JP2000009162A - ディスクブレーキ用パッドクリップ - Google Patents
ディスクブレーキ用パッドクリップInfo
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- JP2000009162A JP2000009162A JP10176253A JP17625398A JP2000009162A JP 2000009162 A JP2000009162 A JP 2000009162A JP 10176253 A JP10176253 A JP 10176253A JP 17625398 A JP17625398 A JP 17625398A JP 2000009162 A JP2000009162 A JP 2000009162A
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- rotor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロータのアウタ側の戻し力をインナ側より大
きくし、ロータに対してアウタ側およびインナ側の摩擦
パッドの間隔を均一にして、引摺り抵抗の低減、および
偏摩耗を防止するディスクブレーキ用パッドクリップを
提供する。 【解決手段】 ロータに対向して配置したインナ側およ
びアウタ側の摩擦パッドと、この摩擦パッドからの制動
力を支承するサポートとを有するディスクブレーキに用
いられ、前記摩擦パッドの側縁部とサポートのアンカ部
との間に装着して摩擦パッドを支持し、かつ、戻し力で
摩擦パッドをロータから離隔するパッドクリップにおい
て、アウタ側のパッドクリップの戻し力をインナ側の戻
し力よりも大きくした構成としている。
きくし、ロータに対してアウタ側およびインナ側の摩擦
パッドの間隔を均一にして、引摺り抵抗の低減、および
偏摩耗を防止するディスクブレーキ用パッドクリップを
提供する。 【解決手段】 ロータに対向して配置したインナ側およ
びアウタ側の摩擦パッドと、この摩擦パッドからの制動
力を支承するサポートとを有するディスクブレーキに用
いられ、前記摩擦パッドの側縁部とサポートのアンカ部
との間に装着して摩擦パッドを支持し、かつ、戻し力で
摩擦パッドをロータから離隔するパッドクリップにおい
て、アウタ側のパッドクリップの戻し力をインナ側の戻
し力よりも大きくした構成としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の制動をな
すディスクブレーキに用いられるパッドクリップに係
り、特に、ロータの軸方向に移動されるインナ側および
アウタ側の摩擦パッドの戻り量を均一にし、ロータの回
転による引摺り抵抗の低減、および偏摩耗を防止するパ
ッドクリップの改良に関する。
すディスクブレーキに用いられるパッドクリップに係
り、特に、ロータの軸方向に移動されるインナ側および
アウタ側の摩擦パッドの戻り量を均一にし、ロータの回
転による引摺り抵抗の低減、および偏摩耗を防止するパ
ッドクリップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクブレーキでは、ロータを
挟圧可能に配置される一対の摩擦パッドをサポートに装
着し、キャリパと液圧シリンダ装置によってロータを挟
圧した摩擦パッドがロータとともに回転しようとする際
に、パッド側縁部をサポートによって支承することによ
り制動力を発揮させるようにしている。摩擦パッドをサ
ポートに保持しつつロータ面に接するように移動させる
ため、摩擦パッドとサポトとの間のアンカ部分には摺動
抵抗を低減させるためのパッドクリップが装着されてい
る。このパッドクリップは、前記摩擦パッドの側縁部に
対面するサポートのアンカ面に装着され、サポートのア
ンカ形状に倣うように形成されている。そして、パッド
クリップを前記摩擦パッドの内周側まで延在させ、この
延在端に、前記摩擦パッドのロータ回入側の内周側コー
ナ部に係合するばね部を連設している。
挟圧可能に配置される一対の摩擦パッドをサポートに装
着し、キャリパと液圧シリンダ装置によってロータを挟
圧した摩擦パッドがロータとともに回転しようとする際
に、パッド側縁部をサポートによって支承することによ
り制動力を発揮させるようにしている。摩擦パッドをサ
ポートに保持しつつロータ面に接するように移動させる
ため、摩擦パッドとサポトとの間のアンカ部分には摺動
抵抗を低減させるためのパッドクリップが装着されてい
る。このパッドクリップは、前記摩擦パッドの側縁部に
対面するサポートのアンカ面に装着され、サポートのア
ンカ形状に倣うように形成されている。そして、パッド
クリップを前記摩擦パッドの内周側まで延在させ、この
延在端に、前記摩擦パッドのロータ回入側の内周側コー
ナ部に係合するばね部を連設している。
【0003】例えば、実開昭61−7632号公報に
は、図7に示すようなディスクブレーキが示されてい
る。同公報によれば、サポート71は、車両の非回転部
分に取り付けられ、かつロータ72の回転方向に間隔を
おき、ロータ72の一側から外周を跨いで他側に延びる
一対のアーム74を有している。キャリパ81は、ロー
タ72の外周を跨ぎ、ロータ72の両側に対向する脚部
79、80を有している。このキャリパ81は、サポー
ト71に摺動自在に取り付けられている。サポート71
の一対のアーム74の互いに対向する壁面には、それぞ
れパッドガイド部75、76が設けられている。
は、図7に示すようなディスクブレーキが示されてい
る。同公報によれば、サポート71は、車両の非回転部
分に取り付けられ、かつロータ72の回転方向に間隔を
おき、ロータ72の一側から外周を跨いで他側に延びる
一対のアーム74を有している。キャリパ81は、ロー
タ72の外周を跨ぎ、ロータ72の両側に対向する脚部
79、80を有している。このキャリパ81は、サポー
ト71に摺動自在に取り付けられている。サポート71
の一対のアーム74の互いに対向する壁面には、それぞ
れパッドガイド部75、76が設けられている。
【0004】パッドガイド部75、76には、図8に示
すような、パッドクリップ84、85が挿入され、摩擦
パッド77、78をガイドしている。パッドクリップ8
4、85は、摩擦パッド77、78の側面と対峙するパ
ッドクリップ84、85の壁面に、ロータ72の軸方向
でロータ72より遠ざかる側を基部としてロータ72に
近接する側の先端部が摩擦パッド77、78側に切り起
こされた舌部89を形成している。舌部89は、舌部8
9の先端側を摩擦パッド77、78の裏板のロータ72
と対向する側のコーナ部に当接させて、摩擦パッド7
7、78をロータ72から離隔する方向の戻し力を有し
ている。
すような、パッドクリップ84、85が挿入され、摩擦
パッド77、78をガイドしている。パッドクリップ8
4、85は、摩擦パッド77、78の側面と対峙するパ
ッドクリップ84、85の壁面に、ロータ72の軸方向
でロータ72より遠ざかる側を基部としてロータ72に
近接する側の先端部が摩擦パッド77、78側に切り起
こされた舌部89を形成している。舌部89は、舌部8
9の先端側を摩擦パッド77、78の裏板のロータ72
と対向する側のコーナ部に当接させて、摩擦パッド7
7、78をロータ72から離隔する方向の戻し力を有し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパッドクリップにあっては、摩擦パッドを戻す戻し
力は、インナ側とアウタ側とでは、同一の戻し力に設定
されている。しかし、インナ側の戻し抵抗が、摩擦パッ
ドの摺動抵抗のみであるのに対して、アウタ側は摩擦パ
ッドの摺動抵抗に加え、キャリパの摺動抵抗が加わり、
アウタ側の方が戻し抵抗が大きい。このため、ロータに
対するインナ側の摩擦パッドとアウタ側の摩擦パッドと
の間隔が不均一となり、ロータの回転によるアウタ側の
摩擦パッドに引摺り抵抗が生ずるとともに、偏摩耗が生
ずるという問題があった。
来のパッドクリップにあっては、摩擦パッドを戻す戻し
力は、インナ側とアウタ側とでは、同一の戻し力に設定
されている。しかし、インナ側の戻し抵抗が、摩擦パッ
ドの摺動抵抗のみであるのに対して、アウタ側は摩擦パ
ッドの摺動抵抗に加え、キャリパの摺動抵抗が加わり、
アウタ側の方が戻し抵抗が大きい。このため、ロータに
対するインナ側の摩擦パッドとアウタ側の摩擦パッドと
の間隔が不均一となり、ロータの回転によるアウタ側の
摩擦パッドに引摺り抵抗が生ずるとともに、偏摩耗が生
ずるという問題があった。
【0006】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、その目的は、アウタ側の戻し力をインナ側より
大きくし、ロータに対するアウタ側およびインナ側の摩
擦パッドの間隔を均一にして、引摺り抵抗の低減、およ
び偏摩耗を防止するディスクブレーキ用パッドクリップ
を提供することを目的としている。
もので、その目的は、アウタ側の戻し力をインナ側より
大きくし、ロータに対するアウタ側およびインナ側の摩
擦パッドの間隔を均一にして、引摺り抵抗の低減、およ
び偏摩耗を防止するディスクブレーキ用パッドクリップ
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
この発明に係るディスクブレーキ用パッドクリップは、
ロータに対向して配置したインナ側およびアウタ側の摩
擦パッドと、この摩擦パッドからの制動力を支承するサ
ポートとを有するディスクブレーキに用いられ、前記摩
擦パッドの側縁部とサポートのアンカ部との間に装着し
て摩擦パッドを支持し、かつ、戻し力で摩擦パッドをロ
ータから離隔するパッドクリップにおいて、アウタ側の
パッドクリップの戻し力をインナ側の戻し力よりも大き
くしたものである。
この発明に係るディスクブレーキ用パッドクリップは、
ロータに対向して配置したインナ側およびアウタ側の摩
擦パッドと、この摩擦パッドからの制動力を支承するサ
ポートとを有するディスクブレーキに用いられ、前記摩
擦パッドの側縁部とサポートのアンカ部との間に装着し
て摩擦パッドを支持し、かつ、戻し力で摩擦パッドをロ
ータから離隔するパッドクリップにおいて、アウタ側の
パッドクリップの戻し力をインナ側の戻し力よりも大き
くしたものである。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、ロータのインナ側および
アウタ側にパッドクリップを設けるとともに、摩擦パッ
ドをロータから離隔するばね部を有しており、そのばね
による戻し力をアウタ側で強くしている。これにより、
ブレーキの作動時から非作動時に移行するとき、アウタ
側でキャリパの摺動抵抗が加わってもロータを摩擦パッ
ドからインナ側と一様に離隔する。
アウタ側にパッドクリップを設けるとともに、摩擦パッ
ドをロータから離隔するばね部を有しており、そのばね
による戻し力をアウタ側で強くしている。これにより、
ブレーキの作動時から非作動時に移行するとき、アウタ
側でキャリパの摺動抵抗が加わってもロータを摩擦パッ
ドからインナ側と一様に離隔する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るディスクブ
レーキ用パッドクリップの実施例について、図面を参照
して詳述する。まず、ディスクブレーキ用パッドクリッ
プが付設されているディスクブレーキ装置について、図
1の平面図、図2の正面図および図3の背面図(図1の
Z矢視図を上下回転して表示)を用いて説明する。図
1、図2および図3において、ディスクブレーキ装置
は、ロータ10を跨ぐキャリパ12が、車体に取付けら
れたサポート14により支持されている左右一対の平行
なガイドピン16、18でガイドされ、ロータ軸方向に
沿って移動可能としている。キャリパ12のインナ側に
は液圧シリンダ20が装備され、この液圧シリンダ20
のピストン20aによりインナパッド22をロータ10
のインナ面側に押し付け可能としている。また、インナ
パッド22からの反力により、ガイドピン16、18で
ガイドされるキャリパ12の移動で、アウタ側のキャリ
パ爪24にてアウタパッド26をロータ10のアウタ面
側に押し付けるようにしている。
レーキ用パッドクリップの実施例について、図面を参照
して詳述する。まず、ディスクブレーキ用パッドクリッ
プが付設されているディスクブレーキ装置について、図
1の平面図、図2の正面図および図3の背面図(図1の
Z矢視図を上下回転して表示)を用いて説明する。図
1、図2および図3において、ディスクブレーキ装置
は、ロータ10を跨ぐキャリパ12が、車体に取付けら
れたサポート14により支持されている左右一対の平行
なガイドピン16、18でガイドされ、ロータ軸方向に
沿って移動可能としている。キャリパ12のインナ側に
は液圧シリンダ20が装備され、この液圧シリンダ20
のピストン20aによりインナパッド22をロータ10
のインナ面側に押し付け可能としている。また、インナ
パッド22からの反力により、ガイドピン16、18で
ガイドされるキャリパ12の移動で、アウタ側のキャリ
パ爪24にてアウタパッド26をロータ10のアウタ面
側に押し付けるようにしている。
【0010】サポート14は、ロータ10を跨いで配設
され、その一面側14aはロータ10のインナ面に対面
配置されており、取付けボルト28にて車両ボディ側へ
固定され、また、他面側14bはロータ10のアウタ面
に対面配置されている。ロータ10の周縁より外方にガ
イドピン16、18の取付け位置が設定されている。ま
た、サポート14にはインナパッド22が装着されてお
り、インナパッド22をロータ軸方向に移動可能とし、
かつ制動に伴う回転トルクを支持可能としている。これ
はインナパッド22の両側縁にインナ側突起25Aを形
成するとともに、サポート14の一面側14aの対応部
にはロータ軸方向に沿ったインナ側凹溝27Aを形成
し、この凹凸嵌合部を制動アンカ部としているものであ
る。キャリパ12の液圧シリンダ20を作動させること
で、インナパッド22が凹凸嵌合部でガイドされつつ移
動してロータ10に押し付けられ、インナパッド22が
ロータ10に追随して回転しようとする際、凹凸嵌合部
がアンカ機能をなして制動トルクを受けるものとなって
いる。
され、その一面側14aはロータ10のインナ面に対面
配置されており、取付けボルト28にて車両ボディ側へ
固定され、また、他面側14bはロータ10のアウタ面
に対面配置されている。ロータ10の周縁より外方にガ
イドピン16、18の取付け位置が設定されている。ま
た、サポート14にはインナパッド22が装着されてお
り、インナパッド22をロータ軸方向に移動可能とし、
かつ制動に伴う回転トルクを支持可能としている。これ
はインナパッド22の両側縁にインナ側突起25Aを形
成するとともに、サポート14の一面側14aの対応部
にはロータ軸方向に沿ったインナ側凹溝27Aを形成
し、この凹凸嵌合部を制動アンカ部としているものであ
る。キャリパ12の液圧シリンダ20を作動させること
で、インナパッド22が凹凸嵌合部でガイドされつつ移
動してロータ10に押し付けられ、インナパッド22が
ロータ10に追随して回転しようとする際、凹凸嵌合部
がアンカ機能をなして制動トルクを受けるものとなって
いる。
【0011】一方、インナパッド22による押し付け反
力によって、キャリパ12はガイドピン16、18によ
りガイドされてロータ軸方向に沿ってインナ側に移動
し、アウタパッド26をキャリパ爪24によってロータ
10に押し付ける。このアウタパッド26の制動トルク
は、インナパッド22と同様に、アウタパッド26の両
側縁にアウタ側突起25Bを形成するとともに、サポー
ト14の他面側14bの対応部にはロータ軸方向に沿っ
たアウタ側凹溝27Bを形成し、この凹凸嵌合部を制動
アンカ部としているものである。キャリパ爪24は3本
形成されており、各爪24にて係合する構造となってい
る。したがって、アウタパッド26がロータ10に押し
付けられて制動トルクが発生した場合、これはキャリパ
12に伝達され、ロータ回入側のガイドピン16を介し
てサポートにて支持される。
力によって、キャリパ12はガイドピン16、18によ
りガイドされてロータ軸方向に沿ってインナ側に移動
し、アウタパッド26をキャリパ爪24によってロータ
10に押し付ける。このアウタパッド26の制動トルク
は、インナパッド22と同様に、アウタパッド26の両
側縁にアウタ側突起25Bを形成するとともに、サポー
ト14の他面側14bの対応部にはロータ軸方向に沿っ
たアウタ側凹溝27Bを形成し、この凹凸嵌合部を制動
アンカ部としているものである。キャリパ爪24は3本
形成されており、各爪24にて係合する構造となってい
る。したがって、アウタパッド26がロータ10に押し
付けられて制動トルクが発生した場合、これはキャリパ
12に伝達され、ロータ回入側のガイドピン16を介し
てサポートにて支持される。
【0012】次に、本発明に係るディスクブレーキ用パ
ッドクリップ31、33について、図2から図5を用い
て説明する。図4は実施例に係るディスクブレーキ用パ
ッドクリップをディスクブレーキに装着した状態の図2
の一部拡大断面図であり、図5は図4のA−A断面図で
あり、図6(1)はディスクブレーキ用パッドクリップ
(以下、パッドクリップという。)の平面図、図6
(2)は正面図、図6(3)は底面図、および図6
(4)は側面図(正面図のY矢視図)である。なお、図
4から図6は回入側パッドクリップ31を示している。
ッドクリップ31、33について、図2から図5を用い
て説明する。図4は実施例に係るディスクブレーキ用パ
ッドクリップをディスクブレーキに装着した状態の図2
の一部拡大断面図であり、図5は図4のA−A断面図で
あり、図6(1)はディスクブレーキ用パッドクリップ
(以下、パッドクリップという。)の平面図、図6
(2)は正面図、図6(3)は底面図、および図6
(4)は側面図(正面図のY矢視図)である。なお、図
4から図6は回入側パッドクリップ31を示している。
【0013】図2、図4、および図5において、パッド
クリップは、ロータ10の回入側に回入側パッドクリッ
プ31と、ロータ10の回出側に回出側パッドクリップ
33とからなり、それぞれインナパッド22およびアウ
タパッド26と、サポート14との間のアンカ部に挿入
され、摺動抵抗を低減している。なお、以下では、回入
側パッドクリップ31と回出側パッドクリップ33と
は、形状が同一で、対称に形成されているため、回入側
パッドクリップ31について説明し、回出側パッドクリ
ップ33については説明を省略する。また、インナパッ
ド22およびアウタパッド26とを同時に示すときには
摩擦パッド22Aとして表示する。
クリップは、ロータ10の回入側に回入側パッドクリッ
プ31と、ロータ10の回出側に回出側パッドクリップ
33とからなり、それぞれインナパッド22およびアウ
タパッド26と、サポート14との間のアンカ部に挿入
され、摺動抵抗を低減している。なお、以下では、回入
側パッドクリップ31と回出側パッドクリップ33と
は、形状が同一で、対称に形成されているため、回入側
パッドクリップ31について説明し、回出側パッドクリ
ップ33については説明を省略する。また、インナパッ
ド22およびアウタパッド26とを同時に示すときには
摩擦パッド22Aとして表示する。
【0014】図2および図4に示すように、摩擦パッド
22Aをロータ10の軸方向(図2の紙面に直交する方
向)にガイドするために、摩擦パッド22Aと、パッド
保持と制動アンカをなすサポート14との間の凹凸嵌合
部を形成している。実施例では摩擦パッド22Aの側端
面部に突起25を形成し、摩擦パッド側端面に対向する
サポート14の制動アンカ部に凹溝27を形成して、両
者を嵌合させている。実施例に係るパッドクリップはこ
のような凹凸嵌合部の隙間に沿って配設されており、こ
れがインナ側およびアウタ側の両側で同様に摩擦パッド
22Aを保持するべくロータ10の外周を跨ぐように逆
U字形状の平板部材を折曲して形成されている。
22Aをロータ10の軸方向(図2の紙面に直交する方
向)にガイドするために、摩擦パッド22Aと、パッド
保持と制動アンカをなすサポート14との間の凹凸嵌合
部を形成している。実施例では摩擦パッド22Aの側端
面部に突起25を形成し、摩擦パッド側端面に対向する
サポート14の制動アンカ部に凹溝27を形成して、両
者を嵌合させている。実施例に係るパッドクリップはこ
のような凹凸嵌合部の隙間に沿って配設されており、こ
れがインナ側およびアウタ側の両側で同様に摩擦パッド
22Aを保持するべくロータ10の外周を跨ぐように逆
U字形状の平板部材を折曲して形成されている。
【0015】パッドクリップは、ロータ10のインナ側
部位およびアウタ側部位のそれぞれにおいて、サポート
14の凹溝27に嵌合される側面視コ字形状35を、ま
た、コ字形状35に続いて形成されサポート14の突起
14Aに嵌合される逆コ字形状37を有している。すな
わち、コ字形状35は、凹凸嵌合部の内奥部に位置する
アンカ面27aに沿うアンカ片39と、このアンカ片3
9の上下端で屈曲された上下の対向片41、43とから
なる。また、逆コ字形状37は、前記上対向片41に接
続して形成され、サポート14の突起14Aに嵌合され
る上対向片41と、この上対向片41に対向し突起14
Aに嵌合される上片45と、上対向片41と上片45と
を接続し、突起14Aの端面と離隔している接続片47
とからなる。そして、上片45の端部がさらに屈曲され
て、ロータ外周側方向に延びる連結片49が設けられ、
この連結片49がインナおよびアウタの両者を繋ぐブリ
ッジ部51に連接しているのである。
部位およびアウタ側部位のそれぞれにおいて、サポート
14の凹溝27に嵌合される側面視コ字形状35を、ま
た、コ字形状35に続いて形成されサポート14の突起
14Aに嵌合される逆コ字形状37を有している。すな
わち、コ字形状35は、凹凸嵌合部の内奥部に位置する
アンカ面27aに沿うアンカ片39と、このアンカ片3
9の上下端で屈曲された上下の対向片41、43とから
なる。また、逆コ字形状37は、前記上対向片41に接
続して形成され、サポート14の突起14Aに嵌合され
る上対向片41と、この上対向片41に対向し突起14
Aに嵌合される上片45と、上対向片41と上片45と
を接続し、突起14Aの端面と離隔している接続片47
とからなる。そして、上片45の端部がさらに屈曲され
て、ロータ外周側方向に延びる連結片49が設けられ、
この連結片49がインナおよびアウタの両者を繋ぐブリ
ッジ部51に連接しているのである。
【0016】このようなパッドクリップは、前記コ字形
状35をサポート14の制動アンカ部に凹溝27に当接
するように装着し、また、逆コ字形状37をサポート1
4の突起14Aの端面と離隔するとともに、上対向片4
1と上片45とで突起14Aに嵌合することで、サポー
ト14に装着される。パッドクリップは、サポート14
から離脱しないように、アンカ片39にはアンカ用サポ
ート挟着爪55が、また、上対向片41には上用サポー
ト挟着爪53が形成されている。このうち、アンカ用サ
ポート挟着爪55は、ロータ10の面側のサポート14
に当接するロータ内方用サポート挟着爪55Aがアンカ
片39より折曲されて突出し、また、ロータ10の反対
面側のサポート14に当接するロータ外方用サポート挟
着爪55Bがアンカ片39より折曲されて突出し、それ
ぞれのロータ内方用サポート挟着爪55Aとロータ外方
用サポート挟着爪55Bとでサポート14を挟着してい
る。このサポート挟着爪55はそれぞれ先端側に円弧部
Paが形成されて、円弧部Paでサポート14を挟着し
ている。このサポート挟着爪55は後述する戻しばね部
60に近接した距離(La)で設けられている。
状35をサポート14の制動アンカ部に凹溝27に当接
するように装着し、また、逆コ字形状37をサポート1
4の突起14Aの端面と離隔するとともに、上対向片4
1と上片45とで突起14Aに嵌合することで、サポー
ト14に装着される。パッドクリップは、サポート14
から離脱しないように、アンカ片39にはアンカ用サポ
ート挟着爪55が、また、上対向片41には上用サポー
ト挟着爪53が形成されている。このうち、アンカ用サ
ポート挟着爪55は、ロータ10の面側のサポート14
に当接するロータ内方用サポート挟着爪55Aがアンカ
片39より折曲されて突出し、また、ロータ10の反対
面側のサポート14に当接するロータ外方用サポート挟
着爪55Bがアンカ片39より折曲されて突出し、それ
ぞれのロータ内方用サポート挟着爪55Aとロータ外方
用サポート挟着爪55Bとでサポート14を挟着してい
る。このサポート挟着爪55はそれぞれ先端側に円弧部
Paが形成されて、円弧部Paでサポート14を挟着し
ている。このサポート挟着爪55は後述する戻しばね部
60に近接した距離(La)で設けられている。
【0017】戻しばね部60は、ロータ10の反対面側
のサポート14に当接するロータ外方用サポート挟着爪
55Bに近接した距離(La)に並列するように、アン
カ片39より折曲されて突出している。この戻しばね部
60は、アンカ片39よりサポート14に向けて小さい
半径Raで円形形状で折曲された後に、円形形状に接続
して摩擦パッド22Aに向けて大きな半径Rbの円弧形
状で折曲されて、クリップ形状に形成されている。この
戻しばね部60は、インナ側にインナ用戻しばね部60
Aが、また、アウタ側にアウタ用戻しばね部60Bがそ
れぞれ設けられている。インナ用戻しばね部60Aは、
インナパッド22に当接(図5のQa)してロータ10
からインナパッド22が離隔するように作用している。
同様に、アウタ用戻しばね部60Bは、アウタパッド2
6に当接(図5のQb)してロータ10からアウタパッ
ド26が離隔するように作用している。回入側パッドク
リップ31のアウタ用戻しばね部60Bのアウタ用戻し
ばね力FIoは、インナ用戻しばね部60Aのインナ用
戻しばね力FIiよりも大きく設定されている。このア
ウタ用戻しばね力FIoとインナ用戻しばね力FIiと
の戻しばね力Fの差は、クリップ形状の差により設定さ
れている。例えば、小さい半径Raを小さくして戻し力
を大きくしたり、幅を広くして戻し力を大きくしたりし
ている。また、同様に、回出側パッドクリップ31のア
ウタ用戻しばね部60Bのアウタ用戻しばね力FIo
は、インナ用戻しばね部60Aのインナ用戻しばね力F
Iiよりも大きくされている。
のサポート14に当接するロータ外方用サポート挟着爪
55Bに近接した距離(La)に並列するように、アン
カ片39より折曲されて突出している。この戻しばね部
60は、アンカ片39よりサポート14に向けて小さい
半径Raで円形形状で折曲された後に、円形形状に接続
して摩擦パッド22Aに向けて大きな半径Rbの円弧形
状で折曲されて、クリップ形状に形成されている。この
戻しばね部60は、インナ側にインナ用戻しばね部60
Aが、また、アウタ側にアウタ用戻しばね部60Bがそ
れぞれ設けられている。インナ用戻しばね部60Aは、
インナパッド22に当接(図5のQa)してロータ10
からインナパッド22が離隔するように作用している。
同様に、アウタ用戻しばね部60Bは、アウタパッド2
6に当接(図5のQb)してロータ10からアウタパッ
ド26が離隔するように作用している。回入側パッドク
リップ31のアウタ用戻しばね部60Bのアウタ用戻し
ばね力FIoは、インナ用戻しばね部60Aのインナ用
戻しばね力FIiよりも大きく設定されている。このア
ウタ用戻しばね力FIoとインナ用戻しばね力FIiと
の戻しばね力Fの差は、クリップ形状の差により設定さ
れている。例えば、小さい半径Raを小さくして戻し力
を大きくしたり、幅を広くして戻し力を大きくしたりし
ている。また、同様に、回出側パッドクリップ31のア
ウタ用戻しばね部60Bのアウタ用戻しばね力FIo
は、インナ用戻しばね部60Aのインナ用戻しばね力F
Iiよりも大きくされている。
【0018】また、摩擦パッド22Aは、図1および図
2に示すように、略扇形の外形形状を有するライニング
61と略同形状を有する裏板63とから構成されてお
り、ロータ10の回転方向にてサポート14のアンカ領
域端面に各々対向する両側縁部を有しているが、上述し
たように、この摩擦パッド22Aの両側縁部にはサポー
ト14の凹溝27に係合させる突起25が形成されてい
る。そして、ロータ周方向両側の突起25をパッドクリ
ップのコ字形状35に係合させることで、ロータ10の
インナ側およびアウタ側に各々摩擦パッド22Aが配置
される。この摩擦パッド22Aは、突起25をパッドク
リップのコ字形状35に差し込み、裏板63を戻しばね
部60に当接して、摩擦パッド22Aをロータ10から
離隔して装着される。
2に示すように、略扇形の外形形状を有するライニング
61と略同形状を有する裏板63とから構成されてお
り、ロータ10の回転方向にてサポート14のアンカ領
域端面に各々対向する両側縁部を有しているが、上述し
たように、この摩擦パッド22Aの両側縁部にはサポー
ト14の凹溝27に係合させる突起25が形成されてい
る。そして、ロータ周方向両側の突起25をパッドクリ
ップのコ字形状35に係合させることで、ロータ10の
インナ側およびアウタ側に各々摩擦パッド22Aが配置
される。この摩擦パッド22Aは、突起25をパッドク
リップのコ字形状35に差し込み、裏板63を戻しばね
部60に当接して、摩擦パッド22Aをロータ10から
離隔して装着される。
【0019】図5は、例えば、ロータ10の回入側に回
入側パッドクリップ31が示されている。回入側パッド
クリップ31は、サポート14の一面側14aとロータ
10の他面側14bとに、パッドクリップのロータ内方
用サポート挟着爪55Aとロータ外方用サポート挟着爪
55Bとで、それぞれサポート14を挟着している。ま
た、前述のように、回入側パッドクリップ31は摩擦パ
ッド22Aの突起25がコ字形状35に差し込まれると
ともに、回入側パッドクリップ31のコ字形状35はサ
ポート14の凹溝27に係合されている。これにより、
回入側パッドクリップ31は、インナパッド22および
アウタパッド26の回入側を、ロータ軸方向に移動可能
とし、かつ制動に伴う回転トルクを支持可能としてい
る。回入側パッドクリップ31のインナ用戻しばね部6
0Aは、インナパッド22に当接してロータ10からイ
ンナパッド22が離隔させている。また、アウタ用戻し
ばね部60Bは、アウタパッド26に当接してロータ1
0からアウタパッド26が離隔させている。
入側パッドクリップ31が示されている。回入側パッド
クリップ31は、サポート14の一面側14aとロータ
10の他面側14bとに、パッドクリップのロータ内方
用サポート挟着爪55Aとロータ外方用サポート挟着爪
55Bとで、それぞれサポート14を挟着している。ま
た、前述のように、回入側パッドクリップ31は摩擦パ
ッド22Aの突起25がコ字形状35に差し込まれると
ともに、回入側パッドクリップ31のコ字形状35はサ
ポート14の凹溝27に係合されている。これにより、
回入側パッドクリップ31は、インナパッド22および
アウタパッド26の回入側を、ロータ軸方向に移動可能
とし、かつ制動に伴う回転トルクを支持可能としてい
る。回入側パッドクリップ31のインナ用戻しばね部6
0Aは、インナパッド22に当接してロータ10からイ
ンナパッド22が離隔させている。また、アウタ用戻し
ばね部60Bは、アウタパッド26に当接してロータ1
0からアウタパッド26が離隔させている。
【0020】このような構成のパッドクリップの作用は
次のようになる。車両前進中の制動は、キャリパ12の
インナ側に設けた液圧シリンダ20により、インナパッ
ド22をロータ10にインナ押付力Wiで押し付け、ま
た、インナパッド22からの反力によるキャリパ12の
移動で、アウタ側のキャリパ爪24にてアウタパッド2
6をロータ10にアウタ押付力Woで押し付けて制動し
ている。この制動を解除しようとしたとき、液圧シリン
ダ20のピストン20aに作用している圧力を低下させ
る。これにより、インナパッド22およびアウタパッド
26は、ロータ10から離隔するようなパッドクリップ
の戻し力を受ける。このとき、回入側パッドクリップ3
1のアウタ用戻しばね部60Bのアウタ用戻しばね力F
Ioは、インナ用戻しばね部60Aのインナ用戻しばね
力FIiよりも大きく設定されている。また、同様に、
回出側パッドクリップ31のアウタ用戻しばね部60B
のアウタ用戻しばね力FIoは、インナ用戻しばね部6
0Aのインナ用戻しばね力FIiよりも大きく設定され
ている。このアウタ用戻しばね力FIoがインナ用戻し
ばね力FIiよりも大きく設定することにより、キャリ
パ12がガイドピン16、18によりガイドされてロー
タ軸方向に沿って移動するときの摺動抵抗に抗して移動
し、ロータ10からインナパッド22およびアウタパッ
ド26が均一に離隔していく。すなわち、インナ用戻し
ばね力FIiではインナパッド22のみを離隔している
のに対して、アウタ用戻しばね力FIoはアウタパッド
26およびキャリパ12とを離隔しているためその分だ
け戻し力を大きくしている。これにより、ブレーキの作
動時から非作動時に移行するとき、アウタ側でキャリパ
の摺動抵抗が加わってもロータからアウタ側の摩擦パッ
ドをインナ側の摩擦パッドと一様に離隔する。インナ側
およびアウタ側の摩擦パッドがロータから均一に離隔す
るため引摺られて偏摩耗が生ずることがなくなり、摩擦
パッドを一様に摩耗させることができる。
次のようになる。車両前進中の制動は、キャリパ12の
インナ側に設けた液圧シリンダ20により、インナパッ
ド22をロータ10にインナ押付力Wiで押し付け、ま
た、インナパッド22からの反力によるキャリパ12の
移動で、アウタ側のキャリパ爪24にてアウタパッド2
6をロータ10にアウタ押付力Woで押し付けて制動し
ている。この制動を解除しようとしたとき、液圧シリン
ダ20のピストン20aに作用している圧力を低下させ
る。これにより、インナパッド22およびアウタパッド
26は、ロータ10から離隔するようなパッドクリップ
の戻し力を受ける。このとき、回入側パッドクリップ3
1のアウタ用戻しばね部60Bのアウタ用戻しばね力F
Ioは、インナ用戻しばね部60Aのインナ用戻しばね
力FIiよりも大きく設定されている。また、同様に、
回出側パッドクリップ31のアウタ用戻しばね部60B
のアウタ用戻しばね力FIoは、インナ用戻しばね部6
0Aのインナ用戻しばね力FIiよりも大きく設定され
ている。このアウタ用戻しばね力FIoがインナ用戻し
ばね力FIiよりも大きく設定することにより、キャリ
パ12がガイドピン16、18によりガイドされてロー
タ軸方向に沿って移動するときの摺動抵抗に抗して移動
し、ロータ10からインナパッド22およびアウタパッ
ド26が均一に離隔していく。すなわち、インナ用戻し
ばね力FIiではインナパッド22のみを離隔している
のに対して、アウタ用戻しばね力FIoはアウタパッド
26およびキャリパ12とを離隔しているためその分だ
け戻し力を大きくしている。これにより、ブレーキの作
動時から非作動時に移行するとき、アウタ側でキャリパ
の摺動抵抗が加わってもロータからアウタ側の摩擦パッ
ドをインナ側の摩擦パッドと一様に離隔する。インナ側
およびアウタ側の摩擦パッドがロータから均一に離隔す
るため引摺られて偏摩耗が生ずることがなくなり、摩擦
パッドを一様に摩耗させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るロー
タのアウタ側およびインナ側にパッドクリップを設ける
とともに、摩擦パッドをロータから離隔するばね部を有
し、そのばねによる戻し力をロータのアウタ側で強くし
ている構成のため、ブレーキの作動時から非作動時に移
行するとき、アウタ側でキャリパの摺動抵抗が加わって
もロータからアウタ側の摩擦パッドをインナ側の摩擦パ
ッドと一様に離隔する。このため、両摩擦パッドがロー
タから均一に離隔するため引摺られて偏摩耗が生ずるこ
とがなくなり、一様に摩耗させることができる。
タのアウタ側およびインナ側にパッドクリップを設ける
とともに、摩擦パッドをロータから離隔するばね部を有
し、そのばねによる戻し力をロータのアウタ側で強くし
ている構成のため、ブレーキの作動時から非作動時に移
行するとき、アウタ側でキャリパの摺動抵抗が加わって
もロータからアウタ側の摩擦パッドをインナ側の摩擦パ
ッドと一様に離隔する。このため、両摩擦パッドがロー
タから均一に離隔するため引摺られて偏摩耗が生ずるこ
とがなくなり、一様に摩耗させることができる。
【図1】本発明のディスクブレーキ用パッドクリップを
装着したディスクブレーキ装置の平面図である。
装着したディスクブレーキ装置の平面図である。
【図2】本発明のディスクブレーキ用パッドクリップを
装着したディスクブレーキ装置の正面図である。
装着したディスクブレーキ装置の正面図である。
【図3】本発明のディスクブレーキ用パッドクリップを
装着したディスクブレーキ装置の背面図である。
装着したディスクブレーキ装置の背面図である。
【図4】本発明のディスクブレーキ用パッドクリップを
装着したディスクブレーキ装置の一部拡大断面図であ
る。
装着したディスクブレーキ装置の一部拡大断面図であ
る。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】本発明のディスクブレーキ用パッドクリップの
平面図、正面図、底面図、および側面図である。
平面図、正面図、底面図、および側面図である。
【図7】従来のディスクブレーキ装置の平面図である。
【図8】従来のディスクブレーキ用パッドクリップの説
明図である。
明図である。
10 ロータ 12 キャリパ 14 サポート 16、18 ガイドピン 20 液圧シリンダ 22 インナパッド 22A 摩擦パッド(インナパッドとアウタパッド
を纏めて呼ぶ) 24 キャリパ爪 26 アウタパッド 31 回入側パッドクリップ 33 回出側パッドクリップ 39 アンカ片 41 上対向片 49 連結片 51 ブリッジ部 53 上用サポート挟着爪 55 アンカ用サポート挟着爪 55A ロータ内方用サポート挟着爪 55B ロータ外方用サポート挟着爪 60 戻しばね部 60A インナ用戻しばね部 60B アウタ用戻しばね部 61 ライニング
を纏めて呼ぶ) 24 キャリパ爪 26 アウタパッド 31 回入側パッドクリップ 33 回出側パッドクリップ 39 アンカ片 41 上対向片 49 連結片 51 ブリッジ部 53 上用サポート挟着爪 55 アンカ用サポート挟着爪 55A ロータ内方用サポート挟着爪 55B ロータ外方用サポート挟着爪 60 戻しばね部 60A インナ用戻しばね部 60B アウタ用戻しばね部 61 ライニング
Claims (1)
- 【請求項1】 ロータに対向して配置したインナ側およ
びアウタ側の摩擦パッドと、この摩擦パッドからの制動
力を支承するサポートとを有するディスクブレーキに用
いられ、前記摩擦パッドの側縁部とサポートのアンカ部
との間に装着して摩擦パッドを支持し、かつ、戻し力で
摩擦パッドをロータから離隔するパッドクリップにおい
て、アウタ側のパッドクリップの戻し力をインナ側の戻
し力よりも大きくしたことを特徴とするディスクブレー
キ用パッドクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10176253A JP2000009162A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ディスクブレーキ用パッドクリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10176253A JP2000009162A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ディスクブレーキ用パッドクリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000009162A true JP2000009162A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16010338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10176253A Withdrawn JP2000009162A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ディスクブレーキ用パッドクリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000009162A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111954770A (zh) * | 2018-03-27 | 2020-11-17 | 曙制动器工业株式会社 | 浮动型盘式制动器 |
-
1998
- 1998-06-23 JP JP10176253A patent/JP2000009162A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111954770A (zh) * | 2018-03-27 | 2020-11-17 | 曙制动器工业株式会社 | 浮动型盘式制动器 |
CN111954770B (zh) * | 2018-03-27 | 2022-08-09 | 曙制动器工业株式会社 | 浮动型盘式制动器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050616 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060620 |