JP2002054515A - 燃焼式ヒータを有する内燃機関 - Google Patents

燃焼式ヒータを有する内燃機関

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JP2002054515A
JP2002054515A JP2000246083A JP2000246083A JP2002054515A JP 2002054515 A JP2002054515 A JP 2002054515A JP 2000246083 A JP2000246083 A JP 2000246083A JP 2000246083 A JP2000246083 A JP 2000246083A JP 2002054515 A JP2002054515 A JP 2002054515A
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combustion
exhaust gas
engine
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intake
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Makoto Suzuki
鈴木  誠
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Toyota Motor Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃焼後の排ガスを吸気通路に導入する燃焼式ヒ
ータを有する内燃機関において、吸入空気の温度が高い
ときは、燃焼式ヒータの排ガス量を減少させて気筒内の
空燃比が過剰リッチとなることを防ぎ、排ガス中のスモ
ークの発生を抑制する。 【解決手段】内燃機関が吸入する空気の温度、もしくは
これに関係する値を検出する吸入空気温度検出手段と、
この吸入空気温度検出手段で検出した吸入空気温度、も
しくはこれに関係する値に応じて前記燃焼式ヒータ91
が排出する排ガcス量を変更する排ガス量変更手段と、
を具備する。吸入空気の温度を測定し、この温度が高け
れば燃焼式ヒータ91の燃焼を抑えて、内燃機関の吸気
系に導入される排ガス量を少なくすることで、気筒内の
空燃比をスモーク発生の許容限界値以下に維持する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼式ヒータを有
する内燃機関に関し、詳しくは、機関関連要素を昇温さ
せて内燃機関の低温始動性の向上、暖機促進、室内暖房
装置の性能向上、排気浄化装置の暖機促進等を図る燃焼
式ヒータを有する内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌に搭載するディーゼルエ
ンジンやリーンバーンエンジンその他の希薄燃焼式エン
ジンは、通常のガソリンエンジンに比べて発熱量が少な
い。そこで、希薄燃焼式エンジンには、特に寒冷時にお
ける暖機促進や車室内暖房装置の性能向上等を目的とし
て燃焼式ヒータが備えられる場合がある。
【0003】例えば、特開昭63−7142号公報で開
示されている燃焼式ヒータは、燃料の燃焼を行う燃焼室
と、燃焼室から出る燃焼ガスを排出する燃焼ガス排出管
と、燃焼時に出る燃焼熱を吸収する熱媒体と、この熱媒
体を流通させる通路であって前記燃焼室を包囲する熱媒
体通路と、を有している。
【0004】このような燃焼式ヒータにあっては、熱媒
体が熱媒体通路を流通する間に熱媒体に燃焼熱が伝わっ
て熱媒体の温度を高めることになる。すなわち、熱媒体
通路において熱媒体と燃焼熱との間で熱交換が行われ
る。このような熱交換が行われたことによって高温にな
った熱媒体は、例えば機関本体のウォータジャケットや
ヒータコアその他の必要箇所に送られ、これら必要箇所
を昇温する。
【0005】また燃焼式ヒータの燃焼ガスを、前記燃焼
ガス排出管を介して内燃機関の排気通路に導入すること
で機関排気系を構成する排気系構造物である、例えば、
触媒コンバータを暖めて、その機能性を高めたり、ある
いは前記燃焼ガスを機関吸気通路に導入することでエン
ジンの始動補助及び機関暖機を促進するなどの技術が知
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、燃焼式ヒータ
の燃焼ガスを吸気通路に導入すると、その導入がされな
い状態に比べて、内燃機関の気筒内に入る新気の量が燃
焼式ヒータで燃焼した分だけ減少してしまう。
【0007】また、エンジンの吸入空気温度(外気温
度)が高くなると、エンジン吸気の密度が小さくなりエ
ンジン吸入空気質量が減少する。したがって燃焼式ヒー
タの排ガス量が一定であり、この排ガスがエンジンの吸
気系に導入されるとすれば、吸入空気温度が上昇するに
従いエンジンの吸入新気量が減り、内燃機関に供給され
る混合気の空燃比が小さくなる(これは燃料が濃い状態
であり、以下、リッチと称する)。
【0008】一般に、内燃機関に供給する燃料の空燃比
がリッチの場合には、燃料が燃焼しきれず未燃燃料が炭
化してしまい排気煙(以下、スモークとする)となって
排出されることがある。
【0009】このように、内燃機関への燃料噴射量が多
い高負荷域において内燃機関の気筒内空燃比がリッチに
なると、排ガス中のスモーク割合であるスモークレベル
が許容限界値を超えて、スモークが発生する虞れが生じ
る。
【0010】図4は、燃焼式ヒータの排気吸入時におけ
る気筒内空燃比の変化例を示している。この例では燃焼
式ヒータが燃焼している場合(図中、燃焼式ヒータ OF
F)は、これが燃焼していない場合(図中、燃焼式ヒー
タ ON)に比較し、気筒内の空燃比(A/F)が高負荷領域
(80トルクNm以上)でリッチ(空燃比20以下)と
なり、スモークレベルに達することがわかる。
【0011】また図4に示すように、燃焼式ヒータと排
気再循環(以下、EGRとする)の併用時(図中、EG
R)には、内燃機関に吸入される新気の量がさらにEG
Rを実施した分減少するので、内燃機関の気筒内空燃比
が小さくなり、スモークレベルが許容限界値を超える問
題が発生し易くなる。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、燃焼後の排ガスを吸気通路に導入する燃焼式ヒータ
を有する内燃機関において、吸入空気の温度が高いとき
は、燃焼式ヒータの排ガス量を減少させて気筒内の空燃
比が過剰リッチとなることを防ぎ、排ガス中のスモーク
の発生を抑制することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。すなわち、内燃機
関の吸気通路から燃焼用空気を導入して燃料と混合し、
その混合気を燃焼室で燃焼させることで生じた燃焼ガス
が持つ熱を利用して機関関連要素を昇温し、燃焼後の排
ガスを前記吸気通路に導入する燃焼式ヒータを有する内
燃機関において、前記内燃機関が吸入する空気の温度、
もしくはこれに関係する値を検出する吸入空気温度検出
手段と、前記吸入空気温度検出手段で検出した吸入空気
温度、もしくはこれに関係する値に応じて前記燃焼式ヒ
ータが排出する排ガス量を変更する排ガス量変更手段
と、を具備することを特徴とする。
【0014】内燃機関が吸入する空気の温度、もしくは
これに関係する値とは、内燃機関の吸入空気温度の他、
外気温度等の吸入空気温度に準じ、吸入空気温度に対し
てこれを代用できる温度の値をいう。
【0015】通常、スモークの発生レベルと内燃機関の
気筒内空燃比との間には一意の関係があり、この空燃比
が限界値よりもリッチになるとスモークレベルが許容限
界値を超える。
【0016】一方、燃焼式ヒータの排ガスを内燃機関の
吸気系に導入すると、その分新気の吸気量が減少する。
さらに吸入新気の温度が高いときは、内燃機関へ供給さ
れる空気の密度が小さくなるので空気量が減り、気筒内
の空燃比がリッチになり易い。
【0017】そこで吸入空気の温度を測定し、この温度
が高ければ燃焼式ヒータの燃焼を抑えて、内燃機関の吸
気系に導入される排ガス量を少なくすることで、気筒内
の空燃比をスモーク発生の許容限界値以下に維持するよ
うにした。その結果、高負荷域において気筒内空燃比が
リッチになりすぎ、スモーク発生の許容限界値を超える
ことが抑制される。
【0018】前記排ガス量は、通常、燃焼式ヒータに空
気を送り込む送風ファンの回転数による単位時間あたり
の送風容量から、燃焼式ヒータに送り込まれる空気の体
積流量の値が求められる。この値から燃焼式ヒータから
排出されて、吸気通路に導入される排ガス量が決定す
る。
【0019】本発明に係る燃焼式ヒータを有する内燃機
関では、前記排ガス量変更手段は、前記燃焼式ヒータが
排出する排ガス量の上限値を設定する排ガス量上限設定
手段を具備することができる。すなわち、内燃機関の吸
入空気温度等に応じて、内燃機関の吸気系に導入される
排ガス量に対してスモーク発生の許容限界値である最大
値によるガードをかけて、空燃比がリッチになることを
抑制する。
【0020】また前記排ガス量変更手段は、少なくとも
前記燃焼式ヒータの燃料消費量に基づいて前記排ガス量
を変更することが可能である。すなわち燃焼式ヒータに
供給された単位時間あたりの燃料量、例えば燃焼式ヒー
タに燃料を供給するための燃料ポンプによる燃料の吐出
量(ポンプ作動デューティ比)の値を基に、排ガス量を
決定することもできる。これは燃焼式ヒータに供給され
る燃料量(燃料消費量)に基づいて、前記送風ファンの
回転数が決定され、燃焼式ヒータに供給される空気の体
積流量が定まる。このような排ガス量と燃料消費量の関
係から、燃焼式ヒータの排ガス量として、その燃料消費
量を用いることができる。
【0021】なお、本発明では燃焼式ヒータにおいて燃
焼させる燃焼用ガスを、空気、酸素を含む混合ガス、燃
料及び酸素を含む混合ガス、LPG(Liquified Petrol
eumGas)、CNG(Compressed Natural Gas、圧縮天然
ガス)等とすることができる。
【0022】前記燃焼用ヒータの燃焼用空気は、内燃機
関の吸気通路から導入されるものに限られない。また燃
焼式ヒータは、機関関連要素を昇温する場合以外、他の
目的に利用する場合、例えば車室内の暖房等の他の用途
に使用されるものを含む。
【0023】本発明によれば、内燃機関への燃料供給量
を減らすことなく、吸気系に導入される燃焼式ヒータか
らの排ガス量を調整することで過剰リッチを防止するの
で、内燃機関の出力を犠牲にすることがない。
【0024】また暖気された排ガスが内燃機関に入るの
で、排気循環による場合に比べ内燃機関を不必要に冷却
しない利点がある。さらに吸入空気温度がきわめて低
く、車室内の暖房が特に必要なときは吸入空気の質量が
大きく燃焼式ヒータからの排ガス量を調整するため、燃
焼式ヒータの燃焼を制限する必要性は殆どなく、暖房性
能の確保とスモーク発生の抑制の両立が可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る燃焼式ヒータ
を有する内燃機関の実施の形態について図面を参照して
説明する。
【0026】内燃機関としてのエンジン1は、ディーゼ
ルエンジンである。このエンジン1は、ガソリン直噴リ
ーンバーンエンジン等の希薄燃焼式のエンジンとするこ
とができる。
【0027】エンジン1は、図1にその全体構造を概略
示すように、機関冷却水を含む図示しないウォータジャ
ケットを備えたエンジン本体3と、このエンジン本体3
の図示しない複数の気筒内に燃焼に必要な空気を送り込
む吸気装置5を備える。またこの吸気装置5を経て前記
気筒に送られる空気と、気筒内に噴射供給される機関燃
料とからなる混合気が燃焼室で燃焼後、気筒から出る排
ガスを大気中に放出する排気装置7が設けられている。
さらにこの排気装置7から吸気装置5に向けて排ガスを
再循環させることで窒素酸化物の発生を抑制する排気再
循環装置としてのEGR装置8が設けられている。
【0028】一方、エンジン1とは別に燃料を燃焼させ
て、その際に発生する燃焼ガスの熱により機関関連要素
を昇温する燃焼式ヒータ91と、エンジン搭載車輌の室
内温度を高める車室内暖房装置であるヒータコア10
と、エンジン全体を制御するエンジン制御装置であるE
CU11がそれぞれ配設されている。
【0029】前記吸気装置5は、外気をろ過するエアク
リーナ13を始端としエンジン本体3の図示しない吸気
ポートを終端とする吸気通路14を有する。吸気通路1
4には、前記エアクリーナ13と前記吸気ポートとの間
に、ターボチャージャ(過給機)15のコンプレッサ1
5aと、このコンプレッサ15aを作動した場合に生ず
る圧縮熱により昇温した吸気温を冷却するインタークー
ラ19と、吸入分岐管であるインテークマニホールド2
2とを順次配置してある。
【0030】また前記インタークーラ19とインテーク
マニホールド22との間には、吸気通路14を流れる吸
気の量を制御する吸気絞り弁51を設置してある。前記
燃焼式ヒータ91は、前記吸気通路14においてインタ
ークーラ19と吸気絞り弁51との間に取り付けられて
いる。
【0031】他方、前記排気装置7は、エンジン本体3
の図示しない排気ポートを始端とし図示しないマフラを
終端とする排気通路42を有する。この排気通路42に
は、前記排気ポートと前記マフラとの間に、排気分岐管
であるエキゾーストマニホールド28、ターボチャージ
ャのタービン15b、排ガス浄化装置であるHC吸着剤
38及び触媒コンバータ39を順次配置してある。
【0032】前記HC吸着剤38は、吸着剤温度がHC
脱離温度に達するまでは炭化水素(HC)を吸着し、前
記HC脱離温度に達すると吸着したHCを脱離する性質
を有するものであり、例えばゼオライトなどの多孔体で
構成することができる。この場合のHC脱離温度は、H
C吸着剤38の構成によって異なる。
【0033】前記触媒コンバータ39には、選択還元型
NOx触媒あるいは吸蔵還元型NOx触媒などのNOx触
媒が収容されている。前記EGR装置8は、吸気通路1
4と排気通路42とを連通させてしエンジン本体3をバ
イパスするとともに排気ポートから出た排ガスを吸気側
に向けて戻すEGR通路81と、このEGR通路81を
流れる排ガスの量を制御するEGR弁30とを有する。
前記EGR通路81は前記吸気絞り弁51の下流の吸気
通路14に接続されている。
【0034】ところで前記燃焼式ヒータ91は、エンジ
ン1で用いる燃料と同じ燃料を燃焼して発生する燃焼ガ
スを吸気通路14に導入することで、燃焼ガスが有する
熱を利用して吸気装置5を流れる吸気を昇温することが
できるヒータである。
【0035】燃焼式ヒータ91は外気温度が低い時、例
えば5℃より低いときに燃焼させ、車室内暖房や機関関
連要素を昇温させるため、または燃焼ガスをエンジン1
の吸気系に導入して吸気温度を高める等の目的に使用さ
れる。
【0036】図3に示すように燃焼式ヒータの最大燃焼
量は外気温度により変化し、ここではマイナス15℃以
下では、最大6kWの燃焼量、マイナス15℃を超えて
5℃未満は4kWの燃焼量で稼働する。一方、外気温度
が5℃以上になると燃焼式ヒータ91での燃焼は行われ
ない。
【0037】このような燃焼式ヒータ91によって昇温
された吸気は、燃焼ガスを含んだ状態で前記気筒に向け
て吸気通路14を流れる。また燃焼式ヒータ91は、前
記燃焼ガスが有する熱で機関冷却水を暖めるようになっ
ており、暖められた機関冷却水は、ヒータコア10やエ
ンジン本体3等の昇温の必要な箇所に送られ、当該昇温
必要箇所の温度を高める(図面ではヒータコア10とエ
ンジン本体3のみ昇温必要箇所として示す。)。そして
前記昇温必要箇所に燃焼式ヒータ91で暖めた機関冷却
水を送れるように、エンジン1には熱媒体循環路Wを設
けてある。
【0038】この熱媒体循環路Wは、エンジン本体3と
燃焼式ヒータ91とを結びエンジン本体3のウォータジ
ャケットから燃焼式ヒータ91に機関冷却水を導く冷却
水導入路W1と、燃焼式ヒータ91で暖められた機関冷
却水をヒータコア10に導く冷却水排出路W2と、ヒー
タコア10から出てきた機関冷却水をエンジン本体3の
ウォータジャケットに戻す冷却水排出路W3とを有す
る。
【0039】また冷却水導入路W1には電動ウォータポ
ンプ50を設けてあり、図示しないエンジン内蔵のウォ
ータポンプによる冷却水の循環に加え、この電動ウォー
タポンプ50が作動することによって前記熱媒体循環路
W内を機関冷却水が循環することが促進される。
【0040】ここで燃焼式ヒータ91の具体的な構成に
ついて、図1と図2を参照しながら説明する。燃焼式ヒ
ータ91は、その内部に前記冷却水導入路W1と前記冷
却水排出路W2とに連通して、熱媒体循環路Wの一部と
なっているヒータ内部冷却水通路37を備えている。こ
のヒータ内部冷却水通路37は、前記冷却水導入路W1
と接続する冷却水導入口37aと、前記冷却水排出路W
2と接続する冷却水排出口37bとを有する。またヒー
タ内部冷却水通路37は、燃焼式ヒータ91の燃焼室4
8の周りを巡回するように形成してある。
【0041】前記燃焼室48は、火炎Fを発生させる燃
焼源としての燃焼筒40と、燃焼筒40を覆うことで火
炎Fが外部に漏れないようにするカップ形状の隔壁41
とからなる。燃焼筒40を隔壁41で覆うことにより、
燃焼室48が隔壁41内に画される。そして、前記隔壁
41も燃焼式ヒータ91の外壁43で覆われている。
【0042】また隔壁41と外壁43との間には環状の
隙間を設けてあり、この隙間が前記ヒータ内部冷却水通
路37として機能する。このヒータ内部冷却水通路37
内を機関冷却水が流れる間に、機関冷却水は燃焼室48
から受熱する。つまり機関冷却水は、燃焼室48内の高
熱な燃焼ガスとの間で熱交換をして昇温することにな
る。
【0043】さらに燃焼室48は、燃焼室48に対して
空気の出入りを行う空気流通口を有する。すなわち燃焼
室48は、空気流通口として、燃焼室48に燃焼用空気
を入れる空気供給口62と、燃焼ガスを燃焼室48から
排出する燃焼ガス排出口63とが設けられている。空気
供給口62は、燃焼室48において火炎Fが燃焼筒40
から出る側と反対側に位置し、他方、燃焼ガス排出口6
3は、燃焼室48において燃焼筒40の基端部近傍に設
けてある。また燃焼ガス排出口63は、燃焼式ヒータ9
1の長手方向に並行に延びる連結管74に連結されてい
る。
【0044】これら空気供給口62および燃焼ガス排出
口63は、いずれも吸気通路14に通じている。すなわ
ち空気供給口62は、吸気通路14から燃焼式ヒータ9
1に燃焼用空気を供給する空気供給管(空気供給路)7
1を介して、吸気通路14と通じており、燃焼ガス排出
口63は、連結管74、及び燃焼ガスを燃焼式ヒータ9
1から吸気通路14に排出する燃焼ガス排出管73を介
して、吸気通路14と通じている。
【0045】なお、空気供給管71と吸気通路14との
接続箇所C1と、燃焼ガス排出管73と吸気通路14と
の接続箇所C2とは近接しており、接続箇所C2の方が
C1よりも下流にある。また、接続箇所C1およびC2
は共に前記吸気絞り弁51よりも上流でかつインターク
ーラ19よりも下流に位置する。
【0046】一方、前記燃焼筒40には、図1に示すよ
うに燃焼筒40に外部から燃料を導入する燃料導入通路
88を接続してある。この燃料導入通路88は燃料ポン
プ89と接続され、この燃料ポンプ89のポンプ圧を受
けて燃料導入通路88から燃焼筒40に燃料が吐出す
る。
【0047】さらに燃焼筒40は、燃料導入通路88に
よって供給された燃料に着火するグロープラグ(図示せ
ず)を有する。また燃焼式ヒータ91の前記外壁43に
は、燃焼筒40のうち火炎Fの出る側と反対側に、駆動
源としてのモータ92を有する送風用の回転ファン90
を内包したハウジング93を取付けてある。
【0048】このハウジング93は、外部から空気を取
り入れるための空気取入口95を有し、この空気取入口
95に前記空気供給管71を接続してある。またハウジ
ング93は、その内部空間Sが前記空気供給口62と通
じている。よって空気供給口62は、内部空間Sを介し
て間接的に空気供給管71に接続されている。
【0049】上記のような構成の燃焼式ヒータ91で
は、モータ92の駆動により回転ファン90を回転させ
ると、空気供給管71を経由して前記吸気通路14から
ハウジング93内に空気が導入される。このハウジング
93に導かれた空気は、前記内部空間Sを経て、前記空
気供給口62から燃焼筒40に燃焼用空気として供給さ
れる。この燃焼用空気によって燃料を燃焼した後の燃焼
ガスは、その後、燃焼式ヒータ91から燃焼ガス排出管
73を経由して、上述のように吸気通路14に導入され
る。吸気通路14に導入される燃焼ガスの量、すなわち
燃焼筒40に導入される空気の量は、前記回転ファン9
0のファン回転数によって決まる。この場合、ファン回
転数が多いほど風量が多くなり、ファン回転数に比例し
た量の空気が燃焼筒40に導入され、燃焼後に燃焼ガス
となって燃焼式ヒータ91から排出される。
【0050】一方、前記ECU11は、双方向性バスに
よって相互に接続された、中央処理制御装置CPU、読
み出し専用メモリROM、ランダムアクセスメモリRA
M、入力インタフェース回路、出力インタフェース回路
等から構成されている。そして、前記入力インタフェー
ス回路には各種のセンサが電気配線を介して接続され、
前記出力インタフェース回路には、EGR弁30、電動
ウォータポンプ50、燃焼筒40のグロープラグ、燃料
ポンプ89、モータ92等が電気配線を介して接続され
ている。
【0051】前記入力インタフェース回路に接続される
センサとしては、吸気通路14に取り付けられた吸入空
気温度を計測する吸気温センサ97の他、図示していな
いものとして、触媒コンバータ39に取り付けられる触
媒温度センサ、ウォータジャケットに含まれる冷却水の
温度を検出する水温センサ,アクセルペダルもしくはア
クセルペダルと連動して動作するアクセルレバー等に取
り付けられたアクセルポジションセンサ、イグニッショ
ンスイッチ、スタータスイッチ等を例示できる。これら
センサは、検出した検出値に相当する電気信号を出力し
てECU11に送る。
【0052】なお、例示したこれらの各種センサの出力
信号値に基づいて、ECU11がエンジン1の運転状態
を判定し、エンジン1に供給する燃料の必要量を予め実
験により求めた燃料マップにより算出する。
【0053】次に燃焼式ヒータ91の作動について説明
する。ECU11は、燃焼式ヒータ91の使用時にはモ
ータ92を駆動して回転ファン90を回転させることに
より、吸気通路14を流れる吸気の一部を空気供給管7
1を介して燃焼式ヒータ91の燃焼筒40へ導入する。
回転ファン90の回転数は、ECU11によりモータ9
2を制御することで決まる。
【0054】また、前記燃料ポンプ89を作動して燃料
を燃料導入通路88から燃焼筒40へ吐出する。更に電
動ウォータポンプ50を作動することでエンジン1のウ
ォータジャケット内の機関冷却水を燃焼式ヒータ91の
ヒータ内部冷却水通路37へ圧送する。
【0055】続いて、燃焼筒40のグロープラグに通電
され、回転ファン90によって燃焼筒40に供給された
吸気と燃料導入通路88から燃焼筒40に供給された燃
料とからなる混合気が、前記グロープラグによって着火
され、燃焼筒40内で火炎Fを生じて燃焼が開始する。
【0056】燃焼によって生じた高温の燃焼ガスは、回
転ファン90が回転することで生ずる気流によって燃焼
室48を燃焼ガス排出口63へ向けて流れ、さらに連結
管74を通って燃焼ガス排出管73に排出される(図2
の実線矢印a3参照)。
【0057】一方、機関内蔵のウォータポンプや電動ウ
ォータポンプ50により、前記ウォータジャケットから
冷却水導入路W1を経由して燃焼式ヒータ91のヒータ
内部冷却水通路37に圧送された機関冷却水は、ヒータ
内部冷却水通路37を前記隔壁41の外面全体に亘って
巡回するようにして流れ、その間に燃焼ガスの熱を吸収
して上昇する。換言すれば、ヒータ内部冷却水通路37
の全域で機関冷却水と燃焼ガスとの間で熱交換が為され
る。
【0058】そして、前記燃焼ガスの熱を吸収した機関
冷却水は、ヒータ内部冷却水通路37から冷却水排出路
W2を通ってヒータコア10に導入され、ヒータコア1
0から出た機関冷却水は冷却水排出路W3に排出され、
エンジン本体3のウォータジャケットに戻る(図2の破
線矢印、及び図1の破線参照)。なお、前記ヒータコア
10では、機関冷却水が持つ熱の一部が暖房用空気との
間で熱交換され、暖房用空気が昇温する。この結果、車
輌室内に温風が出る。
【0059】以上のようにして、燃焼式ヒータ91で暖
められて高熱になった機関冷却水が、エンジン本体3の
ウォータジャケットやヒータコア10へ流れ、その結
果、内燃機関の暖機促進や始動性の向上、ヒータコア1
0の性能等が向上する。
【0060】また、燃焼ガス排出管73に排出された排
ガスは吸気通路14へ戻され、燃焼式ヒータ91に導入
されなかった吸気とともにエンジン本体3の燃焼室に供
給される。これらは、図示しない燃料噴射弁から噴射さ
れる燃料と混合気を形成して燃焼に供される(図1にお
いて実線矢印参照)。
【0061】このように燃焼式ヒータ91から排出され
る燃焼ガスを、エンジン本体3の燃焼室で再燃焼するこ
とになり、さらにエンジン本体3の燃焼室から排出され
る排ガスは触媒コンバータ39で浄化されるので、燃焼
式ヒータ91から排出される燃焼ガスは浄化後に外気中
に放出される。
【0062】以下、本実施の形態における燃焼式ヒータ
の排ガス量の制御について説明する。先ずECU11
は、エンジン1の吸気温センサ97により吸気温度を測
定する。ここで吸気温度の代わりに外気温度を計測し、
これを用いてもよい。
【0063】次に、ECU11は、燃焼式ヒータの燃焼
が可能な条件が成立しているか否かを判断する。先に述
べたように、例えば図3に示すような範囲において燃焼
式ヒータの燃焼条件が成立し、外気温度が5℃以上のと
きは、燃焼条件が未成立として燃焼しない。
【0064】一方、所定温度以下、すなわち吸気温度が
5℃未満のときは、燃焼条件が成立するので燃焼式ヒー
タ91を燃焼させ、エンジン1の吸気温度等に応じた燃
焼式ヒータ91の最大燃焼量を求める。この最大燃焼量
は、そのときの燃焼式ヒータ91からの排ガスがエンジ
ン1の吸気系に導入された場合に、エンジン1の運転状
況からみて、気筒内の空燃比を過剰にリッチにさせるこ
とがない範囲になるように設定される。
【0065】ところでエンジン1への燃料供給量は、燃
焼式ヒータ91から吸気系に導入される排ガス量によ
り、新気の量がどの程度減少したのかを考慮して決定す
る。すなわちECU11は、この排ガス量の分だけ内燃
機関に吸入される新気の分が減少したものとして吸入新
気量を算出して、エンジン1の気筒内に噴射する燃料量
を決定する。一般的には燃焼式ヒータ91が燃焼してい
るときには、それが燃焼していない場合の燃料噴射量に
比べて、減少することになる。
【0066】図4において、燃焼式ヒータ91の停止
時、燃焼式ヒータの燃焼時における燃焼量大、及び燃焼
量小の場合の最大ガード値をそれぞれ示されている。エ
ンジン1の吸入空気量が増大すれば最大ガード値も上昇
するが、燃焼式ヒータ91の燃焼量(燃料消費量)が増
えると最大ガード値は小さくなる。図4によれば、スモ
ークレベル許容限界の空燃比は約20であると認められ
る。
【0067】このような許容限界を超えて空燃比がリッ
チにならないように、エンジン1へスモークレベル許容
上限値となる燃料量を上限として、必要燃料量を噴射す
る。実際には燃焼式ヒータ91の燃焼量を示すものとし
ては、それが消費する燃料量の値を用い、燃焼式ヒータ
91に燃料を供給する燃料ポンプの吐出量として把握さ
れる。換言すれば燃焼式ヒータ91に燃料を供給する燃
料ポンプ89のポンプ作動デューティ比から燃料供給
量、すなわち燃料消費量を求める。
【0068】ところで燃焼式ヒータ91への燃料供給量
は、燃焼式ヒータ91を制御するECU11により制御
され、同時に燃焼式ヒータ91に供給する空気量がこの
燃料供給量に見合うように、回転ファン90の回転数が
制御される。したがって燃焼式ヒータ91への燃料供給
量が決定されるのと同時に、燃焼式ヒータ91に送り込
まなければならない空気流量が定まるので、排ガス量が
把握できることになる。
【0069】上述ようにして排ガス量が決定すれば、E
CU11は、この排ガス量の分だけ内燃機関に吸入され
る新気の分が減少したものとして吸入新気量を算出し
て、燃料供給量を決定する。
【0070】次に、ECU11は、吸気温センサ97に
より測定した吸入新気量の質量から、許容限界を超えて
空燃比がリッチにならないように、エンジン1へスモー
クレベル許容上限値となる排ガス量を上限として、最大
ガード値でガードをかけて燃焼を制限する。
【0071】ここでは吸気温度に応じた吸入空気の質量
を求め、吸気温度の上昇によって生じた吸入空気量の減
少分を計測する。この減少分を考慮しない場合は、エン
ジン1の気筒内の空燃比が吸気温度が上昇するとリッチ
になり、吸入空気量に対する前記排ガス量の割合が増加
して、高負荷領域ではスモークレベル許容限界の空燃比
を超える虞がある。
【0072】そこでECU11は、吸入空気量の減少分
と、燃焼式ヒータ91からの排ガス量を計測することで
空燃比が許容限界値以下にならないように、排ガス量、
すなわち燃焼式ヒータの燃料消費量を制御する。この場
合のスモークレベル許容限界値は、例えば図4に示すよ
うに、気筒内空燃比を20とする。
【0073】この場合、ECU11はエンジン1の運転
状態におけるスモークレベルが許容上限値となる空燃比
の20を超えないように、燃焼式ヒータの燃焼量を制限
するために、燃焼式ヒータの燃料消費量の上限値を設定
する。
【0074】この上限値の設定後は、この上限値を超え
ない範囲において、通常どおりに燃焼式ヒータ91に対
してエンジン1の水温に応じた燃焼制御がされる。以上
のように、この実施の形態によれば、エンジン側の制御
を何等変更することなく、燃焼式ヒータの排ガスの導入
によるエンジンのスモークレベルの許容限界を外れるこ
とを防止できる。
【0075】また通常、外気温が低いときは吸入空気の
密度が大きいので、燃焼式ヒータ91の燃焼量を制限す
る必要性は低く、必要な暖房性能等は確保され得る。一
方では、エンジン1の出力を犠牲にすることがない。
【0076】図5に、以上説明した実施の形態の内燃機
関の作動のフローチャートを示す。先ずECU11は、
ステップ100では吸気温センサ97または外気温セン
サ等によりエンジンの吸気温度または外気温度を計測す
る。
【0077】次にステップ101に進み、燃焼式ヒータ
91の燃焼条件が成立しているか否かを判定する。吸気
温度または外気温度が所定温度以下でなければ燃焼式ヒ
ータ91を燃焼させることなく本制御を実行しない。そ
して吸気温センサ97等により算出した通常時の必要量
の燃料をエンジン1の気筒内に噴射する。
【0078】一方、燃焼式ヒータ91が燃焼する条件が
成立していると判定した場合は、ステップ101におい
て燃焼式ヒータ91を燃焼させる。次にステップ102
に進み、ECU11はエンジン1の吸気温度または外気
温度に応じた燃焼式ヒータ91の最大燃焼量Aを求め
る。ここでは最大燃焼量Aは最大排気ガス量とされる。
またこの最大排ガス量は上述のように燃焼式ヒータ91
の燃焼消費量に置き換えることができる。
【0079】次に、ステップ103に進み、燃焼式ヒー
タ91の最大燃焼量、すなわち最大燃料消費量をAに設
定する。その後、ステップ104に進み、燃焼式ヒータ
91の燃料消費量がAを超えることがないように値Aに
よるガードをかけて燃焼を制御する。
【0080】このようにして燃焼式ヒータ91の燃焼を
制御してその排ガス量を調整することにより、吸気温度
または外気温度の上昇による新気の質量の減少に基づく
過剰リッチを防止することができ、スモークの発生を抑
制することができる。(他の実施の形態)上記の実施の
形態における燃焼式ヒータで燃焼させる燃焼用ガスは、
空気、酸素を含む混合ガス、燃料及び酸素を含む混合ガ
ス、LPG(LiquifiedPetroleum Gas)、CNG(Comp
ressed Natural Gas、圧縮天然ガス)等が利用できる。
この燃焼用ガスは、タンク等において内燃機関の燃料と
は別途に保存され、燃焼式ヒータに供給されるようにす
ることができる。
【0081】また、燃焼用ヒータの燃焼用空気は、燃焼
用ヒータのの燃焼用として専用に設けた吸気路から吸入
されるものとしてもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明に係る燃焼式ヒータを有する内燃
機関によれば、内燃機関に吸入される空気の温度を検出
する吸入空気温度検出手段と、この吸入空気温度検出手
段で検出した吸入空気温度により燃焼式ヒータが排出す
る排ガス量を変更する排ガス量変更手段と、を具備する
ので、吸入空気温度に応じて燃焼式ヒータの排ガス量を
制御し、燃焼式ヒータの燃焼時に混合気が過剰リッチに
なることを防止する。よって吸気温度の上昇によるスモ
ークの発生を防止できる。
【0083】また内燃機関側の制御を何等変更する必要
がないので内燃機関の出力を維持し、かつ低温時の暖房
性能を確保することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃焼式ヒータを有する内燃機関の
一実施の形態の概略構成図である。
【図2】燃焼式ヒータの作動状態を示す断面図である。
【図3】燃焼式ヒータの最大燃焼量と吸入空気温度また
は外気温度との相関図である。
【図4】エンジン発生トルクと気筒内空燃比との関係を
示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における内燃機関の制御の
フローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関) 3…エンジン本体 5…吸気装置 7…排気装置 8…EGR装置 10…ヒータコア 11…ECU 13…エアクリーナ 14…吸気通路 15…ターボチャージャ 15a…コンプレッサ 15b…タービン 19…インタークーラ 22…インテークマニホールド 28…エキゾーストマニホールド 30…EGR弁 37…ヒータ内部冷却水通 37a…冷却水導入口 37b…冷却水排出口 38…HC吸着剤 39…触媒コンバータ(NOx触媒) 40…燃焼筒 41…隔壁 42…排気通路 43…外壁 48…燃焼室 50…電動ウォータポンプ 51…吸気絞り弁 62…空気供給口 63…燃焼ガス排出口 71…空気供給管(空気供給路) 73…燃焼ガス排出管(燃焼ガス排出通路) 74…連結管 81…EGR通路 88…燃料導入通路 89…燃料ポンプ 90…回転ファン 91…燃焼式ヒータ 92…モータ 93…ハウジング 95…空気取入口 97…吸気温センサ C1…空気供給管71と吸気通路14との接続箇所 C2…燃焼ガス排出管73と吸気通路14との接続箇所 F…火炎 S…ハウジング93の内部空間 W…熱媒体循環路 W1…冷却水導入通路 W2…冷却水排出路 W3…冷却水排出路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気通路から燃焼用空気を導入
    して燃料と混合し、その混合気を燃焼室で燃焼させるこ
    とで生じた燃焼ガスが持つ熱を利用して機関関連要素を
    昇温し、燃焼後の排ガスを前記吸気通路に導入する燃焼
    式ヒータを有する内燃機関において、 前記内燃機関が吸入する空気の温度、もしくはこれに関
    係する値を検出する吸入空気温度検出手段と、 前記吸入空気温度検出手段で検出した吸入空気温度、も
    しくはこれに関係する値に応じて前記燃焼式ヒータが排
    出する排ガス量を変更する排ガス量変更手段と、を具備
    することを特徴とする燃焼式ヒータを有する内燃機関。
  2. 【請求項2】前記排ガス量変更手段は、前記燃焼式ヒー
    タが排出する排ガス量の上限値を設定する排ガス量上限
    設定手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の
    燃焼式ヒータを有する内燃機関。
  3. 【請求項3】前記排ガス量変更手段は、少なくとも前記
    燃焼式ヒータの燃料消費量に基づいて前記排ガス量を変
    更することを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼
    式ヒータを有する内燃機関。
  4. 【請求項4】燃焼用ガスを導入してこれを燃焼させるこ
    とで生じた燃焼ガスが持つ熱を利用して機関関連要素を
    昇温し、前記燃焼ガスを内燃機関の吸気通路に導入する
    燃焼式ヒータを有する内燃機関において、 前記内燃機関が吸入する空気の温度、もしくはこれに関
    係する値を検出する吸入空気温度検出手段と、 前記吸入空気温度検出手段で検出した吸入空気温度、も
    しくはこれに関係する値に応じて前記燃焼式ヒータが排
    出する排ガス量を変更する排ガス量変更手段と、を具備
    することを特徴とする燃焼式ヒータを有する内燃機関。
  5. 【請求項5】燃焼用ガスを導入してこれを燃焼させるこ
    とで生じた燃焼ガスを内燃機関の吸気通路に導入する燃
    焼式ヒータを有する内燃機関において、 前記内燃機関が吸入する空気の温度、もしくはこれに関
    係する値を検出する吸入空気温度検出手段と、 前記吸入空気温度検出手段で検出した吸入空気温度、も
    しくはこれに関係する値に応じて前記燃焼式ヒータが排
    出する排ガス量を変更する排ガス量変更手段と、を具備
    することを特徴とする燃焼式ヒータを有する内燃機関。
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