JP2000011374A - 回転ディスクの洗浄方法および装置 - Google Patents

回転ディスクの洗浄方法および装置

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JP2000011374A
JP2000011374A JP10181813A JP18181398A JP2000011374A JP 2000011374 A JP2000011374 A JP 2000011374A JP 10181813 A JP10181813 A JP 10181813A JP 18181398 A JP18181398 A JP 18181398A JP 2000011374 A JP2000011374 A JP 2000011374A
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disk
rotating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ディスクの洗浄を効率的に行い得るよう
にする。 【解決手段】 回転ディスク10は支持部材11により
回転自在に支持された状態で、第1と第2の2つの洗浄
ローラ17,18の間に挟み付けられる。それぞれの洗
浄ローラ17,18は、回転ディスク10に接触して回
転駆動する駆動部21と、回転ディスク10に滑り接触
してこれを洗浄する洗浄部22とを有しており、両方の
洗浄ローラ17,18を相互に逆方向に回転駆動する
と、回転ディスク10は洗浄ローラ17,18により駆
動されるとともに、洗浄ローラ17,18の洗浄部22
により洗浄される。この洗浄に際しては、洗浄液がそれ
ぞれの洗浄ローラ17,18と回転ディスク10との間
に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータの記憶
媒体として使用される磁気ディスクなどの回転ディスク
を洗浄する回転ディスクの洗浄技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、コンピュータの記憶媒体とし
て使用される磁気ディスクは、アルミニウム合金製やガ
ラス製の回転ディスクを素材として製造されており、そ
の製造行程としては、ラッピングやポリッシングにより
回転ディスクの表面を研磨する行程や、表面を洗浄する
洗浄行程がある。
【0003】洗浄行程に使用する洗浄装置としては、た
とえば、特公平7-14509 号公報に記載されるようなもの
があり、回転ディスクを支持する支持ローラをモータに
より回転駆動させることにより回転ディスクを駆動する
ようにしており、さらに、洗浄用ブラシなどのように回
転ディスクの表面を滑るようにした部材を支持ローラを
回転駆動するモータとは異なったモータにより回転する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の洗
浄装置にあっては、回転ディスクの駆動と、洗浄ブラシ
の駆動とを異なった駆動源により駆動するようにしてい
るので、装置が複雑となるという問題点がある。
【0005】特に、近年にあっては、ディスクの洗浄度
を高めるために、洗浄行程は、洗浄薬剤を含む洗浄液を
回転ディスクに供給する洗浄行程と、洗浄薬剤を除去す
るために純水を洗浄液として回転ディスクに供給する洗
浄行程とを有しており、効率的に洗浄作業を行うには、
搬送装置によって回転ディスクを搬送して洗浄を行うこ
とが望ましい。しかしながら、従来の洗浄装置では、限
られたスペースの中で効率的に回転ディスクの洗浄を行
うことは困難であった。
【0006】本発明の目的は、回転ディスクの両面の洗
浄を効率的に行い得るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の回転ディスクの
洗浄方法は、回転ディスクを回転自在に支持する支持部
材と、前記回転ディスクの一方の面に接触する第1洗浄
ローラと、前記第1洗浄ローラに対して相対接近離反移
動自在となって平行に延びる第2洗浄ローラとを有する
洗浄装置に、それぞれの前記洗浄ローラを離した状態の
もとで、これらの間に前記支持部材により前記回転ディ
スクを位置決めする行程と、それぞれの前記洗浄ローラ
を相互に接近移動させて、両方の洗浄ローラにより前記
回転ディスクをその両面で挟む行程と、それぞれの前記
洗浄ローラの表面に洗浄液を供給する行程と、それぞれ
の前記洗浄ローラを相互に逆方向に回転駆動し、それぞ
れの前記洗浄ローラに前記回転ディスクの中央部分から
半径方向の一方側に接触するように設けられた駆動部に
より前記回転ディスクを回転駆動する行程と、それぞれ
の前記駆動部により前記回転ディスクを回転しながら、
それぞれの前記洗浄ローラに前記回転ディスクの中央部
分から半径方向の他方側に接触するように設けられた洗
浄部と前記回転ディスクとの滑りにより前記回転ディス
クを洗浄する行程とを有することを特徴とする。前記そ
れぞれの洗浄ローラを回転駆動するとともに、軸方向に
往復動するようにしても良い。
【0008】本発明の回転ディスクの洗浄装置は、回転
ディスクを回転自在に支持する支持部材と、前記回転デ
ィスクの一方の面に接触する第1洗浄ローラと、前記第
1洗浄ローラに対して相対接近離反移動自在となって平
行に延び、かつ前記回転ディスクの他方の面に接触して
前記回転ディスクを前記第1洗浄ローラとの間で挟む第
2洗浄ローラと、前記それぞれの洗浄ローラの表面に洗
浄液を供給する洗浄液供給手段と、前記第1洗浄ローラ
と前記第2洗浄ローラとを相互に逆方向に回転駆動する
駆動手段とを有し、前記それぞれの洗浄ローラに前記回
転ディスクの中央部分から半径方向の一方側に接触して
前記回転ディスクを回転する駆動部と、前記回転ディス
クの中央部分から半径方向の他方側に接触して前記回転
ディスクとの滑りにより前記回転ディスクを洗浄する洗
浄部とを形成したことを特徴とする。前記それぞれの洗
浄ローラを軸方向に往復動する直線往復動手段を設ける
ようにしても良い。
【0009】本発明にあっては、回転自在に支持された
状態の回転ディスクをその両面で2つの洗浄ローラによ
り挟み付けるようにし、それぞれの洗浄ローラに回転デ
ィスクを回転駆動する駆動部と、回転ディスクの表面を
洗浄する洗浄部とを設けたので、一対の洗浄ローラの回
転によって回転ディスクを回転させながら、洗浄ローラ
の洗浄部によって回転ディスクの洗浄を行うことができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態である回転デ
ィスクの洗浄装置の基本構造を示す斜視図であり、図2
は図1の正面図であり、図3は図2におけるIII −III
線に沿う矢視図であり、図4は図3におけるIV−IV線に
沿う断面図である。
【0012】表面が洗浄処理される回転ディスク10
は、磁気ディスクの基板となるアルミニウム製の円板で
あって、中心部には貫通孔10aが形成されている。こ
の回転ディスク10は支持部材11によって回転自在に
支持されるようになっており、この支持部材11は開閉
自在となった2つの支持アーム12,13を有し、それ
ぞれの支持アーム12,13には回転ディスク10の外
周面に接触する支持ローラ14が回転自在に取り付けら
れている。
【0013】支持部材11により支持された回転ディス
ク10を洗浄するために、洗浄装置は相互に平行となっ
た2本の洗浄ロッド15,16を有し、それぞれの洗浄
ロッド15,16には洗浄ローラ17,18が取り付け
られている。それぞれの洗浄ローラ17,18はスポン
ジ製であり、回転ディスク10の外径Dの寸法よりも大
きな長さLを有している。したがって、これらの洗浄ロ
ーラ17,18の間で回転ディスク10を挟んだ状態の
もとでは、回転ディスク10の回転中心Oを通る半径方
向線Rに沿って両方の洗浄ローラ17,18の外周面が
接触することになる。
【0014】回転ディスク10を挟んだ状態のもとで、
それぞれの洗浄ローラ17,18は、図1に示すよう
に、相互に逆方向に回転駆動するようになっており、そ
れぞれの洗浄ローラ17,18は、これらによって挟ん
だ状態における回転ディスク10の回転中心Oに対応す
る部分を境界として、回転ディスク10の半径方向の一
方側に接触する駆動部21と、半径方向の他方側に接触
する洗浄部22とを有している。
【0015】駆動部21はその外周面が円筒形状となっ
ており、両方の洗浄ローラ17,18の駆動部21は回
転ディスク10の表面に対してその軸方向全体がほぼ線
接触ないし僅かに潰れることによる僅かな面接触とな
る。これに対して、洗浄部22は駆動部21の外径より
も小径となった円筒形状の本体部23の表面に多数の突
起部24が設けられており、突起部24の表面までの外
径は駆動部21の外周面とほぼ同一の外径となってい
る。したがって、洗浄部22は回転ディスク10の表面
に対して突起部24のみが接触することになる。
【0016】このように、駆動部21は、回転ディスク
10の表面に接触する領域の面積が洗浄部22のそれよ
りも大きくなるので、駆動部21と洗浄部22が同一の
方向に回転しても、駆動部21によって回転ディスク1
0に加えられる摩擦力Faは、洗浄部22によって回転
ディスク10に加えられる摩擦力Fbよりも大きくな
る。したがって、駆動部21によって回転ディスク10
には矢印で示す方向の回転力が加えられ、洗浄部22に
よってこれとは反対方向の回転力が回転ディスク10に
加えられるが、駆動部21によって加えられる回転力の
方が大きいので、結果的に回転ディスク10は矢印で示
される方向に回転し、洗浄部22の突起部24は回転デ
ィスク10の表面に対して滑り接触することになる。こ
のようにして、両方の洗浄ローラ17,18を相互に逆
の方向に回転駆動することによって、回転ディスク10
の駆動と、洗浄部22の回転ディスク表面に対する滑り
接触による洗浄とを同時に行うことができる。
【0017】図示する場合には、駆動部21の外径と、
洗浄部22のうち突起部24の外径はほぼ同一となって
いるが、駆動部21によって回転ディスク10に加えら
れる回転力の方が洗浄部22によって加えられる回転力
よりも大きくすることができれば、駆動部21の外径を
洗浄部22よりもやや大きく設定したり、駆動部21と
洗浄部22とを相違した弾性変形率のスポンジを用いる
ようにしても良い。なお、駆動部21の外表面にも凹凸
を設けるようにしても良い。
【0018】図示する場合には、駆動部21と洗浄部2
2が連なっているが、回転ディスク10の中心部に設け
られた貫通孔10aの内径dと同一あるいはそれよりも
やや小さい距離だけ、駆動部21と洗浄部22とを離す
ようにして、それぞれを洗浄ロッド15,16に取り付
けるようにしても良い。また、洗浄部22の突起部24
は、図示する場合には本体部23の表面に千鳥状に設け
られているが、格子状に設けるようにしても良く、螺旋
状に設けるようにしても良く、あるいはランダムに設け
るようにしても良い。さらに、突起部24のサイズとし
ては、図示する場合よりも相違させるようにしても良
く、その形状も円形のみならず、多角形としても良い。
【0019】両方の洗浄ロッド15,16の中心部に
は、図4に示すように、液体通路25が形成されてお
り、この液体通路25に連通させて吐出孔26が形成さ
れている。これにより、液体通路25に外部から洗浄液
を供給すると、それぞれの洗浄ローラ17,18の内部
を通ってその表面にまで洗浄液が案内され、それぞれの
洗浄ローラ17,18は回転ディスク10に対して洗浄
液が介在した状態で接触することになる。ただし、この
ような洗浄液供給方式に代えるか、あるいはこれに加え
て、図4に示すように、吐出ノズル27から直接洗浄液
を供給するようにしても良い。また、図4に示すよう
に、洗浄ローラ17,18に外周面にスクレーパ28を
接触させるようにして、洗浄ローラ17,18の外周面
に付着した異物を除去するようにしても良い。
【0020】2つの洗浄ローラ17,18を用いて回転
ディスク10の両面を洗浄するには、図1において矢印
Aで示すように、洗浄ローラ18を洗浄ローラ17に対
して平行状態を保持しつつ離反移動して、両方の洗浄ロ
ーラ17,18の間に隙間を設けた状態のもとで、支持
部材11により回転ディスク10を両方の洗浄ローラ1
7,18の間に搬送して位置決めする。この状態のもと
で、洗浄ローラ18を回転ディスク10に向けて接近さ
せて、両方の洗浄ローラ17,18により挟み付ける。
液体通路25を介して洗浄液を洗浄ローラ17,18の
表面と回転ディスク10の間に供給することにより、洗
浄作業を開始することができる。
【0021】その状態のもとで、両方の洗浄ローラ1
7,18を相互に逆方向に回転駆動することによって、
駆動部21により洗浄ローラ17,18の回転運動を回
転ディスク10の回転運動に伝達して回転ディスク10
を矢印Bの方向に駆動する。洗浄部22の突起部24は
回転ディスク10の表面に滑り接触することになるの
で、洗浄部22により回転ディスク10は回転駆動され
ながら洗浄される。
【0022】その際に、洗浄ローラ17,18を矢印C
で示すように相互に逆方向に直線往復動させる。つま
り、一方の洗浄ローラが前進移動するときには他方を後
退移動させるように軸方向に往復動させて、両方の洗浄
ローラ17,18のオシレート運動を行う。これによ
り、洗浄部22が回転ディスク10の外周面と貫通孔1
0aの内周面に入り込んで、これらの部分も確実に洗浄
される。
【0023】図5は前述した洗浄装置を有する洗浄乾燥
装置30を示す正面図であり、ハウジング31内には洗
浄ステーション32と乾燥ステーション33が組み込ま
れている。洗浄ステーション32には、ワーク着脱ステ
ージ34と第1と第2の洗浄ステージ35,36が設け
られ、これらの回転ディスク10は、割り出しテーブル
37の割り出し回転によって、2枚ずつ前述したステー
ジ34〜36に搬送される。第1の洗浄ステージ35で
は、洗浄薬剤を有する洗浄液が使用されて回転ディスク
10の洗浄が行われ、第2の洗浄ステージ36では洗浄
液として純水が使用される。各ステージの構成は、使用
される洗浄液の種類が相違するが、同一となっている。
【0024】図6は図5に示された割り出しテーブル3
7を拡大して示す正面図であり、図7は図6におけるVI
I −VII 線に沿う断面図である。
【0025】割り出しテーブル37には、ワーク着脱ス
テージ34と、2つの洗浄ステージ35,36に対応さ
せて、2枚の回転ディスク10を同時に洗浄するために
2組ずつ支持部材11が取り付けられている。2枚の回
転ディスク10は、図示しない搬送装置によって搬送さ
れた後に、ワーク着脱ステージ34のそれぞれの支持部
材11に装着され、割り出しテーブル37を120度ず
つ割り出し回転することによって、第1の洗浄ステージ
35と、第2の洗浄ステージ36とに搬送されて洗浄さ
れ、ワーク着脱ステージ34に戻される。洗浄後のそれ
ぞれの回転ディスク10は、このステージ34から図示
しない搬送装置によって乾燥ステーション33にまで搬
送され、ここで高速回転されてスピン乾燥される。
【0026】割り出しテーブル37は、図9に示すよう
に、ハウジング31内に設けられた垂直の支持壁38に
取り付けられたモータ39によって回転駆動される。そ
れぞれの支持アーム12,13は、割り出しテーブル3
7に取り付けられた支持軸11aを中心に回動自在とな
っており、両方の支持アーム12,13の間に装着され
た引張コイルばね19によって両方の支持アーム12,
13には閉じる方向のばね力が加えられている。
【0027】支持壁38には、ワーク着脱ステージ34
に対応させて、空気圧シリンダなどからなるアクチュエ
ータ41が取り付けられており、このアクチュエータ4
1の先端に取り付けられた作動駒42が、それぞれの支
持アーム12,13の支持軸11aの後端部に取り付け
られたドグ43を回動させることにより、支持アーム1
2,13は開くことになる。開いた状態で、それぞれの
支持部材11に対して回転ディスク10のローディング
とアンローディングつまり着脱が行われる。
【0028】2つの洗浄ステージ35,36にはそれぞ
れ前述した洗浄ローラを駆動するための駆動ユニット3
5a,36aが図5に示すように取り付けられている。
それぞれの駆動ユニットには、各洗浄ステージ35,3
6において2枚の回転ディスク10を同時に洗浄するの
で、一対をなす2本の洗浄ローラ17,18が二対ずつ
設けられている。
【0029】図8は一方の駆動ユニット35aを示す正
面側の断面図であり、図9は図8におけるIX−IX線に沿
う断面図であり、図10は図9におけるX−X線に沿う
断面図である。他方の駆動ユニット36aも駆動ユニッ
ト35aと同一の構造となっている。
【0030】駆動ユニット35aは支持壁38に取り付
けられるユニットケース46を有し、このユニットケー
ス46内には、図9に示すように、支持壁38に対して
垂直方向に延びるギヤボックス47が固定され、このギ
ヤボックス47の上下両側には支持壁38に対して垂直
方向に延びるガイドレール48a,48bが設けられて
いる。上側のガイドレール48aには2つの軸受けボッ
クス51a,52aが設けられ、同様に下側のガイドレ
ール48bにも2つの軸受けボックス51b,52bが
設けられている。
【0031】それぞれの軸受けボッスクは、支持壁38
に対して平行に延びており、2つの軸受けボックス51
a,51bはガイドレール48a,48bに沿って支持
壁38に対して垂直の方向に調整移動自在となり、他の
2つの軸受けボックス52a,52bはガイドレール4
8a,48bに沿って同様の方向に往復動自在となって
いる。
【0032】軸受けボックス51aに回転自在に設けら
れた駆動軸53aの先端には、洗浄ローラ17が取り付
けられる洗浄ロッド15が着脱自在に装着されるように
なっており、軸受けボックス52aに回転自在に設けら
れた駆動軸54aの先端には、洗浄ローラ18が取り付
けられる洗浄ロッド16が着脱自在に装着されるような
っており、両方の洗浄ローラ17,18によって対をな
して1枚の回転ディスク10を挟んで回転駆動するよう
になっている。同様に、下側の軸受けボックス51b,
52b内に回転自在に設けられた駆動軸53b,54b
の先端には他の対をなす洗浄ローラ17,18用の洗浄
ロッド15,16が着脱自在に装着されるようになって
いる。それぞれの駆動軸には、洗浄ロッドに形成された
液体通路25に連通する液体通路55が形成されてお
り、それぞれの駆動軸の後端部から洗浄液が供給される
ようになっている。
【0033】軸受けボックス51a,51bに固定され
たブラケット56a,56bは、固定ピン57a,57
bによってユニットケース46に固定されており、この
固定ピン57a,57bの先端に設けられたねじ部にね
じ結合するナット58a,58bを調整することによっ
て、軸受けボックス51a,51bの位置をガイドレー
ル48a,48bに沿って調整することができる。
【0034】それぞれのブラケット56a,56bに
は、空気圧シリンダ61a,61bが固定され、それぞ
れの空気圧シリンダ61a,61bにより往復動するピ
ストンロッド62a,62bは、軸受けボックス52
a,52bに固定されたブラケット63a,63bに固
定されている。これにより、空気圧シリンダ61a,6
1bを作動させることによって、洗浄ローラ17に対し
て洗浄ローラ18を接近離反移動させることができる。
【0035】4本の駆動軸を同期させて駆動するため
に、図9に示すように、ギヤボックス47にはそれぞれ
の駆動軸と平行となって2本の連動軸71a,71bが
回転自在に取り付けられ、ギヤボックス47に固定され
た台座72にはモータ73が取り付けられ、図9に示す
ように、一方の連動軸71aに取り付けられたプーリ7
4と、モータ73のシャフトに固定されたプーリ75と
の間には、ベルト76が掛け渡されている。
【0036】一方の連動軸71aには、図8に示すよう
に、2つのプーリ77a,77bが固定され、駆動軸5
3aに固定されたプーリ78aと一方のプーリ77aと
の間にはベルト79aが掛け渡され、駆動軸53bに固
定されたプーリ78bと他方のプーリ77bとの間には
ベルト79bが掛け渡されている。
【0037】一方の連動軸71aの回転を他方の連動軸
71bに伝達するために、連動軸71aに固定された歯
車80に噛み合う図示しない歯車が他方の連動軸71b
に固定されており、この連動軸71bにも軸方向の位置
をずらして2つの図示しないプーリが固定され、それぞ
れのプーリと駆動軸54a,54bに固定されたプーリ
との間には、図9に示すように、それぞれベルト81
a,81bが掛け渡されている。
【0038】それぞれの駆動軸を軸方向に往復動するた
めに、図10に示すように、ギヤボックス47に固定さ
れた支持フレーム82には揺動軸83が揺動自在に装着
され、その揺動軸83に固定された揺動レバー84には
それぞれの駆動軸53a,54aが連結されている。こ
の揺動レバー84を駆動するために、ユニットケース4
6内に固定された空気圧シリンダ85により作動するピ
ストンロッド86の先端には、揺動レバー84がピン結
合されている。これにより、空気圧シリンダ85を作動
させることによって、2本の駆動軸53a,54aは軸
方向に往復動することになり、対をなす2つの洗浄ロー
ラ17,18は図1において矢印Cで示すように軸方向
に往復動される。
【0039】図5〜図10に示す洗浄乾燥装置を用いて
回転ディスク10の表面を洗浄するには、2枚の回転デ
ィスク10を図5に示すワーク着脱ステージ34の2対
の支持部材11にまで搬送して、それぞれの支持部材1
1に回転ディスク10を装填する。この状態で図6に示
す割り出し回転テーブル37を時計方向に120度割り
出し回転すると、ワーク着脱ステージ34の2枚の回転
ディスク10は第1の洗浄ステージ35まで搬送され、
第1の搬送ステージ35において洗浄が終了した回転デ
ィスク10は第2の搬送ステージ36にまで搬送され
る。さらに、第2の搬送ステージ36において洗浄が終
了した回転ディスク10はワーク着脱ステージ34にま
で搬送される。
【0040】それぞれの洗浄ステージ35,36では、
駆動ユニット35a,36aに設けられた2組の洗浄ロ
ーラによりそれぞれ洗浄処理が行われる。第1の洗浄ス
テージ35においては洗浄薬液を有する洗浄液が使用さ
れ、第2の洗浄ステージ36においては純水が洗浄液と
して使用される。
【0041】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0042】たとえば、図5〜図10に示す洗浄装置に
あっては、同時に2枚の回転ディスクを洗浄するように
しているが、1枚ずつ洗浄するようにしても良く、割り
出しテーブルを用いずに、支持部材11を直線方向に搬
送して両方の洗浄ローラ17,18の間に回転ディスク
10を位置決め搬送するようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、2つの
洗浄ローラの間に回転ディスクを挟み付けた状態で洗浄
ローラを相互に逆方向に回転駆動すると、それぞれの洗
浄ローラの駆動部によって回転ディスクが回転駆動され
るとともに、洗浄部が回転ディスクの表面を滑って洗浄
処理が行われる。これにより、回転ディスクの洗浄のた
めに、これを駆動する装置を設けることなく、回転ディ
スクを回転させて洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である回転ディスクの洗
浄装置の基本構造を示す斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2におけるIII −III 線に沿う矢視図であ
る。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1〜図4に示した洗浄装置を有する洗浄乾燥
装置を示す正面図である。
【図6】図5に示された割り出しテーブルを拡大して示
す正面図である。
【図7】図6におけるVII −VII 線に沿う断面図であ
る。
【図8】一方の駆動ユニットを示す正面側の断面図であ
る。
【図9】図8におけるIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図10は図9におけるX−X線に沿う断面図
である。
【符号の説明】
10 回転ディスク 10a 貫通孔 11 支持部材 12,13 支持アーム 14 支持ローラ 15,16 洗浄ロッド 17,18 洗浄ローラ 21 駆動部 22 洗浄部 24 突起部 25 液体通路 26 吐出孔 30 洗浄乾燥装置 31 ハウジング 32 洗浄ステーション 33 乾燥ステーション 34 ワーク着脱ステージ 35,36 洗浄ステージ 37 割り出しテーブル 38 支持壁 46 ユニットケース 53a,53b 駆動軸 54a,54b 駆動軸 61a,61b ピストンロッド 71a,71b 連動軸 73 モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ディスクを回転自在に支持する支持
    部材と、前記回転ディスクの一方の面に接触する第1洗
    浄ローラと、前記第1洗浄ローラに対して相対接近離反
    移動自在となって平行に延びる第2洗浄ローラとを有す
    る洗浄装置に、それぞれの前記洗浄ローラを離した状態
    のもとで、これらの間に前記支持部材により前記回転デ
    ィスクを位置決めする行程と、 それぞれの前記洗浄ローラを相互に接近移動させて、両
    方の洗浄ローラにより前記回転ディスクをその両面で挟
    む行程と、 それぞれの前記洗浄ローラの表面に洗浄液を供給する行
    程と、 それぞれの前記洗浄ローラを相互に逆方向に回転駆動
    し、それぞれの前記洗浄ローラに前記回転ディスクの中
    央部分から半径方向の一方側に接触するように設けられ
    た駆動部により前記回転ディスクを回転駆動する行程
    と、 それぞれの前記駆動部により前記回転ディスクを回転し
    ながら、それぞれの前記洗浄ローラに前記回転ディスク
    の中央部分から半径方向の他方側に接触するように設け
    られた洗浄部と前記回転ディスクとの滑りにより前記回
    転ディスクを洗浄する行程とを有することを特徴とする
    回転ディスクの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転ディスクの洗浄方法
    において、前記それぞれの洗浄ローラを回転駆動すると
    ともに、軸方向に往復動するようにしたことを特徴とす
    る回転ディスクの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 回転ディスクを回転自在に支持する支持
    部材と、 前記回転ディスクの一方の面に接触する第1洗浄ローラ
    と、 前記第1洗浄ローラに対して相対接近離反移動自在とな
    って平行に延び、かつ前記回転ディスクの他方の面に接
    触して前記回転ディスクを前記第1洗浄ローラとの間で
    挟む第2洗浄ローラと、 前記それぞれの洗浄ローラの表面に洗浄液を供給する洗
    浄液供給手段と、 前記第1洗浄ローラと前記第2洗浄ローラとを相互に逆
    方向に回転駆動する駆動手段とを有し、 前記それぞれの洗浄ローラに前記回転ディスクの中央部
    分から半径方向の一方側に接触して前記回転ディスクを
    回転する駆動部と、前記回転ディスクの中央部分から半
    径方向の他方側に接触して前記回転ディスクとの滑りに
    より前記回転ディスクを洗浄する洗浄部とを形成したこ
    とを特徴とする回転ディスクの洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の回転ディスクの洗浄装置
    において、前記それぞれの洗浄ローラを軸方向に往復動
    する直線往復動手段を有することを特徴とする回転ディ
    スクの洗浄装置。
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