JP2000009004A - 内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置 - Google Patents

内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置

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JP2000009004A
JP2000009004A JP10183003A JP18300398A JP2000009004A JP 2000009004 A JP2000009004 A JP 2000009004A JP 10183003 A JP10183003 A JP 10183003A JP 18300398 A JP18300398 A JP 18300398A JP 2000009004 A JP2000009004 A JP 2000009004A
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combustion
air
heater
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engine
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Makoto Suzuki
鈴木  誠
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関等の置かれている状況に拘わらず燃
焼式ヒータの燃焼を良好に行うことができ、よって燃焼
式ヒータがスモークや失火を生じないようにできる内燃
機関用燃焼式ヒータの制御装置を提供すること。 【解決手段】 内燃機関の吸気系に燃焼ガスを導入する
内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置であって、燃焼式ヒ
ータ17の燃焼用空気の密度を演算する空気密度演算手
段であるECU46と、このECU46の演算結果に基
づいて燃焼式ヒータ17の燃焼状態を制御する燃焼状態
制御手段である燃料ポンプ,送風ファン45およびそれ
らの回転数を制御して最適な空燃比とするECU46と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用燃焼式
ヒータの制御装置に関し、詳しくは内燃機関の吸気系に
燃焼ガスを導入する内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関は、特に寒冷時において、その
始動性を高め暖機促進を図ることが望まれる。そこで、
例えば特開昭62−75069号公報では、内燃機関の
吸気通路に取付けた気化式燃焼ヒータが出す燃焼熱の利
用によって機関冷却水を暖め、これによって暖機促進や
車室用ヒータの性能向上を図る技術を示している。気化
式燃焼ヒータは、その燃焼用の液化燃料を気化し、この
気化した燃料に着火して火種を作り、この火種に空気を
送り込んで火炎を起こす。
【0003】気化式燃焼ヒータの一般的な基本構造は、
周知のごとく、火炎を起こす燃焼室と、この燃焼室に燃
焼用の液化燃料を供給する燃料供給部と、この燃料供給
部によって供給した液化燃料を気化する燃料気化部と、
この燃料気化部によって気化した気化燃料に着火して火
種を起こす着火手段としてのグロープラグと、グロープ
ラグによってできた火種を火炎に成長させるための空気
供給用の送風ファンと、気化式燃焼ヒータの燃焼熱を内
燃機関の機関冷却水に吸収して暖機促進を図るための機
関冷却水を通す冷却水通路と、燃焼室に対して空気を供
給および排出する空気流通路とを少なくとも有する。ま
た、燃焼式ヒータを好適に作動させるには、送風ファン
の出力,空気の供給量,燃料の供給量等の各種調整を行
って空燃比を内燃機関や内燃機関搭載車輌(以下、特に
断らない限り、これらを総称して「内燃機関等」とい
う。)ごとによって定められる適切なものにする必要が
ある。そして、これらの調整はコンピュータが行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関等
が、例えば、気圧や気温の低い山岳地とか反対に気圧や
気温の高い海底トンネルにある等、平生な通常の大気状
態(以下「通常大気状態」という。)とは違う状況下
(以下「非通常大気状態」という。)にあるときに燃焼
式ヒータを作動すると、前記空燃比が変化してスモーク
や失火を燃焼式ヒータが生じてしまう場合が考えられ
る。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みて為した
ものであって、内燃機関等の置かれている状況に拘わら
ず燃焼式ヒータの燃焼を良好に行うことができ、よって
燃焼式ヒータがスモークや失火を生じないようにできる
内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置を提供することを技
術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置は、以
下の構成を採用する。 (1)内燃機関の吸気系に燃焼ガスを導入する内燃機関
用燃焼式ヒータの制御装置であって、この内燃機関用燃
焼式ヒータの制御装置は、前記燃焼式ヒータの燃焼用空
気の密度を演算する空気密度演算手段と、この空気密度
演算手段の演算結果に基づいて前記燃焼式ヒータの燃焼
状態を制御する燃焼状態制御手段と、を有する。
【0007】ここで「燃焼式ヒータ」とは、燃焼用燃
料として液化燃料を使用し、この液化燃料を気化してこ
れに着火して火炎を起こす方式の気化式燃焼ヒータが好
ましい。
【0008】「空気密度演算手段」とは、ECU(エ
レクトロニック・コントロール・ユニット)の中枢部で
あるCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット;
中央情報処理装置)のことであるが、CPUはECUに
含まれるので、ECUであるともいえる。
【0009】「燃焼状態制御手段」とは、燃焼式ヒー
タの燃焼状態を制御するものであるから燃焼式ヒータの
空燃比が決まる要因に影響を及ぼすものをいう。よっ
て、例えば燃焼式ヒータに含まれる構成部品のうち、燃
焼式ヒータの燃焼室に液化燃料を供給する燃料ポンプ,
燃料ポンプによって供給した液化燃料を気化する燃料気
化部,燃焼室に燃焼用空気を供給する送風ファン,燃焼
室に対して空気を供給および排出する空気流通路等なら
びに燃料ポンプおよび送風ファンの各回転数を制御する
CPUが挙げられる。しかし、本項(1)に係る燃焼状
態制御手段は、空気密度演算手段の割り出した演算結果
に基づいて燃焼式ヒータの燃焼状態を制御するものであ
り、また空気密度は時々刻々変化する。よって、これら
の条件に対応できるものといえば、燃料ポンプと送風フ
ァンおよびこれらの回転数を制御するCPUが好適であ
る。しかし、空気密度の変化に合わせて燃焼式ヒータの
燃焼状態を時々刻々制御できるものであれば、これらに
限られるものではないことはもちろんである。
【0010】本項(1)では、空気密度演算手段と燃焼
状態制御手段とを有し、空気密度演算手段が、内燃機関
の現在置かれている状況下での圧力や温度に基づいて燃
焼式ヒータの燃焼用空気密度を演算し、燃焼状態制御手
段が、空気密度演算手段の割り出した演算結果に基づい
て燃焼式ヒータの燃焼状態を制御するため、内燃機関等
が通常大気状態にある例えば町中等にある場合はもちろ
ん、非通常大気状態にある気圧や気温の低くなる山岳地
や気圧や気温の高くなる海底トンネル等の低地等普段あ
まり置かれない場所にある場合でも、そのときの状況に
応じて燃焼式ヒータの燃焼状態を制御する。したがっ
て、この制御をうまく調整して空燃比を好適にすれば、
燃焼式ヒータがスモークや失火を生じることがない。 (2)前記(1)項において、前記燃焼状態制御手段
は、燃焼式ヒータの空燃比を決める要因を制御するもの
であると好適である。
【0011】ここで、「燃焼式ヒータの空燃比を決め
る要因」とは、前記(1)で燃焼式ヒータの空燃比が決
まるに影響を及ぼすものとして列挙した前記燃焼式ヒー
タの構成部品のことであり、そのうちの燃料ポンプと送
風ファンとは燃料と空気との混合比率である空燃比を決
める直接的要因といえる。また、空燃比を決めるこれら
直接的な要因に対し、燃料気化部や空気流通路は、例え
ばその設計寸法によって、液化燃料の気化の程度や流通
空気量が左右され、延いては空燃比に影響を与える要因
であるから、これらは空燃比を決める間接的要因といえ
る。そして、これら直接的要因と間接的要因のうち直接
的要因のみが空気密度演算手段の演算結果に基づいて制
御できる。すなわち、直接的要因である燃料ポンプと送
風ファンは、それらの回転数がCPUによって制御さ
れ、その制御された回転数で空燃比が定まるので、「燃
焼式ヒータの空燃比を決める要因」とは、燃料ポンプと
送風ファンのことであるが、詳しくは、燃料ポンプの回
転数と送風ファンの回転数ということができる。燃料ポ
ンプの回転数を増減することで燃料が増減するので、燃
料ポンプの回転数の調整だけでも空燃比の調整はできる
し、送風ファンの回転数を増減することで空気量が増減
するので、燃料ポンプの回転数の調整だけでも空燃比の
調整はできる。しかし、燃料ポンプの回転数と送風ファ
ンの回転数の両方を調整するようにすればよりきめ細か
に空燃比の調整ができる。
【0012】「制御する」とは、燃焼式ヒータからス
モークが発生したり、失火を生じたりしないようにでき
る適切な空燃比になるようにすることである。
【0013】本項(2)では、燃焼式ヒータの燃焼状態
を左右する空燃比を決める要因を制御するので、内燃機
関等ごとに定めた理想の空燃比から空燃比が大きくずれ
ることがなく、極めて良好に燃焼式ヒータが燃焼する。
よって、燃焼式ヒータがスモークや失火を生じない。 (3)前記(2)項において、前記要因は、前記燃焼式
ヒータに供給する燃焼用空気量であることが好ましい。
燃焼用空気量は送風ファンの回転数によって決まるから
である。
【0014】本項(3)では、燃焼用空気量は空燃比を
決める直接的要因であるから極めて効果的に空燃比調整
ができる。よって、効率的に燃焼式ヒータからスモーク
や失火を生じないようにできる。 (4)前記(2)項において、前記要因は、前記燃焼式
ヒータに供給する燃料供給量であってもよい。燃料供給
量は燃料ポンプの回転数によって決まるからである。
【0015】本項(4)でも燃料供給量も空燃比を決め
る直接的要因であるから(3)と同様の作用効果を奏す
る。 (5)前記(2)項において、前記要因は、前記燃焼式
ヒータに供給する、燃焼用空気量および燃料供給量であ
ってもよい。
【0016】本項(5)でも燃焼用空気量および燃料供
給量は空燃比を決める直接的要因であってそれらの両方
を制御するので(3)および(4)以上によりきめ細や
かに燃焼式ヒータからスモークや失火を生じないように
できる。 (6)前記(1)項〜(5)項において、空気密度演算
手段による空気密度の演算は、前記内燃機関の吸気系に
おける吸気圧力に基づいて為すと好適である。
【0017】本項(6)では、内燃機関の吸気系におけ
る空気状態を示す要因である吸気圧力に基づいて空気密
度を割り出せるので、適切な空燃比にすることができ
る。 (7)前記(1)項〜(5)項において、空気密度演算
手段による空気密度の演算は、前記内燃機関の吸気系に
おける吸気温度に基づいて為すと好適である。
【0018】本項(7)も(6)と同様であって、内燃
機関の吸気系における空気状態を示す要因である吸気温
度に基づいて空気密度を割り出せるので、適切な空燃比
にすることができる。 (8)前記(1)項〜(5)項において、空気密度演算
手段による空気密度の演算は、外気圧に基づいて為すと
好適である。
【0019】本項(8)では、外気の状態を示す要因で
ある外気圧に基づいて空気密度を割り出せるので、適切
な空燃比にすることができる。 (9)前記(1)項〜(5)項において、空気密度演算
手段による空気密度の演算は、外気温に基づいて為すと
好適である。
【0020】本項(9)も(8)と同様であって、外気
の状態を示す要因である外気温度に基づいて空気密度を
割り出せるので、適切な空燃比にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図面に基いて説明する。 〈第1の実施の形態〉 (エンジン1)内燃機関としてのエンジン1は水冷式で
あって、機関関連要素の一つである冷却水が循環する図
示しないウォータジャケットを備えたエンジン本体3
と、エンジン本体3の図示しない複数の気筒内に燃焼に
必要な空気を送り込む吸気装置5と、この吸気装置5に
係る前記空気と図示しない燃料噴射装置による噴射燃料
とからなる混合気を前記気筒内で燃焼した後の排気ガス
を大気中に放出する排気装置7と、エンジン1を搭載す
る車輌の室内を暖める車室用ヒータ9とを有する。 (吸気装置5)吸気装置5は、気筒内に新鮮な空気を取
り入れるエアクリーナ13を吸気装置5の始端とする。
そして、このエアクリーナ13から吸気装置5の終端で
あるエンジン本体3の図示しない吸気ポートまでの間
に、吸気系構造物であるターボチャージャ15のコンプ
レッサ15a,エンジン本体3の図示しない気筒内にお
ける燃焼時の圧力よりも低圧である大気圧下で燃焼する
燃焼式ヒータ17,インタークーラ19,インテークマ
ニホールド21を備えている。
【0022】これらの吸気系構造物は、吸気系構造物の
他の一つであってかつ複数の連結管を備える吸気通路と
しての吸気管23に属する。 (吸気管23)吸気管23は、コンプレッサ15aを境
に、吸気装置5に入って来る外気がコンプレッサ15a
によって強制的に押し込まれるため加圧状態となる下流
側連結管27と、そうでない上流側連結管25とに大別
できる。 (上流側連結管25)一方の上流側連結管25は、図1
において、エアクリーナ13からコンプレッサ15aに
向けてまっすぐ延びる棒状の本流管29と、本流管29
に対してバイパス状に接続する支流管としてのヒータ用
枝管30とからなる。 (吸気圧センサ31および吸気温センサ32)本流管2
9のうちエアクリーナ13の下流側近傍箇所には吸気圧
センサ31および吸気温センサ32を取付けてある。両
センサ31および32は、エアクリーナ13から本流管
29に入った外気Aが、エアクリーナ13を通過してエ
ンジン1の吸気A’となったその吸気A’の圧力および
温度を検出するものである。これらの検出結果は、EC
U46のRAM(ランダム・アクセス・メモリ)に一時
記憶しておき、必要に応じてECU46の中枢部である
CPUに呼び出す。このCPUは、吸気A’の圧力およ
び温度に基づいて燃焼式ヒータ17の燃焼用空気の密度
γ1(以下「空気密度γ1」という。)を演算するよう
になっている。そして、CPUはECU46に含まれる
のでECU46のことを空気密度演算手段ということに
する。 (ヒータ用枝管30)ヒータ用枝管30は、全体形状が
ほぼ”U”形をしており、その中途部分に燃焼式ヒータ
17を含む。また、ヒータ用枝管30の他の構成部材と
して、燃焼式ヒータ17の空気の流れ方向における上流
側部位と本流管29とを結ぶとともに本流管29から燃
焼式ヒータ17に新気、すなわち燃焼式ヒータ17の燃
焼に供する新気a1を供給する空気供給路33と、燃焼
式ヒータ17の空気の流れ方向における下流側部位と本
流管29とを結びかつ燃焼式ヒータ17から出る燃焼ガ
スa2を本流管29に出す燃焼ガス排出路35とを有す
る。よって、ヒータ用枝管30は、空気供給路33と燃
焼ガス排出路35とを介して空気を燃焼式ヒータ17に
対して供給排出するので、「空気流通路」ということが
できる。なお、一般に燃焼式ヒータの燃焼ガスは、通常
の燃焼状態ではスモークのほとんどない、換言すればカ
ーボンを含まないガスであり、この実施の形態に係る燃
焼式ヒータ17も同様である。よって、燃焼式ヒータ1
7の燃焼ガスa2を内燃機関の吸気として使用しても支
障はない。
【0023】また、空気供給路33および燃焼ガス排出
路35の本流管29とのそれぞれの接続箇所c1および
c2のうち、続箇所c1は接続箇所c2よりも本流管2
9の上流側に位置する。よって、エアクリーナ13から
の吸気A’は、まず接続箇所c1でヒータ用枝管30に
分岐する空気a1と、分岐せずに本流管29を接続箇所
c2に向かう空気a1’とに分かれる。接続箇所c1で
分岐した空気a1は、空気供給路33−燃焼式ヒータ1
7−燃焼ガス排出路35を経由して接続箇所c2から本
流管29に空気a2となって戻る。また、このa2と前
記新気a1’とが接続箇所c2で合流し、燃焼ガス混入
空気a3となる。 (下流側連結管27)下流側連結管27は、図1にある
ように、コンプレッサ15aとインテークマニホールド
21とを結ぶ管であり、この実施の形態ではL字形をし
ている。また、下流側連結管27のうち、インテークマ
ニホールド21寄りの箇所にはインタークーラ19を配
置してある。 (排気装置7)一方、排気装置7は、エンジン本体3の
図示しない排気ポートを排気装置7の始端とし、そこか
ら排気装置7の終端であるマフラ41までの間に、排気
系構造物であるエキゾーストマニホールド38,ターボ
チャージャ15のタービン15bおよび触媒コンバータ
39を同じく排気系構造物である排気管42上に備えて
ある。排気装置7を流れる空気はエンジン1の排気ガス
として符号a4で示す。 (燃焼式ヒータ17)次に燃焼式ヒータ17の構造を図
2および図3に概略示す。
【0024】燃焼式ヒータ17は、その燃焼状態がEC
U46のCPUで制御する。なお、燃焼式ヒータ17に
専用のCPUを設け、燃焼式ヒータ17の制御をこのC
PUで行うようにしてもよいが、ここでは説明を簡単に
するため省略する。
【0025】燃焼式ヒータ17は、エンジン本体3の前
記ウォータジャケットとつながっており、燃焼式ヒータ
17は、その内部にウォータジャケットからの機関冷却
水を通す機関冷却水通路17aを有する。この機関冷却
水通路17aを流れる機関冷却水(図2に破線矢印で示
す。)は、燃焼式ヒータ17の内部に形成した燃焼室1
7dの周りを巡るようにして通過し、その間に燃焼室1
7dからの熱を受けて暖まる。 (燃焼室17d)燃焼室17dは、火炎を出す燃焼室本
体としての燃焼筒17bと、燃焼筒17bを覆うことで
火炎が外部に漏れないようにする円筒状の隔壁17cと
からなる。燃焼筒17bを隔壁17cで覆うことで、燃
焼室17dを隔壁17c内に画成する。そして、この隔
壁17cも燃焼式ヒータ17の外壁43aで覆われ、両
者間には間隔をあけてある。この間隔をおくことで、外
壁43aの内面と隔壁17cの外面との間に前記機関冷
却水通路17aができる。
【0026】また、燃焼室17dは、前記空気供給路3
3および燃焼ガス排出路35とそれぞれ直接つながる空
気供給口17d1および排気排出口17d2を有してい
る。
【0027】そして、空気供給路33から送られて来た
空気a1は、空気供給口17d1から燃焼室17dに入
るとその中を伝って排気排出口17d2に至り、その
後、燃焼ガス排出路35を経由して、既述のように本流
管29に空気a2として流れる。よって、燃焼室17d
は、燃焼式ヒータ17内において空気a2に燃焼によっ
て変化する空気a1を通す一連の空気流通路の形態にな
っている。
【0028】燃焼式ヒータ17が燃焼した後、燃焼ガス
排出路35を経由して本流管29に戻る空気a2は、い
わば燃焼式ヒータ17が排出する燃焼ガスであるから熱
を持つ。そして、この熱を持った空気a2が燃焼式ヒー
タ17から燃焼ガス排出路35に出るまでの間におい
て、空気a2の持つ熱が、隔壁17cを通して機関冷却
水通路17aを流れる機関冷却水に伝わり、既述のよう
に機関冷却水を暖め、この暖められた機関冷却水がエン
ジン1のウォータジャケットに送られてエンジン本体3
を暖機する。 (燃焼筒17b) また、燃焼筒17bは、図示しない燃料ポンプとつなが
っている燃料供給管17eを備え、そこから前記燃料ポ
ンプのポンプ圧を受けて燃焼用燃料を燃焼筒17bに供
給する。よって燃料ポンプと燃料供給管17eとは、燃
料供給手段といえる。燃料ポンプの作動による燃料の供
給量は、ECU46のRAMに一時記憶しておき、必要
に応じてECU46の中枢部であるCPUに呼び出す。 (燃料ポンプの作動)燃料ポンプの作動、すなわち燃料
の供給量は燃料ポンプの回転数N1によって決まり、こ
の回転数N1は、吸気A’の圧力および温度に基づいて
決まる燃焼式ヒータ17の燃焼用空気密度γ1から求め
る。燃焼用空気密度γ1を求めるには、図4に示すマッ
プM1を用いる。マップM1は、その縦軸が燃料ポンプ
の回転数N1を示し、横軸が燃焼用空気密度γ1を示し
ており、このようなマップM1は、ECU46のROM
(読み出し専用メモリ)に記憶してある。また、M1に
おける破線グラフおよび実線グラフは、それぞれ燃料ポ
ンプの回転数N1が、空気密度γ1によって変化しない
場合および変化する場合を示す。つまり、回転数N1が
空気密度γ1によって変化しない場合、換言すれば暖機
を積極的に行ったりする必要のないときや車室用ヒータ
9の効きを高めたりする必要のないときには破線グラフ
に基づいてγ1から回転数N1を求める。反対に燃料ポ
ンプの回転数N1が空気密度γ1によって変化する場
合、換言すれば暖機を積極的に行ったり、あるいは車室
用ヒータ9の効きを高めたりする必要のあるときには実
線グラフに基づいてγ1から回転数N1を求める。な
お、破線が適用される場合は、γ1の程度に拘わらずN
1が一定であるからこれをROMに記憶しておいてもよ
い。 (液化燃料18)供給する燃焼用燃料は、液化燃料18
であり、図3に示す燃料気化部17fを経て気化燃料1
8’とされ、この気化燃料18’は、着火手段である、
図示しないバッテリからの通電によって発熱するグロー
プラグ17gによって着火する。 (イオンセンサ17hおよび燃料加熱蒸発板17i)ま
た、図3に符号17hおよび17iで示すものは、それ
ぞれ着火センサとしてのイオンセンサ、および燃料加熱
蒸発板である。燃料加熱蒸発板17iの近傍で気化燃料
18’が着火し、火炎Fの元となる火種F’ができる。
火種F’を火炎に成長させるものが送風ファン45であ
る。 (送風ファン45)送風ファン45は空気流通路の形態
を為す燃焼室17dの下流側に位置する。そして、送風
ファン45はECU46のCPUによってその作動を制
御することで出力調整が為される。この出力調整によっ
て、燃焼室17d内を流れる空気量が変わる。送風ファ
ン45の作動は、その回転数N2によって決まり、この
回転数N2も前記空気密度γ1から求める。送風ファン
45の回転数N2を求めるには、図5に示すマップM2
を用いる。マップM2は、その縦軸が送風ファン45の
回転数N2を示し、横軸が燃焼用空気密度γ1を示して
おり、このようなマップM2もECU46のROMに記
憶してある。また、マップM2における破線グラフおよ
び実線グラフで示すものは、それぞれ送風ファン45の
回転数N2が、空気密度γ1によって変化する場合およ
び変化しない場合を示す。つまり、回転数N2が空気密
度γ1によって変化する場合、換言すれば暖機を積極的
に行ったりする必要のないときや車室用ヒータ9の効き
を高めたりする必要のないときには破線グラフに基づい
てγ1から回転数N2を求める。反対に送風ファン45
の回転数N2が空気密度γ1によって変化する場合、換
言すれば暖機を積極的に行ったり、あるいは車室用ヒー
タ9の効きを高めたりする必要のあるときには実線グラ
フに基づいてγ1から回転数N2を求める。
【0029】よって、マップM1とマップM2に係る破
線同士および実線同士は、それぞれ対応しており、前記
のようにγ1が決まればマップM1とマップM2の破線
または実線から燃料ポンプの回転数N1と送風ファン4
5の回転数N2を特定できる。これらの回転数N1およ
びN2は、燃焼式ヒータ17の空燃比が決まる直接的要
因であって、空燃比が決まれば燃焼式ヒータ17の燃焼
状態を制御できるので、燃料ポンプ,送風ファン45お
よびこれらの回転数を制御するCPUを含むECU46
を燃焼状態制御手段といえる。
【0030】これらマップM1およびM2から求めたそ
れぞれの回転数N1およびN2は、ECU46のRAM
に一時的に記憶される。そしてこれらの回転数N1,N
2を目標回転数として、CPUによって燃料ポンプと送
風ファン45の回転数を調整することで空燃比を適切な
ものにする。
【0031】なお、図4および図5における空気密度γ
1に係る範囲Iは、この範囲に空気密度γ1があるとき
は、燃焼式ヒータ17からスモークが発生したり失火を
生じたりしないことを意味する範囲であり、空気密度γ
1が、範囲Iを超えて高いときは燃焼式ヒータ17の空
燃比がリーンであって失火を生じ、反対に少ないときは
空燃比がリッチであってスモークを発生することを示
す。よってこの範囲Iのことを便宜上適正範囲Iという
ことにする。そして、この適正範囲Iから外れた領域に
空気密度γ1があるときにマップM1およびM2から燃
料ポンプと送風ファン45の各目標回転数を求め、この
目標回転数になるように、燃料ポンプと送風ファン45
の各回転数をCPUが調整することで、適正範囲Iに空
気密度γ1がないときでも空燃比が適切になってスモー
クを発生したり失火を生じたりしないようにできる。 (機関冷却水の循環)次に、機関冷却水通路17aに対
する機関冷却水の循環について図1と図2を参照して説
明する。 (機関冷却水通路17a)機関冷却水通路17aは、エ
ンジン本体3の前記ウォータジャケットとつながってい
る冷却水導入口17a1と、車室用ヒータ9とつながっ
ている機関冷却水排出口17a2とを有する。 (水管路W1〜W3)機関冷却水導入口17a1とエン
ジン本体3との間には水管路W1を介在して連結してあ
り、機関冷却水排出口17a2と車室用ヒータ9との間
は水管路W2で介して連結してある。
【0032】これらの水管路W1および水管路W2を介
して、燃焼式ヒータ17はエンジン本体3の前記ウォー
タジャケットおよび車室用ヒータ9とつながっている。
また、車室用ヒータ9とエンジン本体3も水管路W3を
介してつながっている。
【0033】したがって、エンジン本体3のウォータジ
ャケットの機関冷却水は、その流れの順序として、水
管路W1を介して機関冷却水導入口17a1から燃焼式
ヒータ17に至り、そこで暖められる。この暖められ
た機関冷却水は、燃焼式ヒータ17の機関冷却水排出口
17a2から水管路W2を介して車室用ヒータ9に至
る。そして、機関冷却水は、車室用ヒータ9で熱交換
されて温度が下がった後、水管路W3を介してウォータ
ジャケットに戻る。
【0034】このように、機関冷却水は、水管路W1
と、水管路W2と、水管路W3を介して、エンジン本体
3と、燃焼式ヒータ17と、車室用ヒータ9との間を循
環する。 (ECU46へのセンサ等の電気的接続)また、ECU
46は、温度検出センサ17h,吸気圧センサ31およ
び吸気温センサ32その他の図示しない各種センサ類な
らびに送風ファン45および燃料ポンプと電気的につな
がっている。そして、これら各種センサ等の出力値およ
び燃料ポンプ等の各パラメータに応じて、CPUが、燃
焼式ヒータ17の燃焼状態を適宜制御して、燃焼式ヒー
タ17の火炎の勢いや大きさ,温度等を最適状態に維持
する。また、CPUによる燃焼式ヒータ17の燃焼状態
の制御によって、燃焼式ヒータ17の排気の温度や燃焼
式ヒータ17の空燃比を調整する。 (燃焼式ヒータ17の空燃比制御実行ルーチン)次に図
6を用いて燃焼式ヒータ17の空燃制御実行ルーチンに
ついて述べる。
【0035】このルーチンはエンジン1を駆動する図示
しない通常のフローチャートの一部であって、以下に述
べるS101〜S106の各ステップからなる。また、
これらのステップからなるフローチャートは、ECU4
6のROMに記憶してある。また、第2の実施の形態に
係るフローチャートもエンジン1を駆動する図示しない
通常のフローチャートの一部であり、これらもECU4
6のROMに記憶してある。そして、各フローチャート
の各ステップにおける処理は、すべてECU46のCP
Uによるものである。
【0036】なお、記号Sを用い、例えばステップ10
1であればS101と省略して示す。
【0037】エンジン1のスタート後、処理がこのルー
チンに移行すると、まずS101でエンジン1の吸気管
23における吸気圧力および吸気温度をそれぞれ吸気圧
センサ31および吸気温センサ32で読み込んでよい条
件が成立しているかどうかを判定する。ここでいう、吸
気圧センサ31および吸気温センサ32で読み込んでよ
い条件が成立しているかどうかとは、吸気圧や吸気温が
安定した状態にあるかどうかということであり、具体的
には例えばエンジン1がアイドル状態にあってエンジン
回転が一定にある場合等を挙げられる。吸気圧や吸気温
が変化し易い場合を避けてできるだけ定常状態にある方
が吸気圧力と吸気温度とが特定され易いからである。S
101で肯定判定すればS102に進み、否定判定すれ
ばこのルーチンを終了する。
【0038】S102では、吸気圧センサ31および吸
気温センサ32で吸気圧および吸気温を読み込む。
【0039】S103では、吸気圧センサ31および吸
気温センサ32で読み込んだ吸気圧および吸気温に基づ
いて、燃焼式ヒータ17の燃焼用空気の密度γ1を演算
して求める。
【0040】S104ではS103で求めた空気密度γ
1に基づいてマップM1から燃料ポンプの目標回転数N
1を求める。目標回転数N1は、この回転数N1に燃料
ポンプの回転数を設定することで、空燃比を適正なもの
に制御するから制御回転数ともいえる。
【0041】なお、マップM1における破線グラフを適
用するか実線グラフを適用するかは、前記のように暖機
を積極的に行ったりする必要のないときや車室用ヒータ
9の効きを高めたりする必要の有無で判断し、これはC
PUが行う。この判断についてのフローチャートは本発
明の要旨とするところではないので説明を省略する。こ
の破線グラフにするか実線グラフにするかの判断は、マ
ップM2についても同様である。
【0042】S105では、S103で求めた空気密度
γ1に基づいてマップM2から送風ファン45の目標回
転数N2を求める。この送風ファン45に係る目標回転
数N2も回転数N1と同様であって、この目標回転数N
2に送風ファン45の回転数を設定することで、空燃比
を適正なものに制御するから制御回転数ともいえる。
【0043】S106では、S104およびS105で
求めた回転数N1およびN2になるように燃料ポンプの
回転数および送風ファン45の回転数を調整する。
【0044】これらのステップを経ることで、前記のよ
うに燃焼式ヒータ17の空気密度γ1が適正範囲Iにな
いときでも空燃比を適切にしてスモークを発生したり失
火を生じたりしないようにできる。
【0045】このように燃焼式ヒータ17の燃焼用空気
の密度を演算する空気密度演算手段としてのECU46
と、この空気密度演算手段であるECU46の演算結果
に基づいて燃焼式ヒータ17の燃焼状態を制御する燃焼
状態制御手段である燃料ポンプ,送風ファン45および
これらの回転数を制御するCPUを含むECU46とと
を有するものが本発明第1の実施の形態に係る内燃機関
用燃焼式ヒータの制御装置である。 〈第1の実施の形態の作用効果〉本発明第1の実施の形
態に係る内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置では、空気
密度演算手段であるECU46が、エンジン1の現在置
かれている状況下での圧力や温度に基づいて燃焼式ヒー
タ17の燃焼用空気密度γ1を演算し、燃焼状態制御手
段である燃料ポンプ,送風ファン45およびこれらの回
転数を制御するCPUを含むECU46が、空気密度演
算手段であるECU46の割り出した演算結果に基づい
て燃焼式ヒータ17の燃焼状態を制御するため、エンジ
ン1やこれを搭載する車輌が通常大気状態の町中等にあ
る場合はもちろん、非通常大気状態である気圧や気温の
低くなる山岳地や気圧や気温の高くなる海底トンネル等
の低地等普段あまり置かれない場所にある場合でも、そ
のときの状況に応じて燃焼式ヒータ17の燃焼状態を制
御する。
【0046】また、燃焼式ヒータ17の燃焼状態を左右
する空燃比を決める要因である燃料ポンプの回転数や送
風ファンの回転数を制御するので、エンジン1やこれを
搭載する車輌ごとに定めた理想の空燃比から空燃比が大
きくずれることがなく極めて良好に燃焼式ヒータが燃焼
する。よって、燃焼式ヒータがスモークや失火を生じな
い。 〈第2の実施の形態〉図7および図8を用いて、第2の
実施の形態を説明する。
【0047】この第2の実施の形態は、図7からわかる
ように、第1の実施の形態とエンジンの全体構成におい
て次の点が異なる。
【0048】吸気圧センサ31による吸気圧と吸気温
センサ32による吸気温との代わりに外気圧センサ3
1’による外気圧と外気温センサ32’による外気温と
に基づいて空燃比を制御するようにしたこと。
【0049】燃焼式ヒータ17の空気供給路31’を
大気に開放してあること。よって、空気供給路31’に
は外気Aが入ること。また、燃焼ガス混入空気a3はエ
アクリーナを通過した吸気A’と燃焼式ヒータ17から
出る燃焼ガスa2とからなること。また、本流管29と
空気供給路33との接続箇所c1がないこと。 燃焼式ヒータ17の燃焼ガス排出路35’に開閉自在
な駆動モータで開閉する開閉弁44を設けたこと。
【0050】そして、他の部分は第1の実施の形態のエ
ンジン1と同じであるので、同一部分には同一符号を付
すに止める。
【0051】このような構成の違いからなるエンジン
1’にも本発明に係る内燃機関用燃焼式ヒータの制御装
置を適用でき、その場合の燃焼式ヒータ17の空燃比制
御実行ルーチンが第1の実施の形態の場合とわずかに異
なる。よって、その異なる部分について説明し、他の同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0052】図8に示すルーチンが第1の実施の形態に
係る図6のルーチンと異なる点は、図6のS101がな
いことと、S102に相当する部分のS102’が違う
だけである。したがって、この第2の実施の形態に係る
ルーチンは、S102’〜S106のステップからな
る。また、第1の実施の形態に係るマップM1およびM
2も同一である。
【0053】S102’では、外気圧センサ31’およ
び外気温センサ32’で外気圧および外気温を読み込
み、その後S103〜S106のステップを経由して燃
焼式ヒータ17の空燃比制御を実行する。
【0054】これらのステップS102’〜S106を
経ることで、前記のように燃焼式ヒータ17の空気密度
γ1が適正範囲Iにないときでも空燃比を適切にしてス
モークを発生したり失火を生じたりしないようにでき
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内燃機関用
燃焼式ヒータの制御装置によれば、空気密度演算手段と
燃焼状態制御手段とを有し、空気密度演算手段が、内燃
機関の現在置かれている状況下での圧力や温度に基づい
て燃焼式ヒータの燃焼用空気密度を演算し、燃焼状態制
御手段が、空気密度演算手段の割り出した演算結果に基
づいて燃焼式ヒータの燃焼状態を制御するため、内燃機
関の置かれている状況に拘わらず燃焼式ヒータの燃焼を
良好に行うことができ、よって燃焼式ヒータがスモーク
や失火を生じないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内燃機関用燃
焼式ヒータの制御装置の適用例を示す概略構成図
【図2】本発明の実施の形態に係る燃焼式ヒータの概略
断面図
【図3】図2のIII-III線を含む仮想断面で切断し矢印
方向に見た断面図
【図4】マップM1を示す図
【図5】マップM2を示す図
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る燃焼式ヒータ
の空燃制御実行ルーチンを構成するフローチャートの一
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る内燃機関用燃
焼式ヒータの制御装置の適用例を示す概略構成図
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る燃焼式ヒータ
の空燃制御実行ルーチンを構成するフローチャートの一
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関) 3…エンジン本体 5…吸気装置 7…排気装置 9…車室用ヒータ 13…エアクリーナ 15…ターボチャージャ 15a…コンプレッサ 15b…ターボチャージャのタービン 17…燃焼式ヒータ 17a…燃焼式ヒータの機関冷却水通路 17a1…機関冷却水導入口 17a2…機関冷却水排出口 17b…燃焼筒 17c…円筒状隔壁 17d…燃焼室 17d1…空気供給口 17d2…排気排出口 17e…燃料供給管 17f…燃料気化部 17g…グロープラグ 17h…イオンセンサ 17i…燃料加熱蒸発板 18…液化燃料 18’…気化燃料 19…インタークーラ 21…インテークマニホールド 23…吸気管 25…上流側連結管 27…下流側連結管 29…本流管 30…ヒータ用枝管 31…吸気圧センサ 32…吸気温センサ 33…空気供給路 35…燃焼ガス排出路 38…エキゾーストマニホールド 39…触媒コンバータ 41…マフラ 42…排気管 43a…外壁 44…弁装置 45…送風ファン(燃焼状態制御手段) 46…ECU(空気密度演算手段,燃焼状態制御手段) c1…空気供給路33と本流管29との接続箇所 c2…燃焼ガス排出路35と本流管29との接続箇所 W1…水管路 W2…水管路 W3…水管路 F…火炎 F’…火種 A…エアクリーナ13から本流管29に入って来る外気 A’…エアクリーナ13を通過してエンジン1の吸気と
なった外気 a1…接続箇所c1で外気Aから分岐して空気供給路3
3を流れる空気(燃焼用の空気) a1’…本流管29を接続箇所c2に向かう空気 a2…燃焼式ヒータ17の燃焼に供されてる排気である
燃焼ガス a3…a2とa1’との燃焼ガス混入空気または吸気
A’とa2との燃焼ガス混入空気 a4…エンジン1の排気ガス γ1…空気密度 M1…マップ M2…マップ I…空燃比が適切な適正範囲 符号なし…燃料ポンプ(燃焼状態制御手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気系に燃焼ガスを導入する
    内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置であって、 前記燃焼式ヒータの燃焼用空気の密度を演算する空気密
    度演算手段と、 この空気密度演算手段の演算結果に基づいて前記燃焼式
    ヒータの燃焼状態を制御する燃焼状態制御手段と、を有
    する内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記燃焼状態制御手段は、燃焼式ヒータ
    の空燃比を決める要因を制御するものであることを特徴
    とする請求項1に記載の内燃機関用燃焼式ヒータの制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記要因は、前記燃焼式ヒータに供給す
    る燃焼用空気量であることを特徴とする請求項2に記載
    の内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記要因は、前記燃焼式ヒータに供給す
    る燃料供給量であることを特徴とする請求項2に記載の
    内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記要因は、前記燃焼式ヒータに供給す
    る、燃焼用空気量および燃料供給量であることを特徴と
    する請求項2に記載の内燃機関用燃焼式ヒータの制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記空気密度演算手段による空気密度の
    演算は、前記内燃機関の吸気系における吸気圧力に基づ
    いて為すことを特徴とする請求項1〜請求項5に記載の
    内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記空気密度演算手段による空気密度の
    演算は、前記内燃機関の吸気系における吸気温度に基づ
    いて為すことを特徴とする請求項1〜請求項5に記載の
    内燃機関用燃焼式ヒータの制御装置。
  8. 【請求項8】 前記空気密度演算手段による空気密度の
    演算は、外気圧に基づいて為すことを特徴とする請求項
    1〜請求項5に記載の内燃機関用燃焼式ヒータの制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記空気密度演算手段による空気密度の
    演算は、外気温に基づいて為すことを特徴とする請求項
    1〜請求項5に記載の内燃機関用燃焼式ヒータの制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107990558A (zh) * 2017-10-25 2018-05-04 瑞富泰克(沧州)加热器有限公司 一种车辆液体加热器的闭环控制系统

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