JP2000008780A - 全方向自由断面掘削装置及び掘削方法 - Google Patents

全方向自由断面掘削装置及び掘削方法

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JP2000008780A JP18200698A JP18200698A JP2000008780A JP 2000008780 A JP2000008780 A JP 2000008780A JP 18200698 A JP18200698 A JP 18200698A JP 18200698 A JP18200698 A JP 18200698A JP 2000008780 A JP2000008780 A JP 2000008780A
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井 森 幸 嶋
Yutaka Kotaki
滝 裕 小
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内 聡 竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直精度が良く、また簡単の装置でもって、
円形及び円形以外の平面形状の孔を掘削することのでき
る地盤掘削装置及び掘削方法を提供する。 【解決手段】 ケーシングパイプ(1)の先端に設けた
先行掘削ビット(2)と、その先行掘削ビット(2)よ
りも後方においてケーシングパイプ(1)に設けた可変
伸縮掘削翼(3)と、その可変伸縮掘削翼(3)を伸縮
する掘削翼駆動シリンダ(4)と、その掘削翼駆動シリ
ンダ(4)に圧油を供給するアジャスタブルシリンダ
(6)と、そのアジャスタブルシリンダ(6)を制御す
るリングカム(5)とを備えていることを特徴とする全
方向自由断面掘削装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に杭又は、縦
坑、横坑、斜坑を構築するため、地盤に穴を掘削する装
置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】機械式掘削方法については、円形が基本
で、その他の形状を掘削する場合は人力掘削となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】機械式掘削方法によ
り、円形以外の自由な形状に掘削を行う場合は、次の問
題があった。
【0004】掘削翼の長短による掘削力のアンバランス
によってドリルパイプ(ケーシングパイプ)が偏芯し、
掘削孔の垂直精度が保てない。
【0005】複数翼の回転によって円形以外の掘削を行
う場合においては、掘削翼の伸縮と回転を同期させる必
要があり、この位置計測、制御、伸縮翼の動力確保及び
応答速度等の技術的な問題に対し、実用化は困難であ
る。
【0006】本発明は、前者の掘削反力のアンバランス
による芯ブレを防止し得、また後者のドリルパイプの回
転方向と可変伸縮掘削翼の伸縮量の同調を容易になし得
て、機械式掘削方法により、円形以外の自由な形状に掘
削を行え得る掘削装置及び掘削方法を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、断面掘
削装置は、ケーシングパイプの先端に設けた先行掘削ビ
ットと、その先行掘削ビットよりも後方においてケーシ
ングパイプに設けた可変伸縮掘削翼と、その可変伸縮掘
削翼を伸縮する掘削翼駆動シリンダと、その掘削翼駆動
シリンダに圧油を供給するアジャスタブルシリンダと、
そのアジャスタブルシリンダを制御するリングカムとを
備えているものとする。
【0008】また、リングカムを軸線方向に移動させる
カム軸線方向移動用シリンダを備えているものとするこ
とで、拡大及び縮小掘削を行う。
【0009】また、リングカムを周方向に移動させるカ
ム周方向移動用シリンダを備えているものとすること
で、ネジレ掘削を行う。
【0010】掘削反力のアンバランスによる芯ブレに対
しては、可変伸縮掘削翼よりもケーシングパイプを先行
させ、該パイプの側面と地盤とで変位させようとしてい
る力を負担し、芯ブレを防いで掘削孔の垂直精度を保
つ。
【0011】また、ケーシングパイプの回転方位と伸縮
掘削翼の伸縮量の同調に対しては、カムと油圧シリンダ
の組み合わせにより、簡単な装置で確実な伸縮掘削翼の
動きを確保する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2に於いて、ケーシン
グパイプ1の先端に先行掘削ビツト2が設けられてお
り、その先行掘削ビツト2の後方においてケーシングパ
イプ1に可変伸縮掘削翼3が設けられている。可変伸縮
掘削翼3は、固定翼3Aと伸縮翼3Bとから成るもので
ある。
【0013】可変伸縮掘削翼3の伸縮翼3Bを伸縮する
掘削翼駆動シリンダ4が設けられており、この掘削翼駆
動シリンダ4は、後述のアジャスタブルシリンダ6から
の圧油により作動して伸縮翼3Bを伸縮する。
【0014】リングカム5(不動部材)が設けられてお
り、このリングカム5によりアジャスタブルシリンダ6
が制御されて(図示ではアジャスタブルシリンダ6のピ
ストンが上下して)、それに応じた量の圧油を前記掘削
翼駆動シリンダ4に供給して、可変伸縮掘削翼3の伸縮
翼3Bを伸縮する。
【0015】また、リングカム5をその軸線方向(図示
では上下方向)に移動させる軸線方向シリンダ7及びリ
ングカム6をその周方向に移動させる周方向シリンダ8
(図2)が設けられている。
【0016】ケーシングパイプ1は、ケーシンググリッ
パ9を介してケーシング回転装置10により回転され、
先行掘削ビット2及び可変伸縮掘削翼3により地盤掘削
する。ケーシングパイプ1には、掘削土砂取り込み口1
aが形成されている。L−1及びL−2は、油圧ホース
を示す。
【0017】図3には、リングカム5とアジャスタブル
シリンダ6との関係を示し、アジャスタブルシリンダ6
のロット6aに設けた上部ローラ11A及び下部ローラ
11B、11Bでリングカム5のカムヘッド5aを挟
み、アジャスタブルシリンダ6のロット6aがカム面に
追従するようになっている。
【0018】図4a乃至図4cにカム5とアジャスタブ
ルシリンダ6の動作要領を示し、図4aはアジャスタブ
ルシリンダ6のロッド6aがカム5の最も低い位置にあ
り、掘削翼駆動シリンダ4は収縮しており、それに伴い
可変伸縮掘削翼3は縮小掘削を行う。
【0019】図4bはアジャスタブルシリンダ6のロッ
ド6aがカム5の中間の位置にあり、掘削翼駆動シリン
ダ4は中間位置となり、それに伴い可変伸縮掘削翼3は
中間伸縮掘削を行う。
【0020】図4cはアジャスタブルシリンダ6のロッ
ド6aがカム5の最も高い位置にあり、掘削翼駆動シリ
ンダ4は伸張し、それに伴い可変伸縮掘削翼3は拡大掘
削を行う。
【0021】リングカム5の上面の形状により、掘削孔
の平面形状のコントロールがなされる。従って、上面の
形状の種々のリングカム5を用意することで、種々の平
面形状の孔を掘削することができる。
【0022】また、軸線方向シリンダ7により、リング
カム5を上昇及び下降させることで、拡大及び縮小掘削
がなされる。
【0023】更に、周方向シリンダ8により、リングカ
ム5を回転させることで、平面形状の方位(ネジレ掘
削)を変えることができる。
【0024】図5a乃至図5cに垂直方向変断面掘削形
状を示し、図5aは円形・短形の同心掘削その1を示
し、図5bは円形・短形の同心掘削その2を示し、図5
cは楕円掘削を示す。
【0025】図6a乃至図6dに楕円掘削における可変
伸縮掘削翼3の状態を示し、可変伸縮掘削翼3は反時計
方向に回転し、図6aから図6b、図6c、図6dと伸
縮し、楕円掘削を行う。
【0026】以上は、主として垂直方向掘削について述
べたが、本発明の掘削装置は、図7及び図8に示すよう
に、横方向掘削にも実施できる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、掘削翼の長短による掘
削反力のアンバランスによる芯ブレに対しては、可変伸
縮掘削翼よりもケーシングパイプを先行させ、該パイプ
の側面と地盤とで変位させようとしている力を負担し、
芯ブレを防いで掘削孔の垂直精度を保つ。
【0028】また、複数翼の回転によって円形以外の掘
削を行う場合に於ける伸縮掘削翼の伸縮と回転との同期
に対しては、カムと油圧シリンダの組み合わせにより、
簡単な装置で確実な伸縮掘削翼の動きを確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自由断面掘削装置の正面
図。
【図2】図1の自由断面掘削装置のリングカム部分の斜
視図。
【図3】リングカムとアジャスタブルシリンダとの関係
を示す正面図。
【図4】リングカムとアジャスタブルシリンダ及び掘削
翼駆動シリンダとの作動要領図で、aは伸縮掘削翼の縮
小掘削状態を示し、bは中間掘削状態を示し、cは拡大
掘削状態を示す。
【図5】垂直方向変断面掘削状態を示し、aは円形・短
形の同心掘削のその1、bは円形・短形の同心掘削のそ
の2、cは楕円掘削を示す。
【図6】楕円掘削における伸縮掘削翼の状態を示し、伸
縮掘削翼は反時計方向に回転し、伸縮掘削翼はa、b、
c、dの状態に伸縮する。
【図7】自由断面掘削装置を横置にした状態を示す側面
図。
【図8】その正面図。
【符号の説明】
1・・・ケーシングパイプ、2・・・先行掘削ビット、
3・・・伸縮掘削翼、4・・・掘削翼駆動シリンダ、5
・・・リングカム、6・・・アジャスタブルシリンダ、
7・・・軸線方向シリンダ、8・・・半径方向シリン
ダ、9・・・ケーシンググリッパ、10・・・ケーシン
グ回転装置、11・・・ローラ
フロントページの続き (72)発明者 竹 内 聡 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AB01 BA03 BB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングパイプの先端に設けた先行掘
    削ビットと、その先行掘削ビットよりも後方においてケ
    ーシングパイプに設けた可変伸縮掘削翼と、その可変伸
    縮掘削翼を伸縮する掘削翼駆動シリンダと、その掘削翼
    駆動シリンダに圧油を供給するアジャスタブルシリンダ
    と、そのアジャスタブルシリンダを制御するリングカム
    とを備えていることを特徴とする全方向自由断面掘削装
    置。
  2. 【請求項2】 リングカムを軸線方向に移動させるカム
    軸線方向移動用シリンダを備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の全方向自由断面掘削装置。
  3. 【請求項3】 リングカムを周方向に移動させるカム周
    方向移動用シリンダを備えていることを特徴とする請求
    項1及び請求項2に記載の全方向自由断面掘削装置。
  4. 【請求項4】 ケーシングパイプの先端に設けた先行掘
    削ビットで地盤を掘削し、その先行掘削ビットより後方
    においてケーシングパイプに設けた可変伸縮掘削翼を、
    リングカムによって制御されるアジャスタブルシリンダ
    からの圧油によって作動する掘削翼駆動シリンダにより
    伸縮して、所定平面形状の孔を掘削することを特徴とす
    る全方向自由断面掘削方法。
  5. 【請求項5】 カム軸線方向移動用シリンダにより、リ
    ングカムを軸線方向に移動させて拡大掘削及び縮小掘削
    を行うことを特徴とする請求項4に記載の全方向自由断
    面掘削方法。
  6. 【請求項6】 カム周方向移動用シリンダにより、リン
    グカムを周方向に移動させてネジレ掘削を行うことを特
    徴とする請求項4に記載の全方向自由断面掘削方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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