JP2000012385A - 表面実装用コンデンサ - Google Patents

表面実装用コンデンサ

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JP2000012385A
JP2000012385A JP10189940A JP18994098A JP2000012385A JP 2000012385 A JP2000012385 A JP 2000012385A JP 10189940 A JP10189940 A JP 10189940A JP 18994098 A JP18994098 A JP 18994098A JP 2000012385 A JP2000012385 A JP 2000012385A
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JP
Japan
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capacitor
metal case
sealing body
diameter
seat plate
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JP10189940A
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English (en)
Inventor
Hidemi Yamada
秀美 山田
Kunihiko Ishii
邦彦 石井
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Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コスト上昇なしにリフロ−時の座板の曲がりを
防止し、実装率が向上する表面実装用コンデンサを提供
する。 【解決手段】封口体15の下面の金属ケ−ス13の開口
部の周縁に覆われていない露出部15aの直径寸法Kと
金属ケ−スの上方の直径寸法Dとの比K/Dが0.55
から0.80の範囲である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線板の表
面に実装される、表面実装用コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜図6のように、プリント配線板の
表面に実装される表面実装用コンデンサ、例えば表面実
装されるようにチップ化されたアルミニウム電解コンデ
ンサ1は、コンデンサ本体2と座板3とよりなり、コン
デンサ本体2は、エッチングされたアルミニウム箔の表
面に電解酸化などによって酸化皮膜を形成したアルミニ
ウム陽極箔と、アルミニウム陰極箔とをセパレ−タを介
して巻回してなるコンデンサ素子4(図6)に電解液を
含浸し、これを上方が閉塞し下方が開口している有底円
筒状の金属ケ−ス5内に収納し、開口部をゴム製の封口
体6により密封し、コンデンサ素子4から封口体6を貫
通して外に引き出された一対の電極端子7、8が、図5
のように封口体の外側に配置された四角い座板3を貫通
し、図4のように座板3の底面に沿って互いに離れる方
向に折曲げられている。
【0003】なお、極性表示のため、座板3の四隅のう
ち、陽極側電極端子7の両側の隅3aが切り欠かれてい
る。
【0004】このような表面実装用コンデンサ1は、は
んだリフロ−により図示省略のプリント配線板の表面に
実装される。はんだリフロ−は、プリント配線板上のは
んだ付けすべき箇所にクリ−ムはんだを塗布し、その上
に底板3を下にして表面実装用コンデンサ1を置いて2
00℃以上に加熱されたリフロ−炉中を数十秒かけて通
過させることによりプリント配線板の表面に表面実装用
コンデンサ1を実装するもので、省力化および低コスト
化のために最近広く使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の表
面実装用コンデンサ1では、リフロ−炉を通過する際の
熱により、電解液が蒸気化して金属ケ−ス5の内圧が上
昇し、封口体6が下方に膨らみ、その結果座板3も下方
に曲がり、座板3に沿って折曲げられた電極端子7,8
が平らにならず、プリント配線板にはんだ付けされずに
実装されないことがあるという欠点がある。
【0006】金属ケース5の直径が10mmを超える場
合には図6のように、封口体6の箇所にベークライトや
フッ素樹脂からなる補強板9を配置し封口体6が湾曲し
にくいようにする場合があるが、コンデンサ本体2の直
径が10mm以下の小形品に補強板9を使用すると、全
体の材料費に対する補強板の比率が大きくなりコスト的
に不利になるという欠点がある。
【0007】本発明は、コスト上昇なしにリフロ−時の
座板3の曲がりが防止されて、実装率が向上する表面実
装用コンデンサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上方が閉塞され下方の開
口部が封口体により密封されている有底円筒状の金属ケ
−ス内に、電解液が含浸されたコンデンサ素子が収納さ
れているコンデンサ本体と、コンデンサ本体の封口体側
に配置された座板とを具備し、コンデンサ素子から封口
体を貫通して外に引き出された一対の電極端子が座板を
貫通し座板の底面に沿って互いに離れる方向に折曲げら
れている表面実装用コンデンサにおいて、封口体の下面
の金属ケ−スの開口部の周縁に覆われていない露出部の
直径寸法Kと金属ケ−スの上方の直径寸法Dとの比K/
Dが0.55から0.80の範囲であることを特徴とす
る。
【0009】本発明においては、金属ケ−スの上方の直
径寸法Dは10mm以下であることが好ましく、また本
発明の表面実装用コンデンサは、補助端子を有する多端
子型であることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2のように本発明の
表面実装用コンデンサであるチップ化された表面実装用
アルミニウム電解コンデンサ10は、コンデンサ本体1
1と座板12とを具備し、コンデンサ本体11は上方が
閉塞された有底円筒状の金属ケース13内にコンデンサ
素子14を収納してなり、コンデンサ素子14はエッチ
ングされたアルミニウム箔の表面に電解酸化などによっ
て酸化皮膜を形成したアルミニウム陽極箔と、アルミニ
ウム陰極箔とをセパレ−タを介して巻回してこれに電解
液が含浸せしめられている。
【0011】金属ケース13の下方の開口部は耐熱性ゴ
ムなどからなる封口体15により密封され、コンデンサ
素子14から封口体15を貫通して外に引き出された一
対の電極端子16、17が、封口体15の下側に配置さ
れた四角い座板12を貫通し、座板12の底面に沿って
互いに離れる方向に折曲げられている。
【0012】座板12は耐熱性の合成樹脂からなり、中
央部分12aがコンデンサ本体11を受容するようにコ
ンデンサ本体11に相応する形状に凹んでいる。
【0013】封口体15で密封されている金属ケース1
3の開口部付近では、金属ケース13は18のように封
口体15方向に一旦くびれて封口体15の側面を圧迫し
た後、カールして封口体15の下面の周囲を抱き込んで
いる。従って封口体15の下面の周囲は金属ケ−スの開
口部の周縁で覆われ、金属ケ−ス13の開口部の周縁で
覆われていない封口体15の下面の露出部15aに電極
端子16、17が配置され貫通している。
【0014】本発明においては、上記コンデンサ本体1
1の金属ケ−ス13の直径寸法Dと、封口体15の露出
部分の直径寸法Kとの比率K/Dを0.55〜0.80
の範囲とする。K/Dが0.80を超えると、封口体の
下面の抱き込み量が少なく、はんだリフロー時のゴム封
口体の膨れによる曲がりを防止できない。またK/Dが
0.55未満だと抱き込み量が多くなり、ゴム封口体の
膨れを抑制する効果は大きいが、電極端子16、17と
金属ケース13の開口部の周縁とが接近しショートする
可能性が大きくなり好ましくない。
【0015】なお本発明では、座板12の安定化のため
に電極端子16、17の他に、2つの補助端子(図示せ
ず)を設けて多端子形としてもよい。補助端子は、一方
端が座板の底面の中央付近に埋め込まれ、座板12の底
面に沿って電極端子16、17を結ぶ線と直交しかつ互
いに離れる方向に伸延している。補助端子の厚さは、そ
の底面が電極端子16、17の底面と同一面上になるよ
うな厚さになされている。
【0016】
【実施例】実施例1〜4および比較例1、2として表1
のような定格および寸法の上述した構造のチップ型のア
ルミニウム電解コンデンサを各20個作成した。
【0017】
【表1】
【0018】実施例1〜4および比較例1、2のチップ
型アルミニウム電解コンデンサを用いてリフローによる
実装試験を行ったところ表2のような結果が得られた。
なお表2中、実装不良とはゴム製の封口体が膨らんで、
はんだ付けが行われず実装不良となったものをいい、シ
ョ−ト不良とは封口体の下面において電極端子が金属ケ
−スの開口部の周縁と接触してショ−トしたものをい
う。
【0019】
【表2】
【0020】表2から、K/D(Kは封口体の露出部分
の直径、Dは金属ケ−スの直径)が0.55〜0.80
の範囲では、実装不良やショ−ト不良が生じていないこ
とがわかる。
【0021】
【発明の効果】本発明の表面実装用コンデンサでは、小
形でチップ型のアルミニウム電解コンデンサにおいて補
強板を使用しなくても実装不良が起こらず、またショ−
ト不良が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面実装用コンデンサを示す図。
【図2】コンデンサ本体の断面図。
【図3】従来の表面実装用コンデンサを示す図。
【図4】図3の底面図。
【図5】図3の分解図。
【図6】図3のコンデンサ本体の断面図。
【符号の説明】
10 表面実装用コンデンサ 11 コンデンサ本体 12 座板 13 金属ケ−ス 14 コンデンサ素子 15 封口体 16 電極端子 17 電極端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部が封口体により密封されている円筒
    状の金属ケ−ス内に、電解液が含浸されたコンデンサ素
    子が収納されているコンデンサ本体と、コンデンサ本体
    の封口体側に配置された座板とを具備し、コンデンサ素
    子から封口体を貫通して外に引き出された一対の電極端
    子が座板を貫通し座板の底面に沿って互いに離れる方向
    に折曲げられている表面実装用コンデンサにおいて、封
    口体の下面の金属ケ−スの開口部の周縁に覆われていな
    い露出部の直径寸法Kと金属ケ−スの上方の直径寸法D
    との比K/Dが0.55から0.80の範囲であること
    を特徴とする表面実装用コンデンサ。
  2. 【請求項2】金属ケ−スの上方の直径Dが10mm以下
    である請求項1に記載の表面実装用コンデンサ。
  3. 【請求項3】座板の底面に一方端が座板に固定され、他
    方端が電極端子と直交する方向に座板の底面に沿って互
    いに離れる方向に伸延している補助端子を有する多端子
    型である請求項1または2に記載の表面実装用コンデン
    サ。
JP10189940A 1998-06-19 1998-06-19 表面実装用コンデンサ Pending JP2000012385A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040224