JP2000009679A - グルコースセンサおよびグルコースの定量法 - Google Patents

グルコースセンサおよびグルコースの定量法

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JP2000009679A JP10182629A JP18262998A JP2000009679A JP 2000009679 A JP2000009679 A JP 2000009679A JP 10182629 A JP10182629 A JP 10182629A JP 18262998 A JP18262998 A JP 18262998A JP 2000009679 A JP2000009679 A JP 2000009679A
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Yoshiko Miyamoto
佳子 宮本
Makoto Ikeda
信 池田
Toshihiko Yoshioka
俊彦 吉岡
Shiro Nankai
史朗 南海
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血液試料中に存在する赤血球がセンサの応答
に及ぼす影響を削減して、グルコースを高精度に定量で
きるグルコースセンサを提供する。 【解決手段】 電気絶縁性の基板、前記基板上に形成さ
れた少なくとも作用極と対極を有する電極系、および前
記電極系上に配置された反応層を具備し、前記反応層
に、少なくとも酵素とグルコーストランスポーターがグ
ルコースに及ぼす作用を抑制する物質とを含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液試料中のグル
コースについて、迅速かつ高精度な定量を簡便に実施す
ることができるバイオセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、試料中の特性成分について、試料
液の希釈や攪拌などを行うことなく簡易に定量しうる方
式として、次のようなバイオセンサが知られている(特
開平3−202764号公報)。このバイオセンサは、
電気絶縁性の基板上にスクリーン印刷などの方法で作用
極および対極からなる電極系を形成し、さらに各電極の
露出表面積を一定にする電気絶縁層を形成した後に、前
記電極上に親水性高分子と酸化還元酵素と電子受容体を
含む酵素反応層を形成したものである。
【0003】このようにして作製したバイオセンサの酵
素反応層上に、基質を含む試料液を滴下すると、酵素反
応層が溶解し、基質と酵素が反応して基質が酸化され、
これに伴い電子受容体が還元される。酵素反応終了後、
この還元された電子受容体を電気化学的に酸化し、この
とき得られる酸化電流値から試料液中の基質濃度を求め
ることができる。このようなバイオセンサは、測定対象
物を基質とする酵素を選択することによって、様々な物
質に対する測定が原理的には可能である。例えば、基質
をグルコースとする酵素を用いると、グルコースセンサ
を構成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成のグ
ルコースセンサの場合、血液試料中の基質濃度が同じで
あっても、その血液試料中に含まれる成分が異なると、
センサの応答特性に差が生じるという問題があった。特
に、血液中に含まれる血球の量がセンサの応答特性に影
響を及ぼしていた。この問題を解決するため、反応層上
に濾過層を設けて、センサ応答特性に影響を及ぼす成分
をトラップする方法が考えられた。しかし、この構成で
は、センサ内に添加された試料液が濾過層を通過するの
に時間を要するため、測定を迅速におこなえないという
新たな問題が生じた。
【0005】また、試料液を一定の希釈液を用いて希釈
し、試料液に含まれる成分の性状の差を緩和する方法が
検討されたが、この方法は、使い勝手から考慮すると必
ずしも得策とはいえなかった。本発明は、上記課題に鑑
み、血液試料液中に含まれる血球がセンサの応答に及ぼ
す影響を削減して、優れた応答特性を有するバイオセン
サを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるグルコース
センサは、電気絶縁性の基板、前記基板上に形成された
少なくとも作用極と対極を有する電極系、および前記電
極系上に配置された反応層を具備し、前記反応層が、少
なくとも酵素とグルコーストランスポーターがグルコー
スに及ぼす作用を抑制する物質とを含有することを特徴
とする。
【0007】血液試料液中の赤血球の存在が、グルコー
スセンサの応答特性に悪影響を与える原因の一つとし
て、測定対象物となるグルコースと赤血球との間に働く
相互作用が考えられる。赤血球は、ヘモグロビンタンパ
ク質や酵素タンパク質および脂質等と、これらを内部に
含包する赤血球膜とから構成されている。赤血球膜は、
脂質の二重膜と、これを裏打ちする構造タンパク質、お
よび膜中に含まれる膜タンパク質で構成されている。
【0008】グルコースは、膜タンパク質の一部である
グルコーストランスポーターに一旦吸着されたのち、こ
こを通過して赤血球内部に浸透することが知られてい
る。そのため、グルコーストランスポーターは、血液中
のグルコースを吸引しようとする等の作用を絶えずグル
コースに及ぼしている。また、このような作用を受けた
グルコースは酵素と反応しにくくなるため、酵素と反応
し得るグルコースの量が減少し、その結果、センサの応
答特性が悪くなると考えられる。
【0009】本発明者らは、反応系にグルコーストラン
スポーターがグルコースに及ぼす作用を抑制する物質を
含ませると、センサの応答特性を向上させることができ
ることを見いだした。特に、この物質が、グルコースが
グルコーストランスポーターに吸着されるのを阻害する
ものであれば、グルコーストランスポーターの影響を効
果的に削減することができて好適である。このような物
質としては、サイトカラシンB、カルシウム塩およびヘ
キソースなどが挙げられる。
【0010】サイトカラシンBは、グルコースよりもグ
ルコーストランスポーターに吸着されやすい。また、グ
ルコースよりも巨大であるため、吸着された後は、グル
コーストランスポーターがグルコースを吸着しようとす
る作用を抑制することができる。カルシウム塩は、グル
コーストランスポーターの機能を変化させて、グルコー
ストランスポーターがグルコースを吸着しようとする能
力を低下させる働きがある。このようなカルシウム塩と
しては、塩化カルシウム、臭化カルシウム、ヨウ化カル
シウム、チオシアン酸カルシウム、酢酸カルシウム、次
亜塩素酸カルシウムおよび過塩素酸カルシウムなどから
選ばれる少なくとも一種が好ましく用いられる。
【0011】また、ヘキソースは、グルコースと同様の
作用をグルコーストランスポーターから受けるため、こ
れをグルコースよりも過剰に反応系に存在させることに
よって、グルコールがグルコーストランスポーターに吸
着されるのを効果的に抑制することができる。このよう
な働きをするヘキソースとしては、ガラクトース、マン
ノース、フルクトース、ソルボース、タロース、タガト
ースおよびプシコースなどから選ばれる少なくとも一種
が好ましく用いられる。
【0012】上記のような物質を少なくとも酵素を含む
反応層に含ませる構成にすると、グルコーストランスポ
ーターがグルコースに及ぼす作用を効果的に抑制でき
る。また、酵素を含む反応層と上記物質を含む層を隔離
して形成すると、上記物質が酵素や電子受容体と接触す
るのを抑制できて都合がよい。センサ内における反応層
や上記物質を含む層の配置には、種々の形態がある。
【0013】本発明のグルコースセンサに用いられる酵
素として、グルコースオキシダーゼ、NADを補酵素と
するグルコースデヒドロゲナーゼおよびピラノースオキ
シダーゼなどが挙げられる。また、基板上に形成された
電極系表面を酵素類などから保護するために、電極系表
面を親水性高分子等で被覆するのが好ましい。このよう
な親水性高分子としては、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシエチルメチルセルロース、ポリ
ビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ゼラチン、
及びその誘導体、無水マレイン酸及びその塩の重合体か
ら選ばれる一種が用いられる。
【0014】電子受容体には、フェリシアン化ナトリウ
ム、フェリシアン化カリウム、p−ベンゾキノン、フェ
ナジンメトサルフェート、インドフェノール及びその誘
導体、β−ナフトキノン−4−スルホン酸ナトリウム、
β−ナフトキノン−4−スルホン酸カリウム、メチレン
ブルー、フェロセン及びその誘導体などが使用できる。
なお、酵素と基質を反応させる方式として、反応層が試
料液に溶解して酵素と基質を反応させる方式と、反応層
を固定化して試料液に浮遊しないようにし、反応層の表
面でのみ酵素と基質を反応させる方式があり、いずれの
方式にも本発明は適用することができる。また、上記実
施例では、作用極と対極のみの二極電極系について述べ
たが、参照極を加えた三電極方式にすれば、より正確な
測定が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例として
作製したグルコースセンサの反応層を除いた分解斜視図
である。1はポリエチレンテレフタレートからなる絶縁
性の基板を示す。この基板1上に、スクリーン印刷によ
り銀ペーストを印刷してリード2、3および電極系の下
地を形成してある。そして、基板1上に、さらに、樹脂
バインダーを含む導電性カーボンペーストを印刷するこ
とにより測定極4と対極5を含む電極系を形成し、ま
た、絶縁性ペーストを印刷することにより絶縁層6をそ
れぞれ形成している。測定極4は、リード2に、また対
極5はリード3にそれぞれ接続されている。絶縁層6
は、測定極4および対極5の露出部分の面積を一定と
し、かつリードを部分的に覆っている。
【0016】このようにして電極系を形成した絶縁性基
板1と、スペーサー12と空気孔13を備えたカバー1
1とを、図1中、一点鎖線で示すような位置関係をもっ
て接着しグルコースセンサを作製する。このような構成
のグルコースセンサでは、基板1とカバー11との間に
おいて、スぺーサー12のスリット15の部分に試料液
供給路を構成する空間部が形成される。そして、試料液
供給路口となる開口部14に、試料液を接触させるだけ
の簡易操作で、試料液は容易にセンサ内部へ導入され
る。
【0017】図2は、スペーサー12とカバー11を重
ね合わせたカバー部材の斜視図であり、図1とは上下逆
に配置してある。このカバー部材と基板を組み合わせ
て、試料液供給路を構成する空間部が形成される。16
は、この試料液供給路を構成する空間部に露出するカバ
ー部材側の面を示す。
【0018】図3は、本発明の一実施例におけるグルコ
ースセンサの要部の縦断面図である。絶縁性基板1の電
極系上に、親水性高分子層7を形成し、その上に反応層
8を形成している。反応層8は、酵素および電子受容体
の他に、グルコーストランスポーターがグルコースに及
ぼす作用を抑制する物質を含んでいる。そして、試料供
給路を構成する空間部に露出するカバー部材側の面16
にレシチン層9を形成している。
【0019】図4は、本発明の他の実施例におけるグル
コースセンサの要部の縦断面図である。図1と同様にし
て、絶縁性基板1上に形成した電極系上に、親水性高分
子層7を形成し、酵素および電子受容体を含む反応層
8’を形成している。そして、試料供給路を構成する空
間部に露出するカバー部材側の面16に、グルコースト
ランスポーターがグルコースに及ぼす作用を抑制する物
質を含む層10が形成され、この層上にレシチン層9が
形成されている。
【0020】
【実施例】以下に、具体的な実施例を挙げて、本発明を
より詳細に説明する。 《実施例1》本実施例では、図3の構成のバイオセンサ
を以下のようにして作製した。まず、図1の基板1上の
電極系上に、親水性高分子であるカルボキシメチルセル
ロースのナトリウム塩(以下、CMCと略す。)の0.
5wt%水溶液を滴下し、50℃の温風乾燥機中で10
分間乾燥させて親水性高分子層7を形成した。次に、グ
ルコースオキシダーゼ(EC1.1.3.4;以下GO
Dと略す)200ユニットとフェリシアン化ナトリウム
40μmolおよびサイトカラシンB5μmolを水1
mlに溶解して混合水溶液を調製した。
【0021】この混合水溶液を親水性高分子層7の上に
5μl滴下し、50℃の温風乾燥機中で10分間乾燥さ
せて、反応層8を形成した。つぎに、レシチンの0.5
wt%トルエン溶液を調製し、カバー11の試料液供給
路を形成する空間部に露出する面16に滴下し乾燥させ
て、レシチン層10を形成した。そして、基板1にカバ
ー11およびスペーサー12を図1中一点鎖線で示すよ
うな位置関係をもって接着してグルコースセンサを作製
した。
【0022】《実施例2》実施例1のサイトカラシンB
の代わりに、塩化カルシウム50μmolを用いて混合
水溶液を作成し、実施例1と同様にしてグルコースセン
サを作製した。
【0023】《実施例3》実施例1のサイトカラシンB
の代わりに、ガラクトース50μmolを用いて混合水
溶液を作成し、実施例1と同様にしてグルコースセンサ
を作製した。
【0024】《実施例4》本実施例では、図4の構成の
バイオセンサを以下のようにして作製した。まず、実施
例1と同様にして、図1の基板1の電極系上に親水性高
分子層7を形成した。次に、GOD200ユニットとフ
ェリシアン化ナトリウム40μmolを水1mlに溶解
した混合水溶液を調製した。この混合水溶液を親水性高
分子層7の上に5μl滴下し、50℃の温風乾燥機中で
10分間乾燥させて、酵素および電子受容体を含む反応
層8’を形成した。
【0025】つぎに、表1に示す物質の溶液をそれぞれ
調製した。そして、調製した溶液を試料液供給路を形成
する空間部に露出する面16に3μl滴下し、50℃の
温風乾燥機中で10分間乾燥して、層10を形成した。
さらに、レシチンの0.5wt%トルエン溶液を調製
し、層10上に滴下し乾燥させて、レシチン層9を形成
した。そして、実施例1と同様にしてグルコースセンサ
を作製した。
【0026】
【表1】
【0027】《比較例》実施例4と同様にして、図1の
基板1の電極系上に、親水性高分子層7を形成し、酵素
および電子受容体を含む反応層8’を形成した。そし
て、カバー11の試料液供給路を形成する空間部に露出
する面16にレシチン層9を形成して、グルコースセン
サを作製した。
【0028】試料液として、グルコース濃度が、300
mg/dl、赤血球容積比(ヘマトクリット値)が、0
%(血漿)、25%、38%、50%の血液を調製し
た。そして、ヘマトクリット値が0%の試料液を実施例
1〜4および比較例で作製したグルコースセンサの試料
供給路の開口部14より供給した。そして、試料液を供
給してから60秒後に、電極系の対極5を基準にして作
用極4にアノード方向へ+0.5Vの電圧を印加し、5
秒後に測定極と対極に流れる電流値を測定した。同様に
して、ヘマトクリット値が25%、38%、50%の試
料液を用いて、電流値を測定した。
【0029】実施例3と比較例で作製したバイオセンサ
で得られた電流値を縦軸、ヘマトクリット値を横軸にプ
ロットして、応答特性図を作成した。その結果を図5に
示す。図5より、得られた電流応答値は、試料中のヘマ
トクリット値に関わらず一定であった。しかし、比較例
で作製したグルコースセンサは、ヘマトクリット値の増
加に伴って、電流応答値が減少した。また、実施例1、
2および4で作製したバイオセンサの場合も、実施例3
と同様の結果が得られた。
【0030】
【発明の効果】上記のように、本発明によるグルコース
センサおよびグルコースの定量法は、血液試料液中に含
まれる成分の影響を抑制することができるため、グルコ
ースの高精度な定量を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で作製したグルコースセンサ
の反応層を除いた分解斜視図である。
【図2】同バイオセンサのカバーとスペーサーを重ね合
わせたカバー部材で、図1とは、上下逆に配置した斜視
図である。
【図3】同グルコースセンサの要部の縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施例で作製したグルコースセン
サの要部の縦断面図である。
【図5】実施例3および比較例で作製したバイオセンサ
の応答特性図である。
【符号の説明】
1 電気絶縁性の基板 2、3 リード 4 作用極 5 対極 6 絶縁層 7 親水性高分子層 8、8’ 反応層 9 レシチン層 10 層 11 カバー 12 スペーサー 13 空気孔 14 開口部 15 スリット 16 試料供給路を構成する空間部に露出するカバー部
材側の面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 俊彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 南海 史朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G045 AA13 BB60 CA02 CA25 DA31 FA34 FB01 FB05 HA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性の基板、前記基板上に形成さ
    れた少なくとも作用極と対極を有する電極系、および前
    記電極系上に配置された反応層を具備し、前記反応層
    が、少なくとも酵素とグルコーストランスポーターがグ
    ルコースに及ぼす作用を抑制する物質とを含有すること
    を特徴とするグルコースセンサ。
  2. 【請求項2】 電気絶縁性の基板、前記基板上に設けら
    れた少なくとも測定極と対極を有する電極系、前記基板
    に組み合わされて基板との間に前記電極系に試料液を供
    給する試料液供給路を形成するカバー部材、前記電極系
    上に配置された少なくとも酵素を含有する反応層、およ
    び前記反応層の近傍に形成され、グルコーストランスポ
    ーターがグルコースに及ぼす作用を抑制する物質を含む
    層を具備することを特徴とするグルコースセンサ。
  3. 【請求項3】 前記物質が、グルコーストランスポータ
    ーがグルコースを吸着するのを阻害するものである請求
    項1または2記載のグルコースセンサ。
  4. 【請求項4】 前記物質が、サイトカラシンBである請
    求項3記載のグルコースセンサ。
  5. 【請求項5】 前記物質が、カルシウム塩である請求項
    3に記載のグルコースセンサ。
  6. 【請求項6】 前記カルシウム塩が、塩化カルシウム、
    臭化カルシウム、ヨウ化カルシウム、チオシアン酸カル
    シウム、酢酸カルシウム、次亜塩素酸カルシウムおよび
    過塩素酸カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも
    1種である請求項5記載のグルコースセンサ。
  7. 【請求項7】 前記物質が、ヘキソースである請求項3
    に記載のグルコースセンサ。
  8. 【請求項8】 前記ヘキソースが、ガラクトース、マン
    ノース、フルクトース、ソルボース、タロース、タガト
    ースおよびプシコースからなる群より選ばれる少なくと
    も1種である請求項7記載のグルコースセンサ。
  9. 【請求項9】 血液中の基質および前記基質と特異的に
    反応する酵素を電子受容体の存在下で反応させる工程、
    および前記酵素反応に伴って還元された電子受容体を電
    気化学的に測定する工程を含み、前記酵素反応の反応系
    に、カルシウム塩を含ませて、血液中に含まれる赤血球
    がグルコースに及ぼす作用を抑制することを特徴とする
    グルコースの定量法。
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