JP2002360691A - 携帯用無針注射器 - Google Patents

携帯用無針注射器

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JP2002360691A
JP2002360691A JP2001212801A JP2001212801A JP2002360691A JP 2002360691 A JP2002360691 A JP 2002360691A JP 2001212801 A JP2001212801 A JP 2001212801A JP 2001212801 A JP2001212801 A JP 2001212801A JP 2002360691 A JP2002360691 A JP 2002360691A
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syringe
lock
diameter
piston
slider
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Eisuke Fujimoto
頴助 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩耗による高圧駆動のロック機構の故障を軽
減し、また高圧スプリング68の加圧やロック機構の開
放操作を容易にし、更に滅菌状態を確保しなが簡単にシ
リンジユニット1の交換を可能し、携帯時邪魔にならな
い形状とし、糖尿病など患者自身が繰り返し注射をする
場合に適した携帯用無針注射器を提供する事。 【解決手段】 シリンジ2を装着する前側ブロック30
と、高圧スプリング68を内蔵しドライブピストン67
の外周を拘止するピストンロック機構54を設けた後側
ブロック50との複数ブロックを液量指定ねじ41で接
続して構成し、且つ前側ブロック30と後側ブロックの
外径が直行する長径と短径との2つの直径を有する形状
とし、前側ブロック30の長径側に長径前ホルダ31を
設け、後側ブロック50の長径にはロック長径スライダ
56と長径後ホルダ43を設けた携帯用無針注射器であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療用に用いられる
無針注射器に関し、特に糖尿病など患者自身が繰り返し
注射をする場合に適した携帯用無針注射器に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の説明で用いる各図面の符号に付
いては作用等が同じ物は説明の重複を避けるために同じ
付番とし、又図示の構成や作用の方向の表現は左側を前
方とし、右側を後方と表現する。更に本発明の駆動装置
は直交する長径と短径の2つの直径を有する楕円等の否
円形の断面を有するので図1(本発明の駆動装置の外観
斜視説明図)に示す様に長手方向の軸の前側をZ1、後
ろ側をZ2とし、Z1・Z2 軸を通る直交する2つの
平面の長径側をX1・X2とし、短径側をY1・Y2と
して表現する。
【0003】また駆動装置の構造や作用を説明する詳細
の説明図では、上側は軸Z1・Z2よりX1方向の平面
で切った長径側の断面図を示し、下側は軸Z1・Z2よ
りY2方向の平面で切った短径側の断面図を示し説明の
重複を避ける。
【0004】従来の無針注射器は本発明の出願人が出願
した特願2000−403954号や特願2000−3
31467号や特願2000−223063号や特願2
000−139184号などが知られている。更に他に
も多くの物が知られている。
【0005】それらの概要に付いて簡単に説明する。
(出願人のものは図面は省略する。)特願2000−1
39184号は駆動装置の空打ちによる故障を防止する
ショツクアブソバー構造の開放ユニットに関する。特願
2000−223063号は高圧で付勢された駆動ピス
トンを確実にロック出来るピストンの外周で拘止するロ
ック機構(筒拘止機構と説明されている。)に関する。
【0006】特願2000−331467号は理想的な
高圧スプリングの駆動特性を有する複数ピッチスプリン
グ(複数ピッチばねとして説明されている。)に関す
る。特願2000−403954号はチャックボールに
よりシリンジユニット(薬液筒)を確実に固定するチャ
ック機構(係止部と装着部として説明されている)に関
する。
【0007】次にインシュリンや成長ホルモンの様に外
来患者が日常的に繰り返し自身で注射する携帯用無針注
射器に本発明は関するので従来技術としてしられた他の
例を図2(従来のスプリング圧縮とロックとの作用説明
断面図)・図3(従来の薬液充填の作用説明断面図)・
図4(従来の注射の作用説明断面図)を用いて簡単に構
成の要旨を説明する。
【0008】従来の携帯用無針注射器は色々の手段が工
夫されているが、ほぼ共通するものに付いて構成を図2
を用いて説明する。装着されたシリンジ2のピストン7
を駆動する駆動装置は図2の様に高圧スプリング68を
内装した前側ブロツク30と、ドライブシャフト66の
後方端を拘止する後シャフトロック機構75を後ろ側に
内装した後側ブロック50より構成されている。
【0009】その作用は後側ブロック50を前方(矢印
方向)に移動して後側ブロックの前方部分で高圧スプリ
ング68を加圧圧縮(L0)すると共に、後シャフトロ
ック機構75が(小型ボール76でドライブシャフト6
6を)拘止作動する。
【0010】次に図3の様にシリンジ2の先端に薬瓶2
3など取り付け後側ブロック50を後方(矢印の方向)
に移動させると、ドライブシャフト66が拘止されてい
るのでシリンジ2の内部に薬液22が引き込まれる。
【0011】更に図4の様に後シャフトロツク機構75
の拘止を開放すると高圧スプリング68が伸張して(L
1)ドライブシャフト66は前進して薬液22はジェツ
ト噴射され無針注射を行うものが知られていた。
【0012】この様にしてなるので後側ブロック50の
位置を変える事で簡単に薬液充填量を変える事が可能で
有り、従ってこの携帯式無針注射器は色々の単位のイン
シュリンを注射する事などが出来るので多くの糖尿病等
の患者に用いられていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯用無針注射
器は前述の様に構成されていたが、使用中の故障で注射
が出来なくなる事故がみられた。図2・3・4の様に後
シャフトロック機構75は後ブロック50の後方の筒の
内側の狭い空間に組み込まれ作動する様に構成されてる
ので、その構造が極く小さな形状で作られている。更に
拘止する相手のドライブシャフト66も細いので係止も
難しかった。
【0014】図5(ボールロック機構の説明断面図、左
図は大型のもので本発明に関する、右図は小型のもので
従来に関する。)を用いてロック機構について説明す
る。始めに大きな左図を用いて説明する。ロックボール
55の入るロック孔78はボールの直径に応じた内径と
する、しかし拘止開放の時に内側(図では下方)に落下
しない様に下側面の孔径はわずか小さな孔になる様に作
られる。例えばW0やH0の微少のテーパの寸法で小さ
く作られる。
【0015】更に拘止機構の拘止作動と開放作動を決め
るロック長径スライダ56がロックボール55の上に水
平可動に設けられている。またロック溝59は前方方向
に高圧スプリング68で押圧されている(白矢印)ので
ロックボール55の垂直分力TYが下側よりロック長径
スライド56を押圧する。従って高圧で駆動される無針
注射器のロック機構ではこのロック長径スライド56の
受ける力(TY)は大きくなり、ロック長径スライド5
6の動きが重くなる傾向がある。よって注射に使える様
に軽く作動させる為にロックボール55の力点は出来る
だけ45°(点線)以上の高い位置(太い実線)になる
ようする事が望ましく、図の様に上方に力点を配すれば
垂直分力TYが下げられロックスライド56の動きを軽
く出来る。 この場合前記のテーパの寸法(W0・H
0)は更に微少になる。
【0016】図5の右側図面は従来の後シャフトロック
機構75のロック部分を説明している。前述の様に空間
の制限によりシャフトロック機構75が小型になり、小
さなボールしか使えないので、前述のテーパーの寸法
(W1・H1)が更に小さく要求される。従って関連部
品の加工寸法公差は極限まで小さな値が求められる。し
かし携帯無針注射器は繰り返し使用されるので、これら
部品の摩耗が激しく部品の寸法変化が大きい傾向があ
る。よって使用中にボールの落下など寸法変化に伴い拘
止が不作動になり、出先などでの注射が出来なくなる危
険が有つた。
【0017】ここでは後シャフトロック機構75にボー
ルを用いた例で説明したが、ボールを用いない他の方法
でも、後プロツク50の後方の内側の狭い空間で拘止作
動を可能に構成する為には各部品の形状が微少となり前
記の摩耗変化による事故の危険が有った。よって繰り返
し注射する携帯用無針注射器では摩耗に強く故障の起き
にくいものが求められていた。
【0018】更に高圧スプリング68を前側ブロック3
0と後側ブロック50のねじで圧縮する為に、軽く回転
させるためには両ブロック30・50の外径が大きくな
る傾向が有った。従って携帯時邪魔にならない工夫も求
められていた。
【0019】次に携帯用無針注射器を使用する人は特定
した外来患者であるのでシリンジ2を交換しないでも他
人への感染の心配は少ないが(汚れに対しての注意は必
要)、シリンジ2のノズル3は微少径であるので、その
まま繰り返しで用いると変形するので20回くらいで使
い捨てした方がよい。
【0020】よつて繰り返し使用する携帯用無針注射器
では容易にシリンジユニット1の交換ができる必要が有
り、駆動装置にいかにして滅菌状態を確保しなが簡単に
シリンジユニット1の取り付けを可能にするかが求めら
れていた。
【0021】また高圧スプリング68を手動で圧縮する
する操作は大きな力を必要とするので駆動装置の筐体の
外径が大型化する傾向があり、携帯する時に邪魔になら
無い小型化と前記の力の為の大型化が携帯用無針注射器
では問題になっていた。
【0022】更に小型にする為に高圧充填して駆動装置
の全長を短くして携帯する事があるが振動等でロック機
構が外れて暴発事故を起こす危険が有った、従ってこの
事故を防止する安全装置も求められていた。更に使用時
には安全装置の解除が簡単に出来る様にする事も求めら
れていた。
【0023】
【課題を解決する手段】この様に従来の携帯用無針注射
器は各種の課題を持っていたが、本発明は以下の様にし
て課題を解決している。 添付図を参照して本発明の要
旨を説明する。
【0024】請求項1記載の携帯用無針注射器は、シリ
ンジピストン7を内蔵した使い捨てのシリンジ2と、高
圧スプリング68で付勢されたドライブピストン67を
内蔵した駆動装置とで構成された無針注射器において、
シリンジ2を装着する前側ブロック30と、高圧スプリ
ング68を内蔵しドライブピストン67の外周を拘止す
るピストンロック機構54を設けた後側ブロック50と
を、液量指定ねじ41で接続して構成し、更に前側ブロ
ック30と後側ブロック50の外径が直行する長径と短
径との2つの直径を有する形状とし、前側ブロック30
の長径側に長径前ホルダ31と、後側ブロック50の長
径側にはロック長径スライダ56と長径後ホルダ43を
構成した事を特徴とする携帯用無針注射器に係わるもの
である。
【0025】請求項2記載の携帯用無針注射器は、後側
ブロック50の外周にロック長径スライダ56とロック
短径スライダ57を前後方向に滑動可能で且つ回転自在
に設け、更に前記スライダー56・57のいずれかの前
方に後側ブロック50に固定した安全ピン52を設け、
更に前記スライダ56・57のいずれかの前方の縁に後
方に向かって少なくも前記スライダ56・57の移動範
囲の長さと安全ピン52の幅とを有するU字凹部の安全
ガイド53を設け、前記スライダ56.57を回転して
安全ピン52と安全ガイド53が対向した時始めて前記
スライダ56・57が滑動可能にした安全装置49を構
成した事を特徴とする請求項1記載の携帯用無針注射器
に係わるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】最も最良と考える本発明の実施の
形態(発明をどの様に実施するか)を図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0027】前述の特願2000−223063号のロ
ック機構は動作の安定な大型ボールが使えるので(図5
参照)この機構を用いた携帯用無針注射器として前述の
解決手段記載の様に構成し以下の様に実施している。
【0028】ここでは図2・3・4と対応して説明出来
るように要旨を図6(本発明のスプリング圧縮とロック
との作用説明断面図)、図7(本発明の薬液充填の作用
説明断面図)、図8(本発明の注射の作用説明断面図)
を用いて説明する
【0029】始めに請求項1に記載の携帯用無針注射器
の形態を簡単に説明する。図6に示す様に駆動装置はシ
リンジ2を装着する前側ブロック30と、高圧スプリン
グ68を内装しドライブピストン67の外周を拘止する
ピストンロック機構75を設けた後側ブロック50より
構成する。
【0030】前側ブロック30を後方(矢印方向)に移
動する事により、前側ブロック30でドライブピストン
67が後方に移動して高圧スプリング68が圧縮され
(L0)高圧充填され、同時にピストンロック機構54
によりドライブシャフト66は後側ブロックの所定の位
置に固定される。
【0031】次に図7の様にシリンジ2の先端に薬瓶2
3等を取り付け前側ブロック30を前方(矢印の方向)
に移動させると、ドライブピストン67が拘止されてい
るのでシリンジ2の内部に薬液22が引き込まれる。
【0032】更に図8の様にピストンロツク機構54の
拘止を開放するとドライブシャフト66は前進して薬液
22はジェツト噴射され無針注射がおこなわれる。
【0033】この様にしてなるので前側ブロック50の
位置を移動する事で簡単に薬液充填量を変える事が可能
で有り、従って本発明の携帯式無針注射器は色々の単位
のインシュリン等を注射する外来患者に容易に適応出来
るばかりでなく、大型ボールの使えるピストンロック機
構54により、繰り返し使用でも摩擦損失の影響を軽減
出来、ロツク機構の故障を回避出来る。
【0034】次に高圧スプリング68の圧縮する時に軽
く前側ブロック30(ねじで接続された)を移動できる
様にする必要がある。
【0035】その為に図1および図12(実施例の構成
説明断面図)や図13(実施例の外観説明図)や図14
(第1の実施例の加圧とシリンジ取り付け作用断面説明
図駆動部正面図含む)や図24(第3の実施例の楕円形
状の説明正面図)に示す様に直交する長径と短径の2つ
の直径を有する外径構造として、前側ブロック30と後
側ブロック50をねじ回転時に掴みやすくする。
【0036】更にこの様な外径の為に両ブロック30・
50の短径側ををそろえる様にして携帯に供すれば、短
径側により鞄やポケットに入れても突出する事が無く邪
魔にならない。更に駆動装置を机の上に置いた時の転落
事故も防げる。
【0037】更に図13に示すようにロック長径スライ
ド56を前方に押す時に長径後ホルダ43を手87の中
に包み込む様にすれば支点が得られるので楽にロック長
径スライド56を押す事が出来る。
【0038】次に請求項2の形態に付いて説明する。安
全ピン52と安全ガイド53により安全装置49が構成
されるので、携帯時の不慮の暴発を防げる。即ち高圧ス
プリング68を圧縮してロック機構54でドライブピス
トン67を拘止した状態で携帯する時には、図21(第
1実施例の安全装置の作動禁止の作用説明図)に示す様
にロック長径スライダ56を矢印方向に回し安全ピン5
2に対向する位置以外の所に、長さの長いU字凹部の安
全ガイド53を設定する。この状態ではロック長径スラ
イダ56を前進させる事が出来ないので誤り操作での暴
発は防げる。
【0039】使用時には図22(第1の実施例の安全装
置の作動開放の作用説明図)に示すようにロック長径ス
ライド56を矢印の様に回転すると安全ピン52が安全
ガイド53の長い長さのU字凹部に対向するので、引き
続きロック長径スライド56を白矢印の様に前進させる
と注射が出来る。この様に単純な構造で構成出来、且つ
禁止から作動の安全装置の切り替え操作は手を持ち変え
る事なく容易に出来る。
【0040】次にここでは請求項の記載は無いがシリン
ジユニット1の形態の説明をする。注射の最初の操作は
図9(第1の実施例のシリンジユニットの説明の外観と
断面図)に示すシリンジユニツト1を図14(実施例の
加圧とシリンジ取り付け作用説明断面図)に示すドライ
ブ側係止部70に装着する事になる。この場合ノズル3
の有るシリンジ2の先端や、シリンジピストン7のオー
リング8より前方を手で触れると滅菌状態が失われるの
でこの点に付いて工夫されている。
【0041】シリンジピストン7に設けたクリップ係止
部11にクリップ10を装着し、シリンジ2にシリンジ
ピストン7を挿入すると、シリンジピストン7はクリッ
プ10によってオーリング8の前方部分は内部に挿入さ
れるがピストン係止部9はシリンジ後部6の外に出た状
態で止まる。この組み立てられた状態で滅菌梱包21に
梱包されでシリンジユニット1として患者に供給され
る。
【0042】患者はこのシリンジユニット1をシリンジ
2の外径を持って駆動装置に押し込むとクリップ10に
よってシリンジピストン7はシリンジ2の後端で止まる
のでドライブ側係止部70にピストン係止部9が確実に
押し込まれ被嵌出来る。
【0043】前記の取り付けた後にクリップ10を引き
抜き、更にシリンジ2を押し込むとシリンジピストン7
はシリンジ2の内部の所定の位置まで挿入される、シリ
ンジ2は後係止部5とチャック機構33により駆動装置
に確実に取り付けられる。この作業で手が触れる所はシ
リンジ2の外周と、取り外したクリップ10のみである
ので細菌による感染事故無く簡単にシリンジ2の取り付
けが出来る。
【0044】一旦シリンジ2の内部の所定の位置に入っ
たピストン係止部9は広がる事が出来ないので外れる事
無くドライブシャフト66と一体になって移動する事に
なる。取り外す時は捨てる事になるので細菌感染の心配
が無い。よってシリンジ2を外し、ピストン係止部9を
自由にした後にシリンジピストン7を摘んで取り外して
もよい。
【0045】この様にして各種課題を解決した携帯用無
針注射器を提供出来る。次に構成・作用・効果に付いて
実施例で詳細に説明する。
【0046】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0047】始めにドライブ側係止部70を図12を用
いて説明する。シリンジユニット1に内蔵されたシリン
ジピストン7を駆動するドライブシャフト66の先端
に、括れた頭状のドライブ側係止部70を設ける。この
ドライブ側係止部70はシリンジ2を駆動装置に装着し
たときに、ドライブシャフト66とシリンジピストン7
とを一体に接続係止する作用が有る。(詳細は後述す
る。)
【0048】次にシリンジユニット1に付いて図9を用
いて簡単に説明する。シリンジユニット1はシリンジ2
とシリンジピストン7とピストンクリップ10とで構成
する。シリンジ2はノズル3を先端に有し、先端のテー
パ部分より後方のシリンジ内径25は後端までほぼ一定
の並行な形状の内径とする。
【0049】シリンジ2の外周の前側には複数分割した
フランジ状の前係止部4を設ける。次にシリンジ2の後
方の外周に平行なフランジ状の後係止部5を設ける。こ
の後係止部5の前方の立ち上がりのテーパはチャック長
径スライド38が軽く動く様に45°以上の大きな角度
とし、後方の壁は取り付け位置の基準になるようにほぼ
直角とする。更にその後方には前方の外径より小さいほ
ぼ平行な外径の後方筒6を設ける。(後方筒6は高圧駆
動時に高い圧力が掛からないので壁面肉厚は少なくて良
いので製作が容易で材料を節約する様に外径を小さくす
る。)
【0050】シリンジピストン7の先端のテーパ部分の
後方にオーリング8を設ける。更に後端にはドライブ側
係止部70に被嵌拘止する筒状のピストン係止部9を複
数分割したばね状に設ける。次にそのシリンジピストン
7のオーリング8の後ろでピストン係止部9の前方の外
周に溝状のクリップ係止部11を設ける。更にクリップ
係止部11に入り拘止する形状のクリップ10を設け
る。
【0051】この様な構成部品は滅菌され、クリップ1
0で拘止されたシリンジピストン7はシリンジ2に止ま
るところまで挿入され滅菌梱包21に梱包され患者に供
給される。
【0052】次に付属品としてシリンジユニット1を単
独に持ち歩く為の蓋に付いて図10(第1の実施例のシ
リンジ蓋の説明の外観と部分断面図)を用いて簡単に説
明する。シリンジ2の先端に弾性部材を介して当接する
前面壁と、前係止部4に係止する為のバネ状の腕を持つ
シリンジ前蓋フック13とで前蓋12を構成する。
【0053】またシリンジ2のピストンクリップ10を
後ろから保持する後面壁と、後係止部5に係止するばね
状の腕を持つシリンジ後蓋フック15とを設けてシリン
ジ後蓋14を構成する。これらは滅菌梱包されて患者に
供給される。
【0054】シリンジ前蓋12とシリンジ後蓋14はシ
リンジユニット1を開封して単独に持ち歩く時にシリン
ジユニット1の前後に取り付け細菌感染を防止する。更
に繰り返し注射をする時に駆動装置の先端にシリンジ2
を取り付けたまま携帯する事があるが、この場合シリン
ジ前蓋12をシリンジ2の先端に取り付け細菌感染を防
ぐ。
【0055】次にシリンジ2に薬液22の充填する時に
用いるアダプタ16に付いて図11(第1の実施例の薬
瓶の取り付け説明の外観と部分断面図)を用いて簡単に
説明する。
【0056】アダプター16は前方に薬瓶22の口元を
拘止する瓶用フック17を設けた複数分割した腕を設
け、内側には前方に向けて比較的大きな内径の孔(例え
ばφ1)を持った樹脂製の吸引針19を設け、後方には
シリンジ2の前係止部4を拘止するシリンジ用フック1
8を設けた複数分割した腕を設け、内側には弾性部材を
介てシリンジ2の先端の壁が当接できる様に構成する。
更に、シリンジ用フック18で係止出来るように凹部を
設けたアダプター蓋20を設け、薬瓶23が装着された
アダプター16を使用しない時に、アダプタ16の後方
に装着し内部に細菌の入る事を防ぐ。
【0057】薬瓶23の口元にはゴム等の柔らかい弾性
体で作ったゴム栓24を設ける。(針式注射器用のアン
プルで知られるている様にゴム栓24は中心には内径が
伸縮自在の針挿入孔が有る。)また図11では左側に薬
瓶23がありシリンジユニット1が右側に示されている
が実際に薬液充填する時は薬瓶23がシリンジ2よりも
上側に位置するように縦にし使用し空気の混入を防ぐ様
ににする。
【0058】薬瓶23は複数種類を設ける。例えばイン
スリンの場合は患者の症状により40単位/mlと10
0単位/mlのものが用意されるが、ここでは判り易く
説明するために100単位/mlの薬液の例で作用など
説明する。即ちシリンジ2の薬液充填全容量は100単
位/mlの薬液で半分の50単位分が入る容量として例
示して説明する。
【0059】次に請求項項1・2記載の駆動装置につい
て図12・図13を用いて構成を説明する。 駆動装置
は前方の前側ブロック30と後方の後側ブロック50の
複数のブロックで構成する。前側ブロックの先端にはシ
リンジ1を係止するチャック機構33を構成する。
【0060】このチャック機構33は特願2000−4
03954号でも知られる様にシリンジ2の後係止部5
を拘止する様にチャックボール37とチャック長径スラ
イダ38とチャック短径スライダ39で構成する。(両
チャックスライダ38・39は同一のリングで作られ外
径のみ長径と短径とし、そのリングの内径で同時に拘止
作用をする。よって以後の作用説明表現では手で操作し
易いチャツク長径スライダ38として作用など説明す
る。また後述するロック長径スライダ56とロック短径
スライダ57も同様に同一のリングの内径を持つので前
記同様にロック長径スライダ56として作用など説明す
る。)
【0061】このチャックボール37は図5の様な大型
のボールを用いて拘止の安定化と耐久性を増す様にす
る。またチャツクボール37は前側ブロック30の所定
の位置に設けたチャツク孔45により保持される。チャ
ツクボール37の配置は図1(判り易くするために見え
ないボールを黒丸で表現してある。)に示すようにチャ
ツク長径スライダ38を含む長径側(X1方向)に1ケ
と120°配分した位置に2ケの合計3ケ設ける。(特
に数は限定しないが軸Z1−Z2に点対称な位置にほぼ
均等の角度で複数設ければ良い。後述するロックボール
55も同様な位置・配分で3ケ設ける。)
【0062】更にチャック長径スライダ38の前方向の
滑動位置を規正するチャックストップリング34と前方
向への付勢をするチャツクスプリング35を前側ブロッ
ク30の前方に設ける。
【0063】この様にしてなるのでチャツク長径スライ
ダ38を後方に移動させて、シリンジ2をチャツク機構
33に挿入し、チャツク長径スライダ38から手を離せ
ば自動的にシリンジ2は簡単に装着できる。
【0064】図13にも示す様に前側ブロック30の先
端に短径側Y1・Y2の180°配分で後方に向かって
凹み(切り欠き)を有する先端凹部42を設ける。この
凹みスペースはシリンジユニット1の装着の時にクリッ
プ10の取り外し操作を容易にするもので有る。
【0065】前側ブロック30は後側ブロック50と液
量指定ねじ41で接続する。液量指定ねじ41の1ピッ
チはシリンジピストン7が所定量の薬液を送り出す移動
距離に等しくする。(ここでは分かり易く説明するため
に図13の投与量目盛り51の表示の様に1ピッチ10
単位とし、全移動量を50単位として説明する。)従っ
て前側ブロック30を回転させる事で薬液量に適した位
置に前ブロック30を設定出来る。
【0066】この回転を手であたえる為に長径前ホルダ
31と短径前ホルダ32を設ける、この回転トルクは長
径前ホルダ31で与えることにより軽く回す事が出来
る。図12では50単位の薬液量を注射する為の位置に
前側ブロック30が設定されている状態を示す。
【0067】前側ブロック30の後端には注射の最後で
ドライブピストン67が衝突して破損事故を起こさない
様にダンパー40を設ける。前方は樹脂等の弾性部材の
ワッシャがあり、後方の衝突面はバネ板が設けられてい
て衝撃を吸収する。この作用は注射薬液の送り出しの負
荷が掛かった状態でシリンジピストン7が最終の位置ま
で押された時に始めて働く様に設置位置と動作範囲とを
定める。(例えば0.3mm手前から作動する様にす
る。)
【0068】よってドライブピストン67の停止時の衝
撃音軽減と前側ブロック30の破損を防ぐ程度の簡単な
構造で良い。(空打ちしたい時は特願2000−139
184号で知られているショックアブソバを構成した開
放ユニットを使えば事故を防げる。)
【0069】次に後側ブロック50に付いて図12と図
13を用いて構成を説明する。後側ブロック50の内部
にドライブピストン67とドライブ側係止部70が付い
たドライブシャフト66を設ける。更に後側ブロック5
0の後方の後壁72とドライブピストン67との間にス
プリングカラー69を介して高圧スプリング68を設け
る。この高圧スプリング68は特に形状を指定しないが
図示の様に複数ピッチスプリング(特願2000−33
1467号記載のスプリング)を用いて駆動特性を良く
しても良い。
【0070】高圧スプリング68の圧縮時にドライブピ
ストン66が不要な回転をしない様に樹脂あるいは金属
で筒状のスプリングカラー69を介在させる。更にスプ
リングカラー69の外周の後方への長さはドライブピス
トン67が前方に移動した時にロックボール55が誤っ
て内部に落ちないように移動距離を考慮して決める。
(ロツクボール55の入るロック孔78が図5で説明し
た様にテーパとした時は2重の安全策として働く)
【0071】後側ブロック50の前側にピストンロック
機構54を設ける。即ちロック長径スライダ56とロッ
ク短径スライダ57とを長手軸Z1−Z2を中心にして
回転自在で更に前後方向に滑動可能に設ける。またロッ
ク長径スライダ56の後方外周は前方に向かって昇って
いく様な傾斜面として、ロック解除の押圧前進操作をし
易くする様に構成する。
【0072】前記スライダ56の後方への移動を規制す
る後ストッパー46を前記スライダ56の後方で後側ブ
ロック50の外周に設ける。前記スライダ56の前方に
は後方に付勢するロックスプリング58を設ける。更に
前記スライダ56の下側の位置で後側ブロック50の筒
の120°配分の3ヶ所にロツク孔78とロックボール
55を設ける。(図5・図1参照)ロックボール55の
数は前述のチャツクボール37同様に限定しない。
【0073】更にドライブピストン67の外周にロック
ボール55の一部が入るロック溝59を設ける。ロック
溝59の後方側の壁面は図5の様に45°以上のテーパ
として軽くロック解除が出来る様にする。この様にして
ピストンロック機構54は構成する。
【0074】従ってドライブピストン67が後方に押さ
れ、ロック溝59がロックボール55の位置になると後
方に付勢されたロック長径スライダ56により(内径の
テーパー部分で押されて)ロックボール55がロック溝
59に落ち込み、ロックボール55とロック長径スライ
ダ56によりドライブピストン67は拘止される様に構
成されている。
【0075】また前記スライダ56を前方に手で移動さ
せればロックボール55が跳ね上がり簡単にドライブピ
ストン67の拘止は開放出来る。
【0076】ドライブピストン67の中心近傍には複数
のピストンオリフィス71が設けられ、更に前述のスプ
リングカラー69の中心近傍にも複数のカラーオリフィ
ス86を設けてありドライブピストン67の前後の空気
圧を一定に押さえている。また後壁72とドライブシャ
フト66の間の空気圧変化を軽減する為にドライブシヤ
フト66の後方の後方壁72に後方オリフィス73を設
ける。
【0077】後側ブロック50の後方に長径後ホルダ4
3を設ける。長径後ホルダ43は前側ブロック30を回
転移動させる時に十分のトルクで支持できる様に構成さ
れているばかりで無く、特にこの長径後ホルダ43は図
13に示す様にを手87で包み込むようにしてロック長
径スライド56を前方に押す様にすると、長径後ホルダ
43が支点の働きをしてロック長径スライダ56の押圧
操作を楽に出来る作用がある。従って手87になじむ様
な角の無い形状で構成する。例えば図示の様にほぼ半円
形とする。
【0078】後側ブロック50の前方には液量指定ねじ
41に嵌合する嵌合ねじ47を設け、前側ブロック30
に接続する。更に図23(第1の実施例のクリック機構
の作用説明図(C0−C1断面図および部分拡大図)に
示す様に後側ブロック50の先端にクリック突起64を
外向きにバネ状構造で設ける。一方前側ブロックの長径
前ホルダ31(短径前ホルダ32も同様)の裏側には所
定の薬液量毎の回転位置にクリック溝63を複数設け
る。(例えば1ピッチ10単位の液量指定ねじを使って
いる時には図の様に10ケ設ければ1単位毎にクリック
が得られる。)この様にしてなるので薬液量に応じて前
側ブロック30を回転するとクリックの感触で投与量が
判る。
【0079】また薬液量を目視で確認出来るように図1
3に示す様に後側ブロック50の前方外周には10単位
毎の投与量目盛り51を設け、更に前側ブロック30の
後端の外周には1単位毎の記号を設ける。
【0080】更に図21(安全装置の作動禁止の作用説
明図)に示す様にロック短径スライダ57(ロック長径
スライダ56でも良い)の前方に後側ブロックに固定し
た安全ピン52を設け、更に前記安全ピン52に対向し
た位置で且つロック短径スライダ57の前方の縁に、後
方に向かってロック開放作用に少なくも必要な長さと前
記ピン52の幅を有する切り欠き状のU字凹部と、その
隣に安全ピン52がわずか引っかかり短径スライダ57
の一方向の回転を止め様な形状の長さの短い切り欠き状
のR面凹部とを設けた安全ガイド53を設ける。
【0081】ロック長径スライダ56を矢印方向に回
し、安全ガイド53の長さの短いR面凹部が安全ピン5
2に対面する位置に設定する。この状態ではロック長径
スライダ56を前進させる事が出来ないので誤り操作で
の暴発は防げる。即ち高圧スプリング68を圧縮してロ
ック機構54でドライブピストン67を拘止した状態で
携帯する時の暴発を防止出来る。
【0082】使用時には図22(第1の実施例の安全装
置の作動開放の作用説明図)に示すようにロック長径ス
ライド56を黒矢印の様に回転すると安全ピン52が安
全ガイド53の長い長さのU字凹部に対向するので、引
き続きロック長径スライド56を白矢印の様に前方に移
動させるとロックが開放されて注射が出来る。この様に
単純な構造で暴発を防止しながら使用時には1本の指で
持ち変える事無く連続に容易な操作で注射が出来る。
【0083】この様に駆動装置は構成されて作用する
が、それらは注射操作の手順に従った時にはどのように
作用するかを図14と図15(第1の実施例のシリンジ
装着完了の作用説明断面図)と図16(第1の実施例の
50単位注射の薬液充填と投与量設定との作用説明断面
図)と図17(第1の実施例の50単位注射の作用説明
断面図)とを用いて説明する。
【0084】最初の操作は高圧スプリング68を加圧す
る操作で、その作用を図14を用いて説明する。 長径
後ホルダ43で後側ブロック50を支えながら、長径前
ホルダ31で前側ブロック30を回転させて所定の位置
(投与量目盛り51の0単位の位置)まで後方に移動さ
せる。
【0085】ドライブピストン67は前側ブロック30
の後方で押されて後方に移動し、高圧スプリング68を
圧縮する。所定の位置まで下がるとピストンロック機構
54が作用してドライブピストン67は固定される。
(この場合の圧縮された高圧スプリング68の長さをL
0とする。)
【0086】次に図21に示す様に安全ピン52と安全
ガイド53によりロック長径スライダ56が前進しない
ように安全装置49を作動禁止に設定し、以下の操作や
携帯時での振動や誤操作での暴発を防ぐ様にする。
【0087】次にシリンジユニット1の装着の操作で、
始め滅菌梱包21よりシリンジユニット1を取り出し、
シリンジ2の外径を持ってシリンジピストン7のピスト
ン係止部9をドライブ側係止部70に被嵌させる。被嵌
した後にクリップ10を取り外す。この時前側ブロック
30の先端の先端凹部42が設けてあるので、クリップ
10の取り外しが楽に行える。
【0088】次にシリンジ2を更に押し込みシリンジピ
ストン7全体を後方筒6の中に挿入させる。中に入ると
ピストン係止部9は広がる事が出来ないのでドライブ側
係止部70にシリンジピストン7は一体に固定される。
次にチャック長径スライダ38を手で後方に押し下げ、
チヤックボール37を自由にした後、シリンジ2を更に
押し込み、チャツク長径スライダ38から手を離すとシ
リンジ2は所定の位置に引き込まれチャツクボール37
により拘止され図15(第1の実施例のシリンジ装着完
了の作用説明断面図)の様に装着完了できる。
【0089】この装着操作はピストンクリップ10によ
りシリンジピストン7の前進が止められているので、シ
リンジ2の押圧がそのままシリンジピストン7に伝わ
り、強力にピストン係止部5をドライブ側係止部70に
押しつける事が出来て、失敗無く被嵌取り付けが出来
る。またこの様にシリンジ2取り付け操作が容易である
ばかりでなく、ピストンクリップ10と、シリンジ2の
外径のみ(凸型の前係止部4は指が滑り先端に触る事を
防いでいる。)に触れるだけなので、細菌感染なしでシ
リンジ2の装着が出来る。(薬液22に触れるオーリン
グ8の前側のピストン7の先端部分に触る事が無い)
【0090】次に図16を用いて50単位の注射の準備
としての薬液充填と投与量設定に付いて説明する。図1
1で説明したようにシリンジ2の先端に薬瓶23を取り
付けたアダプータ16を前係止部4により取り付ける。
【0091】その状態で薬瓶23が上になる様に駆動装
置を上向きに持ち長径前ホルダ31を回転させて前側ブ
ロック30を投与量目盛り51が50単位になる位置ま
で移動する。この操作でシリンジ2が前進するのでシリ
ンジ2の内部に薬液22が引き込まれ注射の準備が出来
る。
【0092】次にアダプター16を取り外す。シリンジ
2の中に空気が有った時は、長径前ホルダ31を回して
シリンジピストン2を移動させて空気を追い出す。
【0093】次に図17を用いて50単位の注射の作用
を説明する。図13の様に長径後ホルダ43を手87の
中に包み込み駆動装置を持ちノズル3を皮膚に押しつ
け、ロック長径スライダ56を黒矢印の様に回転し、安
全ガイド53と安全ピン52とによる安全装置49を解
除した後に、ロック長径スライダ56を白矢印の様に前
進移動させて、ピストンロック機構54を開放させる。
【0094】この開放によりドライブシャフト66とシ
リンジピストン7は前進して注射が始まりドライブピス
トン67がダンパー40にて移動が止められて,シリン
ジピストン7がシリンジ2の奥まで送り込まれ注射は終
了する。(この場合の注射後の高圧スプリングの伸びた
長さをL1とする。)
【0095】以上説明した1回の注射で注射が終わる時
は、チャック長径スライダ37を後方に移動させ、シリ
ンジ2の外径を持って静かに引き抜いて取り外す事が出
来る。この場合シリンジピストン7はシリンジ2の動き
に対してオーリング8の摩擦で遅れて移動し、シリンジ
2の後端よりピストン係止部9が外に出た位置で、ドラ
イブ側係止部70より外れてシリンジ2と共に取り外す
事が出来る。このシリンジ2は通常は捨てられる。
【0096】取り外したシリンジ1を同じ患者が再使用
する為に保管する時は、クリップ係止部11にピストン
クリップ10を装着し、更に図10で説明したシリンジ
前蓋12を前面に、更にシリンジ後蓋14を後方に被嵌
させて保管する。しかしシリンジ2を交換する必要の無
い場合は、保管や携帯に供する時には駆動装置にシリン
ジ2を取り付けたままで保管や携帯をする方が、次の注
射の時に取り付け操作を省略出来る事と、細菌感染の機
会を少なくできる事より好ましい。よってここでは装着
状況での次の注射の作用を説明する。
【0097】図18(第1の実施例の携帯時の再使用シ
リンジと加圧作用の説明断面図)を用いてシリンジ2を
再使用状態で携帯した時の操作と作用を説明をする。携
帯時は小型にするために前側ブロック30を後方に移動
(0単位の位置まで)させる。従って前述の様に高圧ス
プリング68は加圧され、(高圧スプリング68の圧縮
長さをL0となる。)ピストンロック機構54は拘止作
動する。更に前述の安全装置49を動作させてロック長
径スライダ56を前進移動禁止の状態にし携帯時の暴発
を防止する。
【0098】次に滅菌されたシリンジ前蓋12をシリン
ジ2の前面に取り付け、シリンジ2はそのまま装着して
携帯する。 内部に触れないので細菌感染が防止出来
る。
【0099】この時点では安全装置49により長径前ホ
ルダ31を回しても暴発の心配は無いので、もしも長径
前ホルダ31が長径後ホルダ43と異なる回転角に回さ
れていた時は、長径どうしの回転角が同じになるように
揃えて携帯する。この携帯用無針注射器は一方向(短径
側Y1−Y2)が薄いのでポケットや鞄に入れて携帯し
ても突出しないので携帯の邪魔にならない。更にテーブ
ルなどに置いても転がらないので落下事故など防げる。
【0100】次に引き続いて携帯先での注射に付いて説
明する。前記の図16では50単位注射を説明したがこ
こでは20単位の例を説明する。図19(第1の実施例
の薬液充填と20単位投与量設定の操作との作用説明断
面図)を用いて薬液充填と投与量設定の操作と作用を簡
単に説明する。(この操作・作用はほぼ図16と同様の
部分が多いので、説明の重複をさける為に同じ部分は省
略し異なる部分のみ説明する。
【0101】始めにシリンジ2先端のシリンジ前蓋12
を取り除き、次に前側ブロック30の位置が0単位の位
置になっているか確認する。(長径前ホルダ31を回し
て薄くした為に変化する事あり)異なっている時は長径
前ホルダ31を回して0単位の位置になる様に修正す
る。次に薬瓶23をアダプター16でシリンジ2に取り
付け前側ブロック30を投与量目盛り51の20単位の
位置まで前進移動させると、シリンジ2に20単位の薬
液22が引き込まれる。
【0102】次に20単位注射の操作と作用は前述の図
17とほぼ同じであるので説明の代わりに図20(第1
の実施例の20単位注射の作用説明断面図)を示す。
(この場合の注射後の高圧スプリング68の伸びた長さ
をL2とする。 L1>L2>L0)
【0103】以上の操作で2回目の注射を完了するが、
更に携帯して3回・4回と繰り返し注射する場合はシリ
ンジ2は駆動装置に装着したまま図19・図20・図2
1の説明の様に操作を繰り返せば良い。シリンジ2は2
0回位使ったら微少径のノズル3が劣化するので捨て
て、図14の様に操作して新しいシリンジユニット1を
装着し注射に供する。
【0104】また安全装置49は手動で作動禁止に切り
替えるものを説明してきたが、図25(第2の実施例の
安全装置の自動化説明透視図)を用いて第2の実施例と
して自動化に付いて説明する。予めロック長径スライダ
56を黒矢印の方向に常時スプリングで付勢しておけ
ば、高圧スプリング68を圧縮すると安全ガイド53の
U字凹部が後退し安全ピン52が外に出るので前記スラ
イダ56が矢印の方向に回転して自動的に浅いR面凹部
の安全ガイド53の位置に移動して作動禁止の状態に自
動的にする事が出来る。
【0105】第2の実施例ではロックスプリング58の
巻き始めと終わり部分をフック状に構成し、ロック長径
スライダ56と後ブロック50に前記フックを係止して
前記回転力(黒矢印)と後方への押圧(白矢印)を発生
させ自動化を簡単な構造で実現している。
【0106】本駆動装置は直交する2つの直径で構成す
るが、この2つの直径が連続的に変化しても良い。即ち
図24に示す第3の実施例の楕円形状のものも含まれ
る。この場合は例えば長径前ホルダ31と短径前ホルダ
32の境目は連続しているために明確に分ける事が出来
ないが、最大直径の近傍が長径前ホルダ31で最小直径
の近傍が短径前ホルダ32と言うことになる。この楕円
形状のものは第1の実施例の物とほぼ同じ作用効果が得
られる。
【0107】この様に構成され作用するので繰り返し用
いられる携帯用無針注射器としての独特な多くの課題を
解決し、優れた携帯用無針注射器を提供出来る。
【0108】
【発明の効果】第1の実施例と第2実施例と第3の実施
例の説明で効果の詳細を述べたので、ここでは本発明の
無針注射器の効果を簡単に列挙する。
【0109】細いシャフトを拘止する不安定さや、設置
空間の制限があり小型部品で構成が求められる後方ロッ
ク機構75と異なり、本発明の駆動装置はピストンロッ
ク機構54を用いる事が出来るので、摩耗による部品の
寸法変化の影響を軽減出来、従って出先で突然故障して
注射が出来なくなる様な重大事故を防げる。
【0110】本発明の駆動装置は、シリンジ1を装着す
る前側ブロック30と高圧スプリングを内蔵する後側ブ
ロック50として構成したので、安定したピストンロッ
ク機構54を用いながら任意の投与量の注射が出来る。
【0111】外径を直交する長径と短径を有する形状に
し、チャック長径スライダ56と長径前ホルダ31とロ
ック長径スライダ56と長径後ホルダ43を長径側に構
成したので、シリンジ1の装着操作と、高圧スプリング
68の高圧充填操作とピストンロック機構54の拘止解
除の操作とが容易になる。また机などに置いた時の転落
事故も防げる。
【0112】特に手87に馴染む様にR面を設けた長径
後ホルダ43を後側ブロック50の長径側の後方に構成
したので、長径ホルダ43を手87の中に包み込む様に
すれば支点が得られて、高圧で押圧されているロック長
径スライダ56を容易に操作出来る。
【0113】前側ブロック30と後ろ側ブロック50の
短径側どうしを揃えると、薄くなるのでポケットや鞄に
入れて携帯した時に突出して邪魔になる事が無い。
【0114】ピストンロック機構54は大型ボールを使
用している。その為にロック溝59の後方の立ち上がり
の壁を45°以上のテーパとして、ロックボール78へ
の力点を出来るだけ上側(中心の高さに近づける)にあ
げる事が出来るので、ロック解放の時にロック長径スラ
イド56を軽く押す事が出来る。
【0115】ロック長径スライド56を長径としたの
で、前記スライド56の外径の形状を前方向に昇る様な
傾斜面とすることが可能になり、図13に示す様に手8
7で軽く押す事が出来、ロック長径スライド56の移動
を容易としている。
【0116】シリンジ1の装着をボールを用いたチャツ
ク機構としたので、回転位置合わせなど面倒な操作無
く、ただチャツク長径スライダ38を後方に移動した後
にシリンジ1をただ後方に向かって押し込むだけの簡単
操作でシリンジ1の装着を可能としている。
【0117】シリンジユニット1はクリップ10により
シリンジピストン7が前進出来ないように阻止されるの
で、ビストン係止部9がドライブ側係止部70に挿入す
る時に強く押圧が出来、被嵌係止の失敗無くシリンジユ
ニット1の装着が出来る。
【0118】シリンジ1の外周とクリップ10のみしか
触らないので細菌感染を防げる。
【0119】繰り返し注射をし続ける患者に取って重要
な使い捨てのシリンジユニット1の経費は、クリップ1
0により シリンジユニツト1(滅菌梱包21含む)が
小型に製作出来、更にシリンジ1の内径も後方までほぼ
平行な単純な形状であり製作が容易で、廉価に提供出来
る。この事は気楽に新品と交換してもらえるので細菌感
染も防げる。また小型であるので携帯に予備を持ち歩い
ても邪魔にならない。
【0120】駆動装置先端の先端凹部42はクリップ1
0の取り外し操作を容易にしている。
【0121】安全ガイド53と安全ピン52による安全
装置49により携帯時の暴発事故を防止しできる。更に
その安全装置49はロック長径スライダ56の簡単な操
作で禁止作動の解放が出来る。(またロック長径スライ
ダ56に回転方向に与圧をあたえる事で安全装置49を
自動的に作動禁止とする事も出来誤り操作を軽減でき
る。)
【0122】また繰り返し注射する時にシリンジ1を駆
動装置に取り付けたままで携帯できるので感染事故も軽
減出来る。
【0123】また本発明の駆動装置は投与量に無関係に
注射の開始時の高圧スプリング68の圧縮状態は一定
(L0)であるので、複数ピッチスプリングを用いる事
も出来て注射の駆動特性を良くする事も出来る。
【0124】この様に本発明は、繰り返し(出先を含
め)注射を必要とする携帯用無針注射器の独特な多くの
課題を解決した優れた携帯用無針注射器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の駆動装置の外観斜視説明図
【図2】 従来のスプリング圧縮とロックとの作用説
明断面図
【図3】 従来の薬液充填の作用説明断面図
【図4】 従来の注射の作用説明断面図
【図5】 ボールロック機構の説明断面図(本発明)
・(従来)
【図6】 本発明のスブリング圧縮とロックとの作用
説明断面図
【図7】 本発明の薬液充填の作用説明断面図
【図8】 本発明の注射の作用説明断面図
【図9】 第1の実施例のシリンジユニットの説明の
外観と部分断面図
【図10】 第1の実施例のシリンジ蓋の説明の外観と
部分断面図
【図11】 第1の実施例の薬瓶の取り付け説明の外観
と部分断面図
【図12】 第1の実施例の構造説明断面図
【図13】 第1の実施例の外観説明図
【図14】 第1の実施例の加圧とシリンジ取り付け作
用説明断面図(駆動部正面図含む)
【図15】 第1の実施例のシリンジ装着完了の作用説
明断面図
【図16】 第1の実施例の50単位薬液充填と投与量
設定との作用説明断面図
【図17】 第1の実施例の50単位注射の作用説明断
面図
【図18】 第1の実施例の携帯時の再使用シリンジと
加圧の作用説明断面図
【図19】 第1の実施例の20単位薬液充填と投与量
設定との作用説明断面図
【図20】 第1の実施例の20単位注射の作用説明断
面図
【図21】 第1の実施例の安全装置の作動禁止の作用
説明部分図
【図22】 第1の実施例の安全装置の作動開放の作用
説明部分図
【図23】 第1の実施例のクリック機構の作用説明図
(図13のC0−C1断面図および部分拡大図)
【図24】 第3の実施例の楕円形状の説明正面図
【図25】 第2の実施例の安全装置の自動化の説明透
過図
【符号の説明】
1 シリンジユニット 2 シリンジ 3 ノズル 4 前係止部 5 後係止部 6 後方筒 7 シリンジピストン 8 オーリング 9 ピストン係止部 10 クリップ 11 クリップ係止部 12 シリンジ前蓋 13 シリンジ後蓋フック 14 シリンジ後蓋 15 シリンジ後蓋フック 16 アダプタ 17 瓶用フック 18 シリンジ用フツク 19 吸引針 20 アダプター蓋 21 滅菌梱包 22 薬液 23 薬瓶 24 ゴム栓 25 シリンジ内径 26 テーパー部 27 装着部 28 駆動装置 29 摘み部 30 前側ブロック 31 長径前ホルダ 32 短径前ホルダ 33 チャック機構 34 チャックストップリング 35 チャックスプリング 36 チャツクホルダ 37 チャックムボール 38 チャック長径スライダ 39 チャック短径スライダ 40 ダンパー 41 液量指定ねじ 42 先端凹部 43 長径後ホルダ 44 短径後ホルダ 45 チャック孔 46 後ストッパー 47 嵌合ねじ 49 安全装置 50 後ブロツク 51 投与量目盛り 52 安全ピン 53 安全ガイド 54 ピストンロック機構 55 ロックボール 56 ロック長径スライダ 57 ロック短径スライダ 58 ロックスプリング 59 ロック溝 60 ロック台 61 クリック機構 63 クリック溝 64 クリック突起 66 ドライブシャフト 67 ドライブピストン 68 高圧スプリング 69 スプリングカラー 70 ドライブ側係止部 71 ピストンオリフィス 72 後壁 73 後壁オリフイス 75 後シャフトロック機構 76 小型ボール 78 ロック孔 86 カラーオリフィス 87 手 C0−C1 図13の断面 X0、X1 長径側(平面) Y0、Y1 短径側(平面) Z0、Z1 長手方向の軸(前側、後側) W0、H0 本発明のテーパー寸法 W1、H1 従来のテーパー寸法 TX 水平分力 TY 垂直分力 L0 高圧スプリングの圧縮の長さ L1・L2 高圧スプリングの伸びた長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンジピストンを内蔵した使い捨てのシ
    リンジと、高圧スプリングで付勢されたドライブピスト
    ンを内蔵した駆動装置とで構成された無針注射器におい
    て、前記シリンジを装着する前側ブロックと、前記高圧
    スプリングを内蔵し前記ドライブピストンの外周を拘止
    するピストンロック機構を設けた後側ブロックとを液量
    指定ねじで接続して構成し、更に前記前側ブロックと前
    記後側ブロックの外径が直行する長径と短径との2つの
    直径を有する形状とし、前記前側ブロックの長径側に長
    径前ホルダと、前記後側ブロックの長径側にはロック長
    径スライダと長径後ホルダを構成した事を特徴とする携
    帯用無針注射器。
  2. 【請求項2】請求項項1記載の前記後側ブロックの外周
    にロック長径スライダとロック短径スライダを前後方向
    に滑動可能で且つ回転自在に設け、更に前記スライダー
    のいずれかの前方に前記後側ブロックに固定した安全ピ
    ンを設け、更に前記スライダのいずれかの前方の縁に後
    方に向かって少なくも前記スライダの移動範囲の長さと
    前記ピンの幅とを有するU字凹部の安全ガイドを設け、
    前記スライダを回転して前記安全ピンと前記安全ガイド
    が対向した時始めて前記スライダが前方に滑動可能にし
    た安全装置を構成した事を特徴とする請求項1記載の携
    帯用無針注射器。
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