JP2000011684A - 入力保護回路、アンチフューズアドレス検出回路および半導体集積回路装置 - Google Patents

入力保護回路、アンチフューズアドレス検出回路および半導体集積回路装置

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JP2000011684A
JP2000011684A JP17149998A JP17149998A JP2000011684A JP 2000011684 A JP2000011684 A JP 2000011684A JP 17149998 A JP17149998 A JP 17149998A JP 17149998 A JP17149998 A JP 17149998A JP 2000011684 A JP2000011684 A JP 2000011684A
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Tsukasa Oishi
司 大石
Hiroki Shimano
裕樹 島野
Hideto Hidaka
秀人 日高
Shigeki Tomishima
茂樹 冨嶋
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧を用いて正確にプログラムするための
入力保護回路、アンチフューズアドレス検出回路、およ
び半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 本発明における半導体集積回路装置にお
ける入力保護回路は、配線層M1aに対して、バイポー
ラトランジスタを配置する。バイポーラトランジスタに
おけるN型活性領域106を、プログラム素子の電極1
16と接続する。電極116は、配線層M1aと接続さ
れる。配線M1aは、プログラム素子の誘電体を破損す
るために高電圧を供給する。P型ウェル104の電圧
を、抵抗素子N10を介して外部から調整する。これに
より、配線層M1aから入るサージによる誤プログラム
を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力保護回路、ア
ンチフューズアドレス検出回路および半導体集積回路装
置に関し、より特定的には、高電圧を印加することによ
りプログラムを行なうアンチフューズを用いる構成に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】行および列方向にアレイ状に配置したメ
モリセルを備える半導体集積回路装置は、予備の行ライ
ンおよび列ライン(冗長ラインと称す)を備えている。
冗長構成を備えることにより、欠陥によって不良となっ
たメモリセル、または不良のラインを冗長ラインで置換
えて救済する。このように冗長構成を備えることによ
り、ウェハ上の良品チップ率が向上する。
【0003】このような方式では、予め不良アドレスを
プログラムしておき、実使用時に入力される行および列
アドレスをモニタして、不良アドレスが入力されたこと
を検出すると予備のラインと置換えることができる内部
回路が必要となる。
【0004】上記内部回路として、たとえば、Jour
nal of Solid State Circui
t Vol.SC−18(1983年)の441〜44
6ページ(以下、文献1と記す)に述べられているフュ
ーズ・バンク−アドレス検出回路がある。
【0005】図23は、文献1に記載されている従来の
フューズ・バンク−アドレス検出回路800の構成の一
例を示す回路図である。図23に示する従来のフューズ
・バンク−アドレス検出回路800は、複数のフューズ
F11、F12、…、Fm1、Fm2、ならびに複数の
トランジスタT11、T12、…、Tm1、Tm2およ
びTxを含む。
【0006】プログラム素子であるフューズF11〜F
m2は、コモンノードZに接続される。不良アドレスに
対応するフューズを予め切断する。これにより、不良ア
ドレスをプログラム(記憶)する。トランジスタTx
は、プリチャージ信号RPに応答して、コモンノードZ
を充電する(初期化)。
【0007】フューズF11〜Fm2のそれぞれに対応
して、対応するトランジスタT11〜Tm2を配置す
る。トランジスタT11、T12、…、Tm1、Tm2
のそれぞれのゲート電極は、アドレス信号a1、/a
1、…、am、/amを受ける。入力したアドレス信号
とプログラムした不良アドレスとの一致/不一致によっ
て、コモンノードZの信号(不活性信号φDA)が変化
する。これを受ける図示しないデコーダにより、不良ラ
インに代わりに、冗長ラインが選択される。
【0008】しかしながら、図23に示す従来のフュー
ズ・バンク−アドレス検出回路800では、フューズを
切断するための高価なレーザカッター装置が必要であ
り、また切断するための工程負荷が大きく、さらに切断
の精度にばらつきがあるといった問題があった。
【0009】これに対して、USP5,631,862
(May 20,1997)では、フューズを用いない
アンチフューズアドレス検出回路の構成が記載されてい
る(以下、文献2と記す)。
【0010】文献2に記載された従来のアンチフューズ
アドレス検出回路に含まれるアンチフューズプログラム
回路について、図24を用いて説明する。
【0011】図24は、文献2に記載された従来のアン
チフューズプログラム回路900の構成の一例を示す回
路図である。図24に示すアンチフューズプログラム回
路900は、PMOSトランジスタP8、P9、および
P10、NMOSトランジスタN11、N12、N1
3、N14、およびN16、インバータ回路917、な
らびにアンチフューズ901を含む。
【0012】アンチフューズ901は、容量型の構造を
有し、通常は、オープン回路として機能するが、高電圧
を印加することにより、容量型の構造を切断(ブロー)
すると数KΩ程度の抵抗をもつ、導電型のパスを形成す
る。
【0013】NMOSトランジスタN16およびアンチ
フューズ901は、ノードVCONとノードCGNDと
の間に直列に接続する。ノードCGNDは、通常モード
では、接地電位GNDのレベルに設定し、アンチフュー
ズ901のブロー時(アドレスプログラムモード)に
は、高電圧(10V以上)を印加する。
【0014】NMOSトランジスタN16は、ノードC
GNDに高電圧(10V以上)を印加した際に、NMO
SトランジスタN11、N12、およびN13のソース
/ゲート間、またはドレイン/ゲート間にゲート酸化膜
の耐圧以上の電圧がかからないように作用する。
【0015】NMOSトランジスタN12、N13およ
びN14は、接地電位間に直列に接続する。NMOSト
ランジスタN12のゲート電極は、リセット信号RST
を受ける。リセット信号RSTは、初期設定時にHレベ
ルの活性状態にある。NMOSトランジスタN13のゲ
ート電極は、アドレス信号ADDRを受ける。
【0016】NMOSトランジスタN14のゲート電極
は、インバータ回路917の出力(本回路の出力)であ
る信号FRを受ける。信号FRは、アドレス信号ADD
Rを比較する図示しないアドレス比較回路(NOR型論
理ゲートまたはNAND型論理ゲート)の入力信号にな
る。また、信号FRを用いてNMOSトランジスタN1
4をオフすることにより、アンチフューズ901をブロ
ーする際に、ノードVCON、NMOSトランジスタN
13およびN14を通じて、接地電位に流れる電流のパ
スを遮断する。
【0017】PMOSトランジスタP8およびP9は、
内部電源電位VCCとノードWとの間に接続する。PM
OSトランジスタP8のゲート電極は、信号T(RA
S)を受ける。PMOSトランジスタP9のゲート電極
は、信号FRを受ける。
【0018】ノードWとノードVCONとの間に、PM
OSトランジスタP10およびNMOSトランジスタN
11を直列に接続する。NMOSトランジスタN11の
ゲート電極は、信号DVCEを受ける。信号DVCE
は、本回路のイネーブル信号であって、アンチフューズ
901をブローする際、またはアドレスを検出する際
に、内部電源電圧の半分のレベル(1/2Vcc)に上
げておく。PMOSトランジスタP10は、チャネル抵
抗を300KΩ程度になるようにチャネル長、およびチ
ャネル幅を設定し、常時オン状態とする。
【0019】NMOSトランジスタN11は、電流駆動
力がPMOSトランジスタP10を上回るようにチャネ
ル長、およびチャネル幅を設定する。PMOSトランジ
スタP10とNMOSトランジスタN11との接続ノー
ドに、インバータ回路917を接続する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、レーザ
でブローする必要のないアンチフューズを用いて、プロ
グラムを行なう回路では、レーザブローのための工程数
を削減することが可能となる。また、切断するために高
価な装置を必要としない。
【0021】しかしながら、アンチフューズをプログラ
ム素子として使用する場合、印加するための配線に入力
したサージ(ノイズ)により、本来プログラム対象でな
いアンチフューズがブローされるという問題があった
(誤りプログラム)。
【0022】また、アンチフューズをブローした場合、
過大電流が流れるが、これによる周囲の素子への影響を
抑える必要がある。
【0023】また、アンチフューズをプログラム素子と
して使用する場合、不良アドレスに対して、確実に切断
する必要がある。また、切断が不十分であっても、正常
な動作を保証する必要がある。さらに、アンチフューズ
アドレス検出回路の動作を検証するとともに、プログラ
ム素子の初期不良を除去する必要がある。
【0024】また、半導体集積回路装置に適用した場
合、回路素子数を減らしてレイアウト面積を減少させる
必要がある。
【0025】そこで、本発明は係る問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、プログラム素子と
してアンチフューズを用いた場合であっても、その切断
による周辺素子への影響を抑えることができる入力保護
回路を提供することにある。
【0026】また、本発明の他の目的は、プログラム素
子としてアンチフューズを用いた場合に、安定して確実
にアンチフューズを切断することができるアンチフュー
ズアドレス検出回路を提供することにある。
【0027】また、本発明の他の目的は、高電圧を印加
することによりプログラムを行なうアンチフューズアド
レス検出回路を冗長判定回路に使用する際に、周辺回路
への高電圧の影響を抑え、レイアウト面積の小さい半導
体集積回路装置を提供することにある。
【0028】さらに、本発明の他の目的は、高電圧を印
加することによりプログラムを行なうアンチフューズア
ドレス検出回路を冗長判定回路に使用した場合に、確実
に冗長判定を行なうことができる半導体集積回路装置を
提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るアンチフ
ューズアドレス検出回路は、容量型の構造を有し、高電
圧を印加されることにより容量型の構造が切断されると
低抵抗体に変化するアンチフューズと、アンチフューズ
の一方の端子に接続された第1のノードと、アンチフュ
ーズの他方の端子に接続された第2のノードと、アンチ
フューズを切断するプログラムモードにおいて、第1の
ノードに、アンチフューズを切断するために必要な高電
圧を供給する第1の供給手段と、第2のノードに電圧を
供給する第2の供給手段と、第2のノードの電圧に応答
して、第1の供給手段から第1のノードへの電圧供給を
制御する制御手段とを備える。
【0030】請求項2に係るアンチフューズアドレス検
出回路は、請求項1に係るアンチフューズアドレス検出
回路であって、第2の供給手段は、プログラムモードの
開始時点において第2のノードに第1の電圧を供給し、
プログラムモードの開始以降は第2のノードに第1の電
圧より高い電圧を供給し、制御手段は、第2のノードの
第1の電圧に応答してオンし、第2のノードが所定の電
圧を越えるとオフするトランジスタを含む。
【0031】請求項3に係るアンチフューズアドレス検
出回路は、請求項2に係るアンチフューズアドレス検出
回路であって、コモンノードと、入力した比較アドレス
信号に応答して、アンチフューズが切断されたか否かを
検出し、検出結果に基づきコモンノードを充放電する検
出手段とをさらに備える。
【0032】請求項4に係るアンチフューズアドレス検
出回路は、請求項3に係るアンチフューズアドレス検出
回路であって、プログラムモードにおいて、アンチフュ
ーズの切断状態を検査するための試験手段をさらに備
え、第2の供給手段は、試験手段の制御に基づき、アン
チフューズの切断状態を検査するためのプログラムチェ
ックモードの開始時点で第2のノードに第1の電圧を供
給し、プログラムチェックモードの開始時点以降は第1
の電圧より高い電圧を供給し、検出手段は、試験手段に
より、対応する比較アドレスを受ける。
【0033】請求項5に係るアンチフューズアドレス検
出回路は、請求項3に係るアンチフューズアドレス検出
回路であって、アンチフューズの初期不良を検査するた
めの初期不良試験手段をさらに備え、第2の供給手段
は、初期不良試験手段の制御に基づき、アンチフューズ
の初期不良を検査するための初期不良チェックモードの
開始時点で第2のノードに第1の電圧を供給し、初期不
良チェックモードの開始時点以降は第1の電圧より高い
電圧を供給し、検出手段は、初期不良試験手段より、対
応する比較アドレスを受ける。
【0034】請求項6に係る半導体集積回路装置は、複
数のメモリセルと、複数のメモリセルのうちの不良のメ
モリセルと置換する複数の冗長セルと、プログラムモー
ドにおいて、不良のメモリセルに対応するプログラムア
ドレスを予めプログラムし、リードモードにおいて、入
力した比較アドレスに応答して冗長セルを使用している
か否かを判定して判定結果を出力する複数のアンチフュ
ーズアドレス検出手段とを備え、複数のアンチフューズ
アドレス検出手段のそれぞれは、容量型の構造を有し、
高電圧を印加されることにより容量型の構造が切断され
ると低抵抗体に変化するアンチフューズと、アンチフュ
ーズの一方の端子に接続された第1のノードと、アンチ
フューズの他方の端子に接続された第2のノードと、プ
ログラムモードにおいて、第1のノードにアンチフュー
ズを切断するために必要な高電圧を供給する第1の供給
手段と、第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段
と、第2のノードの電圧に応答して、第1の供給手段か
ら第1のノードへの電圧供給を制御する制御手段と、判
定結果を出力するコモンノードと、リードモードにおい
て、対応する比較アドレスに応答して対応するアンチフ
ューズの切断状態を判定し、判定結果に基づきコモンノ
ードを充放電する検出手段とを含み、リードモードにお
いて、コモンノードのそれぞれの信号に応答して、対応
するメモリセル、または対応する冗長セルを選択する選
択手段をさらに備える。
【0035】請求項7に係る半導体集積回路装置は、請
求項6に係る半導体集積回路装置であって、第2の供給
手段は、プログラムモードの開始時点において、対応す
るプログラムアドレスに応答して第2のノードに第1の
電圧を供給し、プログラムモードの開始以降は第2のノ
ードに第1の電圧より高い電圧を供給し、制御手段は、
第2のノードの第1の電圧に応答してオンし、第2のノ
ードが所定の電圧を越えるとオフするトランジスタを含
む。
【0036】請求項8に係る半導体集積回路装置は、請
求項7に係る半導体集積回路装置であって、プログラム
モードにおいて、アンチフューズの切断状態を検査する
ための試験手段をさらに備える。
【0037】請求項9に係る半導体集積回路装置は、請
求項7に係る半導体集積回路装置であって、アンチフュ
ーズの初期不良を検査するための初期不良試験手段と、
初期不良試験手段の出力に基づき、初期不良を有するア
ンチフューズアドレス検出手段を非選択にする選択手段
とさらに備える。
【0038】請求項10に係る半導体集積回路装置は、
請求項7に係る半導体集積回路装置であって、アンチフ
ューズのそれぞれに対して配置される入力保護手段をさ
らに備え、入力保護手段は、対応するアンチフューズに
おける高電圧の印加領域に接続されるバイポーラトラン
ジスタと、バイポーラトランジスタのゲート領域の電圧
を外部から調整する電圧調整手段と、アンチフューズを
覆うように配置されるシールド層とを含む。
【0039】請求項11に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、容量型の構造を有し、高電圧を印加される
ことにより容量型の構造を切断すると低抵抗体に変化す
るアンチフューズと、アンチフューズの一方の端子に接
続された第1のノードと、アンチフューズの他方の端子
に接続された第2のノードと、アンチフューズを切断す
るプログラムモードにおいて、第1のノードに、アンチ
フューズを切断するために必要な高電圧を供給し、プロ
グラムモード以外のモードにおいて、第1のノードに、
高電圧より低い電圧を供給する第1の供給手段と、第2
のノードに電圧を供給する第2の供給手段と、第2のノ
ードの電圧をモニタして、対応するアンチフューズの切
断状態を示す信号をラッチして出力する出力手段と、出
力手段においてラッチした信号に応答して、第2のノー
ドを流れる電流量を制御する電流制御手段とを備える。
【0040】請求項12に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、請求項11に係るアンチフューズアドレス
検出回路であって、第2のノードに一方の導通端子が接
続され、アドレス信号に応答してオン/オフするトラン
ジスタをさらに含み、電流制御手段は、トランジスタの
他方の導通端子と接地電位との間に接続され、出力手段
においてラッチした信号に応答してオン/オフするディ
カップルトランジスタを含み、出力手段は、インバータ
と、インバータに対して、アンチフューズが切断するタ
イミングで所定の電位を供給し、アンチフューズが切断
するタイミング以外では第2のノードの信号を供給する
スイッチ手段と、インバータの出力と第2のノードの信
号を入力に受けるNAND回路で構成されるラッチ手段
とを含む。請求項13に係るアンチフューズアドレス検
出回路は、請求項11に係るアンチフューズアドレス検
出回路であって、第2のノードに一方の導通端子が接続
され、アドレス信号に応答してオン/オフするトランジ
スタをさらに含み、電流制御手段は、トランジスタの他
方の導通端子と接地電位との間に接続され、出力手段に
おいてラッチした信号に応答してオン/オフするディカ
ップルトランジスタを含み、出力手段は、第2のノード
の信号と基準電位とを比較して、比較結果をラッチして
出力する比較手段を含む。
【0041】請求項14に係る半導体集積回路装置は、
複数のメモリセルと、複数のメモリセルのうちの不良の
メモリセルと置換する複数の冗長セルと、プログラムモ
ードにおいて、不良のメモリセルに対応するアドレスを
予めプログラムし、リードモードにおいて、入力した比
較アドレスに応答して冗長セルを使用しているか否かを
判定して判定結果を出力する複数のアンチフューズアド
レス検出手段とを備え、複数のアンチフューズアドレス
検出手段のそれぞれは、容量型の構造を有し、高電圧を
印加されることにより容量型の構造を切断すると低抵抗
体に変化するアンチフューズと、アンチフューズの一方
の端子に接続された第1のノードと、アンチフューズの
他方の端子に接続された第2のノードと、アンチフュー
ズを切断するプログラムモードにおいて、第1のノード
に、アンチフューズを切断するために必要な高電圧を供
給し、プログラムモード以外のモードにおいて、第1の
ノードに、高電圧より低い電圧を供給する第1の供給手
段と、第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段
と、第2のノードの電圧をモニタして、対応するアンチ
フューズの切断状態を示す信号をラッチして出力する出
力手段と、出力手段においてラッチした信号に応答し
て、第2のノードを流れる電流量を制御する電流制御手
段と、リードモードにおいて、対応する比較アドレスに
応答して対応するアンチフューズの切断状態を検出する
検出手段とを含み、リードモードにおいて、検出手段の
それぞれの検出結果に応答して、対応するメモリセル、
または対応する冗長セルを選択する選択手段をさらに備
える。
【0042】請求項15に係る半導体集積回路装置は、
請求項14に係る半導体集積回路装置であって、複数の
アンチフューズアドレス検出手段のそれぞれは、第2の
ノードに一方の導通端子が接続され、アドレスに応答し
てオン/オフするトランジスタをさらに備え、電流制御
手段は、トランジスタの他方の導通端子と接地電位との
間に接続され、出力手段においてラッチした信号に応答
してオン/オフするディカップルトランジスタを含み、
出力手段は、インバータと、インバータに対して、アン
チフューズが切断するタイミングで所定の電位を供給
し、アンチフューズが切断するタイミング以外では第2
のノードの信号を供給するスイッチ手段と、インバータ
の出力と第2のノードの信号を入力に受けるNAND回
路で構成されるラッチ手段とを含む。
【0043】請求項16に係る半導体集積回路装置は、
請求項14に係る半導体集積回路装置であって、複数の
アンチフューズアドレス検出手段のそれぞれは、第2の
ノードに一方の導通端子が接続され、アドレスに応答し
てオン/オフするトランジスタをさらに含み、電流制御
手段は、トランジスタの他方の導通端子と接地電位との
間に接続され、出力手段においてラッチした信号に応答
してオン/オフするディカップルトランジスタを含み、
出力手段は、第2のノードの信号と基準電位とを比較し
て、比較結果をラッチして出力する比較手段を含む。
【0044】請求項17に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、容量型の構造を有し、高電圧を印加される
ことにより容量型の構造を切断すると低抵抗体に変化す
るアンチフューズと、アンチフューズの一方の端子に接
続された第1のノードと、アンチフューズの他方の端子
に接続された第2のノードと、第2のノードに電圧を供
給する第2の供給手段と、第2のノードの電圧に応答し
て、アンチフューズの切断状態を示す信号をラッチして
出力する出力手段と、出力手段においてラッチした信号
に応答して、第2のノードを流れる電流量を制御する電
流制御手段と、第2のノードを流れる電流量をモニタす
るモニタ手段と、アンチフューズを切断するプログラム
モードにおいて、モニタ手段の出力に基づき第1のノー
ドにアンチフューズを切断するために必要な高電圧を供
給し、プログラムモード以外のモードにおいて、第1の
ノードに高電圧より低い電圧を供給する第1の供給手段
とを備える。
【0045】請求項18に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、請求項17に係るアンチフューズアドレス
検出回路であって、第2のノードに一方の導通端子が接
続され、アドレス信号に応答してオン/オフするトラン
ジスタをさらに含み、電流制御手段は、トランジスタの
他方の導通端子と接地電位との間に接続され、出力手段
においてラッチした信号に応答してオン/オフするディ
カップルトランジスタを含み、第1の供給手段は、アン
チフューズを切断するプログラムモードにおいて、第1
のノードに所定の高電圧を供給する手段と、アンチフュ
ーズに所定の高電圧を印加するタイミングから所定の時
間だけ遅延してフラグ信号を発生する手段と、フラグ信
号およびモニタ手段の出力に応答して、パルス電圧を発
生するパルス電圧発生手段と、パルス電圧発生手段と第
1のノードとの間に配置され、パルス電圧に応答して、
第1のノードにおける電圧を上昇させる電圧調整手段と
を含む。
【0046】請求項19に係る半導体集積回路装置は、
複数のメモリセルと、複数のメモリセルのうちの不良の
メモリセルと置換する複数の冗長セルと、プログラムモ
ードにおいて、不良のメモリセルに対応するアドレスを
予めプログラムし、リードモードにおいて、入力した比
較アドレスに応答して冗長セルを使用しているか否かを
判定して判定結果を出力する複数のアンチフューズアド
レス検出手段とを備え、複数のアンチフューズアドレス
検出手段のそれぞれは、容量型の構造を有し、高電圧を
印加されることにより容量型の構造を切断すると低抵抗
体に変化するアンチフューズと、アンチフューズの一方
の端子に接続された第1のノードと、アンチフューズの
他方の端子に接続された第2のノードと、第2のノード
に電圧を供給する第2の供給手段と、第2のノードの電
圧に応答して、アンチフューズの切断状態を示す信号を
ラッチして出力する出力手段と、出力手段においてラッ
チした信号に応答して、第2のノードを流れる電流量を
制御する電流制御手段と、第2のノードを流れる電流量
をモニタするモニタ手段と、アンチフューズを切断する
プログラムモードにおいて、モニタ手段の出力に基づき
第1のノードにアンチフューズを切断するために必要な
高電圧を供給し、プログラムモード以外のモードにおい
て、第1のノードに高電圧より低い電圧を供給する第1
の供給手段と、リードモードにおいて、対応する比較ア
ドレスに応答して対応するアンチフューズの切断状態を
検出する検出手段とを含み、リードモードにおいて、検
出手段のそれぞれの検出結果に応答して、対応するメモ
リセル、または対応する冗長セルを選択する選択手段を
さらに備える。
【0047】請求項20に係る半導体集積回路装置は、
請求項19に係る半導体集積回路装置であって、複数の
アンチフューズアドレス検出手段のそれぞれは、第2の
ノードに一方の導通端子が接続され、アドレスに応答し
てオン/オフするトランジスタをさらに含み、電流制御
手段は、トランジスタの他方の導通端子と接地電位との
間に接続され、出力手段のラッチした信号に応答してオ
ン/オフするディカップルトランジスタを含み、第1の
供給手段は、アンチフューズを切断するプログラムモー
ドにおいて、第1のノードに所定の高電圧を供給する手
段と、アンチフューズに所定の高電圧を印加するタイミ
ングから所定の時間だけ遅延してフラグ信号を発生する
手段と、フラグ信号およびモニタ手段の出力に応答し
て、パルス電圧を発生するパルス電圧発生手段と、パル
ス電圧発生手段と第1のノードとの間に配置され、パル
ス電圧に応答して、第1のノードにおける電圧を上昇さ
せる電圧調整手段とを含む。
【0048】請求項21に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、容量型の構造を有し、高電圧を印加される
ことにより容量型の構造が切断されると低抵抗体に変化
するアンチフューズと、アンチフューズの一方の端子に
接続された第1のノードと、アンチフューズの他方の端
子に接続された第2のノードと、アンチフューズを切断
するプログラムモードにおいて、第1のノードに、アン
チフューズを切断するために必要な高電圧を供給し、ア
ンチフューズの切断状態を読出す読出モードにおいて、
第1のノードに、高電圧より低い電圧を供給する電圧供
給手段と、第2のノードに電圧を供給する第2の供給手
段と、第2のノードの電圧に基づき、アンチフューズの
切断状態を示す信号を出力する出力手段と、第2のノー
ドを流れる電流をモニタし、モニタ結果に基づき、第2
のノードを流れる電流を制御する電流制御手段とを備え
る。
【0049】請求項22に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、請求項21に係るアンチフューズアドレス
検出回路であって、第2のノードに一方の導通端子が接
続され、アドレス信号に応答してオン/オフするトラン
ジスタをさらに含み、電流制御手段は、所定の電流を供
給する電流供給手段と、トランジスタの他方の導通端子
と接地電位との間に接続され、電流供給手段の出力する
電流とトランジスタを流れる電流とに基づきオン/オフ
するディカップルトランジスタを含む。
【0050】請求項23に係る半導体集積回路装置は、
複数のメモリセルと、複数のメモリセルのうちの不良の
メモリセルと置換する複数の冗長セルと、プログラムモ
ードにおいて、不良のメモリセルに対応するアドレスを
予めプログラムし、リードモードにおいて、入力した比
較アドレスに応答して冗長セルを使用しているか否かを
判定して判定結果を出力する複数のアンチフューズアド
レス検出手段とを備え、複数のアンチフューズアドレス
検出手段のそれぞれは、容量型の構造を有し、高電圧を
印加されることにより容量型の構造が切断されると低抵
抗体に変化するアンチフューズと、アンチフューズの一
方の端子に接続された第1のノードと、アンチフューズ
の他方の端子に接続された第2のノードと、アンチフュ
ーズを切断するプログラムモードにおいて、第1のノー
ドに、アンチフューズを切断するために必要な高電圧を
供給し、アンチフューズの切断状態を読出す読出モード
において、第1のノードに、高電圧より低い電圧を供給
する電圧供給手段と、第2のノードに電圧を供給する第
2の供給手段と、第2のノードの電圧に基づき、アンチ
フューズの切断状態を示す信号を出力する出力手段と、
第2のノードを流れる電流をモニタし、モニタ結果に基
づき、第2のノードを流れる電流を制御する電流制御手
段と、リードモードにおいて、対応する比較アドレスに
応答して対応するアンチフューズの切断状態を検出する
検出手段とを含み、リードモードにおいて、検出手段の
それぞれの検出結果に応答して、対応するメモリセル、
または対応する冗長セルを選択する選択手段をさらに備
える。
【0051】請求項24に係る半導体集積回路装置は、
請求項23に係る半導体集積回路装置であって、所定の
電流を供給する電流供給手段をさらに備え、複数のアン
チフューズアドレス検出手段のそれぞれは、第2のノー
ドに一方の導通端子が接続され、アドレス信号に応答し
てオン/オフするトランジスタをさらに含み、電流制御
手段は、トランジスタの他方の導通端子と接地電位との
間に接続され、電流供給手段の出力する電流とトランジ
スタを流れる電流とに基づきオン/オフするディカップ
ルトランジスタを含む。
【0052】請求項25に係る入力保護回路は、高電圧
が供給されるアンチフューズに対する入力保護回路であ
って、アンチフューズの高電圧が印加される領域におけ
る電流の経路を制御するように配置されるバイポーラト
ランジスタを備える。
【0053】請求項26に係る入力保護回路は、請求項
25に係る入力保護回路であって、バイポーラトランジ
スタのゲート領域の電圧を外部から受ける信号により調
整する調整手段と、アンチフューズを覆うように配置す
るシールド層とをさらに備える。
【0054】請求項27に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、入力したプログラムアドレスに応答して、
高電圧を印加することによりプログラムを行ない、入力
した比較アドレスに対して、プログラム状態を判定して
出力するプログラム手段と、アンチフューズをシールド
するシールド層とを備える。
【0055】請求項28に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、請求項27に係るアンチフューズアドレス
検出回路であって、プログラム手段は、容量型の構造を
有し、高電圧が印加されることにより容量型の構造が切
断されると低抵抗体に変化するアンチフューズと、アン
チフューズの高電圧が印加される領域における電流の経
路を制御するように配置されるバイポーラトランジスタ
と、バイポーラトランジスタのベース領域における電圧
を外部から受ける信号により調節する調節手段とをさら
に含む。
【0056】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
形態1における入力保護回路について説明する。本発明
の実施の形態1における入力保護回路は、高電圧を用い
る回路、たとえば、高電圧を印加してプログラムを行な
うアンチフューズに対し配置される。
【0057】図1および図2を用いて、本発明の実施の
形態1における入力保護回路を半導体集積回路装置に適
用した場合の構造について説明する。図1は、本発明の
実施の形態1におけるプログラム保護回路の構造を説明
するための断面図であり、図2は、図1に対応する平面
図である。図1および図2では、併せてプログラム素子
として機能するキャパシタC(アンチフューズ)を示し
ている。なお、図2において、記号125は、ガードリ
ングを示している。
【0058】図1および図2を参照して、P型基板10
0(半導体基板)に、N型ウェル102とN型活性領域
112とを所定の間隔で形成する。N型ウェル102
に、P型ウェル104とN型活性領域110とを所定の
間隔で形成する。P型ウェル104には、N型活性領域
106とP型活性領域108とを所定の間隔で形成す
る。N型活性領域106、P型ウェル104、およびN
型ウェル102は、寄生バイポーラを構成する。
【0059】キャパシタCは、電極114および11
6、ならびに誘電体115で構成される。キャパシタC
の一方の電極116は、コンタクトホール120を介し
て第1層目のメタル配線M1aに接続される。キャパシ
タCの他方の電極114は、コンタクトホール124を
介してN型活性領域112に接続される。N型活性領域
112は、コンタクトホール122を介して第1層目の
メタル配線M1bに接続される。
【0060】キャパシタCに対してプログラムを行なう
(アンチフューズの切断)場合には、第1層のメタル配
線M1aに、外部から高電圧を供給する。印加された高
電圧により、誘電体115が破壊される。誘電体115
が破壊されることにより、キャパシタCを介して流れる
電流量が変化する。第1層のメタル配線M1bに接続さ
れる図示しない内部回路において、キャパシタCを流れ
る電流量の変化を検出する。たとえば、このようなキャ
パシタCを冗長判定回路に用いた場合、電流量の変化に
基づき、不良アドレスの検出が行なわれる。
【0061】N型活性領域106を、コンタクトホール
118を介してキャパシタCの一方の電極116に接続
する。P型活性領域108に抵抗素子を配置する。本発
明の実施の形態1では、NMOSトランジスタN50
(抵抗素子)をP型活性領域108と接地電位との間に
接続する。NMOSトランジスタN50のゲート電極
に、調整電位Vxを入力する。N型活性領域110を、
接地電位GNDに接続する。
【0062】NMOSトランジスタN50のゲート電極
に与える調整電位Vxに応じて、P型活性領域108の
電位を調整する。N型活性領域106とP型ウェル10
4とのカップリング(抵抗値)の度合いが変化する。こ
の結果、N型活性領域106からN型ウェル102の方
向に流れる電流の大きさが変化する。
【0063】キャパシタCの破壊(プログラム実行)時
には、P型ウェル104を接地電位GNDとする。それ
以外(非プログラム実行時)には、P型ウェル104の
電位を調整する。
【0064】非プログラム実行時において、メタル配線
M1aにサージ(ノイズ)が入力すると、N型活性領域
106の電位が上昇する。これにより、N型活性領域1
06とP型ウェル104との容量結合により、P型ウェ
ルの電位を押上げる。P型ウェル104は、真の接地電
位GNDに対して、インピーダンスを有している。この
ため、押上げられたP型ウェル104の電位はすぐには
収束しない。
【0065】したがって、P型ウェル104とN型ウェ
ル102との間に順方向電位差が生じる。この結果、寄
生バイポーラトランジスタ(N型活性領域100、P型
ウェル104、およびN型ウェル102)がオンし、メ
タル配線M1aから入力したサージが、N型ウェル10
2に抜ける。
【0066】従来であれば、非プログラム実行時に、メ
タル配線M1aにサージが入力すると、プログラム対象
でないキャパシタが破壊され、誤プログラムが発生して
いた。しかしながら、本発明の実施の形態1では、この
ように構成することにより、キャパシタCに不要な高電
圧が印加されることを防止することができる。
【0067】なお、メタル配線M1bを、キャパシタC
の誘電体115を覆うように、電極116の上方に配置
する。メタル配線M1bは、たとえば接地電位GNDに
接続する。メタル配線M1bは、キャパシタCをシール
ドするために用いる。
【0068】誘電体115が破壊することにより、周囲
の絶縁膜に影響を与えてしまった場合であっても、メタ
ル配線M1bのシールドによって、他の素子部分への影
響を防止することが可能となる。
【0069】したがって、メタル配線M1aおよびM1
bの上方には、酸化膜を介して2層目のメタル配線M2
を配置し、さらにメタル配線M2の上方の領域には、絶
縁膜を介して3層目のメタル配線M3a、M3b、…、
M3iを配置することが可能となる。上層のメタル配線
M2等は、リーク先の電位で固定されるため、動作に影
響がない。
【0070】これにより、キャパシタCの上方の領域を
利用して、メタル配線層や素子を多層に形成することが
可能となる。なお、本発明の実施の形態1では、キャパ
シタCのシールドにメタル配線M1bを用いたが、ポリ
シリコンのような他の配線層であっても構わない。また
素子の周囲は、N活性領域でシールドする。
【0071】次に、本発明の実施の形態1におけるMO
Sトランジスタの構造について、図3、図4および図5
を用いて説明する。高電圧を用いてプログラムするプロ
グラム素子を含む回路では、耐圧性の高いトランジスタ
構造が必要となる。
【0072】図3および図4は、本発明の実施の形態1
におけるMOSトランジスタの構造を示す断面図であ
る。参考のため、図5に、従来の回路で使用されるMO
Sトランジスタの構造を示す。
【0073】図3〜図5におけるMOSトランジスタ
は、LDD構造(Lightly Doped Drain )をとる。ウェ
ル130の主表面に、高濃度のソースドレイン領域13
2および134を所定の間隔で形成する。高濃度のソー
スドレイン領域132および134はそれぞれ、コンタ
クトホール142および144のそれぞれを介して図示
しない配線と接続される。
【0074】高濃度のソースドレイン領域132および
134に対して、低濃度の領域を設ける。図3では、記
号136および138に、図4では、146および14
8に、図5では、記号156および158にそれぞれ相
当する。低濃度の領域で挟まれる領域上にゲート電極1
40を形成する。
【0075】低濃度領域136および138、または1
46および148は、ゲート電極140下に発生するチ
ャネル領域とソースドレイン領域132および134と
を接続する。低濃度領域136および138、または1
46および148は、ゲート電極140の形成後に、ゲ
ート電極140をマスクとして注入する。
【0076】図3における構造では、低濃度領域136
および138がともに広く、ソースドレイン領域132
および134のいずれもが、ゲートエッジから離れた位
置に存在する。図4における構造では、低濃度領域14
6が広く、ソースドレイン領域132がゲートエッジか
ら離れた位置に存在する。一方、図5に示す従来の構造
では、低濃度領域156および158がともに狭く、ソ
ースドレイン領域132および134のいずれもが、ゲ
ートエッジの近傍に存在する。
【0077】従来の構造では、高電圧を印加することに
より、シリコン表面の電位が高まるため、トランジスタ
の破損を引起こす場合がある。また、シリコン表面から
ゲート絶縁膜141に入込んだ電子が、ゲート電極14
0に到達し、ゲート電流として観測される場合がある。
この種のゲート電極は予期せぬ動作を引き起こす。
【0078】一方、本発明の実施の形態1におけるトラ
ンジスタは、高濃度の領域(ソースドレイン領域132
または134)が、ゲートエッジ付近に存在しないた
め、トランジスタの耐圧性が向上する。したがって、図
3および図4に示す構造を有するMOSトランジスタを
用いることで、アンチフューズを破壊するために高電圧
を印加した際の素子の破損を回避することができる。
【0079】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
おけるプログラム回路について図6を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態2におけるプログラム回路
10の構成を説明するための図である。
【0080】図6に示すプログラム回路10は、半導体
記憶装置における冗長判定回路に用いられる。プログラ
ム回路10は、プログラムユニット1および保持回路3
を含む。
【0081】プログラムユニット1は、複数のアンチフ
ューズアドレス検出回路2a、2b、2c、…、2nを
含む。プログラムユニット1は、プログラムの対象とな
るプログラムアドレスAddBと比較アドレスAddR
とを入力に受ける。
【0082】アンチフューズアドレス検出回路2a、2
b、…のそれぞれは、対応するプログラムアドレスを記
憶(プログラム)する。アンチフューズアドレス検出回
路2a、2b、…のそれぞれは、接地電位とコモンノー
ドZとの間に接続される。
【0083】コモンノードZは、アンチフューズアドレ
ス検出回路のプログラム状態と比較アドレスAddRと
に応答して、電位を変化させる。コモンノードZの状態
は、出力ノードOUTで観測する。
【0084】コモンノードZと出力ノードOUTとの間
に、保持回路3を配置する。保持回路3は、コモンノー
ドZの電位を一定に維持するために使用する。保持回路
3は、PMOSトランジスタP30aおよびP30b、
ならびにインバータ回路4を含む。
【0085】PMOSトランジスタP30aおよびP3
0bの各々は、電源電位とコモンノードZとの間に接続
される。インバータ回路4は、コモンノードZと出力ノ
ードOUTとの間に配置される。インバータ回路4は、
コモンノードZの信号を反転して出力する。
【0086】PMOSトランジスタP30aのゲート電
極は、プリチャージ信号ZFREを受ける。PMOSト
ランジスタP30bのゲート電極は、インバータ回路4
の出力を受ける。
【0087】初期設定においてLレベルのプリチャージ
信号ZFREを入力するとコモンノードZがHレベルの
状態になる。続いて、プリチャージ信号ZFREをHレ
ベルに設定する。これ以後、コモンノードZの電位がL
レベルの状態になると、PMOSトランジスタP30b
はオフ状態となる。これを受けて、コモンノードZの電
位はLレベルの状態になる。また、出力ノードOUTの
電位は、Hレベルの状態になる。
【0088】次に、図6に示す本発明の実施の形態2に
おけるアンチフューズアドレス検出回路の構成につい
て、図7を用いて説明する。図7は、図6に示す本発明
の実施の形態2のアンチフューズアドレス検出回路2a
の構成の一例を示す図である。図6に示すその他のアン
チフューズアドレス検出回路2b、2c、…は、それぞ
れ図7に示す構成をとる。
【0089】図7に示すアンチフューズアドレス検出回
路2aは、アンチフューズプログラム回路12およびア
ドレス比較回路14を含む。アンチフューズプログラム
回路12について説明する。アンチフューズプログラム
回路12は、スイッチS1、S2、およびS3、ならび
にプログラム素子であるキャパシタC(アンチフュー
ズ)を含む。スイッチS2およびS3は、電源電位と接
地電位との間に直列に接続される。スイッチS2とスイ
ッチS3との接続ノードであるノードXと後述するノー
ドYとの間にキャパシタCを配置する。
【0090】ノードYとプログラム電源電位Vgとの間
にスイッチS1を配置する。スイッチS1は、ノードX
の電位に応答してオン/オフする。スイッチS3は、プ
ログラムアドレスAddRに応答して、オン状態とな
る。
【0091】キャパシタCの誘電体を破壊する(アンチ
フューズを切断する)アドレスプログラムモードにおい
ては、ノードYに、キャパシタCの誘電体を破壊するた
めに必要な高電圧を印加する。キャパシタCの誘電体を
破壊することにより、ノードXにおける電流量が変化す
る。なお、通常モードにおいては、ノードYの電位は、
内部電源電位VCCである。
【0092】アドレス比較回路14について説明する。
アドレス比較回路14は、コモンノードZと接地電位と
の間に接続される。アドレス比較回路14は、ノードX
の電位と比較アドレスAddRとに応答して、コモンノ
ードZの電位を変化させる。
【0093】アドレス比較回路14は、PMOSトラン
ジスタP1およびNMOSトランジスタN0を含む。P
MOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタN
0は、コモンノードZと接地電位との間に直列に接続さ
れる。PMOSトランジスタP1のゲート電極は、ノー
ドXと接続される。NMOSトランジスタN0のゲート
電極は、比較アドレスAddRを受ける。
【0094】PMOSトランジスタP1およびNMOS
トランジスタN0がオン状態になると、コモンノードZ
が放電し、その電位は接地電位GNDになる。
【0095】次に、本発明の実施の形態2におけるプロ
グラム回路10の制御および動作について説明する。
【0096】まず、アドレスプログラムモードにおける
プログラム回路10の制御および動作について示す。ア
ドレスプログラムモードでは、対応するプログラムアド
レスAddBに応答して、プログラム対象となるアンチ
フューズアドレス検出回路に含まれるキャパシタCを破
壊する。
【0097】Lレベルのプリチャージ信号ZPREを与
えて、コモンノードZを充電する(Hレベル)。スイッ
チS2をオンする。ノードXの電位が、内部電源電位V
CCになる。プログラム電源電位Vgを、キャパシタC
の誘電体を破壊するのに必要な高電圧VPPに設定す
る。
【0098】プログラム対象となるキャパシタCに対し
て(プログラムアドレスAddRに応答して)、スイッ
チS3をオン状態とする。ノードXを、リセット(接地
電位)する。これにより、スイッチS1をオン状態にす
る。ノードYの電位は、高電圧VPPのレベルに上昇す
る。キャパシタCの両端に高電圧が印加されるため、誘
電体が破壊される。これにより、プログラムが終了(完
了)する。
【0099】なお、相当量の電流を流せる程度にキャパ
シタCの誘電体が破壊された後には、ノードXの電位を
フィードバックさせる。これにより、スイッチS1をオ
フさせて、高電圧の供給を停止する。
【0100】このように構成することにより、プログラ
ム対象となるキャパシタC以外の素子(たとえば、隣接
する他のアンチフューズアドレス検出回路におけるキャ
パシタ)に高電圧がかかることを防止することができ
る。この結果、不必要な電圧印加による周辺素子の破損
を回避することができる。
【0101】次に、リードモードにおけるプログラム回
路10の制御および動作について示す。リードモードで
は、入力した比較アドレスとプログラムに用いたプログ
ラムアドレスとの一致/不一致を判定する。
【0102】Lレベルのプリチャージ信号ZPREを与
えて、コモンノードZを充電する(Hレベル)。スイッ
チS2をオンする。ノードXの電位が、内部電源電位V
CCになる。プログラム電源電位Vgを、内部電源電位
VCCに設定する。
【0103】ステップS3をオン状態にする。ノードX
の状態を、リセット(接地電位)する。これにより、ス
イッチS1をオン状態にする。ノードYの電位が、内部
電源電位VCCになる。
【0104】キャパシタCの誘電体が破壊されている場
合(プログラム状態)、ノードXの電位は、内部電源電
位VCCになる。このため、PMOSトランジスタP1
はカットオフ状態となる。比較アドレスAddRに関わ
らず、コモンノードZはHレベルの状態を維持する。
【0105】キャパシタCの誘電体が破壊されていない
場合(未プログラム状態)、ノードXの電位は、接地電
位GNDになる。このため、PMOSトランジスタP1
はオン状態となる。対応する比較アドレスAddRを与
えると、NMOSトランジスタN0はオン状態になる。
この結果、コモンノードZは放電する(Lレベルの状態
になる)。
【0106】この結果を出力ノードOUTから観察する
ことにより、プログラムに用いたプログラムアドレス
と、比較アドレスとが一致するか否かが判定できる。
【0107】次に、図6に示す本発明の実施の形態2の
プログラム回路10を半導体集積回路装置に適用した場
合の構成の一例を図8を用いて説明する。
【0108】図8は、図6に示す本発明の実施の形態1
におけるプログラム回路10を半導体集積回路装置10
00に適用した場合の構成の一例を示す概略ブロック図
である。
【0109】図8に示す半導体集積回路装置1000
は、メモリセルアレイ202、デコーダ204、冗長セ
ルアレイ212、冗長デコーダ214、冗長判定回路2
20、コントローラ222、およびアドレスバッファ2
24を含む。
【0110】メモリセルアレイ202は、複数のメモリ
セルMCを含む。冗長セルアレイ112は、複数の冗長
セルMRを含む。冗長セルMRは、メモリセルアレイ2
02における不良のメモリセルを置換するために使用す
る。
【0111】コントローラ222は、外部信号(外部ロ
ウアドレスストローブ信号/RAS、外部クロック信号
CLK等)を入力に受けて、内部動作を制御する内部ク
ロック信号、動作モード指定信号(アドレスプログラム
モードを指定する信号、その他の動作を制御するために
必要な信号)等を出力する。アドレスバッファ224
は、外部アドレス信号Addを入力に受ける。
【0112】図6に示すプログラム回路10は、冗長判
定回路220に配置する。開発の初期段階において不良
のメモリセルが発見された場合、対応する不良アドレス
をプログラム回路10に記憶する(プログラム)。
【0113】その後、リードモードにおいては、読出対
象となるメモリセルのアドレス(比較アドレス)を与え
る。これにより、プログラム回路10は、冗長判定を行
なう。冗長判定の結果(出力ノードOUTの電位の変
化)に基づき、メモリセルアレイ202に含まれる不良
のメモリセルMCの代わりに、冗長セルアレイ212に
含まれる対応する冗長セルMRが選択される。
【0114】デコーダ204は、アドレスバッファ22
4の出力および冗長判定回路220の冗長判定の結果に
応じて、メモリセルアレイ202に含まれる対応するメ
モリセルに接続されるワード線WLを活性化させる。
【0115】冗長デコーダ214は、冗長判定回路22
0の判定結果に応答して、対応する冗長セルを接続する
スペアワード線SWLを活性化させる。
【0116】このように構成することで、半導体集積回
路装置における開発の初期段階においてヒューズをレー
ザブローすることなく、高い信頼性で目的とするアドレ
スをプログラムすることができる(ヒューズブローの工
程削除)。
【0117】また、図24に示す従来の構成に比べて、
図6および図7に示すアンチフューズアドレス検出回路
は、素子数が少ない。このため、半導体集積回路装置全
体のレイアウト面積を縮小することができる。
【0118】さらに、キャパシタの誘電体を破壊するた
めに高電圧を用いるが、キャパシタの誘電体がある程度
以上破壊された場合には、高電圧の供給をストップさせ
ることにより、周辺素子への影響を抑えることができ
る。
【0119】なお、実施の形態1で説明したように、当
該アンチフューズに対して、入力保護回路を設けること
により、周辺回路への影響の予防、およびサージによる
誤プログラムを防止することができる。また、当該アン
チフューズ上に配線層を設けることも可能となる。
【0120】[実施の形態3]次に、本発明の実施の形
態3におけるプログラム回路の構成について図9を用い
て説明する。
【0121】図9は、本発明の実施の形態3のプログラ
ム回路20の要部の具体的構成の一例を示す図である。
図9に示すプログラム回路20は、実施の形態1のプロ
グラム回路10に代わって用いられる。図6および図7
に示す構成と同じ構成要素には、同じ記号および符号を
付し、その説明を省略する。プログラム回路20は、プ
ログラムユニット21および保持回路3を含む。
【0122】プログラムユニット21は、複数のアンチ
フューズアドレス検出回路25a、25b、25c、
…、および保持回路3を含む。アンチフューズアドレス
検出回路25a、25b、25c、…のそれぞれは、接
地電位とコモンノードZとの間に接続される。
【0123】図9に示すアンチフューズアドレス検出回
路25aを代表例として、その構成について説明する。
図9に示すアンチフューズアドレス検出回路25aは、
アンチフューズプログラム回路22およびアドレス比較
回路24を含む。
【0124】アンチフューズプログラム回路22につい
て説明する。アンチフューズプログラム回路22は、P
MOSトランジスタP2、NMOSトランジスタN2、
プログラム素子であるキャパシタC(アンチフュー
ズ)、およびダイオード26を含む。PMOSトランジ
スタP2およびダイオード26は、図6に示すスイッチ
S1およびS2の役割を果たす。NMOSトランジスタ
N2は、図6に示すスイッチS3の機能を果たす。
【0125】ノードXと接地電位の間に、NMOSトラ
ンジスタN2を接続する。NMOSトランジスタN2の
ゲート電極は、対応するプログラムアドレスAddB0
を受ける。
【0126】プログラム電源電位VgとノードXとの間
に、ダイオード26を接続する。プログラム電源電位V
gとノードYとの間にPMOSトランジスタP2を接続
する。PMOSトランジスタP2のゲート電極は、ノー
ドXと接続する。ノードYとノードXとの間にキャパシ
タCを配置する。
【0127】アドレス比較回路24について説明する。
アドレス比較回路24は、NMOSトランジスタN0お
よびN1、ならびにPMOSトランジスタP1を含む。
NMOSトランジスタN1、PMOSトランジスタP
1、およびNMOSトランジスタN0を、コモンノード
Zと接地電位との間に直列に接続する。
【0128】NMOSトランジスタN1は、電界緩和用
のために配置する。NMOSトランジスタN1のゲート
電極は、電源電位と接続する。
【0129】PMOSトランジスタP1のゲート電極
は、ノードXと接続する。NMOSトランジスタN0の
ゲート電極は、対応する比較アドレスAddR0を受け
る。
【0130】コモンノードZは、初期設定により、充電
(プリチャージ)する。アドレスプログラムモードで
は、ノードYに、PMOSトランジスタP2を介して、
キャパシタCの誘電体を破壊するために必要な高電圧を
印加する。
【0131】次に、図9に示す本発明の実施の形態3の
プログラム回路20の制御および動作について、タイミ
ングチャートである図10および図11を用いて説明す
る。
【0132】図10および図11は、図8に示す冗長判
定回路220にプログラム回路20を用いた場合におけ
る制御および動作を説明するためのタイミングチャート
である。図10は、アドレスプログラムモードに対応
し、図11は、リードモードにそれぞれ対応している。
各々において、電源の投入後、半導体集積回路装置の動
作を制御する外部クロック信号CLKを入力する。
【0133】図10を参照して、アドレスプログラムモ
ードにおける制御と動作とについて説明する。時刻t0
で電源(VDD)を投入する。プログラム電源電位Vg
が内部電源電圧レベルにまで上昇する。ノードXは、ダ
イオード26の逆方向リーク電流により、徐々に充電さ
れる。
【0134】外部クロック信号CLKを投入する。時刻
t1における外部クロック信号CLKの立上がりレベル
で、プログラムサイクルモードを設定する。プログラム
電源電位Vgを、高電圧レベルVPPに設定する。
【0135】外部アドレスAdd(ext)を取込む。
プログラムアドレスAddBに対して、対応するノード
Xの電位を初期化(接地電位GNDに設定)する。
【0136】これにより、PMOSトランジスタP2が
オン状態となり、プログラム対象となるキャパシタCに
対して、ノードYの電位が高電圧VPPのレベルに上昇
する。
【0137】プログラム対象(ブロー対象)となるキャ
パシタCの両端(ノードXおよびY)には、高電圧が印
加される。これにより、キャパシタCの誘電体が破壊さ
れる。この結果、ノードXの電位が上昇する(図10の
ノードXにおける実線aの部分)。ここでプログラムア
ドレスAddBを再び接地電位レベルGNDに戻す。
【0138】キャパシタの破壊中または破壊後に、プロ
グラム状態(完了/未完了)をチェックする(プログラ
ムチェックモード)。たとえば、時刻t2における外部
クロック信号CLKの立上がりに応答して、プログラム
チェックモードを設定する。
【0139】外部アドレスAdd(ext)を取込む。
プリチャージ信号ZFREをLレベルに立下げ、コモン
ノードZを充電する。出力ノードOUTが放電する。
【0140】比較アドレスAddRを入力する。プログ
ラムが未完了であれば、ノードXの電位は、Hレベルよ
り低い状態にある。したがって、PMOSトランジスタ
P1およびNMOSトランジスタN0がオン状態とな
り、コモンノードZが放電する。この結果、出力ノード
OUTは、Hレベルに充電する。時刻t3において、プ
ログラムが未完了であることが判定される。
【0141】時刻t4における外部クロック信号CLK
の立上がりで、再びプログラムチェックモードを設定す
る。
【0142】外部アドレスAdd(ext)を取込む。
プリチャージ信号ZFREをLレベルに立下げ、コモン
ノードZを充電する。出力ノードOUTが放電する。
【0143】比較アドレスAddRを入力する。プログ
ラム対象となるキャパシタCが破壊されていると、ノー
ドXの電位は、内部電源電位VCCになる。したがっ
て、PMOSトランジスタP1がオフ状態にあるため、
コモンノードZはHレベルを保持する。したがって、出
力ノードOUTはLレベルの状態を保持する。時刻t5
において、プログラムが完了する。次に、図11を用い
てリードモードでの制御および動作について説明する。
時刻t0において電源(VDD)を投入する。プログラ
ム電源電位Vgを、内部電源電位(もしくはフローティ
ングの状態)に設定する。ノードXは、ダイオード26
の逆方向リンク電流により充電される。
【0144】時刻t1においてアンチフューズアドレス
検出回路の初期化を行なう。具体的には、外部クロック
信号CLKの立上がりタイミングで入力した外部クロッ
クイネーブル信号CKEに応答して、初期設定動作を行
なう。
【0145】プログラム電源電位Vgを、内部電源電位
VCCに設定する。外部アドレスAdd(ext)を取
込む。プログラムアドレスAddBに対して、ノードX
が初期化される。これによりPMOSトランジスタP2
がオンし、ノードYの電位が、内部電源電位VCCにな
る。
【0146】破壊されたキャパシタについて、ノードX
の電位が上昇(図11のノードXにおける実線aの部分
参照)する。破壊されていないキャパシタについて、ノ
ードXの電位は、接地電位(図11のノードXにおける
破線bの部分参照)のままである。
【0147】時刻t2での外部クロック信号CLKの立
上がりに応答してロウ系回路をオープンする。外部アド
レスAdd(ext)を取込む。プログラムアドレスA
ddBを入力して、対応するノードXを初期化する(接
地電位GNDに設定)。
【0148】Lレベルのプリチャージ信号ZFREを入
力する。コモンノードZを充電する。出力ノードOUT
が放電する。対応する比較アドレスAddRを入力す
る。
【0149】冗長非使用には、対応するキャパシタは未
破壊の状態にある(図11のノードXにおける破線bの
部分参照)。この場合、コモンノードZが放電する。こ
れにより、出力ノードOUTが充電する。時刻t3にお
いて、冗長非使用であることが判定される。
【0150】時刻t4における外部クロック信号CLK
の立上がりに応答してロウ系回路をオープンする。外部
アドレスAdd(ext)を取込む。プログラムアドレ
スAddBに対して、対応するノードXを初期化する。
【0151】Lレベルのプリチャージ信号ZFREを入
力する。コモンノードZを充電する。出力ノードOUT
が放電する。対応する比較アドレスAddRを入力す
る。
【0152】冗長使用には、対応するキャパシタが破壊
状態にある(図11のノードXにおける実線aの部分参
照)。ノードXの電位が上昇するため、PMOSトラン
ジスタP1がオフする。これにより、コモンノードZは
Hレベルの状態を維持し、出力ノードOUTはLレベル
を維持する。時刻t5において、冗長使用であることが
判定される。
【0153】図3に示すXデコーダおよび冗長Xデコー
ダは、この出力ノードOUTの電位に応答して、スペア
ワード線SWLまたはワード線WLの立上げを行なう。
【0154】次に、図9に示すアンチフューズアドレス
検出回路25a、…についての初期不良のチェックにつ
いて、図12を用いて説明する。初期不良チェックモー
ドでは、プログラム素子の初期不良を検出する。
【0155】図12は、図9に示すアンチフューズアド
レス検出装置における初期不良をチェックするための動
作を説明するタイミングチャートである。電源の投入
後、半導体装置の動作を制御する外部クロック信号CL
Kを入力する。外部アドレスAdd(ext)は、プロ
グラムセットの選択に使用する。
【0156】図12を参照して、時刻t0において電源
を投入する。プログラム電源電位Vgを内部電源電位V
CCに設定する。ダイオードの逆方向リーク電流によ
り、ノードXが充電される。
【0157】時刻t1における外部クロック信号CLK
の立上がりタイミングに応答して、プログラムチェック
サイクルモードを開始する。外部アドレスAdd(ex
t)を取込む。プログラムアドレスAddBに対して、
対応するノードXを初期化する。
【0158】これにより、PMOSトランジスタP2が
オン状態となり、プログラム対象となるキャパシタCに
対して、ノードYの電位を内部電源電位VCCに設定す
る。
【0159】初期不良のあるキャパシタCに対するノー
ドXの電位は上昇する(図12のノードXにおける実線
aの部分)。正常なキャパシタCに対するノードXの電
位は、接地電位GND(図12のノードXにおける実線
bの部分)を保つ。
【0160】キャパシタに初期不良がある場合について
説明する。時刻t2における外部クロック信号CLKの
立上がりタイミングに応答して、プログラムチェックモ
ードを設定する。
【0161】外部アドレスAdd(ext)を取込む。
プログラムアドレスAddBに対して、ノードXを初期
化する。ノードYは内部電源電圧レベルVCCである。
Lレベルのプリチャージ信号ZFREを入力する。コモ
ンノードZを充電する。出力ノードOUTが放電する。
【0162】比較アドレスAddRを入力する。未プロ
グラム状態でキャパシタCに不良がある場合には、ノー
ドXの電位が内部電源電圧VCCに移行する。これによ
り、PMOSトランジスタP1がオフ状態となり、比較
アドレスAddRによらず、コモンノードZがHレベル
を保持する。この結果、出力ノードOUTの電位は、L
レベルを保持する。時刻t3において、初期不良(冗長
不良)があることが判明する。
【0163】次に、キャパシタが正常な場合について説
明する。時刻t4における外部クロック信号CLKの立
上がりタイミングに応答して、プログラムチェックモー
ドを設定する。
【0164】外部アドレスAdd(ext)を取込む。
プログラムアドレスAddBに対して、ノードXを初期
化する。ノードYは内部電源電圧レベルVCCである。
Lレベルのプリチャージ信号ZFREを入力する。コモ
ンノードZを充電する。出力ノードOUTが放電する。
【0165】比較アドレスAddRを入力する。キャパ
シタCが良品である(破壊されていない)場合は、ノー
ドXの電位は接地電位GNDを維持する。したがって、
PMOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタ
N0がオン状態となる。コモンノードZが放電する。こ
れにより、出力ノードOUTが充電する。時刻t5にお
いて、全アンチフューズについて正常であることが判明
する。
【0166】ここで、不良のプログラム素子を除去する
ための構成について、図13および図14を用いて説明
する。
【0167】図13は、プログラム素子における初期不
良を除去するための回路構成を示す図である。図13に
示す構成は、図8に示す冗長判定回路220に配置す
る。
【0168】図13に示す構成では、5つのプログラム
ユニット21a、21b、21c、21d、および21
eを配置する。
【0169】プログラムユニット21a〜21eのそれ
ぞれは、図9に示すプログラムユニット25に対応す
る。プログラムユニット21a〜21eのそれぞれは、
たとえば図6に示す複数のアンチフューズアドレス検出
回路25a、25b、…を含む。
【0170】プログラムユニット21a〜21eのそれ
ぞれに対応して、保持回路3a、3b、3c、3d、3
eのそれぞれを配置する。保持回路3a〜3eのそれぞ
れは、図9に示す保持回路3に対応する。
【0171】プログラムユニット21a、21b、21
c、21d、および21eのそれぞれは、対応するコモ
ンノード(図中記号Za、Zb、Zc、Zd、およびZ
e)と接地電位との間に接続される。
【0172】コモンノードZa、Zb、Zc、Zd、お
よびZeに対して、選択回路30を配置する。選択回路
30は、複数のスイッチ27a、27b、27c、27
d、および27eを含む。スイッチ27a〜27eのそ
れぞれは、プログラムユニット1a〜1eのそれぞれに
対応して配置する。
【0173】選択回路30は、選択信号SEL/オール
接続信号ALLを受ける。オール接続信号ALLが入力
された場合、スイッチ27a〜27eはすべてオン状態
となり、コモンノードZa〜Zeのそれぞれの出力を、
後述するシフトレジスタ32に伝達する。
【0174】選択信号SELが入力された場合には、ス
イッチ27a〜27eの中から、対応するスイッチが選
択され、オン状態となる。オン状態にあるスイッチにつ
いて、対応するコモンノードの出力が、後述するシフト
レジスタ32に伝達される。
【0175】シフトレジスタ32は、選択回路30の出
力を受ける。シフトレジスタ32は、シフト信号SFT
に応答して、入力した信号を、冗長判定結果を出力する
出力ノードOUTa、OUTb、OUTc、およびOU
Tdに伝送する。
【0176】図13においては、スイッチ27a、27
b、27c、および27dのそれぞれが、出力ノードO
UTa、OUTb、OUTc、およびOUTdのそれぞ
れと接続状態にある。
【0177】図13に示す構成で、初期不良チェックに
よりプログラムユニット1cにおいて不良が検出された
場合について、図14を用いて説明する。
【0178】図14は、図13に示す回路構成において
初期不良が検出された場合の初期不良除去動作を説明す
るための図である。
【0179】図14に示すように、初期不良チェックモ
ードにおいてプログラムユニット21cにおいて不良が
検出されたとする。この場合、選択信号SELに応答し
て、スイッチ27cを除くスイッチ27a、27b、2
7d、および27eをオンさせる。
【0180】シフトレジスタ32は、シフト信号SFT
を用いて、スイッチ27cに代わって、スイッチ27d
の出力を出力ノードOUTcに供給する。また、スイッ
チ27eの出力を出力ノードOUTdに供給する。この
結果、プログラムユニット21eが、プログラムユニッ
ト21cに代わって動作することになる。
【0181】次に、本発明の実施の形態2におけるアン
チフューズアドレス検出回路の他の構成の一例につい
て、図15を用いて説明する。図15は、本発明の実施
の形態3におけるアンチフューズアドレス検出回路の他
の構成の一例を示す回路図である。
【0182】図15に示すアンチフューズアドレス検出
回路(アンチフューズアドレス検出回路35と称す)
は、アンチフューズプログラム回路37およびアドレス
比較回路38を含む。
【0183】アドレス比較回路38は、接地電位とコモ
ンノードZとの間に接続される。コモンノードZは、図
示しない保持回路3を介して、出力ノードOUTと接続
される。
【0184】アンチフューズプログラム回路37は、N
MOSトランジスタN5、PMOSトランジスタP3、
ダイオード36およびキャパシタCを含む。ノードXと
接地電位との間にダイオード36を接続する。ノードX
と電源電位との間にPMOSトランジスタP3を接続す
る。PMOSトランジスタP3のゲート電極は、プログ
ラムアドレスAddBを受ける。
【0185】キャパシタCは、ノードXとノードYとの
間に接続する。ノードYとプログラム電源電位Vgとの
間にNMOSトランジスタN5を接続する。NMOSト
ランジスタN5のゲート電極は、ノードXと接続する。
【0186】アドレス比較回路38は、NMOSトラン
ジスタN3およびN4を含む。NMOSトランジスタN
3およびN4は、コモンノードZと接地電位との間に直
列に接続する。NMOSトランジスタN4のゲート電極
は、比較アドレスAddRを受ける。NMOSトランジ
スタN3のゲート電極は、ノードXと接続する。
【0187】このように構成することにより、ノードX
およびYの電位を調整して、キャパシタCを破壊する。
また、破壊後は、ノードXの電位をフィードバックする
ことにより、高電位の印加を停止させることが可能とな
る。
【0188】[実施の形態4]次に、本発明の実施の形
態4におけるアンチフューズアドレス検出回路について
図16を用いて説明する。
【0189】図16は、本発明の実施の形態4における
アンチフューズアドレス検出回路40の具体的構成の一
例を示す回路図である。本発明の実施の形態4における
アンチフューズアドレス検出回路40は、図9に示すア
ンチフューズアドレス検出回路25a、…のそれぞれに
代わって用いる。
【0190】図16に示すアンチフューズアドレス検出
回路40は、アンチフューズプログラム回路42および
アドレス比較回路24を含む。アドレス比較回路24
は、上述したようにコモンノードZと接地電位との間に
接続される。なお、コモンノードZは、図示しない保持
回路3を介して、出力ノードOUTと接続する。
【0191】アンチフューズプログラム回路42は、N
MOSトランジスタN6、PMOSトランジスタP4、
およびキャパシタCを含む。ノードXとプログラム電源
電位Vgとの間にPMOSトランジスタP4を接続す
る。
【0192】ノードYとノードXとの間にキャパシタC
を接続する。PMOSトランジスタP4のゲート電極
を、ノードYと接続する。ノードYと接地電位との間に
NMOSトランジスタN6を接続する。NMOSトラン
ジスタN6のゲート電極は、プログラムアドレスAdd
Bを受ける。
【0193】アドレスプログラムモードにおいて、プロ
グラムアドレスを入力することにより、PMOSトラン
ジスタP4がオンし、ノードYを初期化する。ノードX
に高電圧を印加する。続いて、プログラムアドレスAd
dBを、中間電位に設定する。ノードYは、NMOSト
ランジスタN6のリーク電流により、電位を上昇させ
る。これにより、キャパシタCの誘電体が破壊される。
【0194】リードモードにおいては、ノードXの電位
を内部電源電位VCCに設定する。キャパシタCが破壊
されている場合、ノードXの電流量が変化する。これ
を、アドレス比較回路24で検出する。この結果、コモ
ンノードZの電位(出力ノード)の電位をモニタするこ
とにより、冗長使用か未使用かの判定が可能となる。
【0195】[実施の形態5]次に、本発明の実施の形
態5におけるアンチフューズアドレス検出回路の中のア
ンチフューズプログラム回路について図17を用いて説
明する。
【0196】図17は、本発明の実施の形態5における
アンチフューズプログラム回路50の具体的構成の一例
を示す回路図である。従来のアンチフューズプログラム
回路900と同じ構成要素には、同じ記号および符号を
付し、その説明を省略する。図17に示すアンチフュー
ズプログラム回路50が、従来のアンチフューズプログ
ラム回路900と異なる点は、インバータ回路917に
代わって、NAND回路318を含むことにある。
【0197】NAND回路318の一方の入力端子P
は、ノードVと接続する。ノードVは、信号DVCEに
基づき、ノードVCONと電気的に接続する。NAND
回路318の他方の入力端子Qに、インバータ回路31
9を接続する。インバータ回路319に、スイッチ32
0を接続する。
【0198】スイッチ320は、入力ノードA、ノード
BおよびノードCを備える。切替えにより、入力ノード
Aを、ノードBまたはノードCと接続する。図17にお
いては、ノードBは、ノードVCONと接続し、ノード
Cは、接地電位と接続している。
【0199】アンチフューズ901を切断する前は、入
力ノードAを、ノードB(または電源電位Vcc)に接
続する。また、アンチフューズ901の切れるタイミン
グで、入力ノードAを接地電位GND(ノードC)と接
続する。
【0200】ここで、比較のため、図24に示す従来の
アンチフューズプログラム回路900の動作を説明す
る。通常の動作モードでは、ノードCGNDの電位が接
地電位GNDであり、信号T(RAS)がLレベルであ
る。アンチフューズ901が切断されていない場合、ノ
ードVの電位はHレベルの状態になる。インバータ回路
917からLレベルの信号FRが出力される。
【0201】アンチフューズ901が切断されている場
合、アンチフューズ901は数KΩの抵抗体として機能
するため、ノードVCONが接地電位GNDのレベルに
なる。NMOSトランジスタN11は、PMOSトラン
ジスタP10よりも電流駆動力が大きいため、ノードV
の電位は、インバータ回路917の論理しきい値よりも
低くなる。このため、信号FRがHレベルになる。Hレ
ベルの信号FRを受ける図示しないアドレス比較回路
に、対応するアドレス信号ADDRが入力した時、不良
アドレスが検出されたと判定する。
【0202】アドレスプログラムモードでは、Hレベル
の信号T(RAS)を入力し、信号RSTを立上げて、
ノードVCONおよびノードVの電位を接地電位GND
に落とす。インバータ回路917からHレベルの信号F
Rが出力される。信号FRをラッチした後、信号RST
をLレベルに戻す。
【0203】次に、プログラムしたい不良アドレスAD
DRを入力し、アンチフューズ901から接地電位GN
Dに抜けるパスを形成する。ノードCGNDに高電位を
印加して、アンチフューズ901を切断する。アンチフ
ューズ901が切断されると、ノードCGNDから、ノ
ードVCON、NMOSトランジスタN13およびN1
4を通過して、電流が流れる。
【0204】この電流の増大にしたがって、ノードVC
ONの電位が上昇し、ノードVの電位がインバータ回路
917の論理しきい値以上に上昇する。この結果、信号
FRが、Lレベルの状態でラッチされる。NMOSトラ
ンジスタN14がオフし、接地電位GNDに抜ける電流
のパスを遮断する。これにより、切断時において、過大
な電流が流れることを防止する。
【0205】しかしながらアンチフューズ901は、切
断されるまでは容量として機能するこの容量結合によっ
て、アンチフューズ901が切断される前に、ノードV
CONの電位が過渡的に上昇することがある。
【0206】特に、ノードVの電位がインバータ回路9
17の論理しきい値以上に上昇してしまうと、信号FR
がLレベルに変化して、NMOSトランジスタN14が
オフしてしまう。したがって、従来のアンチフューズプ
ログラム回路900では、アンチフューズ901の切断
前に、接地電位GNDに至るパスが遮断されるという可
能性がある。
【0207】そこで、従来のアンチフューズプログラム
回路900では、ノードCGNDへの高電圧の印加を2
ステップ化するといった複雑な制御を用いて、電流パス
の遮断を防ぐ必要が生じる。
【0208】一方、本発明の実施の形態5におけるアン
チフューズプログラム回路50では、アンチフューズ9
01を切断する前は、スイッチ320の入力ノードA
を、ノードB(または電源電位Vcc)に接続する。こ
の結果、ノードCGNDに高電圧を印加することによ
り、ノードVの電位が過渡的に大きく上昇しても、イン
バータ回路319の論理しきい値を適切に設定すること
で、入力端子Qに入力する信号のレベルをLレベルに保
つことができる。
【0209】このため、プログラムモードにおいて、ア
ンチフューズ901が切断される前に、信号FRの電位
がHレベルからLレベルに変化(ラッチ状態が変化)す
るといった問題が発生しない。したがって、従来必要と
される高電圧印加のための複雑な制御を用いることな
く、ノードVCONからNMOSトランジスタN12、
およびN13を介した接地電位GNDへのパスを安定し
て保持することができる。
【0210】また、アンチフューズ901の切れるタイ
ミングで入力ノードAを接地電位GND(ノードC)と
接続するようにスイッチ320を制御する。これによ
り、NAND回路918の入力端子Qは、Hレベルに変
化するため、ノードVCONから接地電位GNDに抜け
る電流パスを遮断し、過大電流が流れることを防止する
ことができる。
【0211】このように構成することにより、アンチフ
ューズを切断する際に発生する過渡的な電圧上昇による
電流パスの遮断を防止することが可能となり、安定して
確実にアンチフューズを切断することが可能となる。
【0212】[実施の形態6]次に、本発明の実施の形
態6におけるアンチフューズアドレス検出回路の中のア
ンチフューズプログラム回路について図18を用いて説
明する。
【0213】図18は、本発明の実施の形態6における
アンチフューズプログラム回路60の具体的構成の一例
を示す回路図である。従来のアンチフューズプログラム
回路900と同じ構成要素には、同じ記号および符号を
付し、その説明を省略する。
【0214】図18に示すアンチフューズプログラム回
路60は、図24に示す構成に加えて、さらにカレント
モニタ321、コントロール回路322、パルス発生回
路324およびキャパシタ325を含む。
【0215】カレントモニタ321は、ノードCGND
からノードVCONに流れる電流を測定する。コントロ
ール回路322は、ノードCGNDに高電圧を印加する
ための制御を行なう。コントロール回路322は、フラ
グ信号FGを出力する。フラグ信号FGは、ノードCG
NDへの高電圧印加のタイミングからアンチフューズ9
01の切断にかかる時間だけ遅延して発生する信号であ
る。
【0216】パルス発生回路324は、カレントモニタ
321の出力およびフラグ信号FGに応答して、2〜3
Vの電圧パルスを発生する。キャパシタ325は、ノー
ドCGNDとパルス発生回路324の出力ノードとの間
に接続する。
【0217】ここで、本発明の実施の形態6におけるア
ンチフューズ901としてBSTキャパシタ((Ba、
Sr)TiO3 )を使用した場合の印加電位の条件につ
いて、図19を用いて説明する。
【0218】図19は、本発明の実施の形態6における
アンチフューズ901と印加電位との関係を説明するた
めの図であり、アンチフューズ901としてBSTキャ
パシタを用いた場合における、BST膜の耐圧分布を示
している。
【0219】図19の実線は、印加電圧(横軸)に対す
るBST膜の耐圧分布(縦軸)を示している。図19に
示すように、通常、BST膜の耐圧分布は、数ボルトの
広がりをもつ。
【0220】したがって、従来のアンチフューズプログ
ラム回路900では、耐圧のばらつきの大きい絶縁膜で
構成されるアンチフューズ901を切断するため、全て
のアンチフューズ901に対応するノードCGNDに、
最大印加電圧Vlimit以上の過大な高電圧を印加す
る必要があった。
【0221】これに対して、本発明の実施の形態6で
は、ノードCGNDに印加する電圧を、耐圧分布の中心
値である電圧V0までに抑える。
【0222】電圧V0を印加した場合、過半数のアンチ
フューズ901が切断されて、低抵抗体に変化する。し
かし、残りの切断されていないアンチフューズ901が
存在する可能性がある。そこで、カレントモニタ321
およびフラグ信号FGを用いて、ノードCGNDの電位
を制御する。
【0223】具体的には、パルス発生回路324をRe
ady状態にしておき、カレントモニタ321を用い
て、ノードVCONから接地電位GNDに流れる電流を
直接測定する。
【0224】パルス発生回路324は、カレントモニタ
321の出力信号がノードVCONから接地電位GND
に流れる電流が所定の期待電流に達していないことを示
していると、アンチフューズ901が十分に切断されて
いないと判断して、2〜3Vの電圧パルスをキャパシタ
325に与える。これにより、ノードCGNDの電位
は、さらに2〜3V上昇する。この結果、切断が不十分
なアンチフューズ901を切断することが可能となる。
【0225】このように構成することにより、アンチフ
ューズ901を構成する絶縁膜の耐圧分布のばらつきが
大きい場合であっても、安定して確実にアンチフューズ
を切断することが可能となる。
【0226】[実施の形態7]次に、本発明の実施の形
態7におけるアンチフューズアドレス検出回路の中のア
ンチフューズプログラム回路について図20を用いて説
明する。
【0227】図20は、本発明の実施の形態7における
アンチフューズプログラム回路70の具体的構成の一例
を示す回路図である。従来のアンチフューズプログラム
回路900と同じ構成要素には、同じ記号および符号を
付し、その説明を省略する。図20に示すアンチフュー
ズプログラム回路70が、従来のアンチフューズプログ
ラム回路900と異なる点は、NMOSトランジスタN
14に代えて、カレントモニタ326を含むことにあ
り、さらにラッチ回路を構成するPMOSトランジスタ
P9を構成要素から取除くことにある。
【0228】図20に示すカレントモニタ326は、ア
ンチフューズ901のブローの際に、ノードCGNDか
らノードVCONに流れる電流を測定する。カレントモ
ニタ326は、定電流源327、NMOSトランジスタ
N28およびN31、ならびにPMOSトランジスタP
30を含む。
【0229】定電流源327およびNMOSトランジス
タN28を、電源電位と接地電位GNDとの間に接続す
る。PMOSトランジスタP30の一方の導通端子を、
NMOSトランジスタN13と接続し、他方の導通端子
およびゲート電極を、ノードDと接続する。ノードDと
接地電位との間に、NMOSトランジスタN31を接続
する。NMOSトランジスタN28のゲート電極とNM
OSトランジスタN31のゲート電極とは、定電流源3
27の出力ノードと接続する。
【0230】アンチフューズ901を切断する過程で、
ノードVCONから接地電位GNDに流れる電流量が増
加すると、ノードDの電位が上昇する。この際、定電流
源327の電流値を適当に設定することにより、PMO
SトランジスタP30がオフし始める。ノードVCON
から接地電位GNDに流れる電流量が期待電流以上にな
ると、PMOSトランジスタP30がオフし、ノードV
CONから接地電位GNDへの電流パスを遮断する。
【0231】従来のアンチフューズプログラム回路90
0では、切断前のアンチフューズ901の容量結合によ
って引起こされる過渡的な電位上昇によって、ラッチ状
態が変化し、これに伴い電流パスが遮断する可能性があ
った。
【0232】しかし、本発明の実施の形態7における構
成では、PMOSトランジスタP30のオン/オフを、
電流パスを流れる電流量によって制御するため、ラッチ
状態の変化に伴う電流パスの遮断は発生しない。また、
このように構成することにより、ラッチ回路そのものが
不要となる。
【0233】なお、複数個のアンチフューズプログラム
回路に対して、1つの定電流源927およびNMOSト
ランジスタN28を共有するように構成することも可能
である。これにより、図8に示す半導体集積回路装置1
000における冗長判定回路220に適用した場合、レ
イアウト面積を削減することが可能となる。
【0234】[実施の形態8]次に、本発明の実施の形
態8におけるアンチフューズアドレス検出回路の中のに
アンチフューズプログラム回路ついて図21を用いて説
明する。
【0235】図21は、本発明の実施の形態8における
アンチフューズプログラム回路80の具体的構成の一例
を示す回路図である。図20に示すアンチフューズプロ
グラム回路70と同じ構成要素には、同じ記号および符
号を付し、その説明を省略する。
【0236】図21に示すアンチフューズプログラム回
路80が、図20に示すアンチフューズプログラム回路
70と異なる点は、カレントモニタ326に代えて、カ
レントモニタ331を含むこと、NMOSトランジスタ
N13が、アドレス信号ADDRに代わって、NAND
回路334の出力信号を受けることにある。
【0237】NAND回路334は、一方の入力ノード
にアドレス信号ADDRを受け、他方の入力ノードに後
述するカレントモニタ331から信号を受ける。
【0238】カレントモニタ331は、負荷回路33
3、ならびにNMOSトランジスタN32およびN31
を含む。負荷回路333を、電源電位とノードEとの間
に接続する。NMOSトランジスタN32を、ノードE
と接地電位GNDとの間に接続する。ノードEを、NA
ND回路334の入力ノードと接続する。
【0239】NMOSトランジスタN31の一方の導通
端子およびゲート電極を、NMOSトランジスタN13
と接続し、他方の導通端子を、接地電位と接続する。N
MOSトランジスタN32のゲート電極を、NMOSト
ランジスタN31のゲート電極と接続する。
【0240】アンチフューズ901を切断する過程で、
ノードVCONから接地電位GNDに流れる電流量が増
大すると、ノードEの電位が低下する。アンチフューズ
901の切断後ノードVCONから接地電位GNDに流
れる電流量が期待値以上になると、ノードEの電位がN
AND回路334の論理しき値以下になるように、負荷
回路333を所定の値に設定する。
【0241】この結果、ノードVCONから接地電位G
NDに流れる電流量が期待値以上になると、NAND回
路334の出力はHレベルの状態に変化する。これを受
けて、PMOSトランジスタP30がオフし、ノードV
CONから接地電位GNDへの電流パスを遮断する。こ
の結果、過大電流が流れることを防止することが可能と
なる。
【0242】すなわち、本発明の実施の形態8における
構成では、PMOSトランジスタP30のオン/オフ
を、電流パスを流れる電流量によって制御するため、ラ
ッチ状態の変化に伴う電流パスの遮断は発生しない。ま
た、このように構成することにより、ラッチ回路そのも
のが不要となる。
【0243】[実施の形態9]次に、本発明の実施の形
態9におけるアンチフューズアドレス検出回路の中のア
ンチフューズプログラム回路について図22を用いて説
明する。
【0244】図22は、本発明の実施の形態9における
アンチフューズプログラム回路90の具体的構成の一例
を示す回路図である。従来のアンチフューズプログラム
回路900と同じ構成要素には、同じ記号および符号を
付し、その説明を省略する。図22に示すアンチフュー
ズプログラム回路90と従来のアンチフューズプログラ
ム回路900とが異なる点は、インバータ回路917に
代わって、比較器335を含むことにある。
【0245】比較器335は、ノードVの電圧と基準電
位Vrefとを比較する。比較器335は、信号FRを
出力する。PMOSトランジスタP9のゲート電極は、
信号FRを受ける。
【0246】従来アンチフューズプログラム回路900
では、アンチフューズ901の切断後に抵抗値が十分に
さがらなかった場合、アドレス検出時にノードVの電位
がインバータ回路917の論理しきい値以下にならない
可能性がある。
【0247】図22に示す構成では、比較器335にお
いて、ノードVの電位と適当な基準電位Vrefとを比
較することで、切断後におけるアンチフューズ901の
抵抗値のばらつきがあっても、その影響を抑えて適切な
信号FRを得ることができる。
【0248】これにより、アンチフューズの切断が不十
分であっても正常動作が保証されるため、図8に示す半
導体集積回路装置1000の冗長判定回路220に適用
した場合、切断状態にばらつきがあっても正常な動作を
行なうことが可能となる。
【0249】なお、基準電位Vrefは、外部から印加
するか、または内部で発生する。なお、この方式では、
PMOSトランジスタP10のチャネル抵抗を下げるこ
とができるため、トランジスタサイズを小さくすること
ができる。
【0250】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係るアンチフ
ューズアドレス検出回路によれば、高電圧を用いて、容
易にプログラムすることが可能となる。また、アンチフ
ューズを切断するために必要となる高電圧の供給を切断
状態に応じて制御することにより、周辺素子への高電圧
の影響を防止することが可能となる。
【0251】請求項2および請求項3に係るアンチフュ
ーズアドレス検出回路は、請求項1に係るアンチフュー
ズアドレス検出回路であって、アンチフューズの一方の
ノードに印加する高電圧の供給を、アンチフューズの他
方のノードにおける電圧に応じて制御することが可能と
なる。
【0252】請求項4に係るアンチフューズアドレス検
出回路は、請求項3に係るアンチフューズアドレス検出
回路であって、プログラムモードにおいて、アンチフュ
ーズの切断状態を試験することがが可能となる。
【0253】請求項5に係るアンチフューズアドレス検
出回路は、請求項3に係るアンチフューズアドレス検出
回路であって、アンチフューズの初期不良を試験するこ
とがが可能となる。
【0254】請求項6および請求項7に係る半導体集積
回路装置によれば、ヒューズをレーザでブローする必要
のないプログラム素子(アンチフューズ)を冗長判定回
路に用いることによりプログラム工程の削減が可能とな
る。また、アンチフューズを切断するために必要となる
高電圧の供給を、切断状態に応じて制御することによ
り、周辺素子への高電圧の影響を防止することが可能と
なる。
【0255】請求項8に係る半導体集積回路装置は、請
求項7に係る半導体集積回路装置であって、プログラム
モードにおいて、アンチフューズの切断状態を試験する
ことがが可能となる。
【0256】請求項9に係る半導体集積回路装置は、請
求項7に係る半導体集積回路装置であって、アンチフュ
ーズの初期不良を試験することがが可能となる。また初
期不良の結果に応答して、対応するアンチフューズアド
レス検出回路を不使用にすることが可能となる。
【0257】請求項10に係る半導体集積回路装置は、
請求項7に係る半導体集積回路装置であって、アンチフ
ューズの高電圧印加領域にバイポーラトランジスタを配
置することにより、非プログラム時において入力するサ
ージによって、誤プログラムが発生することを防止でき
る。また、アンチフューズに対してシールド層を設ける
ことにより、周辺素子への影響を防止することができ
る。
【0258】請求項11に係るアンチフューズアドレス
検出回路によれば、高電圧を用いてプログラムするアン
チフューズに対して、回路の過渡的な状態やアンチフュ
ーズの切断状態のずれによらず正常に動作することが可
能となる。
【0259】請求項12に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、請求項11に係るアンチフューズアドレス
検出回路であって、アンチフューズを切断する際の過渡
的な電圧上昇による電流パスの遮断を防止することがで
きる。この結果、安定して確実にアンチフューズを切断
することが可能となる。
【0260】請求項13に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、請求項11に係るアンチフューズアドレス
検出回路であって、比較回路を用いることにより、アン
チフューズの切断のばらつきによらず、正常動作を行な
うことが可能となる。
【0261】請求項14に係る半導体集積回路装置によ
れば、高電圧を用いてプログラムするアンチフューズに
対して、回路の過渡的な状態やアンチフューズの切断状
態のずれによらず正常に動作することが可能となる。し
たがって、冗長判定回路に当該アンチフューズを含む回
路を使用した場合、誤動作を防止することが可能とな
る。
【0262】請求項15に係る半導体集積回路装置は、
請求項14に係る半導体集積回路装置はであって、アン
チフューズを切断する際の過渡的な電圧上昇による電流
パスの遮断を防止することができる。この結果、安定し
て確実にアンチフューズを切断することが可能となる。
したがって、冗長判定回路に当該アンチフューズを含む
回路を使用した場合、誤動作を防止することが可能とな
る。
【0263】請求項16に係る半導体集積回路装置は、
請求項14に係る半導体集積回路装置であって、アンチ
フューズの切断のばらつきによらず、正常動作を行なう
ことが可能となる。したがって、冗長判定回路に当該ア
ンチフューズを含む回路を使用した場合、誤動作を防止
することが可能となる。
【0264】請求項17および請求項18に係るアンチ
フューズアドレス検出回路によれば、高電圧を用いてプ
ログラムするアンチフューズに対して、アンチフューズ
の切断状態に応じて、印加する電圧を制御する。これに
より、必要に応じて、アンチフューズに印加する電圧を
増やすことができるため、安定して確実に切断すること
が可能となる。
【0265】請求項19および請求項20に係る半導体
集積回路装置によれば、高電圧を用いてプログラムする
アンチフューズに対して、切断状態に応じて印加する電
圧をさらに増やすことが可能となる。したがって、冗長
判定回路に当該アンチフューズを含む回路を使用した場
合、安定して確実に切断することが可能となり、この結
果、誤動作を防止することが可能となる。
【0266】請求項21および請求項22に係るアンチ
フューズアドレス検出回路によれば、高電圧を用いてプ
ログラムするアンチフューズに対して、アンチフューズ
のノードを流れる電流をモニタし、これに応じてアンチ
フューズの切断時における過渡的な電圧上昇による電流
パスの遮断を防止することが可能となる。この結果、安
定して確実にアンチフューズを切断することが可能とな
る。これにより、ラッチ回路自体が不要となるため、レ
イアウト面積を縮小することが可能となる。
【0267】請求項23および請求項24に係る半導体
集積回路装置によれば、高電圧を用いてプログラムする
アンチフューズに対して、アンチフューズの切断時にお
ける過渡的な電圧上昇による電流パスの遮断を防止する
ことが可能となる。これにより、安定して確実にアンチ
フューズを切断することが可能となる。なお、ラッチ回
路自体が不要となるため、レイアウト面積を縮小するこ
とが可能となる。
【0268】したがって、冗長判定回路に当該アンチフ
ューズを含む回路を使用した場合、安定して確実に切断
することが可能となり、この結果、誤動作を防止するこ
とが可能となる。また、レイアウト面積を縮小すること
が可能となる。
【0269】請求項25に係る入力保護回路によれば、
高電圧を印加することによりプログラムを行なうアンチ
フューズの高電圧印加領域にバイポーラトランジスタを
配置することにより、サージによる誤プログラムを防止
することが可能となる。
【0270】請求項26に係る入力保護回路は、請求項
25に係る入力保護回路であって、アドレス検出回路で
あって、バイポーラトランジスタのゲート領域の電圧を
外部から調整することにより、外部からアンチフューズ
の高電圧が印加される領域における電流の経路を制御す
ること可能となる。また、アンチフューズを覆うように
シールド層を設けることにより、周辺素子への切断の影
響を防止することが可能となる。
【0271】請求項27に係るアンチフューズアドレス
検出回路によれば、高電圧を印加することによりプログ
ラムを行なうアンチフューズに対して、シールド層を設
けることにより、周辺素子への切断の影響を抑えて、正
常な動作を行なうことが可能となる。
【0272】請求項28に係るアンチフューズアドレス
検出回路は、請求項27に係るアンチフューズアドレス
検出回路であって、高電圧を印加することによりプログ
ラムを行なうアンチフューズの高電圧印加領域にバイポ
ーラトランジスタを配置することにより、サージによる
誤プログラムを防止することが可能となる。また、バイ
ポーラトランジスタのゲート領域の電圧を外部から調整
することにより、外部からアンチフューズの高電圧が印
加される領域における電流の経路を制御すること可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における入力保護回路
の構造を説明するための断面図である。
【図2】 図1に示す本発明の実施の形態1における入
力保護回路の構造を説明するための平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1におけるMOSトラン
ジスタの構造を説明するための断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるMOSトラン
ジスタの構造を説明するための断面図である。
【図5】 従来のMOSトランジスタの構造を説明する
ための断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるプログラム回
路10の構成を説明するための図である。
【図7】 図6に示す本発明の実施の形態2のアンチフ
ューズアドレス検出回路2aの構成の一例を示す図であ
る。
【図8】 図6に示す本発明の実施の形態2のプログラ
ム回路10を半導体記憶装置1000に適用した場合の
構成の一例を示す概略ブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態3のプログラム回路20
の要部の具体的構成の一例を示す図である。
【図10】 図8に示す冗長判定回路220に図9に示
すプログラム回路20を用いた場合におけるタイミング
チャートである。
【図11】 図8に示す冗長判定回路220に図9に示
すプログラム回路20を用いた場合におけるタイミング
チャートである。
【図12】 図9に示す本発明の実施の形態2における
アンチフューズアドレス検出回路の初期不良をチェック
するためのタイミングチャートである。
【図13】 プログラム素子における初期不良を除去す
るための回路構成を示す図である。
【図14】 図13に示す回路構成において初期不良が
検出された場合の初期不良除去動作を説明するための図
である。
【図15】 本発明の実施の形態3におけるアンチフュ
ーズアドレス検出回路の他の構成の一例を示す回路図で
ある。
【図16】 本発明の実施の形態4におけるアンチフュ
ーズアドレス検出回路40の具体的構成の一例を示す回
路図である。
【図17】 本発明の実施の形態5におけるアンチフュ
ーズプログラム回路50の具体的構成の一例を示す回路
図である。
【図18】 本発明の実施の形態6におけるアンチフュ
ーズプログラム回路60の具体的構成の一例を示す回路
図である。
【図19】 本発明の実施の形態6におけるアンチフュ
ーズ901と印加電位との関係を説明するための図であ
る。
【図20】 本発明の実施の形態7におけるアンチフュ
ーズプログラム回路70の具体的構成の一例を示す回路
図である。
【図21】 本発明の実施の形態8におけるアンチフュ
ーズプログラム回路80の具体的構成の一例を示す回路
図である。
【図22】 本発明の実施の形態9におけるアンチフュ
ーズプログラム回路90の具体的構成の一例を示す回路
図である。
【図23】 文献1に記載されている従来のフューズ・
バンク−アドレス検出回路800の構成の一例を示す回
路図である。
【図24】 文献2に記載された従来のアンチフューズ
プログラム回路900の構成の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1,21,21a〜21e プログラムユニット、2a
〜2n,25a〜25b,35,40 アンチフューズ
アドレス検出回路、3,3a〜3e 保持回路、10,
20 プログラム回路、12,22,37,42,5
0,60,80,90 アンチフューズプログラム回
路、14,24,38 アドレス比較回路、C キャパ
シタ、27a〜27e スイッチ、30 選択回路、3
2 シフトレジスタ、100 P型基板、102 N型
ウェル、104 P型ウェル、106,110,112
N型活性領域、108 P型活性領域、M1a,M1
b 第1層メタル配線、M2 第2層目配線、M3a〜
M3i 第3層目配線、114,116 電極、115
誘電体、N50 抵抗素子、132,134 高濃度
のソースドレイン領域、136,138,146,14
8 低濃度領域、140ゲート電極、202 メモリセ
ルアレイ、204 デコーダ、212 冗長セルアレ
イ、214 冗長デコーダ、220 冗長判定回路、2
22 コントローラ、224 アドレスバッファ、31
8 NAND回路、320 スイッチ、901 アンチ
フューズ、321,326,331 カレントモニタ、
322 コントロール回路、324 パルス発生回路、
C,325 キャパシタ、335比較回路、1000
半導体集積回路装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日高 秀人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 冨嶋 茂樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B003 AC02 AC07 AD03 AD04 AE01 AE04 5F038 AV15 BH03 BH06 BH07 BH10 BH13 DF05 EZ20 5L106 CC04 CC13 CC24 DD25 GG03

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量型の構造を有し、高電圧を印加され
    ることにより前記容量型の構造が切断されると低抵抗体
    に変化するアンチフューズと、 前記アンチフューズの一方の端子に接続された第1のノ
    ードと、 前記アンチフューズの他方の端子に接続された第2のノ
    ードと、 前記アンチフューズを切断するプログラムモードにおい
    て、前記第1のノードに、前記アンチフューズを切断す
    るために必要な高電圧を供給する第1の供給手段と、 前記第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段と、 前記第2のノードの電圧に応答して、前記第1の供給手
    段から前記第1のノードへの電圧供給を制御する制御手
    段とを備える、アンチフューズアドレス検出回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の供給手段は、 前記プログラムモードの開始時点において前記第2のノ
    ードに第1の電圧を供給し、前記プログラムモードの開
    始以降は前記第2のノードに前記第1の電圧より高い電
    圧を供給し、 前記制御手段は、 前記第2のノードの前記第1の電圧に応答してオンし、
    前記第2のノードが所定の電圧を越えるとオフするトラ
    ンジスタを含む、請求項1記載のアンチフューズアドレ
    ス検出回路。
  3. 【請求項3】 コモンノードと、 入力した比較アドレス信号に応答して、前記アンチフュ
    ーズが切断されたか否かを検出し、前記検出結果に基づ
    き前記コモンノードを充放電する検出手段とをさらに備
    える、請求項2記載のアンチフューズアドレス検出回
    路。
  4. 【請求項4】 前記プログラムモードにおいて、前記ア
    ンチフューズの切断状態を検査するための試験手段をさ
    らに備え、 前記第2の供給手段は、 前記試験手段の制御に基づき、前記アンチフューズの切
    断状態を検査するためのプログラムチェックモードの開
    始時点で前記第2のノードに前記第1の電圧を供給し、
    前記プログラムチェックモードの開始時点以降は前記第
    1の電圧より高い電圧を供給し、 前記検出手段は、 前記試験手段により、対応する前記比較アドレスを受け
    る、請求項3記載のアンチフューズアドレス検出回路。
  5. 【請求項5】 前記アンチフューズの初期不良を検査す
    るための初期不良試験手段をさらに備え、 前記第2の供給手段は、 前記初期不良試験手段の制御に基づき、前記アンチフュ
    ーズの初期不良を検査するための初期不良チェックモー
    ドの開始時点で前記第2のノードに前記第1の電圧を供
    給し、前記初期不良チェックモードの開始時点以降は前
    記第1の電圧より高い電圧を供給し、 前記検出手段は、 前記初期不良試験手段より、対応する前記比較アドレス
    を受ける、請求項3記載のアンチフューズアドレス検出
    回路。
  6. 【請求項6】 複数のメモリセルと、 前記複数のメモリセルのうちの不良のメモリセルと置換
    する複数の冗長セルと、 プログラムモードにおいて、前記不良のメモリセルに対
    応するプログラムアドレスを予めプログラムし、リード
    モードにおいて、入力した比較アドレスに応答して前記
    冗長セルを使用しているか否かを判定して判定結果を出
    力する複数のアンチフューズアドレス検出手段とを備
    え、 前記複数のアンチフューズアドレス検出手段のそれぞれ
    は、 容量型の構造を有し、高電圧を印加されることにより前
    記容量型の構造が切断されると低抵抗体に変化するアン
    チフューズと、 前記アンチフューズの一方の端子に接続された第1のノ
    ードと、 前記アンチフューズの他方の端子に接続された第2のノ
    ードと、 前記プログラムモードにおいて、前記第1のノードに前
    記アンチフューズを切断するために必要な高電圧を供給
    する第1の供給手段と、 前記第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段と、 前記第2のノードの電圧に応答して、前記第1の供給手
    段から前記第1のノードへの電圧供給を制御する制御手
    段と、 前記判定結果を出力するコモンノードと、 前記リードモードにおいて、対応する前記比較アドレス
    に応答して対応する前記アンチフューズの切断状態を判
    定し、前記判定結果に基づき前記コモンノードを充放電
    する検出手段とを含み、 前記リードモードにおいて、前記コモンノードのそれぞ
    れの信号に応答して、対応する前記メモリセル、または
    対応する前記冗長セルを選択する選択手段をさらに備え
    る、半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の供給手段は、 前記プログラムモードの開始時点において、対応する前
    記プログラムアドレスに応答して前記第2のノードに第
    1の電圧を供給し、前記プログラムモードの開始以降は
    前記第2のノードに前記第1の電圧より高い電圧を供給
    し、 前記制御手段は、 前記第2のノードの前記第1の電圧に応答してオンし、
    前記第2のノードが所定の電圧を越えるとオフするトラ
    ンジスタを含む、請求項6記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記プログラムモードにおいて、前記ア
    ンチフューズの切断状態を検査するための試験手段をさ
    らに備える、請求項7記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記アンチフューズの初期不良を検査す
    るための初期不良試験手段と、 前記初期不良試験手段の出力に基づき、初期不良を有す
    る前記アンチフューズアドレス検出手段を非選択にする
    選択手段とさらに備える、請求項7記載の半導体集積回
    路装置。
  10. 【請求項10】 前記アンチフューズのそれぞれに対し
    て配置される入力保護手段をさらに備え、 前記入力保護手段は、 対応する前記アンチフューズにおける前記高電圧の印加
    領域に接続されるバイポーラトランジスタと、 前記バイポーラトランジスタのゲート領域の電圧を外部
    から調整する電圧調整手段と、 前記前記アンチフューズを覆うように配置されるシール
    ド層とを含む、請求項7記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 容量型の構造を有し、高電圧を印加さ
    れることにより前記容量型の構造を切断すると低抵抗体
    に変化するアンチフューズと、 前記アンチフューズの一方の端子に接続された第1のノ
    ードと、 前記アンチフューズの他方の端子に接続された第2のノ
    ードと、 前記アンチフューズを切断するプログラムモードにおい
    て、前記第1のノードに、前記アンチフューズを切断す
    るために必要な高電圧を供給し、前記プログラムモード
    以外のモードにおいて、前記第1のノードに、前記高電
    圧より低い電圧を供給する第1の供給手段と、 前記第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段と、 前記第2のノードの電圧をモニタして、対応する前記ア
    ンチフューズの切断状態を示す信号をラッチして出力す
    る出力手段と、 前記出力手段においてラッチした信号に応答して、前記
    第2のノードを流れる電流量を制御する電流制御手段と
    を備える、アンチフューズアドレス検出回路。
  12. 【請求項12】 前記第2のノードに一方の導通端子が
    接続され、アドレス信号に応答してオン/オフするトラ
    ンジスタをさらに含み、 前記電流制御手段は、 前記トランジスタの他方の導通端子と接地電位との間に
    接続され、前記出力手段においてラッチした信号に応答
    してオン/オフするディカップルトランジスタを含み、 前記出力手段は、 インバータと、 前記インバータに対して、前記アンチフューズが切断す
    るタイミングで所定の電位を供給し、前記アンチフュー
    ズが切断するタイミング以外では第2のノードの信号を
    供給するスイッチ手段と、 前記インバータの出力と前記第2のノードの信号を入力
    に受けるNAND回路で構成されるラッチ手段とを含
    む、請求項11記載のアンチフューズアドレス検出回
    路。
  13. 【請求項13】 前記第2のノードに一方の導通端子が
    接続され、アドレス信号に応答してオン/オフするトラ
    ンジスタをさらに含み、 前記電流制御手段は、 前記トランジスタの他方の導通端子と接地電位との間に
    接続され、前記出力手段においてラッチした信号に応答
    してオン/オフするディカップルトランジスタを含み、 前記出力手段は、 前記第2のノードの信号と基準電位とを比較して、比較
    結果をラッチして出力する比較手段を含む、請求項11
    記載のアンチフューズアドレス検出回路。
  14. 【請求項14】 複数のメモリセルと、 前記複数のメモリセルのうちの不良のメモリセルと置換
    する複数の冗長セルと、 プログラムモードにおいて、前記不良のメモリセルに対
    応するアドレスを予めプログラムし、リードモードにお
    いて、入力した比較アドレスに応答して前記冗長セルを
    使用しているか否かを判定して判定結果を出力する複数
    のアンチフューズアドレス検出手段とを備え、 前記複数のアンチフューズアドレス検出手段のそれぞれ
    は、 容量型の構造を有し、高電圧を印加されることにより前
    記容量型の構造を切断すると低抵抗体に変化するアンチ
    フューズと、 前記アンチフューズの一方の端子に接続された第1のノ
    ードと、 前記アンチフューズの他方の端子に接続された第2のノ
    ードと、 前記アンチフューズを切断するプログラムモードにおい
    て、前記第1のノードに、前記アンチフューズを切断す
    るために必要な高電圧を供給し、前記プログラムモード
    以外のモードにおいて、前記第1のノードに、前記高電
    圧より低い電圧を供給する第1の供給手段と、 前記第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段と、 前記第2のノードの電圧をモニタして、対応する前記ア
    ンチフューズの切断状態を示す信号をラッチして出力す
    る出力手段と、 前記出力手段においてラッチした信号に応答して、前記
    第2のノードを流れる電流量を制御する電流制御手段
    と、 前記リードモードにおいて、対応する前記比較アドレス
    に応答して対応する前記アンチフューズの切断状態を検
    出する検出手段とを含み、 前記リードモードにおいて、前記検出手段のそれぞれの
    検出結果に応答して、対応する前記メモリセル、または
    対応する前記冗長セルを選択する選択手段をさらに備え
    る、半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 前記複数のアンチフューズアドレス検
    出手段のそれぞれは、 前記第2のノードに一方の導通端子が接続され、前記ア
    ドレスに応答してオン/オフするトランジスタをさらに
    備え、 前記電流制御手段は、 前記トランジスタの他方の導通端子と接地電位との間に
    接続され、前記出力手段においてラッチした信号に応答
    してオン/オフするディカップルトランジスタを含み、 前記出力手段は、 インバータと、 前記インバータに対して、前記アンチフューズが切断す
    るタイミングで所定の電位を供給し、前記アンチフュー
    ズが切断するタイミング以外では第2のノードの信号を
    供給するスイッチ手段と、 前記インバータの出力と前記第2のノードの信号を入力
    に受けるNAND回路で構成されるラッチ手段とを含
    む、請求項14記載の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 前記複数のアンチフューズアドレス検
    出手段のそれぞれは、 前記第2のノードに一方の導通端子が接続され、前記ア
    ドレスに応答してオン/オフするトランジスタをさらに
    含み、 前記電流制御手段は、 前記トランジスタの他方の導通端子と接地電位との間に
    接続され、前記出力手段においてラッチした信号に応答
    してオン/オフするディカップルトランジスタを含み、 前記出力手段は、 前記第2のノードの信号と基準電位とを比較して、比較
    結果をラッチして出力する比較手段を含む、請求項14
    記載の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 容量型の構造を有し、高電圧を印加さ
    れることにより前記容量型の構造を切断すると低抵抗体
    に変化するアンチフューズと、 前記アンチフューズの一方の端子に接続された第1のノ
    ードと、 前記アンチフューズの他方の端子に接続された第2のノ
    ードと、 前記第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段と、 前記前記第2のノードの電圧に応答して、アンチフュー
    ズの切断状態を示す信号をラッチして出力する出力手段
    と、 前記出力手段においてラッチした信号に応答して、前記
    第2のノードを流れる電流量を制御する電流制御手段
    と、 前記第2のノードを流れる電流量をモニタするモニタ手
    段と、 前記アンチフューズを切断するプログラムモードにおい
    て、前記モニタ手段の出力に基づき前記第1のノードに
    前記アンチフューズを切断するために必要な高電圧を供
    給し、前記プログラムモード以外のモードにおいて、前
    記第1のノードに前記高電圧より低い電圧を供給する第
    1の供給手段とを備える、アンチフューズアドレス検出
    回路。
  18. 【請求項18】 前記第2のノードに一方の導通端子が
    接続され、アドレス信号に応答してオン/オフするトラ
    ンジスタをさらに含み、 前記電流制御手段は、 前記トランジスタの他方の導通端子と接地電位との間に
    接続され、前記出力手段においてラッチした信号に応答
    してオン/オフするディカップルトランジスタを含み、 前記第1の供給手段は、 前記アンチフューズを切断するプログラムモードにおい
    て、前記第1のノードに所定の高電圧を供給する手段
    と、 前記アンチフューズに前記所定の高電圧を印加するタイ
    ミングから所定の時間だけ遅延してフラグ信号を発生す
    る手段と、 前記フラグ信号および前記モニタ手段の出力に応答し
    て、パルス電圧を発生するパルス電圧発生手段と、 前記パルス電圧発生手段と前記第1のノードとの間に配
    置され、前記パルス電圧に応答して、前記第1のノード
    における電圧を上昇させる電圧調整手段とを含む、請求
    項17記載のアンチフューズアドレス検出回路。
  19. 【請求項19】 複数のメモリセルと、 前記複数のメモリセルのうちの不良のメモリセルと置換
    する複数の冗長セルと、 プログラムモードにおいて、前記不良のメモリセルに対
    応するアドレスを予めプログラムし、リードモードにお
    いて、入力した比較アドレスに応答して前記冗長セルを
    使用しているか否かを判定して判定結果を出力する複数
    のアンチフューズアドレス検出手段とを備え、 前記複数のアンチフューズアドレス検出手段のそれぞれ
    は、 容量型の構造を有し、高電圧を印加されることにより前
    記容量型の構造を切断すると低抵抗体に変化するアンチ
    フューズと、 前記アンチフューズの一方の端子に接続された第1のノ
    ードと、 前記アンチフューズの他方の端子に接続された第2のノ
    ードと、 前記第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段と、 前記前記第2のノードの電圧に応答して、アンチフュー
    ズの切断状態を示す信号をラッチして出力する出力手段
    と、 前記出力手段においてラッチした信号に応答して、前記
    第2のノードを流れる電流量を制御する電流制御手段
    と、 前記第2のノードを流れる電流量をモニタするモニタ手
    段と、 前記アンチフューズを切断するプログラムモードにおい
    て、前記モニタ手段の出力に基づき前記第1のノードに
    前記アンチフューズを切断するために必要な高電圧を供
    給し、前記プログラムモード以外のモードにおいて、前
    記第1のノードに前記高電圧より低い電圧を供給する第
    1の供給手段と、 前記リードモードにおいて、対応する前記比較アドレス
    に応答して対応する前記アンチフューズの切断状態を検
    出する検出手段とを含み、 前記リードモードにおいて、前記検出手段のそれぞれの
    検出結果に応答して、対応する前記メモリセル、または
    対応する前記冗長セルを選択する選択手段をさらに備え
    る、半導体集積回路装置。
  20. 【請求項20】 前記複数のアンチフューズアドレス検
    出手段のそれぞれは、 前記第2のノードに一方の導通端子が接続され、前記ア
    ドレスに応答してオン/オフするトランジスタをさらに
    含み、 前記電流制御手段は、 前記トランジスタの他方の導通端子と接地電位との間に
    接続され、前記出力手段のラッチした信号に応答してオ
    ン/オフするディカップルトランジスタを含み、 前記第1の供給手段は、 前記アンチフューズを切断するプログラムモードにおい
    て、前記第1のノードに所定の高電圧を供給する手段
    と、 前記アンチフューズに前記所定の高電圧を印加するタイ
    ミングから所定の時間だけ遅延してフラグ信号を発生す
    る手段と、 前記フラグ信号および前記モニタ手段の出力に応答し
    て、パルス電圧を発生するパルス電圧発生手段と、 前記パルス電圧発生手段と前記第1のノードとの間に配
    置され、前記パルス電圧に応答して、前記第1のノード
    における電圧を上昇させる電圧調整手段とを含む、請求
    項19記載の半導体集積回路装置。
  21. 【請求項21】 容量型の構造を有し、高電圧を印加さ
    れることにより前記容量型の構造が切断されると低抵抗
    体に変化するアンチフューズと、 前記アンチフューズの一方の端子に接続された第1のノ
    ードと、 前記アンチフューズの他方の端子に接続された第2のノ
    ードと、 前記アンチフューズを切断するプログラムモードにおい
    て、前記第1のノードに、前記アンチフューズを切断す
    るために必要な高電圧を供給し、前記アンチフューズの
    切断状態を読出す読出モードにおいて、前記第1のノー
    ドに、前記高電圧より低い電圧を供給する電圧供給手段
    と、 前記第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段と、 前記第2のノードの電圧に基づき、前記アンチフューズ
    の切断状態を示す信号を出力する出力手段と、 前記第2のノードを流れる電流をモニタし、前記モニタ
    結果に基づき、前記第2のノードを流れる電流を制御す
    る電流制御手段とを備える、アンチフューズアドレス検
    出回路。
  22. 【請求項22】 前記第2のノードに一方の導通端子が
    接続され、アドレス信号に応答してオン/オフするトラ
    ンジスタをさらに含み、 前記電流制御手段は、 所定の電流を供給する電流供給手段と、 前記トランジスタの他方の導通端子と接地電位との間に
    接続され、前記電流供給手段の出力する電流と前記トラ
    ンジスタを流れる電流とに基づきオン/オフするディカ
    ップルトランジスタを含む、請求項21記載のアンチフ
    ューズアドレス検出回路。
  23. 【請求項23】 複数のメモリセルと、 前記複数のメモリセルのうちの不良のメモリセルと置換
    する複数の冗長セルと、 プログラムモードにおいて、前記不良のメモリセルに対
    応するアドレスを予めプログラムし、リードモードにお
    いて、入力した比較アドレスに応答して前記冗長セルを
    使用しているか否かを判定して判定結果を出力する複数
    のアンチフューズアドレス検出手段とを備え、 前記複数のアンチフューズアドレス検出手段のそれぞれ
    は、 容量型の構造を有し、高電圧を印加されることにより前
    記容量型の構造が切断されると低抵抗体に変化するアン
    チフューズと、 前記アンチフューズの一方の端子に接続された第1のノ
    ードと、 前記アンチフューズの他方の端子に接続された第2のノ
    ードと、 前記アンチフューズを切断するプログラムモードにおい
    て、前記第1のノードに、前記アンチフューズを切断す
    るために必要な高電圧を供給し、前記アンチフューズの
    切断状態を読出す読出モードにおいて、前記第1のノー
    ドに、前記高電圧より低い電圧を供給する電圧供給手段
    と、 前記第2のノードに電圧を供給する第2の供給手段と、 前記第2のノードの電圧に基づき、前記アンチフューズ
    の切断状態を示す信号を出力する出力手段と、 前記第2のノードを流れる電流をモニタし、前記モニタ
    結果に基づき、前記第2のノードを流れる電流を制御す
    る電流制御手段と、 前記リードモードにおいて、対応する前記比較アドレス
    に応答して対応する前記アンチフューズの切断状態を検
    出する検出手段とを含み、 前記リードモードにおいて、前記検出手段のそれぞれの
    検出結果に応答して、対応する前記メモリセル、または
    対応する前記冗長セルを選択する選択手段をさらに備え
    る、半導体集積回路装置。
  24. 【請求項24】 所定の電流を供給する電流供給手段を
    さらに備え、 前記複数のアンチフューズアドレス検出手段のそれぞれ
    は、 前記第2のノードに一方の導通端子が接続され、アドレ
    ス信号に応答してオン/オフするトランジスタをさらに
    含み、 前記電流制御手段は、 前記トランジスタの他方の導通端子と接地電位との間に
    接続され、前記電流供給手段の出力する電流と前記トラ
    ンジスタを流れる電流とに基づきオン/オフするディカ
    ップルトランジスタを含む、請求項23記載の半導体集
    積回路装置。
  25. 【請求項25】 高電圧が供給されるアンチフューズに
    対する入力保護回路であって、 前記アンチフューズの前記高電圧が印加される領域にお
    ける電流の経路を制御するように配置されるバイポーラ
    トランジスタを備える、入力保護回路。
  26. 【請求項26】 前記バイポーラトランジスタのゲート
    領域の電圧を外部から受ける信号により調整する調整手
    段と、 前記アンチフューズを覆うように配置するシールド層と
    をさらに備える、請求項25記載の入力保護回路。
  27. 【請求項27】 入力したプログラムアドレスに応答し
    て、高電圧を印加することによりプログラムを行ない、
    入力した比較アドレスに対して、プログラム状態を判定
    して出力するプログラム手段と、 前記アンチフューズをシールドするシールド層とを備え
    る、アンチフューズアドレス検出回路。
  28. 【請求項28】 前記プログラム手段は、 容量型の構造を有し、前記高電圧が印加されることによ
    り前記容量型の構造が切断されると低抵抗体に変化する
    アンチフューズと、 前記アンチフューズの前記高電圧が印加される領域にお
    ける電流の経路を制御するように配置されるバイポーラ
    トランジスタと、 前記バイポーラトランジスタのベース領域における電圧
    を外部から受ける信号により調節する調節手段とをさら
    に含む、請求項27記載のアンチフューズアドレス検出
    回路。
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