JP2000013853A - 無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信方法

Info

Publication number
JP2000013853A
JP2000013853A JP10174951A JP17495198A JP2000013853A JP 2000013853 A JP2000013853 A JP 2000013853A JP 10174951 A JP10174951 A JP 10174951A JP 17495198 A JP17495198 A JP 17495198A JP 2000013853 A JP2000013853 A JP 2000013853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
station
mobile station
base station
stations
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10174951A
Other languages
English (en)
Inventor
Nariaki Kishishita
整明 岸下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10174951A priority Critical patent/JP2000013853A/ja
Publication of JP2000013853A publication Critical patent/JP2000013853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は無線通信システムに関し、基地局や
移動局周辺の電波環境を正確に把握して効率良くチャネ
ルの割り当てを行うことを第1の目的とする。 【解決手段】 複数の基地局CS0〜CS6と移動局PS1と
で無線通信システムを構成する。基地局CS0〜CS6は自
極の送信出力情報を含む無線報知情報を出力すると共
に、他局の無線報知情報を受信すると、その無線報知情
報の受信レベルと、その無線報知情報に含まれている送
信出力情報と、自局の受信感度とに基づいて、他局との
相対距離R01〜R06を推定する。推定した相対距離
R01〜R06を利用して、移動局PS1に、効率良く干
渉の生じないチャネルを割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
および無線通信方法に係り、特に、効率良くチャネルの
割り当てを行うことにより、複数の基地局と移動局との
間で良好な通信状態を得る上で好適な無線通信システム
および無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平5−20693
3号公報に開示される如く、複数の基地局と移動局とを
構成要素とする無線通信システムが知られている。図2
1は、上記従来の無線通信システムで用いられる複数の
基地局CS0〜CS6の概念図を示す。尚、図21におい
て、L01〜L06は、基地局間を結ぶ通信リンクであ
る。
【0003】上記従来の無線通信システムにおいて、基
地局CS0〜CS6は、それぞれ、所定の通信エリア内に存
在する移動局と無線信号を介して通信することができ
る。無線通信システムには、複数のチャネルが割り当て
られており、基地局CS0〜CS6と移動局との間では、そ
れらのチャネルの何れかを用いて通信が行われる。
【0004】基地局CS0〜CS6は、移動局からチャネル
の割り当てが要求された場合に、その移動局による通信
が、既に開始されている他の通信と干渉しないようにチ
ャネルの割り当てを行う。従来の無線通信システムにお
いて、基地局CS0〜CS6は、通信リンクL01〜L06
を介して、使用中のチャネルに関する情報を交換してい
る。そして、その情報と、公知のキャリアセンスにより
得られた結果とに基づいてチャネルの割り当てを行って
いる。
【0005】上記従来の無線通信システムのように、チ
ャネルの割り当てに際して、通信リンクを介して交換し
た使用チャネルに関する情報を利用することによれば、
キャリアセンスの実行頻度を下げることができる。この
ため、従来の無線通信システムによれば、干渉の生じな
いチャネルの割り当てを、効率的に行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の無線通
信システムにおいて、移動局からチャネルの割り当てを
要求された基地局は、他局周辺や移動局周辺の電波環境
を詳細に考慮することなくチャネルの割り当てを行う。
より具体的には、従来の無線通信システムにおいて、チ
ャネルの割り当ては、基地局相互の位置関係や、基地局
と移動局との位置関係、或いは、基地局や移動局の干渉
領域等を正確に把握することなく行われている。
【0007】例えば、隣接する2つの基地局が大きく離
れている場合は、それら2つの基地局で同時に同じチャ
ネルが用いられても通信の干渉が問題とならない場合が
ある。また、例えば、基地局が密集している領域では、
隣接する基地局同士で同じチャネルが用いられないよう
にチャネルの割り当てを行っても、他の基地局との間で
干渉が問題となる場合がある。
【0008】上記従来の無線通信システムのように、基
地局や移動局の周辺における電波環境を正確に把握する
ことなくチャネルの割り当てを行う場合、上記の如き不
都合が生じ易く、効率良くチャネルの割り当てを行えな
いことがある。この点、上記従来の無線通信システム
は、未だ改良の余地を有するものであった。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、効率良くチャネルの割り当てを行
う上で重要な相対位置関係等を正確に把握することので
きる無線通信システムを提供することを第1の目的とす
る。
【0010】また、本発明は、効率良くチャネルの割り
当てを行う上で重要な相対位置関係等を正確に把握する
ことのできる無線通信方法を提供することを第2の目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
無線通信システムは、複数の基地局と移動局とを構成要
素とする無線通信システムであって、前記基地局が、自
己の送信出力情報を含む無線報知情報を出力する基地局
報知情報出力手段と、他局から出力された無線報知情報
の受信レベルと、その無線報知情報に含まれている送信
出力情報と、自局の受信感度とに基づいて、前記他局と
の相対距離を推定する相対距離推定手段と、を備えるこ
とを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項2に係る無線通信システム
は、前記無線報知情報に、その情報の発信源である基地
局の識別情報が含まれており、前記相対距離推定手段
が、受信可能な無線報知情報を発する全ての他局との相
対距離を推定し、かつ、前記基地局が、前記全ての他局
について、識別情報と送信出力情報と相対距離の推定値
との組み合わせを表す相対距離情報を生成する相対距離
情報生成手段と、前記全ての他局についての前記相対距
離情報を前記無線報知情報の一部とする相対距離情報報
知手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項3に係る無線通信システム
は、前記基地局が、自局に対応する相対距離情報を含む
無線報知情報を他局から受信し、かつ、自局においてそ
の他局に対応する相対距離情報が生成されていない場合
に、その他局から供給された相対距離情報を利用して、
その他局に対応する相対距離情報を定める他局情報利用
手段を備えることを特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項4に係る無線通信システム
は、前記基地局が、自局が保持する相対距離情報と、受
信可能な無線報知情報を発する全ての他局から供給され
る相対距離情報とに基づいて、前記全ての他局と自局の
相対位置関係を推定し、その推定結果を相対位置情報と
する相対位置情報生成手段を備えることを特徴とするも
のである。
【0015】本発明の請求項5に係る無線通信システム
は、前記基地局が、自局が保持する相対位置情報と、受
信可能な無線報知情報を発する全ての他局から供給され
る送信出力情報とに基づいて、前記全ての他局に関する
干渉領域を推定し、その推定結果を干渉領域情報とする
干渉領域情報生成手段を備えることを特徴とするもので
ある。
【0016】本発明の請求項6に係る無線通信システム
は、干渉領域の重複する基地局間を結ぶ通信リンクを備
え、前記基地局が、干渉領域の重複する他局との間で使
用中の無線チャネルに関する情報を交換することにより
使用チャネル情報を生成する使用チャネル情報生成手段
と、前記干渉領域情報に前記使用チャネル情報を反映さ
せることにより周辺の電波環境を推定し、その推定結果
を電波環境情報とする電波環境情報生成手段と、を備え
ることを特徴とするものである。
【0017】本発明の請求項7に係る無線通信システム
は、前記移動局が、受信可能な無線報知情報に含まれて
いる識別信号と、それらの無線報知情報の受信レベルと
の組合せを表す移動局報知情報を生成する移動局報知情
報生成手段と、チャネルの割り当てを要求する所定の基
地局に対して、自局の受信感度と、前記移動局報知情報
とを出力する移動局情報出力手段とを備え、前記基地局
が、前記移動局情報出力手段から発せられた情報を受信
した場合に、前記移動局の受信感度と、前記移動局報知
情報とに基づいて、前記移動局の相対位置を推定し、そ
の推定結果を移動局相対位置情報とする移動局相対位置
情報生成手段を備えることを特徴とするものである。
【0018】本発明の請求項8に係る無線通信システム
は、前記基地局が、自局が保持する前記電波環境情報
と、前記移動局相対位置情報とに基づいて、チャネルの
割り当てを要求する前記移動局において干渉の生じ難い
チャネルを検出する低干渉チャネル検出手段と、前記移
動体に対して、前記低干渉チャネル検出手段により検出
されたチャネルを割り当てるチャネル割り当て手段と、
を備えることを特徴とするものである。
【0019】本発明の請求項9に係る無線通信システム
は、前記移動局が、通信中の基地局に対して、所定のタ
イミングで前記移動局報知情報を通知する最新情報通知
手段を備えると共に、前記基地局が、前記最新情報通知
手段により通知された前記移動局報知情報に基づいて、
前記移動局相対位置情報を更新する移動局相対位置情報
更新手段を備えることを特徴とするものである。
【0020】本発明の請求項10に係る無線通信システ
ムは、前記基地局が、通信中の移動局から受信した前記
移動局報知情報、その移動局の受信感度に関する情報、
および、その移動局との通信に使用中のチャネルに関す
る情報を含む通信中移動局情報を前記無線報知情報の一
部とする通信中移動局情報提供手段を備えることを特徴
とするものである。
【0021】本発明の請求項11に係る無線通信システ
ムは、前記基地局が、他局が発する無線報知情報中に前
記通信中移動局情報が含まれている場合に、その通信中
移動局情報に基づいて、その情報の起因である移動局の
相対位置を推定する第2の移動局相対位置情報生成手段
を備えることを特徴とするものである。
【0022】本発明の請求項12に係る無線通信方法
は、複数の基地局と移動局とを構成要素とする無線通信
方法であって、前記基地局が、自己の送信出力情報を含
む無線報知情報を出力する基地局報知情報出力ステップ
と、他局から出力された無線報知情報の受信レベルと、
その無線報知情報に含まれている送信出力情報と、自局
の受信感度とに基づいて、前記他局との相対距離を推定
する相対距離推定ステップと、前記無線報知情報に含ま
れている情報の発信源である基地局の識別情報と送信出
力情報と相対距離の推定値との組み合わせを表す相対距
離情報を生成する相対距離情報生成ステップと、前記全
ての他局についての前記相対距離情報を前記無線報知情
報の一部とする相対距離情報報知ステップと、自局が保
持する相対距離情報と、受信可能な無線報知情報を発す
る全ての他局から供給される相対距離情報とに基づい
て、前記全ての他局と自局の相対位置関係を推定し、そ
の推定結果を相対位置情報とする相対位置情報生成ステ
ップと、自局が保持する相対位置情報と、受信可能な無
線報知情報を発する全ての他局から供給される送信出力
情報とに基づいて、前記全ての他局に関する干渉領域を
推定し、その推定結果を干渉領域情報とする干渉領域情
報生成ステップと、を実行することを特徴とするもので
ある。
【0023】本発明の請求項13に係る無線通信方法
は、干渉領域の重複する基地局間が通信リンクで結ばれ
ていると共に、前記基地局が、干渉領域の重複する他局
との間で使用中の無線チャネルに関する情報を交換する
ことにより使用チャネル情報を生成する使用チャネル情
報生成ステップと、前記干渉領域情報に前記使用チャネ
ル情報を反映させることにより周辺の電波環境を推定
し、その推定結果を電波環境情報とする電波環境情報生
成ステップと、を実行することを特徴とするものであ
る。
【0024】本発明の請求項14に係る無線通信方法
は、前記移動局が、受信可能な無線報知情報に含まれて
いる識別信号と、それらの無線報知情報の受信レベルと
の組合せを表す移動局報知情報を生成する移動局報知情
報生成ステップと、チャネルの割り当てを要求する所定
の基地局に対して、自局の受信感度と、前記移動局報知
情報とを出力する移動局情報出力ステップとを実行し、
前記基地局が、前記移動局情報出力ステップから発せら
れた情報を受信した場合に、前記移動局の受信感度と、
前記移動局報知情報とに基づいて、前記移動局の相対位
置を推定し、その推定結果を移動局相対位置情報とする
移動局相対位置情報生成ステップを実行することを特徴
とするものである。
【0025】本発明の請求項15に係る無線通信方法
は、前記基地局が、自局が保持する前記電波環境情報
と、前記移動局相対位置情報とに基づいて、チャネルの
割り当てを要求する前記移動局において干渉の生じ難い
チャネルを検出する低干渉チャネル検出ステップと、前
記移動体に対して、前記低干渉チャネル検出ステップに
より検出されたチャネルを割り当てるチャネル割り当て
ステップと、を実行することを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。尚、各図において共通す
る要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0027】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1の無線通信システムの概要を説明するための図であ
る。図1において、CS0〜CS6は、本実施形態の無線通
信システムで用いられる基地局を示す。隣接する基地局
CS0〜CS6間では、無線信号を媒体として相互に通信す
ることができる。
【0028】図1において、L01〜L06は基地局CS
0と、その周囲の基地局CS1〜CS6とを結ぶ通信リンク
を示す。基地局CS0は、基地局CS1〜CS6と、通信リン
クL01〜L06を介して通信することができる。ま
た、図1において、PS1は、本実施形態の無線通信シス
テムで用いられる移動局を示す。移動局PS1は、無線信
号を媒体としてその周囲の基地局と通信することができ
る。
【0029】図1において、R01〜R06は基地局CS
0と他の基地局CS1〜CS6との相対距離を示す。また、
図1において、Zc0〜Zc6およびZp1は、それぞれ、基
地局CS0〜CS6の干渉領域、および、移動局PS1の干渉
領域を示す。そして、図1において、CHn(n=0,
2,5,8)は、基地局において使用されているチャネ
ルを示す。
【0030】本実施形態において、図1に示す相対距離
R01〜R06、および、干渉領域Zc1〜Zc6,Zp1
は、基地局CS0において推定される。また、図1に示す
使用中チャネルCHnに関する情報は基地局CS0において
検知される。本実施形態の無線通信システムは、個々の
基地局が、図1に示す基地局CS0のように、(1)他の基
地局との相対距離R0iや他の基地局等の干渉領域Zc
i,Zpiを推定する点、(2)他の基地局等で使用されて
いるチャネルに関する情報を取得する点、および、(3)
それらの情報に基づいて、他の通信と干渉が生じ難いチ
ャネルを移動局PSiに割り当てる点に特徴を有してい
る。
【0031】以下、図2乃至図20を参照して、上記の
機能を実現すべく基地局および移動局において実施され
る処理の内容について詳細に説明する。尚、本実施形態
において、基地局CS0〜CS6は、実質的に同様の処理を
実行する。このため、ここでは、基地局CS0において実
行される処理の内容を、それらの代表例として説明す
る。
【0032】図2は、基地局CS0が他局CS1〜CS6との
相対距離R01〜R06を推定するために実行する一連
の処理のフローチャートを示す。図2に示す処理は、所
定時間毎に実行される。図2に示すルーチンが起動され
ると、ステップ10の処理が実行される。
【0033】本実施形態の無線通信システムにおいて、
全ての基地局CS0〜CS6は、所定時間毎に、自局の識別
番号CSiと、自局の送信出力情報Piとを含む無線報知
情報RIFを無線信号により出力する。ステップ10で
は、基地局CS0において、他局CS1〜CS6から発せられ
る無線報知情報RIFが受信される。
【0034】ステップ12では、受信した全ての無線報
知情報RIFから送信出力情報Piを検出する処理が実行
される。本実施形態においては、本ステップ12の処理
により、基地局CS1〜CS6に関する送信出力情報Piが
検出される。
【0035】ステップ14では、受信した全ての無線報
知情報RIFについて、それぞれの受信レベルが検出され
る。本実施形態においては、本ステップ14の処理によ
り、基地局CS1〜CS6から発せられた無線報知情報RIF
の受信レベルが検出される。
【0036】ステップ16では、受信した全ての無線報
知情報RIFの発信源と、基地局CS0との相対距離R0i
を推定する処理が実行される。無線報知情報RIFの発信
源と基地局CS0との相対距離R0iは、基地局CS0にお
けるその無線報知情報RIFの受信レベルと、その無線報
知情報RIFの送信出力Piと、基地局CS0が有する受信
感度とに基づいて推定することができる。本ステップ1
6では、上記の推定手法により、基地局CS0〜CS6と基
地局CS0との相対距離R01〜R06が推定される。
【0037】基地局CS0は、受信した全ての無線報知情
報RIFに対応する相対距離R0iを推定すると、その推
定値を、対応する無線報知情報RIFの送信出力Pi、お
よび、その無線報知情報RIFの発信源の識別番号CHiと
組み合わせて記憶する。以下、この組合せ情報を「相対
距離情報」と称す。
【0038】図3は、基地局CS0において生成される全
ての相対距離情報の一例を示す。本実施形態において、
基地局CS0では、図3に示す如く、基地局CS1〜CS6に
対応する6種の相対距離情報が生成される。ステップ1
8では、上記の如く生成される相対距離情報(図3)
が、無線報知情報RIFの一部として無線信号により他局C
S1〜CS6に向けて出力される。
【0039】このように、本実施形態において、基地局
CS0は、他局CS1〜CS6から供給される無線報知情報に
基づいて相対距離情報を生成し、その相対距離情報を他
局CS1〜CS6に向けて送信することができる。同様に、
他局CS1〜CS6においても、受信した無線報知情報の発
信源に関する相対距離情報を生成して出力する処理が実
行される。従って、基地局CS0〜CS6の間では、相互に
相対距離情報を交換することができる。
【0040】ところで、本実施形態の無線通信システム
においては、基地局CS0と通信可能な位置に新たな基地
局が設置されることがある。図4は、基地局CS0と通信
可能な位置、より具体的には、基地局CS5と基地局CS6
のほぼ中央に基地局CS7が新設された状態を示す。
【0041】図4に示す如く、基地局CS0と通信可能な
位置に基地局CS7が新設されたような場合には、基地局
CS7には基地局CS0に関する相対距離情報が保持されて
おり、かつ、基地局CS0には基地局CS7に関する相対距
離情報が保持されていない状況が生じ得る。本実施形態
において、基地局CS0は、このような状況下では、基地
局CS7から送信される無線報知信号に含まれる相対距離
情報を利用することにより、相対距離情報の生成に関す
る演算負荷の低減を図る。
【0042】図5は、上記の機能を実現すべく基地局CS
0が実行する一連の処理のフローチャートを示す。尚、
図5において、上記図2に示すステップと同一の処理を
行うステップについては、同一の符号を付してその説明
を省略または簡略する。
【0043】すなわち、図5に示すルーチンにおいて
は、他局CS1〜CS7から無線報知情報を受信(ステップ
10)した後に、ステップ20の処理が実行される。ス
テップ20では、受信した無線報知情報の発信源の中
に、自局CS0が相対距離情報を保持していない基地局が
含まれているかが判別される。その結果、全ての発信源
について、既に相対距離情報を保持していると判別され
る場合は、以後、特別な処理が実行されることなく今回
のルーチンが終了される。一方、相対距離情報を保持し
ていない基地局が存在すると判別される場合は、次にス
テップ22の処理が実行される。以下、この基地局を基
地局CS7として説明する。
【0044】ステップ22では、その基地局CS7から発
せられた無線報知情報の中に、自局CS0に関する相対距
離情報が含まれているか否かが判別される。その結果、
自局CS0に関する相対距離情報が含まれていないと判別
される場合は、以後、特別な処理が実行されることなく
今回のルーチンが終了される。この場合、基地局CS0
は、上記図2に示す一連の処理に従って、基地局CS7に
関する相対距離情報を生成する。一方、上記の判別の結
果、自局CS0に関する相対距離情報が含まれていると判
別される場合は、次にステップ24の処理が実行され
る。
【0045】ステップ24では、基地局CS7から受信し
た無線報知情報に含まれている自局CS0に関する相対距
離情報を、自局CS0の保持情報に反映させる処理、より
具体的には、基地局CS7が保持していた自局CS0に関す
る相対距離情報を、基地局CS7に関する情報として自局
CS0に取り込む処理が実行される。
【0046】図6(A)は、上記ステップ24の処理が
実行される以前に基地局CS0に保持されていた相対距離
情報の一例を示す。また、図6(B)は、上記ステップ
24の処理に先立って、基地局CS7から基地局CS0に供
給された相対距離情報の一例を示す。そして、図6
(C)は、上記ステップ24の処理により基地局CS7に
関する相対距離情報を取り込んだ後の基地局CS0の保持
情報の一例を示す。上記図5に示す処理によれば、図6
(C)に示すように、基地局CS0において容易に基地局
CS7に関する相対距離情報を得ることができる。このよ
うに、本実施形態の無線通信システムにおいて、基地局
CS0は、相対距離情報の演算に関して効率よく演算負荷
を低減させる機能を有している。
【0047】基地局CS0は、上記の如く相対距離情報を
生成した後、その相対距離情報、および、他局CS1〜CS
6から供給される相対距離情報を基礎として、自局CS0
および他局CS1〜CS6の周辺における電波環境を推定す
る処理を行う。図7は、上記の機能を実現すべく基地局
CS0が実行する一連の処理のフローチャートを示す。図
7に示す一連の処理においては、上記図2に示す場合と
同様に、他局CS1〜CS6から発せられる無線報知情報を
受信する処理(ステップ10)が実行される。
【0048】上述の如く、他局CS1〜CS6は、基地局CS
0と同様に、他の基地局に関する相対距離情報を生成し
て、生成した相対距離情報を他の基地局に向けて出力す
る。このため、本実施形態において、基地局CH0が受信
する無線報知情報には、他局CH1〜CH6で生成された相
対距離情報が含まれている。
【0049】図8(A)〜(F)は、基地局CS0が他局
CS1〜CS6から受信する相対位置情報の一覧を示す。こ
れらの相対距離情報には、基地局CS0と他局CS1〜CS6
の相対距離に関する情報に加えて、他局CS1〜CS6相互
間の相対距離に関する情報が含まれている。従って、基
地局CS0は、自局CS0と他局CS1〜CS6との相対距離だ
けでなく、他局CS1〜CS6相互間の相対距離を検知する
ことができる。
【0050】ステップ26では、他局CS1〜CS6から受
信した無線報知情報の中から他局CS1〜CS6で生成され
た相対距離情報(図8に示す情報)が検出される。ステ
ップ28では、自局CS0で生成した相対距離情報(図3
に示す情報)が検出される。これらの情報を併せて考慮
すると、基地局CS0と、その周囲に配置される全ての他
局CS1〜CS6との相対位置関係を公知の手法により容易
に推定することができる。
【0051】ステップ30では、上記ステップ26およ
び28で取得した相対距離情報に基づいて、基地局CS0
およびその周囲に位置する基地局CS1〜CS6の相対位置
関係が推定される。図9は、上記ステップ30の処理に
より推定された相対位置関係の一例を示す。以下、図9
に示す関係を特定する情報を「相対位置情報」と称す。
【0052】ステップ32では、受信した無線報知情報
の中から、他局CS1〜CS6のそれぞれに対応する送信出
力情報P1〜P6が検出される。他局CS1〜CS6の送信
出力情報P1〜P6とが判ると、基地局CS0は、他局CS
1〜CS6のそれぞれについて干渉領域を推定することが
できる。
【0053】ステップ34では、自局CS0および他局CS
1〜CS6に関する干渉領域Zc0〜Zc6が推定される。こ
れらの干渉領域Zc0〜Zc6は、上記図9に示す相対位置
情報と、上記ステップ32で検知される送信出力情報P
1〜P6、および、自局CS0に関する送信出力情報P0
とに基づいて推定される。図10は、上記ステップ34
の処理により推定される干渉領域Zc0〜Zc6の一例を示
す。以下、図10に示す情報を「干渉領域情報」と称
す。
【0054】本実施形態において、基地局CS0と、その
周囲の基地局CS1〜CS6とは、通信リンクL01〜L0
6により接続されている。基地局CS0と基地局CS1〜CS
6とは、それらの通信リンクL01〜L06を介して、
使用中のチャネルに関する情報を交換している。
【0055】図11(A)は、基地局CS0が自ら保持し
ている使用チャネルに関する情報の一例を示す。また、
図11(B)〜(G)は、基地局CS0が通信リンクL0
1〜LO6を介して基地局CS1〜CS6から取得する使用
チャネルに関する情報の一例を示す。
【0056】ステップ36では、基地局CS0において、
上記図11(A)に示す使用チャネル情報を読み出すと
共に、通信リンクL01〜LO6を介して上記図11
(B)〜(G)に示す使用チャネル情報を取得する処理
が実行される。
【0057】ステップ38では、上記図10に示す干渉
領域情報に、上記図11に示す使用チャネル情報を重ね
ることにより、電波環境情報を生成する処理が実行され
る。図12は、上記ステップ38により生成される電波
環境情報の一例を示す。図12に示す如く、電波環境情
報には、複数の基地局の相対位置と、それらの基地局の
干渉領域と、それぞれの基地局で使用されているチャネ
ルの情報とが含まれている。
【0058】次に、基地局CS0の通信エリア内に存在す
る移動局PS1(図1参照)が、チャネルの割り当てを要
求する際に実行される処理について説明する。図13
は、移動局PS1がチャネルの割り当てを要求する際に実
行する一連の処理のフローチャートを示す。図13に示
す処理は、移動局PS1が通信の開始を要求する毎に実行
される。
【0059】図13において、ステップ40では、移動
局PS1において、受信可能な無線報知情報、具体的に
は、移動局PS1の周辺の位置する基地局CS0,CS4〜CS
6から発せられた無線報知情報が受信される。ステップ
42では、受信した無線報知情報のそれぞれについて受
信レベルが検出される。
【0060】ステップ44では、それぞれの無線報知情
報について、その情報を発信した基地局の識別番号CSi
と、その情報の受信レベルDiとを組み合わせる処理が
実行される。図14は、上記ステップ42の処理が実行
されることにより生成される組合せ情報の一覧を示す。
以下、図14に示す情報を「移動局報知情報」と称す。
【0061】ステップ46では、移動局PS1において、
チャネルの割り当てを要求する基地局CS0に対して、
(1)自局PS1の受信感度に関する情報と、(2)上記ステッ
プ44で生成した移動局報知情報とを出力する処理が実
行される。本ステップ46の処理が実行されると、以
後、基地局CS0において、チャネルの割り当てを行うた
めの処理が開始される。
【0062】図15は、基地局CS0が、移動局PS1の発
する情報を受けて実行する一連の処理のフローチャート
を示す。図15の示す一連の処理においては、先ずステ
ップ48の処理が実行される。
【0063】ステップ48では、基地局CS0において、
移動局PS1から発せられた情報、すなわち、移動局報知
情報と、移動局PS1の受信感度とが受信される。移動局
報知情報には、上記図14に示す如く、移動局PS1で検
出された複数の受信レベルが含まれている。それらの受
信レベルと移動局PS1の受信感度とが判ると、移動局PS
1と、移動局PSが受信した無線報知信号の発信源、すな
わち、基地局CS0およびCS4〜CS6との相対位置関係、
および、移動局PS1の干渉領域Zp1を推定することがで
きる。
【0064】ステップ50では、上記の手法で、移動局
PS1の相対位置および干渉領域Zp1が推定される。本ス
テップ50の処理が実行される時点で、基地局CS0に
は、基地局CS0〜CS6に関する相対位置情報(図9)を
含む電波環境情報(図12)が保持されている。
【0065】ステップ52では、その電波環境情報(図
12)に、移動局PS1の相対位置および干渉領域Zp1を
反映させることにより、電波環境情報を更新する処理が
実行される。図16は、上記ステップ52の処理により
更新された後の電波環境情報の一例を示す。図16に示
す如く、上記の処理によれば、移動局PS1の相対位置お
よび干渉領域Zp1を、基地局CS0〜CS6およびそれらの
干渉領域Zc0〜Zc6との関係で把握することができる。
【0066】ステップ54では、移動局PS1に対して、
干渉の生じ難いチャネル(以下、このようなチャネルを
低干渉チャネルと称す)を割り当てる処理が実行され
る。本ステップ54において、低干渉チャネルは、上記
図16に示す電波環境情報に基づいて選択される。
【0067】図16に示す如く、移動局PS1の周囲に位
置する基地局CS0〜CS6では、上記ステップ54の処理
が実行される時点において、CH10,CH1,CH2,CH9
およびCH8が用いられている。従って、これらのチャネ
ルは、移動局PS1に対して新たに割り当てるべきではな
い。
【0068】 上記ステップ54では、このような判断
を基礎として、例えば、周囲の基地局で使用されていな
いCH5を低干渉チャネルに設定することができる。移動
局PS1からチャネルの割り当てが要求された場合に、上
記の如く、他局CH1〜CH6および移動局PS1周辺の電波
環境を考慮して割り当てるチャネルを選択することによ
れば、干渉を発生させることなく、空きチャネルを有効
に利用することができる。このため、本実施形態の無線
通信システムによれば、通信の品質を向上させ、かつ、
チャネルの利用効率を向上させることができる。
【0069】ステップ56では、上記ステップ54の処
理により、CH5が新たに移動局SP1に割り当てたことを
電波環境情報に反映させる処理が実行される。図17
は、上記ステップ56の処理により更新された後の電波
環境情報を示す。図17に示す電波環境情報には、移動
局PS1がCH5を使用しており、かつ、基地局CS0がCH1
0に加えてCH5を使用していることが表示されている。
【0070】ステップ58では、基地局CH0において、
通信中の移動局PS1に関する情報(以下、通信中移動局
情報と称す)を無線報知情報の一部として出力する処理
が行われる。通信中移動局情報には、(1)移動局PS1か
ら通知された移動局報知情報(図14参照)、(2)移動
局PS1から通知された、移動局PS1の受信感度に関する
情報、および、(3)移動局PS1との通信に使用中のチャ
ネルに関する情報が含まれている。基地局CS0が通信中
移動局情報を発信すると、移動局PS1と通信していない
他局CS1〜CS6においても、移動局PS1に関して、基地
局CS0と同様の情報を得ることができる。
【0071】本実施形態の通信システムで用いられる基
地局は、他局から受信した無線報知情報の中に通信中移
動局情報が含まれている場合に、その移動局に関する情
報を、自局が保持している電波環境情報に反映させる機
能を有している。
【0072】また、本実施形態において、移動局は、何
れかの基地局との通信が継続している場合に、その移動
局に対して、定期的に移動局報知情報を報知する機能を
有している。そして、基地局は、定期的に受信する移動
局報知情報を基礎として、自局が保持している電波環境
情報(移動局に関する事項)を更新する機能を有してい
る。
【0073】図18は、上記の機能を実現すべく基地局
CH0が実行する一連の処理のフローチャートを示す。図
18に示す一連の処理においては、先ずステップ60の
処理が実行される。
【0074】ステップ60では、通信中の移動局から、
定期通信により移動局報知情報を受信したか否かが判別
される。その結果、移動局報知情報を受信したと判別さ
れる場合は、次にステップ62の処理が実行される。一
方、移動局報知情報を受信していないと判別される場合
は、ステップ62,64の処理がジャンプされ、次にス
テップ66の処理が実行される。
【0075】ステップ62では、新たに受信した移動局
報知情報と、既に保持している移動局の受信感度とに基
づいて、移動局の相対位置および干渉領域が新たに推定
される。
【0076】ステップ64では、上記ステップ62で推
定した移動局の相対位置および干渉領域を、既存の電波
環境情報(図17参照)に反映させることにより、電波
環境情報を更新する処理が行われる。
【0077】図19は、上記ステップ64の処理により
更新された後の電波環境情報の一例を示す。図19に示
す如く、上記の処理によれば、通信の継続中に移動局PS
1が移動した場合に、基地局CS0において、その移動の
状態を正確に反映した電波環境情報を得ることができ
る。このため、本実施形態の無線通信システムによれ
ば、通信開始後における移動局の移動に関わらず、常に
適切なチャネルの割り当て処理を行うことができる。
【0078】図18に示す一連の処理において、ステッ
プ66では、基地局CH0が他局CS1〜CS6から通信中移
動局情報を受信したか否かが判別される。その結果、他
局CS1〜CS6から通信中移動局情報を受信したと判別さ
れる場合は、次にステップ68の処理が実行される。一
方、その情報を受信していないと判別される場合は、以
後特別な処理が実行されることなく今回の処理サイクル
が終了される。
【0079】ステップ68では、他局CS1〜CS6から供
給された通信中移動局情報に基づいて、他局CS1〜CS6
と通信中の移動局の相対位置および干渉領域が推定され
る。
【0080】ステップ70では、上記ステップ68の処
理による推定結果を、既存の電波環境情報(図19参
照)に反映させることにより、電波環境情報を更新する
処理が行われる。
【0081】図20は、基地局CS3から移動局PS2に関
する通信中移動局情報が通知された場合に、上記ステッ
プ70の処理により、基地局CS0において生成される電
波環境情報の一例を示す。図20に示す如く、上記の処
理によれば、他局CS1〜CS6と移動局との通信が開始さ
れた場合に、基地局CS0において、その後速やかに、他
局CS1〜CS6と通信中の移動局に関する情報を含む電波
環境情報を得ることができる。このため、本実施形態の
無線通信システムによれば、自局の周辺における電波環
境を常に正確に把握して、干渉の生じ難い適切なチャネ
ル割り当て処理を行うことができる。
【0082】ところで、上記の実施形態においては、移
動局からチャネルの割り当てが要求された場合に、基地
局は、電波環境情報のみに基づいて割り当てるチャネル
を選択しているが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、チャネルの割り当てに際して、公知のキャリア
センスの手法を併用することとしてもよい。
【0083】尚、上記の実施形態においては、基地局が
自局の送信出力情報を出力することにより前記請求項1
記載の「基地局報知情報出力手段」が、基地局が上記ス
テップ12〜16の処理を実行することにより前記請求
項1記載の「相対距離推定手段」が、それぞれ実現され
ている。
【0084】また、上記の実施形態においては、基地局
が上記ステップ18の処理を実行することにより前記請
求項2記載の「相対距離情報生成手段」および「相対距
離情報報知手段」が、それぞれ実現されている。
【0085】また、上記の実施形態においては、基地局
が上記ステップ20〜24の処理を実行することにより
前記請求項3記載の「他局情報利用手段」が実現されて
いる。
【0086】また、上記の実施形態においては、基地局
が上記ステップ26〜30の処理を実行することにより
前記請求項4記載の「相対位置情報生成手段」が実現さ
れている。
【0087】また、上記の実施形態においては、基地局
が上記ステップ30〜34の処理を実行することにより
前記請求項5記載の「干渉領域情報生成手段」が実現さ
れている。
【0088】また、上記の実施形態においては、基地局
が上記ステップ34〜38の処理を実行することにより
前記請求項6記載の「電波環境情報生成手段」が実現さ
れている。
【0089】また、上記の実施形態においては、移動局
が、上記ステップ42,44の処理を実行することによ
り前記請求項7記載の「移動局報知情報生成手段」が、
上記ステップ46の処理を実行することにより前記請求
項7記載の「移動局情報出力手段」が、それぞれ実現さ
れていると共に、基地局が上記ステップ48,50の処
理を実行することにより前記請求項7記載の「移動局相
対位置情報生成手段」が実現されている。
【0090】また、上記の実施形態においては、基地局
が、上記ステップ54の処理を実行することにより前記
請求項8記載の「低干渉チャネル検出手段」および前記
請求項8記載の「チャネル割り当て手段」が実現されて
いる。
【0091】また、上記の実施形態においては、基地局
と通信中の移動局が、定期的に移動局報知情報を基地局
に追伸することにより前記請求項9記載の「最新情報通
知手段」が実現されていると共に、基地局が上記ステッ
プ60〜64の処理を実行することにより前記請求項9
記載の「移動局相対位置情報更新手段」が実現されてい
る。
【0092】また、上記の実施形態においては、基地局
が上記ステップ58の処理を実行することにより前記請
求項10記載の「通信中移動局情報提供手段」が実現さ
れている。
【0093】更に、上記の実施形態においては、基地局
が上記ステップ66〜70の処理を実行することによ
り、前記請求項11記載の「第2の移動局相対位置情報
生成手段」が実現されている。
【0094】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、各基地局は送信出力情報を含む無
線報知情報を送信する。無線報知情報の出力強度は、伝
搬距離の関数であり、伝搬距離が長くなるに連れて低下
する。従って、他局から無線報知情報を受信した基地局
では、その情報の受信レベルと、自局の受信感度と、そ
の情報に含まれている送信出力情報とに基づいて、その
情報を発信した基地局との相対距離を推定することがで
きる。このため、本発明において、個々の基地局は、他
局との相対距離を推定することができる。
【0095】請求項2記載の発明によれば、個々の基地
局が、その周辺に位置する全ての基地局に関して、相対
距離情報(識別情報と、送信出力情報と、相対距離の推
定値との組合せ)を生成することできる。本発明におい
て、個々の基地局で生成された相対距離情報は、無線報
知情報の一部として他の基地局に送信される。このた
め、個々の基地局は、自局と他局との相対距離に加え
て、他局相互間の相対距離も検知することができる。
【0096】請求項3記載の発明によれば、自局に保存
されていない相対位置情報が他局に保存されている場合
に、他局の情報を利用して自局の相対位置情報を生成す
ることができる。上記の手法によれば、相対位置情報の
演算負荷の低減を図ることができる。
【0097】請求項4記載の発明によれば、個々の基地
局は、自局で生成した相対距離情報と、他局から供給さ
れた相対距離情報とに基づいて、相対位置情報を生成す
ることができる。この場合、個々の基地局は、受信可能
な無線報知情報を発する全ての他局と、自局との相対位
置関係を正確に推定することができる。
【0098】請求項5記載の発明によれば、個々の基地
局は、その周囲に存在する全ての基地局との相対位置関
係を相対位置情報として保持している。また、個々の基
地局は、その周囲に存在する全ての基地局の送信出力情
報を取得している。従って、本発明において、個々の基
地局は、その周囲に存在する全ての基地局について、干
渉領域を正確に推定することができる。
【0099】請求項6または13記載の発明によれば、
個々の基地局は、周囲の基地局から、使用中のチャネル
に関する情報を取得することができる。このため、本発
明によれば、個々の基地局は、周囲の基地局の相対位
置、周囲の基地局の干渉範囲、および、周囲の基地局で
使用されているチャネルの情報を含む電波環境情報を得
ることができる。
【0100】請求項7または14記載の発明によれば、
チャネルの割り当てを要求される基地局は、その割り当
てを要求する移動局の受信感度と、その移動局が周囲の
基地局から受信している無線報知情報の受信レベルとを
検知することができる。このため、本発明において、チ
ャネルの割り当てを要求される基地局は、その割り当て
を要求している移動局の相対位置を正確に推定すること
ができる。
【0101】請求項8または15記載の発明によれば、
チャネルの割り当てを要求されている基地局は、その割
り当てを要求している移動局の相対位置と、その移動局
の周辺の基地局で用いられてチャネルとに基づいて、そ
の移動局が用いた場合に干渉が生じ難いと推定される低
干渉チャネルを精度良く検出することができる。このた
め、本発明によれば、干渉の生じ難いチャネルの割り当
てが可能となる。
【0102】請求項9記載の発明によれば、移動局と通
信中の基地局は、移動局から所定のタイミングで通知さ
れる情報に基づいて、移動局の相対位置を適切に更新す
ることができる。このため、本発明によれば、移動局の
移動に関わらず、常に高度な推定状態を維持することが
できる。
【0103】請求項10記載の発明によれば、個々の基
地局は、通信中の移動局が存在する場合に、その移動局
に関する情報(通信中移動局情報)を無線報知情報の一
部として出力する。従って、個々の基地局は、他局から
供給される無線報知情報により、その他局と通信中の移
動局に関する情報を得ることができる。
【0104】請求項11記載の発明によれば、個々の基
地局は、無線報知情報の一部として他局から供給される
通信中移動局情報に基づいて、他局と通信中の移動局の
相対位置を推定することができる。このため、本発明に
よれば、他局と通信中の移動局との干渉をも考慮してチ
ャネルの割り当て処理を行うことができる。
【0105】請求項12記載の発明によれば、各基地局
は送信出力情報を含む無線報知情報を送信する。従っ
て、他局から無線報知情報を受信した基地局では、その
情報を発信した基地局との相対距離を推定することがで
きる。また、本発明において、個々の基地局は、その周
辺に位置する全ての基地局に関して相対距離情報(識別
情報と、送信出力情報と、相対距離の推定値との組合
せ)を生成し、その情報を他の基地局に送信することが
できる。更に、本発明において、個々の基地局は、自局
で生成した相対距離情報と、他局から供給される相対距
離情報とに基づいて、相対位置情報を生成することがで
きる。そして、個々の基地局は、その相対位置情報と他
の基地局から発せられる送信出力情報とに基づいて、周
囲に存在する全ての基地局に関する干渉領域を正確に推
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の無線通信システムの
概要を説明するための図である。
【図2】 実施の形態1の無線通信システムにおいて相
対距離情報を生成するために基地局が実行する一連の処
理の一例のフローチャートである。
【図3】 基地局で生成される相対距離情報の例の一覧
である。
【図4】 無性通信システムに新たな基地局が追加され
た状態を表す図である。
【図5】 実施の形態1の無線通信システムにおいて相
対距離情報を生成するために基地局が実行する一連の処
理の他の例のフローチャートである。
【図6】 図5に示す一連の処理により用いられる相対
距離情報の例の一覧(A,B)と、その処理により生成
される相対距離情報の例の一覧(C)である。
【図7】 実施の形態1の無線通信システムにおいて電
波環境情報を生成するために基地局が実行する一連の処
理の他の例のフローチャートである。
【図8】 実施の形態1の無線通信システムにおいて基
地局CS0が取得する相対距離情報の例の一覧である。
【図9】 実施の形態1の無線通信システムにおいて基
地局CS0が生成する相対位置情報の一例である。
【図10】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
基地局CS0が生成する干渉領域情報の一例である。
【図11】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
基地局CS0が取得する使用チャネル情報の例の一覧であ
る。
【図12】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
基地局CS0が生成する電波環境情報の第1の例である。
【図13】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
移動局が実行する一連の処理の一例のフローチャートで
ある。
【図14】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
移動局が生成する移動局報知情報の一例である。
【図15】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
移動局の情報を電波環境情報に反映させるために基地局
が実行する一連の処理の一例のフローチャートである
【図16】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
基地局CS0が生成する電波環境情報の第2の例である。
【図17】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
基地局CS0が生成する電波環境情報の第3の例である。
【図18】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
自局または他局と通信中の移動局の情報を電波環境情報
に反映させるために基地局が実行する一連の処理の一例
のフローチャートである
【図19】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
基地局CS0が生成する電波環境情報の第4の例である。
【図20】 実施の形態1の無線通信システムにおいて
基地局CS0が生成する電波環境情報の第5の例である
【図21】 従来の無線通信システムの概要を説明する
ための図である。
【符号の説明】
CS0〜CS6 基地局、 PS1,PS2 移動局、 CH1
〜CH10 チャネルの識別番号、 Zc0〜Zc6,Zp
1,Zp2 干渉領域、 R01〜R06 相対距離、
L01〜L06 通信リンク、 P1〜P6 送
信出力情報。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局と移動局とを構成要素とす
    る無線通信システムであって、前記基地局は、 自己の送信出力情報を含む無線報知情報を出力する基地
    局報知情報出力手段と、 他局から出力された無線報知情報の受信レベルと、その
    無線報知情報に含まれている送信出力情報と、自局の受
    信感度とに基づいて、前記他局との相対距離を推定する
    相対距離推定手段と、 を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記無線報知情報に、その情報の発信源
    である基地局の識別情報が含まれており、 前記相対距離推定手段は、受信可能な無線報知情報を発
    する全ての他局との相対距離を推定し、かつ、 前記基地局は、前記全ての他局について、識別情報と送
    信出力情報と相対距離の推定値との組み合わせを表す相
    対距離情報を生成する相対距離情報生成手段と、 前記全ての他局についての前記相対距離情報を前記無線
    報知情報の一部とする相対距離情報報知手段と、を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記基地局は、自局に対応する相対距離
    情報を含む無線報知情報を他局から受信し、かつ、自局
    においてその他局に対応する相対距離情報が生成されて
    いない場合に、その他局から供給された相対距離情報を
    利用して、その他局に対応する相対距離情報を定める他
    局情報利用手段を備えることを特徴とする請求項2記載
    の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記基地局は、自局が保持する相対距離
    情報と、受信可能な無線報知情報を発する全ての他局か
    ら供給される相対距離情報とに基づいて、前記全ての他
    局と自局の相対位置関係を推定し、その推定結果を相対
    位置情報とする相対位置情報生成手段を備えることを特
    徴とする請求項3記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記基地局は、自局が保持する相対位置
    情報と、受信可能な無線報知情報を発する全ての他局か
    ら供給される送信出力情報とに基づいて、前記全ての他
    局に関する干渉領域を推定し、その推定結果を干渉領域
    情報とする干渉領域情報生成手段を備えることを特徴と
    する請求項4記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 干渉領域の重複する基地局間を結ぶ通信
    リンクを備え、 前記基地局は、干渉領域の重複する他局との間で使用中
    の無線チャネルに関する情報を交換することにより使用
    チャネル情報を生成する使用チャネル情報生成手段と、 前記干渉領域情報に前記使用チャネル情報を反映させる
    ことにより周辺の電波環境を推定し、その推定結果を電
    波環境情報とする電波環境情報生成手段と、 を備えることを特徴とする請求項5記載の無線通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記移動局は、受信可能な無線報知情報
    に含まれている識別信号と、それらの無線報知情報の受
    信レベルとの組合せを表す移動局報知情報を生成する移
    動局報知情報生成手段と、 チャネルの割り当てを要求する所定の基地局に対して、
    自局の受信感度と、前記移動局報知情報とを出力する移
    動局情報出力手段とを備え、 前記基地局は、前記移動局情報出力手段から発せられた
    情報を受信した場合に、前記移動局の受信感度と、前記
    移動局報知情報とに基づいて、前記移動局の相対位置を
    推定し、その推定結果を移動局相対位置情報とする移動
    局相対位置情報生成手段を備えることを特徴とする請求
    項6記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記基地局は、自局が保持する前記電波
    環境情報と、前記移動局相対位置情報とに基づいて、チ
    ャネルの割り当てを要求する前記移動局において干渉の
    生じ難いチャネルを検出する低干渉チャネル検出手段
    と、 前記移動体に対して、前記低干渉チャネル検出手段によ
    り検出されたチャネルを割り当てるチャネル割り当て手
    段と、 を備えることを特徴とする請求項7記載の無線通信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記移動局は、通信中の基地局に対し
    て、所定のタイミングで前記移動局報知情報を通知する
    最新情報通知手段を備えると共に、 前記基地局は、前記最新情報通知手段により通知された
    前記移動局報知情報に基づいて、前記移動局相対位置情
    報を更新する移動局相対位置情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項8記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 前記基地局は、通信中の移動局から受
    信した前記移動局報知情報、その移動局の受信感度に関
    する情報、および、その移動局との通信に使用中のチャ
    ネルに関する情報を含む通信中移動局情報を、前記無線
    報知情報の一部とする通信中移動局情報提供手段を備え
    ることを特徴とする請求項9記載の無線通信システム。
  11. 【請求項11】 前記基地局は、他局が発する無線報知
    情報中に前記通信中移動局情報が含まれている場合に、
    その通信中移動局情報に基づいて、その情報の起因であ
    る移動局の相対位置を推定する第2の移動局相対位置情
    報生成手段を備えることを特徴とする請求項10記載の
    無線通信システム。
  12. 【請求項12】 複数の基地局と移動局とを構成要素と
    する無線通信方法であって、前記基地局は、 自己の送信出力情報を含む無線報知情報を出力する基地
    局報知情報出力ステップと、 他局から出力された無線報知情報の受信レベルと、その
    無線報知情報に含まれている送信出力情報と、自局の受
    信感度とに基づいて、前記他局との相対距離を推定する
    相対距離推定ステップと、 前記無線報知情報に含まれている情報の発信源である基
    地局の識別情報と送信出力情報と相対距離の推定値との
    組み合わせを表す相対距離情報を生成する相対距離情報
    生成ステップと、 前記全ての他局についての前記相対距離情報を前記無線
    報知情報の一部とする相対距離情報報知ステップと、 自局が保持する相対距離情報と、受信可能な無線報知情
    報を発する全ての他局から供給される相対距離情報とに
    基づいて、前記全ての他局と自局の相対位置関係を推定
    し、その推定結果を相対位置情報とする相対位置情報生
    成ステップと、 自局が保持する相対位置情報と、受信可能な無線報知情
    報を発する全ての他局から供給される送信出力情報とに
    基づいて、前記全ての他局に関する干渉領域を推定し、
    その推定結果を干渉領域情報とする干渉領域情報生成ス
    テップと、 を実行することを特徴とする無線通信方法。
  13. 【請求項13】 干渉領域の重複する基地局間が通信リ
    ンクで結ばれていると共に、 前記基地局は、干渉領域の重複する他局との間で使用中
    の無線チャネルに関する情報を交換することにより使用
    チャネル情報を生成する使用チャネル情報生成ステップ
    と、 前記干渉領域情報に前記使用チャネル情報を反映させる
    ことにより周辺の電波環境を推定し、その推定結果を電
    波環境情報とする電波環境情報生成ステップと、 を実行することを特徴とする請求項12記載の無線通信
    方法。
  14. 【請求項14】 前記移動局は、受信可能な無線報知情
    報に含まれている識別信号と、それらの無線報知情報の
    受信レベルとの組合せを表す移動局報知情報を生成する
    移動局報知情報生成ステップと、 チャネルの割り当てを要求する所定の基地局に対して、
    自局の受信感度と、前記移動局報知情報とを出力する移
    動局情報出力ステップとを実行し、 前記基地局は、前記移動局情報出力ステップから発せら
    れた情報を受信した場合に、前記移動局の受信感度と、
    前記移動局報知情報とに基づいて、前記移動局の相対位
    置を推定し、その推定結果を移動局相対位置情報とする
    移動局相対位置情報生成ステップを実行することを特徴
    とする請求項12記載の無線通信方法。
  15. 【請求項15】 前記基地局は、自局が保持する前記電
    波環境情報と、前記移動局相対位置情報とに基づいて、
    チャネルの割り当てを要求する前記移動局において干渉
    の生じ難いチャネルを検出する低干渉チャネル検出ステ
    ップと、 前記移動体に対して、前記低干渉チャネル検出ステップ
    により検出されたチャネルを割り当てるチャネル割り当
    てステップと、 を実行することを特徴とする請求項14記載の無線通信
    方法。
JP10174951A 1998-06-22 1998-06-22 無線通信システムおよび無線通信方法 Pending JP2000013853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174951A JP2000013853A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 無線通信システムおよび無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174951A JP2000013853A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 無線通信システムおよび無線通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000013853A true JP2000013853A (ja) 2000-01-14

Family

ID=15987595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10174951A Pending JP2000013853A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 無線通信システムおよび無線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000013853A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006109584A1 (ja) 2005-04-05 2006-10-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 無線ネットワークシステム
WO2007011031A1 (ja) * 2005-07-21 2007-01-25 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho 通信端末装置
US7292824B2 (en) 2002-03-06 2007-11-06 Ntt Docomo, Inc. Communication control method and communication control system
JP2010536208A (ja) * 2007-08-06 2010-11-25 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) Lteシステムにおけるofdmaアップリンクの干渉による影響の回復
WO2013001650A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 富士通株式会社 無線通信システム、移動局、基地局および無線通信方法
JPWO2022113172A1 (ja) * 2020-11-24 2022-06-02

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7292824B2 (en) 2002-03-06 2007-11-06 Ntt Docomo, Inc. Communication control method and communication control system
WO2006109584A1 (ja) 2005-04-05 2006-10-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 無線ネットワークシステム
US7680454B2 (en) 2005-04-05 2010-03-16 Panasonic Corporation Wireless network located within a vehicle containing access points and terminals for wireless communication
WO2007011031A1 (ja) * 2005-07-21 2007-01-25 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho 通信端末装置
JP2010536208A (ja) * 2007-08-06 2010-11-25 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) Lteシステムにおけるofdmaアップリンクの干渉による影響の回復
WO2013001650A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 富士通株式会社 無線通信システム、移動局、基地局および無線通信方法
JP5605509B2 (ja) * 2011-06-30 2014-10-15 富士通株式会社 無線通信システム、移動局、基地局および無線通信方法
JPWO2022113172A1 (ja) * 2020-11-24 2022-06-02
WO2022113172A1 (ja) * 2020-11-24 2022-06-02 三菱電機株式会社 位置推定装置、設備機器システム、位置推定方法、および、プログラム
JP7399316B2 (ja) 2020-11-24 2023-12-15 三菱電機株式会社 位置推定装置、設備機器システム、位置推定方法、および、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100966505B1 (ko) 분산된 매체 접근 제어 네트워크에서 비콘 슬롯 획득시간을 감소시키는 방법 및 장치
CN113630225B (zh) 一种边链路感知信号发送方法和设备
JP5515607B2 (ja) セル間干渉低減交信方法及び装置
US20140341208A1 (en) Synchronization for device-to-device communication
US20150017979A1 (en) Method and apparatus for discovering neighbor device in d2d communication network
CN112714472A (zh) 参数反馈、更新、关联方法、通信节点、通信系统及介质
US20080232393A1 (en) Removal of ambiguities in forming new piconet controller (pnc) when the current pcn controller is suddenly unavailable
JPH0622345B2 (ja) 移動体通信方式
US20090290560A1 (en) Method and base station for uplink resource allocation in time-sharing channel mode
CN107211261B (zh) 用于无线通信网络中的连接建立的方法和装置
KR102222314B1 (ko) 기지국, 단말기, 무선 통신 시스템, 및 통신 방법
US20140269604A1 (en) Inter-vehicle communication system and inter-vehicle communication device
US20140307657A1 (en) Device and method for performing device to device communication in wireless communication system
KR20100108462A (ko) 무선 개인 영역 네트워크에서 이웃을 탐색하는 방법
JP5364785B2 (ja) チャンネル時間を割り当てし両立性あるリンクを決める方法及びデータを処理するための装置
KR101608622B1 (ko) 공간 재활용 기법을 사용하는 네트워크 및 상기 네트워크의 운용 방법
JP2011526430A5 (ja)
JP2000013853A (ja) 無線通信システムおよび無線通信方法
KR101296056B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 자원 정보 디코딩 방법
CN105393634A (zh) 一种数据通信方法、设备及系统
JP5549662B2 (ja) 車車間通信システムおよび車車間通信機
JP3058124B2 (ja) 移動体通信システムにおける通話チャネル割当方法および装置
KR101000932B1 (ko) Wpan에서 복수의 phy 통신 모드를 지원하는 디바이스가 통신하는 방법 및 이를 위한 장치
KR20100115676A (ko) 무선 애드 혹 네트워크의 타임슬롯 할당 방법 및 장치
JP2000341737A (ja) 基地局選択方式