JP3460224B2 - 盛土転圧管理システム - Google Patents
盛土転圧管理システムInfo
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- JP3460224B2 JP3460224B2 JP16252599A JP16252599A JP3460224B2 JP 3460224 B2 JP3460224 B2 JP 3460224B2 JP 16252599 A JP16252599 A JP 16252599A JP 16252599 A JP16252599 A JP 16252599A JP 3460224 B2 JP3460224 B2 JP 3460224B2
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
造成を対象とした盛土転圧管理システムに関する。
土材料を用いてどのように締固めを行うかが重要であ
り、よく締まって密な構造になっている土は、外力に対
する抵抗が大きく、より高い安定性を保つ。したがっ
て、撒き出された盛土材料は、締め固め用の機械で十分
に締め固めなければならない。
設計時において予め盛土転圧試験を実施し、転圧機械の
機種、一層のまき出し厚さ及び最適な転圧回数を決定す
るとともに、施工時において実際のまき出し厚さや転圧
回数が設計値に沿ったものとなるように管理することが
盛土品質を向上させる上で不可欠となる。
所やその回数を監視して締固め作業を施工管理するにあ
たっては、転圧機械が造成エリア内をどのように動き回
ったか、言い換えれば転圧機械がどの場所をどの程度繰
り返し通過したかを正確に知ることが重要となる。
なるほど、転圧機械の移動軌跡や通過回数を精度良く把
握することは困難となり、施工管理の面でも出来高管理
の面でもオペレータの主観的な判断に頼らざるを得ない
という問題を生じていた。
うことによって導き出される設計上の目標値であり、こ
れをクリアすることは締固めの品質を確保する上で重要
なことには違いないが、土質性状や含水比といった転圧
位置ごとの局所的変動要因や期間経過による季節的変動
要因が少なからず存在することに鑑みれば、すべての転
圧位置で試験時の条件通りに転圧を行うことはほとんど
不可能であり、転圧回数という指標が締固めの品質を管
理する上で絶対的なものとはならないという問題を生じ
ていた。
たもので、盛土の締固め作業を高精度に管理するととも
に、締固め状況を転圧位置ごとに精度よく評価すること
が可能な盛土転圧管理システムを提供することを目的と
する。
め、本発明に係る盛土転圧管理システムは請求項1に記
載したように、転圧用移動体の位置を測量する位置測量
手段と、前記転圧用移動体に備えられた振動体の鉛直方
向加速度を転圧中に計測する加速度計と、該加速度計で
計測された加速度データを用いて転圧位置における地盤
の締固め評価指標を演算する演算処理手段と、前記締固
め評価指標を前記転圧位置ごとに出力する出力手段とを
備えた盛土転圧管理システムであって、前記演算処理手
段に、前記加速度計で計測された加速度データから基本
振動数成分を除去して修正加速度データを出力するフィ
ルタと、前記計測加速度データと前記修正加速度データ
とをそれぞれ絶対値で積分して時間平均を求める積分回
路と、該積分回路で求められた前記修正加速度データの
積分値を前記計測加速度データの積分値で除して前記締
固め評価指標となる積分比率を算出する演算部とを備え
たものである。
は請求項2に記載したように、転圧用移動体の位置を測
量する位置測量手段と、前記転圧用移動体に備えられた
振動体の鉛直方向加速度を転圧中に計測する加速度計
と、該加速度計で計測された加速度データを用いて転圧
位置における地盤の締固め評価指標を演算する演算処理
手段と、前記締固め評価指標を前記転圧位置ごとに出力
する出力手段とを備えた盛土転圧管理システムであっ
て、前記演算処理手段に、前記加速度計で計測された加
速度データから加速度スペクトルを求めるスペクトル解
析手段と、前記加速度スペクトルを一次推定ピーク振動
数を含む第1の周波数帯域で積分して相乗平均A″を求
めるとともに二次推定ピーク振動数及び三次推定ピーク
振動数を含む第2の周波数帯域で前記加速度スペクトル
を積分して相乗平均B″を求め、該相乗平均B″を前記
相乗平均A″で除して前記締固め評価指標となるピーク
比率を算出する演算部とを備えたものである。
は、前記位置測量手段の測量データを用いて前記転圧位
置における前記転圧用移動体の通過回数を転圧回数とし
て前記演算処理手段で計数するとともに、該転圧回数を
前記転圧位置ごとに出力するように前記出力手段を構成
したものである。
は、前記演算処理手段及び前記出力手段を前記転圧用移
動体に搭載された移動側コンピュータに備えたものであ
る。
は、前記演算処理手段及び前記出力手段を前記転圧用移
動体から離間した位置に設置された管理側コンピュータ
に備えたものである。
ては、転圧用移動体の位置を位置測量手段で測量しつ
つ、転圧用移動体に備えられた振動体の鉛直方向加速度
を加速度計で計測する。そして、その加速度データを用
いて地盤の締固め評価指標を演算し、演算結果を転圧位
置ごとに出力する。
動要因や季節的変動要因が考慮された実際の締固め状況
が転圧位置ごとに把握されることとなり、盛土の品質を
より高い精度で管理することが可能となる。
どのようにして求めるかは任意であり、例えば加速度ス
ペクトル(パワースペクトル)のピーク値に着目した従
来手法、すなわち、計測された振動体の加速度時刻歴デ
ータをフーリエ解析によって周波数領域に変換し、次
に、変換されたデータから卓越振動数における加速度ス
ペクトル(パワースペクトル)を基本(一次)振動数で
のピーク値A、二次振動数でのピーク値B、三次振動数
でのピーク値Cとしてそれぞれ求め、しかる後に比率
(B+C)/Aを演算して締固め評価指標とする方法を
採用することができる。
計で計測された加速度データから基本振動数成分を除去
して修正加速度データを出力するフィルタと、前記計測
加速度データと前記修正加速度データとをそれぞれ絶対
値で積分して時間平均を求める積分回路と、該積分回路
で求められた前記修正加速度データの積分値を前記計測
加速度データの積分値で除して前記締固め評価指標とな
る積分比率を算出する演算部とを備えた場合において
は、計測された加速度データを積分回路にて絶対値で積
分、すなわち正負を別々に積分したものを総和する形で
積分して時間平均を求め、これを計測加速度データの積
分値とする。一方、計測された加速度データからフィル
タで基本振動数成分を除去して修正加速度データ(主と
して二次振動数成分及び三次振動数成分が含まれる)と
し、次いで、該修正加速度データを同様にして積分回路
で絶対値で積分して時間平均を求め、これを修正加速度
データの積分値とする。
操作を行うにあたっては、基本振動数を予め求めておく
必要があるが、かかる基本振動数は、振動体固有の値で
あるため、転圧開始前に一度だけフィルタに設定してお
けば足りる。
値A′を計測加速度データの積分値Bで除する、すなわ
ちA′/B′を演算して積分比率とし、該積分比率を上
述の締固め評価指標とする。
から跳ね上がるような場合、例えばロック材料を転圧す
るような場合であっても、地盤からの反発エネルギーが
修正加速度データの積分値に反映され、かくして、土の
締固め状況を簡単なデータ解析だけで適切に評価するこ
とが可能となる。
で計測された加速度データから加速度スペクトルを求め
るスペクトル解析手段と、前記加速度スペクトルを一次
推定ピーク振動数を含む第1の周波数帯域で積分して相
乗平均A″を求めるとともに二次推定ピーク振動数及び
三次推定ピーク振動数を含む第2の周波数帯域で前記加
速度スペクトルを積分して相乗平均B″を求め、該相乗
平均B″を前記相乗平均A″で除して前記締固め評価指
標となるピーク比率を算出する演算部とを備えた場合に
おいては、まず、計測された加速度データの加速度スペ
クトルをFFTアナライザ等のスペクトル解析手段を用
いて求め、次いで、演算部にて前記加速度スペクトルを
一次推定ピーク振動数を含む第1の周波数帯域で積分し
て相乗平均A″を求めるとともに、二次推定ピーク振動
数及び三次推定ピーク振動数を含む第2の周波数帯域で
積分して相乗平均B″を求め、しかる後に該相乗平均
B″を前記相乗平均A″で除する、すなわちB″/A″
を演算してピーク比率とし、該ピーク比率を上述の締固
め評価指標とする。
次若しくは三次ピーク振動数に変動が生じたとしても、
第1の周波数帯域や第2の周波数帯域を適宜設定してお
けば、真のピーク振動数は、これらの周波数帯域に必ず
含まれることとなり、加速度スペクトルにも真のピーク
振動数での値が反映される。
ピーク振動数としてとりあえず初期的に設定される振動
数であって転圧中に変動の可能性があるものであり、第
1の周波数帯域とは、かかる変動があったとしても真の
一次ピーク振動数が必ず含まれることになるであろう帯
域を意味する。
定ピーク振動数とは、それぞれ二次ピーク振動数、三次
ピーク振動数としてとりあえず初期的に設定される振動
数であって転圧中に変動の可能性があるものであり、第
2の周波数帯域とは、かかる変動があったとしても真の
二次ピーク振動数及び三次ピーク振動数が必ず含まれる
ことになるであろう帯域を意味する。
ステムは、盛土の締固め管理を従来のように転圧回数に
基づいて行うのではなく、加速度データを用いて行うた
め、原則として転圧回数に関するデータの収集、解析等
は不要であるが、前記位置測量手段の測量データを用い
て前記転圧位置における前記転圧用移動体の通過回数を
転圧回数として前記演算処理手段で計数するとともに、
該転圧回数を前記転圧位置ごとに出力するように前記出
力手段を構成したならば、加速度データを用いた手法、
いわば地盤の弾性挙動に基づく管理手法と転圧回数に基
づく管理手法とを併用することができるので、盛土の締
固め状況をより客観的に把握することが可能となる。
て転圧用移動体の位置をどのように測量するか、言い換
えれば位置測量手段をどのように構成するかは任意であ
り、例えばトータルステーションやGPSの採用が考え
られる。
場合、該GPSの測位方式は問わないが、リアルタイム
性という面では、単独測位方式や、干渉測位の一種であ
るRTK―GPS(リアルタイムキネマティックGP
S)方式、あるいはDGPS(ディファレンシャルGP
S)方式などが優れている。特に、DGPS方式は、R
TK―GPS方式よりも安価で衛星電波の受信不具合等
からの計測可能時までの復帰時間が速く、位置特定に必
要な衛星数も4つでよいなどの利点がある。
転圧用移動体に搭載するGPS測量装置のほかに、基準
位置にて単独測位を行うとともにその結果を転圧用移動
体に搭載されたGPS測量装置に送るための基準局が別
途必要となることは言うまでもない。
GPS衛星からGPS電波を受信できる状態であれば3
次元測位を行えばよいし、気象条件や周囲の障害物等の
関係で受信可能な衛星数が3個に減少する場合には、2
次元測位を行えばよい。
液晶モニタなどの画面表示型装置が主な対象となるが、
視覚的に把握可能なものであれば、印刷型装置たとえば
プリンタやプロッタでもよい。また、それらの出力の仕
方としては、締固め評価指標を転圧位置を示す座標とと
もに数値で表示する、転圧対象エリアを微小要素に分割
してそれらをメッシュ状に表示するとともに各微小要素
に該当する転圧位置での締固め評価指標をその大きさに
応じて色分け表示するなどの方法が考えられる。
及び出力手段を転圧用移動体に搭載された移動側コンピ
ュータに設けるようにしてもよいし、該転圧用移動体か
ら離間した位置に設置された管理側コンピュータに設け
るようにしてもよい。
が該転圧用移動体による締固め状況を自ら知ることがで
きる。かかる場合におけるコンピュータは、ノート型、
ペン入力型などの携帯性の高いパソコンが主な対象とな
るが、転圧用移動体の運転席に設置される据付け型でも
よい。
動体による締固め状況を管理することができるので、広
い転圧対象エリア内を多数の転圧用移動体が走り回るよ
うな状況では特に都合がよい。
システムの実施の形態について、添付図面を参照して説
明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等につい
ては同一の符号を付してその説明を省略する。
ステムを示した概念図及び全体ブロック図である。同図
でわかるように、本実施形態に係る盛土転圧管理システ
ムは、転圧用移動体である振動ローラ1a、1b、1c
にそれぞれGPS測量装置2a、2b、2cを搭載する
とともに、該振動ローラの運転席には移動側コンピュー
タ3a、3b、3cを据え付け、振動ローラ1a、1
b、1cと離間した位置、例えば現場事務所内には管理
側コンピュータ4を設置してある。
備えられた振動体である振動輪21a、21b、21c
の非減衰部には、該振動輪の鉛直方向加速度を転圧中に
計測可能な加速度計20a、20b、20cをそれぞれ
取り付けてあるとともに、移動側コンピュータ3a、3
b、3cには、演算処理手段としての演算処理装置5、
出力手段としての液晶表示モニタ6及び演算処理結果を
記憶する記憶装置7を設けてあり、加速度計20a、2
0b、20cで計測された加速度データを用いて転圧位
置における地盤の締固め評価指標を演算処理装置5で演
算するとともに、GPS測量装置2a、2b、2cで計
測されたGPS測量データを利用することによって演算
結果である締固め評価指標を転圧位置ごとに液晶表示モ
ニタ6に出力表示するようになっている。
0a、20b、20cで計測された振動輪21a、21
b、21cの加速度時刻歴データを、内蔵されたFFT
アナライザでフーリエ解析して加速度スペクトルを算出
するとともに、算出された加速度スペクトルから卓越振
動数における加速度スペクトル(パワースペクトル)を
基本(一次)振動数でのピーク値A、二次振動数でのピ
ーク値B、三次振動数でのピーク値Cとしてそれぞれ求
め、しかる後に比率(B+C)/Aを演算して締固め評
価指標とするようになっている。
2a、2b、2cで計測されたGPS測量データを用い
て転圧対象エリア内の任意の転圧位置における振動ロー
ラ1a、1b、1cの通過回数を転圧回数として計数す
る機能を併せ持つとともに、液晶表示モニタ6、記憶装
置7についても、かかる計数結果をそれぞれ出力するよ
うになっている。
S衛星からの電波をGPSアンテナ8を介して受信して
GPS計測を行うGPS受信機10を備え、該GPS受
信機は、基準局11からの基準データをアンテナ9で受
信してDGPS測位方式でのGPS測量データを得るこ
とができるようになっている。すなわち、GPS受信機
10は、基準局11に設置されたGPS測量装置12で
の単独測位結果を送信機13を介して基準データとして
受信し、該基準データとGPS受信機10自身で計測さ
れた単独測位結果とを差し引きすることでリアルタイム
性と精度とを兼ね備えたDGPS測位データを得ること
ができるようになっており、GPS測量装置2a、2
b、2cは、GPS測量装置12とともに転圧用移動体
である振動ローラ1a、1b、1cの位置を測量する位
置測量手段として機能する。
手段としての演算処理装置17、出力手段としてのCR
Tディスプレイ18及び演算処理結果を記憶する記憶装
置19を設けてあり、加速度計20a、20b、20c
で計測された加速度データを振動ローラ1a、1b、1
cにそれぞれ搭載された送信機14a、14b、14
c、現場事務所側に設置されたアンテナ15a、15
b、15c及び受信機16a、16b、16cを介して
受信するとともに、受信された加速度データを用いて転
圧位置における地盤の締固め評価指標を演算処理装置1
7で演算し、さらにGPS測量装置2a、2b、2cで
計測されたGPS測量データを利用することによって演
算結果である締固め評価指標を転圧位置ごとにCRTデ
ィスプレイ18に出力表示するようになっている。
置5と同様、加速度計20a、20b、20cで計測さ
れた振動輪21a、21b、21cの加速度時刻歴デー
タを、内蔵されたFFTアナライザでフーリエ解析して
加速度スペクトルを算出するとともに、算出された加速
度スペクトルから卓越振動数における加速度スペクトル
(パワースペクトル)を基本(一次)振動数でのピーク
値A、二次振動数でのピーク値B、三次振動数でのピー
ク値Cとしてそれぞれ求め、しかる後に比率(B+C)
/Aを演算して締固め評価指標とするようになってい
る。
置2a、2b、2cから送信機14a、14b、14
c、現場事務所側のアンテナ15a、15b、15c及
び受信機16a、16b、16cを介してGPS測量デ
ータを受信するとともに該GPS測量データを用いて転
圧対象エリア内の任意の転圧位置における振動ローラ1
a、1b、1cの通過回数を転圧回数として計数する機
能を併せ持つとともに、CRTディスプレイ18、記憶
装置19についても、かかる計数結果をそれぞれ出力す
るようになっている。
は、転圧対象エリアを微小要素にメッシュ分割して該微
小要素ごとに締固め評価指標の演算処理及び振動ローラ
1a、1b、1cによる転圧回数の計数を行うととも
に、演算処理結果や計数結果を受け取った液晶表示モニ
タ6やCRTディスプレイ18は、微小要素をメッシュ
状に表示するとともに各微小要素に該当する転圧位置で
の締固め評価指標や転圧回数をその大きさや回数に応じ
て色分け表示するようになっている。
1a、1b、1cの転圧幅や所要精度あるいは演算に要
する時間等を考慮して設計的見地から適宜定めればよ
く、例えば転圧回数を表示する微小要素については50
cm〜2m角程度、締固め評価指標を表示する微小要素
については2m〜5m角程度の大きさとすればよい。
おいては、振動ローラ1a、1b、1cに搭載されたG
PS測量装置2a、2b、2cで該振動ローラの位置を
DGPS測位方式で計測する。
21b、21cの転圧幅データを用いて、転圧対象エリ
ア内の任意位置における転圧回数を演算処理装置5、1
7で計数する。転圧回数をカウントするには、上述した
ように転圧対象エリアを微小要素にメッシュ分割し、該
微小要素を振動輪21a、21b、21cが通過したと
きに転圧が行われたと判断すればよい。
3a、3b、3cの液晶表示モニタ6や管理側コンピュ
ータ4のCRTディスプレイ18に表示する。
れた液晶表示モニタ6の画面を示したものであり、同図
でわかるように、画面上には転圧対象エリア35内にお
ける振動ローラ1aによる転圧回数を表示してある。こ
こで、転圧回数の表示は、1回だけ転圧された箇所を領
域31、二回転圧された箇所を領域32、三回転圧され
た箇所を領域33と表示するとともに、同図では認識で
きないが、その内側をそれぞれ青、水色、ピンクという
ように異なる色で塗り分けてある。なお、同図には、振
動ローラ1aの転圧回数を計数するにあたっての微小要
素の大きさを格子状の破線で示すとともに、振動ローラ
1aを表す図形34をその大きさがわかるように重ねて
表示してある。
(方向)がわかるように表示してあるが、かかる表示を
行うためには、各振動ローラ1a、1b、1cに光ジャ
イロ、磁気方位センサ等の姿勢計測手段を搭載し、該姿
勢計測手段で計測された姿勢計測データを演算処理装置
5、17で演算処理することで各振動ローラ1a、1
b、1cの姿勢を計測するようにすればよい。
計測データを用いて上述したGPS測量データを演算処
理装置5、17にて補正するようにしてもよい。すなわ
ち、GPS測量データの座標位置と振動輪21a、21
b、21cの位置とは通常は一致せず、GPS測量装置
2a、2b、2cの取付位置によっては例えば数十cm
〜数m程度のずれが生じる。したがって、測量に先だっ
て予めGPS測量データの評価位置、すなわちGPS測
量装置2a、2b、2cの設置位置と振動輪21a、2
1b、21cの位置とを予め調べて両者を関連付けてお
き、次いで、姿勢計測データを用いて振動ローラ1a、
1b、1cの姿勢を特定し、次いで、振動輪21a、2
1b、21cでの座標位置を求める。なお、演算処理装
置17で補正を行う場合には、姿勢計測データを送信機
14a、14b、14c及び受信機16a、16b、1
6cを介して移動側コンピュータ3a、3b、3cから
受け取るようにすればよい。
たCRTディスプレイ18の画面を示したものであり、
同図でわかるように、画面上には転圧対象エリア35内
における振動ローラ1a、1b、1cの転圧回数を表示
してある。ここで、転圧回数を表示するにあたっては、
図2と同様、振動ローラ1aによって1回だけ転圧され
た箇所を領域31a、二回転圧された箇所を領域32
a、三回転圧された箇所を領域33a、振動ローラ1b
によって1回だけ転圧された箇所を領域31b、二回転
圧された箇所を領域32b、三回転圧された箇所を領域
33b、振動ローラ1cによって1回だけ転圧された箇
所を領域31c、二回転圧された箇所を領域32c、三
回転圧された箇所を領域33cというように表示すると
ともに、同図では認識できないが、その内側をそれぞれ
青、水色、ピンクというように塗り分けてある。なお、
振動ローラ1a、1b、1cの図形34a、34b、3
4cをその大きさや姿勢がわかるように重ねて表示して
ある。
はそれらを演算処理して得られた転圧回数を記憶装置
7、19に記憶しておけば、かかるデータを必要に応じ
て随時画面表示したり印刷したりすることができる。
b、3cの液晶表示モニタ6や管理側コンピュータ4の
CRTディスプレイ18に表示された転圧回数を見るこ
とによって、オペレータ自らあるいは管理事務所側の指
示で転圧回数を管理しながら盛土の締固めを行うが、例
えばその日の作業が終了した後、締固め作業の進捗状況
すなわち出来高を調べたい場合には、例えば図3で説明
すれば、転圧回数が1回の領域31a、31b、31c
を該転圧回数に対する転圧済領域とするとともに、該領
域内に含まれる微小要素の面積を総和することによって
転圧回数が1回の転圧済領域に対する面積を演算処理装
置17で演算する。転圧回数が2回の領域32a、32
b、32c、転圧回数が3回の領域33a、33b、3
3cについても同様の処理を行う。そして、各転圧回数
に対する転圧済領域の面積を例えば表形式でCRTディ
スプレイ18に表示する。
テムにおいては、振動ローラ1a、1b、1cに備えら
れた加速度計20a、20b、20cで振動輪21a、
21b、21cの鉛直方向加速度を計測する。
計測された振動輪21a、21b、21cの加速度時刻
歴データを、演算処理装置5、17に内蔵されたFFT
アナライザでフーリエ解析して加速度スペクトルを算出
するとともに、算出された加速度スペクトルから卓越振
動数における加速度スペクトル(パワースペクトル)
を、図4に示すように基本(一次)振動数でのピーク値
A、二次振動数でのピーク値B、三次振動数でのピーク
値Cとしてそれぞれ求め、しかる後に比率(B+C)/
Aを演算して締固め評価指標とする。
量データを用いることによって転圧位置ごと、すなわち
微小要素ごとに行い、次いで、微小要素ごとの締固め評
価指標を、移動側コンピュータ3a、3b、3cの液晶
表示モニタ6や管理側コンピュータ4のCRTディスプ
レイ18に図2及び図3と同様に表示する。すなわち、
各微小要素ごとの締固め評価指標の値の大きさに応じ
て、図2及び図3と同様、領域31、領域32、領域3
3というように領域分けを行ってそれらの内側をそれぞ
れ青、水色、ピンクというように異なる色で塗り分ける
とともに、微小要素の大きさを格子状の破線で示し、振
動ローラ1aを表す図形34をその大きさや姿勢がわか
るように重ねて表示する。なお、その他表示に関する詳
細については、転圧回数の表示のさせ方と同様であるの
で、ここではその説明を省略する。
動要因や季節的変動要因が考慮された実際の締固め状況
が転圧位置ごとに把握されることとなり、盛土の品質を
より高い精度で管理することが可能となる。
示モニタ6やCRTディスプレイ18に表示するにあた
っては、これらをモニター等のウィンドウに左右若しく
は上下に並べて同時表示する、重ねて同時表示する、切
換表示するといった各種表示方法が考えられる。
価指標の変化を転圧回数に関連付けた形で液晶表示モニ
タ6やCRTディスプレイ18に表示させた様子を示し
たものであり、かかる表示内容を見れば、従来の転圧回
数による管理を踏まえつつ、加速度データによる締固め
評価指標を用いた盛土の締固め管理を行うことが可能と
なる。ちなみに、同図に示したスペクトル比は、本実施
形態で言うところの締固め評価指標であり、転圧前にキ
ャリブレーションを行うことによって密度と関連付ける
ことができる。また、設計上要求される締固め密度を管
理基準密度として表示してあり、同図の例では、二回の
転圧で既に設計基準を上回っている。
土転圧管理システムによれば、振動ローラ1a、1b、
1cによる盛土の転圧状況及び締固め評価指標が正確に
しかも視覚的に把握されることとなり、転圧対象エリア
35内で締固めが十分に行われている箇所とそうでない
箇所とを一目瞭然に見分けることができるようにしたの
で、転圧の進捗状況、すなわち締固め作業の出来高を精
度よく把握することが可能となる。
テムによれば、振動ローラ1a、1b、1cに備えられ
た振動輪21a、21b、21cの鉛直方向加速度を加
速度計20a、20b、20cで計測し、それらの加速
度データから地盤の締固め評価指標を演算する一方、各
転圧位置をGPS測量データで特定しておくことによっ
て、演算された締固め評価指標を転圧位置ごとに液晶表
示モニタ6やCRTディスプレイ18に出力するように
したので、転圧回数から締固め状況を推定する従来方法
とは異なり、土質性状等の局所的変動要因や季節的変動
要因が考慮された実際の締固め状況が転圧位置ごとに把
握されることとなり、盛土の品質をより高い精度で管理
することが可能となる。
テムによれば、各振動ローラ1a、1b、1cに移動側
コンピュータ3a、3b、3cを搭載するようにしたの
で、該振動ローラのオペレータが振動ローラ1a、1
b、1cによる転圧回数や締固め評価指標を自ら知るこ
とが可能となり、各オペレータは、現場事務所からの指
示を受けずとも締固めが不十分な箇所に自ら移動し該箇
所を締め固めることができる。
テムによれば、各振動ローラ1a、1b、1cから離間
した位置に管理側コンピュータ4を設置するようにした
ので、管理側にて各振動ローラによる転圧状況を一元管
理することが可能となる。したがって、広い転圧対象エ
リア内を多数の振動ローラが走り回るような状況であっ
ても、各振動ローラ1a、1b、1cによる転圧状況を
それら相互の位置関係を確認しながら一目で把握するこ
とができる。
れた締固め評価指標を転圧回数ととともにグラフィック
表示するようにしたが、かかる締固め評価指標は、本
来、地盤の弾性挙動を利用することによってその転圧位
置ごとの局所的変動要因が含まれた形で転圧位置ごとに
評価されるものであって、間接的とは言え、転圧位置ご
との締固め状況自体を把握できるものである。
回数に関する情報表示を省略し、加速度データから算出
された締固め評価指標だけを出力するようにしてもよ
い。
るコンピュータを転圧用移動体である振動ローラと該振
動ローラから離間した位置の両方に設置するようにした
が、必ずしも両方に設置する必要はなく、いずれか一方
にのみ設置するようにしてもよい。
を移動側コンピュータ3a、3b、3cで演算処理する
とともに、該GPS測量データを管理側コンピュータ4
に送ってこれを管理側コンピュータの演算処理装置17
で別途演算処理するように構成したが、これに代えて各
移動側コンピュータ3a、3b、3cで演算処理された
転圧回数や締固め評価指標の演算結果を管理側コンピュ
ータ4に送るようにしてもよい。かかる構成によれば、
管理側コンピュータ4の負担を軽減することが可能とな
る。
が、GPS測量装置2a、2b、2cで計測されたGP
S測量データは、三次元座標上で評価されたものであっ
て鉛直方向成分を有する。したがって、かかるGPS測
量データを用いて盛土の高さを管理することも可能であ
ることは言うまでもない。
ーラが3台の場合について説明したが、振動ローラの台
数は何台でもかまわないことは言うまでもない。
お、第1実施形態と実質的に同一の部品等については同
一の符号を付してその説明を省略する。
も図1で説明した第1実施形態と同様、振動ローラ1
a、1b、1cにGPS測量装置2a、2b、2cをそ
れぞれ搭載し、該振動ローラの運転席には移動側コンピ
ュータ3a、3b、3cを、振動ローラ1a、1b、1
cと離間した位置には管理側コンピュータ4を設置する
とともに、各振動ローラ1a、1b、1cの振動輪21
a、21b、21cに該振動輪の鉛直方向加速度を転圧
中に計測可能な加速度計20a、20b、20cをそれ
ぞれ取り付け、移動側コンピュータ3a、3b、3cに
は演算処理手段としての演算処理装置41を、管理側コ
ンピュータ4には演算処理手段としての演算処理装置4
2をそれぞれ設け、該演算処理装置にて加速度計20
a、20b、20cで計測された加速度データから転圧
位置における地盤の締固め評価指標をそれぞれ演算する
とともに、GPS測量装置2a、2b、2cで計測され
たGPS測量データを利用することによって演算結果で
ある締固め評価指標を転圧位置ごとに出力手段としての
液晶表示モニタ6とCRTディスプレイ18にそれぞれ
出力表示するようになっているが、第2実施形態に係る
演算処理装置41及び演算処理装置42には、図6に示
すように、加速度計20a、20b、20cで計測され
た加速度データから基本振動数成分を除去して修正加速
度データを出力するフィルタ43と、計測加速度データ
と修正加速度データとをそれぞれ絶対値で積分して時間
平均を求める積分回路44と、該積分回路で求められた
修正加速度データの積分値を計測加速度データの積分値
で除して締固め評価指標となる積分比率を算出する演算
部45とを備える。
42は第1実施形態と同様、GPS測量装置2a、2
b、2cで計測されたGPS測量データを用いて転圧対
象エリア内の任意の転圧位置における振動ローラ1a、
1b、1cの通過回数を転圧回数として計数する機能を
併せ持つとともに、かかる計数結果を液晶表示モニタ6
やCRTディスプレイ18にそれぞれ出力するようにな
っている。
象エリアを微小要素にメッシュ分割して該微小要素ごと
に締固め評価指標の演算処理及び振動ローラ1a、1
b、1cによる転圧回数の計数を行うとともに、演算処
理結果や計数結果を受け取った液晶表示モニタ6やCR
Tディスプレイ18は、微小要素をメッシュ状に表示す
るとともに各微小要素に該当する転圧位置での締固め評
価指標や転圧回数をその大きさや回数に応じて色分け表
示するようになっている。
小要素、液晶表示モニタ6等での表示方法等に関する説
明については第1実施形態と同様であるのでその説明を
省略する。
おいても、GPS測量データを用いて転圧対象エリア内
の任意位置における転圧回数を演算処理装置41、42
で計数し、その計数結果を第1実施形態と同様にして移
動側コンピュータ3a、3b、3cの液晶表示モニタ6
や管理側コンピュータ4のCRTディスプレイ18に表
示するが(図2、図3参照)、本実施形態に係る盛土転
圧管理システムにおいては、加速度計20a、20b、
20cで計測された振動輪21a、21b、21cの加
速度時刻歴データ(図7(a))を、積分回路44にて絶
対値で積分、すなわち正負を別々に積分したものを総和
する形で積分して時間平均を求め、これを計測加速度デ
ータの積分値とする。これは、図7(b)に示す斜線領域
の面積を総和して時間tで割ることに相当する。
ータ(同図(a))から基本振動数成分を除去する。同図
(c)は、基本振動数成分が除去された修正加速度データ
を示したものであり、主として二次振動数成分及び三次
振動数成分が含まれている。
タ操作を行うにあたっては、基本振動数を予め求めてお
く必要があるが、かかる基本振動数は、振動輪21a、
21b、21cに固有の値であるため、転圧開始前に一
度だけフィルタ43に設定しておけば足りる。
値で積分して時間平均を求め、これを修正加速度データ
の積分値とする(同図(d))。
積分値A′を計測加速度データの積分値B′で除する、
すなわちA′/B′を演算して積分比率とし、これを盛
土の締固め評価指標とする。
量データを用いることによって転圧位置ごと、すなわち
微小要素ごとに行い、次いで、微小要素ごとの締固め評
価指標を、移動側コンピュータ3a、3b、3cの液晶
表示モニタ6や管理側コンピュータ4のCRTディスプ
レイ18に図2及び図3と同様に表示する。すなわち、
各微小要素ごとの締固め評価指標の値の大きさに応じ
て、図2及び図3と同様、領域31、領域32、領域3
3というように領域分けを行ってそれらの内側をそれぞ
れ青、水色、ピンクというように異なる色で塗り分ける
とともに、微小要素の大きさを格子状の破線で示し、振
動ローラ1aを表す図形34をその大きさや姿勢がわか
るように重ねて表示する。
動要因や季節的変動要因が考慮された実際の締固め状況
が転圧位置ごとに把握されることとなり、盛土の品質を
より高い精度で管理することが可能となる。
置における締固め評価指標の変化を転圧回数に関連付け
た形で液晶表示モニタ6やCRTディスプレイ18に表
示させることができるが(図5参照)、ここではその説
明を省略する。
土転圧管理システムによれば、加速度計20a、20
b、20cで計測された振動輪21a、21b、21c
の加速度データを用いて盛土の締固め評価指標を演算す
るようにしたので、転圧回数から締固め状況を推定する
従来方法とは異なり、土質性状等の局所的変動要因や季
節的変動要因が考慮された実際の締固め状況が転圧位置
ごとに把握されることとなり、盛土の品質をより高い精
度で管理することが可能となる。
計測された振動輪21a、21b、21cの加速度時刻
歴データを積分回路44にて絶対値で積分して時間平均
を求め、これを計測加速度データの積分値とする一方、
フィルタ43を用いて計測加速度データから基本振動数
成分を除去し、次いで、修正加速度データを同様にして
絶対値で積分して時間平均を求め、これを修正加速度デ
ータの積分値とし、演算部45にて修正加速度データの
積分値A′を計測加速度データの積分値B′で除した
A′/B′を盛土の締固め評価指標としたので、転圧中
に振動輪21a、21b、21cが地表から跳ね上がる
ような場合、例えばロック材料を転圧するような場合で
あっても、地盤からの反発エネルギーが修正加速度デー
タの積分値に反映されるため、従来のようなフーリエ解
析やパワースペクトル解析を行わずとも、土の締固め状
況を適切に評価することが可能となる。
ル)のピーク値の比率で土の締固め状況を評価する、P
SDピーク法と呼ばれる従来手法では、振動輪21a、
21b、21cが地表から跳ね上がるような場合の解析
を十分な精度で行うことができなかったが、本実施形態
に係る盛土転圧管理システムによれば、上述したように
地盤からの反発エネルギーが修正加速度データの積分値
に反映されることとなるため、ロック材料を転圧するよ
うな場合にも十分な精度で土の締固め状況を評価するこ
とが可能となる。
テムの作用効果を実験で確認したので、以下にその概要
を説明する。
における振動ローラによる転圧試験として行い、各転圧
ごとの実際の締固め密度をそのときの沈下量から評価す
るとともに、本実施形態にしたがって積分比率を演算し
た。
度と本実施形態に係る方法(フィルタ透過法)による解
析結果とを従来のPSDピーク法による結果とともに示
したグラフである。これらの結果から、本実施形態に係
る盛土転圧管理システムによれば、演算された積分比率
が現場密度ときわめて良好な相関関係を示し、盛土の品
質管理として非常に有効な手段となり得ることがわか
る。ちなみに、従来の解析手法であるPSDピーク法で
は、ロック材料を転圧する際に発生する振動ローラの局
所的な跳ね上がりを適確にとらえることができないた
め、現場密度との相関性はきわめて悪いこともわかる。
盛土の転圧状況及び締固め評価指標が正確にしかも視覚
的に把握されることとなり、転圧対象エリア35内で締
固めが十分に行われている箇所とそうでない箇所とを一
目瞭然に見分けることができることができる点、各振動
ローラ1a、1b、1cに移動側コンピュータ3a、3
b、3cを搭載することによって該振動ローラのオペレ
ータが振動ローラ1a、1b、1cによる転圧回数や締
固め評価指標を自ら知ることができる点、各振動ローラ
1a、1b、1cから離間した位置に管理側コンピュー
タ4を設置することによって管理側にて各振動ローラに
よる転圧状況を一元管理することが可能となる点につい
ては、第1実施形態と同様であり、ここでは詳細な説明
を省略する。
速度時刻歴データをはじめ、図7に示した各データを液
晶表示モニタ6等に適宜表示することができることは言
うまでもない。
お、上述の各実施形態と実質的に同一の部品等について
は同一の符号を付してその説明を省略する。
も図1で説明した第1実施形態と同様、振動ローラ1
a、1b、1cにGPS測量装置2a、2b、2cをそ
れぞれ搭載し、該振動ローラの運転席には移動側コンピ
ュータ3a、3b、3cを、振動ローラ1a、1b、1
cと離間した位置には管理側コンピュータ4を設置する
とともに、各振動ローラ1a、1b、1cの振動輪21
a、21b、21cに該振動輪の鉛直方向加速度を転圧
中に計測可能な加速度計20a、20b、20cをそれ
ぞれ取り付け、移動側コンピュータ3a、3b、3cに
は演算処理手段としての演算処理装置51を、管理側コ
ンピュータ4には演算処理手段としての演算処理装置5
2をそれぞれ設け、該演算処理装置にて加速度計20
a、20b、20cで計測された加速度データから転圧
位置における地盤の締固め評価指標をそれぞれ演算する
とともに、GPS測量装置2a、2b、2cで計測され
たGPS測量データを利用することによって演算結果で
ある締固め評価指標を転圧位置ごとに出力手段としての
液晶表示モニタ6とCRTディスプレイ18にそれぞれ
出力表示するようになっているが、第3実施形態に係る
演算処理装置51及び演算処理装置52には、図9に示
すように、加速度計20a、20b、20cで計測され
た加速度データから加速度スペクトルを求めるスペクト
ル解析手段としてのFFTアナライザ53と、求められ
た加速度スペクトルを一次推定ピーク振動数を含む第1
の周波数帯域で積分して相乗平均A″を求めるとともに
二次推定ピーク振動数及び三次推定ピーク振動数を含む
第2の周波数帯域で加速度スペクトルを積分して相乗平
均B″を求め、該相乗平均B″を相乗平均A″で除して
締固め評価指標となるピーク比率を算出する演算部54
とを備える。
52は第1実施形態と同様、GPS測量装置2a、2
b、2cで計測されたGPS測量データを用いて転圧対
象エリア内の任意の転圧位置における振動ローラ1a、
1b、1cの通過回数を転圧回数として計数する機能を
併せ持つとともに、かかる計数結果を液晶表示モニタ6
やCRTディスプレイ18にそれぞれ出力するようにな
っている。
象エリアを微小要素にメッシュ分割して該微小要素ごと
に締固め評価指標の演算処理及び振動ローラ1a、1
b、1cによる転圧回数の計数を行うとともに、演算処
理結果や計数結果を受け取った液晶表示モニタ6やCR
Tディスプレイ18は、微小要素をメッシュ状に表示す
るとともに各微小要素に該当する転圧位置での締固め評
価指標や転圧回数をその大きさや回数に応じて色分け表
示するようになっている。
小要素、液晶表示モニタ6等での表示方法等に関する説
明については第1実施形態と同様であるのでその説明を
省略する。
おいても、GPS測量データを用いて転圧対象エリア内
の任意位置における転圧回数を演算処理装置51、52
で計数し、その計数結果を第1実施形態と同様にして移
動側コンピュータ3a、3b、3cの液晶表示モニタ6
や管理側コンピュータ4のCRTディスプレイ18に表
示するが(図2、図3参照)、本実施形態に係る盛土転
圧管理システムにおいては、加速度計20a、20b、
20cで計測された振動輪21a、21b、21cの加
速度データをFFTアナライザ53にてフーリエ変換し
て加速度スペクトルを求める。図10(a)に求められた
加速度スペクトルを示す。
一次推定ピーク振動数f1を含む第1の周波数帯域で積
分する、すなわち同図に示す斜線領域61の面積を求
め、その平方根をとって相乗平均A″とする。
ク振動数f2及び三次推定ピーク振動数f3を含む第2の
周波数帯域で積分する、すなわち同図に示す斜線領域6
2の面積を求め、その平方根をとって相乗平均B″とす
る。
圧中に変動の可能性があるものの、一次ピーク振動数と
してとりあえず初期的に設定可能な振動数であり、例え
ば振動ローラ1a、1b、1c固有の振動数から評価す
ることができる。
あったとしても真の一次ピーク振動数が必ず含まれるこ
とになるであろう帯域であり、振動ローラ1a、1b、
1cやアクチュエータの構造、仕様、性能等を考慮しつ
つ、必要に応じて試験を行った上、適宜定めればよい。
かかる第1の周波数帯域は、例えば一次推定ピーク振動
数f1を中心として±5Hzの範囲とすることができ
る。
推定ピーク振動数f3は、転圧中に変動の可能性がある
ものの、それぞれ二次ピーク振動数、三次ピーク振動数
としてとりあえず初期的に設定可能な振動数である。
あったとしても真の二次ピーク振動数や三次ピーク振動
数が必ず含まれることになるであろう帯域であり、締固
めに伴う地盤の弾性挙動の変化を考慮しつつ、必要に応
じて現地での転圧試験を行った上、適宜定めればよい。
かかる第2の周波数帯域は、例えば50〜90Hzの範
囲とすることができる。
平均A″で除する、すなわちB/Aを演算してピーク比
率とし、これを盛土の締固め評価指標とする。
次若しくは三次ピーク振動数に変動が生じたとしても、
第1の周波数帯域や第2の周波数帯域を適宜設定してお
けば、真のピーク振動数は、これらの帯域に必ず含まれ
ることとなり、加速度スペクトルにも真のピーク振動数
での値が反映される。
一次ピーク振動数が仮に一次推定ピーク振動数f1から
低周波側にずれてf1′になったとしても、かかる真の
一次ピーク振動数f1′が第1の周波数帯域に含まれて
いるため、真の一次ピーク振動数f1′における加速度
スペクトル値は、相乗平均A″に反映される。
量データを用いることによって転圧位置ごと、すなわち
微小要素ごとに行い、次いで、微小要素ごとの締固め評
価指標を、移動側コンピュータ3a、3b、3cの液晶
表示モニタ6や管理側コンピュータ4のCRTディスプ
レイ18に図2及び図3と同様に表示する。すなわち、
各微小要素ごとの締固め評価指標の値の大きさに応じ
て、図2及び図3と同様、領域31、領域32、領域3
3というように領域分けを行ってそれらの内側をそれぞ
れ青、水色、ピンクというように異なる色で塗り分ける
とともに、微小要素の大きさを格子状の破線で示し、振
動ローラ1aを表す図形34をその大きさや姿勢がわか
るように重ねて表示する。
動要因や季節的変動要因が考慮された実際の締固め状況
が転圧位置ごとに把握されることとなり、盛土の品質を
より高い精度で管理することが可能となる。
置における締固め評価指標の変化を転圧回数に関連付け
た形で液晶表示モニタ6やCRTディスプレイ18に表
示させることができるが(図5参照)、ここではその説
明を省略する。
土転圧管理システムによれば、加速度計20a、20
b、20cで計測された振動輪21a、21b、21c
の加速度データを用いて盛土の締固め評価指標を演算す
るようにしたので、転圧回数から締固め状況を推定する
従来方法とは異なり、土質性状等の局所的変動要因や季
節的変動要因が考慮された実際の締固め状況が転圧位置
ごとに把握されることとなり、盛土の品質をより高い精
度で管理することが可能となる。
一次推定ピーク振動数f1を含む第1の周波数帯域で積
分しその平方根をとって相乗平均A″とするとともに、
二次推定ピーク振動数f2及び三次推定ピーク振動数f3
を含む第2の周波数帯域で積分し、その平方根をとって
相乗平均B″とし、相乗平均B″を相乗平均A″で除し
て盛土の締固め評価指標としたので、基本ピーク振動数
や二次若しくは三次ピーク振動数に変動が生じたとして
も、第1の周波数帯域や第2の周波数帯域を適宜設定し
ておけば、真のピーク振動数は、これらの帯域に必ず含
まれることとなり、加速度スペクトルにも真のピーク振
動数での値が反映される。
のアクチュエータの回転数が何らかの原因で変動した
り、転圧中に振動輪21a、21b、21cが地表から
跳ね上がるような場合、例えばロック材料を転圧するよ
うな場合であっても、土の締固め状況を適切に評価する
ことが可能となる。
を精度よく求めようとすると、ピーク振動数の変動に対
応すべく、該ピーク振動数をそのつど正確に求める必要
があるが、処理すべきデータ量が膨大であるため、転圧
作業を行いながら解析を進めるのは実際にはきわめて困
難であった。
管理システムによれば、演算部54での演算中、ピーク
振動数を求める必要がないため、リアルタイム処理が可
能となり、土の締固めに関する品質を飛躍的に向上させ
ることができる。
テムの作用効果を実験で確認したので、以下にその概要
を説明する。
における振動ローラによる転圧試験として行い、各転圧
ごとの実際の締固め密度をそのときの沈下量から評価す
るとともに、本実施形態に係る土の締固め管理方法にし
たがってピーク比率を演算した。
密度と本実施形態に係る方法(帯域積分ピーク法)によ
る解析結果とを従来のPSDピーク法による結果ととも
に示したグラフである。これらの結果から、本実施形態
に係る盛土転圧管理システムによれば、演算されたピー
ク比率が現場密度ときわめて良好な相関関係を示し、盛
土の品質管理として非常に有効な手段となり得ることが
わかる。ちなみに、従来の解析手法であるPSDピーク
法では、ロック材料を転圧する際に発生する振動ローラ
の局所的な跳ね上がりを適確にとらえることができない
ため、現場密度との相関性はきわめて悪いこともわか
る。
盛土の転圧状況及び締固め評価指標が正確にしかも視覚
的に把握されることとなり、転圧対象エリア35内で締
固めが十分に行われている箇所とそうでない箇所とを一
目瞭然に見分けることができることができる点、各振動
ローラ1a、1b、1cに移動側コンピュータ3a、3
b、3cを搭載することによって該振動ローラのオペレ
ータが振動ローラ1a、1b、1cによる転圧回数や締
固め評価指標を自ら知ることができる点、各振動ローラ
1a、1b、1cから離間した位置に管理側コンピュー
タ4を設置することによって管理側にて各振動ローラに
よる転圧状況を一元管理することが可能となる点につい
ては、第1実施形態と同様であり、ここでは詳細な説明
を省略する。
速度時刻歴データや加速度スペクトルを液晶表示モニタ
6等に適宜表示することができることは言うまでもな
い。
明の盛土転圧管理システムによれば、土質性状等の局所
的変動要因や季節的変動要因が考慮された実際の締固め
状況が転圧位置ごとに把握されることとなり、盛土の品
質をより高い精度で管理することが可能となる。
がるような場合、例えばロック材料を転圧するような場
合であっても、地盤からの反発エネルギーが修正加速度
データの積分値に反映され、かくして、土の締固め状況
を簡単なデータ解析だけで適切に評価することが可能と
なるという効果も奏する。
理システムによれば、土質性状等の局所的変動要因や季
節的変動要因が考慮された実際の締固め状況が転圧位置
ごとに把握されることとなり、盛土の品質をより高い精
度で管理することが可能となるという効果や、基本ピー
ク振動数や二次若しくは三次ピーク振動数に変動が生じ
たとしても、第1の周波数帯域や第2の周波数帯域を適
宜設定しておけば、真のピーク振動数は、これらの周波
数帯域に必ず含まれることとなり、加速度スペクトルに
も真のピーク振動数での値が反映されるという効果も奏
する。
理システムによれば、加速度データを用いた手法、いわ
ば地盤の弾性挙動に基づく管理手法と転圧回数に基づく
管理手法とを併用することができるので、盛土の締固め
状況をより客観的に把握することが可能となるという効
果も奏する。
理システムによれば、転圧用移動体のオペレータが該転
圧用移動体による締固め状況を自ら知ることができると
いう効果も奏する。
理システムによれば、管理側にて転圧用移動体による締
固め状況を管理することができるので、広い転圧対象エ
リア内を多数の転圧用移動体が走り回るような状況では
特に都合がよいという効果も奏する。
ロック図。
いて移動側コンピュータの液晶表示モニターに転圧回数
の計数結果を示した図。
いて管理側コンピュータのCRTディスプレイに転圧回
数の計数結果を示した図。
いて加速度データから締固め評価指標を求める考え方を
示したグラフ。
いて演算結果の表示形態の一例を示した図。
ける演算処理装置を示したブロック図。
いて加速度データから締固め評価指標を求める手順を示
したグラフ。
用効果を示したグラフ。
ける演算処理装置を示したブロック図。
おいて加速度データから締固め評価指標を求める手順を
示したグラフ。
作用効果を示したグラフ。
移動体) 2a、2b、2c GPS測量装置(位
置測量手段) 12 GPS測量装置(位
置測量手段) 20a、20b、20c 加速度計 21a、21b、21c 振動輪(振動体) 5、17 演算処理装置(演算
処理手段) 6 液晶表示モニタ(出
力手段) 18 CRTディスプレイ
(出力手段) 41、42 演算処理装置(演算
処理手段) 43 フィルタ 44 積分回路 45 演算部 51、52 演算処理装置(演算
処理手段) 53 FFTアナライザ
(スペクトル解析手段) 54 演算部
Claims (5)
- 【請求項1】 転圧用移動体の位置を測量する位置測量
手段と、前記転圧用移動体に備えられた振動体の鉛直方
向加速度を転圧中に計測する加速度計と、該加速度計で
計測された加速度データを用いて転圧位置における地盤
の締固め評価指標を演算する演算処理手段と、前記締固
め評価指標を前記転圧位置ごとに出力する出力手段とを
備えた盛土転圧管理システムであって、前記演算処理手
段に、前記加速度計で計測された加速度データから基本
振動数成分を除去して修正加速度データを出力するフィ
ルタと、前記計測加速度データと前記修正加速度データ
とをそれぞれ絶対値で積分して時間平均を求める積分回
路と、該積分回路で求められた前記修正加速度データの
積分値を前記計測加速度データの積分値で除して前記締
固め評価指標となる積分比率を算出する演算部とを備え
たことを特徴とする盛土転圧管理システム。 - 【請求項2】 転圧用移動体の位置を測量する位置測量
手段と、前記転圧用移動体に備えられた振動体の鉛直方
向加速度を転圧中に計測する加速度計と、該加速度計で
計測された加速度データを用いて転圧位置における地盤
の締固め評価指標を演算する演算処理手段と、前記締固
め評価指標を前記転圧位置ごとに出力する出力手段とを
備えた盛土転圧管理システムであって、前記演算処理手
段に、前記加速度計で計測された加速度データから加速
度スペクトルを求めるスペクトル解析手段と、前記加速
度スペクトルを一次推定ピーク振動数を含む第1の周波
数帯域で積分して相乗平均A″を求めるとともに二次推
定ピーク振動数及び三次推定ピーク振動数を含む第2の
周波数帯域で前記加速度スペクトルを積分して相乗平均
B″を求め、該相乗平均B″を前記相乗平均A″で除し
て前記締固め評価指標となるピーク比率を算出する演算
部とを備えたことを特徴とする盛土転圧管理システム。 - 【請求項3】 前記位置測量手段の測量データを用いて
前記転圧位置における前記転圧用移動体の通過回数を転
圧回数として前記演算処理手段で計数するとともに、該
転圧回数を前記転圧位置ごとに出力するように前記出力
手段を構成した請求項1又は請求項2記載の盛土転圧管
理システム。 - 【請求項4】 前記演算処理手段及び前記出力手段を前
記転圧用移動体に搭載された移動側コンピュータに備え
た請求項1又は請求項2記載の盛土転圧管理システム。 - 【請求項5】 前記演算処理手段及び前記出力手段を前
記転圧用移動体から離間した位置に設置された管理側コ
ンピュータに備えた請求項1又は請求項2記載の盛土転
圧管理システム。
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