JP2000013880A - 小型スピーカの固定構造 - Google Patents

小型スピーカの固定構造

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JP2000013880A JP10178252A JP17825298A JP2000013880A JP 2000013880 A JP2000013880 A JP 2000013880A JP 10178252 A JP10178252 A JP 10178252A JP 17825298 A JP17825298 A JP 17825298A JP 2000013880 A JP2000013880 A JP 2000013880A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型電子機器装置における、小型スピーカの
キャビネットへの取付固定において、接着剤による固定
の場合、接着剤の硬化に時間を要し、作業性が悪いとい
う課題が生じていた。また、固定部材を使用する場合に
は、少なくとも2部材からなる固定部材のネジ止めを必
要とし、部品点数の増加を招き、さらに、スピーカシャ
ーシと固定部材の取付に際して、スピーカシャーシの面
に押圧力が作用し、音質の劣化を招くという課題が生じ
ていた。 【解決手段】 電子機器のキャビネット21における小
型スピーカ10の固定構造において、スピーカ10は、
スピーカシャーシ11外周縁部12を押圧する押圧部1
6を一体的に複数箇所備えた一つの部材からなる固定部
品14を電子機器のキャビネットに固定することによ
り、電子機器のキャビネットに固定部品14によってス
ピーカシャーシ11の外周縁部12を押圧固定する構造
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型スピーカによ
る再生機能を備えた、携帯型再生装置、自動車用モニタ
ー装置等の小型電子機器装置におけるスピーカの取付け
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小型電子機器装置における小型ス
ピーカのキャビネットへの取付け構造は図5の(A)、
(B)で示すように、小型スピーカ1はその外部ケース
となるスピーカシャーシ2の外周縁部3の全周を接着剤
4によりキャビネット5に接着固定する構造とされてい
た。
【0003】また、他の従来例としては、図6の
(A)、(B)で示すように、小型スピーカ1はその外
部ケースとなるスピーカシャーシ2のグネット収納部2
aから離間したスピーカシャーシ2の外周上面部2bを
キャビネット5にネジ7によってネジ止め固定される金
属板若しくは樹脂等で形成された固定部品6によって、
キャビネット5に押圧固定する構造とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
小型スピーカ1の固定構造においては、先ず図5で示す
接着による固定構造の場合、スピーカシャーシ2の外周
縁部3の全周に接着剤4を塗布するため、接着剤4が硬
化するまで次の組み立て作業に移ることが出来ない。硬
化のための時間を要するという課題が生じていた。
【0005】次に図6の他の従来例で示す固定構造にお
いては、小型スピーカ1はキャビネット5にネジ止め固
定される固定部品6を少なくとも2部材必要とし、部品
点数が増加するという課題が生じていた。また、固定部
品6のネジ止めに際してネジ7の回転とともに固定部品
6が点線で示すように回転移動し、十分な固定力が得ら
れずこれを防ぐために固定部品6の位置を修正しながら
ネジ7を締めていくことが必要となり、作業時間が増加
するという課題も生じていた。さらに、固定部品6がス
ピーカシャーシ2の外周上面部2bを押圧するため、ス
ピーカシャーシ2が変形し、共振点の変化や、コーン紙
の振動空間容量が変化して小型スピーカ1の音質に悪影
響を及ぼすという課題も生じていた。さらに、固定部品
6が金属の場合、その取付面積が小型スピーカ1との接
触面積を大きくとる場合には、スピーカのマグネットの
磁力に影響を及ぼし、音質低下となる恐れも生じてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決することを目的として創作されたもので、その手段
は、電子機器のキャビネットにおける小型スピーカの固
定構造において、スピーカは、スピーカシャーシ外周縁
部を押圧する押圧部を一体的に複数箇所備えた一つの部
材からなる固定部品を電子機器のキャビネットに固定す
ることにより、電子機器のキャビネットに固定部品によ
って押圧固定される構造としたことを特徴とするもので
ある。
【0007】また、固定部品は対称位置に押圧部が一体
的に形成され、この押圧部は小型スピーカのシャーシ
と、振動板となるコーンの接合部分のみを押圧する構成
とされて、小型スピーカの音質劣化を防止する手段も講
じられた固定構造となっている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図の
実施例に従って説明すると、第1の実施例として図1の
平面図で示すように、小型スピーカ10は、そのスピー
カシャーシ11のマグネット収納部13から離間した状
態で外周縁部12のみを樹脂等で形成した固定部品14
で電子機器のキャビネット21に押圧固定される。
【0009】ここで、固定部品14は、連結部15と、
この連結部15に連接した対称位置に、スピーカシャー
シ11のマグネット収納部13と連結部15が接触しな
いように、図中下方向に延在し、スピーカシャーシ11
の外周面に沿った湾曲する階段状の係合段部16a、1
6bを形成した一対の押圧部16と、押圧部16の外周
に連結して一体的に形成された逆L字状の一対の取付部
17a、17bからなるキャビネット取付部17とから
構成され、取付部17には、位置決め用の楕円状の位置
決め穴18と、ネジ20が取付られる固定用ネジ止め穴
19がそれぞれ設けられている。
【0010】次に、図2の一部断面図で示すように、小
型スピーカ10と固定部品14と、小型電子機器のキャ
ビネット21との組み付け固定構造について説明する。
図示するように、小型スピーカ10は、そのスピーカシ
ャーシ11の外周縁部12がキャビネット21に設けた
一対のスピーカ位置決め台部22の間に位置するように
嵌合位置決めされる。
【0011】続いて、固定部品14が小型スピーカ10
の上面から、小型スピーカ10の振動体となるコーン紙
との接合面であるスピーカシャーシ11の外周縁部12
の部分とのみ係合して押圧するように、階段状の係合段
部16a、16bを形成した一対の押圧部16が押圧係
合状態に組み付けられている。ここで、押圧部16の外
周に連結して一体的に形成された逆L字状の一対の取付
部17a、17bからなるキャビネット取付部17が、
キャビネット21に設けた一対の位置決め台部22の各
上面22a、22bに位置して、楕円状の位置決め穴1
8とピン状の位置決め突起23とが嵌合し、位置決めさ
れた状態でネジ20により、取付部17の部分がネジ止
めされ、固定部品14はキャビネット21に取付固定さ
れている。
【0012】このとき、小型スピーカ10は、キャビネ
ット21と固定部品14の押圧部16により挟持された
状態でキャビネット21に固定され、固定部品14の連
結部15は前記したように、固定状態でマグネット収納
部13との間に間隙が出来るよう組み付け固定されてい
る。
【0013】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図3で示すように、本発明の他の実施例となる固定
部品30は、小型スピーカ10の上面から、小型スピー
カ10の振動体となるコーン紙との接合面であるスピー
カシャーシ11の外周縁部12の全周囲面部分とのみ係
合して押圧するように、階段状の係合段部31を設けた
押圧部32が小型スピーカ10の外周面に合わせて環状
に連結形成され、キャビネットへの取付部33が図3で
示す実施例では対称位置に4カ所33a、33b、33
c、33dと設けられている。
【0014】さらに第1の実施例と同様に、各取付部3
3a、33b、33c、33dにはそれぞれ、キャビネ
ット21の位置決め突起23と嵌合する、位置決め用の
楕円穴34とネジ20がねじ込まれるねじ穴35とが対
称的な位置関係で設けられた構成とされている。尚、こ
の実施例で示すように押圧部32が一体的な環状に形成
されている場合、その取付部33は2カ所、若しくは2
カ所以上設けることが出来、取付部33を2カ所以上設
けることにより、小型スピーカ10の押圧力をバランス
良く保って固定することが可能となり、小型スピーカの
シャーシに無理な変形を起こさせることが無くなり、音
質の劣化を防止することが出来る。
【0015】続いて、本発明に係る、固定部品とキャビ
ネットとの固定構造の変形例について、図4で説明す
る。例えば第1の実施例で示した固定部品14は、小型
スピーカ10におけるシャーシ11のマグネット収納部
13から離間した状態で外周縁部12のみを電子機器の
キャビネット21に押圧した状態で、キャビネット21
に取付部17a、17bからなるキャビネット取付部1
7が、ネジ止めにより固定されず、キャビネット21よ
り上方に立設された、フック25を設けた一対の係合片
24a、24bにより、取付部17a、17bを下方に
押しつける用に係合押圧することにより固定される構造
とされているものである。
【0016】
【発明の効果】従って、上述した構造からなる、本発明
に係る小型スピーカの固定構造によれば、第1及び第2
の実施例で示す場合、ネジ止め固定とされる構造のた
め、接着剤による固定のように、接着剤の硬化待ち時間
を必要とせず、単純にスピーカの上方から組み付け、ネ
ジ止めすることにより簡単な組立行程作業とすることが
出来、作業コストの低減を図ることが出来る。
【0017】次に、小型スピーカの固定は一部材でキャ
ビネットに固定することができ、部品点数の削減が可能
となるとともに、小型スピーカの外周縁部のみを押さえ
て固定する構造であるため、スピーカシャーシの中央マ
グネット部、及びコーン紙の振動空間部に、押圧による
変形の発生を防止でき、音質の変化による劣化、並びに
音量の低下等の不具合発生を防止できるものである。加
えて、スピーカ部の外周全部を押圧して固定する場合、
均等な押圧固定ができ、スピーカの音質向上を図ること
ができる。
【0018】また、固定部品とキャビネットとの固定に
際して、位置決め突起と位置決め穴を設ける構成とする
ことにより、ネジ止め時の回転を防止して、同時にスピ
ーカ固定部品の取付位置補正が出来作業性の向上を図る
ことが出来る。
【0019】さらに、変形例として示したネジを用いな
い、フックをそなえた、キャビネットから一体的に立設
形成された係合部材による固定の場合は、作業工程の短
縮を図るとともに、部品点数の低減も図れ、一層のコス
ト低減を目指すことができるという効果が期待できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一実施例を示す平面図。
【図2】図1の組み付け状態を示す一部断面図。
【図3】本発明の第二の実施例を示す平面図。
【図4】本発明の第三の実施例を示す一部断面図。
【図5】従来例の一例を示し、(A)は平面図、(B)
は従来例の側面図。
【図6】従来例の他の例を示し、(A)は平面図、
(B)は組み付け状態を示す側面図。
【符号の説明】
10 小型スピーカ 11 スピーカシャーシ 12 外周縁部 13 マグネット収納部 14 固定部品 15 連結部 16 押圧部 17 取付部 18 位置決め穴 19 ネジ穴 20 ネジ 21 キャビネット 22 位置決め台部 23 位置決め突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器のキャビネットにおける小型ス
    ピーカの固定構造において、該スピーカは、該スピーカ
    シャーシ外周縁部を押圧する押圧部を一体的に複数箇所
    備えた一つの部材からなる固定部品を電子機器のキャビ
    ネットに固定することにより、電子機器のキャビネット
    に該固定部品によって押圧固定される構造としたことを
    特徴とする小型スピーカの固定構造。
  2. 【請求項2】 固定部品は対称位置に押圧部が一体的に
    形成され、該押圧部は小型スピーカのシャーシと、振動
    板となるコーンの接合部分のみを押圧する構成とされた
    請求項1記載の小型スピーカの固定構造。
  3. 【請求項3】 固定部品は押圧部が環状に形成され、該
    押圧部は小型スピーカのシャーシと、振動板となるコー
    ンの接合部分の全周を押圧する構成とされた請求項1記
    載の小型スピーカの固定構造。
  4. 【請求項4】 固定部品は、電子機器のキャビネットと
    の固定において、該キャビネットの固定部品取付け台座
    部に設けた該固定部品位置決め用突起部と、該固定部品
    に設けた楕円状の係合穴とにより位置補正可能な状態で
    位置決め固定される構成とされた請求項1記載の小型ス
    ピーカの固定構造。
  5. 【請求項5】 固定部品と電子機器のキャビネットとの
    固定は、該キャビネットに設けた固定部品取付け台座部
    にネジ止めする構成、もしくは該キャビネットに立設し
    た係止爪部により該固定部品を係止し位置決め固定する
    構成とした請求項1記載の小型スピーカの固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002142289A (ja) * 2000-11-02 2002-05-17 Foster Electric Co Ltd 面駆動型電気音響変換器
KR101136157B1 (ko) * 2005-03-29 2012-04-17 엘지전자 주식회사 휴대용 컴퓨터의 스피커 구조

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