JP2000008829A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JP2000008829A
JP2000008829A JP11150220A JP15022099A JP2000008829A JP 2000008829 A JP2000008829 A JP 2000008829A JP 11150220 A JP11150220 A JP 11150220A JP 15022099 A JP15022099 A JP 15022099A JP 2000008829 A JP2000008829 A JP 2000008829A
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JP
Japan
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combustion engine
internal combustion
chamber
crankcase
ventilation
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JP11150220A
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English (en)
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Juergen Haeberlein
ヘーバーライン ユルゲン
Georg Becker
ベッカー ゲオルク
Maximilian Eberhardt
エバーハルト マクシミーリアーン
Heiko Roskamp
ロスカムプ ハイコ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Andreas Stihl AG and Co KG
Original Assignee
Andreas Stihl AG and Co KG
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/06Lubricating systems characterised by the provision therein of crankshafts or connecting rods with lubricant passageways, e.g. bores
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
    • F01M2013/0422Separating oil and gas with a centrifuge device

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関、特に分離潤滑式内燃機関におい
て、高い分離作用とクランクケースの確実な換気と共
に、オイルの排出防止が保証される、クラクケーシング
換気装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、上下動するピストン3を備
え、このピストンが連接棒4を介してクランク軸5とそ
れに連結された内燃機関の他の部品を回転駆動する、内
燃機関に関する。クランク軸5はクランクケース2に軸
受され、クランクケースはクランクケース内室14内の
圧力を平衡させるためにクランクケース換気装置13を
備え、この換気装置13はクランクケース内室14から
空気を排出する換気管路15を備えている。換気管路1
5は回転する部品5内に通路16,17として形成され
ている。この通路はクランクケース内室14と大気とを
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下動するピスト
ンを備え、このピストンが連接棒とクランク軸を介して
内燃機関の他の部品を回転駆動し、クランク軸がクラン
クケースに軸受され、クランクケースがクランクケース
内室内の圧力を平衡させるためにクランクケース換気装
置を備え、この換気装置がクランクケース内室から空気
を排出する換気管路を備えている、内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】このような内燃機関、特に分離潤滑式4
サイクルエンジンまたは類似の構造の場合には、信頼性
のある運転のために、許容されない過圧がクランクケー
ス内室に持続的に発生しないようにしなければならな
い。従って、クランクケースが平衡装置を備え、この平
衡装置を経てクランクケース過圧を大気に排出すること
が知られている。クランクケース内にオイルミストが発
生するので、適当な手段により、オイルが大気に逃げな
いで、クランクケース内に残るようにしなければならな
い。そのために、高価な分離装置が設けられている。し
かし、この分離装置は必ずしも所望な働きを保証すると
は限らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、内燃機関、特に分離潤滑式内燃機関において、高
い分離作用とクランクケースの確実な換気と共に、オイ
ルの排出防止が保証される、クラクケーシング換気装置
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、請求項1記載の特徴によって解決される。換気管路
が回転する部品内に形成され、この換気管路がクランク
ケース内室と室とを直接接続するので、流れを案内する
通路が回転する。その際、排出すべき空気からオイル、
燃料ミスト等を分離するために、発生する遠心力を利用
することができる。例えば2,000〜15,000回
転の範囲内で内燃機関の回転数が発生する際に、確実な
分離が保証される。
【0005】換気管路は好ましくは回転する部品に中央
の穴として形成されているかあるいは回転する部品を保
持する軸の外周面に軸方向の溝として設けられている。
【0006】この両者の場合、クランクケース寄りにあ
る換気管路の入口は好ましくは、通気性材料によって覆
うことができる。この場合、平衡空気によって一緒に運
ばれてきた微細なオイルミストは、織物、編物等の布内
で小滴として付着し、回転に基づいて遠心力の作用を受
けて機械的に分離され、クランクケース内に戻される。
分離作用を高めるために、換気管路は拡径された入口部
分を有する。この入口部分は流出漏斗として形成可能で
ある。好ましくは、換気通路の方に拡がる衝突板(偏向
板)または円錐台が流出漏斗のほぼ中央に配置されてい
る。この衝突板のエッジは流出漏斗の壁部と共に、狭い
環状隙間を画成している。環状隙間内には通気性材料、
特に繊維織物、繊維編物、金属織物または金属網を配置
することができる。従って、流出するクランクケース空
気は織物または編物を通過し、その際一緒に運ばれてき
たオイル部分は織物または編物に残り、回転に基づいて
遠心加速される。オイル小滴は入口部分または流出漏斗
の壁部に沿って流れてクランクケース内室に戻る。それ
によって、通気性材料から、付着したオイルが持続的に
取り除かれるので、通気性材料の目が閉塞することがな
い。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴は、他の請求
項、次の記載および図面から明らかである。図面には、
次に詳細に説明する本発明の実施の形態が示してある。
【0008】図1に示したクランクケース2は公知のご
とく構成された内燃機関1の一部である。この内燃機関
はシリンダ内で上下動するピストン3を備えている。こ
のピストンは連接棒4を介してクランク軸5を回転駆動
する。そのために、連接棒4は連接棒軸受6によってク
ランクピン7に保持されている。このクランクピンはク
ランク軸5の縦中心軸線8に対して偏心させて2つのク
ランクアーム9の間で保持されている。クランク軸5は
その端部10がクランク軸軸受11に保持されている。
このクランク軸軸受はクランクケース2の軸受収容部1
2に挿入されている。クランク軸軸受11は図示した実
施の形態ではころがり軸受である。図1,3にはそれぞ
れ、クランク軸軸受11に保持されたクランク軸5の一
端だけが示してある。
【0009】クランクケース2内の圧力をつり合わせる
ために、クランクケース換気装置13が設けられてい
る。このクランクケース換気装置はクランクケース2の
クランク室14から外部に案内される換気管路15を備
えている。その際、換気通路15は回転する部品、本実
施の形態ではクランク軸5に通路16,17として形成
されている。この場合、通路16,17はクランクケー
ス2の内室14と、大気好ましくは内燃機関1の吸気系
に排気する室18とを接続している。
【0010】室18は好ましくは、クランク軸軸受11
と外側のクランク軸シール19との間に形成されてい
る。この場合、クランク軸軸受11はクランクケース内
室14に対して室18を画成し、クランク軸シール19
は外部に対してオイルとガスを漏らさぬようにシールす
る。その際、クランク軸5が室18を貫通し、室は環状
室として形成されている。室18とクランクケース内室
14の間をシールするために、クランク軸軸受11はシ
ールされた軸受として形成されている。クランク軸軸受
11と室18の間に、図2に示すように他のクランク軸
シール20を設けると合目的である。
【0011】室18は排出する管路21に接続されてい
る。この管路は内燃機関の吸気サイクルでまたは適当な
個所で大気に開口する。図1の実施の形態では、換気管
路15の通路が特に中央の穴としてクランク軸5内に、
すなわちクランクケース内室14寄りの端部分10の内
側区間内に形成されている。図1に示すように、連接棒
4寄りのクランクアーム9の端面28には、流出漏斗2
2の形をした拡大された入口区間が形成されている。こ
の流出漏斗はクランク軸5の縦中心軸線8に関して回転
対称であり、その先細の端部23には換気管路13の入
口24が接続されている。中央の穴16は半径方向の横
穴25まで延びている。この横穴は中央の通路16と室
18とを流れ的に接続する。横穴25は図示のように、
止り穴としてあるいは貫通する穴として形成可能であ
る。中央の穴16は流出漏斗22から延びる止り穴とし
て形成されている。
【0012】流出漏斗22内には、換気管路の入口24
に対して横方向に延びる衝突板(偏向板)26が配置さ
れている。この衝突板は入口24に対して間隔をおいて
設けられている。衝突板26はクランク軸5の縦中心軸
線8に対して回転対称に配置され、その外側のエッジ2
9が環状隙間30を画成している。この環状隙間は流出
漏斗22の壁部と衝突板のエッジ29によって画成され
ている。衝突板26はウェブ、特に環状要素31によっ
て流出漏斗22内で保持されている。環状要素は好まし
くは、通気性材料32、特に繊維織物または繊維編物あ
るいは金属織物あるいは金属網からなっている。衝突板
26を通気性材料32、すなわち織物または編物によっ
て形成すると合目的である。
【0013】図3に示した実施の形態の基本構造は図1
の実施の形態の基本構造と一致している。従って、同じ
部品には同じ参照符号が用いてある。換気管路13は軸
方向溝17として、クランク軸5の端部分10の外周壁
に設けられている。この場合、軸方向溝17はクランク
ケース内室14から室18内まで延びている。クランク
軸軸受11とクランクアーム9の間において、クランク
軸5の端部分10の内側区間には、クランクアーム9の
方に拡大する円錐体33が配置されている。この円錐体
は金属薄板、合成樹脂または剛性のあるそのような他の
材料からなっている。円錐体は流出漏斗22を形成して
いる。円錐体33はその先細の端部23のところで、軸
方向溝17の内側端部にかぶさっている。この軸方向溝
は換気管路の入口24を形成している。その際、先細の
端部23はクランク軸軸受11の内側リング34にほぼ
封止的に接続している。それによって、流出漏斗22を
介してのみ圧力を低下させることができる。円錐台35
が流出漏斗22内においてクランク軸5に固定されてい
る。この場合、円錐台35は流出漏斗22の先細端部2
3の方に拡がっている。円錐台35のエッジ29と流出
漏斗22の壁部の間には更に、環状隙間30が形成され
ている。クランクケースガスはこの環状隙間30と換気
管路15または軸方向溝17を経て室18に流れること
ができる。図3に示した実施の形態でも、換気通路15
の入口24は通気性材料32、例えば目の細かい繊維織
物または金属網、フリース等によって覆うことができ
る。この場合、材料あるいは織物または編物はクランク
軸に間接的にまたは直接的に固定することができる。そ
れによって、材料32あるいは織物または編物がクラン
ク軸と一緒に回転し、材料あるいは織物または編物に付
着したオイルが遠心力の作用によって放出分離される。
簡単な手段を用いて遠心力だけによって行われる分離作
用は、一緒に回転する織物または編物によって改善され
るので、大気への直接的な排気が可能になる。
【0014】図4に示した実施の形態では、他の回転す
る部品、すなわち4サイクル内燃機関の部分的に示した
弁駆動装置の歯車36内に、クランクケース換気装置1
3が設けられている。歯車36は軸37上に相対回転し
ないように設けられ、この軸は端側において軸受39に
よって内燃機関のケース40に支承されている。歯車3
6は軸37を取り囲むスリーブ区間38を備えている。
このスリーブ区間は織物、編物、フリース等からなるカ
バー41を支持している。スリーブ区間38は横穴25
に一致する半径方向穴42を有する。この半径方向穴は
軸37の中央の止り穴16に開口している。中央の穴1
6は大気の方に開放する軸受切欠き内にある軸37の軸
方向端面から止り穴として形成されている。弁駆動装置
はクランクケース内室に流れ的に直接接続されているの
で、正圧時に空気はカバー41、半径方向穴42、横穴
25および穴16を経て大気に逃げることができる。そ
の際、一緒に運ばれる微細なオイルミストが織物または
編物の布カバー41の組織内に引き止められ、大きなオ
イル滴を形成する。このオイル滴はカバー41の回転に
基づいて半径方向に飛ばされる。カバー41はスリーブ
区間38に相対回転しないように保持され、従って歯車
36と同じ回転数で回転する。この歯車はカバー41上
での液状のオイルサンプを回避するために、図4に示す
ように、皿状に形成されている。カバー41から飛ばさ
れたオイル滴は皿の壁に当たり、この皿の壁に沿って流
れ、その縁を越えてクランクケース2内に戻る。
【0015】図5の実施の形態には、クランク軸によっ
て回転駆動される歯車43が示してある。この歯車はケ
ーシング内に保持された位置合わせピン44に支承され
ている。歯車43は位置合わせピン上で回転する。この
位置合わせピンには中央の穴16が形成され、この穴は
その端部が半径方向の横穴25,45に接続している。
クランクケース内室14寄りの横穴25は軸方向におい
て歯車43の前にあり、カバー41によって覆われてい
る。このカバーは位置合わせピン上で回転し、歯車43
に相対回転しないように連結されている。中央穴16の
他端において、横穴45は室18に対する接続部を形成
している。この室18は適当な軸シール20によってケ
ース40と歯車43の間に形成されている。室18は管
路21を介して大気または内燃機関の吸気系に接続され
ている。
【0016】室18と反対側の歯車43の端面は好まし
くは、半径方向の羽根46を支持している。この羽根は
オイルミストを遠心方向に加速する。それによって、大
気に流出する空気からの最初のオイル分離が行われる。
このオイル分離は分離程度に応じて、織物または編物あ
るいはフリースカバー41の配置を不要にする。図5の
実施の形態では、高い分離作用を達成するために、分離
面のほかに、カバー41が換気管路に至る通路に付加的
に設けられている。従って、一緒に運ばれるオイルミス
トの最適な高い分離作用が達成可能である。これは大気
への室18の直接的な排気を可能にする。
【0017】図5の実施の形態では、カバー41が半径
方向で羽根46によって支持されている。それによっ
て、回転数が高い場合でも、カバー41が位置合わせピ
ン44から浮き上がることがない。
【0018】図6の実施の形態では、換気管路が歯車4
3の中心の近くにある複数の軸方向穴16によって形成
されている。クランクケース内室14寄りの穴16の入
口24はキャップ47によって覆われている。このキャ
ップは歯車43に相対回転しないように連結され、通気
性の材料、例えば織物、編物、篩、フリース等からなっ
ている。その際、歯車43は延長した支承区間48を備
えている。この支承区間は入口24を越えて軸方向に突
出し、キャップ47の底に接触している。
【0019】図7の実施の形態は図6の実施の形態に対
応している。キャップ47の代わりにリング49が設け
られている。このリングは歯車43の支承区間48に相
対回転しないように固定され、好ましくは歯車43の軸
方向凹部50に挿入されている。換気管路15の穴16
は凹部50に開口し、従って軸方向からフィルタ織物、
フィルタ編物、フィルタフリース等の材料からなるリン
グ49によって覆われている。図5の実施の形態に対応
して、室18と反対側の歯車43の端面に、半径方向の
羽根46を配置すると合目的である。この羽根は半径方
向においてフィルタリング49を支持し、機械的な予分
離器として作用する。この予分離器ではオイルミストが
付着し、歯車43の回転に基づいて飛ばされる。
【0020】図8の実施の形態では、クランクケース換
気装置が内燃機関の他の構成要素から分離された換気部
品51内に形成されている。この換気部品は駆動連結部
材、本実施の形態では対の歯車を介して内燃機関のクラ
ンク軸によって回転駆動される。図9には、換気部品5
1が拡大して示してある。この換気部品は実質的に、軸
方向の支承部分53を有する歯車52からなっている。
この支承部分は軸端部として形成され、ケース40の軸
受54に保持されている。換気管路15は貫通する穴と
して歯車52および軸端部53に形成されている。換気
管路15の入口24はフィルタフリース55によって覆
われている。このフィルタフリースは歯車52と共に回
転する。換気管路15は室18に開口している。この室
はケース40と、好ましくは装着されたキャップとの間
に形成され、管路21を介して大気に連通している。
【0021】別個の換気部品51の利点は、構造的な観
点から内燃機関の任意の個所にこの換気部品を自由に配
置することができることにある。図10,11の実施の
形態は、クランクケース換気装置の他の実施の形態を概
略的に示している。この実施の形態の場合、換気部品5
1は軸、例えばクランク軸5と共に回転する。中央の穴
16に対して半径方向の横穴25は拡径された入口部分
60を有する。この入口部分の内壁61には、空気流に
よって運ばれてきたオイルミストが付着し、回転に基づ
く遠心力によって矢印62方向にクランクケース内に飛
ばされて戻る。中央の穴16から排出される空気はオイ
ル成分が充分に除去されている。
【0022】図12,13の実施の形態では、分離が半
径方向の羽根46によって行われる。この羽根は換気管
路15の入口24に対して半径方向に配置されている。
空気の流れ56に沿って換気管路15の入口24まで運
ばれてきたオイルミストは、羽根46によって遠心加速
され、クランクケース内へ半径方向に飛ばされる。
【0023】分離作用が先ず第1に、図10〜13に示
すように、オイルミストの液状部分に作用する遠心力に
よって行われることを強調すべきである。従って、付加
的なフィルタ篩、織物、編物等を入口24の前に必ずし
も配置する必要はない。このようなフィルタフリースを
配置することによって、オイル分離作用を最高の状態ま
で高めることができる。
【0024】図14の実施の形態では、クランク軸5に
換気部品51が配置されている。この換気部品は実質的
にディスク70からなっている。このディスクはその外
周にわたって分配配置された複数の半径方向穴71を備
えている。この半径方向穴はディスクの外周72側が拡
大された入口部分73に開口している。この拡大された
入口部分73には織物または編物インサート74が挿入
されている。このインサートはディスクにかぶさるカラ
ー75によって半径方向に保持されている。ディスクは
クランクアーム9寄りの端面に入口76を有する。この
入口を経て、クランクケース14から中央の換気管路1
6への圧力平衡が行われる。穴16内には絞り77が設
けられている。この絞りは穴の横断面積を換気にとって
好ましい大きさに縮小する。それによって、クランクケ
ース換気装置の入口範囲において流速が遅くなり、換気
通路内へのオイル粒子の運搬を充分に防止する。入口7
6から流入する空気によって一緒に運ばれてきたオイル
は、入口部分73内の織物または編物のインサート、フ
リースインサートまたはその他の編物で分離される。オ
イルは遠心力に基づいて、リング内に配置された流出穴
78からクランクケース内室に戻される。入口部分73
は小径の穴71に開口している。この穴はクランク軸5
の横穴25に一致するように配置され、排出する中央穴
16に対して流れ的に接続される。大気への流れ方向に
おいて、適切な流出横断面積を決定するための絞り77
が配置されている。念のために述べると、図14の基本
的な構造によって、織物、編物のインサートまたはフリ
ースインサートを用いないで充分な分離が達成可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関のクランクケースの部分断面図であ
る。
【図2】2個のシールリングを備えた軸受構造体の部分
図である。
【図3】図1のクランクケースの部分断面図である。
【図4】換気管路を備えた弁駆動装置の部分断面図であ
る。
【図5】換気管路を備えた位置決めピンに支承された歯
車の概略的な断面図である。
【図6】換気管路を有する、位置決めピンに支承された
歯車の概略的な断面図である。
【図7】他の実施の形態の、図6と同様な概略断面図で
ある。
【図8】換気管路を含む回転駆動される付加的な部品の
断面図である。
【図9】図8の換気部品の拡大図である。
【図10】半径方向と軸方向の管路部分を有する換気通
路の概略的な断面図である。
【図11】図9のXI−XI線に沿った断面図である。
【図12】換気管路として中央の穴を有する羽根車を示
す図である。
【図13】図12の羽根車の側面図である。
【図14】クランク軸に装着されたクランクケース用換
気部品を示す図である。
【符号の説明】
2 クランクケース 3 ピストン 4 連接棒 5 クランク軸 8 クランク軸の縦中心軸線 9 クランクアーム 11 軸受 13 クランクケース換気装置 14 クランクケース内室 15 換気管路 16 軸方向穴 17 軸方向溝 18 室 22 流出漏斗 23 流出漏斗の先細端部 24 入口 26 衝突板 29 衝突板のエッジ 30 環状隙間 31 環状要素 32 通気性材料 60 入口部分 71,73,78 半径方向穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲオルク ベッカー ドイツ連邦共和国 デー・71409 シュヴ ァイクハイム ラインテルシュトラーセ 49 (72)発明者 マクシミーリアーン エバーハルト ドイツ連邦共和国 デー・70563 シュツ ットガルト チュルンシュトラーセ 4 (72)発明者 ハイコ ロスカムプ ドイツ連邦共和国 デー・71139 エーニ ンゲン ヒルトリツハウザー シュトラー セ 22−1

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動するピストン(3)を備え、この
    ピストンが連接棒(4)とクランク軸(5)を介して内
    燃機関の他の部品を回転駆動し、クランク軸(5)がク
    ランクケース(2)に軸受され、クランクケースがクラ
    ンクケース内室(14)内の圧力を平衡させるためにク
    ランクケース換気装置(13)を備え、この換気装置
    (13)がクランクケース内室(14)から空気を排出
    する換気管路(15)を備えている、内燃機関におい
    て、 換気管路(15)が回転する部品(5)内に通路(1
    6,17)として形成されていることを特徴とする内燃
    機関。
  2. 【請求項2】 通路(16,17)がクランクケース内
    室(14)と他の室(18)とを接続していることを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関。
  3. 【請求項3】 換気管路(15)がほぼ軸方向の穴(1
    6)として回転する部品内に設けられ、特に回転する部
    品に対して同軸にかつ回転する部品の回転軸線(8)の
    近くに設けられ、軸方向の穴(16)の入口(24)の
    前に、特に衝突要素としての働きをするフリースが設け
    られていることを特徴とする請求項1または2記載の内
    燃機関。
  4. 【請求項4】 換気管路(15)が軸(5)の外周面の
    軸方向溝(17)によって形成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の内燃機関。
  5. 【請求項5】 換気管路(15)の入口(24)が、通
    気性材料(32)、特に織物または編物によって覆わ
    れ、この通気性材料が特に回転する部品(5)に固定さ
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つ
    に記載の内燃機関。
  6. 【請求項6】 換気管路(15)の入口(24)が拡径
    された入口部分(60)を備え、この入口部分(60)
    が特に流出漏斗(22)として形成され、この流出漏斗
    の先細端部(23)に換気管路(15)が接続されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載
    の内燃機関。
  7. 【請求項7】 流出漏斗(22)の縦中心軸線が軸
    (5)の縦中心軸線とほぼ同軸に配置され、流出漏斗
    (22)が特にクランク軸(5)のクランクアーム
    (9)に形成され、特に換気管路(15)に対してほぼ
    垂直な衝突板(26)が流出漏斗(22)のほぼ中央に
    配置され、この衝突板のエッジ(29)が流出漏斗(2
    2)の壁部と共に環状隙間(30)を画成していること
    を特徴とする請求項6記載の内燃機関。
  8. 【請求項8】 衝突板(26)がウェブ、特に通気性環
    状要素(31)によって流出漏斗(22)内で保持さ
    れ、環状要素(31)が特に、目の細かい通気性織物ま
    たは編物(32)からなっていることを特徴とする請求
    項7記載の内燃機関。
  9. 【請求項9】 室(18)が軸受(11)と外側のシー
    ル(19)の間に形成され、特に室の中を軸(5)が貫
    通し、そして室が環状室として形成され、他のシール
    (19)が特に軸受(11)と室(18)の間に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つ
    に記載の内燃機関。
  10. 【請求項10】 換気管路(15)が内燃機関の吸気系
    または周囲に開口していることを特徴とする請求項1〜
    9のいずれか一つに記載の内燃機関。
  11. 【請求項11】 オイルを分離するために、半径方向の
    穴(71,73,78)が設けられていることを特徴と
    する請求項1〜10のいずれか一つに記載の内燃機関。
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