JP2709328B2 - ディスクブレーキのパッド戻し構造 - Google Patents

ディスクブレーキのパッド戻し構造

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JP2709328B2
JP2709328B2 JP7116552A JP11655295A JP2709328B2 JP 2709328 B2 JP2709328 B2 JP 2709328B2 JP 7116552 A JP7116552 A JP 7116552A JP 11655295 A JP11655295 A JP 11655295A JP 2709328 B2 JP2709328 B2 JP 2709328B2
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利史 前原
洋 池上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクブレーキのパッ
ド戻し構造に係り、特にフィスト型ディスクブレーキに
おける制動解除時のパッド引き摺りを防止するための改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクブレーキとして、アウタ
パッドトルクの制動トルクをキャリパを介して車体側で
支持するようにし、インナパッドトルクをサポートで支
持するようにした構造のディスクブレーキが知られてい
る(例えば、実開平5−14680号公報)。これは、
ロータを跨ぐキャリパを車体に取付けられたサポートに
対して一対のガイドピンを介してロータ軸方向に沿って
移動可能としておき、キャリパのインナ側に装備した液
圧シリンダによりインナパッドをロータに押し付けると
ともに、その反力によるキャリパの移動でアウタ側の爪
によりアウタパッドをロータに押し付けるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のデ
ィスクブレーキでは、キャリパに装備した液圧シリンダ
機構におけるピストンのシールによる戻し機能によって
ピストン戻しを行っているが、パッドのロータとの接触
による引き摺りを防止するためには、積極的にパッドを
ロータから離反させる必要がある。上述した従来例で
は、V字形のばねをインナパッドおよびアウタパッドの
天端部分に配置し、その一対のばね端部をインナパッド
とアウタパッドの裏金に差込み、V字ばねの広がり作用
によってパッド戻しを行うようにしている。
【0004】しかし、V字ばねを用いたパッド戻し構造
では、ブレーキ非作動時に、摺動性のよい一方のパッド
のみが戻り、他方のパッドは摺動抵抗によって戻らずに
ロータに対して引き摺ることがある。このような現象は
パッドの偏摩耗を生じ、特にアウタパッドがキャリパに
固定されているフィスト型ディスクブレーキでは、V字
ばねでは一方のばね端はインナパッドに係合してこれを
戻し移動させるものの、他端はアウタパッドとともにキ
ャリパの戻し移動作用を行わせる必要があり、アウタパ
ッドの戻りが円滑に行われず、アウタパッドの引き摺り
を確実に防止できる現実的な有効手段が講じられていな
いのが現状である。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、イ
ンナパッドおよびアウタパッドの両者を確実に戻し移動
させてロータに対する引き摺りを有効に防止することが
できるようにしたディスクブレーキのパッド戻し構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るディスクブレーキのパッド戻し構造
は、パッドとサポートとの摺動部にパッドクリップを装
着したディスクブレーキにおいて、前記パッドクリップ
にはサポートへの取付部を設けるとともに、この取付部
を基点としてロータ軸方向に付勢する戻しばね部を延長
板部を介して延長形成し、前記戻しばね部の基端部にお
ける上下縁には前記延長板部側に向けて折り返される係
合爪を設け、前記延長板部の上下縁部には前記係合爪を
係合させる切り欠きを形成し、この前記係合爪の幅寸法
より若干大きく設定された切り欠きの幅寸法にて前記係
合爪の可動範囲を規定することでロータ軸方向に移動す
る前記取付部の戻り移動ストロークを設定するととも
に、前記戻しばね部における前記取付部との対面部分を
前記取付部と同様に断面コ字状に形成し、当該コ字状部
のロータの軸方向に沿った溝を前記パッドのアンカ突起
に対面形成させ、前記パッドのアンカ突起の先端面に設
けた前記戻しばね部が挿入されるばね受け溝に摩擦係合
させることで、このばね受け溝を介して前記戻しばね部
が前記パッドを戻し移動方向に付勢させてなることを特
徴としたものである。この場合において、前記パッドは
インナパッドを対象にした構成とすればよい。
【0007】また、インナパッドをパッドクリップを介
してロータ軸方向移動可能に保持するサポートと、アウ
タパッドを取付けたキャリパとを、スライドガイド機構
を介して組み付けてなるディスクブレーキにおいて、前
記インナパッドとサポートとの摺動部に配設されたパッ
ドクリップはサポートへの取付部と、この取付部を基点
としてインナパッドをロータから離反する方向に付勢す
る戻しばね部とから構成し、前記パッドに対してロータ
軸方向に沿って形成したばね係合部に前記戻しばね部を
摩擦係合させて、インナパッドをロータから離反する方
向に戻し付勢し、前記スライドガイド機構にはガイド面
に摩擦係合するフリクションリングを取付けるとともに
当該前記フリクションリングを反力支点とするばねを設
けてキャリパを介してアウタパッドをロータから離反す
る方向に戻し付勢させてなることを特徴とする。
【0008】更に、インナパッドをロータ軸方向移動可
能に保持するサポートと、キャリパとを、スライドガイ
ド機構を介して組み付け、前記キャリパに設けた液圧手
段によりインナパッドをロータに押し付けるとともにそ
の反力によりキャリパを介してアウタパッドをロータに
押し付けて制動をなすディスクブレーキにおいて、前記
インナパッドおよび前記アウタパッドを戻し付勢可能と
し、前記インナパッドの戻し力は前記液圧手段のシール
によるピストン保持力より小さく、前記アウタパッドの
戻し力は前記インナパッドの戻し力より小さく設定する
ように構成したものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、パッドは半径方向で中間部
に配置されるサポートへのアンカ部にて戻し方向に付勢
され、外周端部のみが付勢されることはないため、内周
側の戻しが遅れてロータへの引き摺りを抑制することが
できるとともに、制動トルクが作用してもこれはパッド
クリップの取付部で支承され、パッド戻しばね部に影響
しないので、戻し作用を安定確実に行わせることができ
る。そして、インナパッドはパッドクリップによる戻し
作用で行い、アウタパッドをスライドガイド機構に設け
た戻しばね部でキャリパを含んで戻し作用を行わせるこ
とにより、戻し付勢力をそれぞれインナとアウタ側の摺
動抵抗に応じた付勢力に設定でき、インナパッドはその
両側縁に配置されたパッドクリップにより制動後に一定
量戻され、アウタパッドはキャリパとともにスライドガ
イドの戻しばねによりピストンがインナパッドに当接す
る程度まで戻される。これによりインナパッドおよびア
ウタパッドの両者ともにロータから確実に離反され、ロ
ータに対するパッドの引き摺りを防止することができる
のである。
【0010】更に、インナパッドの戻し力を液圧手段の
シールによるピストンの保持力より小さくし、キャリパ
の戻し力より大きくすることにより、液圧に応じてシー
ルによるピストンの戻し量と、キャリパの変形量が変る
が、制動解除時のインナパッドを基準位置として、これ
にピストンが当たるまでキャリパがアウタ側に移動する
ことによって、アウタパッドのクリアランスはほぼ一定
に保たれる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係るディスクブレーキのパ
ッド戻し構造の具体的実施例を図面を参照して詳細に説
明する。
【0012】図2〜図4は実施例に係るパッド戻し構造
を備えたディスクブレーキの斜視図、部分断面平面図、
および正面図である。これらの図に示すように、実施例
のディスクブレーキは、ロータ10(図3参照)を跨ぐ
キャリパ12を車体に取付けられたサポート14に対し
て左右一対の平行なガイドピン16、18を介してロー
タ軸方向に沿って移動可能としている。キャリパ12の
インナ側には液圧シリンダ20が装備され、液圧シール
にて封止されて摺動可能にはめ合わされて、液圧ピスト
ンによりインナパッド22をロータ10に押し付け可能
としている。また、インナパッド22からの押し付け反
力によるキャリパ12の移動で、アウタ側のキャリパ爪
24にてアウタパッド26をロータ10に押し付けるよ
うにしている。
【0013】前記サポート14はロータ10のインナ面
に対面配置されており、これは前記ガイドピン16、1
8の取付け位置よりロータ中心寄りの位置で、取付け穴
28に取付けねじを挿通して車輌ボディ側へ固定させる
ものとなっている。そして、ロータ10の周縁より外方
に前記ガイドピン16、18の取付け位置が設定されて
いる。また、サポート14にはインナパッド22が装着
されるようになっており、インナパッド22をロータ軸
方向移動可能とし、かつ制動に伴う回転トルクを支持可
能としている。これはインナパッド22の両側縁にアン
カ突起30を形成するとともに、サポート14の対応部
にはロータ軸方向に沿った凹溝32を形成し、この凹凸
嵌合部を制動アンカ部としているものである。この場
合、凹凸嵌合部はインナパッド22における外周縁部と
内周縁部の中間位置にあるように設定することが望まし
い。キャリパ12の液圧ピストンを作動させることで、
インナパッド22が凹凸嵌合部でガイドされつつ移動し
てロータ10に押し付けられ、パッド22がロータ10
に追随して回転しようとする際、凹凸嵌合部がアンカ機
能をなして制動トルクを受けるものとなっている。
【0014】一方、インナパッド22による押し付け反
力によって、キャリパ12はガイドピン16、18によ
りガイドされてロータ軸方向沿ってインナ側に移動し、
アウタパッド26をキャリパ爪24によってロータ10
に押し付ける。このアウタパッド26の制動トルクはキ
ャリパ12に伝達するように構成され、このため、アウ
タパッド26の背面には係合突起34を形成し、キャリ
パ爪24にはこの係合突起34が挿入される係合穴36
が設けられている。キャリパ爪24は二股に形成されて
おり、各キャリパ爪24に係合突起34が係合しアウタ
パッド26がキャリパ12と一体化した構造となってい
る。したがって、アウタパッド26がロータ10に押し
付けられて制動トルクが発生した場合、これは係合突起
34を介してキャリパ12に伝達され、ロータ回入側の
ガイドピン16を介してサポート14にて支持される。
【0015】ここで、この実施例では、上述のように、
キャリパ12はガイドピン16、18によって移動ガイ
ドされているが、これは図3に示しているように、これ
らガイドピン16、18はキャリパ12に取付けられて
いる。キャリパ12のインナ側には左右(ロータ面に沿
った方向)に延設されるキャリパアーム38を有し、こ
れにガイドピン16、18が直立するようにして締付固
定するものとしている。この実施例では、左右両ガイド
ピン16、18の頭部をキャリパアーム38に固定し、
サポート14には、ロータを跨ぐスライドスリーブ4
0、42を設け、これにロータを跨ぐガイドピン16、
18を挿入している。これによりキャリパ12をロータ
10の軸方向に沿って移動案内するようにしている。前
記アウタパッド26からの制動トルクは、キャリパ12
を介してロータ回入側ガイドピン16に伝達されるが、
このガイドピン16を挿入させているスライドスリーブ
40の摺動内面を介してサポートで支持されるものとな
っている。なお、スライドスリーブ40、42の開口部
分から露出するガイドピン16、18の首部にはゴムブ
ーツ44を取付けて防塵している。
【0016】このように構成されているディスクブレー
キにおいて、非制動時にインナパッド22およびアウタ
パッド26をロータ10から離反させるためのパッド戻
し構造は次のように構成されている。
【0017】まず、図1に示しているように、インナパ
ッド22は両側縁に形成したアンカ突起30をサポート
14に形成した凹溝32、32に嵌合させているが、こ
の嵌合部にはパッドクリップ46、46が配置されてい
る。パッドクリップ46の詳細を図4(1)〜(5)に
示している。図示のように、このパッドクリップ46は
サポート凹溝32、32に装着されて、パッド22のア
ンカ突起30の周縁を挟み込むようにコ字状に形成され
たクリップ本体48を有している。すなわち、クリップ
本体48は上片部48Aと、アンカ片部48Bと、下片
部48Cとをコ字上に折曲形成して、アンカ突起30の
周囲を包着するようになっている。このようなクリップ
本体48の前記アンカ片部48Bの外側縁(液圧シリン
ダ20側)には、T字状に帯板を延長するとともにサポ
ート14の外面に当接されるように折曲形成された戻し
ばね機構部50が形成されているとともに、内側縁(ロ
ータ10側)には、上記戻しばね機構部50との間にサ
ポート14を挟持する押え板片51が折り返されて形成
されている。
【0018】前記戻しばね機構部50は、制動操作によ
ってロータ10に向けて前進したインナパッド22を、
制動解除後に元位置に復帰させるように付勢するもので
あり、サポート14への当接面をばね支持面としてイン
ナパッド22の引き戻しを行うようにしている。このた
め、戻しばね機構部50は前記アンカ片部48BからT
字状に延設される延長板部50Aを有し、その先端側に
S字状折曲げ部50Cを形成し、これをサポート14の
背面側に配置してばね支持部としている。S字状折曲げ
部の最初のU字屈曲部50Caはサポート背面から一定
距離におかれ、次の逆U字屈曲部50Cbがサポート1
4に当接されるようにしている。このS字状の折曲げ部
50Cの先端部からの延長部は前記クリップ本体48の
アンカ片部48Bと平行になるように折り返され、延長
板部50A並びにアンカ片部48Bと平行になるように
形成されており、これがアンカ片部48Bとインナパッ
ド22のアンカ突起30との間に延長されて戻しばね部
50Dを構成するようにしている。この戻しばね部50
Dの基端部における上下縁には前記延長板部50A側に
向けて折り返される係合爪54を設け、他方、延長板部
50Aの上下縁部には前記係合爪54を係合させる切り
欠き52を形成している。この切り欠き52の幅寸法は
係合爪54の幅寸法より若干(m:図4(4)参照)大
きく設定されて係合爪54の可動範囲が規定され、イン
ナパッド22とともにロータ10軸方向に移動するクリ
ップ本体48の戻り移動ストロークを設定している。
【0019】前記戻しばね部50Dにおけるアンカ片部
48Bとの対面部分は、クリップ本体40と同様に断面
コ字状に形成されており、当該コ字状部のロータの軸方
向に沿った溝がインナパッド22のアンカ突起30に対
面形成されるように、上部ばね片50Duと下部ばね片
50Ddとが折曲形成されている。一方、インナパッド
22のアンカ突起30の先端面には、上記戻しばね部5
0Dが挿入されるばね受け溝55が形成されている。こ
のばね受け溝55を介して戻しばね部50Dがインナパ
ッド22を戻し移動方向に付勢するようにしている。こ
の構造を図5に拡大して示している。ばね受け溝55の
深さPは、戻しばね部50Dの上下ばね片50Du、5
0Ddの挿入寸法長さQより大きくなっている。戻しば
ね部50Dにおける上部ばね片50Duと下部ばね片5
0Ddは拡開状態に設定され、ばね受け溝55の溝幅寸
法より大きく設定することにより、両者は摩擦係合され
るようになっている。これにより、戻しばね部50Dは
インナパッド22の移動に追随動作し、インナパッド2
2が制動解除されたときに、サポート14の背面を支承
面としてインナパッド22を戻し移動させることができ
る。そして、制動トルクが作用したときに、上記ばね受
け溝55の深さが戻しばね部50Dの挿入寸法長さQよ
り大きいため、制動トルクは戻しばね部50Dに作用せ
ず、クリップ本体48のアンカ片部48Bに作用するよ
うにしている。
【0020】戻し移動ストロークは上述した切り欠き5
2と係合爪54により規定され、インナパッド22とロ
ータ10とのクリアランスが一定に保持される。インナ
パッド22が摩耗した場合には戻しばね部50Dによる
インナパッド22のアンカ突起30に形成したばね受け
溝55の圧着位置が摩耗分だけズレるので、インナパッ
ド22の戻りストロークは、前記切り欠き52と爪54
とのギャップにより設定された一定のストロークとな
る。
【0021】なお、戻しばね部50Dの前記上部ばね片
50Duと下部ばね片50Ddの外端はコ字溝幅を小さ
くするように屈曲され、インナパッド22のばね受け溝
55へ当該戻しばね部50Dを挿入する際の組立作業が
簡易になるようにしている。
【0022】このため、制動状態から非制動状態に移行
したとき、インナパッド22がクリップ本体48に連接
されている戻しばね50Dに対して摩擦保持され、戻し
ばね機構部50のS字状折曲げ部50Cがサポート14
の背面に当接されて、インナパッド22をロータ10か
ら離反する方向に付勢する。ばね作用により戻しばね部
50Dは係合爪54を伴って戻り移動しようとするが、
この係合爪54が係合している延長板部50Aに形成し
た切り欠き52の幅寸法によって規制され、係合爪54
が切り欠き52の後縁に当接して停止する。したがって
係合爪54と切り欠き52の幅寸法の差(m)がインナ
パッド22の戻りストロークとなる。
【0023】次に、アウタパッド26側でのパッド戻し
構造を図1および図3を参照して説明する。前述したよ
うにキャリパ12のキャリパアーム38にはロータ軸方
向に沿って突出するガイドピン16、18が固定され、
一方、これが挿入されるスライドスリーブ40、42が
サポート14に形成されてスライドガイド機構を構成し
ているが、このスライドガイド機構部にアウタパッド2
6の戻し構造を設けている。これをロータ回入側につい
て説明すると、ガイドピン16の挿入先端部に小径ピン
56を突設しており、当該小径ピン56の先端にフラン
ジ状に座金58を取付けている。小径ピン56の外周に
は円形リング形状のフリクションリング60が装着され
ており、これは小径ピン56に対して遊嵌状態とされる
一方で、スライドスリーブ40の内周面に対してはリン
グ外面が接触し、摺動抵抗によってスリーブ内周面との
接触位置に保持されるようになっている。このフリクシ
ョンリング60と前記座金58との間にはコイルばね6
2が配設され、フリクションリング60をばね座として
座金58を弾圧付勢し、ガイドピン16がピン挿入方向
に向かうように付勢させている。これによりガイドピン
16と一体となったキャリパ12が付勢されるが、この
コイルばね62によるキャリパ移動方向はアウタパッド
26をロータ10から離反する方向に一致している。ま
た、前記小径ピン56の外周にはコイルばね62の内面
側に位置して薄肉のスペーサスリーブ64が装着されて
いる。スペーサスリーブ64は、フリクションリング6
0の位置決めをなすもので、制動操作によってガイドピ
ン16がスライドスリーブ40から抜け出る方向(図3
で左方)に移動するが、これに伴ってアウタパッド26
がロータ10を圧接する位置まで座金58を介して押圧
移動され、フリクションリング60に当接してこれを摺
動抵抗に抗して移動させる。このため、アウタパッド2
6が摩耗した場合に摩耗量に応じてフリクションリング
60の位置が変更調整される。スペーサスリーブ64の
長さは、小径ピン56の外周におけるフリクションリン
グ60と座金58の最大離反長さLよりは短い長さlに
設定されている。したがって、制動状態から非制動状態
に移行したとき、それらのギャップ(L−l)がアウタ
パッド26の戻りストロークとなる。したがって、非制
動時には、制動対応位置に保持されているフリクション
リング60を基点として、コイルばね62が座金58を
押圧し、これに伴ってガイドピン16およびキャリパ1
2が制動解除位置に移動されるのである。このとき、ア
ウタパッド26の戻りストロークがインナパッド22の
戻りストロークに一致するように、スペーサスリーブ6
4の長さを調整すればよい。調整はスペーサスリーブ6
4の実際の長さを変更してもよいが、調整リング(図示
せず)を装着するようにして行うことも可能である。こ
のような構成はロータ回出側でも同様になっているの
で、同一構成部材に同一番号を付して説明を省略する。
【0024】なお、上記例ではフリクションリング60
を単純円形リングとした例を示しているが、カップ型フ
リクションリングを用いた構造としてもよい。このよう
にすることによって、コイルばね62がスライドスリー
ブ40(42)の内周面と干渉することが防止され、摺
動抵抗が変動することを防止できる。
【0025】ところで、制動操作はキャリパ12に内蔵
した液圧シリンダ20によって行われ、ピストンがイン
ナパッド22を押圧し、その反力がキャリパ12を介し
てアウタパッド26に伝達される。インナパッド22と
アウタパッド26の戻り移動は上述した構成により行わ
れるが、ピストンはキャリパ12に形成したシリンダ面
との間に設けた戻りシールによって同様に戻り移動され
る。制動液圧によってピストンの戻り量とキャリパ12
の変形量が変るため、スライドガイド機構部による戻り
移動量が一定でも、これが可変となり、インナパッド2
2とアウタパッド26のロータ10に対するクリアラン
スが一定にならない可能性がある。そこで、この実施例
では、制動解除の時のインナパッド22を基準位置とし
て、ピストンがインナパッド22に当接するまでキャリ
パ12がアウタ側に移動させるようにしている。これは
前記インナパッド22のパッドクリップ46による戻し
力を前記液圧手段のシールによるピストン保持力より小
さくし、前記キャリパ12のスライドガイド機構部の戻
しコイルばね62による戻し力を前記インナパッド22
の戻し力より小さく設定することによって実現できる。
【0026】すなわち、制動状態から非制動状態に移行
した場合、液圧手段のシールによるピストン保持力によ
ってピストンが初期位置に戻されるが、これは制動液圧
により可変となる。このシールによるピストン戻し力が
インナパッド22の戻し力より小さいとピストン戻し位
置が変化するため、アウタパッド26の戻し位置が変動
する。そこでピストンの戻し力をインナパッド22とア
ウタパッド26の戻し力より大きくすることにより、ピ
ストンの初期位置はキャリパ12において常に一定とな
る。この状態で、インナパッド22はパッドクリップ4
6の戻しばね部50Cの付勢力により規定されるが、こ
の戻し力をアウタパッド26の戻し力より小さくする
と、キャリパ12の戻り移動によってインナパッド22
がロータ10側に余分に移動され、インナパッド22の
ロータ10に対するクリアランスが小さくなる。このた
めインナパッド22の戻し力はアウタパッド26のそれ
よりも大きく設定する必要がある。したがって、シール
によるピストン保持力>インナパッド22の戻し力>キ
ャリパ12(アウタパッド26)の戻し力の関係が成立
するように、各戻し力を設定するのである。これは、ピ
ストンシールの保持力に対してはシールのサイズや材質
を、インナパッド22の戻し力はパッドクリップ46の
戻しばね部50Dのばね定数を、アウタパッド26の戻
し力はコイルばね62のばね定数をそれぞれ調整するこ
とによって実現できる。この種のブレーキでは、シール
のピストン保持力を15kgf、インナパッド22の戻
しばね力を6〜10kgf、アウタパッド26の戻し力
を2kgf程度となるように設定すればよい。
【0027】上記構成のパッド戻し構造によれば、イン
ナパッド22は、サポート14との間に配設されるパッ
ドクリップ46に形成した戻しばね部50Dにより、非
制動時にロータ10から離反するように移動され、他
方、キャリパ12と一体になったアウタパッド26は、
スライドガイド機構部に設けたコイルばね62によるば
ね作用で戻り移動される。インナパッド22の戻し移動
抵抗と、アウタパッド26の戻し移動抵抗とは、前者が
インナパッド22自身の質量と摺動抵抗であるのに対
し、後者はアウタパッド26のみならずキャリパ12の
質量およびその摺動抵抗も含まれるので、かなりの差異
がある。この実施例では、インナパッド22側の摺動抵
抗とアウタパッド26側の摺動抵抗とに見合った戻し力
をそれぞれ独立して与えることができる。特に摺動抵抗
の大きいアウタパッド26に対しては、コイルばね62
のばね定数を調整することで簡単に対処できる。そし
て、戻しストロークは、インナパッド22側ではパッド
クリップ46における切り欠き52と係合爪54の幅寸
法差により、アウタパッド26側ではスペーサスリーブ
64の長さの調整により、簡単に一致調整することがで
きるのである。
【0028】特に、インナパッド22側においての戻し
構造では、パッドクリップがサポート14への取付部で
あるクリップ本体48と、戻しばね部50Dとにより構
成され、戻しばね部50Dをインナパッド22に形成し
たばね係合部としてのばね受け溝55に係合させるよう
にしているため、制動トルクはクリップ本体48に作用
し、戻しばね部50Dには影響を与えない。これにより
制動トルクによる影響が戻しばね部50に作用しないた
め、インナパッド22の戻り移動させることができ、円
滑な戻し作用を与えることができる。
【0029】なお、コイルばね62を角断面線材を用い
ることによってスペーサスリーブ64に代えることがで
きる。この場合の戻しストロークの調整はばね長を変更
すればよい。また、上記実施例ではキャリパ12にガイ
ドピン16、18を固定した例について説明している
が、サポート14側にガイドピンを設け、キャリパ12
にスライドスリーブを設けるようにした構造にも適用で
きるのはいうまでもない。また、上記実施例では、イン
ナパッド22に対して戻しばね部50Dを係合させるば
ね受け溝55を形成しているが、これは溝構造に限定さ
れることなく、例えば貫通孔として形成し、戻しばね部
50Dは円筒形状として摩擦嵌入させる構成としてもよ
い。また、アウタパッド26をサポート14による移動
ガイド構造とし、これにパッドクリップ46による戻し
ばね機構を設けてもよい。
【0030】更に、上記実施例に代えて、インナパッド
のみならずアウタパッド側もサポートによる移動ガイド
構造とし、両者にパッドクリップによる戻しばね機構に
よって戻し移動させるようにしてもよい。そして、イン
ナパッド22のパッドクリップ46の戻し力をアウタパ
ッド26のパッドクリップの戻し力よりも大きくしても
よい。
【0031】更にまた、インナパッド22にパッドクリ
ップ46による戻しばね機構によって戻し移動させると
ともに、インナパッド22とアウタパッド26との間に
V字ばねの広がり作用による戻し移動させて、インナパ
ッド22の戻し力をアウタパッド26の戻し力よりも大
きくしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パッドとサポートとの凹凸嵌合部に装着されるパッドク
リップを、アンカ支承をなすクリップ本体と、戻し作用
をなす戻しばね部とにより構成し、戻しばね部による戻
し作用が制動トルクにより影響を受けないようにしてい
るので、戻しばね部にはパッド押し付け力が作用せず、
円滑なパッド戻り移動を行わせることができる。
【0033】また、インナパッドとサポートとの摺動部
に配設したパッドクリップに制動トルクによる影響を受
けることがないパッド戻しばね機構を形成しインナパッ
ドをロータから離反する方向に付勢し、他方、前記スラ
イドガイド機構にはサポート側のガイド面に摩擦係合す
るフリクションリングを取付けるとともに当該前記フリ
クションリングを反力支点とするパッド戻しばねを設け
てキャリパ側に当接させることによりアウタパッドをロ
ータから離反する方向に付勢させるように構成したの
で、アウタパッドをキャリパに固定したフィスト型ディ
スクブレーキでも、インナパッドとアウタパッドの両者
を摺動抵抗の差異があっても確実に設定した力で設計通
りに戻し移動させることができ、ロータへのパッド引き
摺りを有効に防止できるという優れた効果が得られる。
【0034】更に、ピストンの戻し力と、インナパッド
とアウタパッドの各戻し力との大きさを設定したので、
インナパッドとアウタパッドのロータに対するクリアラ
ンスが制動力によって影響を受けず、いつも一定に保持
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパッド戻し構造の説明斜視図である。
【図2】実施例のパッド戻し構造を備えたディスクブレ
ーキの斜視図である。
【図3】同ディスクブレーキの部分断面平面図および変
形例の要部断面図である。
【図4】パッドクリップの斜視図、平面図、左側面図、
正面図、および右側面図である。
【図5】パッドクリップの左側面の拡大説明図である。
【符号の説明】
10 ロータ 12 キャリパ 14 サポート 16 ロータ回入側ガイドピン 18 ロータ回出側ガイドピン 20 液圧シリンダ 22 インナパッド 24 キャリパ爪 26 アウタパッド 28 取付け穴 30 アンカ突起 32 凹溝 34 係合突起 36 係合穴 38 キャリパアーム 40 スライドスリーブ 42 スライドスリーブ 44 ゴムブーツ 46 パッドクリップ 48 クリップ本体 48A 上片部 48B アンカ片部 48C 下片部 50 戻しばね機構部 50A 延長板部 50C S字状折曲げ部 50Ca U字状屈曲部 50Cb 逆U字状屈曲部 50D 戻しばね部 50Du 上部ばね片 50Dd 下部ばね片 51 押え板片 52 切り欠き 54 係合爪 55 ばね受け溝 56 小径ピン 58 座金 60 フリクションリング 62 コイルばね 64 スペーサスリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山寺 伸一 東京都中央区日本橋小網町19番5号 曙 ブレーキ工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−103966(JP,A) 実開 平2−92142(JP,U) 実開 昭58−86936(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッドとサポートとの摺動部にパッドクリ
    ップを装着したディスクブレーキにおいて、前記パッド
    クリップにはサポートへの取付部を設けるとともに、こ
    の取付部を基点としてロータ軸方向に付勢する戻しばね
    部を延長板部を介して延長形成し、前記戻しばねの基
    端部における上下縁には前記延長板部側に向けて折り返
    される係合爪を設け、前記延長板部の上下縁部には前記
    係合爪を係合させる切り欠きを形成し、この前記係合爪
    の幅寸法より若干大きく設定された切り欠きの幅寸法に
    て前記係合爪の可動範囲を規定することでロータ軸方向
    に移動する前記取付部の戻り移動ストロークを設定する
    とともに、前記戻しばね部における前記取付部との対面
    部分を前記取付部と同様に断面コ字状に形成し、当該コ
    字状部のロータの軸方向に沿った溝を前記パッドのアン
    カ突起に対面形成させ、前記パッドのアンカ突起の先端
    部に設けた前記戻しばね部が挿入されるばね受け溝に摩
    擦係合させることで、このばね受け溝を介して前記戻し
    ばね部が前記パッドを戻し移動方向に付勢させてなるこ
    とを特徴とするディスクブレーキのパッド戻し構造。
  2. 【請求項2】 インナパッドをパッドクリップを介して
    ロータ軸方向移動可能に保持するサポートと、アウタパ
    ッドを取付けたキャリパとを、スライドガイド機構を介
    して組み付けてなるディスクブレーキにおいて、前記イ
    ンナパッドとサポートとの摺動部に配設されたパッドク
    リップはサポートへの取付部と、この取付部を基点とし
    てインナパッドをロータから離反する方向に付勢する戻
    しばね部とから構成し、前記パッドに対してロータ軸方
    向に沿って形成したばね係合部に前記戻しばね部を摩擦
    係合させて、インナパッドをロータから離反する方向に
    戻し付勢し、前記スライドガイド機構にはガイド面に摩
    擦係合するフリクションリングを取付けるとともに当該
    前記フリクションリングを反力支点とするばねを設けて
    キャリパを介してアウタパッドをロータから離反する方
    向に戻し付勢させてなることを特徴とするディスクブレ
    ーキのパッド戻し構造。
  3. 【請求項3】 インナパッドをロータ軸方向移動可能に
    保持するサポートと、キャリパとを、スライドガイド機
    構を介して組み付け、前記キャリパに設けた液圧手段に
    よりインナパッドをロータに押し付けるとともにその反
    力によりキャリパを介してアウタパッドをロータに押し
    付けて制動をなすディスクブレーキにおいて、前記イン
    ナパッドおよび前記アウタパッドを戻し付勢可能とし、
    前記インナパッドの戻し力は前記液圧手段のシールによ
    るピストン保持力より小さく、前記アウタパッドの戻し
    力は前記インナパッドの戻し力より小さいことを特徴と
    するディスクブレーキのパッド戻し構造。
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