JP2000008556A - 瓦葺木造勾配屋根の瓦葺下地工事にける雨漏り防止方法 - Google Patents
瓦葺木造勾配屋根の瓦葺下地工事にける雨漏り防止方法Info
- Publication number
- JP2000008556A JP2000008556A JP21846798A JP21846798A JP2000008556A JP 2000008556 A JP2000008556 A JP 2000008556A JP 21846798 A JP21846798 A JP 21846798A JP 21846798 A JP21846798 A JP 21846798A JP 2000008556 A JP2000008556 A JP 2000008556A
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- roof
- wooden
- tile
- roofing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 瓦葺木造勾配屋根１の屋根瓦を葺く前の下地
工事において従来よりも遥かに永く雨漏りが生じない方
法を発明することが課題である。 【解決の手段】 従来より大型の大型ひっかけ桟１１を
使用し、両面粘着コーキング剤１６を下面にはさんだコ
ーキングメヨセ１２のところでのみ野地板７をとおし
て、たる木６に釘打ち固定するようにし、ひっかけ桟瓦
８の釘もアスファルトルーフィング２をきづつけない寸
法のものにする方法。
工事において従来よりも遥かに永く雨漏りが生じない方
法を発明することが課題である。 【解決の手段】 従来より大型の大型ひっかけ桟１１を
使用し、両面粘着コーキング剤１６を下面にはさんだコ
ーキングメヨセ１２のところでのみ野地板７をとおし
て、たる木６に釘打ち固定するようにし、ひっかけ桟瓦
８の釘もアスファルトルーフィング２をきづつけない寸
法のものにする方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓦葺木造勾配屋根
１の瓦葺きの下地工事において雨漏りをなくす方法に関
するものである。
１の瓦葺きの下地工事において雨漏りをなくす方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】瓦葺木造勾配屋根１の工法は、概要つぎ
に示すごとく逐年進歩を重ねてきた。特に瓦については
粘土の焼瓦を使用し、野地板７の上に土を下地とする工
法から平瓦のずれを防ぐひっかけ桟瓦８を野地板７上に
打ちつけたひっかけ桟１０の上に並べる工法に進歩し、
野地板７上には土の代りにアスファルトルーフィング２
を使用してひっかけ桟１０の取りつけを容易にする方法
がとられるようになった。瓦については、粘土の焼瓦の
形がすこしづつ異なる不斉一さをなくするための高圧ひ
っかけ桟セメント瓦９が使用されるようになり、高圧ひ
っかけ桟セメント瓦９の吸水性を防ぐ水止塗装をして水
の浸透および水漏れを防ぐようになったが、長期にわた
る間に振動や台風等で生ずる瓦のすき間から入る水の雨
漏れを完全にとめることが出来ないで困っているのが現
状である。
に示すごとく逐年進歩を重ねてきた。特に瓦については
粘土の焼瓦を使用し、野地板７の上に土を下地とする工
法から平瓦のずれを防ぐひっかけ桟瓦８を野地板７上に
打ちつけたひっかけ桟１０の上に並べる工法に進歩し、
野地板７上には土の代りにアスファルトルーフィング２
を使用してひっかけ桟１０の取りつけを容易にする方法
がとられるようになった。瓦については、粘土の焼瓦の
形がすこしづつ異なる不斉一さをなくするための高圧ひ
っかけ桟セメント瓦９が使用されるようになり、高圧ひ
っかけ桟セメント瓦９の吸水性を防ぐ水止塗装をして水
の浸透および水漏れを防ぐようになったが、長期にわた
る間に振動や台風等で生ずる瓦のすき間から入る水の雨
漏れを完全にとめることが出来ないで困っているのが現
状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の工法になれた作
業員が、容易にとり入れられる方法によって、従来でき
なかった瓦を葺く前の下地工事の工程で、絶対に雨水が
もれないようにする瓦葺屋根の下地工法を発明すること
が解決しようとする課題である。
業員が、容易にとり入れられる方法によって、従来でき
なかった瓦を葺く前の下地工事の工程で、絶対に雨水が
もれないようにする瓦葺屋根の下地工法を発明すること
が解決しようとする課題である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】瓦葺屋根の雨漏をなくす
屋根瓦の下地工法として現在通常おこなわれている方法
は、野地板７の上にアスファルトルーフィング２をたる
木６に直角に逐次屋根勾配の上方に向ってならべて行く
にしたがって、上側のアスファルトルーフィング２の下
縁３を下側のアスファルトルーフィング２の上縁４に一
定の寸法づつ重ねてならべ上げて展張し、そのアスファ
ルトルーフィング２をメヨセ５で野地板７を通してたる
木６に釘で打ちつけて固定し、そのメヨセ５および野地
板７の上に、たる木６と直角方向にひっかけ桟１０を打
ちつける瓦葺屋根の下地工法をおこなうことが普通の工
法として現在用いられている。しかし、この下地工法に
よって完成した瓦葺の屋根もひっかけ桟１０の釘打ちに
よってできた釘穴１５や瓦を固定するときの釘１３がア
スファルトルーフィング２にきずをつけないようにする
ことが必要である。アスファルトルーフィング２を野地
板７に固定するときに使用するタッカー釘１９は、下側
のアスファルトルーフィング２の上縁４に近い部分にの
み使用し、タッカー釘１９を打ちつけた部分は上側のア
スファルトルーフィング２の下縁３によって充分に覆わ
れるごとく使用する。
屋根瓦の下地工法として現在通常おこなわれている方法
は、野地板７の上にアスファルトルーフィング２をたる
木６に直角に逐次屋根勾配の上方に向ってならべて行く
にしたがって、上側のアスファルトルーフィング２の下
縁３を下側のアスファルトルーフィング２の上縁４に一
定の寸法づつ重ねてならべ上げて展張し、そのアスファ
ルトルーフィング２をメヨセ５で野地板７を通してたる
木６に釘で打ちつけて固定し、そのメヨセ５および野地
板７の上に、たる木６と直角方向にひっかけ桟１０を打
ちつける瓦葺屋根の下地工法をおこなうことが普通の工
法として現在用いられている。しかし、この下地工法に
よって完成した瓦葺の屋根もひっかけ桟１０の釘打ちに
よってできた釘穴１５や瓦を固定するときの釘１３がア
スファルトルーフィング２にきずをつけないようにする
ことが必要である。アスファルトルーフィング２を野地
板７に固定するときに使用するタッカー釘１９は、下側
のアスファルトルーフィング２の上縁４に近い部分にの
み使用し、タッカー釘１９を打ちつけた部分は上側のア
スファルトルーフィング２の下縁３によって充分に覆わ
れるごとく使用する。
【０００５】ひっかけ桟１０を固定する釘１３がひっか
け桟１０を通して直接にアスファルトルーフィング２に
達することがないようにするために、ひっかけ桟１０が
従来断面が１８ｍｍ×１５ｍｍの細い材料を使用して直
接野地板７に釘１３で打ちつけていたのをやめて、メヨ
セ５を通してたる木６に打ちこむだけで固定するように
するために、ひっかけ桟１０の材料を少なくとも３６ｍ
ｍ×３０ｍｍ以上の断面を有する丈夫な大型ひっかけ桟
１１を使用することにする。
け桟１０を通して直接にアスファルトルーフィング２に
達することがないようにするために、ひっかけ桟１０が
従来断面が１８ｍｍ×１５ｍｍの細い材料を使用して直
接野地板７に釘１３で打ちつけていたのをやめて、メヨ
セ５を通してたる木６に打ちこむだけで固定するように
するために、ひっかけ桟１０の材料を少なくとも３６ｍ
ｍ×３０ｍｍ以上の断面を有する丈夫な大型ひっかけ桟
１１を使用することにする。
【０００６】これとともにたる木６の上にそってアスフ
ァルトルーフィング２を固定するメヨセ５をたる木６に
そってアスファルトルーフィング２の上に配置してアス
ファルトルーフィング２をステンレスの釘１４でたる木
６に固定するときに使用するメヨセ５の下面に２〜３ミ
リの両面粘着コーキング剤１６を接着したコーキングメ
ヨセ１２を使用し、必要に応じて両面粘着コーキング材
１６の上下両面又は一面に両面粘着テープ１８をはって
粘着効果を強化したコーキングメヨセ１２を使用する。
ァルトルーフィング２を固定するメヨセ５をたる木６に
そってアスファルトルーフィング２の上に配置してアス
ファルトルーフィング２をステンレスの釘１４でたる木
６に固定するときに使用するメヨセ５の下面に２〜３ミ
リの両面粘着コーキング剤１６を接着したコーキングメ
ヨセ１２を使用し、必要に応じて両面粘着コーキング材
１６の上下両面又は一面に両面粘着テープ１８をはって
粘着効果を強化したコーキングメヨセ１２を使用する。
【０００７】大型ひっかけ桟１１をたる木６に固定する
ときには、ステンレスの釘１４を使用して大型ひっかけ
桟１１をコーキングメヨセ１２とアスファルトルーフィ
ング２および野地板７を通してたる木６に釘打ちするこ
とによって固定する。また高圧ひっかけ桟セメント瓦９
を固定する釘は、大型ひっかけ桟１１の中まででとどま
る長さのものを使用し、アスファルトルーフィング２に
はとどかない寸法のものを使用する。
ときには、ステンレスの釘１４を使用して大型ひっかけ
桟１１をコーキングメヨセ１２とアスファルトルーフィ
ング２および野地板７を通してたる木６に釘打ちするこ
とによって固定する。また高圧ひっかけ桟セメント瓦９
を固定する釘は、大型ひっかけ桟１１の中まででとどま
る長さのものを使用し、アスファルトルーフィング２に
はとどかない寸法のものを使用する。
【０００８】以上のようにして完成した瓦葺屋根の下地
の上に高圧ひっかけ桟セメント瓦９をかけて瓦葺屋根を
作る。
の上に高圧ひっかけ桟セメント瓦９をかけて瓦葺屋根を
作る。
【０００９】
【発明の効果】大型ひっかけ桟１１は、アスファルトル
ーフィング２に直接に釘１３で打ちつける必要がなく、
コーキングメヨセ１２のところでのみ正確にたる木６に
釘打ち固定することができる。大型ひっかけ桟１１を使
用するので従来の細いひっかけ桟１０のごとくたわみが
生じたり、高圧ひっかけ桟セメント瓦９をとめる釘がア
スファルトルーフィング２にまでとどいてアスファルト
ルーフィング２に傷をつけたり、釘穴１５をあけたりし
てそこから水がしみ込んで野地板７を腐らせる心配はな
くなった。大型ひっかけ桟１１とアスファルトルーフィ
ング２の間はいつも自然な支障のない間隔１７のみがあ
り、高圧ひっかけ桟セメン瓦９のすき間から下にしみ込
んだ水は、アスファルトルーフィング２の上を自然に下
方に向かって支障なく流れてコーキングメヨセ１２にそ
って流れを妨げるものがなく軒先の方へ流れおちる。
ーフィング２に直接に釘１３で打ちつける必要がなく、
コーキングメヨセ１２のところでのみ正確にたる木６に
釘打ち固定することができる。大型ひっかけ桟１１を使
用するので従来の細いひっかけ桟１０のごとくたわみが
生じたり、高圧ひっかけ桟セメント瓦９をとめる釘がア
スファルトルーフィング２にまでとどいてアスファルト
ルーフィング２に傷をつけたり、釘穴１５をあけたりし
てそこから水がしみ込んで野地板７を腐らせる心配はな
くなった。大型ひっかけ桟１１とアスファルトルーフィ
ング２の間はいつも自然な支障のない間隔１７のみがあ
り、高圧ひっかけ桟セメン瓦９のすき間から下にしみ込
んだ水は、アスファルトルーフィング２の上を自然に下
方に向かって支障なく流れてコーキングメヨセ１２にそ
って流れを妨げるものがなく軒先の方へ流れおちる。
【００１０】コーキングメヨセ１２に集った水もコーキ
ングメヨセ１２の下につけた両面粘着コーキング剤１６
に妨げられて、コーキングメヨセ１２の下にしみこむこ
とはないので野地板７やたる木６を腐らせる原因はおこ
らない。
ングメヨセ１２の下につけた両面粘着コーキング剤１６
に妨げられて、コーキングメヨセ１２の下にしみこむこ
とはないので野地板７やたる木６を腐らせる原因はおこ
らない。
【００１１】大型ひっかけ桟１１をコーキングメヨセ１
２と野地板７をとおしてたる木６に釘打ち固定するとき
に使用する釘や、高圧ひっかけ桟セメント瓦９を大型ひ
っかけ桟１１に釘打ち固定するときに使用する釘は、す
べてステンレスの釘１４を使用するので、釘が腐って木
材とのあいだに木の腐蝕による釘穴１５を作ることが起
こらないので釘穴１５による野地板７やたる木６に腐蝕
が生ずることがない。
２と野地板７をとおしてたる木６に釘打ち固定するとき
に使用する釘や、高圧ひっかけ桟セメント瓦９を大型ひ
っかけ桟１１に釘打ち固定するときに使用する釘は、す
べてステンレスの釘１４を使用するので、釘が腐って木
材とのあいだに木の腐蝕による釘穴１５を作ることが起
こらないので釘穴１５による野地板７やたる木６に腐蝕
が生ずることがない。
【００１２】以上に示すごとく大型ひっかけ桟１１・コ
ーキングメヨセ１２・ステンレスの釘１４を使用した瓦
葺下地工事の方法をもって施工することにより、従来よ
り遥かに永持ちする瓦葺下地工事の方法とすることがで
きる。
ーキングメヨセ１２・ステンレスの釘１４を使用した瓦
葺下地工事の方法をもって施工することにより、従来よ
り遥かに永持ちする瓦葺下地工事の方法とすることがで
きる。
【００１３】
【図１】従来の瓦葺下地工事の方法の斜視説明図
【図２】本願の瓦葺下地工事の方法の斜視説明図
【図３】本願の瓦葺下地工事の方法による勾配断面図
【図４】図３のＡＡ断面を示す図
【図５】コーキングメヨセ１２の断面を示す拡大斜視図
【００１４】
１ 瓦葺木造勾配屋根 ２ アスファルトルーフィング ３ 下縁 ４ 上縁 ５ メヨセ ６ たる木 ７ 野地板 ８ ひっかけ桟瓦 ９ 高圧ひっかけ桟セメント瓦 １０ ひっかけ桟 １１ 大型ひっかけ桟 １２ コーキングメヨセ １３ 釘 １４ ステンレスの釘 １５ 釘穴 １６ 両面粘着コーキング剤 １７ 間隔 １８ 両面粘着テープ １９ タッカー釘
Claims (5)
- 【請求項１】 瓦葺木造勾配屋根（１）の瓦葺下地工事
において従来より大きな断面約３６ｍｍ×３０ｍｍの大
型ひっかけ桟（１１）を使用して、この大型ひっかけ桟
（１１）をたる木（６）部分によってのみ釘打ちをし
て、固定する瓦葺木造勾配屋根の瓦葺下地工事における
雨漏り防止方法。 - 【請求項２】 使用するコーキングメヨセ（１２）の構
造はメヨセ（５）材の下面に両面粘着コーキング剤（１
６）を接着したものとし、必要に応じて両面粘着コーキ
ング剤（１６）の上下両面又は一面に両面粘着テープ
（１８）をはって粘着効果を強化した構造とする瓦葺木
造勾配屋根の瓦葺下地工事における雨漏り防止法。 - 【請求項３】 アスファルトルーフィング（２）を野地
板（７）に固定するときに、たる木（６）部分の野地板
（７）の上に配置したコーキングメヨセ（１２）を使用
して野地板（７）を通してたる木（６）に達するステン
レスの釘（１４）で打ちつけて固定する方法による瓦葺
木造勾配屋根の瓦葺下地工事における雨漏り防止方法。 - 【請求項４】 屋根瓦は、形の斉一な高圧ひっかけ桟セ
メント瓦（９）に吸水性を防ぐ水止塗装をしたものを使
用する、請求項１・２・３ 記載の瓦葺木造勾配屋根
の瓦葺下地工事における雨漏り防止方法。 - 【請求項５】 大型ひっかけ桟（１１）・コーキングメ
ヨセ（１２）・高圧ひっかけ桟セメント瓦（９）を固定
する釘（１３）は、すべてステンレスの釘（１４）を用
いた瓦葺木造勾配屋根の瓦葺下地工事における雨漏り防
止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21846798A JP2000008556A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 瓦葺木造勾配屋根の瓦葺下地工事にける雨漏り防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21846798A JP2000008556A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 瓦葺木造勾配屋根の瓦葺下地工事にける雨漏り防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000008556A true JP2000008556A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16720383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21846798A Pending JP2000008556A (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 瓦葺木造勾配屋根の瓦葺下地工事にける雨漏り防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000008556A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012067461A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Panahome Corp | 屋根構造 |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP21846798A patent/JP2000008556A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012067461A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Panahome Corp | 屋根構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000125 |