JP2000008363A - 盛土転圧管理システム - Google Patents

盛土転圧管理システム

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JP2000008363A
JP2000008363A JP10175639A JP17563998A JP2000008363A JP 2000008363 A JP2000008363 A JP 2000008363A JP 10175639 A JP10175639 A JP 10175639A JP 17563998 A JP17563998 A JP 17563998A JP 2000008363 A JP2000008363 A JP 2000008363A
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compaction
rolling
area
gps
moving body
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JP10175639A
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English (en)
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Hiroshi Furuya
弘 古屋
Akira Tomioka
彰 富岡
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】盛土の締固め作業を高精度に管理する。 【構成】本発明に係る盛土転圧管理システムは、振動ロ
ーラ1a等にそれぞれ搭載されたGPS測量装置2a等
と、該振動ローラに据え付けられたコンピュータ3a等
と、振動ローラ1a等と離間した位置に設置されたコン
ピュータ4とから概ね構成してある。コンピュータ3a
等は、GPS測量装置2a等で計測されたGPS測量デ
ータを用いて転圧対象エリア内の任意位置における振動
ローラ1a等の転圧回数を演算処理する演算処理装置5
等を備える。演算処理装置5等は、転圧対象エリアを微
小要素に分割し該微小要素ごとに転圧回数を計数し、該
転圧回数が1以上の微小要素が存在する領域を転圧回数
ごとに分けてそれぞれを転圧済領域とするとともに、該
転圧済領域に含まれる微小要素を転圧回数ごとに総和し
てそれぞれを転圧回数ごとの転圧済領域の面積として演
算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として広域土地
造成を対象とした盛土転圧管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】土地造成工事においては、どのような盛
土材料を用いてどのように締固めを行うかが重要であ
り、よく締まって密な構造になっている土は、外力に対
する抵抗が大きく、より高い安定性を保つ。したがっ
て、撒き出された盛土材料は、締め固め用の機械で十分
に締め固めなければならない。
【0003】そのため、盛土工事を行うにあたっては、
設計時において予め盛土転圧試験を実施し、転圧機械の
機種、一層のまき出し厚さ及び最適な転圧回数を決定す
るとともに、施工時において実際のまき出し厚さや転圧
回数が設計値に沿ったものとなるように管理することが
盛土品質を向上させる上で不可欠となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、転圧済みの箇
所やその回数を監視して締固め作業を施工管理するにあ
たっては、転圧機械が造成エリア内をどのように動き回
ったか、言い換えれば転圧機械がどの場所をどの程度繰
り返し通過したかを正確に知ることが重要となる。
【0005】しかしながら、造成エリアが広域になれば
なるほど、転圧機械の移動軌跡や通過回数を精度良く把
握することは困難となり、施工管理の面でも出来高管理
の面でもオペレータの主観的な判断に頼らざるを得ない
という問題を生じていた。
【0006】また、転圧機械の移動軌跡や通過回数を精
度よく求めることができたとしても、移動の際に必ずし
も転圧を行っているとは限らず、移動軌跡や通過回数が
転圧軌跡や転圧回数に必ずしも一致しない場合があると
いう問題も生じていた。
【0007】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、盛土の締固め作業を高精度に管理することが
可能な盛土転圧管理システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る盛土転圧管理システムは請求項1に記
載したように、転圧用移動体に搭載されたGPS測量装
置と、該GPS測量装置で計測されたGPS測量データ
を用いて転圧対象エリア内における転圧済領域及びその
面積を評価する演算処理手段と、該転圧済領域及びその
面積を出力する出力手段とを備えたものである。
【0009】また、本発明に係る盛土転圧管理システム
は、前記転圧対象エリアを微小要素に分割して該微小要
素ごとに前記転圧用移動体による転圧回数を計数し、該
転圧回数が1以上の微小要素が存在する領域を転圧回数
ごとに分けてそれぞれを前記転圧済領域とするととも
に、該転圧済領域に含まれる微小要素を転圧回数ごとに
総和してそれぞれを前記面積とするものである。
【0010】また、本発明に係る盛土転圧管理システム
は請求項3に記載したように、転圧用移動体に設置され
た姿勢計測手段と、前記転圧用移動体に搭載されたGP
S測量装置と、該GPS測量装置で計測されたGPS測
量データ及び前記姿勢計測手段で計測された姿勢計測デ
ータを用いて転圧対象エリア内における転圧軌跡若しく
は転圧対象エリア内の任意位置における転圧回数を求め
る演算処理手段と、演算処理結果を出力する出力手段と
を備えたものである。
【0011】また、本発明に係る盛土転圧管理システム
は請求項4に記載したように、転圧用移動体に搭載され
た2以上のGPS測量装置と、該2以上のGPS測量装
置で計測された前記転圧用移動体の姿勢計測データ及び
前記GPS測量装置のうち、少なくともいずれかで計測
された前記転圧用移動体のGPS測量データを用いて転
圧対象エリア内における転圧軌跡若しくは転圧対象エリ
ア内の任意位置における転圧回数を求める演算処理手段
と、演算処理結果を出力する出力手段とを備えたもので
ある。
【0012】また、本発明に係る盛土転圧管理システム
は請求項5に記載したように、転圧用移動体に搭載され
たDGPS測量装置と、該DGPS測量装置で計測され
たDGPS測量データを用いて転圧対象エリア内におけ
る転圧軌跡若しくは転圧対象エリア内の任意位置におけ
る転圧回数を求める演算処理手段と、演算処理結果を出
力する出力手段とを備え、前記演算処理手段は、前記D
GPS測量データが二次元測量データであるか三次元測
量データであるかを判別し、それに応じて前記DGPS
測量データの演算処理を二次元処理と三次元処理との間
で切り替えるとともに、前記DGPS測量データが二次
元測量データであるときに前記転圧軌跡若しくは前記転
圧回数を2次元平面データとして求めるようになってい
るものである。
【0013】また、本発明に係る盛土転圧管理システム
は請求項6に記載したように、転圧用移動体が転圧中で
あるかどうかを示す動作状況信号を出力する動作状況出
力手段と、前記転圧用移動体に搭載されたGPS測量装
置と、該GPS測量装置で計測されたGPS測量データ
を用いて転圧対象エリア内における前記転圧用移動体の
移動軌跡若しくは転圧対象エリア内の任意位置における
前記転圧用移動体の通過回数を求める演算処理手段と、
演算処理結果を出力する出力手段とを備え、前記演算処
理手段は、前記転圧用移動体の動作状況を前記動作状況
信号から判別し、該動作状況が転圧中であるときに前記
移動軌跡、前記通過回数をそれぞれ転圧軌跡、転圧回数
として求めるようになっているものである。
【0014】また、本発明に係る盛土転圧管理システム
は、前記動作状況出力手段を、前記転圧用移動体に搭載
された起振機からの制御信号に応答して前記動作状況信
号が出力されるように構成したものである。
【0015】また、本発明に係る盛土転圧管理システム
は、前記演算処理手段及び前記出力手段を前記転圧用移
動体に搭載された移動側コンピュータに設けたものであ
る。
【0016】また、本発明に係る盛土転圧管理システム
は、前記演算処理手段及び前記出力手段を前記転圧用移
動体から離間した位置に設置された管理側コンピュータ
に設けたものである。
【0017】請求項1の発明に係る盛土転圧管理システ
ムにおいては、転圧用移動体に搭載されたGPS測量装
置で該転圧用移動体の位置をGPS測量で計測し、次い
で、計測されたGPS測量データを用いて転圧対象エリ
ア内における転圧済領域及びその面積を演算処理手段で
評価し、これらを出力手段で出力する。
【0018】このようにすると、締固めが終了した領域
が面積とともに出力されることとなり、転圧の進捗状
況、すなわち締固め作業の出来高が精度よく把握され
る。
【0019】GPS測量データを用いて転圧済領域及び
その面積を評価する方法は任意であり、例えば、GPS
測量データから転圧用移動体の移動軌跡を評価しこれを
転圧済領域とするとともに、該転圧済領域の面積を算出
してこれを上述した転圧済領域とともに出力する方法が
考えられるが、前記転圧対象エリアを微小要素に分割し
て該微小要素ごとに前記転圧用移動体による転圧回数を
計数し、該転圧回数が1以上の微小要素が存在する領域
を転圧回数ごとに分けてそれぞれを前記転圧済領域とす
るとともに、該転圧済領域に含まれる微小要素を転圧回
数ごとに総和してそれぞれを前記面積とするならば、転
圧済領域及びその面積が転圧回数別に出力されることと
なり、締固め状況をさらに精度よく把握することが可能
となる。
【0020】請求項3の発明に係る盛土転圧管理システ
ムにおいては、転圧用移動体に搭載されたGPS測量装
置で該転圧用移動体の位置をGPS測量で計測し、次い
で、計測されたGPS測量データ及び姿勢計測手段で計
測された姿勢計測データを用いて、転圧対象エリア内に
おける転圧軌跡若しくは転圧対象エリア内の任意位置に
おける転圧回数を求め、これらを出力手段で出力する。
【0021】このようにすると、転圧軌跡あるいは転圧
回数は、転圧用移動体の姿勢(向き)が考慮された形で
評価される。すなわち、GPS測量データの座標位置と
転圧ローラ本体の位置とは通常は一致しない。そして、
GPS測量データのみでは、転圧機械がどちらを向いて
いるかを特定することができないので、結局、GPS測
量データのみでは転圧ローラ本体の位置を高精度に知る
ことができないが、転圧機械の姿勢を計測して特定する
とともに、GPS測量データの評価位置と転圧ローラ本
体の位置とを予め調べて両者を関連付けておけば、転圧
軌跡や転圧回数を実際の転圧ローラ本体の軌跡や該ロー
ラ本体による転圧回数として高精度に評価することがで
きる。
【0022】姿勢計測手段としては、光ジャイロ、ジャ
イロコンパス、電子磁気コンパス等を採用することがで
きる。
【0023】出力の仕方としては、転圧軌跡を単にモニ
ターにグラフィック表示する、転圧対象エリアを微小要
素に分割し該微小要素ごとに計数された転圧回数をモニ
ターにグラフィック表示するなどの方法が考えられる。
【0024】請求項4の発明に係る盛土転圧管理システ
ムにおいては、転圧用移動体に搭載された2以上のGP
S測量装置のうち、少なくともいずれかのGPS測量装
置で計測されたGPS測量データを転圧用移動体の位置
とする。一方、これらのGPS測量装置のうち、少なく
とも2つのGPS測量装置によるGPS測量データを用
いて転圧用移動体の姿勢を計測する。次に、転圧用移動
体の位置を表すGPS測量データ及び姿勢計測データを
用いて、転圧対象エリア内における転圧軌跡若しくは転
圧対象エリア内の任意位置における転圧回数を求め、こ
れらを出力手段で出力する。
【0025】このようにすると、請求項3の発明と同
様、転圧軌跡あるいは転圧回数は、転圧用移動体の姿勢
(向き)が考慮された形で評価される。
【0026】請求項5の発明に係る盛土転圧管理システ
ムにおいては、転圧用移動体に搭載されたDGPS測量
装置で計測されたDGPS測量データを転圧用移動体の
位置とし、次いで、該DGPS測量データを用いて転圧
対象エリア内における転圧軌跡若しくは転圧対象エリア
内の任意位置における転圧回数を求めるが、その際、演
算処理手段にてDGPS測量データが二次元測量データ
であるか三次元測量データであるかを判別し、それに応
じてDGPS測量データの演算処理を二次元処理と三次
元処理との間で切り替えるとともに、DGPS測量デー
タが二次元測量データであれば、転圧軌跡若しくは転圧
回数を2次元平面データとして求める。
【0027】このようにすると、受信衛星数が4個から
3個に減少しても、転圧軌跡や転圧回数を少なくとも2
次元平面データとして求めることができる。すなわち、
DGPS測位方式では、4個以上のGPS衛星からGP
S電波を受信できる状態であれば3次元測位が可能であ
り、このような測量を行うのが理想的であるが、気象条
件や周囲の障害物等の関係で受信可能な衛星数が3個に
減少することが少なくない。本発明では、衛星数が4個
から3個に減少したときでも、演算処理を中断すること
なく、三次元処理から二次元処理に切り替えて転圧軌跡
等を二次元平面データとして求めるようにし、4個以上
の衛星から受信可能な状況が回復すれば、逆に二次元処
理から三次元処理に切り替えて転圧軌跡等を三次元デー
タとして求めるものであり、かかる構成により、受信条
件が悪くなっても最低限二次元平面データだけは確保で
きることとなる。
【0028】請求項6の発明に係る盛土転圧管理システ
ムにおいては、転圧用移動体に搭載されたGPS測量装
置で計測されたGPS測量データを転圧用移動体の位置
とし、次いで、該GPS測量データを用いて転圧対象エ
リア内における移動軌跡若しくは転圧対象エリア内の任
意位置における通過回数を求めるが、その際、転圧用移
動体の動作状況を動作状況信号から判別し、該動作状況
が転圧中であるときに前記移動軌跡、前記通過回数をそ
れぞれ転圧軌跡、転圧回数として求める。
【0029】このようにすると、転圧用移動体が転圧を
行いながら移動している場合にだけ転圧軌跡や転圧回数
が求められることとなる。すなわち、転圧用移動体は、
通常、転圧ローラ本体を振動させる起振機を備えてお
り、該起振機を作動させずに移動しているだけでは転圧
は行われない。本発明では、転圧用移動体が転圧中であ
るかどうかを示す動作状況信号を出力する動作状況出力
手段を備えることによって動作状況が転圧中であるとき
だけ移動軌跡、通過回数をそれぞれ転圧軌跡、転圧回数
として求めるようにしたので、転圧機械が単に移動中の
場合に、その移動軌跡や通過回数を誤って転圧軌跡や転
圧回数に含めてしまうおそれがなくなる。
【0030】ここで、動作状況出力手段をどのように構
成するかは任意であり、例えば、上述した演算処理手段
を転圧機械の運転席に取り付けたコンピュータに設け、
該演算処理手段を、単なる移動中か転圧しながらの移動
中かをオペレータが判断して入力できるように構成して
おくことが考えられるが、かかる動作状況出力手段を、
前記転圧用移動体に搭載された起振機からの制御信号に
応答して前記動作状況信号が出力されるように構成した
ならば、上述したオペレータの判断及びそれに伴う操作
が不要となり、単なる移動か転圧を伴った移動かという
転圧機械の動作状況を自動管理することが可能となる。
【0031】上述した各発明において、DGPS測位を
行う請求項5の発明を除き、GPS測量装置の測位方式
は問わないが、リアルタイム性という面では、単独測位
方式や、干渉測位の一種であるRTK―GPS(リアル
タイムキネマティックGPS)方式、あるいはDGPS
(ディファレンシャルGPS)方式などが優れている。
特に、DGPS方式は、RTK―GPS方式よりも安価
で衛星電波の受信不具合等からの計測可能時までの復帰
時間が速く、位置特定に必要な衛星数も4つでよいなど
の利点がある。
【0032】なお、DGPS方式を採用する場合には、
転圧用移動体に搭載するGPS測量装置のほかに、基準
位置にて単独測位を行うとともにその結果を転圧用移動
体に搭載されたGPS測量装置に送るための基準局が別
途必要となることは言うまでもない。
【0033】出力手段としては、CRTディスプレイ、
液晶モニタなどの画面表示型装置が主な対象となるが、
視覚的に把握可能なものであれば、印刷型装置たとえば
プリンタやプロッタでもよい。
【0034】上述した各発明においては、演算処理手段
及び出力手段を転圧用移動体に搭載された移動側コンピ
ュータに設けるようにしてもよいし、該転圧用移動体か
ら離間した位置に設置された管理側コンピュータに設け
るようにしてもよい。
【0035】前者によれば、転圧用移動体のオペレータ
が該転圧用移動体による転圧状況を自ら知ることができ
る。かかる場合におけるコンピュータは、ノート型、ペ
ン入力型などの携帯性の高いパソコンが主な対象となる
が、転圧用移動体の運転席に設置される据付け型でもよ
い。
【0036】一方、後者によれば、管理側にて転圧用移
動体による転圧状況を管理することができるので、広い
転圧対象エリア内を多数の転圧用移動体が走り回るよう
な状況では特に都合がよい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る盛土転圧管理
システムの実施の形態について、添付図面を参照して説
明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等につい
ては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0038】図1は、本実施形態に係る盛土転圧管理シ
ステムを示した概念図及び全体ブロック図である。同図
でわかるように、本実施形態に係る盛土転圧管理システ
ムは、転圧用移動体である振動ローラ1a、1b、1c
にそれぞれ搭載されたGPS測量装置2a、2b、2c
と、該振動ローラの運転席に据え付けられた移動側コン
ピュータ3a、3b、3cと、振動ローラ1a、1b、
1cと離間した位置、例えば現場事務所内に設置された
管理側コンピュータ4とから概ね構成してある。
【0039】ここで、コンピュータ3a、3b、3c
は、同図(b)に示すようにGPS測量装置2a、2b、
2cで計測されたGPS測量データを用いて転圧対象エ
リア内の任意位置における振動ローラ1a、1b、1c
の転圧回数を演算処理する演算処理手段としての演算処
理装置5と、その演算処理結果を表示する出力手段とし
ての液晶表示モニタ6と、演算処理結果を記憶する記憶
装置7とを備える。
【0040】GPS測量装置2a、2b、2cは、GP
S衛星からの電波をGPSアンテナ8を介して受信して
GPS計測を行うGPS受信機10を備え、該GPS受
信機は、基準局11からの基準データをアンテナ9で受
信してDGPS測位方式でのGPS測量データを得るこ
とができるようになっている。
【0041】すなわち、GPS受信機10は、基準局1
1に設置されたGPS測量装置12での単独測位結果を
送信機13を介して基準データとして受信し、該基準デ
ータとGPS受信機10自身で計測された単独測位結果
とを差し引きすることでリアルタイム性と精度とを兼ね
備えたDGPS測位データを得ることができるようにな
っている。
【0042】一方、管理側コンピュータ4は、振動ロー
ラ1a、1b、1cにそれぞれ搭載された送信機14
a、14b、14cから送信され、現場事務所側に設置
されたアンテナ15a、15b、15c及び受信機16
a、16b、16cを介して受信されたGPS測量デー
タを用いて転圧対象エリア内の任意位置における振動ロ
ーラ1a、1b、1cの転圧回数を演算処理する演算処
理手段としての演算処理装置17と、その演算処理結果
を表示する出力手段としてのCRTディスプレイ18
と、演算処理結果を記憶する記憶装置19とを備える。
【0043】振動ローラ1a、1b、1cには、姿勢計
測手段としての光ジャイロ20a、20b、20cをそ
れぞれ搭載してあり、演算処理装置5、17は、光ジャ
イロ20a、20b、20cで計測された姿勢計測デー
タを用いることにより、振動ローラ1a、1b、1cの
姿勢(向き)を考慮した形で転圧回数を演算できるよう
になっている。
【0044】また、演算処理装置5、17は、転圧対象
エリアを微小要素にメッシュ分割して該微小要素ごとに
振動ローラ1a、1b、1cによる転圧回数を計数し、
該転圧回数が1以上の微小要素が存在する領域を転圧回
数ごとに分けてそれぞれを転圧済領域とするとともに、
該転圧済領域に含まれる微小要素を転圧回数ごとに総和
してそれぞれを転圧回数ごとの転圧済領域の面積として
演算できるようになっている。微小要素の大きさについ
ては、振動ローラ1a、1b、1cの転圧幅や所要精度
あるいは演算に要する時間等を考慮して設計的見地から
適宜定めればよく、例えば50cm×50cmの大きさ
とすればよい。
【0045】また、演算処理装置5、17は、DGPS
測量データが二次元測量データであるか三次元測量デー
タであるかを判別し、それに応じてDGPS測量データ
の演算処理を二次元処理と三次元処理との間で切り替え
るとともに、DGPS測量データが二次元測量データで
あるとき、転圧回数を2次元平面データとして求めるよ
うになっている。
【0046】本実施形態に係る盛土転圧管理システムに
おいては、振動ローラ1a、1b、1cに搭載されたG
PS測量装置2a、2b、2cで該振動ローラの位置を
DGPS測位方式で計測する。
【0047】次に、計測されたGPS測量データを光ジ
ャイロ20a、20b、20cからの姿勢計測データを
用いて演算処理装置5,17で補正する。すなわち、G
PS測量データの座標位置と転圧ローラ本体21a、2
1b、21cの位置とは通常は一致せず、GPS測量装
置2a、2b、2cの取付位置によっては例えば数十c
m〜数m程度のずれが生じる。したがって、測量に先だ
って予めGPS測量データの評価位置、すなわちGPS
測量装置2a、2b、2cの設置位置と転圧ローラ本体
21a、21b、21cの位置とを予め調べて両者を関
連付けておき、次いで、光ジャイロ20a、20b、2
0cによる姿勢計測データを用いて振動ローラ1a、1
b、1cの姿勢を特定し、次いで、転圧ローラ本体21
a、21b、21cでの座標位置を求める。なお、演算
処理装置17で補正を行う場合には、光ジャイロ20
a、20b、20cによる姿勢計測データを送信機14
a、14b、14c及び受信機16a、16b、16c
を介して移動側コンピュータ3a、3b、3cから受け
取るようにすればよい。
【0048】次に、補正されたGPS測量データと転圧
ローラ本体21a、21b、21cの転圧幅データを用
いて、転圧対象エリア内の任意位置における転圧回数を
演算処理装置5、17で計数する。転圧回数をカウント
するには、転圧対象エリアを微小要素、例えば50cm
角にメッシュ分割し、該微小要素を転圧ローラ本体21
a、21b、21cが通過したときに転圧が行われたと
判断すればよい。
【0049】次に、その計数結果を移動側コンピュータ
3a、3b、3cの液晶表示モニタ6や管理側コンピュ
ータ4のCRTディスプレイ18に表示する。
【0050】図2は、移動側コンピュータ3aに備えら
れた液晶表示モニタ6の画面を示したものであり、同図
でわかるように、画面上には転圧対象エリア35内にお
ける振動ローラ1aによる転圧回数を表示してある。こ
こで、転圧回数の表示は、1回だけ転圧された箇所を領
域31、二回転圧された箇所を領域32、三回転圧され
た箇所を領域33と表示するとともに、同図では認識で
きないが、その内側をそれぞれ青、水色、ピンクという
ように異なる色で塗り分けてある。なお、同図には、振
動ローラ1aの転圧回数を計数するにあたっての微小要
素の大きさを格子状の破線で示すとともに、振動ローラ
1aを表す図形34をその大きさや姿勢がわかるように
重ねて表示してある。
【0051】図3は、管理側コンピュータ4に備えられ
たCRTディスプレイ18の画面を示したものであり、
同図でわかるように、画面上には転圧対象エリア35内
における振動ローラ1a、1b、1cの転圧回数を表示
してある。ここで、転圧回数を表示するにあたっては、
図2と同様、振動ローラ1aによって1回だけ転圧され
た箇所を領域31a、二回転圧された箇所を領域32
a、三回転圧された箇所を領域33a、振動ローラ1b
によって1回だけ転圧された箇所を領域31b、二回転
圧された箇所を領域32b、三回転圧された箇所を領域
33b、振動ローラ1cによって1回だけ転圧された箇
所を領域31c、二回転圧された箇所を領域32c、三
回転圧された箇所を領域33cというように表示すると
ともに、同図では認識できないが、その内側をそれぞれ
青、水色、ピンクというように塗り分けてある。なお、
振動ローラ1a、1b、1cの図形34a、34b、3
4cをその大きさや姿勢がわかるように重ねて表示して
ある。
【0052】なお、計測されたGPS測量データあるい
はそれらを演算処理して得られた転圧回数を記憶装置
7、19に記憶しておけば、かかるデータを必要に応じ
て随時画面表示したり印刷したりすることができる。
【0053】このように、移動側コンピュータ3a、3
b、3cの液晶表示モニタ6や管理側コンピュータ4の
CRTディスプレイ18に表示された転圧回数を見るこ
とによって、オペレータ自らあるいは管理事務所側の指
示で転圧回数を管理しながら盛土の締固めを行うが、例
えばその日の作業が終了した後、締固め作業の進捗状況
すなわち出来高を調べたい場合には、例えば図3で説明
すれば、転圧回数が1回の領域31a、31b、31c
を該転圧回数に対する転圧済領域とするとともに、該領
域内に含まれる微小要素の面積を総和することによって
転圧回数が1回の転圧済領域に対する面積を演算処理装
置17で演算する。転圧回数が2回の領域32a、32
b、32c、転圧回数が3回の領域33a、33b、3
3cについても同様の処理を行う。そして、各転圧回数
に対する転圧済領域の面積を例えば表形式でCRTディ
スプレイ18に表示する。
【0054】以上説明したように、本実施形態に係る盛
土転圧管理システムによれば、振動ローラ1a、1b、
1cによる盛土の転圧状況が正確にしかも視覚的に把握
されることとなり、転圧対象エリア35内で締固めが十
分に行われている箇所とそうでない箇所とを一目瞭然に
見分けることができることはもちろん、演算処理装置
5、17で転圧対象エリア内における転圧済領域及びそ
の面積を評価するようにしたので、締固めが終了した領
域が面積とともに液晶表示モニタ6等に表示されること
となり、転圧の進捗状況、すなわち締固め作業の出来高
を精度よく把握することが可能となる。
【0055】特に、本実施形態によれば、転圧済領域及
びその面積を転圧回数別に演算表示するようにしたの
で、締固め状況をさらに精度よく把握することが可能と
なる。
【0056】また、本実施形態に係る盛土転圧管理シス
テムによれば、光ジャイロ20a、20b、20cによ
って振動ローラ1a、1b、1cの姿勢を計測し、該姿
勢計測データを用いてGPS測量データを補正するよう
にしたので、評価された転圧回数は、実際の転圧回数と
ほぼ等しくなり、より精度の高い転圧管理が可能とな
る。
【0057】また、本実施形態に係る盛土転圧管理シス
テムによれば、各振動ローラ1a、1b、1cに移動側
コンピュータ3a、3b、3cを搭載するようにしたの
で、該振動ローラのオペレータが振動ローラ1a、1
b、1cによる転圧状況を自ら知ることが可能となり、
各オペレータは、現場事務所からの指示を受けずとも締
固めが不十分な箇所に自ら移動し該箇所を締め固めるこ
とができる。
【0058】また、本実施形態に係る盛土転圧管理シス
テムによれば、各振動ローラ1a、1b、1cから離間
した位置に管理側コンピュータ4を設置するようにした
ので、管理側にて各振動ローラによる転圧状況を一元管
理することが可能となる。したがって、広い転圧対象エ
リア内を多数の振動ローラが走り回るような状況であっ
ても、各振動ローラ1a、1b、1cによる転圧状況を
それら相互の位置関係を確認しながら一目で把握するこ
とができる。
【0059】本実施形態では、もっぱら転圧回数を出力
手段である液晶表示モニタ6等に表示するようにした
が、これに代えて図4に示すように振動ローラ1a、1
b、1cによる転圧軌跡41a、41b、41cを表示
するようにしてもよい。かかる構成においては、転圧回
数に基づく施工管理はできないが、転圧済領域が表示さ
れることによる施工管理や出来高管理が可能である点
は、上述の実施形態と何ら変わりはない。
【0060】また、本実施形態では、転圧状況を管理す
るコンピュータを転圧用移動体である振動ローラと該振
動ローラから離間した位置の両方に設置するようにした
が、必ずしも両方に設置する必要はなく、いずれか一方
にのみ設置するようにしてもよい。
【0061】また、本実施形態では、GPS測量データ
を移動側コンピュータ3a、3b、3cで演算処理する
とともに、該GPS測量データを管理側コンピュータ4
に送ってこれを管理側コンピュータの演算処理装置17
で別途演算処理するように構成したが、これに代えて各
移動側コンピュータ3a、3b、3cで演算処理された
結果を管理側コンピュータ4に送るようにしてもよい。
かかる構成によれば、管理側コンピュータ4の負担を軽
減することが可能となる。
【0062】また、本実施形態では特に言及しなかった
が、GPS測量装置2a、2b、2cで計測されたGP
S測量データは、三次元座標上で評価されたものであっ
て鉛直方向成分を有する。したがって、かかるGPS測
量データを用いて盛土の高さを管理することも可能であ
ることは言うまでもない。
【0063】また、本実施形態では、一例として振動ロ
ーラが3台の場合について説明したが、振動ローラの台
数は何台でもかまわないことは言うまでもない。
【0064】また、本実施形態では、光ジャイロ20a
を用いて振動ローラ1aの姿勢を計測するようにした
が、これに代えて、振動ローラ1aに2台目のGPS受
信機を取り付け、これと1台目のGPS測量装置2aの
両方を使って振動ローラ1aの異なる2箇所におけるG
PS測量データを取得し、該GPS測量データを用いて
振動ローラ1aの姿勢を評価するようにしてもよい。か
かる構成によっても、光ジャイロ20aと同様の作用効
果を得ることができる。
【0065】また、本実施形態では特に言及しなかった
が、演算処理装置5、17を、DGPS測量データが二
次元測量データであるか三次元測量データであるかを判
別できるようにし、それに応じてDGPS測量データの
演算処理を二次元処理と三次元処理との間で切り替える
とともに、DGPS測量データが二次元測量データであ
れば、転圧回数を2次元平面データとして求めるように
構成してもよい。
【0066】かかる構成によれば、衛星数が4個から3
個に減少したときでも、演算処理を中断することなく、
三次元処理から二次元処理に切り替えて転圧回数を二次
元平面データとして求めるようにし、4個以上の衛星か
ら受信可能な状況が回復すれば、逆に二次元処理から三
次元処理に切り替えて転圧回数を三次元データとして求
めるものであり、かかる構成により、受信条件が悪くな
っても最低限二次元平面データだけは確保することが可
能となる。
【0067】また、本実施形態では、振動ローラa、1
b、1cが移動中のときには必ず転圧が行われているこ
とを前提としたが、転圧を伴わずに単に移動する場合も
想定される。かかる場合においては、図5に示すよう
に、振動ローラ1a、1b、1cに搭載された起振機5
1a、51b、51cから制御信号を取り出し、該制御
信号に応答して動作状況信号が出力されるように演算処
理装置5を構成してもよい。具体的には、起振機51a
からの制御信号が起振機が作動していないことを示すも
のであるならば、例えば「単なる移動中」という動作状
況信号を出力し、起振機が作動していることを示すもの
であるならば、「転圧移動中」という動作状況信号を出
力するように演算処理装置5をプログラムしておく。す
なわち、演算処理装置5は、動作状況信号を出力する動
作状況出力手段として機能する。なお、かかる動作状況
信号は、管理側コンピュータ4にもデータ転送してお
く。
【0068】かかる構成においては、振動ローラ1a等
が単なる移動中か転圧を行いながらの移動中かといった
振動ローラ1a等の動作状況を演算処理装置5、17に
て動作状況信号から判別し、該動作状況が転圧中である
ときだけ演算処理装置5、17で転圧回数を計数する。
【0069】このようにすると、振動ローラ1aが単に
移動中の場合に、その通過回数を誤って転圧回数に含め
てしまうおそれがなくなる。また、管理側の演算処理装
置17では、移動側コンピュータ3a等から転送されて
きた動作状況信号を用いて各振動ローラ1a等の作業開
始時刻及び作業終了時刻を把握することが可能となり、
従来のタスクメータに代わる合理的な作業時間管理を一
元的にかつ自動的に行うことも可能となる。
【0070】また、動作状況信号を起振機51a等から
の制御信号を利用して発生させるようにしたので、転圧
中かどうかをオペレータが判断して別途操作する手間が
省け、振動ローラ1a等の動作状況を自動管理すること
が可能となる。
【0071】なお、図5に示したその他の構成、作用並
びに効果については、上述した実施形態と同様であるの
で、ここではその説明を省略する。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る本発
明の盛土転圧管理システムによれば、締固めが終了した
領域が面積とともに出力されることとなり、転圧の進捗
状況、すなわち締固め作業の出来高を精度よく把握する
ことが可能となる。
【0073】また、請求項2に係る本発明の盛土転圧管
理システムによれば、締固め状況をさらに精度よく把握
することが可能となるという効果も奏する。
【0074】また、請求項3及び請求項4に係る本発明
の盛土転圧管理システムによれば、評価された転圧回数
が実際の転圧回数とほぼ等しくなり、より精度の高い転
圧管理が可能となる。
【0075】また、請求項5に係る本発明の盛土転圧管
理システムによれば、受信条件が悪くなっても最低限二
次元平面データだけは確保することが可能となる。
【0076】また、請求項6に係る本発明の盛土転圧管
理システムによれば、転圧用移動体が単に移動中の場合
に、その移動軌跡や通過回数を誤って転圧軌跡や転圧回
数に含めてしまうおそれがなくなる。
【0077】また、請求項7に係る本発明の盛土転圧管
理システムによれば、転圧中かどうかをオペレータが判
断して別途操作する手間が省け、転圧用移動体の動作状
況を自動管理することが可能となるという効果も奏す
る。
【0078】また、請求項8に係る本発明の盛土転圧管
理システムによれば、オペレータが転圧状況を自ら知る
ことが可能となり、各オペレータは、現場事務所からの
指示を受けずとも締固めが不十分な箇所に自ら移動し該
箇所を締め固めることができるという効果も奏する。
【0079】また、請求項9に係る本発明の盛土転圧管
理システムによれば、管理側にて転圧状況を一元管理す
ることが可能となる。したがって、広い転圧対象エリア
内を多数の転圧用移動体が走り回るような状況であって
も、各転圧用移動体による転圧状況をそれら相互の位置
関係を確認しながら一目で把握することができる。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る盛土転圧管理システムの図で
あり、(a)は概念図、(b)は全体ブロック図。
【図2】振動ローラ側に装備されたコンピュータの液晶
表示モニタに転圧回数が表示された様子を示した図。
【図3】管理側に装備されたコンピュータのCRTディ
スプレイに転圧回数が表示された様子を示した図。
【図4】管理側に装備されたコンピュータのCRTディ
スプレイに転圧軌跡が表示された様子を示した図。
【図5】変形例に係る盛土転圧管理システムの図であ
り、(a)は概念図、(b)は全体ブロック図。
【符号の説明】
1a、1b、1c 振動ローラ(転
圧用移動体) 2a、2b、2c GPS測量装置 3a、3b、3c 移動側コンピュ
ータ 4 管理側コンピュ
ータ 5、17 演算処理装置
(演算処理手段) 6 液晶表示モニタ
(出力手段) 18 CRTディスプ
レイ(出力手段) 20a、20b、20c 光ジャイロ(姿
勢計測手段) 51a、51b、51c 起振機

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転圧用移動体に搭載されたGPS測量装
    置と、該GPS測量装置で計測されたGPS測量データ
    を用いて転圧対象エリア内における転圧済領域及びその
    面積を評価する演算処理手段と、該転圧済領域及びその
    面積を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする盛
    土転圧管理システム。
  2. 【請求項2】 前記転圧対象エリアを微小要素に分割し
    て該微小要素ごとに前記転圧用移動体による転圧回数を
    計数し、該転圧回数が1以上の微小要素が存在する領域
    を転圧回数ごとに分けてそれぞれを前記転圧済領域とす
    るとともに、該転圧済領域に含まれる微小要素を転圧回
    数ごとに総和してそれぞれを前記面積とする請求項1記
    載の盛土転圧管理システム。
  3. 【請求項3】 転圧用移動体に設置された姿勢計測手段
    と、前記転圧用移動体に搭載されたGPS測量装置と、
    該GPS測量装置で計測されたGPS測量データ及び前
    記姿勢計測手段で計測された姿勢計測データを用いて転
    圧対象エリア内における転圧軌跡若しくは転圧対象エリ
    ア内の任意位置における転圧回数を求める演算処理手段
    と、演算処理結果を出力する出力手段とを備えたことを
    特徴とする盛土転圧管理システム。
  4. 【請求項4】 転圧用移動体に搭載された2以上のGP
    S測量装置と、該2以上のGPS測量装置で計測された
    前記転圧用移動体の姿勢計測データ及び前記GPS測量
    装置のうち、少なくともいずれかで計測された前記転圧
    用移動体のGPS測量データを用いて転圧対象エリア内
    における転圧軌跡若しくは転圧対象エリア内の任意位置
    における転圧回数を求める演算処理手段と、演算処理結
    果を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする盛土
    転圧管理システム。
  5. 【請求項5】 転圧用移動体に搭載されたDGPS測量
    装置と、該DGPS測量装置で計測されたDGPS測量
    データを用いて転圧対象エリア内における転圧軌跡若し
    くは転圧対象エリア内の任意位置における転圧回数を求
    める演算処理手段と、演算処理結果を出力する出力手段
    とを備え、前記演算処理手段は、前記DGPS測量デー
    タが二次元測量データであるか三次元測量データである
    かを判別し、それに応じて前記DGPS測量データの演
    算処理を二次元処理と三次元処理との間で切り替えると
    ともに、前記DGPS測量データが二次元測量データで
    あるときに前記転圧軌跡若しくは前記転圧回数を2次元
    平面データとして求めるようになっていることを特徴と
    する盛土転圧管理システム。
  6. 【請求項6】 転圧用移動体が転圧中であるかどうかを
    示す動作状況信号を出力する動作状況出力手段と、前記
    転圧用移動体に搭載されたGPS測量装置と、該GPS
    測量装置で計測されたGPS測量データを用いて転圧対
    象エリア内における前記転圧用移動体の移動軌跡若しく
    は転圧対象エリア内の任意位置における前記転圧用移動
    体の通過回数を求める演算処理手段と、演算処理結果を
    出力する出力手段とを備え、前記演算処理手段は、前記
    転圧用移動体の動作状況を前記動作状況信号から判別
    し、該動作状況が転圧中であるときに前記移動軌跡、前
    記通過回数をそれぞれ転圧軌跡、転圧回数として求める
    ようになっていることを特徴とする盛土転圧管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記動作状況出力手段を、前記転圧用移
    動体に搭載された起振機からの制御信号に応答して前記
    動作状況信号が出力されるように構成した請求項6記載
    の盛土転圧管理システム。
  8. 【請求項8】 前記演算処理手段及び前記出力手段を前
    記転圧用移動体に搭載された移動側コンピュータに設け
    た請求項1乃至請求項7のいずれか一記載の盛土転圧管
    理システム。
  9. 【請求項9】 前記演算処理手段及び前記出力手段を前
    記転圧用移動体から離間した位置に設置された管理側コ
    ンピュータに設けた請求項1乃至請求項7のいずれか一
    記載の盛土転圧管理システム。
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