JP2000014777A - 薬液の流量調整装置 - Google Patents

薬液の流量調整装置

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JP2000014777A JP10188965A JP18896598A JP2000014777A JP 2000014777 A JP2000014777 A JP 2000014777A JP 10188965 A JP10188965 A JP 10188965A JP 18896598 A JP18896598 A JP 18896598A JP 2000014777 A JP2000014777 A JP 2000014777A
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圭一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな薬液の流量調整装置を低コスト
で提供する。 【解決手段】 流路形成部材15の表面に溝部151が
螺旋状に設けられ、流路形成部材15の表面がケーシン
グ13の収容部14の内面に密着しており、溝部151
が薬液の流路として機能する。このように流量調整装置
を構成する場合、溝部151の断面形状および長さを設
計通りに精度良く形成することができるので、予め設計
段階で管路抵抗に対応して溝部151の断面形状および
長さを設計しておけば、その所望の管路抵抗が得られ
る。特に、射出成形法を用いる場合には、その管路抵抗
に応じた金型を作成しておけば、同一の管路抵抗を有す
る流路形成部材15を量産することができ、流量調整装
置1の製造コストを大幅に抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療分野等で用い
られる薬液の流量切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抗生物質や抗癌剤等の薬液を患者の体内
へ微量、例えば1時間当たり数CCずつ長時間にわたり注
入するため、現在、薬液注入装置と流量調整装置とを組
み合わせて使用されている。この流量調整装置として
は、例えば特開平9−225028号公報に記載された
ものがある。この流量調整装置では、ケーシングに対し
て流入部および流出部が突設されており、電動式シリン
ジポンプ、バルーンインフューザーや国際公開番号WO
95/28977に記載された装置などの薬液注入装置
から延びるチューブを流入部に接続するとともに、流出
部へ人体接続用チューブを接続して、薬液を人体へ微量
づつ長時間にわたって注入させるといった用い方ができ
るようになっている。
【0003】このケーシング内には、ポリ塩化ビニル等
により形成された同径の細径チューブが相互に異なる長
さで設けられ、各チューブの一方端が流路分岐部を介し
て流入部と接続される一方、他方端が流出部と接続され
ており、各細径チューブが流入部から流出部への薬液の
流路として機能している。また、流路分岐部には、操作
栓が取り付けられており、この操作栓を操作することに
より、流入部を介して流れてきた薬液が複数の細径チュ
ーブを選択的に流れるように構成されている。このた
め、こうして設けられた複数の細径チューブの管路抵抗
は、相互に相違しており、操作栓によって薬液の流路を
選択的に切り換えることで、流出部から流出する薬液の
流量は切換制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、流路の管路
抵抗は内径と長さによって決定されるため、上記従来例
では、細径チューブによって流路を形成し、細径チュー
ブの長さを調整することで、当該細径チューブの管路抵
抗を適当に設定して通液量を制御するようにしている
が、細径チューブの内径については、ある程度バラツキ
が生じやすいため、所定の管路抵抗に対応する長さの細
径チューブをそのまま用いたのでは、必ずしも所望の管
路抵抗が得られないため、次のような作業を行ってい
る。すなわち、まず管路抵抗に対応した長さの細径チュ
ーブを準備し、実際に薬液を流して管路抵抗(通液量)
を実測し、所定の管路抵抗となったか否かを検証した
後、その実測値が所定値からずれている場合には、細径
チューブの長さを修正し、再度管路抵抗を実測して所定
値になったか否かを確認する。このような作業を流路ご
とに繰り返して行う必要があり、製造コストの増大の一
要因となっている。
【0005】また、細径チューブの内径を比較的大きく
し、内径のバラツキを抑えることも考えられるが、この
場合、所定の管路抵抗を得るためには内径を大きくした
分だけ細径チューブを長くする必要があり、その結果、
流量調整装置の大型化を招くとともに、細径チューブを
ケーシング内に収納した際にチューブが折れ曲がり薬液
の流れが悪くなったり、全く流れないなどの問題が発生
することがあり、流量調整が困難となる場合がある。
【0006】この発明は、上記のような問題に鑑みてな
されたものであり、コンパクトな薬液の流量調整装置を
低コストで提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、薬液の流入
部および流出部を有するケーシング内に少なくとも1つ
以上の流路形成部材を収容し、前記ケーシングと前記流
路形成部材とで形成される流路を介して前記流入部から
前記流出部に薬液を導き、前記流出部から流出する薬液
の流量を調整する流量調整装置であって、上記目的を達
成するため、前記流路形成部材の表面に、溝部を前記流
路形成部材の全長と比べて充分に長くなるように曲折し
て形成し、前記流路形成部材の表面をケーシング内面と
密着して前記溝部を薬液の流路として機能させている
(請求項1)。
【0008】この発明では、流路形成部材の表面に溝部
が形成され、これが薬液の流路として機能している。溝
部を設計通りに精度良く形成することは現在の加工技術
をもってすれば容易なことであり、予め溝部の断面形状
および長さを適切に設計しておきさえすれば、溝部によ
って形成される管路抵抗を正確に設定することができ
る。したがって、従来のように管路抵抗を設定するため
に「実測−検証−修正」といった作業工程を繰り返すこ
となく、所望の管路抵抗の流路が得られる。
【0009】しかも、当該溝部は流路形成部材の全長と
比べて充分に長くなるように曲折して形成されたもので
あり、溝部を長く設けることが可能で、薬液の流量調整
に適した管路抵抗を確保可能となっている。
【0010】また、流路形成部材の形状としては例えば
柱状形状とすることができ、その周面に溝部を螺旋状に
設けてもよい(請求項2)。
【0011】また、流路形成部材を収容する収容部を前
記ケーシング内に複数個設けるとともに、互いに管路抵
抗が異なる複数の流路形成部材をそれぞれ対応する収容
部に収容して薬液の流路を複数本設け、しかも、薬液の
流路を切換制御する流路切換手段を設け、当該流路切換
手段によって薬液の流路を選択的に切り換えて前記流出
部から流出する薬液の流量を調整可能としてもよく(請
求項3)、この場合、薬液の流量を複数段階に調整する
ことができる。
【0012】また、前記流路切換手段は、例えば前記収
容部と、前記流入部または前記流出部との間に配置して
もよい(請求項4)。
【0013】また、前記ケーシング内に前記流入部と前
記流出部とを連通するバイパス流路を設けるとともに、
当該バイパス流路を開閉制御するバイパス流路開閉手段
を設け、前記バイパス流路を開成したときには前記流路
形成部材によって形成される流路の通液量に比べて充分
に多量の薬液を前記流出部から流出させるように構成し
てもよく(請求項5)、患者の容体の変化や薬効状況な
どに応じて薬液の流量を急激に増大させることができ
る。
【0014】また、前記流入部から前記溝部に至るまで
の薬液の流路径を前記流入部から前記溝部に向うに従っ
て小さくしてもよい(請求項6)。生理食塩水などの薬
液を流す場合、流路径が急激に小さくなると、その流路
径の不連続部分で薬液の一部が結晶化し易くなり、結晶
体によって流路が詰まるという問題が発生することがあ
るが、この発明のように流路径を徐々に小さくすること
で結晶化が防止される。
【0015】さらに、前記流路形成部材としてはプラス
チック製のものを用いることができ、射出成形によって
製造する(請求項7)ことで、溝部の断面形状および長
さを正確に形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】A.第1実施形態 図1は、この発明にかかる薬液の流量調整装置の第1実
施形態を示す図である。また、図2は図1の流量調整装
置の使用状況を示す図である。この流量調整装置1は薬
液注入装置2と組み合わせて使用されるものであり、薬
液注入装置2から延びるチューブ3を流量調整装置1の
流入部11に接続するとともに、流出部12へ人体接続
用チューブ(図示省略)を接続して使用するものであっ
て、薬液を人体へ微量づつ長時間にわたって注入可能と
なっている。
【0017】この流量調整装置1では、図1(b)に示す
ように、ケーシング13の略中央部に収容部14が設け
られており、円柱状の収容空間が規定されている。この
収容部14の収容空間には、ケーシング13の一方端側
(同図の下方側)から円柱状の流路形成部材15が嵌入
され、その先端部が収容部14のステップ部141で係
止されている。また、このように収容部14に流路形成
部材15が収容された状態で、ケーシング13の一方端
に流入部11が差し込まれ、その先端部で流路形成部材
15の後端部を係止するように取り付けられている。こ
のようにして、流路形成部材15がケーシング13の収
容部14に収容固定されている。
【0018】この流路形成部材15は、例えばプラスチ
ックなどの樹脂材料で形成されたもので、同図(c)に示
すように、その表面には矩形、三角形または半円形など
の断面形状を有する溝部151が螺旋状に設けられてい
る。また、この流路形成部材15の外径は収容部14の
内径と同一あるいは若干大きく、上記のようにして収容
部14に嵌入されると、流路形成部材15の表面はケー
シング13(収容部14)の内面と密着される。したが
って、流入部11を介して薬液が収容部14に流れ込む
と、薬液は螺旋状の溝部151内をケーシング13の他
方端側(同図の上方側)に流れ、溝部151が薬液の流
路として機能する。
【0019】また、ケーシング13の他方端側には、流
出部12がケーシング13と一体的に設けられており、
溝部151に沿って流れてきた薬液が当該流出部12よ
り流出する。なお、図中の符号10はロック部であり、
このロック部10によって流出部12に装着した人体接
続用チューブ(図示省略)を締付けて流出部12に固定
可能となっている。
【0020】以上のように、この実施形態にかかる薬液
の流量調整装置1によれば、流路形成部材15の表面に
螺旋状に設けられた溝部151を薬液の流路としている
ため、次のような効果が得られる。すなわち、このよう
に表面に溝部151を有するプラスチック製の流路形成
部材15を製造する方法としては、従来より周知の方
法、例えば射出成形を用いることができ、溝部151の
断面形状および長さを設計通りに精度良く形成すること
ができるので、予め設計段階で管路抵抗に対応して溝部
151の断面形状および長さを設計しておくことで、そ
の所望の管路抵抗が一度に得られる。特に、射出成形法
を用いる場合には、その管路抵抗に応じた金型を作成し
ておけば、同一の管路抵抗を有する流路形成部材15を
量産することができ、流量調整装置1の製造コストを大
幅に抑えることができる。
【0021】また、流路として機能する溝部151を流
路形成部材15の表面に螺旋状に設けられ、溝部151
が流路形成部材15の全長L(図1(b))と比べて充分
に長くなっているため、充分な長さを確保することがで
きる分だけ溝部151の断面積を大きく設定することが
でき、流路(溝部151)が詰まり難くなるという効果
が得られる。また、溝部151の断面積を大きくするこ
とは流路形成部材15の成形処理をより容易に、しかも
精度をより一層向上させることができる点で好ましい。
【0022】さらに、溝部151を流路として機能させ
ているため、流路を狭い領域内に密集させることがで
き、従来のように細径チューブを流路とする場合に比べ
て装置をコンパクトにすることができる。
【0023】なお、この第1実施形態では、流路形成部
材15をプラスチックなどの樹脂材料で形成している
が、他の材料、例えばガラスや金属などを加工して形成
してもよい。また、成形方法についても、射出成形に限
定されるものではなく、従来より周知の種々の成形方法
を用いてもよい。
【0024】また、上記第1実施形態では、円柱状の流
路形成部材15の表面に溝部151を設けているが、流
路形成部材15の断面形状は任意であり、流路形成部材
15の表面がケーシング13(収容部14)の内面と密
着し、溝部151に沿って薬液を流出部12側に導くこ
とができさえすれば、円柱状、多角柱状および筒状を含
む中実または中空の柱状のものを採用することができ
る。
【0025】また、上記第1実施形態では、流路形成部
材15の表面に螺旋状の溝部151を設けているが、当
該溝部は流路形成部材15の全長Lと比べて充分に長く
なるように曲折しておればよく、その曲折形状について
は任意である。したがって、薬液の流量調整装置を図3
や図4に示すように構成してもよい。
【0026】図3は、図1の流量調整装置の変形例を示
す分解組立斜視図である。この流量調整装置1では、円
盤状のベース部161の側面に、流入部11および流出
部12が互いに正反対の方向を向いて突設されている。
また、このベース部161の上面中央部に円形の凹部1
62が形成されており、この凹部162に円盤状の流路
形成部材17が嵌入可能に構成されている。そして、流
路形成部材17を上面から覆うように凹部162にカバ
ー部163が圧入されて流路形成部材17の表面(上
面)がカバー部163の表面に密着されている。このよ
うに、この実施形態では、ベース部161とカバー部1
63とでケーシング16が構成されており、ベース部1
61とカバー部163とによって流路形成部材17を収
容するための収容空間が形成されている。すなわち、こ
の実施形態では、凹部162が収容部として機能してい
る。
【0027】流路形成部材17の上面には、渦巻き状の
溝部171が形成されており、流路形成部材17が凹部
(収容部)162に収容された状態で、溝部171の外
周端171aは流入部11に対向しており、同図の矢印
FL1に示すように流入部11を介して薬液が流路形成
部材17側に流れ込むと、薬液は溝部171に沿って流
路形成部材17の略表面中心部に導かれる。また、溝部
171の中心側の端部171bは流路形成部材17を上
下方向に貫通して設けられた貫通孔(図示省略)と介し
てベース部161の上面に設けられた連絡溝164と連
通しており、同図の矢印FL2に示すように流路として
機能する溝部171に沿って端部171bに流れてきた
薬液は貫通孔を介して連絡溝164に流れ込み、さらに
該連絡溝164に沿って流出部12に導かれた後、流出
部12から流出する。
【0028】図4は、図1の流量調整装置の別の変形例
を示す分解組立斜視図である。この流量調整装置が先の
変形例と大きく相違する点は、この変形例では流路形成
部材18が矩形平板状となっており、その上面(表面)
に溝部181が蛇行状に形成されている点と、溝部18
1の両端部181a,181bがそれぞれ、ケーシング
19を構成するベース部191の側面部から突設された
流入部11および流出部12に直接接続されている点で
あり、その他の構成はほぼ同一である。したがって、同
図の矢印FL3に示すように流入部11を介して薬液が
流路形成部材18に流れ込むと、薬液は流路として機能
する溝部181に沿って他方端部181bに導かれ、同
図の矢印FL4に示すように流出部12に導かれた後で
流出部12から流出する。なお、図中の符号192,1
93は、図3の装置における凹部162およびカバー部
163に相当する構成要素である。
【0029】以上のように、これらの変形例にかかる薬
液の流量調整装置においても、図1の装置と同様に、流
路形成部材17,18の表面に流路形成部材の全長と比
べて充分に長い溝部171,181を薬液の流路として
いるため、コンパクトな装置を低コストで提供すること
ができる。
【0030】B.第2実施形態 図5は、この発明にかかる薬液の流量調整装置の第2実
施形態を示す図である。また、図6は図5の流量調整装
置の断面図であり、同図(a)は図5のAA−AA線断面
図であり、同図(b)は図5のBB−BB線断面図であ
り、同図(c)は図5のCC−CC線断面図である。この
流量調整装置1では、図6に示すように、ケーシング1
3内に2つの収容部14A,14Bが設けられて2つの
独立した円柱状の収容空間が規定されている。そして、
一方の収容部14Aに流路形成部材15Aが収容される
一方、他方の収容部14Bに流路形成部材15Bが収容
されている。これらの流路形成部材15A,15Bを相
互に比較すると、それらの表面には同一の断面形状を有
する溝部151が形成されており、しかも各表面は収容
部14A,14Bの内面(表面)と密着して、第1実施
形態と同様に、溝部151が薬液の流路として機能する
点で共通するが、流路形成部材15Aの表面には溝部1
51が比較的広いピッチで螺旋状に形成されているのに
対して、流路形成部材15Bの表面には溝部151が比
較的狭いピッチで螺旋状に形成されている。このよう
に、この実施形態では、流路形成部材15Aの管路抵抗
が流路形成部材15Bの管路抵抗よりも小さくなってお
り、流路形成部材15A側の流路A(図7)を通過して
流れる薬液の流量RAと、流路形成部材15B側の流路
B(図7)を通過して流れる薬液の流量RBとが相互に
異なっている。なお、流路形成部材15A,15Bにつ
いて、その他の構成上の特徴はいずれも第1実施形態の
流路形成部材15と同一である。
【0031】また、収容部14A,14Bは、図6(a)
に示すように、流入部11側で流路分岐部5を介して流
入部11と連通される一方、流出部12側で直接流出部
12と連通されている。この流路分岐部5の内部には、
操作栓51が回動自在に嵌合されている。図7および図
8は流路分岐部5及び操作栓51を模式的に示したもの
で、流路分岐部5には操作栓51の回動軸心に直交する
一つの平面内で、互いに90゜の開き角度を有して三方
の弁孔52,53,54が形成されている。このうち、
中央の弁孔53は流入部11と接続され、両側の弁孔5
2,54には上記収容部14A,14Bが接続されてい
る。一方、操作栓51にはT字状連通路56が形成され
ており、この連通路56の各口部が上記各弁孔52,5
3,54に合致又は非合致となることによって開閉弁部
が構成されている。
【0032】また、操作栓51は、図5および図6に示
すように、その一端部がケーシング13を貫通してその
外部へ露出するようになっており、この露出部分が操作
入力部57とされている。この操作入力部57は六角ナ
ット状に形成されており、メガネレンチ状の操作工具
(図示省略)を係合させた状態での回動操作が可能にな
っている。この操作入力部57の外周部には操作栓51
(連通路56)の指向状況を分かり易く表示する指標具
58が設けられており、ケーシング13には、この指標
具58に対応して流路A,Bの選択状況(通液量)を表
示する目盛りが設けられている。
【0033】次に、図8を参照しつつ操作栓51の回転
角度と、流出部12からの薬液の流量との関係について
説明する。なお、同図中の「回転角度」は操作栓51の
未操作時を「0゜」とし、そのときの接続状態から操作
栓51を図6の紙面における時計方向への回転角度を示
しており、各回転角度での接続状態を「接続状態」の欄
に模式的に示すとともに、流出部12からの薬液の流量
を「流量」の欄に記載している。
【0034】まず、操作栓51の未操作時には、流入部
11側の弁孔53は他の弁孔52,54のいずれとも連
通しておらず、従って双方の流路A,Bは共に閉止され
ている。
【0035】また、「接続状態」の最上欄に示された状
態から操作栓51を時計回り方向へ90゜操作した状態
では、弁孔53,54間だけが連通しており、従って流
路Bだけが通夜可能に選択されている。そのため流出部
12からは流路Bの管路抵抗に応じた流量RBの薬液が
取り出される。
【0036】また、操作栓51の180゜操作時では、
弁孔52,53,54が全て連通しており、従って双方
の流路A,Bが通液可能に選択されている。そのため流
出部12からは流路A及びBの各管路抵抗に応じた総和
流量(RA+RB)の薬液が取り出される。
【0037】さらに、操作栓51の270゜操作時で、
弁孔52,53間だけが連通しており、従って流路Aだ
けが通液可能に選択されている。そのため流出部12か
らは流路Aの管路抵抗に応じた流量RAの薬液が取り出
される。
【0038】以上のように、この第2実施形態によれ
ば、2つの収容部14A,14Bをケーシング13内に
設けるとともに、互いに管路抵抗が異なる流路形成部材
15A,15Bをそれぞれ対応する収容部14A,14
Bに収容して薬液の流路A,Bを設け、しかも、操作栓
51を操作することで薬液の流路を選択的に切換制御で
きるように構成しているので、流出部12からの薬液の
流量を3段階に調整可能となっている。すなわち、この
実施形態では、流路分岐部5および操作栓51が流路切
換手段として機能している。
【0039】また、流路形成部材15A,15Bの表面
に螺旋状の溝部151を設け、これらを薬液の流路A,
Bとしているため、上記効果に加えて、第1実施形態と
同様に効果が得られる。
【0040】なお、上記第2実施形態では、流路形成部
材15A,15Bに同一形状の溝部151を設ける一
方、各溝部151の長さを相互に異ならせることによっ
て、流路A,Bの管路抵抗を相違させているが、長さを
同一にする一方、溝部151の断面積を相違させたり、
あるいは断面積および長さの両方を相違させることによ
って管路抵抗を相違させるようにしてもよい。
【0041】また、上記第2実施形態では、2つの流路
A,Bを形成して流路切換手段たる流路分岐部5の操作
栓51を回動させて流量の切換制御を行っているが、3
つ以上の流路を設けて流量を切換るようにしてもよい。
具体的には、ケーシング13に3つ以上の収容部を設
け、各収容部に相互に管路抵抗が異なる流路形成部材を
収容し、流路切換手段によって流路を選択的に切換るよ
うに構成すればよい。
【0042】また、上記第2実施形態では、流路切換手
段たる流路分岐部5を流入部11側に設けているが、そ
の配設位置は流入部11と流出部12との間であればい
ずれの位置に設けてもよく、例えば収容部14A,14
Bと流出部12との間に設けてもよい。
【0043】さらに、上記第2実施形態では、流路形成
部材として第1実施形態と同様に円柱状部材に螺旋状の
溝部を設けたものを用いているが、その形状、材質およ
び曲折形状などについては、第1実施形態で示した変形
態様を適用することができる。
【0044】C.第3実施形態 図9は、この発明にかかる薬液の流量調整装置の第3実
施形態を示す図である。この流量調整装置が第2実施形
態と大きく相違する点は、収容部14Bに流路形成部材
15Bを配置して形成された流路Bの代わりにバイパス
流路Cが設けられる点と、流路分岐部の代わりにバイパ
ス流路を開閉するバイパス流路開閉部6が設けられてい
る点であり、その他の基本的構成は同一である。したが
って、以下においては、相違点を中心に説明し、同一構
成については同一符号を付して説明を省略する。
【0045】この流量調整装置1では、ケーシング13
内に、収容部14Aと並行して2つの配管71、72を
直列接続してなるバイパス配管7が流入部11および流
出部12の間に設けられてバイパス流路Cを規定してい
る。配管71,72の断面形状は任意であるが、溝部1
51のそれに比べて極めて大きく、流路形成部材15A
によって形成される流路Aの通液量に比べて充分に多量
の薬液をバイパス流路Cを介して流出部12に通液可能
となっている。
【0046】また、配管71,72の接続部分には、バ
イパス流路Cを開閉するバイパス流路開閉部6が設けら
れている。すなわち、同図(b)に示すように、配管7
1,72のつなぎ部分には開口61が設けられており、
この開口61を介して配管71から配管72に薬液が流
れる。そして、この開口61に対して出退自在に作動杆
62が設けられている。この作動杆62の先端部621
はケーシング13内に位置する一方、後端部622はケ
ーシング13から外部に飛び出しており、その後端部6
22をケーシング13側に押し込むと、図9に示すよう
に、作動杆62の先端部621が開口61を塞いでバイ
パス流路Cを閉成する。逆に、作動杆62の後端部62
2をケーシング13から引っ張ると、作動杆62の先端
部621が開口61から退避してバイパス流路Cを開成
する。このように、この実施形態では、開口61および
作動杆62によってバイパス流路開閉部6が構成されて
いる。
【0047】このように構成された薬液の流量調整装置
1では、オペレータが作動杆62をケーシング13側に
押し込んでバイパス流路Cを閉成すると、第1実施形態
と同様にして構成された流路Aだけが通夜可能となり、
流出部12からは流路Aの管路抵抗に応じた流量の薬液
が取り出される。したがって、第1実施形態と同様の効
果が得られる。
【0048】また、患者の容体の変化や薬効状況などに
応じて、薬液の流量を急激に増大させたい場合がある
が、本実施形態にかかる流量調整装置1によれば、この
ような場合にも適切に対応することができる。具体的に
は、オペレータが作動杆62をケーシング13から引っ
張り、バイパス流路Cを開成すると、双方の流路A,C
が通液可能となるが、上記したように配管71,72は
溝部151に比べて大幅に広い断面を有していることか
ら、流路Aの通液量に比べて充分に多量の薬液を流出部
12から流出させることができる。
【0049】なお、上記第3実施形態では、作動杆62
によって開口61を塞いだり、開放することでバイパス
流路Cの開閉制御を行っているが、バイパス流路開閉部
6の構成はこれに限定されるものではなく、任意であ
り、例えば第2実施形態で用いた操作栓によって構成し
てもよい。
【0050】また、上記第3実施形態では、薬液の流量
を微量に制御するための流路として流路Aのみを設けた
タイプの流量調整装置(第1実施形態)にバイパス流路
Cを付加したものであるが、第2実施形態のように複数
の流路を有するタイプの流量調整装置にも本発明を適用
することができる。
【0051】D.その他 ところで、上記した流量調整装置1では、図1(c)に示
すように、流路形成部材15,15A,15Bにおい
て、流入部11側では溝部151に沿って進むにしたが
って、その流路径が徐々に小さくなるように構成されて
いる。そのため、次に説明するような特有の効果を有し
ている。すなわち、流量調整の対象となる薬液には、例
えば生理食塩水などのように流路径が急激に小さくなる
と、その不連続部分で薬液の一部が結晶化するものがあ
るが、このように流路内で結晶化が発生すると、その結
晶体が流路を詰まらせる要因となることがある。しかし
ながら、この発明では、上記したように流路径が徐々に
小さくなるように構成しているので、薬液の結晶化を確
実に阻止して流路の詰まりを防止することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる流路調
整装置によれば、流路形成部材の表面に溝部が形成さ
れ、これを薬液の流路として機能させていることから、
溝部の断面形状および長さを設計することで管路抵抗を
正確に設定することができる。また、当該溝部が流路形
成部材の全長と比べて充分に長くなるように曲折して形
成されているため、溝部を長く設けることが可能で、薬
液の流量調整に適した管路抵抗を確保可能となってい
る。
【0053】また、流路形成部材を収容する収容部を前
記ケーシング内に複数個設けるとともに、互いに管路抵
抗が異なる複数の流路形成部材をそれぞれ対応する収容
部に収容して薬液の流路を複数本設けるとともに、それ
らの流路を切換制御する流路切換手段を設けているた
め、流出部から流出する薬液の流量を多段階で調整する
ことができる。
【0054】また、ケーシング内に流入部と流出部とを
連通するバイパス流路を設けるとともに、当該バイパス
流路を開閉制御するバイパス流路開閉手段を設けている
ので、バイパス流路を開成することで流路形成部材によ
って形成される流路の通液量に比べて充分に多量の薬液
を流出部から流出させることができ、患者の容体の変化
や薬効状況などに応じて薬液の流量を急激に増大させる
ことができる。
【0055】さらに、流入部から溝部に至るまでの薬液
の流路径を流入部から溝部に向うに従って小さくしてい
るので、薬液の一部が結晶化するのを防止して流路が詰
まるなどの問題を解消している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる薬液の流量調整装置の第1実
施形態を示す図である。
【図2】図1の流量調整装置の使用状況を示す図であ
る。
【図3】図1の流量調整装置の変形例を示す分解組立斜
視図である。
【図4】図1の流量調整装置の別の変形例を示す分解組
立斜視図である。
【図5】この発明にかかる薬液の流量調整装置の第2実
施形態を示す図である。
【図6】図5の流量調整装置の断面図である。
【図7】図5の流路調整装置における流路分岐部と流路
との関係を模式的に示した図である。
【図8】操作栓の回転角度と流量との関係を説明するた
めの図である。
【図9】この発明にかかる薬液の流量調整装置の第3実
施形態を示す図である。
【符号の説明】
1…流量調整装置 5…流路分岐部 6…バイパス流路開閉部 7…バイパス配管 11…流入部 12…流出部 13,16,19…ケーシング 14,14A,14B…収容部 15,15A,15B,17,18…流路形成部材 51…操作栓 52,53,54…弁孔 56…T字状連通路 61…開口 62…作動杆 71,72…配管 151,171,181…溝部 161…ベース部 162…凹部 163…カバー部 A,B…流路 C…バイパス流路 L…全長 RA,RB…流量
フロントページの続き (72)発明者 東 達司 大阪府泉佐野市鶴原401−9 Fターム(参考) 4C066 AA09 BB01 CC01 QQ25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液の流入部および流出部を有するケー
    シング内に少なくとも1つ以上の流路形成部材を収容
    し、前記ケーシングと前記流路形成部材とで形成される
    流路を介して前記流入部から前記流出部に薬液を導き、
    前記流出部から流出する薬液の流量を調整する流量調整
    装置であって、 前記流路形成部材の表面には、溝部が前記流路形成部材
    の全長と比べて充分に長くなるように曲折して形成され
    ており、前記流路形成部材の表面がケーシング内面と密
    着されて前記溝部が薬液の流路として機能することを特
    徴とする薬液の流量調整装置。
  2. 【請求項2】 前記流路形成部材が柱状形状であり、そ
    の周面に溝部が螺旋状に設けられた請求項1記載の薬液
    の流量調整装置。
  3. 【請求項3】 流路形成部材を収容する収容部を前記ケ
    ーシング内に複数個設けるとともに、互いに管路抵抗が
    異なる複数の流路形成部材をそれぞれ対応する収容部に
    収容して薬液の流路を複数本設け、しかも、 薬液の流路を切換制御する流路切換手段を設け、当該流
    路切換手段によって薬液の流路を選択的に切り換えて前
    記流出部から流出する薬液の流量を調整可能となってい
    る請求項1または2記載の薬液の流量調整装置。
  4. 【請求項4】 前記流路切換手段が前記収容部と、前記
    流入部または前記流出部との間に配置された請求項3記
    載の薬液の流量調整装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーシング内に前記流入部と前記流
    出部とを連通するバイパス流路が設けられるとともに、
    当該バイパス流路を開閉制御するバイパス流路開閉手段
    が設けられており、 前記バイパス流路を開成したときには前記流路形成部材
    によって形成される流路の通液量に比べて充分に多量の
    薬液を前記流出部から流出させる請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の薬液の流量調整装置。
  6. 【請求項6】 前記流入部から前記溝部に至るまでの薬
    液の流路径が前記流入部から前記溝部に向うに従って小
    さくなっている請求項1ないし5のいずれかに記載の薬
    液の流量調整装置。
  7. 【請求項7】 前記流路形成部材はプラスチック製であ
    り、射出成形されたものである請求項1ないし6のいず
    れかに記載の薬液の流量調整装置。
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TW088100981A TW366292B (en) 1998-07-03 1999-01-22 Regulation device for flow of liquid medicament and the forming dipping device
DE1999637020 DE69937020T2 (de) 1998-07-03 1999-04-14 Durchflussregler und damit versehenes Flüssigkeitsversorgungssystem
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US09/852,631 US20010021830A1 (en) 1998-07-03 2001-05-11 Liquid discharge regulator and liquid feeder equipped with the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003033063A1 (fr) 2001-10-16 2003-04-24 Daiken Iki Kabushiki Kaisha Dispositif d'aide au gonflage d'un dispositif medical a manchon, et dispositif de fermeture bronchique pourvu de ce dispositif
JP2005334651A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Cordis Corp ドラッグデリバリーに用いる流量の異なる複数の流路を有するオリフィス装置
JP2009518140A (ja) * 2005-12-09 2009-05-07 ロバート ジー シナッツィー 医療装置の流量制限器
JP2009545047A (ja) * 2006-07-24 2009-12-17 カルーセット、ピエール 中空のらせん形ホイール及びそのケーシングを形成する方法

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