赤レンズの第1レンズ
2の重合部分20中を透過して来る光Lを、上述の傾斜
面25、35で拡散若しくは曲げることができるので、
先端26からのエッジ光とならない。また、この実施形
態においては、第1レンズ2の重合部分20の先端26
の肉厚T2を薄くしたものであるから、この先端26か
ら第2レンズ3側に露光するエッジ光を減らすことがで
きる。さらに、この実施形態において、第2レンズ2の
角部34が曲面をなしているので、上述の傾斜面25、
35において拡散若しくは曲げられ、かつ、白レンズの
第2レンズ3中を透過して来た光Lがこの曲面角部34
に達すると、その光Lは拡散され、赤レンズ2の第1レ
ンズ2からの漏光が目立たなくなる。なお、赤レンズの
第1レンズ2からの漏光は赤色をなすので好ましくない
が、白レンズの第2レンズ3からの漏光は白色をなすの
で問題がない。
ズ2の重合部分20と第2レンズ3の重合部分30との
重なり合う面25、35を傾斜させたものであるから、
図1中の破線矢印に示すように、赤レンズの第1レンズ
2の重合部分20中を透過して来る光Lを、上述の傾斜
面25、35で拡散若しくは曲げることができるので、
先端26からのエッジ光とならない。また、この実施形
態においては、第1レンズ2の重合部分20の先端26
の肉厚T2を薄くしたものであるから、この先端26か
ら第2レンズ3側に露光するエッジ光を減らすことがで
きる。さらに、この実施形態において、第2レンズ2の
角部34が曲面をなしているので、上述の傾斜面25、
35において拡散若しくは曲げられ、かつ、白レンズの
第2レンズ3中を透過して来た光Lがこの曲面角部34
に達すると、その光Lは拡散され、赤レンズ2の第1レ
ンズ2からの漏光が目立たなくなる。なお、赤レンズの
第1レンズ2からの漏光は赤色をなすので好ましくない
が、白レンズの第2レンズ3からの漏光は白色をなすの
で問題がない。
【0019】図2は本発明の車両用灯具の第2実施形態
を示す要部の一部断面図である。この実施形態のもの
は、図5に示す従来のものに肉薄の遮光リブ24を隔壁
10に近接して設けたものであって、上述の第1の実施
形態のものとほぼ同様の作用効果を達成することができ
る。
を示す要部の一部断面図である。この実施形態のもの
は、図5に示す従来のものに肉薄の遮光リブ24を隔壁
10に近接して設けたものであって、上述の第1の実施
形態のものとほぼ同様の作用効果を達成することができ
る。
【0020】なお、この実施形態においては、第2レン
ズ3側の遮光リブ31を省略しているが、この遮光リブ
31を設けても良い。この遮光リブ31を設けて、第2
レンズ3の重合部分30の表面にひけが生じたとして
も、そのひけは目立たず特に問題がない。すなわち、第
2レンズ3の重合部分30と遮光リブ31との肉厚が第
1レンズ2のものと比較して薄いので、発生するひけは
小さい。しかも、その第2レンズ3の重合部分30の表
面は、第1レンズ2の重合部分20の裏面に位置する。
この結果、上述のひけは、目立たず特に問題とはならな
い。
ズ3側の遮光リブ31を省略しているが、この遮光リブ
31を設けても良い。この遮光リブ31を設けて、第2
レンズ3の重合部分30の表面にひけが生じたとして
も、そのひけは目立たず特に問題がない。すなわち、第
2レンズ3の重合部分30と遮光リブ31との肉厚が第
1レンズ2のものと比較して薄いので、発生するひけは
小さい。しかも、その第2レンズ3の重合部分30の表
面は、第1レンズ2の重合部分20の裏面に位置する。
この結果、上述のひけは、目立たず特に問題とはならな
い。
【0021】また、上述の実施の形態においては、テー
ル/ストップランプとリヤターンシグナルランプとを一
体にしたリヤーコンビネーションランプについて説明し
たが、本発明の車両用灯具は、上述のテール/ストップ
ランプとリヤターンシグナルランプとの組み合わせ以外
のリヤーコンビネーションランプであっても良く、また
フロントコンビネーションランプであっても良い。
ル/ストップランプとリヤターンシグナルランプとを一
体にしたリヤーコンビネーションランプについて説明し
たが、本発明の車両用灯具は、上述のテール/ストップ
ランプとリヤターンシグナルランプとの組み合わせ以外
のリヤーコンビネーションランプであっても良く、また
フロントコンビネーションランプであっても良い。
【0022】さらに、上述の実施形態において、隔壁は
ランプハウジング1と一体のものであるが、ランプハウ
ジング1と別体のもの、例えば、灯室内に配置されるイ
ンナーハウジング、インナーパネル、インナーレンズ等
のインナー部材に設けたものであっても良い。
ランプハウジング1と一体のものであるが、ランプハウ
ジング1と別体のもの、例えば、灯室内に配置されるイ
ンナーハウジング、インナーパネル、インナーレンズ等
のインナー部材に設けたものであっても良い。
【0023】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用灯具は、遮光リブの肉厚を薄くしたので、この肉厚の
薄い遮光リブに対応するレンズの表面にひけが発生する
虞がない。しかも、この肉厚の薄い遮光リブを隔壁に近
接させたので、遮光リブの肉厚を薄くしても、充分の遮
光作用が得られ、隣り合う灯室間の漏光が防止されるこ
ととなる。
用灯具は、遮光リブの肉厚を薄くしたので、この肉厚の
薄い遮光リブに対応するレンズの表面にひけが発生する
虞がない。しかも、この肉厚の薄い遮光リブを隔壁に近
接させたので、遮光リブの肉厚を薄くしても、充分の遮
光作用が得られ、隣り合う灯室間の漏光が防止されるこ
ととなる。
【図1】本発明の車両用灯具の第1実施形態を示した要
部の拡大断面図である。
部の拡大断面図である。
【図2】本発明の車両用灯具の第2実施形態を示した要
部の拡大断面図である。
部の拡大断面図である。
【図3】従来の車両用灯具の正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図4におけるV部の拡大断面図である。
1…ランプハウジング、10…隔壁、11…第1灯室
部、12…第2灯室部、2…第1レンズ(赤レンズのテ
ール/ストップ用レンズ)、20…重合部分、24…遮
光リブ、25…傾斜面、26…先端、3…第2レンズ
(白レンズのリヤターンシグナルランプ用のレンズ)、
30…重合部分、31…遮光リブ、34…曲面角部、3
5…傾斜面、41…第1灯室、42…第2灯室、51…
第1光源バルブ、52…第2光源バルブ、61…第1反
射面、62…第2反射面、L…光、T2…肉厚。
部、12…第2灯室部、2…第1レンズ(赤レンズのテ
ール/ストップ用レンズ)、20…重合部分、24…遮
光リブ、25…傾斜面、26…先端、3…第2レンズ
(白レンズのリヤターンシグナルランプ用のレンズ)、
30…重合部分、31…遮光リブ、34…曲面角部、3
5…傾斜面、41…第1灯室、42…第2灯室、51…
第1光源バルブ、52…第2光源バルブ、61…第1反
射面、62…第2反射面、L…光、T2…肉厚。
Claims (1)
- 【請求項1】 ランプハウジング及び多色成形してなる
複数個のレンズ及び隔壁により、複数個の灯室が前記複
数個のレンズにそれぞれ対応してかつ隣り合わせに画成
されてなり、 前記複数個のレンズのうち、前記複数個の灯室の境界に
対応する部分には、相互に重なり合う部分と、遮光リブ
とが設けられている車両用灯具において、 前記遮光リブは、肉厚を薄くして前記隔壁に近接させ
た、ことを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190390A JP2000016166A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190390A JP2000016166A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000016166A true JP2000016166A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16257372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10190390A Abandoned JP2000016166A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000016166A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010244953A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Kanto Auto Works Ltd | 車両用コンビネーションランプ |
JP2011222145A (ja) * | 2010-04-05 | 2011-11-04 | Toyota Auto Body Co Ltd | 乗用車のランプユニット |
WO2016092682A1 (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-16 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車用テールライト装置 |
JP2017174573A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | 豊田合成株式会社 | 照明装置 |
-
1998
- 1998-07-06 JP JP10190390A patent/JP2000016166A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010244953A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Kanto Auto Works Ltd | 車両用コンビネーションランプ |
JP2011222145A (ja) * | 2010-04-05 | 2011-11-04 | Toyota Auto Body Co Ltd | 乗用車のランプユニット |
WO2016092682A1 (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-16 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車用テールライト装置 |
JPWO2016092682A1 (ja) * | 2014-12-11 | 2017-08-31 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車用テールライト装置 |
JP2017174573A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | 豊田合成株式会社 | 照明装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20060928 |