JP2000013745A - 映像記録装置および記録方法 - Google Patents

映像記録装置および記録方法

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JP2000013745A
JP2000013745A JP10177401A JP17740198A JP2000013745A JP 2000013745 A JP2000013745 A JP 2000013745A JP 10177401 A JP10177401 A JP 10177401A JP 17740198 A JP17740198 A JP 17740198A JP 2000013745 A JP2000013745 A JP 2000013745A
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Japan
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recording
video
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JP10177401A
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English (en)
Inventor
Shinichi Katsuno
進一 勝野
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた記憶容量の記録媒体に、長期間の映
像が記録できると共に、重要な映像情報を鮮明な状態で
記録できる記録装置および記録方法を提供する。 【解決手段】 HDDユニット18に映像情報を記録す
る記録部32および記録された映像情報を再生する再生
部38に加え、HDDユニット18に記録された映像情
報を読み出して圧縮した後に再記録する再処理部40を
設ける。再処理部40の圧縮部41は、イベントに関連
しない映像情報を映像記録後の経過時間に応じた圧縮率
で圧縮し、保存部42は、イベントに関連する映像情報
をそのまま、あるいは鮮明度が低下しない範囲で圧縮し
てHDDユニット18に再記録する。従って、イベント
に関連する映像情報は鮮明な状態で記録される一方、他
の映像情報は劣化を許して圧縮され、長時間の映像情報
HDDユニット18に記録できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視装置などに適
した映像記録装置および映像記録方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】倉庫などの無人な場所、または終夜ある
いは終日監視が必要な場所などは、監視場所に、映像が
撮れるようなカメラを設置し、その映像を記録可能な映
像記録装置を備えた監視システム(監視装置)が多用さ
れている。監視装置は、映像記録する記録媒体としてビ
デオテープが用いられている。ビデオテープには、開始
時間から終了時間までの映像が記録され、ビデオテープ
の記憶容量をほぼ満たすと次のビデオテープに映像が記
録される。したがって、過去の映像を保存しておくため
には、膨大な量のビデオテープが必要となる。
【0003】これに対し、限られたビデオテープを用い
て一定の期間が経過すると、前の映像を消して新しい映
像を記録することも可能であるが、このシステムでは、
一定時間より前の映像は、失われてしまう。何らかのイ
ベントが発生したときに、イイベント前の映像が重ねて
記録されずに保存されるようなシステムも可能である
が、イベントが発生しないときの映像を残すことができ
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】限られた記憶容量の記
録媒体に、長期間の映像を記録するための方法として、
フレームレートを変換するなどの手法を用いて映像情報
を圧縮して記録する方法がある。しかしながら、フレー
ムレートを低くして圧縮された映像は単位時間当たりの
情報量が減り、画質が低下して鮮明な情報が得られな
い。また、その他の圧縮方法を採用しても映像に関連す
る情報が劣化するので、映像が鮮明でなくなる。したが
って、何らかのイベント、例えば、盗難、火災などの事
件が発生したときに、その原因の究明や資料として十分
な効果のある映像が残されない可能性がある。圧縮率を
下げれば、映像の劣化や情報の削減を避けることができ
るが、上述したように膨大な記憶容量が必要となってし
まう。
【0005】そこで、本発明においては、限られた記憶
容量に、長い期間の映像を記録できるとともに、重要な
映像を十分に鮮明な状態で記録できる映像記録装置およ
び記録方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、映像の品質を確保したい映像情報は、圧縮せず
に、その他の映像情報は、圧縮して記録し重要な映像の
品質を保持すると共に、長期間の映像情報を限られた記
憶容量の媒体に記録できるようにしている。すなわち、
本発明の映像記録装置は、映像情報を映像記録媒体に記
録する映像記録手段と、イベントの発生を映像記録媒体
に記録するイベント記録手段と、映像記録媒体に記録さ
れた映像情報を読み出してイベントに関連しない映像情
報を圧縮し再記録する再処理手段とを有することを特徴
としている。また、本発明の記録方法は、映像情報を映
像記録媒体に記録する映像記録工程と、イベントの発生
を映像記録媒体に記録するイベント記録工程と、記録さ
れた映像情報を読み出しイベントに関連しない映像情報
を圧縮し再記録する再処理工程とを有することを特徴と
している。
【0007】本発明の映像記録装置および記録方法にお
いては、取得した映像情報をそのままの状態で、圧縮し
ないでいったん記録し、その映像情報を読み出して再処
理する機能あるいは工程を設け、この再処理する際に、
記録後の経過時間に応じた圧縮率で圧縮できるようにし
ている。このため、記録された映像情報を、イベント情
報に基づき高い圧縮率で圧縮して記録する部分と、圧縮
しない、もしくは低い圧縮率で圧縮して記録する部分と
に分けることが可能であり、それらの映像情報を区別し
て圧縮処理することが可能である。したがって、鮮明な
映像情報で記録しておきたいイベントに関連した映像情
報を除いた、イベントに関連しない映像情報を圧縮して
再記録することが可能であり、限られた記憶容量の映像
記録媒体に長期間の映像情報を記録できる。したがっ
て、長時間にわたり切れ目のない映像情報を記録し、再
生することができる。一方、イベントに関連する重要な
映像情報は圧縮しないで記録できるので、鮮明な映像で
再生することができる。したがって、鮮明な映像が必要
な部分は鮮明な映像のままで記録し、再生することがで
きる。
【0008】再処理手段および再処理工程においては、
イベントが発生した前後の期間(時間)の映像を圧縮し
ないで記録しておいても良いが、イベントに関連する映
像情報をイベント前の事前時間またはイベント後の事後
時間に応じた圧縮率で圧縮し再記録することにより、イ
ベント前後の映像を支障のない範囲で圧縮することがで
きる。したがって、限られた容量の記録媒体にさらに、
長期間の映像を記録できる。
【0009】このように、イベント前後の映像も含めて
適当な圧縮率で映像情報を再記録するには、映像記録媒
体に記録された映像情報を記録後の経過時間に応じた圧
縮率で圧縮して再記録するとともに、あるイベントの事
前時間に属する映像情報については圧縮を停止し、また
あるイベントの事後時間に属する映像情報については、
その事後時間に応じた圧縮率で圧縮して保存する装置お
よび記録方法を採用できる。また、再記録する際に、経
過時間、事前時間および事後時間の関数で定められた圧
縮率で映像情報を圧縮して再記録する装置および方法も
採用できる。
【0010】また、映像情報を記録する際に、この映像
情報が撮影された際の時刻情報も合せて記録しておくこ
とにより、映像情報の圧縮率が変化してもその映像が記
録された日時を直ぐに表示することができる。
【0011】さらに、上述した映像記録装置は、回路な
どを用いてハードウェア的に構成することももちろん可
能であるが、それぞれの処理を実行可能な命令を有する
プログラムによって実現することも可能であり、その映
像記録プログラムをコンピュータに読み込み可能なCD
−ROMなどの記録媒体に記録して提供することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に、本発明に係る映像記録装
置50を用いた監視システム1をブロック図を用いて示
してある。本例の監視システム1は、監視対象の場所あ
るいは物などの映像を得ることができるビデオカメラ2
2と、このビデオカメラ22より得られた映像情報を記
録可能な映像記録装置50と、映像記録装置50に記録
された映像を再生し写すことができるモニター28を備
えている。本例の映像記録装置50は、入力された映像
情報を記録するための映像記録媒体としての機能を備え
た磁気記録媒体(HDDユニット、ハードディスクドラ
イブユニット)18と、ビデオカメラ22から供給され
た映像情報(映像信号)をHDDユニット18に記録す
るのに適した信号形式に変換してHDDユニット18に
記録する映像記録部32と、HDDユニット18に記録
された映像を再生する再生部38を備えている。
【0013】これらに加えて、本例の映像記録装置50
は、特定の事象(イベント)の発生をHDDユニット1
8に記録するイベント記録部16と、映像情報が記録さ
れたときの時刻情報をRTC(リアルタイムクロック)
から得てHDDユニット18に記録する時刻記録部15
と、HDDユニット18に記録された映像情報を読み出
し、圧縮処理して再記録する再処理部40を備えてい
る。再処理部40は、圧縮部41と保存部42を備えて
おり、圧縮部41は、HDDユニット18に記録された
映像情報のうち、イベントに関連しない映像情報がHD
Dユニット18から読み出されると、その映像が記録さ
れた後の経過時間に応じた圧縮率で圧縮して再びHDD
ユニット18に記録する。保存部42は、イベントに関
連する、すなわち、イベントの前後の映像情報がHDD
ユニット18から読み出されると圧縮しないか、また
は、そのイベントの発生時刻から前の時間(イベント前
の事前時間)およびそのイベントが発生した時刻からの
経過時間(イベント後の事後時間)に応じ、圧縮部41
より少ない圧縮率で映像情報を圧縮し再記録する。
【0014】このように、本例の映像記録装置50にお
いては、再処理部40でいったん記録された映像情報を
読み出して再処理することにより、映像の品質を確保し
たいイベントに関連する映像情報は圧縮せずに(また
は、圧縮度の低い状態で)HDDユニット18に記録さ
れ、その他のイベントに関連しない映像情報は経過時間
と共に徐々に圧縮して記録される。したがって、イベン
トに関連しない多くの映像情報は圧縮して記録されるの
で、単位時間当たりの映像情報のうち、HDDユニット
18に蓄積される情報量を効率良く削減することができ
る。このため、限られた記憶容量に長期間の映像情報を
記録することができる。一方、イベントに関連する映像
情報は圧縮されないか、また、圧縮率が低いので、十分
な画質を保持することができ、イベントに対して重要な
情報として保存できる。このように、本例の映像記録装
置50は、限られた記憶容量のHDDユニット18に長
期間の映像情報を記録することができると共に、重要な
映像については十分に鮮明な状態で記録できる。
【0015】この映像記憶装置50では、HDDユニッ
ト18に圧縮率の異なる映像情報が記録されるために、
映像の記録された日時を再生時間などから算出するのが
面倒になる。このため、本例の映像記録装置50におい
ては、時刻情報部15を設け、映像情報をHDDユニッ
ト18に記録する際に、この映像情報が記録された時刻
情報も合せて記録するようにしている。映像情報と共に
時刻情報も記録しておくことにより、映像情報の圧縮率
が変化しても、その映像を再生したときに記録された日
時を簡単に表示あるいは算出することができる。
【0016】図2に、本発明に係る映像記録装置50の
ハードウェア構成をブロック図を用いて示してある。本
例の映像記録装置50は、CPU11と、このCPU1
1を制御するプログラム等が記録されたROM12と、
実行用の一時記憶領域となるRAM13と、外部のカメ
ラ22からの映像情報を入力する映像データインタフェ
ース17を備えており、これらがバス19によって接続
されている。本例の映像記録装置50は、さらに、映像
情報を記録するHDDユニット18に対しハードウェア
的なインタフェースを提供するHDDインタフェース1
4と、RTCなどからの時刻情報を提供しHDDインタ
フェース14を経てHDDユニット18に記録する時刻
記録部15と、外部からのイベント情報が入力され、そ
れをHDDインタフェース14を経てHDDユニット1
8に記録する外部インタフェース(イベント記録部)1
6とを備えており、上記と同様にバス19に接続されて
いる。
【0017】この映像記録装置50は、ROM12に記
録された映像記録プログラムに基づいて図3ないし図7
に示した各処理あるいは処理手順を実行できるようにな
っている。まず、図3ないし図5に示した映像記録プロ
グラムにおいては、映像情報が経過時間に応じて徐々に
高い圧縮率で記録されると共に、イベントに関連する映
像情報はイベントが発生した時点(イベント時刻Te)
の前後でその事前時間および事後時間に応じて圧縮さ
れ、記録されるようになっている。
【0018】この映像記録プログラムあるいは映像記録
方法においては、まず、ステップST1において、カメ
ラ22から入力された映像情報が記録部32によりHD
Dユニット18に記録される(映像記録工程)。次に、
ステップST2において、時刻記録部15により、その
映像情報が記録されたときの時刻情報がHDDユニット
18に記録される(時刻記録工程)。そして、ステップ
ST3において、イベントが発生したか否かが判断され
る。ステップST3においては、イベント記録部16に
よってイベント情報(トリガー)の入力の有無が確認さ
れる。イベントが発生したことを示す信号が入力された
場合は、ステップST4において、HDDユニット18
にイベント情報、本例ではイベントが発生したイベント
時刻Teが記録される(イベント記録工程)。
【0019】本例の映像記録プログラムにおいては、入
力された映像をHDDユニット18に記録すると共にH
DDユニット18に記録されている映像情報を経過時間
に応じて圧縮する処理も行う。このため、ステップST
6において、HDDユニット18から記録済みの映像情
報が読み出され、経過時間に応じて映像情報が圧縮され
た後に再びHDDユニット18に記録される(再処理工
程)。
【0020】図4に、この再処理工程における処理をさ
らに詳しく示してある。本例の記録装置50において
は、まず、記録済みの映像情報を読み出す工程(ステッ
プST16)が行われ、その読み出された映像情報に対
し、再処理部40の保存部42でイベントに関連する映
像情報を保存する保存工程(ステップST11)が実行
され、それ以外の映像情報に対しては圧縮部41でそれ
らを圧縮する圧縮工程(ステップST12)が実行さ
れ、さらに、これらの処理が行われた映像情報が記録工
程(ステップST17)においてHDDユニット18に
記録される。なお、図5に、再処理工程(ステップST
6)で処理された映像情報がHDDユニット18に記録
された状態を模式的に示してある。以下では図5も参照
しながら各処理を説明する。
【0021】ステップST11の保存工程を説明する前
に、まず、ステップST12の映像を圧縮する圧縮工程
について説明する。ステップST12においては、ステ
ップST5で読み出された映像情報がイベントに関連し
ない映像情報であるときに、その映像データが映像記録
後の経過時間に応じた圧縮率で圧縮される。したがっ
て、図5に示したように、現時刻Trに取得された映像
データはデータ量M1であるのに対し、時刻t4および
時刻t3と時刻を逆登るに連れてそのときの映像データ
は経過時間W4およびW3に応じて圧縮され、データ量
M2およびM3と徐々に削減される。本例では、経過時
間に対してリニアにデータ量を削減するようにしている
が、もちろんリニアでなくても良い。また、イベントの
種類により切換えても良い。そして、予め設定された最
小限のデータ量M3まで映像データが圧縮されると、そ
の以上には圧縮されず、所定の画質が確保できるように
なっている。したがって、このような圧縮工程(ステッ
プST12)によって圧縮された映像情報をステップS
T17でHDD18に再び記録することにより、取得さ
れた映像情報は最低限の画質が得られる程度まで圧縮さ
れた状態でHDDユニット18に記録される。このた
め、HDDユニット18の限られた記憶容量を最大限に
活用できる。HDDユニット18においては、同一のデ
ィスクに対し圧縮された映像情報を上書きしても良い
し、あるいは、異なった圧縮保存用のディスクに対し圧
縮された映像情報を書き込むようにしてもよい。本例で
は、経過時間に応じて圧縮率を連続的に変えて映像情報
を記録するようにしているので、同一または限られたデ
ィスクを使用して映像情報を上書きできることが望まし
い。そして、再記録する映像情報はデータ量が異なるの
でディスク上に必要とされる記録領域も小さくなる。し
たがって、ランダムアクセスおよび書き換え可能で、さ
らに記憶容量の大きなHDDユニットあるいはCD−R
W、MO、DVD−RAMなどの記録媒体が本例の記録
装置50には適している。
【0022】これに対し、イベントに関連する映像情報
は、ステップST11で圧縮されないか、または、デー
タ量が上記に比べて多い状態で保存される。すなわち、
ステップST13において、ステップST5で読み出さ
れた映像情報がイベントの発生時刻Teより事前時間W
1以内に相当する映像情報であるか否かが判断される。
そして、事前時間W1以内の映像情報であれば上述した
ステップST12の圧縮工程を経ずに、データ量が削減
されずにステップST17において再記録される。した
がって、図5に示した現時刻Trでイベントが発生した
とすると、事前時間W1に相当する時刻t4から現時刻
Trまでの時間W4の映像情報はそれ以上に圧縮されず
に保持される。その結果、時刻t1からイベントの発生
時刻Teまでの状態に示すように、映像情報を取得して
から時間が経過しても事前時間W1の映像情報は圧縮が
進まず、イベントが発生したときの映像データ量が保持
される。したがって、事前時間W1内の映像情報は他の
イベントに関連しない映像情報と比較し、データ量が多
く、画質の良い映像を再生することができる。
【0023】さらに、本例の記録装置50においては、
ステップST14において、イベント時刻Teから所定
の時間(事後時間W2)以内の映像情報であるか否かを
判断し、事後時間W2以内であれば、ステップST15
においてイベント時刻Teからの経過時間に応じて徐々
に圧縮率を上げて圧縮し、ステップST17でHDDユ
ニット18に記録するようにしている。このように、事
後時間W2の画像情報においては、記録されたときから
の経過時間ではなく、イベントが発生したときから経過
した事後時間によって圧縮することにより、イベントが
発生した直後のデータ量が多く(圧縮率が低く)、その
後、イベントから離れて重要度が低下するに連れてデー
タ量が少なく(圧縮率が高く)なるように記録される映
像情報のデータ量を制御できる。したがって、HDDユ
ニット18の記憶容量を有効利用できる。そして、ステ
ップST13およびST14でイベントに関連しな映像
情報であると判断された場合は、ステップST12にお
いて上述したように最小限のデータ量となるまで圧縮さ
れ、ステップST17においてHDDユニット18に記
録される。
【0024】このようにして、本例の記録装置50にお
いては、イベントに関連するイベント時刻Teおよびそ
の前後の映像情報がそのまま、あるいは適度に圧縮され
た状態で鮮明な映像として再生できるように記録(保
存)され、その一方、イベントに関連しない他の映像情
報は必要最小限の画質が得られる程度まで品質の劣化を
許して圧縮され、記録される。本発明の記録装置50に
おいては、いったん記録した映像情報を再処理すること
により、映像情報を圧縮して記録可能な部分と、圧縮せ
ずに記録する部分とにイベント情報に基づき区別して処
理し、再記録することができる。このため、限られた記
憶容量に長期間の映像情報を記録できると共に、鮮明な
画像が必要となる部分、すなわち、イベントに関連する
重要な映像情報は、圧縮されない、または、画質が低下
しない範囲で圧縮されているだけなので鮮明な映像を再
生することができる。
【0025】図6および図7に、本発明の異なる記録方
法の例をフローチャートを用いて示してある。この記録
方法も、図1および図2に基づき説明したハードウェア
あるいは機能を備えた記録装置50に実装することが可
能である。先に示した記録方法では、圧縮および再記録
する処理を継続して実行していたのに対し、本例におい
ては、圧縮および再記録する処理を適当なタイミングで
行うようにしており、その判断をステップST20で行
っている。そしてステップST20で圧縮および再記録
する再処理のタイミングになると、ステップST21に
おいてその処理を開始する。なお、このステップST2
0において、圧縮するタイミングは、一定時間あるいは
一定時刻で処理する代わりに、HDDユニット18にお
ける記憶レベルがある値に達したタイミングで行うよう
にしてもよい。また、この圧縮および再記録する処理
(ステップST21および上述したステップST6)
は、すでにHDDユニット18に対して記録済みの映像
情報に対する処理であり、ステップST1からST4の
映像情報を記録する処理に影響を及ぼすことがない。し
たがって、記録装置50において、再処理部40におけ
る圧縮および再記録する処理(ステップST6あるいは
ST21)と、記録部32における現在の映像を取得す
る処理(ステップST1からST4)とは並列処理する
ことが可能である。さらに、再生部38においてHDD
ユニット18に記録された映像情報を再生する処理も、
記録する処理、あるいは圧縮および再記録する処理と独
立して、並列に処理できることはもちろんである。
【0026】図7に、圧縮および再記録する再処理工程
(ステップST21)を詳しく示してある。再処理する
タイミングになって、圧縮および再記録する処理(ステ
ップST21)が起動されると、まず、ステップST2
2において、HDDユニット18に記録されている映像
情報が適当なデータ単位D1で読み出される。次に、ス
テップST23で、この読み出された映像情報D1が記
録された時刻とイベント時刻Teの時間差d1が計算さ
れる。この時間差d1は、イベント時刻Teの前後の時
間差であり、映像情報と共に記録されている時刻情報を
用いて計算しても良く、あるいは、読み出された映像情
報の圧縮率を考慮して映像データ量から計算することも
可能である。しかしながら、イベント時刻Teまでの全
ての映像情報を考慮しなくても時間差を計算できるとい
う点では時刻情報を用いることが有効である。
【0027】さらに、ステップST24において、映像
情報D1の現在時刻Trからの時間差d2が計算され
る。この計算も上記と同様に時刻情報を用いて行うこと
ができる。イベント時刻Teからの時間差d1および現
時刻Trからの時間差d2が求まると、ステップST2
5においてこれらの値d1およびd2を変数として予め
設定された関数F(d1、d2)により圧縮率C1を求
め、ステップST26において映像情報D1を圧縮率C
1で圧縮する。さらに、ステップST27において圧縮
された映像情報D1がHDDユニット18に再記録され
る。そして、ステップST28において映像情報が残っ
ているとステップST22に戻りそれらの映像情報に対
して上記と同様の処理を行う。
【0028】本例の記録方法であっても、HDDユニッ
ト18に記録済みの映像情報に対して再処理を行い、イ
ベントが発生した前後の映像情報と、イベントに関連し
ない情報とを区別して適当な圧縮率で圧縮して保存する
ことができる。したがって、図3ないし図5に示した記
録方法と同様の効果を得ることができる。また、関数F
(d1、d2)は監視目的などに合わせて設定すること
が可能であり、イベント時刻Teとの時間差d1の範囲
の映像情報は一切圧縮しないといった設定、あるいは、
現時刻Trとの時間差d2以前の映像情報は時間差d1
の範囲を除いて徐々にではなく一気に最小限のデータ量
M3まで圧縮してしまうなどの設定ももちろん可能であ
る。また、圧縮方法は、フレームレートを変換して圧縮
する方法量子化を用いた圧縮方法など種々の圧縮方法が
採用できることはもちろんである。
【0029】上記にてフローチャートに基づき説明した
各々の記録方法は、それぞれの工程の処理を実行可能な
命令を有するCPUで実行可能な記録プログラムとして
CD−ROMあるいはフロッピーディスクなどの適当な
記録媒体に記録して提供することが可能である。そし
て、ROMあるいは磁気ディスクに記録して適当なタイ
ミングでRAMあるいはCPUにロードして上記の記録
方法で説明した処理を実行することができる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の映像記
録装置および記録方法は、いったん記録した映像情報を
再処理し、その際に、映像情報の品質を確保したいイベ
ントに関連する映像情報は鮮明な画像が得られるように
圧縮せずに記録し、その他の映像情報は画質は劣化する
のを許して圧縮して記録するようにしている。したがっ
て、本発明により、HDDユニットなどの限られた容量
の映像記録媒体に長期間の映像を途切れなく記録でき、
さらに、鮮明な画像が必要な部分は鮮明な画像を再生可
能な記録装置および記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る映像記録装置の機能
ブロック図である。
【図2】図1に示す映像記録装置のハードウェア構成を
示す図である。
【図3】本発明の記録方法の概要を示すフローチャート
である。
【図4】図3に示す再処理工程をさらに詳しく示すフロ
ーチャートである。
【図5】図3および図4に示す映像記録装置の映像デー
タ量の変化を模式的に示す図である。
【図6】本発明の異なる例の記録方法の概要を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図6に示す再処理工程をさらに詳しく示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1・・監視システム 11・・CPU 12・・ROM 13・・RAM 14・・HDDインターフェイス 15・・時刻記録部 16・・外部インターフェイス 17・・映像データインターフェイス 18・・HDD(映像記録媒体) 22・・外部入力(ビデオカメラ) 28・・外部出力(モニター) 32・・記録部 38・・再生部 40・・再処理部 41・・圧縮部 42・・保存部 50・・映像記録装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像情報を映像記録媒体に記録する映像
    記録手段と、 イベントの発生を前記映像記録媒体に記録するイベント
    記録手段と、 前記映像記録手段に記録された映像情報を読み出し、前
    記イベントに関連しない映像情報を圧縮して再記録する
    再処理手段とを有することを特徴とする映像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記再処理手段は、
    イベントに関連する映像情報をイベント前の事前時間ま
    たはイベント後の事後時間に応じた圧縮率で圧縮し再記
    録することを特徴とする映像記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記再処理手段は、
    前記映像記録媒体に記録された映像情報を記録後の経過
    時間に応じた圧縮率で圧縮し再記録する圧縮手段と、 前記事前時間に属する映像情報については前記圧縮手段
    による圧縮を停止し、前記事後時間に属する映像情報に
    ついてはその事後時間に応じた圧縮率で圧縮する保存手
    段とを備えていることを特徴とする映像記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記再処理手段は、
    前記経過時間、事前時間および事後時間の関数で定めら
    れた圧縮率で映像情報を圧縮して再記録することを特徴
    とする映像記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、映像情報と共に時刻
    情報を前記映像記録媒体に記録する時刻記録手段を有す
    ることを特徴とする映像記録装置。
  6. 【請求項6】 映像情報を映像記録媒体に記録する映像
    記録工程と、 イベントの発生を前記映像記録媒体に記録するイベント
    記録工程と、 前記映像記録媒体に記録された映像情報を読み出し、イ
    ベントに関連しない映像情報を圧縮し再記録する再処理
    工程とを有することを特徴とする記録方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記再処理工程は、
    イベントに関連する映像情報をイベント前の事前時間ま
    たはイベント後の事後時間に応じた圧縮率で圧縮し再記
    録することを特徴とする記録方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記再処理工程は、
    前記映像記録媒体に記録された映像情報を入力後の経過
    時間に応じた圧縮率で圧縮し再記録する圧縮工程と、 前記事前時間に属する映像情報については前記圧縮工程
    による圧縮を停止し、前記事後時間に属する映像情報に
    ついてはその事後時間に応じた圧縮率で圧縮する保存工
    程とを備えていることを特徴とする記録方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記再処理工程で
    は、前記経過時間、事前時間および事後時間の関数で定
    めらた圧縮率で映像情報を圧縮して再記録することを特
    徴とする記録方法。
  10. 【請求項10】 請求項6において、映像情報と共に時
    刻情報を前記映像記録媒体に記録する時刻記録工程を有
    することを特徴とする記録方法。
  11. 【請求項11】 映像情報を映像記録媒体に記録する映
    像記録処理と、 イベントの発生を前記映像記録媒体に記録するイベント
    記録処理と、 前記映像記録媒体に記録された映像情報を読み出し、イ
    ベントに関連しない映像情報を圧縮し再記録する再処理
    とを実行可能な命令を有する映像記録プログラムが記録
    されていることを特徴とするコンピュータに読み取り可
    能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記再処理は、
    イベントに関連する映像情報をイベント前の事前時間ま
    たはイベント後の事後時間に応じた圧縮率で圧縮し再記
    録する処理を実行可能な命令を備えている前記映像記録
    プログラムが記録されていることを特徴とするコンピュ
    ータに読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 映像情報と、イベントの発生とが記録
    された映像記録媒体であって、 イベントに関連しない映像情報が記録後の経過時間に応
    じた圧縮率で圧縮されていることを特徴とする映像記録
    媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7433576B2 (en) 2003-04-28 2008-10-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Video data recording/reproducing apparatus and video data management method for use in the same
US7609941B2 (en) 2003-10-20 2009-10-27 Panasonic Corporation Multimedia data recording apparatus, monitor system, and multimedia data recording method

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