JP2000013902A - 電気自動車の交流側漏電検知装置 - Google Patents

電気自動車の交流側漏電検知装置

Info

Publication number
JP2000013902A
JP2000013902A JP10180871A JP18087198A JP2000013902A JP 2000013902 A JP2000013902 A JP 2000013902A JP 10180871 A JP10180871 A JP 10180871A JP 18087198 A JP18087198 A JP 18087198A JP 2000013902 A JP2000013902 A JP 2000013902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leakage
leakage detection
voltage
circuit
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10180871A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Asao
武 浅尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP10180871A priority Critical patent/JP2000013902A/ja
Publication of JP2000013902A publication Critical patent/JP2000013902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車において、従来と同様の漏電検知
センサで強電主回路の交流側の漏電検知ができるように
する。 【解決手段】 強電主回路5における電力変換回路4の
直流側の漏電を漏電検知センサ1によって検知し、また
電力変換回路4の交流側の漏電検知に際しては、電力変
換回路4の各相の上側スイッチングアーム4U-1,4V-1,4W
-1それぞれを強制導通手段21によって順次、個別に強
制的に導通させて各相の直流側と交流側とを一時的に同
電位状態にして、上記の漏電検知センサ1により漏電検
知を行わせ、その結果を交流側の漏電検知結果として出
力する。こうして、同じ漏電検知センサ1を利用して強
電主回路における電力変換回路の直流側の漏電と交流側
の漏電を共に検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車の交流
側漏電検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電気自動車の強電主回路の漏
電検知のために、図5に示す構成の漏電検知センサ1が
用いられている。この漏電検知センサ1は、バッテリ2
の直流電力を、所望の周波数、電圧のU,V,W3相の
交流電力に変換して駆動モータ3に供給する電力変換回
路としてのインバータ4から成る強電主回路5に対し
て、そのインバータ4の直流入力側の漏電検出点Pに接
続して使用するものである。
【0003】この漏電検知センサ1は、2V、10Hz
の基準電圧交流を発生する正弦波(基準電圧)発生回路
11と、分圧抵抗R1,R2,R3と、直流遮断用のコ
ンデンサC1,C4と、基準電圧と検出電圧との実効値
を得る実効値変換回路12と、これらの基準電圧実効値
と検出電圧実効値との差を増幅する差動増幅回路13
と、この差動増幅回路13の出力電圧の大きさにより警
告を出力する電圧比較・警告出力回路14から構成され
ている。
【0004】いま、バッテリ2からインバータ4にゆく
直流側入力部Aが漏電しているかどうかを検知する場
合、強電センシング点Pに漏電検知センサ1の検知端子
を接続し、正弦波発生回路11を投入する。主回路5の
直流側入力部Aに漏電が発生していれば、正弦波発生回
路11からの基準電圧正弦波交流が抵抗R1−直流遮断
コンデンサC1−接続点P−漏電点A−アースと流れ、
正弦波発生回路11に戻るループが形成される。これに
よって、抵抗R1を挟んでその両端に設けられている基
準電圧点16、検出電圧点17における交流電圧を見れ
ば、抵抗R1による電圧ドロップが発生しているので基
準電圧に比して検出電圧が大きく低下する。そこで、電
圧比較・警告出力回路14でこの基準電圧と検出電圧と
の実効値の差電圧があるしきい値を超えた場合に、漏電
発生と判定して警告信号を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
漏電検知センサ1を用いた従来の電気自動車の漏電検知
方式では、強電主回路5のインバータ4に対する直流側
入力部の漏電は検知することができても、これを用いて
インバータの交流側出力部の漏電を検知することはでき
なかった。その理由は、次による。
【0006】(1)例えば、インバータ4のU相出力部
Bが漏電しているとすると、この強電側の交流が、漏電
点B−コンデンサC1−抵抗R2−コンデンサC4−コ
ンデンサC3と流れてB点に戻るループが発生する。そ
のため、検出電圧点17の電位は強電の影響で持ち上が
り、基準電圧点16の電位に対する差が広がらない。
【0007】(2)その上、強電の影響で漏電検知セン
サ1の基準電圧正弦波交流を発生させる正弦波発生回路
11が停止し、基準電圧点16の電圧が0Vになってし
まう。この2つの現象が重なり、強電交流側に漏電が発
生していれば基準電圧<検出電圧となるために電圧比較
・警告出力回路14は警告信号を出力せず、漏電検知が
できなかったのである。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、従来と同様の漏電検知センサを使用し
ながらも、強電直流側の漏電検知も強電交流側の漏電検
知も行える電気自動車の漏電検知装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電気自
動車の交流側漏電検知装置は、上下1対のスイッチング
アームを複数相分有し、バッテリ電源の直流電力を交流
電力に変換し、駆動モータに供給する電力変換回路と、
前記バッテリ電源から前記電力変換回路への直流側の漏
電を検知する漏電検知センサと、前記電力変換回路の起
動時に、前記電力変換回路の前記各相の上側スイッチン
グアームを順次、個別に強制的に導通させる強制導通手
段と、前記強制導通手段による前記各相の上側スイッチ
ングアームの導通時に前記漏電検知センサにより漏電検
知を行わせ、その結果を交流側の漏電検知結果として出
力する交流側漏電検知センサとを備えたものである。
【0010】請求項1の発明の電気自動車の交流側漏電
検知装置では、強電主回路における電力変換回路の直流
側の漏電を漏電検知センサによって検知し、また電力変
換回路の交流側の漏電検知に際しては、電力変換回路の
各相の上側スイッチングアームを強制導通手段によって
順次、個別に強制的に導通させ、各相の直流側と交流側
とを一時的に同電位状態にして上記の漏電検知センサに
より漏電検知を行わせ、その結果を交流側の漏電検知結
果として出力する。こうして、同じ漏電検知センサを利
用して強電主回路における電力変換回路の直流側の漏電
と交流側各相の漏電を共に検知する。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の電気自動車
の交流側漏電検知装置において、前記電力変換回路が、
3相交流出力を有するものであり、電気自動車に一般的
に採用される3相交流出力の電力変換回路の直流側、交
流側各相それぞれの漏電検知を同じ漏電検知センサによ
って実施する。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、強電主回路に
おける電力変換回路の直流側の漏電を漏電検知センサに
よって検知し、また電力変換回路の交流側の漏電検知に
際しては、電力変換回路の各相の上側スイッチングアー
ムを強制導通手段によって順次、個別に強制的に導通さ
せ、各相の直流側と交流側とを一時的に同電位状態にし
て同じ漏電検知センサにより漏電検知を行わせ、その結
果を交流側の漏電検知結果として出力するので、同じ漏
電検知センサを利用して強電主回路における電力変換回
路の直流側の漏電と交流側各相の漏電を共に検知するこ
とができる。
【0013】請求項2の発明によれば、電気自動車に一
般的に採用される3相交流出力の電力変換回路の直流
側、交流側各相それぞれの漏電検知を同じ漏電検知セン
サによって実施することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
漏電検知装置に採用されている漏電検知センサ1と強電
主回路5との回路構成を示している。漏電検知センサ1
は従来例と同様に、強電主回路5の強電センシング点P
に接続してある。漏電検知センサ1の構成は従来例とほ
ぼ同様であるが、電圧比較・警告出力回路14は第1コ
ンパレータ14−1と第2コンパレータ14−2を備え
ていて、第1コンパレータ14−1は基準電圧と検出電
圧との実効値の差電圧δVを第1しきい値th1と比較
してこれよりも大きい場合に第1ワーニング信号W1を
出力し、第2コンパレータ14−2は差電圧δVを第2
しきい値th2(>th1)と比較してこれよりも大き
い場合に第2ワーニング信号W2を出力する構成になっ
ている。
【0015】またこの漏電検知センサ1を用いて漏電検
知する強電主回路5そのものの回路構成は従来と同じで
あり、バッテリ2の直流電力を所望の周波数、電圧の
U,V,W3相の交流電力に変換して駆動モータ3に供
給するPWMインバータ4を電力変換回路として備えて
いる。
【0016】このPWMインバータ4は各相ごとに上側
アーム、下側アームのスイッチング素子としてIGBT
が用いられている。そしてこのIGBTのスイッチング
制御は、後述するモータコントローラ(M/C)により
行われる。
【0017】図2は、本発明の電気自動車の漏電検知装
置の制御ブロック図を示している。強電主回路5のPW
Mインバータ4は、U,V,W各相ごとの上側アームI
GBT4U−1,4V−1,4W−1と、下側アームI
GBT4U−2,4V−2,4W−2を有していて、モ
ータコントローラ(M/C)21からのゲート指令GT
によりスイッチング動作し、バッテリ2の直流電力を3
相交流電力に変換して電気自動車を駆動する駆動モータ
3に供給する構成である。
【0018】モータコントローラ21は、トルクコント
ローラ(TPC)22からトルク指令GRを受けてゲー
ト指令GTを演算して出力する。トルクコントローラ
(TPC)22は、シフトポジションレバーのシフト位
置に応じた信号D,R,N,Pを出力するシフトスイッ
チ(SW)23からのシフト信号S1、イグニッション
スイッチ(IGNSW)24からのスタート信号S2、
フットブレーキの踏込みによって動作するブレーキスイ
ッチ(SW)25からのブレーキ信号S3、モータ3か
らの回転数信号Nを入力し、さらに図示していないスロ
ットル開度信号を受けて所要出力トルクを演算し、これ
に見合うモータトルク出力を得るために必要なトルク指
令を演算し、モータコントローラ21に出力する機能を
有している。またバッテリコントローラ(B/C)26
はバッテリ2の状態を監視するものである。
【0019】そしてこれらの電気自動車の通常の走行制
御機能に加えて、バッテリコントローラ(B/C)26
は漏電検知センサ1の電圧比較・警告出力回路14の第
1コンパレータ14−1からの第1ワーニング信号W
1、第2コンパレータ14−2からの第2ワーニング信
号W2の出力状態に基づいて強電主回路5の漏電状態を
判定し、トルクコントローラ(TPC)22に対してワ
ーニング信号W3を出力する。
【0020】またトルクコントローラ(TPC)22
は、シフトスイッチ23からの信号S1、イグニッショ
ンスイッチ(IGNSW)24からの信号S2、ブレー
キスイッチ25からの信号S3、モータ回転数信号Nに
基づいて自動車の走行状態を判定し、漏電検知センサ1
による漏電検知動作を実行させる状況かどうか判断し、
漏電検知すべき時には、漏電検知センサ1を動作させ、
またモータコントローラ(M/C)21に対して上側ア
ームIGBT4U−1,4V−1,4W−1それぞれを
順次オン動作させるIGBT駆動要求信号GRを出力
し、さらにバッテリコントローラ26からの漏電検知結
果としてのワーニング信号W3に基づき、ワーニングラ
ンプ27を点灯させ、若しくは駆動系を完全停止する機
能を備えている。
【0021】さらにモータコントローラ(M/C)21
は、トルクコントローラ22からのIGBT駆動要求信
号GRを受けて、上側アームIGBT4U−1,4V−
1,4W−1それぞれを順次オン動作させるIGBT駆
動信号GTを出力する機能を備えている。
【0022】次に、上記構成の電気自動車の漏電検知装
置による漏電検知動作を説明する。
【0023】<強電直流側の漏電検知動作>図1及び図
2に示した回路において、強電主回路5の電力変換回路
としてのPWMインバータ4の直流側の点Aに漏電が発
生している場合、従来例でも説明したように、漏電検知
センサ1の電源を投入して正弦波(基準電圧)発生回路
11を動作させると、正弦波発生回路11からの基準電
圧正弦波交流が抵抗R1−直流遮断コンデンサC1−接
続点P−漏電点A−アースと流れ、正弦波発生回路11
に戻るループが形成される。これによって、抵抗R1を
挟んでその両端に設けられている基準電圧点16、検出
電圧点17における交流電圧を見れば、抵抗R1による
電圧ドロップが発生しているので基準電圧に比して検出
電圧が大きく低下する。そこで、電圧比較・警告出力回
路14でこの基準電圧と検出電圧との実効値の差電圧が
ある第1しきい値th1だけを超える場合には第1ワー
ニング信号W1を出力する。しかしながら、検出電圧の
電圧低下がさらに大きく、実効値の差電圧が第2しきい
値th2をも超える場合には、第2ワーニング信号W2
を出力する。
【0024】バッテリコントローラ(B/C)26は、
このワーニング信号W1,W2の出力状態を見て、軽微
の漏電か重大な漏電かを判断し、それに応じた漏電判定
信号W3をトルクコントローラ(TPC)22に出力す
る。トルクコントローラ22では、軽微な漏電を示す漏
電判定信号W3を受けた場合には単にワーニングランプ
27を点灯させるだけにする。しかしながら、重大な漏
電を示す漏電判定信号W3を受けた場合には、所定の手
順でシステムをシャットダウンさせ、漏電故障を知らせ
る。
【0025】<強電交流側の漏電検知動作>直流側の漏
電が検知されなかった場合には、続いてトルクコントロ
ーラ(TPC)22は、モータコントローラ(M/C)
21に上側アームのIGBT駆動信号GRを出力し、モ
ータコントローラ21はPWMインバータ4のU,V,
W各相における上側アームのIGBT4U−1,4V−
1,4W−1を順次オンさせながら、漏電検知センサ1
からの漏電ワーニング信号W1,W2の出力を監視す
る。
【0026】いまU相のB点に漏電が発生しているとす
れば、U相の上側アームのIGBT4U−1をゲートオ
ンさせた状態で、このB点の電位はA点の直流電位と同
じとなり、直流側A点に漏電が発生していた場合と同様
に漏電検知センサ1は動作し、検出電圧と基準電圧との
実効値の差電圧の大きさに応じて第1ワーニング信号W
1、第2ワーニング信号W2を出力することになる。
【0027】したがって、PWMインバータ4における
上側アームのIGBTのゲートオン動作中の漏電検知に
より、強電交流側各相の漏電を正しく検知することがで
きることになる。
【0028】この動作原理を利用して、本発明の電気自
動車の漏電検知装置では、図3及び図4のフローチャー
トに示す手順に基づき、起動時、及び走行時の漏電チェ
ックを自動的に実行し、漏電検知の結果に基づき、ワー
ニングランプ27を点灯させ、あるいは重大な漏電検知
であれば、システムのシャットダウンを行う。
【0029】<起動時の漏電チェック>図3のフローチ
ャートに示すように、電気自動車のイグニッションスイ
ッチにキーを差込み、スタートさせると、トルクコント
ローラ(TPC)22が一連の起動シーケンスを実行す
る(ステップS1,S2)。そして漏電検知以外の起動
シーケンスが終了した後、漏電検知センサ1の電源を投
入して基準電圧の出力を開始し、まず強電直流側の漏電
チェックを実行する(ステップS3)。
【0030】直流側に漏電が発生していなければ、ステ
ップS4でNOに分岐して、続いて、強電交流側の漏電
チェックを実行する(ステップS5〜S9)。
【0031】この強電交流側の漏電チェック動作では、
トルクコントローラ(TPC)22がモータコントロー
ラ(M/C)21に対してPWMインバータ4のU相の
上側アームのIGBT4U−1の駆動要求信号GRを出
力し(ステップS5)、モータコントローラ(M/C)
21がU相の上側アームのIGBT4U−1にゲートオ
ン指令GTを与えてゲートオンさせる(ステップS
6)。この状態でバッテリコントローラ(B/C)26
は上述した漏電検知センサ1からの漏電ワーニング信号
W1,W2の出力状態を見て、漏電の有無、重大性を判
断し、その結果W3をトルクコントローラ(TPC)2
2に出力する(ステップS7)。
【0032】ここで漏電検知された場合にはステップS
8でYESに分岐するが、漏電検知されなかった場合に
はNOに分岐し、引き続き、V相、W相について順次同
じ漏電チェックを繰返す(ステップS5〜S9)。そし
て漏電が検知されなければ、システムの起動可と判断
し、漏電チェックは終了する(ステップS10)。
【0033】いま、直流側の漏電チェックで漏電検知さ
れ、ステップS4でYESに分岐した場合、あるいは交
流側のU,V,W相のいずれかで漏電検知され、ステッ
プS8でYESに分岐した場合には、ステップS11以
下の漏電検知動作を実行する。
【0034】ここでは、漏電検知センサ1から第1ワー
ニング信号W1が出力されている場合には、バッテリコ
ントローラ(B/C)26からは軽微な漏電と見なす漏
電判定信号W3を出力し、トルクコントローラ(TP
C)22はステップS12でNOに分岐し、ワーニング
ランプ27を点灯させるだけにする(ステップS1
3)。
【0035】しかしながら、漏電検知センサ1から第2
ワーニング信号W2が出力される場合には、バッテリコ
ントローラ(B/C)26からは重大な漏電と見なす漏
電判定信号W3を出力し、トルクコントローラ(TP
C)22はステップS12でYESに分岐し、システム
をオフし(ステップS14)、漏電故障発生をドライバ
に知らせる(ステップS15)。
【0036】<走行時の漏電チェック>走行時には、車
両が停止した時に漏電チェックを開始する。そこで、ト
ルクコントローラ(TPC)22は、モータコントロー
ラ(M/C)21からのモータ回転数信号Nで車両が停
止したことを検知すると、図4のフローチャートを開始
する。そしてシフトポジションがP又はNになるのを待
つ(ステップS21)。
【0037】ここで、シフトポジションがD又はRの場
合にはブレーキにより停止している状態であるため、ブ
レーキが離されたり、イグニッションスイッチがオフさ
れたりすれば、チェックの途中であっても強制的に漏電
チェックを終了する(ループR1)。また、モータ回転
数Nがゼロ、シフトポジションがD又はR、イグニッシ
ョンスイッチ(IGNSW)24がオン、かつブレーキ
スイッチ25がオンの場合にはループR1で待機する。
【0038】シフトポジションがP又はNになれば強電
交流側だけの漏電チェックを実施する(ステップS22
〜S26)。この交流側の漏電チェック動作は、上記の
図3のフローチャートの場合と同様であり、トルクコン
トローラ(TPC)22がモータコントローラ(M/
C)21に対してPWMインバータ4のU相の上側アー
ムのIGBT4U−1の駆動要求信号GRを出力し(ス
テップS22)、モータコントローラ(M/C)21が
U相の上側アームのIGBT4U−1にゲートオン指令
GTを与えてゲートオンさせる(ステップS23)。こ
の状態でバッテリコントローラ(B/C)26は上述し
た漏電検知センサ1からの漏電ワーニング信号W1,W
2の出力状態を見て、漏電の有無、重大性を判断し、そ
の結果W3をトルクコントローラ(TPC)22に出力
する(ステップS24)。
【0039】ここで漏電検知された場合にはステップS
25でYESに分岐するが、漏電検知されなかった場合
にはNOに分岐し、引き続き、V相、W相について順次
同じ漏電チェックを繰返す(ステップS26)。そして
漏電が検知されなければ、漏電チェックを終了し(ステ
ップS27)、さらにトルクコントローラ(TPC)2
2はチェック終了フラグをセットすることにより、次の
走行、シフト操作あるいはキー操作が行われるまで強電
交流側の漏電チェックを実施しないことにする(ステッ
プS29,ループR2,ステップS30)。
【0040】いま、交流側のU,V,W相のいずれかで
漏電検知され、ステップS25でYESに分岐した場合
には、ステップS31以下の漏電検知動作を実行する。
漏電検知センサ1から第1ワーニング信号W1が出力さ
れている場合には、バッテリコントローラ(B/C)2
6からは軽微な漏電と見なす漏電判定信号W3を出力
し、トルクコントローラ(TPC)22はステップS3
2でNOに分岐し、ワーニングランプ27を点灯させる
だけにする(ステップS33)。しかしながら、漏電検
知センサ1から第2ワーニング信号W2が出力される場
合には、バッテリコントローラ(B/C)26からは重
大な漏電と見なす漏電判定信号W3を出力し、トルクコ
ントローラ(TPC)22はステップS32でYESに
分岐し、システムをオフし(ステップS34)、漏電故
障発生をドライバに知らせる(ステップS35)。
【0041】このようにして、この実施の形態の電気自
動車の漏電検知装置では、従来と同様の漏電検知センサ
1を用いて強電主回路5の強電直流側の漏電検知と共
に、強電主回路の強電交流側の漏電検知も行うことがで
きるのである。
【0042】しかも上記の実施の形態では、起動シーケ
ンスの一環として強電直流側、強電交流側の漏電チェッ
クを行い、また走行中でも走行動作に影響を与えない条
件の下で強電交流側の漏電チェックを繰返し実行するの
で、漏電監視の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の構成を示す回路
図。
【図2】上記の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図3】上記の実施の形態による起動時の漏電チェック
のフローチャート。
【図4】上記の実施の形態による走行時の漏電チェック
のフローチャート。
【図5】従来例の回路図。
【符号の説明】
1 漏電検知センサ 2 バッテリ 3 モータ 4 PWMインバータ 5 強電主回路 21 モータコントローラ(M/C) 22 トルクコントローラ(TPC) 26 バッテリコントローラ(B/C) 27 ワーニングランプ P 強電センシング点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G014 AA16 AB24 AC15 5H007 AA00 AA05 BB06 CA01 CB02 CB05 CC13 CC23 DA03 DC00 DC05 EA02 GA01 5H115 AA00 BA06 BB04 CA12 CB09 DD01 FB22 JC13 JC30 KA01 KB04 KB20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下1対のスイッチングアームを複数相
    分有し、バッテリ電源の直流電力を交流電力に変換し、
    駆動モータに供給する電力変換回路と、 前記バッテリ電源から前記電力変換回路への直流側の漏
    電を検知する漏電検知センサと、 前記電力変換回路の起動時に、前記電力変換回路の前記
    各相の上側スイッチングアームを順次、個別に強制的に
    導通させる強制導通手段と、 前記強制導通手段による前記各相の上側スイッチングア
    ームの導通時に前記漏電検知センサにより漏電検知を行
    わせ、その結果を交流側の漏電検知結果として出力する
    交流側漏電検知センサとを備えて成る電気自動車の交流
    側漏電検知装置。
  2. 【請求項2】 前記電力変換回路は、3相交流出力を有
    することを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の交
    流側漏電検知装置。
JP10180871A 1998-06-26 1998-06-26 電気自動車の交流側漏電検知装置 Pending JP2000013902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180871A JP2000013902A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 電気自動車の交流側漏電検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180871A JP2000013902A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 電気自動車の交流側漏電検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000013902A true JP2000013902A (ja) 2000-01-14

Family

ID=16090812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10180871A Pending JP2000013902A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 電気自動車の交流側漏電検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000013902A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098728A (ja) * 2000-07-17 2002-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 漏電検出装置
WO2002077899A2 (en) * 2001-03-19 2002-10-03 Sang-Yeol Lee Power supply apparatus for power load appliances having rechargeable battery
JP2005245082A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Toyota Motor Corp 駆動システムおよびこれを搭載した自動車
JPWO2007007749A1 (ja) * 2005-07-12 2009-01-29 株式会社小松製作所 車載用電力供給システムの漏電検出装置
JP2011080823A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Hitachi Automotive Systems Ltd 地絡検出装置
JP2011166950A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置及びこの電源装置を搭載する車両
JP2012173053A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 漏電検出装置及びその方法
WO2015141241A1 (ja) * 2014-03-19 2015-09-24 株式会社小松製作所 車載用電力供給システムの漏電検出装置及び油圧ショベル
JP2017078652A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 三菱自動車工業株式会社 漏電検出装置
CN107042759A (zh) * 2015-11-30 2017-08-15 丰田自动车株式会社 电源装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098728A (ja) * 2000-07-17 2002-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 漏電検出装置
WO2002077899A2 (en) * 2001-03-19 2002-10-03 Sang-Yeol Lee Power supply apparatus for power load appliances having rechargeable battery
WO2002077899A3 (en) * 2001-03-19 2003-11-27 Sang-Yeol Lee Power supply apparatus for power load appliances having rechargeable battery
JP4539114B2 (ja) * 2004-02-25 2010-09-08 トヨタ自動車株式会社 駆動システムおよびこれを搭載した自動車
JP2005245082A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Toyota Motor Corp 駆動システムおよびこれを搭載した自動車
JP4580428B2 (ja) * 2005-07-12 2010-11-10 株式会社小松製作所 車載用電力供給システムの漏電検出装置
JPWO2007007749A1 (ja) * 2005-07-12 2009-01-29 株式会社小松製作所 車載用電力供給システムの漏電検出装置
US8004285B2 (en) 2005-07-12 2011-08-23 Komatsu Ltd. Leakage detection device of vehicle mounted power supply system
JP2011080823A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Hitachi Automotive Systems Ltd 地絡検出装置
JP2011166950A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置及びこの電源装置を搭載する車両
JP2012173053A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 漏電検出装置及びその方法
WO2015141241A1 (ja) * 2014-03-19 2015-09-24 株式会社小松製作所 車載用電力供給システムの漏電検出装置及び油圧ショベル
CN105960595A (zh) * 2014-03-19 2016-09-21 株式会社小松制作所 车载用电力供给系统的漏电检测装置和液压挖掘机
JP2017078652A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 三菱自動車工業株式会社 漏電検出装置
CN107042759A (zh) * 2015-11-30 2017-08-15 丰田自动车株式会社 电源装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7773353B2 (en) Power supply device, electrically-driven vehicle incorporating power supply device, and method of controlling power supply device
JP4622583B2 (ja) 故障診断装置および車両
US7450355B2 (en) Power supply apparatus with function of detecting abnormality of current sensor
US7269535B2 (en) Fault diagnosing apparatus for vehicle and fault diagnosing method for vehicle
US9645185B2 (en) AC traction motor fault detection using DC bus leakage hardware
CN103744013B (zh) 全控桥式电路故障诊断方法
US20080197855A1 (en) Insulation Resistance Drop Detector and Failure Self-Diagnosis Method for Insulation Resistance Drop Detector
US20090195199A1 (en) Motor drive device
KR101628401B1 (ko) 하이브리드 자동차 및 전기자동차의 인버터 고장 검출 방법
KR101601405B1 (ko) 모터 구동시스템의 고장 검출 방법
US10320281B2 (en) Converter apparatus having function of detecting failure of power device, and method for detecting failure of power device
JPWO2006112033A1 (ja) 交流モータ制御装置
US10333311B2 (en) Electric motor control device
JP2000013902A (ja) 電気自動車の交流側漏電検知装置
JP6652073B2 (ja) モータ制御装置
KR100911540B1 (ko) 디씨/디씨 컨버터의 스위치 고장시 비상동작 방법
CN112468057A (zh) 用于车辆的电机控制方法和电路、电机驱动系统以及车辆
CN211377911U (zh) 一种放电装置及电动汽车/混合动力汽车逆变器
US9667180B2 (en) Inverter
JP2005304143A (ja) 電力変換装置
JP2003348898A (ja) 電動機制御装置の欠相検知方法
JP7169507B2 (ja) 電力変換装置
JP2006177840A (ja) 地絡検出装置、地絡検出装置の診断方法
JP2004361309A (ja) モータ駆動装置
JP4687086B2 (ja) 電力変換器の試験装置および試験方法