JP2014037690A - コンクリート締め固め管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】締め固め時間および締め固め箇所を定量的かつ面的に管理するコンクリート締め固め管理システムを提供する。
【解決手段】バイブレータ14を有するコンクリート用の締め固め機械12の施工領域1における位置を測位する測位手段28と、締め固め機械12を操作する操作場所38に配置され、オペレータに操作支援情報を表示する表示手段40とを備える。操作支援情報は、施工領域1を表す平面図と、測位手段28の測位に基づいて得られる施工領域1内における締め固め機械12の現在位置と、施工管理情報とを含む。施工管理情報は、測位手段28の測位およびバイブレータ14のオンオフ信号に基づいて求められる締め固め時間を表す情報と当該締め固め箇所を表す情報とからなる。表示手段40は、締め固め時間を表す情報と締め固め箇所を表す情報とを関連付けて施工領域1を表す平面図上に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、打設した生コンクリートにバイブレータによる振動を加えて行う締め固め作業を管理するためのコンクリート締め固め管理システムに関するものである。
一般にダム用のコンクリートでは、使用骨材の最大寸法が百ミリメートル前後と通常のコンクリートに比べて大きく、さらに、その施工領域は広大なものであることが多い。このため、打設直後の生コンクリートを締め固める目的でコンクリートに振動を与えるバイブレータとしては、省力化を図るためバイバック(登録商標)などのダム用のコンクリート締め固め機械が用いられる。
このバイバックは、車両系建設機械に属するクローラー型のバックホウをベースマシンとし、バケット取付け部分を改造して複数本の棒状バイブレータを装着したものであり、油圧装置を動力源として駆動するものである。
一方、一般的なコンクリートの締め固め管理に関する従来技術としては、例えば特許文献1〜4に示される技術が知られている。また、ダムコンクリートの打設に関する従来技術としては、例えば特許文献5〜8に示される技術が知られている。
ここで、特許文献1に示される締め固め管理システムは、GPS固定局と、この固定局と通信可能な機能を有する振動ローラ式の締め固め施工装置とからなる。締め固め施工装置には加速度センサが設けてあり、加速度センサに基づく締め固めデータを位置データとともにディスプレイに表示して運転者に提示するものである。
また、特許文献2は、施工領域のうち無人区域にGPS(人工衛星による測位システム)アンテナを具備した振動ローラからなる遠隔操作式締め固め機械を配備して、有人区域に居るオペレータが、テレビカメラによる締め固め機械の画像情報と施工情報とがリアルタイムで表示されるモニタ画面を見ながら、締め固め機械を遠隔操作するものである。そして、締め固め機械が所定の帯状通過判定領域を通過すると転圧回数を加算し、上記施工情報における締め固め範囲内の所定のブロックの表示色を、当該加算後の新しい転圧回数に対応した色にリアルタイムに置き換えるようにしている。
特許第3542780号公報 特許第2879664号公報 特許第3987806号公報 特許第4084608号公報 特許第4548686号公報 特許第3489465号公報 特許第3306433号公報 特許第3395565号公報
ところで、上記の棒状バイブレータからなる締め固め機械による締め固め作業管理は、機械を運転操作するオペレータ等の技量によるところが大きく、明確な管理はなされていなかった。このため、オペレータによって締め固めの品質差が生じるおそれがあった。
例えばオペレータは、締め固めが済んだ場所か、未だの場所かを把握しづらいことから、オペレータによっては締め固めの欠落箇所や重複箇所が発生する。欠落箇所が発生するとコンクリートの品質低下に繋がり、重複箇所が発生すると作業が非効率となる。また、締め固め時間が場所によって大きく異なったり、締め固め時間が過不足する場合には、締め固め不足や過度の締め固めとなってコンクリートの品質低下を招くおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、締め固め時間および締め固め箇所を定量的かつ面的に管理するコンクリート締め固め管理システムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコンクリート締め固め管理システムは、バイブレータを有するコンクリート用の締め固め機械の施工領域における位置を測位する測位手段と、前記締め固め機械を操作するための操作場所に配置され、オペレータに操作支援情報を表示する表示手段とを備え、前記操作支援情報は、前記施工領域を表す平面図と、前記測位手段の測位に基づいて得られる前記施工領域内における前記締め固め機械の現在位置と、前記締め固め機械による施工管理情報とを含み、前記施工管理情報は、前記測位手段の測位および前記バイブレータのオンオフ信号に基づいて求められる締め固め時間を表す情報と当該締め固め箇所を表す情報とからなり、前記表示手段は、前記締め固め時間を表す情報と前記締め固め箇所を表す情報とを関連付けて前記施工領域を表す平面図上に表示することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るコンクリート締め固め管理システムは、上述した請求項1において、前記バイブレータは、前記バイブレータに対する接触を検知する触覚センサを有し、前記締め固め時間を表す情報は、前記触覚センサの検知に基づいて求められることを特徴する。
また、本発明の請求項3に係るコンクリート締め固め管理システムは、上述した請求項2において、前記バイブレータは、前記締め固め機械に備わる傾動可能なアームの先端に回動可能に装着され、前記アームの傾斜を検知する傾斜センサと、前記バイブレータの回動を検知するロータリエンコーダとを有し、前記締め固め箇所を表す情報は、前記傾斜センサ、前記ロータリエンコーダの各検知に基づいて求められることを特徴する。
本発明によれば、バイブレータを有するコンクリート用の締め固め機械の施工領域における位置を測位する測位手段と、前記締め固め機械を操作するための操作場所に配置され、オペレータに操作支援情報を表示する表示手段とを備え、前記操作支援情報は、前記施工領域を表す平面図と、前記測位手段の測位に基づいて得られる前記施工領域内における前記締め固め機械の現在位置と、前記締め固め機械による施工管理情報とを含み、前記施工管理情報は、前記測位手段の測位および前記バイブレータのオンオフ信号に基づいて求められる締め固め時間を表す情報と当該締め固め箇所を表す情報とからなり、前記表示手段は、前記締め固め時間を表す情報と前記締め固め箇所を表す情報とを関連付けて前記施工領域を表す平面図上に表示する。このため、締め固め時間および締め固め箇所を定量的かつ面的に管理することができる。したがって、オペレータは表示手段を見ることで締め固め実績(締め固め時間と締め固め箇所)を容易に把握することができ、以後の操作が支援される。
図1は、本発明の実施例1に係るコンクリート締め固め管理システムの実施例を示す概略構成図である。 図2は、本発明の実施例1に用いる締め固め機械の概略斜視図である。 図3は、本発明の実施例1に係るコンクリート締め固め管理システムの概略ブロック図である。 図4は、本発明に係るコンクリート締め固め管理システムの表示手段による表示例を示す図である。 図5は、本発明に係るコンクリート締め固め管理システムの表示手段による表示例を示す図である。 図6は、本発明の実施例2に係るコンクリート締め固め管理システムの実施例を示す概略構成図である。 図7は、本発明の実施例2に用いる締め固め機械の概略斜視図である。 図8は、本発明の実施例2に係るコンクリート締め固め管理システムの概略ブロック図である。
以下に、本発明に係るコンクリート締め固め管理システムの実施の形態(実施例1および実施例2)を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[実施例1]
まず、本発明の実施例1について図1〜図5を参照しながら説明する。
この実施例1は、測位手段とバイブレータのオンオフ時間のみによって締め固め管理を行うように構成した簡易なシステムである。
図1に示すように、本発明の実施例1に係るコンクリート締め固め管理システム10は、バイブレータ14を有するコンクリート用の締め固め機械12の施工領域1における位置を測位する測位手段としてのGNSS(Global Navigation Satellite Systemsの略で、全地球航法衛星システムをいう。)移動局28と、締め固め機械12を操作するための操作席38(操作場所)に配置され、オペレータに操作支援情報を表示するモニタ40(表示手段)とを備える。本実施例ではGNSS移動局28はバイブレータ14上に設けてあるが、この限りではなく、できるだけバイブレータ14の近くに設置することが測位精度を高める上で好ましい。
ここで、本実施例の測位手段では、GNSS衛星24および施工領域1外に設けたGNSS基地局26との通信を利用して、締め固め機械12のバイブレータ14の施工領域1における位置情報をリアルタイムに求める。なお、本実施例では測位手段としてGNSSを用いた例を示すが、GNSSの代わりにトータルステーションを用いて締め固め機械12のバイブレータ14の位置をリアルタイムに測位してもよい。
図1および図2に示すように、締め固め機械12は車両系建設機械であり、例えばバイバック(登録商標)を用いることができる。締め固め機械12は、傾動可能な第一アーム16と、第二アーム18と、これらを回動自在に固定する軸支部20とを備える。第一アーム16の先端には、回動部22を介してバイブレータ14が回動可能に装着してある。バイブレータ14は、縦に延びた棒状バイブレータ14aが横方向に4本配列したフォーク状の形態としてある。各バイブレータ14aには接触を検知する触覚センサ36が取り付けてある。
図3は本実施例1のブロック図である。この図3に示すように、締め固め機械12は、コンピュータからなる制御手段44と、施工管理情報などのデータを記憶する記憶手段46とを有している。制御手段44は、GNSS移動局28からの測位情報と、触覚センサ36の各検知およびバイブレータ14のスイッチ42のオンオフ信号を受信する一方、所定の処理を行ってモニタ40に操作支援情報を表示させる制御を行う。
モニタ40に表示される操作支援情報は、施工領域1を表す平面図と、GNSS移動局28の測位に基づいて得られる施工領域1内における締め固め機械12の現在位置と、締め固め機械12による施工管理情報とを含む。
この施工管理情報は、締め固め時間を表す情報と当該締め固め箇所を表す情報とからなり、GNSS移動局28の測位情報、触覚センサ36の各検知およびバイブレータ14のスイッチ42のオンオフ信号に基づいて求められる。
より具体的には、制御手段44は、GNSS移動局28の測位情報から施工領域1における締め固め機械12のバイブレータ14の現在位置を得る。そして、バイブレータ14がコンクリート内部に挿入されることで触覚センサ36が接触を検知し、かつ、バイブレータ14のスイッチ42のオン信号が検知された場合に、締め固め作業開始時刻とその時のバイブレータ14の現在位置を検知する。この現在位置が締め固め箇所となる。そして、バイブレータ14のスイッチ42のオフ信号が検知された場合に、締め固め作業終了時刻を検知する。締め固め作業終了時刻から締め固め作業開始時刻を差し引いたものが締め固め時間となる。
このようにして、制御手段44は、締め固め時間と締め固め箇所とを把握する。そして、この締め固め時間と締め固め箇所とを関連付けて、モニタ40内の施工領域1を表す平面図上に表示する。
このため、本発明の実施例1によれば、締め固め時間および締め固め箇所を定量的かつ面的に管理することができる。したがって、オペレータは操作席38のモニタ40を見ることで締め固め実績(締め固め時間と締め固め箇所)を容易に把握することができ、以後の操作が支援されることになる。
次に、モニタ40に表示される施工管理情報の一例について図4および図5を参照しながら説明する。
図4に示すように、図の左側には、施工領域1を表す平面図が示されている。この平面図では領域1を格子状のブロックに分割してあり、締め固め機械12のバイブレータ14の現在位置をXで示してある。図の右側には凡例が示してあり、締め固め時間が十分な箇所はA判定、不十分な箇所はB判定、全く実施していない箇所はC判定と設定されている。A、B、Cの間の閾値は施工条件等に応じてあらかじめ定めておく。図4の例では、左上の領域はA判定となっており、締め固め時間が十分であることが一目でわかる。一方、右下の領域はC判定であることから、締め固めを全く実施していないことが一目でわかる。現在、締め固め機械12はB判定のブロックに位置しており、この位置でもう少し締め固め作業を継続する必要があることがわかる。
図4の状態から時間を少し経過したものが図5である。この図5に示すように、締め固め機械12は一つ下のブロックに移動しており、このブロックはB判定であることがわかる。したがって、この位置でもう少し締め固め作業を継続する必要がある。なお、直前に居たブロックは締め固め時間がA判定に改善したことがわかる。
このように、本発明の実施例1によれば、GNSS等の測位手段とバイブレータのオンオフ時間のみを用いた締め固め箇所および時間の管理により、定量的な管理を面的に行えるため、締め固め状況の確認や締め固め不足場所を容易に把握することができる。締め固め不足の起きない施工が可能となるのでコンクリートの品質低下を防止し、品質向上を図ることができる。また、オペレータによる人為的ミスや、オペレータによる品質差の発生も減らすことができる。
[実施例2]
次に、本発明の実施例2について図6〜図8、図4、図5を参照しながら説明する。
この実施例2は、上記の実施例1の構成において、アームの姿勢変化に伴うバイブレータの位置変化を求めるための傾斜センサやロータリエンコーダを加えたシステムである。
図6に示すように、本発明の実施例2に係るコンクリート締め固め管理システム100は、バイブレータ14を有するコンクリート用の締め固め機械12の施工領域1における位置を測位する測位手段としてのGNSS移動局28と、締め固め機械12を操作するための操作席38(操作場所)に配置され、オペレータに操作支援情報を表示するモニタ40(表示手段)とを備える。本実施例ではGNSS移動局28は締め固め機械12の操作席38の後部上に設けてあるが、この限りではなく、できるだけバイブレータ14の近くに設置することが測位精度を高める上で好ましい。
ここで、本実施例の測位手段では、GNSS衛星24および施工領域1外に設けたGNSS基地局26との通信を利用して、締め固め機械12の施工領域1における位置情報をリアルタイムに求める。なお、本実施例では測位手段としてGNSSを用いた例を示すが、GNSSの代わりにトータルステーションを用いて締め固め機械12の位置をリアルタイムに測位してもよい。
図6および図7に示すように、締め固め機械12は車両系建設機械であり、例えばバイバック(登録商標)を用いることができる。締め固め機械12は、傾動可能な第一アーム16と、第二アーム18と、これらを回動自在に固定する軸支部20とを備える。第一アーム16の先端には、回動部22を介してバイブレータ14が回動可能に装着してある。バイブレータ14は、縦に延びた棒状バイブレータ14aが横方向に4本配列したフォーク状の形態としてある。
第一アーム16、第二アーム18にはそれぞれ水平に対する傾斜角度を検知する傾斜センサ32、30が取り付けてある。また、回動部22にはその回転変位を検知するロータリエンコーダ34が取り付けてあり、各バイブレータ14aには接触を検知する触覚センサ36が取り付けてある。
図8は本実施例2のブロック図である。この図8に示すように、締め固め機械12は、コンピュータからなる制御手段44と、施工管理情報などのデータを記憶する記憶手段46とを有している。制御手段44は、GNSS移動局28からの測位情報と、傾斜センサ30、32、ロータリエンコーダ34、触覚センサ36の各検知およびバイブレータ14のスイッチ42のオンオフ信号を受信する一方、所定の処理を行ってモニタ40に操作支援情報を表示させる制御を行う。
モニタ40に表示される操作支援情報は、施工領域1を表す平面図と、GNSS移動局28の測位に基づいて得られる施工領域1内における締め固め機械12の現在位置と、締め固め機械12による施工管理情報とを含む。
この施工管理情報は、締め固め時間を表す情報と当該締め固め箇所を表す情報とからなり、GNSS移動局28の測位情報、傾斜センサ30、32、ロータリエンコーダ34、触覚センサ36の各検知およびバイブレータ14のスイッチ42のオンオフ信号に基づいて求められる。
より具体的には、制御手段44は、GNSS移動局28の測位情報から施工領域1における締め固め機械12の現在位置を得る。そして、この現在位置を基準として、傾斜センサ30、32、ロータリエンコーダ34の検知に基づいてバイブレータ14の現在位置を求める。そして、バイブレータ14がコンクリート内部に挿入されることで触覚センサ36が接触を検知し、かつ、バイブレータ14のスイッチ42のオン信号が検知された場合に、締め固め作業開始時刻とその時のバイブレータ14の現在位置を検知する。この現在位置が締め固め箇所となる。そして、バイブレータ14のスイッチ42のオフ信号が検知された場合に、締め固め作業終了時刻を検知する。締め固め作業終了時刻から締め固め作業開始時刻を差し引いたものが締め固め時間となる。
このようにして、制御手段44は、締め固め時間と締め固め箇所とを把握する。そして、この締め固め時間と締め固め箇所とを関連付けて、モニタ40内の施工領域1を表す平面図上に表示する。
このため、本発明の実施例2によれば、上記の実施例1と同様に、締め固め時間および締め固め箇所を定量的かつ面的に管理することができる。したがって、オペレータは操作席38のモニタ40を見ることで締め固め実績(締め固め時間と締め固め箇所)を容易に把握することができ、以後の操作が支援されることになる。
なお、本実施例2においてモニタ40に表示される施工管理情報は、上記の実施例1において図4および図5を参照しながら説明したものと同様であることから、詳細な説明は省略する。
このように、本発明の実施例2によれば、GNSS等の測位手段とバイブレータのオンオフ時間に加え、傾斜センサやロータリエンコーダを用いた締め固め箇所および時間の管理により、定量的な管理を面的に行えるため、締め固め状況の確認や締め固め不足場所を容易に把握することができる。締め固め不足の起きない施工が可能となるのでコンクリートの品質低下を防止し、品質向上を図ることができる。また、オペレータによる人為的ミスや、オペレータによる品質差の発生も減らすことができる。
以上説明したように、本発明によれば、バイブレータを有するコンクリート用の締め固め機械の施工領域における位置を測位する測位手段と、前記締め固め機械を操作するための操作場所に配置され、オペレータに操作支援情報を表示する表示手段とを備え、前記操作支援情報は、前記施工領域を表す平面図と、前記測位手段の測位に基づいて得られる前記施工領域内における前記締め固め機械の現在位置と、前記締め固め機械による施工管理情報とを含み、前記施工管理情報は、前記測位手段の測位および前記バイブレータのオンオフ信号に基づいて求められる締め固め時間を表す情報と当該締め固め箇所を表す情報とからなり、前記表示手段は、前記締め固め時間を表す情報と前記締め固め箇所を表す情報とを関連付けて前記施工領域を表す平面図上に表示する。このため、締め固め時間および締め固め箇所を定量的かつ面的に管理することができる。したがって、オペレータは表示手段を見ることで締め固め実績(締め固め時間と締め固め箇所)を容易に把握することができ、以後の操作が支援される。
以上のように、本発明に係るコンクリート締め固め管理システムは、ダム、道路、港湾、空港などの施工領域が広大なコンクリート工事において、打設した生コンクリートにバイブレータによる振動を加えて行う締め固め作業を管理するのに有用であり、特に、締め固め時間および締め固め箇所を定量的かつ面的に管理するのに適している。
10,100 コンクリート締め固め管理システム
12 締め固め機械
14 バイブレータ
16 第一アーム
18 第二アーム
20 軸支部
22 回動部
24 GNSS衛星
26 GNSS基地局
28 GNSS移動局(測位手段)
30,32 傾斜センサ
34 ロータリエンコーダ
36 触覚センサ
38 操作席(操作場所)
40 モニタ(表示手段)
42 バイブレータのスイッチ
44 制御手段
46 記憶手段

Claims (3)

  1. バイブレータを有するコンクリート用の締め固め機械の施工領域における位置を測位する測位手段と、
    前記締め固め機械を操作するための操作場所に配置され、オペレータに操作支援情報を表示する表示手段とを備え、
    前記操作支援情報は、前記施工領域を表す平面図と、前記測位手段の測位に基づいて得られる前記施工領域内における前記締め固め機械の現在位置と、前記締め固め機械による施工管理情報とを含み、
    前記施工管理情報は、前記測位手段の測位および前記バイブレータのオンオフ信号に基づいて求められる締め固め時間を表す情報と当該締め固め箇所を表す情報とからなり、
    前記表示手段は、前記締め固め時間を表す情報と前記締め固め箇所を表す情報とを関連付けて前記施工領域を表す平面図上に表示することを特徴とするコンクリート締め固め管理システム。
  2. 前記バイブレータは、前記バイブレータに対する接触を検知する触覚センサを有し、
    前記締め固め時間を表す情報は、前記触覚センサの検知に基づいて求められることを特徴する請求項1に記載のコンクリート締め固め管理システム。
  3. 前記バイブレータは、前記締め固め機械に備わる傾動可能なアームの先端に回動可能に装着され、前記アームの傾斜を検知する傾斜センサと、前記バイブレータの回動を検知するロータリエンコーダとを有し、
    前記締め固め箇所を表す情報は、前記傾斜センサ、前記ロータリエンコーダの各検知に基づいて求められることを特徴する請求項2に記載のコンクリート締め固め管理システム。
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