JP2000015025A - 空気清浄構造及び空気清浄方法 - Google Patents

空気清浄構造及び空気清浄方法

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JP2000015025A
JP2000015025A JP10186019A JP18601998A JP2000015025A JP 2000015025 A JP2000015025 A JP 2000015025A JP 10186019 A JP10186019 A JP 10186019A JP 18601998 A JP18601998 A JP 18601998A JP 2000015025 A JP2000015025 A JP 2000015025A
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air
room
structure according
air purifying
ventilation path
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JP10186019A
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Kazuko Sato
和子 佐藤
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Daikiyouwa Kogyo Kk
Original Assignee
Daikiyouwa Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内居住空間を狭めることがなく、かつ、室
内循環気流の経路が大きい空気清浄構造を提供する。 【解決手段】 室壁3の内部に、室内上部空間S1と室
内下部空間S2とを互いに連通せしめる通気路4を形成
する。気流形成手段16により、前記室内上部空間S1
から前記通気路4を通って前記室内下部空間S2へと至
る気流を形成し、該気流と交差するように配設した空気
清浄フィルター31,32で空気清浄を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄構造及び
空気清浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内の汚れた空気を清浄する装置とし
て、空気清浄機が知られている。該空気清浄機は、室内
の空気を空気吸入口から清浄機本体内に連続的に吸い込
み、その内部で空気清浄フィルターを通して前記空気を
清浄し、清浄された空気を空気放出口から前記室内に連
続的に戻す機械である。こうした空気清浄機は、従来、
室内の壁際等に配置されて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の装
置では、前記清浄機本体に前記空気吸入口と前記空気放
出口とを形成している関係上、前記空気吸入口と前記空
気放出口との間の距離が、前記清浄機本体の寸法、特
に、その高さ寸法によって規制されるので、室内におけ
る空気の循環経路が小さくなってしまう。このため、前
記清浄機本体の周囲の狭い範囲内の空気が清浄されるに
過ぎず、室内全体としての空気清浄効率が悪い等の問題
がある。
【0004】この場合、前記清浄機本体の高さをできる
だけ高くし、前記空気吸入口と前記空気放出口との間の
距離を可及的に大きくせしめて、室内循環気流の経路を
大きくすることも考えられる。
【0005】しかし、前記清浄機本体を大型にすると、
居住空間が狭くなる等の欠点がある。また、前記清浄機
本体の高さを高くすると、地震時に転倒等の危険もあ
り、好ましくない。
【0006】本発明は、こうした事情を背景としてなさ
れたもので、その第一の解決課題は、室内居住空間を狭
めることのない、空気清浄構造及び空気清浄方法を提供
することである。
【0007】本発明の第二の解決課題は、室内循環気流
の経路が大きい空気清浄構造及び空気清浄方法を提供す
ることである。
【0008】本発明の第三の解決課題は、構成が合理的
で設置作業も容易な空気清浄構造を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明に係る空気清浄構造は、室
壁の内部に形成されるとともに室内上部空間と室内下部
空間とを互いに連通せしめる通気路と、室内から前記通
気路を通って再び前記室内へと至る気流を形成せしめる
気流形成手段と、前記気流と交差するように配設された
空気清浄フィルターと、を備えたものである。
【0010】請求項1に記載の本発明によれば、前記気
流形成手段の作用により、前記室内から前記通気路を通
って再び前記室内へと至る気流が形成され、該気流と交
差するように配置された前記空気清浄フィルターによっ
て、空気が清浄される。前記通気路は、前記室壁の内部
に形成されているので、居住空間が狭くなることはな
い。また、前記室内上部空間と前記室内下部空間とが前
記連通路で連通せしめられているので、前記気流形成手
段の作用により、前記室内に大きな経路の循環気流が形
成される。このため、前記室内全体の空気が均等に清浄
され、空気清浄効率が良好である。
【0011】請求項2に記載の本発明に係る空気清浄構
造は、請求項1に記載のものにおいて、前記気流形成手
段により、前記室内上部空間から前記通気路を通って前
記室内下部空間へと至る気流が形成されるようにしたも
のである。
【0012】この場合、室内の暖まった空気は、前記室
内下部空間から前記室内上部空間へと自然に上昇するの
で、前記気流形成手段の作用と相まって、前記室内と前
記連通路とを大きく循環する気流が形成される。このた
め、室内の空気清浄効率が一層向上する。
【0013】請求項3に記載の本発明に係る空気清浄構
造は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記通
気路を、互いに隣接する柱と、互いに隣接する壁板と、
で囲まれる空間を利用して形成したものである。前記互
いに隣接する柱は、柱と間柱でも、また、間柱と間柱で
もよい。請求項3に記載の本発明は、もともと室壁内に
備わっている構造を利用したものであるから、構成が合
理的であり、前記空気清浄構造の設置作業も容易であ
る。
【0014】請求項4に記載の本発明に係る空気清浄構
造は、請求項3に記載のものにおいて、前記互いに隣接
する柱を、互いに隣接する間柱としたものである。請求
項4に記載の本発明は、通常の木造家屋における間柱の
間隔が、前記通気路を形成するのに好適な横幅である点
に着目してなされたものである。
【0015】請求項5に記載の本発明に係る空気清浄構
造は、請求項1に記載のものにおいて、柔軟なシート部
材によって前記通気路を形成したものである。このよう
にすれば、前記室壁の内部における空気の流通がスムー
ズであるほか、該室壁の内部の臭いが前記室内に流れ込
むこともなく、一層好適である。また、前記シート部材
は柔軟性を有しているので、前記室壁内への取付作業も
容易である。前記柔軟なシート部材としては、プラスチ
ックフィルムや布等を用いることができる。
【0016】請求項6に記載の本発明に係る空気清浄構
造は、請求項5に記載のものにおいて、前記柔軟なシー
ト部材として、布を用いたものである。このようにすれ
ば、安価に製造できるので、なお一層好適である。前記
通気路には、さほどの気密性は必要ないので、布による
通気路でも、作用上全く支障はない。
【0017】請求項7に記載の本発明に係る空気清浄構
造は、請求項1乃至6のいずれかに記載のものにおい
て、前記室内と前記通気路との間の空気吸入口を横切る
ように前記空気清浄フィルターを配設したものである。
このようにすれば、前記通気路内には、前記空気清浄フ
ィルターで清浄された空気が流通することになるので、
前記通気路の清浄が保たれ、好適である。
【0018】請求項8に記載の本発明に係る空気清浄構
造は、請求項1乃至7のいずれかに記載のものにおい
て、前記空気清浄フィルターを取り外し自在にせしめた
ものである。このようにすれば、前記空気清浄フィルタ
ーの清掃が容易であり、また、前記空気清浄フィルター
を交換することもできて、好適である。
【0019】請求項9に記載の本発明に係る空気清浄構
造は、請求項3に記載のものにおいて、前記気流形成手
段を、前記互いに隣接する柱に保持せしめたものであ
る。このようにすれば、前記気流形成手段を安定的に保
持せしめることができる。
【0020】請求項10に記載の本発明に係る空気清浄
構造は、請求項3に記載のものにおいて、前記互いに隣
接する柱に固着されて前記気流形成手段を支持する気流
形成手段支持部材を備えたものである。
【0021】請求項11に記載の本発明に係る空気清浄
構造は、請求項10に記載のものにおいて、柔軟なシー
ト部材によって前記通気路を形成し、前記気流形成手段
支持部材に前記シート部材を保持せしめたものである。
【0022】また、請求項12に記載の本発明に係る空
気清浄方法は、室壁の内部に上下方向に延びる通気路を
形成し、該通気路を室内上部空間と室内下部空間とに連
通せしめ、室内の空気を前記通気路を通して循環させ、
該循環気流の前記通気路への入口に配設した空気清浄フ
ィルターで空気清浄を行うようにしたものである。この
方法によれば、前記通気路を前記室壁の内部に形成して
いるので、居住空間が狭くなることがない。また、空気
が前記通気路を通して室内を大きく循環するので、空気
清浄効率も良好となる。さらに、前記空気清浄フィルタ
ーで清浄された空気が前記通気路を流通するので、該通
気路の清浄が保たれ、好適である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施の一形態に係る空気清浄構造及び空気清浄方
法を詳細に説明する。
【0024】図1には、本発明の一実施形態に係る空気
清浄構造を設置した部屋1の室内2が示されている。木
造家屋の前記部屋1の壁3の内部には、上下方向に延び
る通気路4が形成されている。前記室壁3の最上部に
は、空気吸入口5が開口形成され、前記室壁3の最下部
には、前記空気吸入口5の真下に、空気放出口6が開口
形成されている。前記部屋1の内部と前記通気路4と
は、前記上下一対の開口5,6を介して、互いに連通し
ている。ここでは、前記通気路4を、互いに隣接する間
柱7,8と、互いに隣接する壁板9,10(図2参照)
と、で囲まれる扁平で縦長の空間を利用して形成してい
る。前記空気吸入口5には、フィルターユニット11が
取り外し自在に設けられている。該フィルターユニット
11は、その前側(前記室内2側)に、スリット状の多
数の空気吸入孔12を有する吸入口化粧カバー13を備
えている。
【0025】室内上部空間S1の空気は、後述する気流
形成手段としてのファン16(図2参照)の作用によ
り、図1に矢印で示すように、前記空気吸入口5から前
記通気路4へと入り、該通気路4内を下向きに流れて、
前記空気放出口6から、室内下部空間S2へと放出され
る。該室内下部空間S2で暖まった空気は、自然に、前
記室内上部空間S1へと上昇するので、前記ファン16
による強制的な気流形成作用と相まって、前記室内2の
空気は、前記通気路4を通って前記室内2を大きく循環
する。そして、その循環過程において、前記フィルター
ユニット11によって、前記空気が清浄される。
【0026】次に、図2および図3を参照して、前記フ
ァン16を含むファン装置14と、前記フィルターユニ
ット11とについて説明する。
【0027】前記ファン装置14は、図2に示すよう
に、前記通気路4の最上部に配置されている。前記ファ
ン装置14は、前記室内上部空間S1の空気を吸い込ん
で、前記通気路4の下方へと送り出す。前記ファン装置
14と前記室内上部空間S1との間には、吸い込まれる
空気の流れと交差するように、前記フィルターユニット
11が配置されている。該フィルターユニット11は、
前記ファン装置14に着脱自在に取り付けられていて、
該ファン装置14とともに、空気清浄ユニット15を形
成している。
【0028】図3は、該空気清浄ユニット15の分解斜
視図である。該空気清浄ユニット15を構成する前記フ
ァン装置14は、空気清浄のための気流を発生させるシ
ロッコ式等の前記ファン16と、該ファン16を駆動す
る原動機としての電動モーター17と、該モーター17
を支持するハウジング18と、を備えている。前記モー
ター17は、例えば、図示しない室内コンセントに接続
される。
【0029】前記ハウジング18は、ねじ19等で互い
に取り外し自在に接合された前後二つのケース片20,
21によって形成されている。前側(前記室内2側)の
ケース片20は、その中央部にモーター取付孔22を有
し、該モーター取付孔22の周りに、湾曲スリット状の
多数の通気孔23を有している。前記モーター7は、そ
の一部を前記モーター取付孔22に挿入されて、取付金
具24とねじ25とによって、前記前側ケース片20に
固着されている。前後方向に延びる前記モーター7の回
転出力軸7aには、前記ファン16が固着されている。
該ファン16は、前記前後二つのケース片20,21の
組み合わせにより形成される空気吸入室26(図2参
照)内に位置している。
【0030】図3に示すように、前記前側ケース片20
には、前記モーター7の下部を除く周囲を取り囲むよう
に、仕切壁27が一体形成されている。該仕切壁27
は、前記後側ケース片21と組み合わされて、前記空気
吸入室26と、下向きの空気吐出口28(図2参照)
と、を形成する。前記空気吸入室26は、前記空気吐出
口28を介して、前記通気路4へと連通している。前記
前側ケース片20の前面の四隅には、前記フィルターユ
ニット11の支持手段として、フィルターユニット支持
フック29が一体形成されている。これに対応して、前
記フィルターユニット11には、掛止片30が形成され
ている。
【0031】前記フィルターユニット11は、前記吸入
口化粧カバー13の後側に、複数の空気清浄フィルター
31,32を備えている。ここでは、前記吸入口化粧カ
バー13の側から順に、比較的な大きなちりやほこりを
捕捉する網状の第一フィルター31と、細かな粒子を捕
捉する海綿状の第二フィルター32と、を配置してい
る。必要に応じて、活性炭フィルターや、それ自体公知
の静電集塵器等を用いることもできる。前記フィルター
31,32は、前記吸入口化粧カバー13によって着脱
自在に保持されていて、該化粧カバー13には、前記掛
止片30が一体形成されている。
【0032】図2に示すように、前記モーター7によっ
て前記ファン16が駆動されると、前記室内上部空間S
1の空気が前記空気吸入室26へと吸入され、その空気
は、前記空気吐出口28を通って、前記通気路4内を強
制的に下向きに送り出される。前記室内上部空間S1の
空気は、前記フィルター31,32によって清浄されて
から前記通気路4へと吐出されるので、該通気路4の清
浄が保たれる。
【0033】次に、主として図4を参照して、前記空気
清浄ユニット15の支持構造について説明する。図4に
は、前記互いに隣接する間柱7,8が示されている。該
間柱7,8間には、気流形成手段支持部材として、空気
清浄ユニット支持フレーム33が固着されている。該空
気清浄ユニット支持フレーム33は、様々な間柱間の間
隔に対応できるように、水平方向に長さ調節自在となっ
ている。
【0034】ここでは、前記空気清浄ユニット支持フレ
ーム33を、中央四角枠34と、左右一対のコ字形枠3
5,35と、で形成している。該左右一対のコ字形枠3
5,35は、その開口部を前記中央四角枠34に向け
て、前記互いに隣接する間柱7,8にねじ36で固着さ
れている。前記中央四角枠34には、左右外方へ延びる
二本ずつの腕37,37が一体形成されている。該各腕
37と前記各コ字形枠35とは互いに重なり合ってい
て、ねじ38で互いに固着されている。前記コ字形枠3
5または前記中央四角枠34の前記腕37には、前記ね
じ38が挿通される長孔39が形成されているので、前
記ねじ38をゆるめれば、前記中央四角枠34に対する
前記各コ字形枠35の位置を水平方向にずらすことがで
き、これにより、前記空気清浄ユニット支持フレーム3
3の長さを、互いに隣接する間柱7,8間の間隔に応じ
て、自在に調節することができる。
【0035】図2に示すように、前記空気清浄ユニット
15は、前記空気吸入口5に嵌め込まれ、ソフトパッキ
ン40を介して、前記空気清浄ユニット支持フレーム3
3上に載置される。前記空気清浄ユニット15の前記前
側ケース片20には、その上下二個所に、前記空気吸入
口5の上下の前記室壁3に当接するL字状係止片41,
41が形成されていて、該上下のL字状係止片41,4
1が前記室内2側から前記室壁3に当接することによっ
て、前記空気清浄ユニット15の後方への位置ずれが防
止されている。また、図3に示すように、前記前側ケー
ス片20の四隅には、水平方向に位置調節自在な取付金
具42が設けられていて、該取付金具42を、図2に示
すように、前記互いに隣接する間柱7,8にねじ43で
固着することにより、前記空気清浄ユニット15の取付
安定性が保持されている。
【0036】図2及び図4に示すように、筒状の通気路
形成布44が、前記空気清浄ユニット支持フレーム33
から垂れ下がっている。前記通気路形成布44は、その
上端開口部44aを前記中央四角枠34に接続され、そ
の下端開口部44bを、前記空気放出口6の周囲に止着
されている。該空気放出口6には、スリット状の多数の
空気放出孔45を有する空気放出口化粧カバー46が取
り付けられている。
【0037】前記室内上部空間S1から吸引されて前記
空気清浄ユニット15から下向きに吐出された空気は、
前記空気清浄ユニット支持フレーム33の前記中央四角
枠34を通って、前記通気路形成布44内の前記通気路
4を下行し、前記空気放出口化粧カバー46の前記空気
放出孔45から、前記室内下部空間S2へと放出され
る。
【0038】なお、前記通気路4は、布に限らず、その
他の軽量で柔軟性を有するシート部材、例えば、プラス
チックフィルム等を用いて形成することもできる。プラ
スチックフィルムで形成すれば、耐久性の点で有利であ
り、布を材料とすれば、コスト上有利である。前記通気
路4には、さほどの気密性は必要ないので、布による通
気路でも、作用上全く支障はない。前記通気路4を形成
する前記シート部材が軽量なものであることは、装置全
体の軽量化に貢献し、前記シート部材が柔軟性を有する
ことは、前記室壁3の内部への取付作業性や運搬時の取
扱性の向上に貢献する。
【0039】また、前記通気路形成布44を設けず、前
記互いに隣接する間柱7,8と前記互いに隣接する壁板
9,10とで囲まれる空間そのものを、前記通気路4と
せしめても、本実施形態に係る空気清浄構造は十分に機
能し、その場合には、前記通気路形成布44の省略分だ
けコストが低減されて、好適である。しかし、前記通気
路形成布44を使用すれば、前記室壁3の内部の空気の
流れをよりスムーズにすることができるほか、仮に、前
記間柱7,8や前記壁板9,10の材質等により前記室
壁3の内部に臭気が存在する場合でも、その臭気が前記
室内2に流れ込むことはなく、一層好適である。
【0040】以上のように構成される本実施形態に係る
空気清浄構造においては、前記通気路4が前記室壁3の
内部に形成されているので、居住空間が狭くなることは
ない。また、前記室内上部空間S1と前記室内下部空間
S2とが前記通気路4で連通せしめられているので、前
記ファン装置14の作用により、前記室内2に大きな経
路の循環気流が形成される。このため、前記室内2全体
の空気が均等に清浄され、空気清浄効率が良好である。
【0041】前記空気清浄構造は、木造家屋の建築時に
あらかじめ組み込むことができるほか、すでに居住中の
家屋に、リフォームとして追加することもできる。追加
組み込み作業は、例えば、次のような手順で行う。ま
ず、前記室壁3に、前記空気吸入口5と前記空気放出口
6とを形成する。次に、前記空気吸入口5から手を入れ
て、前記互いに隣接する間柱7,8に前記空気清浄ユニ
ット支持フレーム33を固着する。そして、該支持フレ
ーム33上に前記ファン装置14を載置する。その後、
該ファン装置14を、前記取付金具42を介して前記間
柱7,8にねじ止めする。最後に、前記ファン装置14
に前記フィルターユニット11を掛止する。このよう
に、居住者に不都合を与えることなく、簡単かつ迅速
に、前記空気清浄構造の追加組み込み作業を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気清浄構造を有す
る室内の斜視図である。
【図2】図1中の空気吸入口の部分の縦断面図である。
【図3】図2中の空気清浄ユニットの分解斜視図であ
る。
【図4】図2中の空気清浄ユニットの支持構造を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
3 室壁 4 通気路 7,8 間柱 9,10 壁板 16 ファン(気流形成手段) 31,32 空気清浄フィルター 33 空気清浄ユニット支持フレーム(気流形成手段支
持部材) 44 通気路形成布 S1 室内上部空間 S2 室内下部空間

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室壁(3)の内部に形成されるとともに
    室内上部空間(S1)と室内下部空間(S2)とを互い
    に連通せしめる通気路(4)と、室内(2)から前記通
    気路(4)を通って再び前記室内(2)へと至る気流を
    形成せしめる気流形成手段(16)と、前記気流と交差
    するように配設された空気清浄フィルター(31,3
    2)と、を備えてなる、空気清浄構造。
  2. 【請求項2】 前記気流形成手段(16)は、前記室内
    上部空間(S1)から前記通気路(4)を通って前記室
    内下部空間(S2)へと至る気流を形成せしめるもので
    ある、請求項1に記載の空気清浄構造。
  3. 【請求項3】 前記通気路(4)を、互いに隣接する柱
    (7,8)と、互いに隣接する壁板(9,10)と、で
    囲まれる空間を利用して形成してなる、請求項1または
    2に記載の空気清浄構造。
  4. 【請求項4】 前記互いに隣接する柱が、互いに隣接す
    る間柱(7,8)である、請求項3に記載の空気清浄構
    造。
  5. 【請求項5】 柔軟なシート部材(44)によって前記
    通気路を形成してなる、請求項1に記載の空気清浄構
    造。
  6. 【請求項6】 前記柔軟なシート部材として布(44)
    を用いてなる、請求項5に記載の空気清浄構造。
  7. 【請求項7】 前記室内(2)と前記通気路(4)との
    間の空気吸入口(5)を横切るように前記空気清浄フィ
    ルター(31,32)を配設してなる、請求項1乃至6
    のいずれか一項に記載の空気清浄構造。
  8. 【請求項8】 前記空気清浄フィルター(31,32)
    を取り外し自在にせしめてなる、請求項1乃至7のいず
    れか一項に記載の空気清浄構造。
  9. 【請求項9】 前記気流形成手段(16)を、前記互い
    に隣接する柱(7,8)に保持せしめてなる、請求項3
    に記載の空気清浄構造。
  10. 【請求項10】 前記互いに隣接する柱(7,8)に固
    着されて前記気流形成手段(16)を支持する気流形成
    手段支持部材(33)を備えてなる、請求項3に記載の
    空気清浄構造。
  11. 【請求項11】 柔軟なシート部材(44)によって前
    記通気路(4)を形成し、前記気流形成手段支持部材
    (33)に前記シート部材(44)を保持せしめてな
    る、請求項10に記載の空気清浄構造。
  12. 【請求項12】 室壁(3)の内部に上下方向に延びる
    通気路(4)を形成し、該通気路(4)を室内上部空間
    (S1)と室内下部空間(S2)とに連通せしめ、室内
    の空気を前記通気路(4)を通して循環させ、該循環気
    流の前記通気路(4)への入口(5)に配設した空気清
    浄フィルター(31,32)で空気清浄を行うようにし
    てなる、空気清浄方法。
JP10186019A 1998-07-01 1998-07-01 空気清浄構造及び空気清浄方法 Pending JP2000015025A (ja)

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CN107386428A (zh) * 2017-07-25 2017-11-24 蒋志斌 调温防风阳光建筑
WO2019242529A1 (zh) * 2018-06-21 2019-12-26 青岛海尔空调器有限总公司 用于空调器的控制方法
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