JP2000014523A - カーペット - Google Patents

カーペット

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JP2000014523A
JP2000014523A JP10181782A JP18178298A JP2000014523A JP 2000014523 A JP2000014523 A JP 2000014523A JP 10181782 A JP10181782 A JP 10181782A JP 18178298 A JP18178298 A JP 18178298A JP 2000014523 A JP2000014523 A JP 2000014523A
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JP
Japan
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fabric
base material
carpet
nonwoven
secondary base
Prior art date
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Pending
Application number
JP10181782A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Yamamoto
正人 山本
Mitsuharu Akasaki
光治 赤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toli Corp
Original Assignee
Toli Corp
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Publication date
Application filed by Toli Corp filed Critical Toli Corp
Priority to JP10181782A priority Critical patent/JP2000014523A/ja
Publication of JP2000014523A publication Critical patent/JP2000014523A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Carpets (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はカーペットの属性である寸法の伸縮が
原因となって敷設したカーペットにしわ、又は弛み等が
生じ、美観上、及び実用上問題が生じており特に置き敷
き等の簡易施工方法をとった場合にその傾向が著しかっ
た。 【解決手段】そこで、本発明においてニードルパンチ処
理された基材層間に熱可塑性樹脂等からなり、かつ織布
等の形態を有する挿入基材をからなる二次基布を設ける
ことにより、優れた伸縮性、及び耐衝撃性等を実現し、
置き敷き等の簡易施工方法をとった場合でも上記問題を
生じないカーペットを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願考案は施工が簡単なカー
ペットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカーペットの施工方法は下地とカ
ーペットの間にフェルトを敷設し、カーペットの縁をグ
リッパーにて固定するフェルトグリッパー工法が主流で
あったが、この方法では施工の際多数の煩雑な工程を必
要とし、熟練した技能が要求される為、専門知識と技能
を持った職人が施工しなければならず、簡単に素人がカ
ーペットを施工することができなかった。そこで、簡易
な施工方法として置き敷き等による方法が提案された。
(特開平5−214661号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
カーペットの伸縮が原因となって敷設したカーペットに
シワ、弛み等が発生し、美観や躓き等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は優れた寸法安
定性により、置き敷き等の簡易施工後のカーペットの伸
縮によるシワ、又は弛み等の発生を防止することを目的
とするもので、基材の少なくとも下部に不織布が積層さ
れた二次基布上に、パイル生機が積層されたカーペッ
ト、基材の上部、及び下部に不織布が積層された二次基
布上に、パイル生機が積層されたカーペット、ならびに
基材の下部に不織布が積層された二次基布上に、パイル
生機が積層されたカーペットをその要旨とするもので、
さらに主要な構成として (請求項4)基材が織布、不織布、またはプラスチック
シートのうちの1である請求項1から3のカーペット。 (請求項5)二次基布を構成する基材の破断強度が、3
00〜1500N/5cmである請求項1〜3のカーペ
ット。 (請求項6)二次基布を構成する不織布が60〜150
0g/m2である請求項1〜3カーペット。 (請求項7)二次基布を構成する不織布が、0.1〜3
0mmの厚みである請求項1〜3のカーペット。が示さ
れる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明を説明
する。「図1」は本発明にかかるカーペットの断面図で
ある。基材1は、ポリプロピレン、ポリエチレン、コッ
トン、ガラス繊維の織布または不織布、ジュートまたは
麻の織布が使用可能である。また、基材の他の形態とし
てはポリプロピレン、ポリエチレンポリエステル、ナイ
ロン等のプラスチックシートを適宜選択することができ
る。基材の物性はカーペットの物性、特に強伸度、及び
寸法安定性に深く関係しており、本発明の効果を奏する
為には破断強度が縦方向、及び横方向とも300〜15
00N/5cm以上あることが必要である。この破断強
度を得るために、基材は30〜400g/m2が望まし
い。
【0006】2,2’は不織布であり、基材1の上部に
不織布2が、下部には不織布2’が形成される。不織布
はポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ウー
ル、ナイロン、またはこれらの再生繊維からなるフェル
トであってもよい。この不織布の重量は本発明のカーペ
ットの床衝撃緩和、歩行感、クッション性等の使用時の
快適性に深く関係するものであり、60〜1,500g
/m2が好適である。重量が60g/m2より小さくなる
とカーペットの上記性能が低下し、1,500g/m2よ
り大きくなると、製造や施工が困難になるおそれがあ
る。また不織布の厚みにおいては0.1mm〜30mm
が好適である。厚みが0.1mmより小さくなると床衝
撃音や、床硬度等が大きくなり物性上問題があり、30
mmより大きくなると製造が困難になる。基材と不織布
層の積層によって本願の二次基布3、が得られる。
【0007】4は一次基布で、一次基布にタフト機等で
パイル5が形成され、パイル生機6が得られる。7は接
着層であり、パイル生機6と2次基布3を積層する。接
着剤としては例えば、スチレン−ブタジエン重合体系、
ウレタン樹脂系、塩化ビニル系、酢酸ビニル−エチレン
共重合体系、及びメチルメタアクリレートブタジエン重
合体系の各接着剤を使用することができる。また、これ
らの接着剤を使用する際、単独、若しくは二種類以上を
混合して使用することもできる。上記接着剤の塗布量と
しては100〜3,000g/m2程度まで塗布できる
が800〜1,500g/m2程度塗布するのが好まし
い。このようにして、本願発明カーペット8が得られ
る。
【0008】「図2」は本発明の他の実施状態体断面図
であり、接着剤層7を介して、パイル生機6と二次基布
9が積層される。二次基布9は基材1の下側に不織布1
0が積層される。基材の破断強度は300〜1500N
/5cmで、不織布の厚さは0.1〜30mmが好適で
ある。このようにして本願発明カーペット11が得られ
る。
【0009】「図3」は「図1」のカーペット二次基布
3の一部を切り書いた断面図であり、2’は下部不織
布、1は基材で、基材は織布、不織布、またはプラスチ
ックシートであり、2は上部不織布であり、適度な破断
強度のある基材が、不織布によりサンドイッチにされて
いる。
【0010】本願カーペットは、二次基布の不織布によ
り、床衝撃音と耐衝撃性が向上し基材によって寸法安定
性が向上し、弛みが生じない。更に施工面において、上
記簡易施工の他、不織布層の基材により、カーペット自
体の強度が向上するため、従来通りグリッパー工法を使
用しても何ら問題はない。
【0011】
【実施例】ポリエステル不織布一次基布に下記規格でタ
フティングマシンによりナイロンBCFパイルを形成し
てパイル生機を得た。このパイル生機をスチレン−ブタ
ジエン重合体の接着剤により表1の構成の二次基布を接
着させてカーペットを形成した。 規格:ゲージ1/10×パイル長4mm×スティッチ8.9=パイル重量 600g/m2 二次基布は「表1」の基材の上部及び下部に不織布をニ
ードルパンチし、積層して得た。
【0012】
【表1】 基材層 不織布 実施例1 70Zジュート ポリエステル不織布※1 実施例2 ポリプロピレン織布 ポリエステル不織布※1 比較例1 70Zジュート 比較例2 − ポリエステル不織布※2 ※1 400g/m2で厚さ3mmづつ基材の上下部に形成される。 ※2 不織布は単層
【0013】以下、上記実施例1、2および比較例1、
2について強伸度を試験した。結果を「表2」に示す。 1.強伸度 (試験方法)旧JIS L1021に準じて測定した。
【0014】
【表2】
【0015】2.繰り返し応力による伸度 (試験方法)縦、及び横方向に5cm×20cmの試験
片をそれぞれ3枚以上採取し、恒温室(室温20℃、湿
度65%に保持)中で24時間養生後、引張り試験機に
て測定を行った。引張り試験の条件はチャック間距離1
0cm、引張り速度20mm/min、及び引張り強度
10kgfの条件で10回引張り、1回目と10回目の
寸法の差を「繰り返し応力による伸度」とした。結果を
「表3」に示す。
【0016】
【表3】
【0017】3.線膨張係数 (試験方法)縦、及び横方向に50cm×50cmの試
験片をそれぞれ3枚以上採取し、恒温室(室温20℃、
湿度65%に保持)中で24時間養生後、縦、及び横の
寸法を測定した(a)。測定後、同一試験片を可変室
(室温5℃、湿度65%に保持)で24時間養生後、寸
法を測定した(b)。「(a)」と「(b)」の差の絶
対値を温度の差の絶対値で除したものを「線膨張係数」
とした。結果を「表4」に示す。
【0018】
【表4】
【0019】3.湿度による伸縮率 (試験方法)縦、及び横方向に50cm×50cmの試
験片をそれぞれ3枚以上採取し、恒温室(室温20℃、
湿度65%に保持)中で24時間養生後、縦、及び横の
寸法を測定した(a)。測定後、同一試験片を可変室
(室温20℃、湿度90%に保持)で24時間養生後、
寸法を測定し、両者の差を「湿度による伸度」とした。
結果を「表5」に示す。
【0020】
【表5】
【0021】4.床衝撃音(L値) (試験方法)150mmスラブの上のカーペット上にタ
ッピングマシーンを置き、打撃したときに発生する音を
階下のマイクにて集音し、遮音等級の測定を行った。結
果を「表6」に示す。
【0022】
【表6】L値 実施例1 LL−45 実施例2 LL−45 比較例1 LL−50 比較例2 LL−45
【0023】5.床硬度(G値) (試験方法)JIS A6519に準じて測定した。結
果を表7に示す。
【0024】
【表7】G値 実施例1 90 実施例2 93 比較例1 110 比較例2 96 実施例1,2とも破断強度は300N/5cm以上で優
れており、特にV方向に高く、H方向に柄ずれしなかっ
た。また、繰り返し応力による伸度も低く、実施例1,
2で施工で伸びないカーペットが得られた。線膨張、及
び湿度による施工後も伸びない。床衝撃音も何ら処理し
ない比較例1よりも本願床材は45と高かった。床硬度
は実施例1,2は何ら処理をしなかった比較例1と比
べ、床衝撃性が高かった。このように本願構成は比較例
1、2より優れていた。
【0025】
【発明の効果】1.施工の際アンダーフェルトを要せ
ず、労力が軽減されるため、施工が簡単であった。 2.カーペットの寸法安定性が良く、弛みが生じず、美
観を損ねたり、躓いたりしなかった。 3.種々の下地に直接接着するか、または下地処理する
ことにより、両面粘着テープ、粘着材付きマジックテー
プ、ノンスリップシート、ノンスリップテープ等による
簡易施工が可能であった。 4.床衝撃音が減少した。 5.従来のカーペットより歩行感がよく、転倒による身
体への衝撃を和らげた。 6.基材層がニードルパンチ処理等されたフェルトであ
る場合はとくに下地へのフィット性がよかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明カーペットの断面図である。
【図2】 本願発明カーペットの他の断面図である。
【図3】 図1のカーペットに使用した二次基布の一部
を一部切り欠いた平面図である。
【符号の説明】
1 基材 2,2’ 不織布 3,9 二次基布 8,11 本願カーペット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B120 AA05 AA06 AA19 AA20 AA24 AA30 BA03 BA21 BA29 EB11 EB19 4F100 AK00A AK07A AK12G AK12J AK29G AK29J AK41A AK41B AK48C AL01G AT00A BA03 BA07 BA10B BA10C CB00 DG02C DG12A DG15A DG15B GB81 JA20B JK02A JL04 JL05 YY00A YY00B 4L032 AA03 AA05 AA06 AA07 AB02 AB04 AB05 AC02 AC04 BA02 DA00 EA00 EA08 4L044 CB09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の少なくとも下部に不織布が積層され
    た二次基布上に、パイル生機が積層されたカーペット。
  2. 【請求項2】基材の上部、及び下部に不織布が積層され
    た二次基布上に、パイル生機が積層されたカーペット。
  3. 【請求項3】基材の下部に不織布が積層された2次基布
    上に、パイル生機が積層されたカーペット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307589A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Chisso Corp 積層体
JP2008104871A (ja) * 2006-09-28 2008-05-08 Toray Ind Inc すべり止め部材
KR101641288B1 (ko) * 2016-04-07 2016-07-20 원진산업 주식회사 쿠션 카페트 제조방법

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