JP4970261B2 - チューブおよび液体供給具 - Google Patents

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Description

本発明は、内部を液体が通過するチューブおよびそれを備えた液体供給具に関する。
例えば、患者に対し薬液を投与するための薬液注入具(薬液供給具)としては、病院等の医療機関において使用されるものと、患者自身が自宅や職場等で自己投与する際に使用されるものとがある。例えば、術後疼痛や癌性疼痛の緩和のような疼痛管理のために、薬液注入具を用いて、モルヒネ等の鎮痛剤を連続的に微量注入することが行われている。
このような薬液注入具は、主に、薬液を貯留するとともに該薬液を排出する機能を有するバルーンやシリンジポンプ等の薬液供給源と、該薬液供給源から延長された薬液供給ラインと、該薬液供給ラインの途中に設置された流量制御装置とで構成されている。流量制御装置は、流路の横断面積が微小な(極細の流路を有する)オリフィスを有し、薬液が該オリフィスを通過する際の大きな管路抵抗により流量を微量に制御するものである(例えば、特開平10−295811号公報参照)。
しかしながら、このような構成の薬液供給具では、患者への薬液の投与量を正確に確保する必要があるが、前記薬液供給具を使用する使用温度(室温)の変化によっては、薬液の流量が変化する、すなわち、投与量が変化する場合があった。換言すれば、このような構成の薬液供給具では、室温の変化により、薬液の粘度およびオリフィスの流路の径が変化して、この流路を通過する薬液の流量が変化する場合があった。例えば、室温が上昇したとき、その温度上昇により薬液の粘度が低くなるとともに、オリフィスが膨張して流路の径が大きくなる。これにより、薬液の流量が多くなる。
このように薬液の流量に変化、すなわち、誤差が生じ、正確な薬液の投与量が確保するのが困難な場合があるという問題あった。
本発明の目的は、流路を通過する液体の流量が温度変化により変化するのを防止することができるチューブおよび液体供給具を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明のチューブは、
内部を液体が通過するチューブであって、
液体が通過可能な流路が形成され、温度変化により膨張/収縮するチューブ本体と、
前記チューブ本体の長手方向の少なくとも一部に設けられ、前記チューブ本体の外径を規制する規制部材とを備え、
前記チューブ本体は、内層と、該内層の外周側に設けられ、前記内層と異なる材料であって前記内層より熱膨張率が大きい材料で構成された外層とを有する積層部を備え、
前記規制部材は、前記外層の外周側に設けられており、前記チューブ本体より熱膨張率が小さく、
前記規制部材が設けられた部位において、前記温度変化によるチューブ本体の膨張/収縮に伴って、前記流路の横断面積が変化し、その結果、温度が上昇した場合に前記流路が縮径し、温度が低下した場合に前記流路が拡径するように構成されていることを特徴とするチューブである。
これにより、流路の横断面積の変化の割合をより適正に設定することができ、流路を通過する液体の流量が温度変化により変化するのを確実に防止することができる。
)また、本発明のチューブでは、前記液体が前記流路を通過したとき、前記液体の流量が一定になるように、前記温度変化による前記チューブ本体の膨張/収縮の程度が設定されているのが好ましい。
これにより、流路を通過する液体の流量が温度変化により変化するのをより確実に防止することができる。
)また、本発明のチューブでは、前記規制部材は、前記チューブ本体の長手方向に沿って、間隔をあけて複数設けられているのが好ましい。
これにより、流路の横断面積の変化の割合を緩和することができる。
)また、本発明のチューブでは、前記規制部材は、その横断面形状がほぼリング状をなしているのが好ましい。
これにより、流路を通過する液体の流量が温度変化により変化するのをより確実に防止することができる。
)また、本発明のチューブでは、前記規制部材は、金属材料で構成されているのが好ましい。
これにより、チューブ本体よりも確実に熱膨張率が小さい規制部材を形成(構成)することができる。
)また、本発明のチューブでは、前記液体は、生体内に投与される薬液であるのが好ましい。
これにより、流路を通過する薬液の流量が温度変化により変化するのを確実に防止することができる。
)また、上記目的を達成するために、本発明の液体供給具は、
上記(1)ないし()のいずれかに記載のチューブを有し、液体の流量を調節する流量調整部を備えることを特徴とする液体供給具である。
これにより、流路を通過する液体の流量が温度変化により変化するのを防止することができる。
第1図は、本発明の液体供給具を示す断面側面図である。 第2図は、第1図に示す液体供給具の分解図である。 第3図は、第1図に示す液体供給具の平面図である。 第4図は、第1図に示す液体供給具の上カバーを取り外した状態を示す平面図である。 第5図は、第1図に示す液体供給具の上カバーを取り外した状態を示す平面図である。 第6図は、第1図に示す液体供給具の上カバーを取り外した状態を示す平面図である。 第7図は、本発明のチューブの第1実施形態を示す斜視図である。 第8図は、第7図に示すチューブが温度変化により変形したときの斜視図である。 第9図は、第7図に示すチューブが温度変化により変形したときの斜視図である。 第10図は、本発明のチューブの第2実施形態を示す斜視図である。 第11図は、本発明のチューブの第3実施形態を示す斜視図である。 第12図は、本発明のチューブの第4実施形態を示す斜視図である。 第13図は、温度とチューブを通過する水の流量との関係を示すグラフである。
以下、本発明のチューブおよび液体供給具を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態は、本発明のチューブの内部を通過する液体として、生体内に投与される薬液を用い、また、本発明の液体供給具を前記薬液を供給する薬液供給具として用いた実施形態になっている。
第1図は、本発明の液体供給具を示す断面側面図、第2図は、第1図に示す液体供給具の分解図、第3図は、第1図に示す液体供給具の平面図、第4図、第5図および第6図は、それぞれ、第1図に示す液体供給具の上カバーを取り外した状態を示す平面図である。
なお、第1図〜第6図中の左側を「上流側」、右側を「下流側」と言うとともに、第1図および第2図中の上側を「上」、下側を「下」として説明する。
第1図〜第6図に示すように、本発明の薬液供給具(液体供給具)1は、主に第1下ケース3と、第2下ケース4と、これらの上部に装着される上ケース5とで構成されるケーシング2を有する。
第1下ケース3には、薬液を貯留するチャンバー(薬液貯留部)31と、該チャンバー31に連通する薬液の流入口32a、32bおよび流出口33とが形成されている。
チャンバー31は、第1下ケース3の中央部に形成された円柱状の凹部と、その上部に装着されるダイヤフラム7とで画成されている。チャンバー31の容積は、特に限定されないが、通常、0.3〜5.0mL程度が好ましく、2.0〜3.0mL程度がより好ましい。
第2下ケース4は、第1下ケース3の上流側に接合されており、上ケース5との間で、後述する流量切替手段(流量調整部)9を収納する。第2下ケース4の底部内面には、流量切替手段9の操作ダイヤル91の軸受けとなる凹部41が形成されている。また、上ケース5の対応する位置にも、同様に操作ダイヤル91の軸受けとなる開口56が形成されている。
上ケース5の下流側には、上方へ向かって隆起した隆起部51が形成され、該隆起部51には、ワンショット注入(所定量の薬液Qを患者に一時的に注入すること)を行う際の流出口33からの薬液Qの吐出量を調整する吐出量調整機構を備える操作手段6が収納されている。
すなわち、隆起部51の頂部には、ボタンハウジング61を上下方向に移動可能に挿入する円形の開口52が形成されている。また、開口52の下端には、開口52の横断面積が増大するような第1段差部53と、さらに横断面積が増大するような第2段差部54とが形成されている。
ボタンハウジング61は、リング状の部材であり、その内周面には、雌螺子67が形成されている。
また、ボタン(押し子)62は、ダイヤフラム7を押圧してそれをチャンバー31の内側に突出させる押圧部材に相当するもので、その下端にダイヤフラム7の膜72と当接する当接面63を有する略円柱状の部材で構成されている。
このボタン62の上部外周面には、前記雌螺子67と螺合する雄螺子66が形成されている。この雄螺子66が雌螺子67と螺合することにより、ボタン62がボタンハウジング61の内側に挿入されている。
そして、ボタンハウジング61に対するボタン62の回転方向および回転量を調整することにより、ボタン62のボタンハウジング61に対する上下方向の位置、すなわちボタン62とダイヤフラム7との距離(離間距離)が調整、設定される。第1図に示す状態では、ボタン62の当接面63とダイヤフラム7の膜72とが接触している。なお、ボタン62の当接面63とダイヤフラム7の膜72とは、前述のように接触しているのに限定されず、例えば、ボタン62の当接面63が膜72から所定距離離間してもよい。
ボタン62を押圧操作してダイヤフラム7をチャンバー31の内側に突出させると、チャンバー31の容積が一時的に減少し、チャンバー31内の薬液Qが流出口33より吐出する。この吐出量は、前記ボタン62のボタンハウジング61に対する上下方向の位置に対応する。
本実施形態では、このような雌螺子67と雄螺子66の螺合による吐出量調整機構を備えているため、ボタン62のボタンハウジング61に対する上下方向の位置、すなわちボタン62を押圧操作(ワンショット注入操作)した際におけるダイヤフラム7の膜72のチャンバー31内への突出量(挿入状態)を無段階に調整することができ、これにより、流出口33からの薬液Qの吐出量を調整することができる。
また、吐出量調整機構は、ボタン62とダイヤフラム7との距離(離間距離)を調整する機構よりなるものであるため、チャンバー31から薬液Qを吐出することなく、いつでも(例えば微量注入時でも)その調整を行うことができる。
ボタン62の上面には、ボタン62をボタンハウジング61に対し回転操作するための溝64が形成されている。この溝64に例えばコインやドライバーを挿入し、ボタン62をボタンハウジング61に対し回転させ、その上下方向の位置を調整、設定する。
また、薬液供給具1には、前記のようにボタン62を回転させたとき、ボタンハウジング61が上ケース5に対し回転しないようにするための回転止め機構が設けられている。すなわち、第3図に示すように、ボタンハウジング61の外周面には、第1図中の紙面に対して垂直方向に延びる一対の溝611が形成され、一方、上ケース5の溝611に対応する位置には、溝611に挿入する突条55が形成され、ボタンハウジング61を上下方向(垂直方向)に移動する際は、突条55が溝611に沿って摺動してその移動を可能とするが、ボタンハウジング61の上ケース5に対する回転方向の応力が作用した際には、突条55と溝611とが係合しているため、その回転は阻止される。これにより、ボタンハウジング61は、第1図中の上下方向にのみ移動することができる。
このようなボタンハウジング61およびこれに保持されたボタン62は、圧縮状態のコイル状のバネ(付勢部材)65により上方へ付勢されている。
バネ65の上端部は、ボタンハウジング61に形成されたリング状の凹部よりなるバネ座612に挿入され、バネ65の下端は、挟持部材8の上面に当接している。バネ65が最も収縮したときには、バネ65の全部または大部分がバネ座612内に収納される。
ボタンハウジング61の下端外周部には、フランジ613が形成され、バネ65により上方へ付勢されているボタンハウジング61は、このフランジ613が前記第1段差部53と係合することにより、その上方への移動の限界が規制される。
ダイヤフラム7は、リング状のリム部71と、その内側に形成された膜(薄肉部)72とで構成されている。このダイヤフラム7は、第1下ケース3に形成された前記円柱状の凹部の上面開口を液密に封止するものであり、すなわち、チャンバー31の上面(一部)を画成する。
このダイヤフラム7は、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の各種熱可塑性エラストマー等の弾性体(弾性材料)で構成されているのが好ましい。このなかでも、薬液Qに対する安定性が高いことから、シリコーンゴムが特に好ましい。
このダイヤフラム7は、第1下ケース3と、その上部に位置するリング状の挟持部材8とにより挟持され、チャンバー31の上部の液密性を保持している。すなわち、第1下ケース3と挟持部材8とにそれぞれ形成されたリング状の溝から構成される凹部81内に、ダイヤフラム7のリム部71が上下方向に圧縮された状態で挿入され、かつ、リム部71より内側近傍の膜72が第1下ケース3のチャンバー31の上部外周縁に形成されたリップ34と挟持部材8の下面との間に挟持されている。
この場合、挟持部材8の外周部は、上ケース5の第2段差部54に係合し、該第2段差部5より下方への押圧力を受け、これにより、第1下ケース3と挟持部材8との挟持力を得ている。従って、ダイヤフラム7は、第1下ケース3と上ケース5との間に挟持部材8を介して挟持されていることとなる。
挟持部材8の中心部には、ボタン62が挿通可能な円形の開口82が形成されている。
第1下ケース3には、チャンバー31に連通する一対の流入口32a、32bと流出口33とが形成されている。
流入口32aおよび32bには、それぞれ、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bの下流側端部が液密に嵌入されている。
第1チューブ10aおよび第2チューブ10bの下流側端部は、それぞれ、横断面積が微小な流路11a、11bが形成され、薬液Qが流路11a、11bを通過する際に、各流路内面から大きな管路抵抗(粘性抵抗)を受け、流量が微量に制御される。
この場合、流路11aと流路11bとは、その流路の横断面積が異なっている。すなわち、流路11aの横断面積が流路11bの横断面積より小さく、よって、流路11aを通過する薬液Qの流量Vは、流路11bを通過する薬液Qの流量Vより小さい。
また、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bの上流側は、チューブの圧閉に際し変形し得るように、それぞれ、可撓性(柔軟性)を有するものとされ、特に、ある程度の復元性を有するものが好ましい。このような条件を満たす構成材料としては、例えば、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン等の各種合成樹脂や、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、イソプレン等の各種ゴム、各種熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
第1チューブ10aおよび第2チューブ10bの上流側端部は、Y字コネクタ13を介してチューブ14と接続されている。チューブ14は、ケーシング2外へ突出し、チューブ14の上流端は、例えばシリンジポンプやバルーンのような薬液供給源(図示せず)に接続されている。
流出口33の下流側には、内径が拡大する拡大部35を有し、この拡大部35には、コネクタ15が液密に嵌入されている。
コネクタ15の内部の上流側には、薬液Qの流れを上流側から下流側への一方向に規制する一方向弁(逆止弁)16が設置されている。これにより、薬液Qが逆流し、流出口33を経てチャンバー31内へ流入することが阻止される。
コネクタ15の下流側には、チューブ17が接続されている。このチューブ17の下流端には、例えば穿刺針(図示せず)が装着され、この穿刺針を患者の血管または硬膜外に穿刺して薬液Qを投与することができる。
チューブ14、17は、それぞれ、可撓性(柔軟性)を有するものとされ、特に、ある程度の復元性を有するものが好ましい。このような条件を満たすチューブ14、17の構成材料としては、例えば、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン等の各種合成樹脂や、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム、各種熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
また、チューブ14、17の内面には、薬液Qに対し悪影響を及ぼさないような表面処理を施すこと(特に被覆層の形成)が可能である。表面処理の目的は、任意であり、例えば、チューブの構成材料中の有機成分が薬液Q中に溶出するのを防止するバリヤ層の形成や、エアーブロッキングの防止目的で親水性コートを施すことが挙げられる。
流量切替手段(流量調節部)9は、液体の流量を切替える(調節する)ものであり、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bと、圧閉部92を有する操作ダイヤル(操作部材)91と、圧閉部92との間で第1チューブ10aおよび第2チューブ10bをそれぞれ圧閉する受部材94a、94bとで構成されるチューブ圧閉機構と、操作ダイヤル91の回転方向の位置決めを行う位置決め手段95とで構成されている。
操作ダイヤル91は、軸受けとして機能する凹部41と開口56とによりケーシング2に対し回動可能に支持されており、その下方には、受部材94a、94bに対し変位して第1チューブ10aと第2チューブ10bとを選択的に圧閉し得るカム形状の圧閉部92が形成されている。また、操作ダイヤル91の上部には、操作ダイヤル91を回動操作するために把持する把持部93が形成されている。
受部材94a、94bは、それぞれ、ケーシング2の上流側の側壁内面に当接して設置されている。受部材94a、94bには、それぞれ、操作ダイヤル91側に向かって突出する突部941が形成されている。この突部941と操作ダイヤル91の圧閉部92とで、第1チューブ10a、第2チューブ10bを圧閉し、その流路(内部流路)11a、11bを閉塞させる。
なお、本実施例では、受部材94a、94bは、第2下ケース4と一体化されているが、別部材であってもよい。
位置決め手段95は、操作ダイヤル91の圧閉部92と反対側の外周面にほぼ等間隔で形成された3つの凹部96a、96b、96cと、その先端部が凹部96a、96b、96cのいずれかに選択的に挿入されるピン97と、ピン97を操作ダイヤル91側へ付勢するコイル状のバネ(付勢部材)98と、止め具99とで構成されている。
ピン97およびバネ98は、第2下ケース4の底部から立設された支持部42の孔43内に挿入されており、ピン97の先端部は、孔43の下流側端より突出している。また、孔43の上流側端部は、止め具99が嵌入され、封止されている。ピン97と止め具99との間には、バネ98が圧縮状態で挿入され、ピン97を下流側へ付勢している。
ピン97の先端部は、バネ98により付勢されて凹部96a、96b、96cのいずれかに挿入され、その状態で、操作ダイヤル91の回転方向の位置が停止し、位置決めがなされる。
すなわち、位置決め手段95により、操作ダイヤル91は、その回転方向の位置が3段階(第1の状態、第2の状態および第3の状態)に設定され(第4図〜第6図参照)、それに応じて、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bが圧閉、封止されるパターンが選択され、薬液Qの流量が設定される。
すなわち、第4図に示すように、ピン97の先端部が中央の凹部96bに挿入された状態(第3の状態/基準位置)では、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bの双方が圧閉されず、従って、薬液Qは、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bのそれぞれの流路11aおよび流路11bを通過し、流入口32aおよび32bを経てチャンバー31内に流入する。よって、このときの薬液Qの流量Vは、前記流量Vと前記流量Vとの和にほぼ等しく、最大流量となる。
また、第5図に示すように、ピン97の先端部が凹部96aに挿入された状態(第1の状態)では、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bのうちの第1チューブ10aのみが圧閉され、従って、薬液Qは、第2チューブ10bの流路11bを通過し、流入口32bを経てチャンバー31内に流入する。このときの薬液Qの流量は、前記流量Vとなる。
また、第6図に示すように、ピン97の先端部が凹部96cに挿入された状態(第2の状態)では、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bのうちの第2チューブ10bのみが圧閉され、従って、薬液Qは、第1チューブ10aの流路11aを通過し、流入口32aを経てチャンバー31内に流入する。このときの薬液Qの流量は、前記流量V(<V)となる。
このように、流量切替手段9では、2つの流路11a、11b(第1チューブ10aおよび第2チューブ10b)のそれぞれへの薬液Qの流通パターンを選択することにより、薬液Qの流量をV、V、V(これらは、V<V<Vの関係を満たす)の3段階に設定することができる。そして、位置決め手段95の設置により、このような流量の設定操作も、容易かつ正確に行うことができる。
なお、本発明において、さらに、3本以上のチューブを用いた場合(図示せず)には、それらの組み合わせ(パターン)により、チューブ(流路)の本数以上の段階に流量を設定することができ、よりきめ細かな流量調整(流量切替え)が可能となる。
また、操作ダイヤル91の回転方向の位置、すなわち薬液Qの流量の大小を示す目盛り18が形成されている。これにより、流量調節をより容易に、誤操作なく行うことができる。
また、本発明の薬液供給具1により供給される薬液Qは、その使用目的に応じて適宜選択され、例えばモルヒネ(麻薬性鎮痛剤)等の鎮痛剤、インシュリン製剤、抗生物質、抗ガン剤、局麻剤等が挙げられる。なお、薬液Qの種類は、これに限定されるものではなく、例えば、生理食塩水、電解水、洗浄液、抗凝固剤、造影剤等の直接薬効を発揮しないものも含まれる。
次に、薬液供給具1の作用について説明する。
まず、薬液Qの微量注入について説明する。
薬液Qの微量注入に際しては、把持部93を把持して操作ダイヤル91を回動操作し、第4図に示す第3の状態(ピン97の先端部が凹部96bに挿入された状態)、第5図に示す第1の状態(ピン97の先端部が凹部96aに挿入された状態)または第6図に示す第2の状態(ピン97の先端部が凹部96cに挿入された状態)のいずれかを選択するとともに、チューブ14の上流側から薬液Qを供給する。所定時間経過後、チャンバー31内は、薬液Qで満たされ、プライミング(充填)される。
操作ダイヤル91が前記第3の状態(基準位置)に設定されている場合には、チューブ14を経た薬液Qは、Y字コネクタ13にて分流され、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bのそれぞれを流れ、流入口32aおよび32bを経てチャンバー31内に流入する。これにより、該流入量とほぼ同量のチャンバー31内に貯留されていた薬液Qが、流出口33から流出し、一方向弁16およびチューブ17を経て下流側へ送られ、患者に投与される。このとき、流出口33から流出する薬液Qの流量は、前記V(=V+V)である。
操作ダイヤル91が前記第1の状態に設定されている場合には、チューブ14からの薬液Qは、Y字コネクタ13を経て第2チューブ10bを流れ、流入口32bを経てチャンバー31内に流入する。これにより、該流入量とほぼ同量のチャンバー31内に貯留されていた薬液Qが、流出口33から流出し、一方向弁16およびチューブ17を経て下流側へ送られ、患者に投与される。このとき、流出口33から流出する薬液Qの流量は、前記Vである。
操作ダイヤル91が前記第2の状態に設定されている場合には、チューブ14からの薬液Qは、Y字コネクタ13を経て第1チューブ10aを流れ、流入口32aを経てチャンバー31内に流入する。これにより、該流入量とほぼ同量のチャンバー31内に貯留されていた薬液Qが、流出口33から流出し、一方向弁16およびチューブ17を経て下流側へ送られ、患者に投与される。このとき、流出口33から流出する薬液Qの流量は、前記Vである。
以上のようにして、注入、投与する薬液Qの流量をV、V、V(これらは、V<V<Vの関係を満たす)の3段階に設定することができる。
さて、第1チューブ10a、第2チューブ10bの少なくとも一方に、以下に述べるような対温度定流量機能を有する本発明のチューブを採用することができる。ここでは、第2チューブ10bについて本発明のチューブを適用(採用)した場合を述べ、以下、本発明のチューブを添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
第7図は、本発明のチューブ(第2チューブ)の第1実施形態を示す斜視図、第8図および第9図は、それぞれ、第7図に示す第2チューブが温度変化により変形したときの斜視図である。
第2チューブ10bは、その下流側の部位において、薬液Qが通過可能な流路11bが形成されているチューブ本体12と、チューブ本体12の外径を規制する規制部材19とを備えている(第4図、第7図参照)。
規制部材19は、その横断面形状がほぼリング状をなしおり、チューブ本体12の下流側の部位に固着されて(設けられて)いる(第4図、第7図参照)。また、この規制部材19は、チューブ本体12より熱膨張率が小さい材料で構成されている。
第2チューブ10bは、規制部材19が設けられた部位において、温度変化によるチューブ本体12の膨張/収縮に伴って、流路11bの横断面積が変化(増大/減少)する。以下、この「横断面積が増大/減少する」ことを「流路11bが拡径/縮径する」という。
温度が上昇したとき、チューブ本体12は、外側(第8図中のチューブ本体12の外側に向う矢印方向)に膨張しようとするが、チューブ本体12の外周(外側)が規制部材19により規制されており、チューブ本体12が外側に膨張することができない。このため、チューブ本体12は、中心側(第8図中のチューブ本体12の内側に向う矢印方向)に向って膨張する。従って、流路11bが縮径する。
一方、温度が低下したとき、前記とは逆に流路11bが拡径する。
また、流路11bの径が変化しない(一定)と想定した場合、温度が上昇すると、薬液Qの粘度が小さくなり、流路11b内を流れる薬液Qの抵抗が少なくなるため、チューブ本体12の両端に一定の圧力差が生じているとき薬液Qの流量は多くなる。
一方、温度が低下すると、前記と同様の圧力差の場合、前記とは逆に薬液Qの流量が少なくなる。
そこで、本発明のチューブは、温度が上昇した場合、薬液Qの粘度の低下による薬液Qの流量の増大を相殺するように流路11bが縮径する。一方、温度が低下した場合、薬液Qの粘度の上昇による薬液Qの流量の減少を相殺するように流路11bが拡径する。
以上のような構成により、温度変化によらず、流路11bを通過する薬液Qの流量を一定にすることができる。すなわち、流路11bを通過する薬液Qの流量が温度変化により変化するのを防止することができる。以下、温度変化によらず、薬液Qの流量が一定になるような状態を「均衡状態」という。
また、例えば、モルヒネなどの鎮痛剤を患者へ投与(注入)する場合には、微量注入が必要である。従って、投与量(単位時間あたりの流量)の管理は、極めて厳格に行なわなければならない。本発明のチューブは、このような場合にも非常に適している。
また、第2チューブ10bのみに本発明のチューブを適用しているのに限定されず、例えば、第1チューブ10aおよび第2チューブ10bのそれぞれに本発明のチューブを適用するとより好ましい。
チューブ本体12の構成材料としては、例えば、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリブタジエン等の各種プラスチック、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム等の各種ゴムが挙げられ、温度変化により膨張/収縮し易いものが好ましい。
規制部材19は、主として金属材料で構成されているのが好ましく、その金属材料としては、例えば、鉄、ニッケル、ステンレス鋼、銅、真鍮、アルミニウム、チタン等の各種金属、またはこれらを含む合金等、また、温度変化により膨張/収縮が少なく、かつ、剛性の高いプラスチック等が挙げられる。
これにより、チューブ本体12よりも確実に熱膨張率が小さい規制部材19を形成(構成)することができる。
また、チューブ本体12と規制部材19との固着方法は、特に限定されないが、例えば、接着剤による接着を施すことにより固定することができる。これにより、チューブ本体12が収縮したとき、チューブ本体12と規制部材19との離間を防止することができ、よって、確実に流路11bを拡径させることができる。また、前記接着剤の層の厚さは、薄い方が好ましい。
<第2実施形態>
第10図は、本発明のチューブ(第2チューブ)の第2実施形態を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明のチューブの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、規制部材の構成(設置状態)が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
第10図に示すように、規制部材19Aは、チューブ本体12の長手方向に沿って、間隔をあけて(間欠的に)複数設けられている。この規制部材19Aは、その形状が所定長さの筒状をなしている。
このような構成、すなわち、規制部材19Aにより規制される箇所がない部位(部分)を設ける(形成する)ことにより、流路11bの拡径/縮径の割合(以下、「補正率」という)を緩和することができる。その結果、規制部材19Aの形成数(設置数)、隣り合う規制部材19A同士の間隔の大きさ等を適宜調整することにより、補正率をより適正に設定することができ、よって、第2チューブ10bをより均衡状態に近づけることができる。
また、チューブ本体12を容易に曲げることができ、よって、第2チューブ10bを薬液供給具1内に容易に(コンパクトに)収納(設置)することができる。
<第3実施形態>
第11図は、本発明のチューブ(第2チューブ)の第3実施形態を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明のチューブの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、チューブ本体の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
第11図に示すように、チューブ本体12Aは、内層121と、内層121の外周側に設けられている外層122とを有する積層部123Aを備えている。この積層部123Aは、第2チューブ10b(チューブ本体12A)の長手方向のほぼ全長にわたり形成されている。
内層121は、薬液Qに対してより不活性な材料で構成されている。
外層122は、均衡状態を保つために、適度な熱膨張率を有する材料で構成されている。なお、この熱膨張率は、内層121の熱膨張率より大きいのが好ましい。
規制部材19は、外層122の長手方向のほぼ全長にわたって設けられている。
このような構成により、補正率をより適正に設定することができ、よって、第2チューブ10bをより均衡状態に近づけることができる。
<第4実施形態>
第12図は、本発明のチューブ(第2チューブ)の第4実施形態を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明のチューブの第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、積層部の構成が異なること以外は前記第3実施形態と同様である。
第12図に示すように、チューブ本体12Bの積層部123Bは、チューブ本体12Bの一部に設けられ(形成され)ている。この積層部123Bの外層122は、内層121の外周面と規制部材19の内周面との間に形成された間隙に、内層121より熱膨張率が大きい液状材料を充填(注入)して固化させることにより形成されている。
このような構成により、外層122の長さ、外径、構成材料等を適宜調整することにより、補正率をより適正に設定することができ、よって、第2チューブ10bをより均衡状態に近づけることができる。
なお、前記液状材料としては、例えば、エポキシ樹脂、水、オイル、各種ゲル状物質等や、これらに気泡を混入させたものが挙げられる。
以上、本発明のチューブおよび液体供給具を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、例えば、各部の構成は、同様の機能を発揮し得る任意の構成と置換することができる。
また、チューブは、第1図に示すような液体供給具に用いられるのに限定されず、例えば、輸液バッグ等に用いてもよい。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
1.チューブの作製
(実施例)
第10図に示す構造のチューブを作製した。このチューブの仕様を下記に示す。
チューブ本体の構成材料:ポリ塩化ビニル
チューブ本体の長さ:31mm
チューブ本体の外径:1.5mm
チューブ本体の内径:0.06mm(25℃)
規制部材の構成材料:ステンレス鋼
規制部材の形成数(設置数):4つ
規制部材1つあたりの長さ:3mm
規制部材の外径:1.8mm
規制部材の内径:1.6mm
各規制部材間の間隔:5mm
(比較例)
前記実施例のチューブから規制部材を取り除いた(削除した)チューブ本体のみのチューブを作製した。
2.評価
次に、温度を変化させ、一端側に一定圧力をかけた水が、実施例のチューブおよび比較例のチューブのそれぞれの流路内を通過したときの流量を測定した。
この結果を第13図に示す。第13図は、温度とチューブを通過する水の流量との関係を示すグラフである。
第13図に示すように、実施例のチューブは、比較例のチューブに比べ、温度変化による水の流量の変化の幅が小さい。従って、実施例のチューブは、温度変化によらず水の流量を可能な限り一定にすることができるのが確認された。
また、第7図、第11図、第12図に示す構造のチューブをそれぞれ作製し、前記実施例と同様にして評価を行なったところ、前記実施例と同様の結果が得られた。
本発明のチューブは、内部を液体が通過するチューブであって、液体が通過可能な流路が形成され、温度変化により膨張/収縮するチューブ本体と、前記チューブ本体の長手方向の少なくとも一部に設けられ、前記チューブ本体の外径を規制する規制部材とを備え、前記規制部材が設けられた部位において、前記温度変化によるチューブ本体の膨張/収縮に伴って、前記流路の横断面積が変化する。そのため、温度変化によらず、流路を通過する液体の流量を一定にすることができる。すなわち、流路を通過する液体の流量が温度変化により変化するのを防止することができる。従って、本発明のチューブは、産業上の利用可能性を有する。




Claims (7)

  1. 内部を液体が通過するチューブであって、
    液体が通過可能な流路が形成され、温度変化により膨張/収縮するチューブ本体と、
    前記チューブ本体の長手方向の少なくとも一部に設けられ、前記チューブ本体の外径を規制する規制部材とを備え、
    前記チューブ本体は、内層と、該内層の外周側に設けられ、前記内層と異なる材料であって前記内層より熱膨張率が大きい材料で構成された外層とを有する積層部を備え、
    前記規制部材は、前記外層の外周側に設けられており、前記チューブ本体より熱膨張率が小さく、
    前記規制部材が設けられた部位において、前記温度変化によるチューブ本体の膨張/収縮に伴って、前記流路の横断面積が変化し、その結果、温度が上昇した場合に前記流路が縮径し、温度が低下した場合に前記流路が拡径するように構成されていることを特徴とするチューブ。
  2. 前記液体が前記流路を通過したとき、前記液体の流量が一定になるように、前記温度変化による前記チューブ本体の膨張/収縮の程度が設定されている請求項1に記載のチューブ。
  3. 前記規制部材は、前記チューブ本体の長手方向に沿って、間隔をあけて複数設けられている請求項1または2に記載のチューブ。
  4. 前記規制部材は、その横断面形状がほぼリング状をなしている請求項1ないし3のいずれかに記載のチューブ。
  5. 前記規制部材は、金属材料で構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のチューブ。
  6. 前記液体は、生体内に投与される薬液である請求項1ないし5のいずれかに記載のチューブ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のチューブを有し、液体の流量を調節する流量調整部を備えることを特徴とする液体供給具。
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