JP2000008383A - 土留めユニット及び土留めユニット枠及び土留め壁構築方法 - Google Patents

土留めユニット及び土留めユニット枠及び土留め壁構築方法

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JP2000008383A
JP2000008383A JP11035763A JP3576399A JP2000008383A JP 2000008383 A JP2000008383 A JP 2000008383A JP 11035763 A JP11035763 A JP 11035763A JP 3576399 A JP3576399 A JP 3576399A JP 2000008383 A JP2000008383 A JP 2000008383A
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earth retaining
earth
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unit
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Kazuhiko Kitagawa
一彦 北川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然的景観の護岸壁を簡便に構築できて、曲
面での施工性に優れ、保管や運搬コストが低減される、
土留めユニット及び土留め壁構築方法を提供することで
ある。 【解決手段】 前面12と底面14とから構成される略
L型の側方断面を有するユニット、あるいは、前面12
と底面14と背面(60)とから構成される略U型の側
方断面を有するユニットであって、前面12が、木材か
らなる横木16を上下方向に並設して形成された土留め
ユニット10とすることである。さらに、底面14を網
状板とすることであり、横木16を略丸太とすることで
あり、前面12と底面14との交差角度を調節可能とす
ることであり、折り畳み可能な土留めユニットとするこ
とである。また、この土留めユニット10を左右に並設
したり重ね積んだりして土留め壁を構築することであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土留め壁の構築に関
し、より詳しくは、自然的景観の護岸壁を簡便に構築で
きて、曲面での施工性に優れ、保管や運搬コストが低減
される、土留めユニット及び土留め壁構築方法に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、自然環境の保全
・育成に対する重要性の認識が高まり、多自然型護岸の
構築方法に関しても種々の工法が提案されるようになっ
た。従来、植生用土留め工法としては、一定間隔に設け
た杭に矢板や間伐材等からなる横木をわたした柵によっ
て土留めする柵工や、間伐材等からなる杭材を斜面に垂
直に打ち込んで並べ、割り竹等を横に編み込んで作った
柵によって土留めする編柵工等が多く用いられてきた。
【0003】しかしながら、柵工や編柵工には次のよう
な問題がある。すなわち、杭打ちに関し、転石が多くて
杭打ちが困難な地盤があることや、足場が悪いため正確
な杭打ち作業が大変面倒であることにより、貫入量不足
などによって、杭として要求される十分な強度が得られ
ない場合が生じ、品質がばらつくことである。また、洗
掘によって杭が抜け柵が崩壊したり、杭が腐朽する耐久
性に関する問題がある。
【0004】一方、特殊なかごマットを多段式に積み上
げる多自然型護岸工法が提案されている。図29はその
特殊なかごマットの一例を説明するものであるが、直方
体状に構成された金網かご100の前面に丸太102を
縦に並べて張り付け自然的外観を装ったものである。本
例のかごマット104を、例えば図30に示されるよう
に段積みして自然石や土砂等を中詰し、植栽することに
より緑化された護岸壁を構築しようとするものである。
【0005】しかしながら、本例の特殊なかごマット1
04を用いる工法では、前面に張りつけられた丸太10
2が装飾的な役割しか果たしていないため、全ての土圧
を金網かご100だけで耐えなければならない。このた
め、金網かご100は、少なくとも4面を金網で囲った
直方体形状とする必要があって、その材料コスト、組み
立てコスト、運搬コスト等が高くなる問題がある。ま
た、比較的曲面の多い施工現場では、隣接する側面どう
しが接触するため、曲面に沿ってかごマット104を滑
らかに配設するのが難しく、かごマット104間に隙間
ができ、構築された護岸壁の強度や外観が低下する等の
問題がある。また、例えば図30に示されるように、直
方体形状のかごマット104を用いて段積みされた状態
は人工的な階段状となるので、周囲の自然景観と調和し
ないこともあり、施工現場の形状や自然景観に柔軟に対
応できる積み重ね方法への改善が期待されている。
【0006】そこで本発明者は、上述した従来の問題点
に鑑み、杭打ちを必要とせず、比較的曲面の多い施工現
場でも、上下左右の曲面に沿った滑らかな配設が可能で
あり、比較的単純な構造の資材を用いて多自然型護岸を
構築する方法ついて鋭意研究を重ねた結果本発明に至っ
たのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る土留めユニ
ットの要旨とするところは、前面と底面とから構成され
る、略L型の側方断面を有するユニットであって、前面
が、木材からなる横木を上下方向に並設して形成された
ことにある。
【0008】また、本発明に係る土留めユニットの別の
要旨とするところは、前面と底面と背面から構成され
る、略U型の側方断面を有するユニットであって、前面
が、木材からなる横木を上下方向に並設して形成された
ことにある。
【0009】さらに、かかる土留めユニットにおいて、
底面が網状板であることにある。
【0010】さらに、かかる土留めユニットにおいて、
木材が略丸太であることにある。
【0011】さらに、かかる土留めユニットにおいて、
前面と底面との交差角度が調節自在とされたり、前面と
底面とが折り畳み可能に構成されたことにある。
【0012】また、本発明に係る土留めユニット枠の要
旨とするところは、網状板からなる底面と、底面の一辺
に連結された少なくとも2本の棒状体とで構成されてい
て、各棒状体が、底面と略L型の側方断面を形成するよ
うに立設されたことにある。
【0013】また、本発明に係る土留めユニット枠のさ
らに別の要旨とするところは、網状板からなる底面と、
底面の相対する二辺のそれぞれに少なくとも2本ずつ連
結された棒状体とで構成されていて、各棒状体が、底面
と略L型の側方断面を形成するように立設されたことに
ある。
【0014】また、本発明に係る土留めユニット枠の別
の要旨とするところは、網状板からなる底面と、背面
と、底面の前側の一辺に連結された少なくとも2本の棒
状体とで構成されていて、各棒状体が、底面と背面とで
略U型の側方断面を形成するように立設されたことにあ
る。
【0015】さらに、かかる土留めユニット枠におい
て、棒状体と底面との交差角度が調節自在、又は/及
び、棒状体と底面とが折り畳み可能に構成されたことに
ある。
【0016】さらにまた、これら土留めユニット又は土
留めユニット枠において、隣接する土留ユニット又は土
留めユニット枠との係止部材が底面に備えられたことに
ある。
【0017】また、本発明に係る土留め壁構築方法の要
旨とするところは、上述の土留めユニットを左右に並
設、及び/又は、上下に重ね積みすることにある。
【0018】また、本発明に係る土留め壁構築方法の別
の要旨とするところは、上述の土留めユニット枠に設け
られた棒状体に、木材からなる横木を固定して土留めユ
ニットを形成し、この土留めユニットを左右に並設、及
び/又は、上下に重ね積みすることにある。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る土留めユニッ
トの実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。
【0020】図1、図2は、本発明に係わる土留めユニ
ット10の実施態様の一例を示すものであり、土留めユ
ニット10は、横木16が上下方向に重ねて並べられた
前面12と、前面12と略L型に交差する底面14とで
構成されている。並列された横木16は連結部材20に
よって固定されて前面12を形成し、底面14を補強す
る補強部材18と連結部材20とは、ボルト22を介し
ほぼ直角に連結され、また、バットレス24によって斜
めに繋がれている。
【0021】本発明に係わる土留めユニット10の特徴
の一つは、木材からなる横木16を並べて前面12を形
成させることにある。横木16を用いることによって土
圧への抵抗力が高められる結果、背面に金網などを用い
て補強する必要がなくなり、ユニットの構造が大幅に簡
略化されて、単純な略L型形状での実用化が可能となっ
たのである。木材を用いる目的は、その自然的外観が多
自然型護岸の景観形成に役立つことにある。特に間伐材
などの丸太材を用いれば、より自然的景観が形成される
し、間伐材を使用すれば、資源の有効利用に寄与し自然
破壊を防止する手助けにもなる。
【0022】底面14の材質は特に限定されず、土留め
ユニット10に詰められる土砂や栗石等を支持できる板
状体であれさえすればよいが、強度や耐久性に優れる金
属材を用いるのが好ましい。特に好ましくは、溶接金網
あるいはエキスパンドメタルのような透水性の網状板で
あって、次のような効果が得られる。すなわち、透水性
であるので、土留めユニット10に詰められる土砂等が
含む過度の水分が排水され土質が改善される。また、植
物の育成に適した水分に維持される効果がある。さら
に、透水性であるので、水の浸透に伴う自然的圧密が進
行して土留めユニット10が安定する。また、網状板と
すれば底面14が軽量となり、材料コストが低減される
効果もある。
【0023】図1、図2に示されるように、比較的剛性
の低い網状板を用いる場合には補強部材18を用いるの
が好ましいが、高剛性の底面14であれば、必ずしも補
強部材18を用いなくてもよい。補強部材18は底面1
4の曲げ剛性を高め、前面12と略L型に連結されて用
いられる時の、前面12の土圧による前傾を防止するも
のである。したがって、補強部材18としては、軽量で
曲げ剛性の高い山形鋼等を用いるのが好ましい。
【0024】横木16を連結して前面12を形成するた
めの連結部材20もまた、土圧による前面12の前傾を
防止するのに役立つものであり、補強部材18と同様に
山形鋼等を用いるのが好ましい。連結部材20による横
木16の連結は、例えば、図3(a)に示されるよう
に、横木16に設けられた貫通孔26にボルトを通して
連結部材20に係止させてもよいし、同図(b)に示さ
れるように、横木16に連結部材20が通るホゾ54を
設け、連結部材20に横木16を落とし込むようにして
前面12を形成することもできる。本例において補強部
材18やバットレス24を用いる場合には、その形状に
対応した切り欠きを横木16に設け、スムーズに落とし
込めるようにされる。しかしながら、上下方向に並設さ
れた横木16を固定して前面12を形成する手段は、こ
れらの例に限定されるものではない。
【0025】図1、図2に示される例では、連結部材2
0と補強部材18とがほぼ直角に連結され、略L型の側
方断面を有する土留めユニット10が形成される。比較
的剛性の高い連結部材20や補強部材18であり、強固
に連結される場合には、図4(a)に示されるように、
他の部材の補強を受けなくてもよいが、比較的剛性の低
い連結部材20や補強部材18の場合や連結強度が弱い
場合には、図2に示されるように、棒状体のバットレス
24を用いたり、図4(b)に示されるように、ワイヤ
ー等の引っ張り部材28を用いて、前面12の前傾を防
ぐための補強が行われる。
【0026】本発明でいう略L型とは、ほぼ直線の2線
が、各々の先端を突き合わせて形成される形状であっ
て、その突き合わせ角度が100°以下45°以上と定
義される形状である。本発明の土留めユニット10にお
いては、この突き合わせ角度は前面12と底面14とが
交差する角度を意味し、図4(a)でθとして示される
ものである。交差角度θは、施工現場の地形、周辺景観
との調和、護岸の要請強度等々を考慮し、それぞれの工
事に最も適した角度に設計され製作されて用いられる。
【0027】上述したように、工事毎に、それぞれの工
事内容に最適の交差角度θが決定されて土留めユニット
10が製作され、施工されるが、交差角度θが調節自在
とされた土留めユニットであれば、ただ1種類の土留め
ユニットを用意するだけで、種々の工事に対応できるの
で大変便利である。図5は、交差角度θを調節自在とす
る一例を示し、前面12と底面14との連結部30を軸
にして回動可能とし、バットレス24の補強部材18へ
の固定位置を変更することにより、交差角度θを調節す
ることができる。同様にして、バットレス24の連結部
材20への固定位置を変更することにより、交差角度θ
を調節することもできる。あるいは、図4(b)に示さ
れるようなワイヤー等の引っ張り部材28の長さを変更
することによっても、交差角度θを調節することができ
る。
【0028】交差角度θを実質的に0とし、図6に示さ
れるように、前面12と底面14とが接するように折り
畳むことができれば、保管や運送のスペースやコストを
節減できる。上述の交差角度θの調節方法を利用すれ
ば、簡単に折り畳んだり組み立てたりすることができ
る。
【0029】図7は、底面14の側方端部にリング状の
係止部材が備えられた土留めユニット10の例を示し、
列状に設けられた係止部材32は共通の貫通軸34を有
している。図8は、隣接する土留めユニット11との係
止状態を説明するものであるが、上記係止部材32を、
隣接する土留めユニット11の係止部材33と貫通軸を
合わせて並べ、その貫通軸に沿って係止棒36が挿入さ
れた状態を示している。土留めユニット10と土留めユ
ニット11とは、左右に並んで強固に連結される。
【0030】係止部材の形状やその係止手段は上述の例
に限定されない。リングとフックとの係合、フックとフ
ックとの係合、ボルトとナットとの係合、等々を可能と
する種々の形状の係止部材を備えることができる。ま
た、係止部材は少なくとも底面14に備えられるが、前
面12の端部にも備えられれば、より強固な連結が可能
となる。
【0031】本発明の土留めユニットの別の実施形態で
は、前面と底面と背面から構成される略U型の側方断面
を有するユニットとされ、前面は、木材からなる横木を
上下方向に並設して形成される。すなわち、図9、図1
0に例示される土留めユニット58では、網状板からな
る底面14と、前面12と背面60とで略U型の側方断
面を有するように構成されていて、前面12と背面60
は、それぞれ連結部材20、21によって、上下方向に
重ねられた横木16を固定することにより形成されてい
る。また、底面14を補強する補強部材18と連結部材
20、21とはボルト22を介して略U型に連結されて
おり、補強部材18と連結部材20間をバットレス24
で斜めに繋ぎ、連結部材20の上部と21の上部とを梁
材62で繋ぐことにより補強されている。本発明でいう
略U型とは、ほぼ直線状の3本の線分が、連続的に連結
されて形成される形状であって、各連結部での線分どう
しの交差角度が100°以下45°以上と定義される形
状である。図11に示される土留めユニット59は、背
面60が金網とされた例であり、背面60が土中に隠れ
る使用方法に適している。背面60の金網はL型アング
ル61によって上下端を補強されている。
【0032】略U型の側方断面を有する土留めユニット
58は、背後からの強い土圧に耐えられるので、盛土工
法等に特に適している。すなわち、図12で模式的に説
明される盛土工法では、切土工法と異なり、盛土64が
崩れやすくて矢印で示される横方向の強い圧力が生じ
る。このため、背後からの強い土圧に耐えられる土留め
ユニット58が必要とされるのである。本発明の略U型
土留めユニットでは側面が開放されているので、前面又
は背面の一部を切り欠くだけで、底面の一部を重ね密着
しながら凹または凸に曲げて繋ぎ並べることができる。
このため、施工現場の曲面に沿った堅固な土留め壁の構
築が可能となる。また、図9に示されるような、前面1
2と背面60の両方が木材からなる横木で構成される土
留めユニット58は、比較的狭い幅の堤防や盛土道等の
施工にも用いられる。すなわち、図13に示されるよう
に、横に一列に並べて施工されれば両側面に横木が見ら
れることになり、どこから見ても自然的景観の構築物が
得られる。
【0033】上述したように、本発明の土留めユニット
には、少なくともその前面に木材からなる横木が並設さ
れている。予め横木を組付けた土留めユニットとして施
工現場に持ち込んでもよいが、木材部分が嵩張り運送コ
ストが高くなるため、木材を施工現場の近くで調達し、
土留めユニット枠だけを工場生産して持ち込み組み立て
る方が好ましい場合が多い。次に、本発明に係る土留め
ユニット枠の実施の形態を詳しく説明する。
【0034】図14に例示される土留めユニット枠66
は、方形の網状板からなる底面14と、補強部材18
と、底面14の一辺に連結された2本の棒状体68とで
構成されていて、各棒状体68は底面14と略L型の側
方断面を形成するように立設されている。棒状体68
は、図1における連結部材20として機能するものであ
り、山形鋼や丸鋼棒等の金属が好ましく用いられる。図
3(a)に示されるように、横木16に設けられた貫通
孔26にボルトを通して連結部材20(棒状体68)に
横木16を係止させたり、同図(b)に示されるよう
に、横木16に連結部材20(棒状体68)が通るホゾ
54を設け、連結部材20(棒状体68)に横木16を
落とし込んだりすれば、図1に示されるのと同様の土留
めユニット10が製作される。横木16を取り付けた後
に、補強部材18と棒状体68とをバットレス24で繋
ぎ補強してもよい。
【0035】また、図15に例示される土留めユニット
枠70には、方形の網状板からなる底面14の相対する
二辺のそれぞれに、各2本の棒状体68が連結されてい
て、各棒状体68は底面14と略L型の側方断面を形成
するように立設されている。棒状体68を図9における
連結部材20として機能させ、これらに横木16を係止
させて、バットレス24や梁材62で補強すれば、図9
に示されるのと同様の土留めユニット58が製作され
る。
【0036】また、図16に例示される土留めユニット
枠72は、方形の網状板からなる底面14と、背面60
と、底面14の前側の一辺に連結された2本の棒状体6
8とで構成されていて、各棒状体68が、底面14と背
面60とで略U型の側方断面を形成するように略直角に
立設されている。棒状体68を図11における連結部材
20として機能させ、これらに横木16を係止させて、
バットレス24や梁材62で補強すれば、図11に示さ
れるのと同様の土留めユニット59が製作される。
【0037】本発明に係わり、図14〜図16に例示さ
れる土留めユニット枠は、木材からなる横木を施工現場
で容易に組付けることができ、土留めユニットを安価に
製作できるので非常に有用である。特に、棒状体68と
底面14との交差角度が調節自在とされれば、ただ一種
類の土留めユニット枠を用意するだけで、施工現場の種
々の勾配に対応できるので大変便利である。また特に、
棒状体と底面とが折り畳み可能に構成されれば、土留め
ユニット枠を折り畳んで積み重ねることができるので、
保管や運送のスペース、コストを大幅に低減できる。さ
らにまた、底面14に、隣接する土留めユニット枠との
係止部材が備えられれば、土留めユニット枠を用いて製
作される土留めユニット間の連結を容易かつ確実に行え
る。
【0038】次に、請求項12及び13に係わる土留め
壁構築方法の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明す
る。
【0039】図17は、略L型の側方断面を有する土留
めユニット10を左右に直線的に並設して土留め壁42
を構築する例を示し、隣接する土留めユニット10、1
1どうしは、予め備えられた係止部材によって連結され
るか、あるいは、コイルやワイヤー等を用いて連結され
ている。連結された土留めユニットには、栗石や割り
石、土砂等が詰められ、必要に応じて転圧され圧密が促
進される。詰められた栗石や割り石、土砂等の重みによ
って、前面12を前傾させようとする力が働くが、同じ
く栗石や割り石、土砂等の重みを受ける底面14が、前
面12と底面14との連結部、及び、連結部材20と補
強部材18との連結部を介して、その前傾を防いでい
る。
【0040】図18は、凸な曲面に沿って土留め壁42
を構築する場合を示し、土留めユニット10と土留めユ
ニット11とが、その前面12と13の端部を接し、そ
の底面14、15の一部を重ねて連結されている。底面
14、15どうしの重ね代ろを変えることにより、それ
ぞれの施工現場の曲面に応じた、なだらかな土留め壁4
2を構築できる。
【0041】図19は、凹な曲面に沿って土留め壁42
を構築する場合を示しているが、土留めユニット10の
前面12の一部が切除され、その切除された前面部には
土留めユニット11の前面13が入り込んで、前面12
と13とが滑らかに接続されていて、ユニット10の底
面14には土留めユニット11の底面15の一部が重な
っている。前面12の切除面積を調整することにより、
それぞれの施工現場の曲面に応じた、なだらかな土留め
壁42を構築できる。
【0042】土留め壁42の外観を向上させるため、土
留めユニット10間の前面の接続部40を目隠してもよ
い。図20は、土留め壁42の構築後に棒杭状体38を
設けて目隠しした例を示しており、図21、図22に示
されるような、予め棒杭状体38が設けられた土留めユ
ニット10を用いて、接続部40が目隠しされた土留め
壁42を構築した例である。
【0043】土留めユニット10は上下方向に重ねられ
て、必要な高さの土留め壁が構築される。図23は、前
面12と底面14とがほぼ直角に交差する土留めユニッ
ト10を積み重ねた土留め壁の例を示し、階段状の外観
を呈している。また図24は、前面12と底面14とが
鋭角に交差する土留めユニット10を積み重ねた土留め
壁の例を示しているが、滑らかな平面状の外観である。
図4(a)に示される交差角度θを、それぞれの施工現
場の勾配に合わすことにより、どんな施工現場に対して
も、滑らかな平面状外観の土留め壁を構築することがで
きる。交差角度θが調節可能の土留めユニット10を用
いれば、ただ1種類の土留めユニット10を用意するだ
けで、種々の勾配の施工現場に対応できるので大変便利
である。
【0044】本発明の土留め壁構築方法は緩勾配斜面で
の施工に特に有効であり、図25にその一例が示されて
いる。土留めユニットの前面12と土砂上面の平場44
とが緩やかに連なっているので、人工的な違和感のない
土留め壁となっている。
【0045】略U型の側方断面を有する土留めユニット
は、上述したように、図12、図26に示される盛土工
法で特に有用である。図26においては、前面12が傾
斜した土留めユニット58が用いられ、土留めユニット
58を段積して形成される法面は、木材からなる横木1
6が連続的に並ぶ滑らかな斜面を形造り、自然的な美し
い景観が創出される。もちろん、切土工法にも有効に使
用され、図17に示されるのと同様に直線的に横に並べ
ることもできるし、図23に示されるのと同様に積み重
ねることもできるし、図27、図28に示されるよう
に、凸又は凹に曲げて連結することもできる。図27に
おいては、背面60の一部が切除され、隣接する土留め
ユニット58が互いに入り組む形で底面14の一部を重
ねながら凸に曲げて連結されている。土留めユニット5
8の側面が開放されているため互いに入り組めるのであ
り、隙間のない堅固な連結が可能となる。また図28に
おいては、前面12の一部が切除され、凹に曲げて連結
されている。、
【0046】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲内で、土留めユニット枠や土留めユニットの構造や形
状、横木や底面や連結部材や補強部材の材質や形状、土
留めユニットの連結方法、土留め壁の構築手順等につ
き、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた態様で実施し得るものである。
【0047】本発明の実施例を、以下に詳しく説明す
る。
【0048】実施例1 図1及び図2に示されるのと同様のユニットに、図22
に示されるような棒杭状体38を設けた土留めユニット
10を製作した。土留めユニット10の幅は200c
m、高さは50cm、奥行きは70cmであった。前面
12には、直径が約10cmの間伐材からなる5本の丸
太の横木16と2本の棒杭状体38が使用され、底面1
4にはφ6×100×100の溶接金網が、連結部材2
0及び補強部材18には、6×50×50の山形鋼が使
用されている。また、バットレス24には直径16mm
の鋼棒が用いられ、底面14の側方両端には、図7に示
されるようなループ状係止部材32が、底面14の溶接
金網の鋼線を曲げて形成されている。横木16と連結部
材20による横木16の固定は、図3(a)に示される
ように、横木16に設けられた貫通孔26に直径12m
mのボルトを通しナットで締めることによって行った。
また、底面14と補強部材18との固定は溶接により行
った。補強部材18と連結部材20との連結、バットレ
ス24と補強部材18又は連結部材20との連結は、ボ
ルトとナットの組み合わせで行った。
【0049】本例の土留めユニット10を用いて土留め
壁を構築した。まず1段目を築くのにあたり、図17に
示されるように、土留めユニット10を直線的に並べる
場合には、図8に示されるように、ループ状係止部材3
2、33に直径6mmの鋼棒からなる係止棒36を貫通
させて隣接する土留めユニット間を連結した。また、施
工現場の曲面に沿って土留めユニットを配設する場合に
は、図18又は図19に示されるように、底面14の一
部を斜めに重ねることによって前面12、13を連続さ
せた。このようにして、1段目の土留めユニットを並べ
終えてから土砂を投入して転圧し、次いで、その上に2
段目の土留めユニットを並べ、土砂を投入し、2段目の
土留め壁を築いた。同様にして3段目を施工し、図23
に示されるのと同様の土留め壁を完成することができ
た。
【0050】実施例2 横木16を連結部材20に固定する方法を、図3(b)
に示されるように変更した他は、実施例1と同様にして
土留めユニット10を製作した。すなわち、横木16に
連結部材20が通るホゾ54を設け、連結部材20に横
木16を落とし込むように組み立てた。実施例1と比較
して、作業性が向上し作業時間が短縮された。
【0051】実施例3 図5に示されるように、補強部材18にバットレス24
の一端を固定するための3個の固定孔46、47、49
を設け、補強部材18と連結部材20との連結部30を
回動自在とした他は、実施例1と同様の土留めユニット
10を製作した。連結部材20とバットレス24との連
結部50を緩め、バットレス24の一端を動かして固定
孔46、47、49のどれかに合わせて固定することに
より、前面12と底面14との交差角度θを調節するこ
とができた。固定孔46では交差角度θが90°、固定
孔47では交差角度θが60°、固定孔49では交差角
度θが45°となるようにそれぞれの位置が決められて
いる。
【0052】本例の土留めユニット10によれば、施工
現場の勾配に対応させて交差角度θを調節し、各施工現
場の景観にマッチした優れた外観の土留め壁を構築でき
た。また、バットレス24と補強部材18との固定を外
せば、図6に示されるように、前面12と底面14とが
重なるように折り畳むことができるので、保管や運搬が
容易になり、大幅なコストの低減が可能となった。
【0053】実施例4 実施例1で製作した土留めユニット10に背面60を加
え、図9及び図10に示されるのと同様の土留めユニッ
ト58を製作した。背面60は前面12と同一構造であ
り、直径が約10cmの間伐材からなる5本の丸太の横
木16と、6×50×50の山形鋼からなる連結部材2
1で構成されている。また、前面12と背面60とを繋
ぎ、高さ40cmに張られた梁材62には、直径13mm
の鋼線が用いられている。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る土留めユニットによれば、
前面が、上下に並設された木材からなる横木で構成され
ていて剛性に優れているので、土圧に対する抵抗力が強
く側面に金網などを必要としない。したがって、資材を
節減できるので材料コストを低減できる。また、自然景
観に調和した外観が得られる。
【0055】また、本発明に係る略L型横断面の土留め
ユニットは、前面と底面とからだけで構成されているの
で、軽量で運搬や組み立てが容易であり作業コストを低
減できる。
【0056】また、本発明に係る略U型横断面の土留め
ユニットは、背面を備えているので背後からの土圧に対
する抵抗力が強く、盛土工法等の背圧を受けやすい工法
に特に適して用いられる。
【0057】また、本発明に係る略L型横断面の土留め
ユニット、及び、略U型横断面の土留めユニットは、側
面が開放されているので、土留めユニットを互いに交差
させて密接して並べることができ、施工現場の曲面に沿
った滑らかな施工が可能となる。
【0058】さらに、網状板の底面とすれば、透水性が
確保されるので、土留めユニットに詰められる土砂等が
含む過度の水分が排水され土質が改善される。また、植
物の育成に適した水分に維持される効果がある。さら
に、透水性であるので、水の浸透に伴う自然的圧密が進
行して土留めユニットが安定する。また、網状板とすれ
ば底面が軽量となり材料コストが低減される効果もあ
る。
【0059】さらにまた、横木に丸太を用いれば自然的
外観が向上し、特に間伐材などの丸太材を用いればより
自然的景観が形成されるし、間伐材を使用すれば資源の
有効利用に寄与し自然破壊を防止する手助けにもなる。
【0060】またさらに、本発明の土留めユニットは側
方が開放されているので、前面と底面との交差角度を調
節自在とすることができ、施工現場の勾配や景観を考慮
して交差角度を調節できるので、それぞれの施工現場に
最もふさわしい外観の土留め壁とすることができる。
【0061】さらに、前面と底面とが重なるように折り
畳める土留めユニットとすれば、保管や運搬が容易とな
り、コストが大幅に軽減される。
【0062】さらにまた、底面に隣接するユニットとの
係止部材が備えられれば、土留めユニット間が強固に連
結されるので、土留め壁の強度が増して安定性が向上す
る。
【0063】また、本発明に係る土留め枠によれば、施
工現場で木材からなる横木を組付け、簡便に土留めユニ
ットを製作できるので、運送コストの高い横木を施工現
場近辺で調達できるようになり、全体の物流コストを大
幅に低減できる。
【0064】また、本発明に係る土留め壁の構築方法に
よれば、木材からなる横木が並設された前面を備え、側
面が開放された軽量の土留めユニットを用いるので、運
搬や組み立て等が容易であり、施工現場の曲面に沿った
滑らかな施工が可能であり、自然景観に調和した外観の
土留め壁を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土留めユニットの一例を示す全体
斜視図である。
【図2】本発明に係り、図1に示される土留めユニット
の側面図である。
【図3】本発明に係り、横木と連結部材との固定方法を
模式的に説明するための、横木の要所を拡大して示す斜
視図であり、同図(a)はボルトとナットを用いる場合
の例、同図(b)は横木に設けられたホゾに連結部材を
貫入する場合の例を示す。
【図4】本発明に係り、連結部材と補強部材との連結方
法を模式的に説明する側面図であり、同図(a)はそれ
ぞれが単独で連結された例、同図(b)は引っ張り部材
によって補強された例を示す。
【図5】本発明に係り、前面と底面との交差角度を調節
可能とする手段の一例を模式的に説明するものであり、
連結部材と補強部材との連結状態を示す側面図である。
【図6】本発明に係り、前面と底面とが重なるように折
り畳まれた状態の土留めユニットの一例を示す全体側面
図である。
【図7】本発明に係り、底面の端部に係止部材が備えら
れた土留めユニットの一例を説明する部分斜視図であ
る。
【図8】本発明に係り、底面の端部に備えられた係止部
材による連結方法を説明する部分斜視図である。
【図9】本発明に係る土留めユニットの他の一例を示す
全体斜視図である。
【図10】本発明に係り、図9に示される土留めユニッ
トの側面図である。
【図11】本発明に係る土留めユニットの他の一例を示
す全体斜視図である。
【図12】本発明に係り、土留め壁構築方法の一例を説
明する側面図である。
【図13】本発明に係り、土留め壁構築方法の他の一例
を説明する斜視図である。
【図14】本発明に係る土留め枠の一例を説明する斜視
図である。
【図15】本発明に係る土留め枠の他の一例を説明する
斜視図である。
【図16】本発明に係る土留め枠の他の一例を説明する
斜視図である。
【図17】本発明に係る土留め壁構築方法の一例を説明
する斜視図である。
【図18】本発明に係る土留め壁構築方法の他の一例を
模式的に説明する上面図である。
【図19】本発明に係る土留め壁構築方法の他の一例を
模式的に説明する上面図である。
【図20】本発明に係り、土留めユニットの連結部を目
隠しする手段の一例を模式的に説明する上面図である。
【図21】本発明に係り、土留めユニットの連結部を目
隠しする他の手段の一例を模式的に説明する上面図であ
る。
【図22】本発明に係る土留めユニットの他の一例を示
す全体斜視図である。
【図23】本発明に係る土留め壁構築方法の他の一例を
模式的に説明する側方断面図である。
【図24】本発明に係る土留め壁構築方法の他の一例を
模式的に説明する側方断面図である。
【図25】本発明に係る土留め壁構築方法の他の一例を
模式的に説明する側方断面図である。
【図26】本発明に係る土留め壁構築方法の他の一例を
模式的に説明する側方断面図である。
【図27】本発明に係る土留め壁構築方法の他の一例を
模式的に説明する上面図である。
【図28】本発明に係る土留め壁構築方法の他の一例を
模式的に説明する上面図である。
【図29】従来例に係る土留めユニットの一例を説明す
る全体斜視図である。
【図30】従来例に係る土留め壁構築方法の一例を模式
的に説明する側方断面図である。
【符号の説明】
10、11、58、59:土留めユニット 12、13:前面 14、15:底面 16:横木 18:補強部材 20、21:連結部材 22:ボルト 24、25:バットレス 26:貫通孔 28:引っ張り部材 30、50:連結部 32、33:係止部材 34:貫通軸 36:係止棒 38:棒杭状体 40:接続部 42:土留め壁 44:平場 46、47、49:固定孔 54:ホゾ 55、106:地盤 60:背面 61:L型アングル 62:梁材 64:盛土 66、70、72:土留めユニット枠 68:棒状体 100:金網かご 102:丸太 104:かごマット

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面と底面とから構成される、略L型の
    側方断面を有するユニットであって、該前面が、木材か
    らなる横木を上下方向に並設して形成されたことを特徴
    とする土留めユニット。
  2. 【請求項2】 前面と底面と背面とから構成される、略
    U型の側方断面を有するユニットであって、該前面が、
    木材からなる横木を上下方向に並設して形成されたこと
    を特徴とする土留めユニット。
  3. 【請求項3】 前記底面が網状板であることを特徴とす
    る前記請求項1又は請求項2に記載する土留めユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記木材が略丸太であることを特徴とす
    る前記請求項1〜請求項3に記載する土留めユニット。
  5. 【請求項5】 前記前面と底面との交差角度が調節自
    在、又は/及び、前記前面と底面とが折り畳み可能に構
    成されたことを特徴とする前記請求項1〜請求項4に記
    載する土留めユニット。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記底面に、隣接する土留ユ
    ニットとの係止部材が備えられたことを特徴とする前記
    請求項1〜請求項5に記載する土留めユニット。
  7. 【請求項7】 網状板からなる底面と、該底面の一辺に
    連結された少なくとも2本の棒状体とで構成されてい
    て、該各棒状体が、該底面と略L型の側方断面を形成す
    るように立設されたことを特徴とする土留めユニット
    枠。
  8. 【請求項8】 網状板からなる底面と、該底面の相対す
    る二辺のそれぞれに少なくとも2本ずつ連結された棒状
    体とで構成されていて、該各棒状体が、該底面と略L型
    の側方断面を形成するように立設されたことを特徴とす
    る土留めユニット枠。
  9. 【請求項9】 網状板からなる底面と、背面と、該底面
    の前側の一辺に連結された少なくとも2本の棒状体とで
    構成されていて、該各棒状体が、該底面と該背面とで略
    U型の側方断面を形成するように立設されたことを特徴
    とする土留めユニット枠。
  10. 【請求項10】 前記棒状体と底面との交差角度が調節
    自在、又は/及び、前記棒状体と底面とが折り畳み可能
    に構成されたことを特徴とする前記請求項7〜請求項9
    に記載する土留めユニット枠。
  11. 【請求項11】 少なくとも前記底面に、隣接する土留
    めユニット枠との係止部材が備えられたことを特徴とす
    る前記請求項7〜請求項10に記載する土留めユニット
    枠。
  12. 【請求項12】 前記請求項1〜請求項6に記載される
    土留めユニットを、左右に並設、及び/又は、上下に重
    ね積みすることを特徴とする土留め壁構築方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項7〜請求項11に記載され
    る土留めユニット枠の棒状体に、木材からなる横木を固
    定して土留めユニットを形成し、該土留めユニットを左
    右に並設、及び/又は、上下に重ね積みすることを特徴
    とする土留め壁構築方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520480B1 (ko) * 2004-11-23 2005-10-11 (주)삼원기술단 합성 기둥을 이용한 도로 하천제방 옹벽구조
CN112144955A (zh) * 2020-06-17 2020-12-29 孟凡超 一种用于水土保持的多级拦沙装置
CN115354665A (zh) * 2022-08-04 2022-11-18 中建七局国际工程建设有限公司 一种房屋建筑的基坑挡土结构
CN115637663A (zh) * 2022-10-10 2023-01-24 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种岩溶山区滑坡路边防护装置

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