JP2000014780A - 無針注射器 - Google Patents

無針注射器

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JP2000014780A
JP2000014780A JP10183676A JP18367698A JP2000014780A JP 2000014780 A JP2000014780 A JP 2000014780A JP 10183676 A JP10183676 A JP 10183676A JP 18367698 A JP18367698 A JP 18367698A JP 2000014780 A JP2000014780 A JP 2000014780A
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JP
Japan
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piston
cylinder
grip
piston rod
needleless syringe
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Pending
Application number
JP10183676A
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English (en)
Inventor
Yasuyoshi Ota
泰能 太田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンロッドがピストンに衝突する際の衝
撃を抑制する。 【解決手段】 薬液をシリンダ2に収納し、このシリン
ダ2に往復移動可能に挿入されたピストン3に弾性エネ
ルギーを供給する圧縮コイルバネ10の弾力により、ピ
ストンロッド3bを介してピストン本体3aを移動さ
せ、シリンダ2に設けたオリフィス部2aを通過させて
薬液を送り出す際、ピストン本体3aに対してピストン
ロッド3bが衝突する際の衝撃力はこれらの間に介在す
る緩衝部材3dにより吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用等に用いら
れる無針注射器に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダと、このシリンダ内を往復移動
可能なピストンと、そのピストンにピストンロッドを介
して弾力を作用させる圧縮コイルバネとを備え、その弾
力によるピストンの移動によりシリンダから薬液を送り
出す無針注射器が提案されている。
【0003】そのような無針注射器においては、薬液を
ジェットストリーム状にシリンダから射出する必要があ
るため、ピストンを急速に移動させる必要がある。しか
し、ピストンが急速に移動すると、シリンダと衝突した
際に大きな音が発生し、無針注射器の使用者に恐怖感や
違和感を与えてしまう。そのため、ピストンとシリンダ
との間にバネ等の緩衝部材を配置し、衝撃を吸収するこ
とが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピスト
ンを移動させるためのピストンロッドは、ピストンと分
離されているが、このピストンロッドがピストンに衝突
する際にも衝突音が発生しており、この衝撃音について
は消すことができなかった。本発明は、上記課題を解決
することのできる無針注射器を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、薬液をシリン
ダに収納し、このシリンダに往復移動可能に挿入された
ピストンに弾性エネルギーを供給するバネ部材の弾力に
より、ピストンロッドを介してピストンを移動させ、シ
リンダに設けたオリフィス部を通過させて薬液を送り出
す際、ピストンにピストンロッドが衝突する際の衝撃力
はこれらの間に介在した緩衝部材により吸収されること
を特徴とする。本発明の無針注射器によれば、衝撃力が
吸収されることで、衝撃音を抑制することができ、違和
感なく無針注射器を使用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1の(1)、(2)、図2に示す無
針注射器1は、シリンダ2と、このシリンダ2に往復移
動可能に挿入されたピストン3とを備える。そのシリン
ダ2の一端はオリフィス2aとされている。そのシリン
ダ2の他端に筒状の第1グリップ4が一体化され、その
第1グリップ4に目盛り指示リング5が一体化されてい
る。
【0007】そのピストン3は、先端が尖鋭の第1部材
3a(ピストン本体)と、この第1部材3aに下記する
ように回転可能に連結された第2部材3b(ピストンロ
ッド)と、この第2部材3bにねじ合わされた第3部材
3cとを有し、その第1部材3aの外周にシール部材3
a´が取り付けられている。そして、その第1部材3a
と第2部材3bとは、第2部材3bに形成された凹部に
第1部材3aから突出する引っ掛け部が遊びを介して嵌
め込まれることで連結されるとともに、第1部材3aと
第2部材との隙間には、略スラスト方向の衝撃力を吸収
するように緩衝部材3dが介在させてある。なお、緩衝
部材3dとしては、例えば、シリコンゴム、NBR、フ
ッ素ゴム等のゴム系、若しくは軟質樹脂(テフロン系)
の材質のものが使用される。
【0008】その第1グリップ4の内周に形成された雌
ねじ部4aに、シース6の一端が雄ねじ部6aを介して
ねじ合わされている。そのシース6の外周にスケール6
bが設けられている。そのシース6の他端外周に筒状の
第2グリップ7が一体化され、他端内周に筒状のバネガ
イド8が一体化されている。そのバネガイド8に上記ピ
ストン3の第3部材3cが挿入されている。そのバネガ
イド8に形成されたフランジと、ピストン3の第3部材
3cに形成されたフランジとにより、圧縮コイルバネ1
0が受けられている。
【0009】その第2グリップ7に、筒状のリリースボ
タン11が挿入されている。そのリリースボタン11の
内部において、上記バネガイド8に形成された保持孔
に、周方向に間隔をおいて4個のボール12が径方向に
変位可能に保持されている。それら各ボール12の径
は、上記ピストン3の第3部材3cの外周に形成された
周溝3c´に挿入可能な寸法とされている。図1はリリ
ースボタン11を押した状態であり、この状態において
各ボール12よりも無針注射器1の先端側に位置するボ
ール押さえ部11aが、そのリリースボタン11の端部
に設けられている。また、そのリリースボタン11の内
端面から延びるバネ保持部に、リリース用圧縮コイルバ
ネ15が巻き付けられている。そのリリース用圧縮コイ
ルバネ15は、リリースボタン11とバネガイド8に取
り付けられたバネ受け16とにより受けられている。
【0010】上記第2グリップ7の端面に、円弧状のス
トッパ17とセーフティストッパ18とが、リングを構
成するように取り付けられている。そのストッパ17は
第2グリップ7に固定され、セーフティストッパ18は
第2グリップ7に対し、軸18a中心に揺動可能に取り
付けられている。図5の(1)、(2)に示すように、
そのセーフティストッパ18は、上記リリースボタン1
1の上部外周に形成された周溝11bに挿入可能な凸部
18bを有する。
【0011】その第1グリップ4に対し第2グリップ7
を時計方向に回転させると、図3の(1)、(2)、図
4に示すように、その第2グリップ7と一体のシース6
が、雌ねじ部4aと雄ねじ部6aとを介して第1グリッ
プ4への進入方向に変位し、そのシース6と一体のバネ
ガイド8がピストン3に対し変位する。これにより、圧
縮コイルバネ10が圧縮され、ボール12がバネガイド
8の保持孔だけでなくピストン3の周溝3c´にも嵌ま
り込む。また、そのピストン3によりリリースボタン1
1がリリース用圧縮コイルバネ15を介し押されること
で第2グリップ7に対し変位する。その変位により、そ
のリリースボタン11のボール押さえ部11aの位置と
ボール12の位置とが一致し、ボール12の外方への変
位が阻止される。また、セーフティストッパ18の凸部
18bの位置とリリースボタン11の周溝11b(図
5)の位置とが一致する。これにより、圧縮コイルバネ
10により弾力を付与された状態でピストン3が保持さ
れる。この際、図5の(1)、(2)に示すように、そ
のセーフティストッパ18を揺動させることで、その凸
部18bが周溝11bに嵌まり込み、リリースボタン1
1は変位不能に保持され、誤動作が防止される。
【0012】次に、その第2グリップ7に対し第1グリ
ップ4を時計方向に回転させると、図6の(1)、
(2)、図7に示すように、その第2グリップ7と一体
のシース6が、雌ねじ部4aと雄ねじ部6aとを介して
第1グリップ4から抜け出る方向に変位する。この際、
そのシース6と一体のバネガイド8はボール12を介し
てピストン3と一体化されているので、そのピストン3
はシリンダ2から抜け出る方向に変位する。これによ
り、そのシリンダ2とピストン3とで囲まれる薬液充填
空間20を形成することができる。従って、第2グリッ
プ7に対し第1グリップ4を時計方向に回転させる際
に、シリンダ2の先端のオリフィス2aが薬液容器21
内の薬液22に接するようにすることで、図8に示すよ
うに、その薬液22はオリフィス2aを介し薬液充填空
間20に吸引される。その薬液充填空間20への薬液2
2の充填量は、前記スケール6bに対する指示リング5
の位置に基づき管理できる。
【0013】その薬液充填空間20に薬液22を所定量
充填させた後に、シリンダ2の先端のオリフィス2aを
身体の注射部位に当て、セーフティストッパ18を揺動
させて凸部18bをリリースボタン11の周溝11b
(図5)から抜き出し、リリースボタン11を押す。そ
うすると、図9の(1)、(2)に示すように、そのリ
リースボタン11のボール押さえ部11aがボール12
よりもシリンダ2の先端側に変位するので、ボール12
の外方への変位が可能になる。これにより、圧縮コイル
バネ10の弾力によりボール12がピストン3の周溝1
1b(図5)から抜け出し、ピストン3の保持が解除さ
れるので、急激に伸長する圧縮コイルバネ10の弾力に
よりピストン3はシリンダ2内を急速に移動し、薬液2
2はオリフィス2aから注射部位25の皮下に注入され
る。
【0014】この際、ピストン3において、上記したよ
うに、先端が尖鋭の第1部材3a(ピストン本体)と、
この第1部材3aに回転可能に連結された第2部材3b
(ピストンロッド)とは、第2部材3bに形成された凹
部に第1部材3aから突出する引っ掛け部が遊びを介し
て嵌め込まれることで連結されているので、第1部材3
aと第2部材3bには隙間があり、第2部材3bが第1
部材に衝突するが、この衝撃力は緩衝部材3dにより吸
収される。したがって、衝突による衝撃音が抑制され
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によると、ピストンとピストンロ
ッドとの接合部分に、緩衝部材を介在させたことによ
り、バネ部材の弾力により、ピストンロッドを介してピ
ストンを移動させて薬液を送り出す際、ピストンに対し
てピストンロッドが衝突するときの衝撃力は、この緩衝
部材により吸収され、衝撃音が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の無針注射器の非使用状態の
(1)は平面図、(2)は断面図
【図2】本発明の実施例の無針注射器の非使用時の側面
図。
【図3】本発明の実施例の無針注射器の薬液充填前の状
態の(1)は平面図、(2)は断面図。
【図4】本発明の実施例の無針注射器の薬液充填前の状
態の側面図。
【図5】本発明の実施例の無針注射器のセーフティスト
ッパの機能を示す(1)は平面図、(2)は断面図。
【図6】本発明の実施例の無針注射器の薬液充填中の状
態の(1)は平面図、(2)は部分断面図。
【図7】本発明の実施例の無針注射器の薬液充填中の状
態の側面図。
【図8】本発明の実施例の無針注射器の薬液充填状態を
示す部分断面図。
【図9】本発明の実施例の無針注射器の薬液注射中の状
態の(1)は平面図、(2)は断面図。
【符号の説明】
1 無針注射器 2 シリンダ 3 ピストン 3a ピストン本体 3b ピストンロッド 3d 緩衝部材 4 グリップ 4a 雌ネジ部 6 シース 6a 雄ネジ部 10 圧縮コイルバネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液を収納するシリンダと、該シリンダ
    に往復移動可能に挿入されたピストン本体と、そのピス
    トン本体にピストンロッドを介して弾性エネルギーを供
    給するバネ部材とを備え、前記ピストン本体とピストン
    ロッドの間に緩衝部材を介在させ、前記バネ部材の弾力
    によるピストン本体の移動によりシリンダから薬液を送
    り出すことを特徴とする無針注射器。
JP10183676A 1998-06-30 1998-06-30 無針注射器 Pending JP2000014780A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20070410