JP2000008663A - 自動車パネルへの部品の取り付け方法 - Google Patents

自動車パネルへの部品の取り付け方法

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JP2000008663A
JP2000008663A JP18212698A JP18212698A JP2000008663A JP 2000008663 A JP2000008663 A JP 2000008663A JP 18212698 A JP18212698 A JP 18212698A JP 18212698 A JP18212698 A JP 18212698A JP 2000008663 A JP2000008663 A JP 2000008663A
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JP
Japan
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automobile panel
panel
female screw
automobile
bolt
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JP18212698A
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English (en)
Inventor
Kenji Mizushima
賢治 水島
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Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業性が良好で、かつ、格別の工数を要するこ
となくボルトの緩み止めを行うことのできる自動車パネ
ルへの部品の取り付け方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】雌ねじ部1を有する部品をボルト2により
自動車パネル3に取り付ける自動車パネルへの部品の取
り付け方法であって、雌ねじ部1の内壁面に先端からね
じ底部に向かって切り欠かれた凹部4内に軟質材からな
るキー片5を挿入した後、該キー片5を押し潰しながら
ボルト2をねじに螺合してボルト2の緩み止めをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車パネルへの部
品の取り付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドアアウトサイドハンド
ル装置等の部品を自動車のパネルに固定するには、部品
側に雌ねじ部を形成し、パネル裏面側からボルトを雌ね
じ部にねじ込むことにより行われており、締結されたボ
ルトが自動車の振動等により緩まないように、ボルトに
は接着剤等の緩み止め防止手段が施される。
【0003】しかし、ネジ止め個所の個々に接着剤を塗
布するのは手間がかかり、組み付け効率を低下させると
いう欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の欠点を
解消すべくなされたもので、作業性が良好で、かつ、格
別の工数を要することなくボルトの緩み止めを行うこと
のできる自動車パネルへの部品の取り付け方法、および
自動車の取り付け部品の提供を目的とする。
【0005】また、本発明の他の目的は、パネルへの装
着が簡単で、かつ、容易にパネルから脱落しない自動車
のドアアウトサイドハンドル装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、雌ねじ部1を有する部品をボルト2により自動車パ
ネル3に取り付ける自動車パネルへの部品の取り付け方
法であって、雌ねじ部1の内壁面に先端からねじ底部に
向かって切り欠かれた凹部4内に軟質材からなるキー片
5を挿入した後、該キー片5を押し潰しながらボルト2
をねじに螺合してボルト2の緩み止めをする自動車パネ
ルへの部品の取り付け方法を提供することにより達成さ
れる。
【0007】部品を自動車パネル3に取り付けるに際し
て、まず、部品の雌ねじ部1の内壁に形成された凹部4
にキー片5を挿入する。凹部4は雌ねじの先端から底部
に向かって形成されており、凹部4内にキー片5を挿入
した状態でキー片5の表面はボルト2の外径よりやや内
方に突出した状態となる。この状態からボルト2をパネ
ル3の裏面側から雌ねじにねじ込むと、軟質材で形成さ
れるキー片5はボルト2のねじ山によって変形、あるい
は引きちぎられて雄ねじと雌ねじの境界面を埋める。ボ
ルト2装着後においてキー片5の弾性復元力により雄ね
じはキー片5装着面と反対面に押し付けられるために、
雌ねじとの接触圧は常に高く保持されることとなり、緩
みが生じることはない。
【0008】自動車パネルへの取り付け部品が例えばエ
ンドカバー8等を含む場合には、キー片5を該エンドカ
バー8に一体形成しておくことが可能であり、このよう
に構成するとキー片5の散逸を防止できる。また、エン
ドカバー8等が設定されない部品の場合には、キー片5
を予め凹部4内に圧入、接着、あるいは溶着しておくこ
ともできる。
【0009】したがって本発明において、接着剤等を使
用することなく、緩み止めを簡単に行うことができるた
めに、取り付け作業性を向上させることができる。上述
した方法を使用するための部品としては、請求項2に係
る発明のように、部品本体に形成された雌ねじ部1にボ
ルト2をねじ込んで自動車パネル3に固定される自動車
パネルへの取り付け部品であって、前記雌ねじ部1の内
壁面には先端からねじ底部に向かって切り欠かれ、軟質
材からなるキー片5が収容可能な凹部4が切り欠かれた
自動車パネルへの取り付け部品を使用することができ
る。
【0010】本発明においてもキー片5は上述したと同
様に、エンドカバー8等に一体形成したり、あるいは凹
部4内に圧入等して保持しておくことができる。部品が
例えばドアアウトサイドハンドル装置のように、大きな
負荷が与えられるものである場合には、請求項3に係る
発明のように、雌ねじ部1を金属製ナット6を埋め込ん
で取り付け強度を高めることができる。金属製ナット6
を使用する場合には、ナット6表面とパネル3との間に
合成樹脂材により形成されるカバー片7を介装してパネ
ル3とのメタルコンタクトを防止し、キー片5はカバー
片7に一体形成される。キー片5を凹部4に圧入してお
くと、該キー片5をカバー片7の位置決め部材としても
利用することができ、パネル3への固定作業の際にカバ
ー片7がずれて固定作業の効率を低下させることがな
い。
【0011】上述した各請求項に係る発明は種々の部品
に適用可能であり、例えば請求項4に係るドアアウトサ
イドハンドル装置としても構成できる。すなわち、請求
項4に係る発明は、自動車パネル3との間に軟質材から
なるエンドカバー8を介装させ、ハンドル本体9を支持
するハンドルケース10に形成された雌ねじ部1にボル
ト2をねじ込んで自動車パネル3に固定される自動車の
ドアアウトサイドハンドル装置であって、前記エンドカ
バー8には雌ねじ部1の端面11を覆うカバー片7が延
設されるとともに、該カバー片7には雌ねじ部1の内周
面に先端からねじ底部に向かって切り欠かれる凹部4内
に挿入されるキー片5が一体形成される自動車のドアア
ウトサイドハンドル装置である。
【0012】アウトサイドハンドル装置はハンドルケー
ス10にハンドル本体9を一体、あるいは回転可能に支
持して形成され、ハンドルケース10に設けられた雌ね
じ部1にボルト2をねじ込んで自動車のアウトサイドパ
ネル3に固定される。ハンドルケース10とパネル3と
の間にはエンドカバー8が介装されてパネル3との直接
接触が防がれ、該エンドカバー8からは雌ねじ部1の端
面11を覆ってパネル3との直接接触を防ぐカバー片7
が延設される。キー片5はカバー片7に一体形成され、
雌ねじ部1の内壁に形成された凹部4内に嵌合させた状
態でボルト2を締めつけるだけで、ボルト2の緩み止め
が行われる。キー片5を凹部4に圧入等しておけば、カ
バー片7のずれ止め、さらにはエンドカバー8の仮保持
もできる。
【0013】
【発明の実施の形態】図2に示すように、自動車のドア
アウトサイドハンドル装置は自動車パネル3に固定され
るハンドルケース10と、ハンドルケース10に枢支さ
れるハンドル本体9を有する。ハンドル本体9は手掛け
部9aと脚部9bとを有し、脚部9bにおいてハンドル
ケース10の本体支持脚10bに枢支され、手掛け部9
aを図2(b)において矢印A方向に回動させることに
より脚部9bに装着した図示しないロッドを操作し、ド
ア体内に配置されたロック装置(図示せず)を操作す
る。
【0014】ハンドケース10は合成樹脂材により形成
され、表面側中央部を凹ませてトレイ状に形成される。
ハンドルケース10を自動車パネル3に固定するため
に、ハンドルケース10には雌ねじ部1が形成される。
この実施の形態において雌ねじ部1はハンドケース10
の背面に突設したボス部10aに雌ねじを刻設して形成
される。雌ねじ部1にはねじ山、およびその基端部を雌
ねじ部1の表面、すなわち、パネル3への座面からねじ
終端近傍まで円周方向に適数個所(本実施の形態におい
ては一ヶ所)長手方向に沿って切り欠いて凹部4が形成
される。
【0015】エンドカバー8はハンドルケース10の周
縁裏面とパネル3との間に介装されて、ハンドルケース
10とパネル3との直接接触を防止し、ドア体内への水
の浸入、あるいは直接接触によるパネル3塗膜の破損を
防止するもので、ポリプロピレン等の合成樹脂材により
形成される。このエンドカバー8はハンドルケース10
の周縁裏面に対応する矩形枠形状部8aと、該矩形枠形
状部8aから内方に向けて突出する舌片部8bとを有
し、舌片部8bはハンドルケース10の裏面、およびボ
ス部10aの側壁に沿って折曲されてその先端に上記雌
ねじ部1の端面11に当接するカバー片7が形成され
る。カバー片7には雌ねじに対応したボルト挿通孔7a
が開設され、端面11との当接面側にキー片5が突設さ
れる。キー片5は雌ねじ部1の凹部4に嵌合可能な寸法
を有して角柱形状に形成され、図3(a)に示すよう
に、該凹部4に嵌合した状態で雌ねじ内方に露出する側
壁面が雄ねじの外径Dに干渉する。凹部4の数、および
キー片5と雄ねじの干渉寸法δはカバー片7の材質、雄
ねじの捻じ込みトルク等を考慮して適宜実験的に決定さ
れる。
【0016】したがってこの実施の形態において、エン
ドカバー8の矩形枠形状部8aからハンドルケース10
の本体支持脚10b、およびハンドル本体9の脚部9b
を挿通させた後、図1(a)、(b)に示すように、エ
ンドカバー8のカバー片7を雌ねじ部1の端面11に被
せてキー片5を凹部4内に嵌合させる。このとき、キー
片5の寸法を凹部4内に圧入可能な寸法に形成しておく
と、カバー片7が徒に動くことがない。また、圧入によ
る保持力をさらに高めたり、キー片5を溶着、あるいは
接着しておくと、エンドカバー8をハンドルケース10
に仮保持しておくことができる。この状態でキー片5は
ナット6の雌ねじを長手方向にストライプ状に塞いでお
り、次いで、ハンドルケース10をドアパネル3にセッ
トし、パネル3裏面から締結用のボルト2をねじ込む
と、図1(c)に示すように、キー片5は圧壊、または
変形してねじ山の間隙部に充填される。
【0017】なお、以上においてはアウトサイドハンド
ル装置を例にとって本発明を説明したが、これ以外の種
々のパネル3への取り付け部品に適用することができ
る。また、この実施の形態においては雌ねじ部1はハン
ドル本体9のボス部10aに直接雌ねじを刻設して形成
されているが、図3(a)において鎖線で示すように、
ナット6を埋め込んで雌ねじ部1を形成することにより
より固定強度を高めることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、組み付け作業性を低下させることなくボルト
の緩みを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す図で、(a)はキー片を凹部に挿
入する工程を示す図、(b)はボルトを締めつける工程
を示す図、(c)はボルトを締めつけた状態を示す図で
ある。
【図2】アウトサイドハンドル装置を示す図で、(a)
は裏面図、(b)は(a)の2B−2B線断面図であ
る。
【図3】図2の要部を示す図で、(a)は図2(b)の
3A−3A線断面図、(b)は凹部にキー片を挿入する
状態を示す斜視図、(c)はカバー片を雌ねじ部端面側
から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 雌ねじ部 2 ボルト 3 パネル 4 凹部 5 キー片 6 ナット 7 カバー片 8 エンドカバー 9 ハンドル本体 10 ハンドルケース 11 端面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雌ねじ部を有する部品をボルトにより自動
    車パネルに取り付ける自動車パネルへの部品の取り付け
    方法であって、 雌ねじ部の内壁面に先端からねじ底部に向かって切り欠
    かれた凹部内に軟質材からなるキー片を挿入した後、 該キー片を押し潰しながらボルトをねじに螺合してボル
    トの緩み止めをする自動車パネルへの部品の取り付け方
    法。
  2. 【請求項2】部品本体に形成された雌ねじ部にボルトを
    ねじ込んで自動車パネルに固定される自動車パネルへの
    取り付け部品であって、 前記雌ねじ部の内壁面には先端からねじ底部に向かって
    切り欠かれ、軟質材からなるキー片が収容可能な凹部が
    切り欠かれた自動車パネルへの取り付け部品。
  3. 【請求項3】前記雌ねじ部は部品本体に金属製ナットを
    埋め込んで形成されるとともに、キー片はナット端面を
    覆ってナット端面とパネルとの直接接触を防止するため
    のカバー片に一体形成される請求項2記載の自動車パネ
    ルへの取り付け部品。
  4. 【請求項4】自動車パネルとの間に軟質材からなるエン
    ドカバーを介装させ、ハンドル本体を支持するハンドル
    ケースに形成された雌ねじ部にボルトをねじ込んで自動
    車パネルに固定される自動車のドアアウトサイドハンド
    ル装置であって、 前記エンドカバーには雌ねじ部の端面を覆うカバー片が
    延設されるとともに、該カバー片には雌ねじ部の内周面
    に先端からねじ底部に向かって切り欠かれる凹部内に挿
    入されるキー片が一体形成される自動車のドアアウトサ
    イドハンドル装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020133371A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 アイシン精機株式会社 車両用ドアハンドル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020133371A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 アイシン精機株式会社 車両用ドアハンドル装置

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