JP2000015711A - 圧力容器用補強部材の製造方法および製造装置 - Google Patents

圧力容器用補強部材の製造方法および製造装置

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JP2000015711A
JP2000015711A JP10190595A JP19059598A JP2000015711A JP 2000015711 A JP2000015711 A JP 2000015711A JP 10190595 A JP10190595 A JP 10190595A JP 19059598 A JP19059598 A JP 19059598A JP 2000015711 A JP2000015711 A JP 2000015711A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来における環状の繊維製補強部材の製造で
は、寸法精度を確保することが難しいと共に、異なる内
径に応じた複数の治具が必要であるという問題があっ
た。 【解決手段】 回転軸回りにテーパ面11aを有する成
形型11を回転させながら、テーパ面11aに連続した
繊維製材料12を螺旋状に巻き付けてプリフォームPr
を形成し、プリフォームPrを補強部材9とする製造方
法とすることにより、精度の高いプリフォームおよび補
強部材が簡単に得られるようになり、1つの成形型11
で異なる内径や外径の各種補強部材を製造可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央に開口部を有
する略半球状のドーム部を備えたFRP製の圧力容器に
対して、開口部と同心円状に取り付ける環状の繊維製補
強部材を製造する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のFRP製圧力容器および補強部
材としては、例えば図7(a)に示すようなものがあっ
た。図示の圧力容器はロケットのモータケースである。
このモータケース100は、円筒部101の両側に略半
球状のドーム部102,103を備えると共に、各ドー
ム部102,103の中央に円形の開口部104,10
5を備えている。開口部104,105の内側には、イ
グナイタおよびロケットノズルを固定するための口金1
06,107が設けてある。そして、図示の場合では、
図中右側である尾部側のドーム部103に、開口部10
5と同心円状に環状の補強部材108が設けてある。こ
の補強部材108は、モータケース100内の圧力が上
昇した際に開口部周囲の応力がとくに高くなるため、こ
れに対処する目的で設けてある。
【0003】上記のモータケース100を製造するに
は、フィラメントワインディング法が用いられる。すな
わち、モータケース100の内側形状に対応したマンド
レルを用い、このマンドレルを回転させながら熱硬化性
樹脂を含浸した繊維を連続的に巻き付ける。そして、繊
維層が所定の厚さになったところで、図7(b)に示す
ような環状の補強部材108を所定の位置に重ね合わ
せ、その上に再び繊維の巻き付けを行うことによりプリ
フォームを形成する。このプリフォームは、加熱および
加圧による硬化処理が施され、FRP製モータケース1
00となる。
【0004】このようなモータケースの製造は、例えば
『AIAA/SAE/ASME 16th JOINT
PROPULSION CONFERENCE(Ju
ne30−July2,1980/Hartford,
Connecticut)』の『AIAA−80−11
82 MX Stage I』に記載されている。
【0005】また、上記モータケース100用の補強部
材108は、モータケース100と同じ繊維製であっ
て、その機能上円周方向に繊維を配向させる必要があ
り、製造するには、例えば、軸体で連結した2枚の平板
の間に繊維を巻き付けることによって成形していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のFRP製圧力容器用の補強部材の製造に
あっては、平板の間隔のごく僅かな寸法誤差が全体の寸
法(とくに外径寸法)や繊維の量に大きく影響し、所定
の繊維量で所定の寸法に仕上げることが難しいという問
題点があり、また、内径が異なる補強部材を製造するに
はそれに応じた複数種類の治具が必要になることから、
設備費の低減や保守管理性の向上などを図るうえで改善
が要望されていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記従来の状況に鑑みて成さ
れたもので、中央に開口部を有する略半球状のドーム部
を備えたFRP製の圧力容器に対して、開口部と同心円
状に取り付ける環状の繊維製補強部材を製造するに際
し、寸法精度の高い補強部材を簡単に得ることができる
と共に、設備費の低減や保守管理性の向上などを実現す
ることができる圧力容器用補強部材の製造方法および製
造装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる圧力容器
用補強部材の製造方法は、請求項1として、中央に開口
部を有する略半球状のドーム部を備えたFRP製の圧力
容器に対して、開口部と同心円状に取り付ける環状の繊
維製補強部材を製造するに際し、回転軸回りに略半球状
を成したテーパ面を有する成形型を回転させながら、成
形型のテーパ面に連続した繊維製材料を螺旋状に巻き付
けてプリフォームを形成し、プリフォームを補強部材と
する構成とし、請求項2として、繊維製材料が樹脂を含
浸したものであって、この繊維製材料を成形型のテーパ
面に押し付けながら巻き付けを行う構成とし、請求項3
として、繊維製材料がテープ状であって、この繊維製材
料を周回毎に幅方向に一部重ねた状態にして巻き付ける
構成としており、上記の構成を課題を解決するための手
段としている。
【0009】本発明に係わる圧力容器用補強部材の製造
装置は、請求項4として、中央に開口部を有する略半球
状のドーム部を備えたFRP製の圧力容器に対して、開
口部と同心円状に取り付ける環状の繊維製補強部材を製
造する装置であって、回転軸回りにテーパ面を有し且つ
回転駆動される成形型と、連続した繊維製材料を送り出
す材料供給手段と、材料供給手段を成形型のテーパ面に
沿って移動させるスライド手段を備えた構成とし、請求
項5として、繊維製材料が樹脂を含浸したものであっ
て、材料供給手段が、繊維製材料を巻き付けたボビンを
収納した材料収納部と、材料収納部から繊維製材料を引
き出す駆動ローラと、駆動ローラにより引き出された繊
維製材料を成形型のテーパ面に押し付ける押圧ローラを
備えている構成としており、上記の構成を課題を解決す
るための手段としている。
【0010】なお、上記の構成において、繊維製材料の
繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維あるいはアラミド
繊維等の各種の連続繊維が用いられる。また、繊維製材
料に含浸する樹脂は、エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹
脂あるいはフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が用いら
れ、加熱ガスで加熱しながら加圧を行う場合には、熱可
塑性樹脂を用いることもできる。さらに、請求項4にお
けるテーパ面としては、円錐状のほかに略半球状のもの
も含まれる。
【0011】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる圧力容器用補
強部材の製造方法では、回転軸回りにテーパ面を有する
成形型を用い、この成形型を回転させながら略半球状の
テーパ面に繊維製材料を螺旋状に巻き付けるので、所定
の繊維量で所定寸法のプリフォームを形成し得ることと
なり、内径寸法を異ならせるには、テーパ面の小径側に
おける巻き付け開始位置を変更すればよい。このように
して形成したプリフォームは補強部材となる。
【0012】本発明の請求項2に係わる圧力容器用補強
部材の製造方法では、繊維製材料が予め樹脂を含浸した
もの(トウプリプレグ)であって、半硬化状態にある。
この繊維製材料を成形型のテーパ面に押し付けながら巻
き付けを行うことにより、繊維同士が隙間無く密着した
プリフォームが精度良く形成される。
【0013】本発明の請求項3に係わる圧力容器用補強
部材の製造方法では、繊維製材料がテープ状であって、
この繊維製材料を周回毎に幅方向に一部重ねた状態にし
て巻き付けるので、一度に多くの繊維が供給され、補強
部材の厚みを確保しやすくなる。
【0014】本発明の請求項4に係わる圧力容器用補強
部材の製造装置では、テーパ面を有する成形型を回転さ
せると共に、そのテーパ面に対して材料供給手段から繊
維製材料を連続的に供給し、且つスライド手段によって
材料供給手段をテーパ面に沿って移動させることによ
り、成形型のテーパ面に繊維製材料を螺旋状に巻き付け
てプリフォームを形成する。したがって、所定の繊維量
で所定寸法のプリフォームを形成し得ることとなり、内
径寸法を異ならせるには、テーパ面の小径側における巻
き付け開始位置を変更すればよい。
【0015】本発明の請求項5に係わる圧力容器用補強
部材の製造装置では、繊維製材料が予め樹脂を含浸した
もの(トウプリプレグ)であって、半硬化状態にある。
そして、その繊維製材料を成形型のテーパ面に巻き付け
る際には、材料供給手段において、駆動ローラにより材
料収納部の繊維製材料を引き出して、押圧ローラにより
繊維製材料をテーパ面に押し付けるようにし、これによ
り、繊維製材料がテーパ面に押し付けられるので、繊維
同士が隙間無く密着したプリフォームが精度良く形成さ
れる。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる圧力容器用補
強部材の製造方法によれば、中央に開口部を有する略半
球状のドーム部を備えたFRP製の圧力容器に対して、
開口部と同心円状に取り付ける環状の繊維製補強部材を
製造するに際し、略半球状のテーパ面を有する成形型を
回転させながら連続した繊維製材料を螺旋状に巻き付け
てプリフォームを形成することから、プリフォームにし
わが発生することもなく、所定の繊維量で寸法精度の高
い補強部材を簡単に得ることができる。また、略半球状
のテーパ面を有する成形型を採用したことにより、繊維
製材料の巻き付け開始位置や終了位置を自由に選択する
ことが可能となり、1つの成形型を用いて内径寸法ある
いは外径寸法の異なる多種類の補強部材を製造すること
ができ、これにより設備費の低減や保守管理性の向上な
どを実現することができる。さらに、形成したプリフォ
ームが全体としてテーパ形状等となるので、圧力容器の
略半球状のドーム部になじみやすいものになり、ドーム
部への取付け作業性の向上、さらには圧力容器の品質向
上にも貢献し得る。
【0017】本発明の請求項2に係わる圧力容器用補強
部材の製造方法によれば、請求項1と同様の効果を得る
ことができるうえに、樹脂を含浸させた繊維製材料を成
形型のテーパ面に押し付けながら巻き付けを行うことに
より、繊維同士が隙間無く密着したプリフォームを精度
良く形成することができ、補強部材の品質をより一層高
めることができる。
【0018】本発明の請求項3に係わる圧力容器用補強
部材の製造方法によれば、請求項1および2と同様の効
果を得ることができるうえに、テープ状の繊維製材料を
周回毎に幅方向に一部重ねた状態にして巻き付けること
により、一度に多くの繊維が供給されて、補強部材の厚
みが確保しやすくなり、プリフォームの製作時間の短縮
化などを図ることができる。また、補強部材は、外周縁
や内周縁に、板厚方向に全周にわたって外向きのテーパ
面を設けることができるため、フィラメントワインディ
ング法に基づいて成形されるFRP製圧力容器の製造に
おいて、当該補強部材の上側に繊維を巻き付けた際に、
外周縁や内周縁を通過する繊維が屈曲するような事態を
防いでスムーズに沿わせることができ、圧力容器の品質
向上にも貢献することができる。
【0019】本発明の請求項4に係わる圧力容器用補強
部材の製造装置によれば、中央に開口部を有する略半球
状のドーム部を備えたFRP製の圧力容器に対して、開
口部と同心円状に取り付ける環状の繊維製補強部材を製
造する装置において、回転駆動される成形型と、繊維製
材料の材料供給手段と、材料供給手段を移動させるスラ
イド手段により、成形型のテーパ面に繊維製材料を螺旋
状に巻き付けることから、所定の繊維量で寸法精度の高
い補強部材を簡単に得ることができる。また、テーパ面
を有する成形型において、繊維製材料の巻き付け開始位
置や終了位置を自由に選択することが可能であるから、
1つの成形型を用いて内径寸法あるいは外径寸法の異な
る多種類の補強部材を製造することができ、これにより
設備費の低減や保守管理性の向上などを実現することが
できる。さらに、形成したプリフォームが全体としてテ
ーパ形状となるので、圧力容器の略半球状のドーム部に
なじみやすいものになり、ドーム部への取付け作業性の
向上、さらには圧力容器の品質向上にも貢献し得る。
【0020】本発明の請求項5に係わる圧力容器用補強
部材の製造装置によれば、請求項4と同様の効果を得る
ことができるうえに、樹脂を含浸させた繊維製材料と、
材料収納部、駆動ローラおよび押圧ローラで構成した材
料供給手段を採用したことから、樹脂を含浸させた繊維
製材料を成形型のテーパ面に押し付けながら巻き付けを
行うことにより、繊維同士が隙間無く密着したプリフォ
ームを精度良く形成することができ、補強部材の品質を
より一層高めることができる。
【0021】
【実施例】図1〜図4は、本発明に係わる圧力容器用補
強部材の製造方法および製造装置の一実施例を説明する
図である。
【0022】この実施例におけるFRP製圧力容器は、
図3に示すロケットのモータケースである。図3(a)
に示すモータケース1は、円筒部2の両側に略半球状の
ドーム部3,4を備えると共に、各ドーム部3,4の中
央に円形の開口部5,6を備えている。開口部5,6の
内側には、イグナイタやロケットノズルを固定するため
の口金7,8が設けてある。そして、図示の場合では、
図中右側である尾部側のドーム部4に、開口部6と同心
円状に環状の補強部材9が設けてある。
【0023】補強部材9は、図3(b)にも示すように
全体的にテーパ形状を成しており、大径側である外周縁
および小径側である内周縁には、その全周にわたって板
厚方向の外向きのテーパ面9a,9bが形成してある。
【0024】モータケース1は、フィラメントワインデ
ィング法に基づいて製造する。すなわち、図4(a)に
示すように、モータケース1の内側形状に対応したマン
ドレルMを用いる。マンドレルMは、モータケース1の
機軸方向に対応する主軸Sにより回転可能に支持してあ
り、主軸Sとともに回転させながら熱硬化性樹脂を含浸
させた繊維Fを連続的に巻き付ける。そして、繊維層が
所定の厚さになったところで、図4(b)に示すよう
に、後記する補強部材9を繊維層の表面の所定位置に重
ね合わせる。
【0025】こののち、図4(c)に示すように、繊維
層および補強部材9の表面にさらに繊維Fを巻き付け、
モータケース1に相当する厚さの繊維層を形成してこれ
を図4(d)に示すプリフォームPcとし、このプリフ
ォームPcに加熱および加圧の硬化処理を施し、最終的
にマンドレルMを分解して取り出すことにより、図4
(e)に示すように補強部材9を備えたモータケース1
が完成する。
【0026】上記のモータケース1に用いられる補強部
材9は、図1および図2に示す製造装置を用いて製造さ
れる。
【0027】製造装置は、ベース10上に、回転軸回り
にテーパ面11aを有し且つ回転駆動される成形型11
と、連続した繊維製材料12を送り出す材料供給手段1
3と、材料供給手段13を成形型11のテーパ面11a
に沿って移動させるスライド手段14を備えている。
【0028】成形型11は、概略半球状を成すテーパ面
11a有していて、その中心に軸部15を備えており、
ベース10上に設けた駆動機構16により軸部15を水
平にした状態で保持されている。駆動機構16は、駆動
源であるモータ、減速機および変速機などで構成してあ
ると共に、側部に突出した出力軸17に、成形型11の
軸部15を把持・解放するチャック18を備えている。
また、駆動機構16は、出力軸17の昇降手段を備えた
構成とすることもできる。
【0029】繊維製材料12は、連続した繊維を例えば
1〜10mmの幅のテープ状に形成したものであって、
予め樹脂を含浸させて半硬化させたトウプリプレグが用
いられる。また、一方向に繊維を引き揃えたプリプレグ
を所定の幅に切断したUDテープを用いることもでき
る。
【0030】材料供給手段13は、基板19上に、材料
収納部20と、供給ヘッド21を設けたフレーム22を
備えている。材料収納部20には、繊維製材料12を巻
き付けた複数のボビン23と、各ボビン23から導き出
した繊維製材料12を一か所に集中させる上下一対の繰
出しローラ24が収納してある。この材料収納部20か
ら引き出された繊維製材料12は、フレーム22内を通
過して供給ヘッド21内に取り込まれる。
【0031】供給ヘッド21は、内部に、材料収納部2
0から繊維製材料12を引き出す上下一対の駆動ローラ
25と、駆動ローラ25により引き出された繊維製材料
12を成形型11のテーパ面11aに押し付ける上下一
対の押圧ローラ26を備えると共に、側部に、押圧ロー
ラ26により押し付けられる繊維製材料12に加熱した
ガスを噴射するガス噴射器27を備えている。ガス噴射
器27は、図外のガス供給源に通じるパイプ27aと、
加熱器27bと、押圧ローラ26の近傍に向けたノズル
27cを備えている。
【0032】また、供給ヘッド21は、フレーム22と
駆動ローラ25の間に、上下のガイドローラ28a,2
8bが設けてあると共に、駆動ローラ25と押圧ローラ
26の間には、材料切断用のカッター29およびカッタ
ーガイド30が上下に配置してあり、さらに、図示しな
い動力伝達機構を介して駆動ローラ25および押圧ロー
ラ26を回転駆動するモータ31を備えている。
【0033】スライド手段14は、ベース10上に固定
したテーブル32と、テーブル32のガイド部32aに
より案内されて成形型11の軸線方向(図1および図2
の左右方向)に水平移動するスライド体33と、スライ
ド体33上で垂直軸回りに回転する旋回台34を備えて
いる。そして、旋回台34上に、先述した材料供給手段
13の基板19が水平移動可能に取り付けてある。
【0034】さらに、材料供給手段13の基板19、ス
ライド手段14のスライド体33および旋回台34は、
各々の駆動源を備えると共に、成形型11の駆動機構1
6とともにNC制御される。そして、とくに図2に示す
ように、成形型11のテーパ面11aに対して供給ヘッ
ド21がほぼ直角に向かう状態にして、同テーパ面11
aに沿って供給ヘッド21が水平移動するように駆動さ
れる。
【0035】上記の製造装置を用いて補強部材9を製造
するには、材料供給手段13から引き出した繊維製材料
12の端部を成形型11の小径側の巻き付け開始位置に
仮止めし、こののち、駆動機構16により成形型11を
回転させると共に、スライド手段14により材料供給手
段13を水平移動させながら、材料供給手段13から連
続的に供給される繊維製材料12を成形型11のテーパ
面11aに螺旋状に巻き付け、図1および図2中に仮想
線で示すプリフォームPrを形成する。
【0036】このとき、当該製造装置では、樹脂を含浸
した半硬化状態の繊維製材料(トウプリプレグ)12を
用いているので、これに粘着製が不足している場合(樹
脂が熱可塑性樹脂の場合および熱硬化性樹脂でも硬い場
合)には、ガス噴射器27から噴射した加熱ガスによっ
て繊維製材料12を軟化させ(樹脂が熱硬化性樹脂の場
合には基本的には加熱しない)、この繊維製材料12を
押圧ローラ26でテーパ面11aに押し付けながら巻き
付けを行う。これにより、プリフォームPrは、しわが
発生することもなく、繊維同士が隙間無く密着した状態
となり、所定の繊維量で精度良く形成されることとな
る。また、プリフォームPrは、樹脂の粘着性によって
繊維性材料12同士が密着し、且つテーパ面11aに貼
り付いた状態となるため、不用意に成形型11から剥が
れ落ちるような心配はない。
【0037】さらに、図3(b)に示すように、補強部
材9は外周縁および内周縁に板厚方向のテーパ面9a,
9bを有している。これらのテーパ面9a,9bは、繊
維製材料12を巻き付ける際に、スライド手段14によ
る材料供給手段13の移動速度を制御し、必要に応じて
駆動機構16による成形型11の回転速度を制御するこ
とで形成される。
【0038】上記の如く形成したプリフォームPrは、
その後、樹脂が熱硬化性樹脂である場合には、その粘着
性を利用するため、そのまま補強部材9とすることがで
き、樹脂が熱可塑性樹脂である場合には、巻き付け時に
加熱されるため、そのまま補強部材9とすることができ
るが、更に必要であれば加熱および加圧による硬化処理
あるいは半硬化処理が施され、補強部材9となる。この
とき、当該製造装置では、駆動機構16のチャック18
から成形型11の軸部15を取り外すことにより、成形
型11ごとプリフォームPrの硬化処理に供することが
できる。このようにして製造された補強部材9は、先に
図4で説明したモータケース1の製造過程において、繊
維層の間に介装される。補強部材9は、全体が成形型1
1に対応した略半球状のテーパ形状に形成されているの
で、略半球状のドーム部4になじみやすいものになって
おり、ドーム部4への取付け作業性が良好である。
【0039】ここで、全体の厚さが均一の補強部材を用
いると、図7中の拡大図に示すように、補強部材(10
8)の下側に巻き付けた繊維F1に対して補強部材の上
側に巻き付けた繊維F2が屈曲する。このため、後の加
圧において上側の繊維F2が押し潰され、成形不良にな
るという不具合が発生する。これに対して、この実施例
の補強部材9は、外周縁および内周縁が板厚方向のテー
パ面9a,9bであるので、図3中の拡大図に示すよう
に、下側の繊維F1に対して上側の繊維F2が屈曲する
ことがなく、良好な繊維配向が得られ、モータケース1
自体の品質を高めることとなる。
【0040】さらに、当該製造方法および製造装置は、
テーパ面11aを有する成形型11を用いたことによ
り、寸法精度の高いプリフォームPrを簡単に製造し得
るうえに、繊維製材料12の巻き付け開始位置および終
了位置を自由に設定することができるので、1つの成形
型11で内径および外径の異なる多種類のプリフォーム
Prの成形に対処し得るものとなっている。しがたっ
て、複数種類の治具を用意する必要がなく、設備費の節
減や保守管理性の向上なども実現できる。
【0041】図5および図6は、本発明に係わる圧力容
器用補強部材の製造方法および製造装置の他の実施例を
説明する図である。
【0042】図5に示す製造装置は、回転軸回りにテー
パ面51aを有する成形型51と、繊維製材料を連続的
に供給する材料供給手段53と、材料供給手段53をテ
ーパ面51aに沿って移動させるスライド手段54を備
えている。
【0043】成形型51は、その軸部55を垂直にした
状態で配置してあり、駆動機構56により回転駆動され
る。材料供給手段53は、材料収納部60を備えると共
に、繊維製材料を引き出すためのガイドローラや駆動ロ
ーラを内蔵し、さらに繊維製材料を成形型51のテーパ
面51aに押し付けるための押圧ローラ66を備えてい
る。
【0044】スライド手段54は、床に立設したフレー
ム71と、フレーム71のガイド部71aに沿って上下
動する昇降体72と、昇降体72に対して水平移動可能
に設けたスライド体73を備えている。そして、スライ
ド体73に対して、その移動方向に直交する水平軸回り
に材料供給手段53が回動可能に設けてある。このスラ
イド手段54の各可動部にあっても、先の実施例と同様
にNC制御される。
【0045】さらに、この実施例では、図6に示すよう
に、予め樹脂を含浸した複数(図では3本)のテープ状
の繊維製材料12a〜12cが各々のボビン23a〜2
3cから供給され、成形型51のテーパ面51上に横に
並べた状態にして押し付けられる。
【0046】このとき、当該製造方法では、繊維製材料
を周回毎に幅方向に一部重ねた状態にして巻き付ける。
この実施例では、3本の繊維製材料12a〜12cを一
条とみなし、周回毎に1本分ずらせながら巻き付けてい
る。このように、テープ状でしかも3本の繊維製材料1
2a〜12cを用いることにより、一度に多量の繊維製
材料が供給されることになり、材料供給手段53の一回
の移動だけで所定の厚さが確保される。したがって、プ
リフォームPrの製造時間を短縮することが可能であ
る。
【0047】また、プリフォームPrの外径縁および内
径縁が階段状になるので、後の加圧によって外径縁およ
び内径縁を板厚方向のテーパ面(図3中の符号9a,9
b)に仕上げることができる。しかも、プリフォームP
rの階段状の外径縁および内径縁は、周回毎の繊維製材
料12a〜12cのずれによるものなので、材料供給手
段53の移動速度や成形型51の回転速度を変えること
なく形成し得る。
【0048】なお、上記の実施例では、3本の繊維製材
料12a〜12cを用い、周回毎に1本分ずらせて巻き
付ける場合を例示したが、要求されるプリフォームPr
の大きさや強度などに応じて、ずらせる量(重ねる量)
や材料の本数を適宜変更することは当然可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる圧力容器用補強部材の製造装置
の一実施例を説明する部分拡大図付の側面図である。
【図2】図1に示す製造装置の部分拡大図付の平面図で
ある。
【図3】圧力容器の一例であるモータケースを説明する
部分拡大図付の断面図(a)および補強部材の断面図
(b)である。
【図4】図3中のモータケースの製造過程を示す各々片
側省略の説明図(a)〜(e)である。
【図5】本発明に係わる圧力容器用補強部材の製造装置
の他の実施例を説明する側面図である。
【図6】他の実施例における繊維製材料の巻き付け要領
を説明する断面図である。
【図7】従来におけるモータケースの断面図(a)およ
び補強部材の断面図(b)である。
【符号の説明】
1 モータケース(圧力容器) 4 ドーム部 6 開口部 9 補強部材 11 51 成形型 11a 51a テーパ面 12 12a〜12c 繊維製材料 13 53 材料供給手段 14 54 スライド手段 20 60 材料収納部 23 23a〜23c ボビン 25 駆動ローラ 26 66 押圧ローラ Pr プリフォーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 22:00 Fターム(参考) 3J046 AA14 BA01 BB02 CA04 DA10 EA02 4F205 AA39 AD08 AD16 AG07 AH55 HA02 HA23 HA37 HA44 HB01 HG01 HL03 HL04 HW41 4F211 AA39 AD08 AD16 AG07 AH55 SA04 SC01 SD01 SD19 SH21 SJ01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に開口部を有する略半球状のドーム
    部を備えたFRP製の圧力容器に対して、開口部と同心
    円状に取り付ける環状の繊維製補強部材を製造するに際
    し、回転軸回りに略半球状を成したテーパ面を有する成
    形型を回転させながら、成形型のテーパ面に連続した繊
    維製材料を螺旋状に巻き付けてプリフォームを形成し、
    プリフォームを補強部材とすることを特徴とする圧力容
    器用補強部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 繊維製材料が樹脂を含浸したものであっ
    て、この繊維製材料を成形型のテーパ面に押し付けなが
    ら巻き付けを行うことを特徴とする請求項1に記載の圧
    力容器用補強部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 繊維製材料がテープ状であって、この繊
    維製材料を周回毎に幅方向に一部重ねた状態にして巻き
    付けることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力
    容器用補強部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 中央に開口部を有する略半球状のドーム
    部を備えたFRP製の圧力容器に対して、開口部と同心
    円状に取り付ける環状の繊維製補強部材を製造する装置
    であって、回転軸回りにテーパ面を有し且つ回転駆動さ
    れる成形型と、連続した繊維製材料を送り出す材料供給
    手段と、材料供給手段を成形型のテーパ面に沿って移動
    させるスライド手段を備えたことを特徴とする圧力容器
    用補強部材の製造装置。
  5. 【請求項5】 繊維製材料が樹脂を含浸したものであっ
    て、材料供給手段が、繊維製材料を巻き付けたボビンを
    収納した材料収納部と、材料収納部から繊維製材料を引
    き出す駆動ローラと、駆動ローラにより引き出された繊
    維製材料を成形型のテーパ面に押し付ける押圧ローラを
    備えていることを特徴とする請求項4に記載の圧力容器
    用補強部材の製造装置。
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