JP2000014121A - 永久磁石磁力モータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁力の有するエネルギーのみで強力な回転動
力を得るモータを提供する。 【解決手段】 歯車盤（３）上に永久磁石（２）が固定
されており、二つ以上の歯車盤（３）を使用し永久磁石
（２）の間に移動する磁力調整板（１）の組み合わせの
よって構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本発明は、永久磁石の有する反
発エネルギーを利用した永久磁石磁力モータの関し、外
部エネルギーを必要とせず、極めて経済的である事を特
徴とする。

【０００２】

【従来の技術】 従来、永久磁石の特性を利用したモー
タ開発の試みがなされているが、外部エネルギーを必要
としないモータでは、強力な回転力を得る事が不可能で
あった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】 本発明は、前記事情
に鑑されたもので、従来の発想、例えば永久磁石の吸引
力及び、反発力を利用して永久運動を発生させようとし
たが、吸引力と反発力がある点で釣り合ってしまい、そ
れを解決しても、回転運動力が力不足であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本発明は、前記目的を
達成するため、永久磁石（２）の反発力を利用し、回転
する二つの歯車盤（３）の接点より、反発力を移動させ
るための磁力調整板（１）を設けた構成としたものであ
る。

【０００５】

【発明の実施の形熊】 本発明の作用を図１に付いて説
明すると、同図において、永久磁石（２）の反発力に磁
力調整板（１）を入れることで、反発力の不釣り合いが
生じ、永久磁石（２）と歯車盤（３）が固定されてお
り、その歯車盤（３）が回転始動するが、磁力調整板
（１）の厚みと位置で回転力を調整できる。

【０００６】

【実施例】 本発明の一実施例を図面を参照して説明す
ると、図１には、本発明の一実施例として装置の正面図
が示され、５は回転軸で、４はベアリングであり、回転
抵抗を最小にして支持され、２の永久磁石が３の歯車盤
上に固定されており、１の磁力調整板を移動させる事
で、二つの歯車盤（３）の接点より片方の反発作用をな
くす事で、回転する。

【０００７】 さらに本発明では、磁力調整板（１）を
移動させる事により、反発力の釣り合いが取れている状
態から、図１の反発力が崩れている状態までの移動運動
により回転の調整を自由にできる構成である。

【０００８】 なお、本発明では、図１の実施例によ
り、前記で示した二つの歯車盤（３）の構成による、磁
力回転運動が１とすると、歯車盤（３）を三つにした構
成であれば、その回転エネルギーは、約２倍となり、歯
車盤（３）の数と永久磁石の磁力数で回転エネルギーは
決まる。

【０００９】 また、本発明では、図１で説明すると二
つの歯車盤（３）の回転力が歯車か、回転軸からベルト
で外部に回転力が取り出される。

【００１０】

【発明の効果】 本発明は、以上説明したように構成さ
れているので、外部エネルギーを必要とせず、永久磁石
の有するエネルギーの反発力のみで動力を得る事がで
き、従来の吸引力、反発力の両方を利用したものと比べ
て、どちらか一方の力を断ち切らずに済み、回転力が円
滑にいき、強力な回転力を得るのとにより、大幅なエネ
ルギーの節約が得られ、極めて経済的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例装置の正面図である。

【図２】 図１の一実施例装置の側面図である。

【符号の説明】

１ 磁力調整板 ２ 永久磁石 ３ 歯車盤 ４ ベアリング ５ 回転軸

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 歯車盤（３）に取付けられた永久磁石
   （２）が、２個以上組み合わせる事により永久磁石
   （２）の反発力が生じ、その永久磁石（１）と永久磁石
   （１）の間に磁力調整板（１）を置く事により、片方の
   磁場を遮り反発力の磁場のバランスが崩れて、永続的な
   自力回転を得る永久磁石磁力モータ。
2. 【請求項２】 請求項１の永久磁石磁力モータにおい
   て、Ｓ極 Ｎ極 ＳＮ極いずれも反発力を利用し、その
   反発力の間に磁力調節板（１）を使用する事を特徴とし
   た永久磁石磁力モータ。