JP2000010878A - メール装置及びメール処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

メール装置及びメール処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2000010878A
JP2000010878A JP10176138A JP17613898A JP2000010878A JP 2000010878 A JP2000010878 A JP 2000010878A JP 10176138 A JP10176138 A JP 10176138A JP 17613898 A JP17613898 A JP 17613898A JP 2000010878 A JP2000010878 A JP 2000010878A
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Susumu Onodera
進 小野寺
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メールのやり取りを効率的に行なうためのメー
ル装置であり、複数のメールが受信されている場合に、
各メールの受信時刻に依存することなく、また、面倒な
手間や時間を掛けることなく、読みたいメールから効率
的に開封する。 【解決手段】RAM内の開封順位リストに対して、受信
メールの開封対象となる発信元のメールアドレスを予め
定めた順位に対応付けして記憶させると共に、開封優先
リストに対しては、メールの送信に伴ないその送信相手
のメールアドレスを最優先で開封対象となる発信元のメ
ールアドレスとして記憶させ、記憶装置内の受信メール
メモリに記憶された複数の受信メールを開封する際に
は、その開封操作毎に、まず、前記開封優先リスト、次
に前記開封順位リストにてそれぞれ設定されている優先
順の発信元メールアドレスに対応する受信メールデータ
を順番に検索して読み出し、コンピュータ端末や携帯端
末にて開封表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールシステ
ムにおいてメールのやり取りを効率的に行なうためのメ
ール装置及びメール処理プログラムを記録した記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子メールシステムでは、発信
元のコンピュータ端末から通信ネットワークを介して送
られてくるメールは、宛先となるコンピュータ端末を管
理するメールサーバに受信されて保管される。このメー
ルサーバにメールが受信されたことは、当該メールサー
バによりメールの宛先であるコンピュータ端末に通知さ
れる。
【0003】そして、コンピュータ端末において、メー
ルサーバに対し、自端末宛てに届いているメールの開封
要求が出力されると、メールサーバに受信保管されてい
る該当コンピュータ端末宛てのメールが読み出されて配
信される。
【0004】この際、メールサーバに、あるコンピュー
タ端末に対するメールが、複数受信されて保管されてい
る場合には、各メールはそのそれぞれの受信時刻の古い
順、つまり、受信された順番で、該当コンピュータ端末
からの開封要求に応じて順次読み出されて配信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電子メールシステムにおける受信メールの開封機能
にあるように、複数のメールが受信された際に、コンピ
ュータ端末からのメール開封要求に応じて、受信時刻の
古い順番で順次配信開封されたのでは、ある特定の発信
元からのメールを待っている場合に、その特定発信元か
らのメールが受信されても、それ以前に他からのメール
が先に受信されていると、そのメールが先に配信されて
開封されることになり、期待している発信元からのメー
ルを真先に開くことができない問題がある。
【0006】そして、複数のメールが受信されている場
合に、ある特定の発信元からのメールを開封するには、
受信メールの一覧リストを表示させる操作の後に、その
表示された受信メール一覧リストの中から特定の発信元
からのメールを探して指定する操作を行ない、ここでは
じめて、メールの開封を要求する操作を行なう必要があ
り、面倒な手間や時間が掛かる問題がある。
【0007】このような、面倒な手間や時間を掛けた操
作により、特定発信元からのメールを開封しようとして
も、前記受信メールの一覧リストの中に期待するメール
が無かった場合には、それまでの操作が全て無駄になっ
てしまう問題がある。
【0008】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、複数のメールが受信されている場合に、各メ
ールの受信時刻に依存することなく、また、面倒な手間
や時間を掛けることなく、読みたいメールから効率的に
開封することが可能になるメール装置及びメール処理プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わるメール装置は、優先的に読み出すべきメー
ルの発信人のメールアドレスを記憶するアドレス記憶手
段と、メールを送信した際に、その送信相手のメールア
ドレスを上記アドレス記憶手段に記憶させるアドレス登
録手段と、メールの読み出し要求に対して、受信した複
数のメールの中から発信人が前記アドレス記憶手段に記
憶されているメールアドレスであるものを、優先順に出
力する受信メール出力手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】このようなメール装置によれば、メールを
送信すると、その送信相手のメールが、優先的に読み出
すべきメールの発信人のメールアドレスを記憶するアド
レス記憶手段に記憶され、メールの読み出し要求に対し
ては、受信した複数のメールの中からその発信人が前記
アドレス記憶手段に記憶されているメールアドレスであ
るものが、優先順に出力されて開封されるので、自分で
出したメールの相手からの返信メールとして期待度の高
い受信メールから順に開封できることになる。
【0011】また、本発明の請求項2に係わるメール装
置は、前記請求項1に係わるメール装置にあって、メー
ルの読み出しを要求する端末の種類に応じて前記受信メ
ール出力手段の優先出力を制御する制御手段を有するこ
とを特徴とする。
【0012】このようなメール装置によれば、メールの
読み出しを要求する端末が、メモリ容量の小さい携帯端
末等であっても、受信メールの優先出力制御を行なうこ
とで、期待度の高い受信メールから順にしたメールの開
封を行なうことができる。
【0013】また、本発明の請求項3に係わるメール装
置は、前記請求項1に係わるメール装置にあって、さら
に、前記アドレス記憶手段に記憶されたメールアドレス
を一定時間で消去する優先アドレス消去手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0014】このようなメール装置によれば、アドレス
記憶手段に対しメール送信時に記憶される優先的に読み
出すべきメールの発信人のメールアドレスが、一定時間
の経過により消去されるので、メール送信相手からの返
信メールが一定時間を経過して受信される場合は、至急
性を要しないメールとして優先の開封対象から外れるこ
とになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明のメール装置の実施
形態に係わる電子メールシステムの全体構成を示すシス
テム接続図である。
【0016】この電子メールシステムは、通信ネットワ
ーク12に接続されたメールサーバ(コンピュータ)1
1を備えている。このメールサーバ11は、例えばある
オフィス内に設置されたものであり、このメールサーバ
11には、複数の担当者がそれぞれ専使用する複数のコ
ンピュータ端末(PC)13…やPDA(Personal Digi
tal Assistants) 等の携帯端末14が接続される。
【0017】図2は前記電子メールシステムに備えられ
るメールサーバ(コンピュータ)11の電子回路の構成
を示すブロック図である。このメールサーバ11は、コ
ンピュータ等からなる制御部(CPU)21を備えてい
る。
【0018】制御部(CPU)21は、図示しないキー
ボードやマウスを有する入力装置22から入力される各
種の入力データに応じて、記憶装置23内のROMに予
め記憶されているシステムプログラムを起動させ、ある
いは外部記録媒体24に予め記憶されているメールサー
バ制御用プログラムや通信装置25を介して受信される
メールサーバ制御用プログラムを記憶装置23内のRA
Mに読み込んで起動させ、RAM26をワークメモリと
して回路各部の動作制御を行なうものである。
【0019】この制御部(CPU)21には、前記入力
装置22、記憶装置23、通信装置25、RAM26の
他、表示装置27が接続される。入力装置22のキーボ
ードには、例えば汎用されるパーソナルコンピュータと
同種のキーボードが使用されるもので、テンキーや文字
キー,実行キー,カーソルキー、各種ファンクションキ
ー等が備えられる。
【0020】記憶装置23は、半導体メモリからなるR
OMを備えると共に、フロッピディスクドライバ等の外
部記録媒体24の読み込み装置、ハードディスク装置等
のRAMを備えている。
【0021】例えば前記記憶装置23のROMには、本
メールサーバ11の電子回路における全体の処理を司る
システムプログラムデータが予め記憶されると共に、メ
ールの送信に際して、その送信相手のメールアドレスを
RAM26内の開封優先リスト34[図4(B)参照]
に対しメール開封時の発信元優先アドレスとして登録し
記憶させるための図5に示すメール送信処理、メールの
受信や開封に際して、記憶装置23内の受信メールメモ
リ(メールボックス)32[図3(B)参照]へ受信メ
ールを入力保管したり、RAM26内に備えられる開封
順位リスト33や開封優先リスト34(図4参照)にて
記憶されている各発信元のメールアドレスに従って受信
メールを順番に読み出して出力するための図6に示すメ
ール受信・読み出し処理等、各種の制御処理を司るサブ
プログラムデータである制御プログラムデータも予め記
憶される。
【0022】RAM26には、前記記憶装置23のRO
Mに予め記憶された各種の制御処理プログラムの実行に
必要な様々な種類のデータを一時記憶するためのメモリ
エリアが備えられ、例えば前記開封順位リスト33や開
封優先リスト34(図4参照)のメモリエリアも備えら
れる。
【0023】図3は前記メールサーバ11の記憶装置2
3に備えられる通信用メールデータメモリのデータ記憶
状態を示す図であり、同図(A)は送信メールメモリ3
1における送信メールの一時記憶状態を示す図、同図
(B)は受信メールメモリ32における受信メールの一
時記憶状態を示す図である。
【0024】送信メールメモリ31には、コンピュータ
端末13や携帯端末14から送信されたメールデータ
が、各メールの宛先へ送信される前に一時記憶されるも
ので、その送信メールのデータは、発信人のメールアド
レス,宛先のメールアドレス,メール内容,送信時刻等
が対応付けられて記憶される。
【0025】受信メールメモリ32には、前記コンピュ
ータ端末13や携帯端末14を宛先として通信ネットワ
ーク12を介して受信されたメールデータが、各端末1
3,14により開封されるまで一時記憶されて保管され
るもので、その受信メールのデータは、宛先のメールア
ドレス,発信人のメールアドレス,メール内容,受信時
刻等が対応付けられて記憶保管される。
【0026】図4は前記メールサーバ11のRAM26
に備えられる開封順位設定用アドレスリストのデータ記
憶状態を示す図であり、同図(A)は開封順位リスト3
3における順位付けされた開封対象発信人のメールアド
レス記憶状態を示す図、同図(B)は開封優先リスト3
4における優先登録された開封対象発信人のメールアド
レス記憶状態を示す図である。
【0027】開封順位リスト33には、優先的に開封の
対象となる任意の複数の発信人のメールアドレスが、そ
れぞれ予め定められた順位に対応付けられて記憶され
る。開封優先リスト34には、前記コンピュータ端末1
3や携帯端末14によるメールの送信に際し、前記送信
メールメモリ31に一時記憶された送信メールデータに
記述されているメール宛先のアドレスが、前記開封順位
リスト33に記憶された各発信人のメールアドレスより
もさらに優先的に開封の対象となる発信人のメールアド
レスとして、メール送信時刻から一定時間後の消去期限
データと共に登録されて記憶される。なお、この開封優
先リスト34には、前記コンピュータ端末13や携帯端
末14からのメール送信毎に、最新の送信メールにおけ
る宛先アドレスが最優先の開封順位として順次登録され
記憶される。
【0028】前記コンピュータ端末13の電子回路の構
成、前記携帯端末14の電子回路の構成は、前記図2に
おけるメールサーバ11の電子回路のブロック構成と基
本的に同じであり、図示しての説明を省略するが、その
それぞれにおいて異なる点は、制御部(CPU)21に
おける処理能力をはじめ、記憶装置26やRAM26に
記憶されるプログラムデータやワークデータの内容、ま
た、その記憶容量の大小、入力装置22の入力機能と規
模、表示装置27の表示機能と規模、通信装置25の通
信機能と規模等である。
【0029】次に、前記構成による電子メールシステム
の動作について説明する。図5は前記電子メールシステ
ムのメールサーバ11におけるメール送信処理を示すフ
ローチャートである。
【0030】コンピュータ端末13あるいは携帯端末1
4においてメールを作成し、その宛先となるメールアド
レスを指定して送信すると、メールサーバ11では、該
コンピュータ端末13あるいは携帯端末14から送信さ
れた送信メールが受け付けられ、一旦、記憶装置23内
の送信メールメモリ31に格納される(ステップS
1)。
【0031】すると、前記送信メールメモリ31に格納
された送信メールデータから宛先となるメールアドレス
が取得され、その宛先アドレスが個別送信アドレス“T
O”で指定されているか、又はそれ以外の例えば同報送
信アドレス“CC”で指定されているかが判断される(ス
テップS2,S3)。
【0032】ここで、前記送信メールデータから取得さ
れた宛先アドレスが個別送信アドレス“TO”として指定
されていると判断された場合には、この送信メールデー
タの宛先アドレスは、RAM26内の開封優先リスト3
4に対して、受信時には最優先で開封対象となる発信人
のメールアドレスとして登録されて記憶され、またこれ
と共に、当該送信メールの送信時刻から一定時間後(例
えば12時間後)に設定されるこの優先登録メールアド
レスの消去期限が対応付けられて記憶される(ステップ
S3→S4)。
【0033】そして、前記送信メールデータにおいて次
の宛先アドレスが指定されている場合には、繰り返し同
様に“TO”か否かの判断に応じて、開封優先リスト34
への登録処理が行なわれる(ステップS5→S2〜S
4)。
【0034】こうして、前記送信メールメモリ31に一
時記憶された送信メールデータに記述されている宛先ア
ドレスが、受信時に最優先の開封対象となる発信人のメ
ールアドレスとしてその消去期限と共に開封優先リスト
34に登録され記憶されると、この送信メールデータは
その宛先アドレスを指定して送信され、通信ネットワー
ク12を介して宛先相手のメールサーバに受信される
(ステップS5→S6)。
【0035】図6は前記電子メールシステムのメールサ
ーバ11におけるメール受信・読み出し処理を示すフロ
ーチャートである。メールサーバ11に対し、当該メー
ルサーバ11が管理するメールアドレスを宛先とするメ
ールデータが、通信ネットワーク12を介して受信され
ると、そのメール受信毎に各受信メールデータは、記憶
装置23内の受信メールメモリ(メールボックス)32
に対して受信時刻の古い順に順次入力されて記憶保管さ
れる(ステップA1→A2)。
【0036】こうして、コンピュータ端末13あるいは
携帯端末14を使用するユーザのメールアドレスを宛先
とする複数のメールデータが、メールサーバ11に順次
受信され、記憶装置23内の受信メールメモリ(メール
ボックス)32に対してその受信時刻の古い順に記憶さ
れて保管されている状態で、ユーザからのメール読み出
し要求が受信されると、このメールの読み出し要求先が
携帯端末14であるか否か判断される(ステップA3→
A4)。
【0037】そして、携帯端末14ではなくコンピュー
タ端末13からの読み出し要求と判断されると、前記受
信メールメモリ(メールボックス)32内の全受信メー
ルが出力される(ステップA4→A5)。一方、前記携
帯端末14からのメール読み出し要求が受信されたと判
断されると、RAM26の、まず、開封優先リスト34
に登録されて記憶されている最優先で開封対象となる発
信人のメールアドレスに応じて、同一発信人からの受信
メールデータが前記受信メールメモリ(メールボック
ス)32から検索されて読み出され、携帯端末14に対
して出力転送されて開封される(ステップA4→A
6)。
【0038】この後、前記携帯端末14からメールサー
バ11に対し、続いて受信メールの読み出し要求が受信
されると、当該読み出し要求が受信される毎に、まずは
前記開封優先リスト34に登録されて記憶されている優
先順の発信人メールアドレス、次には開封順位リスト3
3に記憶されている予め定められた順位の発信人メール
アドレスに従って、受信メールメモリ(メールボック
ス)32に記憶保管されている同一発信人の受信メール
データが順次検索されて読み出され、順番に携帯端末1
4に出力転送されて開封される(ステップA3→A4→
A6)。
【0039】さらに、前記開封優先リスト34及び開封
順位リスト33にて優先順位が設定されている発信人か
らの受信メールが検索されない場合には、受信メールメ
モリ(メールボックス)32にて記憶されている各受信
メールデータは、その受信時刻の古い順番で順次読み出
され、携帯端末14に出力転送されて開封される(ステ
ップA3→A4→A6)。
【0040】これにより、携帯端末14では、複数の受
信メールを保管するための大きなメモリ領域を備えなく
ても、メールサーバ11に受信されて保管されている自
端末宛ての複数のメールデータが、その受信時刻には依
存せず、単にメール読み出し要求を出すだけで、開封優
先リスト34及び開封順位リスト33にて設定された開
封対象発信人の優先順位に従って順番に読み出されて転
送されるようになり、メール送信相手からの返信メール
や予め重用度の高い発信元からの受信メールを優先して
読みたい順に開封できるようになる。
【0041】次に、このようなメールの優先開封制御を
端末側で処理する実施の形態について説明する。この第
2の実施形態では、前記メールサーバ11のRAM26
内に備えられる開封順位リスト33及び開封優先リスト
34と全く同様のメモリエリアが、コンピュータ端末1
3の電子回路におけるRAM内にも備えられる構成とす
る。
【0042】そして、前記コンピュータ端末13の電子
回路における記憶装置には、全体の動作を司るシステム
プログラムデータの他、受信メールの開封に際し、前記
メールサーバ11の受信メールメモリ32に記憶されて
保管されている自端末宛ての受信メールを一括して取り
込み、RAM内に備えられる前記開封順位リスト33や
開封優先リスト34で設定される優先的開封順位に従っ
て各発信人からの受信メールを順番に開封するためのメ
ール開封処理、その他、メールの作成,送信等、各機能
毎の処理を司る各種の制御プログラムデータが予め記憶
される。
【0043】一方、前記メールサーバ11におけるRA
M26内の開封優先リスト34に対しメール送信時に登
録記憶されていた、最優先で開封対象となる発信人のメ
ールアドレスは、共に記憶されているメール送信時から
一定時間後の消去期限になると、メール開封の至急性は
無くなったものとして対応するメールアドレスは消去さ
れる(ステップA7→A8)。
【0044】図7は前記電子メールシステムのコンピュ
ータ端末13におけるメール開封処理を示すフローチャ
ートである。コンピュータ端末13は、定期的にメール
サーバ11に対して新着の受信メールを読み出し、記憶
装置23内の受信メールメモリ32に記憶されている当
該ユーザ宛ての全ての受信メールデータを、該コンピュ
ータ端末13におけるRAM内の受信データメモリに記
憶する。
【0045】そして、コンピュータ端末13では、新着
のメールがあった場合には、受信メールデータの開封有
無の確認を促すメッセージデータが表示装置に表示され
る(ステップB1)。
【0046】ここで、受信メールの開封有りが選択され
指定されると、そのメール開封指定毎に、まず、RAM
内の開封優先リスト34に登録され記憶されている最優
先で開封対象となる各発信人のメールアドレスに応じ
て、それぞれ対応する発信人からの受信メールデータが
前記受信データメモリから優先順に検索されて読み出さ
れ、表示装置に対して開封表示される(ステップB2→
B3→B4,B8→B9→B1,B2)。
【0047】この後、引き続き受信メールの開封有りが
選択され指定されると、そのメール開封指定毎に、次
は、RAM内の開封順位リスト33に記憶されている予
め定められた順位の各発信人メールアドレスに従って、
前記受信データメモリに記憶されているそれぞれ対応す
る発信人の受信メールデータが優先順に検索されて読み
出され、表示装置に対して開封表示される(ステップB
2→B5→B6,B8→B9→B1,B2)。
【0048】さらに、引き続き受信メールの開封有りが
選択され指定されると、そのメール開封指定毎に、前記
受信データメモリに記憶されている各受信メールデータ
が、その受信時刻の古い順番で順次読み出され、表示装
置に対して開封表示される(ステップB2→B7,B8
→B9→B1,B2)。
【0049】そして、前記受信データメモリに対し、前
記メールサーバ11から一括転送されて記憶されたこの
コンピュータ端末13宛ての全ての受信メールデータが
順次開封されることで、未開封のメールが無くなったと
判断されると、当該コンピュータ端末13における前記
一連のメール開封処理は終了される(ステップB9→E
ND)。
【0050】これにより、コンピュータ端末13では、
メールサーバ11から一括して読み出されて転送されR
AM内の受信データメモリに記憶された自端末宛ての複
数のメールデータが、その受信時刻には依存せず、単に
メール開封の指定操作を行なうだけで、開封優先リスト
34及び開封順位リスト33にて設定された開封対象発
信人の優先順位に従って順番に読み出されて転送される
ようになり、メール送信相手からの返信メールや予め重
用度の高い発信元からの受信メールを優先して読みたい
順に開封できるようになる。
【0051】なお、前記実施形態では、メールサーバ1
1の受信メールメモリ32に保管されている受信メール
データを、コンピュータ端末13により開封する場合に
は、そのメール開封処理の起動に伴ないメールサーバ1
1がコンピュータ端末13に対して一括して出力転送
し、該コンピュータ端末13内の受信データメモリに記
憶させることで、これ以降は図7に示すメール開封処理
に従い各受信メールが優先順に開封される構成とした
が、前記メールサーバ11にて受信されるコンピュータ
端末13宛ての受信メールは、該コンピュータ端末13
において定期的に吸い上げて保管しておき、メール開封
処理に伴なう動作が直ちに実行される構成としてもよ
い。
【0052】また、コンピュータ端末13には、開封順
位リスト33や開封優先リスト34を備えずに、前記携
帯端末14におけるメールの開封処理動作と同様に、メ
ールサーバ11に備えられた開封順位リスト33や開封
優先リスト34に従って、個々の受信メールデータを1
メールずつ優先順に読み出し転送させて開封表示する構
成としてもよい。
【0053】したがって、前記構成の電子メールシステ
ムにおける受信メールの開封機能によれば、RAM26
内の開封順位リスト33に対して、受信メールの開封対
象となる発信元のメールアドレスを予め定めた順位に対
応付けして記憶させると共に、開封優先リスト34に対
しては、メールの送信に伴ないその送信相手のメールア
ドレスを最優先で開封対象となる発信元のメールアドレ
スとして記憶させ、記憶装置23内の受信メールメモリ
32に記憶された複数の受信メールを開封する際には、
その開封操作毎に、まず、前記開封優先リスト34、次
に前記開封順位リスト33にてそれぞれ設定されている
優先順の発信元メールアドレスに対応する受信メールデ
ータを順番に検索して読み出し、コンピュータ端末13
や携帯端末14にて開封表示するようにしたので、各受
信メールの受信時刻には依存せずに、単にメール開封の
操作を行なうだけで、メール送信相手からの返信メール
や予め重用度の高い発信元からの受信メールを優先して
読みたい順に開封できるようになる。
【0054】なお、前記実施形態において記載した手
法、すなわち、図5のフローチャートに示すメール送信
処理、図6のフローチャートに示すメール受信・読み出
し処理、図7のフローチャートに示すメール開封処理等
の各手法は、コンピュータに実行させることができるプ
ログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAM
カード等)、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハー
ドディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD
等)、半導体メモリ等の外部記録媒体24に格納して配
布することができる。そして、制御部(CPU)21で
あるコンピュータは、この外部記録媒体24に記録され
たプログラムを記録媒体読み取り部(例えば記憶装置2
3)によって読み込み、この読み込んだプログラムによ
って動作が制御されることにより、前記実施形態におい
て説明した受信メールの優先開封機能を通信装置25を
備えた種々のコンピュータにおいて実現し、前述した手
法による同様の処理を実行することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
るメール装置によれば、メールを送信すると、その送信
相手のメールが、優先的に読み出すべきメールの発信人
のメールアドレスを記憶するアドレス記憶手段に記憶さ
れ、メールの読み出し要求に対しては、受信した複数の
メールの中からその発信人が前記アドレス記憶手段に記
憶されているメールアドレスであるものが、優先順に出
力されて開封されるので、自分で出したメールの相手か
らの返信メールとして期待度の高い受信メールから順に
開封できるようになる。
【0056】また、本発明の請求項2に係わるメール装
置によれば、メールの読み出しを要求する端末が、メモ
リ容量の小さい携帯端末等であっても、受信メールの優
先出力制御を行なうことで、期待度の高い受信メールか
ら順にしたメールの開封を行なうことができる。
【0057】また、本発明の請求項3に係わるメール装
置によれば、アドレス記憶手段に対しメール送信時に記
憶される優先的に読み出すべきメールの発信人のメール
アドレスが、一定時間の経過により消去されるので、メ
ール送信相手からの返信メールが一定時間を経過して受
信される場合は、至急性を要しないメールとして優先の
開封対象から外れるようになる。
【0058】よって、本発明によれば、複数のメールが
受信されている場合に、各メールの受信時刻に依存する
ことなく、また、面倒な手間や時間を掛けることなく、
読みたいメールから効率的に開封することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメール装置の実施形態に係わる電子メ
ールシステムの全体構成を示すシステム接続図。
【図2】前記電子メールシステムに備えられるメールサ
ーバ(コンピュータ)の電子回路の構成を示すブロック
図。
【図3】前記メールサーバの記憶装置に備えられる通信
用メールデータメモリのデータ記憶状態を示す図であ
り、同図(A)は送信メールメモリにおける送信メール
の一時記憶状態を示す図、同図(B)は受信メールメモ
リにおける受信メールの一時記憶状態を示す図。
【図4】前記メールサーバのRAMに備えられる開封順
位設定用アドレスリストのデータ記憶状態を示す図であ
り、同図(A)は開封順位リストにおける順位付けされ
た開封対象発信人のメールアドレス記憶状態を示す図、
同図(B)は開封優先リストにおける優先登録された開
封対象発信人のメールアドレス記憶状態を示す図。
【図5】前記電子メールシステムのメールサーバにおけ
るメール送信処理を示すフローチャート。
【図6】前記電子メールシステムのメールサーバにおけ
るメール受信・読み出し処理を示すフローチャート。
【図7】前記電子メールシステムのコンピュータ端末に
おけるメール開封処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11 …メールサーバ、 12 …通信ネットワーク、 13 …コンピュータ端末、 14 …携帯端末、 21 …制御部(CPU)、 22 …入力装置、 23 …記憶装置、 24 …外部記録媒体、 25 …通信装置、 26 …RAM、 27 …表示装置、 31 …送信メールメモリ、 32 …受信メールメモリ、 33 …開封順位リスト、 34 …開封優先リスト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 優先的に読み出すべきメールの発信人の
    メールアドレスを記憶するアドレス記憶手段と、 メールを送信した際に、その送信相手のメールアドレス
    を上記アドレス記憶手段に記憶させるアドレス登録手段
    と、 メールの読み出し要求に対して、受信した複数のメール
    の中から発信人が前記アドレス記憶手段に記憶されてい
    るメールアドレスであるものを、優先順に出力する受信
    メール出力手段とを備えたことを特徴とするメール装
    置。
  2. 【請求項2】 メールの読み出しを要求する端末の種類
    に応じて前記受信メール出力手段の優先出力を制御する
    制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のメ
    ール装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記アドレス記憶手段に記憶されたメールアドレスを一
    定時間で消去する優先アドレス消去手段を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載のメール装置。
  4. 【請求項4】 メール通信機能を備えたコンピュータを
    制御するためのメール処理プログラムを記録した記録媒
    体であって、 前記コンピュータを、 優先的に読み出すべきメールの発信人のメールアドレス
    を記憶するアドレス記憶手段、 メールを送信した際に、その送信相手のメールアドレス
    を上記アドレス記憶手段に記憶させるアドレス登録手
    段、 メールの読み出し要求に対して、受信した複数のメール
    の中から発信人が前記アドレス記憶手段に記憶されてい
    るメールアドレスであるものを、優先順に出力する受信
    メール出力手段、として機能させるためのメール処理プ
    ログラムを記録した記録媒体。
JP10176138A 1998-06-23 1998-06-23 メール装置及びメール処理プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2000010878A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297501A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujitsu Ten Ltd 通信端末

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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