JP2000007954A - 多彩模様塗料 - Google Patents
多彩模様塗料Info
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Abstract
有する塗膜外観とザラツキ感のない塗装面の得られる多
彩模様塗料を提供する。 【解決手段】 分散媒および該分散媒に溶解しない状態
で分散せしめた少なくとも2色の液状、またはゲル状の
着色塗料粒子とからなる多彩模様塗料において、前記着
色塗料粒子の少なくとも1つがメタリック顔料もしくは
真珠光沢顔料によって着色してなる着色塗料粒子である
多彩模様塗料である。
Description
リック顔料の有する光輝感と立体感に富んだ色調の塗膜
外観が得られる多彩模様塗料に関する。
中に、この分散媒には溶解しない状態で、いくつかの異
なった色調の液状ないしゲル状着色塗料粒子を懸濁分散
せしめてなるもので、1回の塗装で色調の異なった斑点
状、滴状、粒状等の組み合わせからなる、いわゆる色散
らし模様の得られる塗料として従来公知であり、例え
ば、JIS−K−5667にも規定されている。
壁面等の塗装仕上げに用いられる場合が多いが、この塗
料における着色粒子は、いずれも隠蔽力の高い顔料を使
用した着色粒子であるため、これから得られる塗膜はそ
れぞれの着色粒子の色調差による画一化された平面的な
多彩模様が得られるに過ぎず、特に近年、より装飾性な
いし意匠性の高い塗装仕上げの要求されている建築仕上
げ分野においては、その要求を充分に満たしているとは
言いがたい。
のある部分が斑点状に混在し、全体として石材の割り肌
に近い質感の塗装仕上げが求められている。
しくは着色骨剤を分散させた塗料中にメタリック顔料、
真珠光沢顔料を小量ブレンドし塗装する方法が提案され
ている。しかしこの方法で石材の割り肌に近い質感を表
現しようとすると、4mm程度あるいはそれ以上といっ
たかなり粒子径の大きなメタリック顔料あるいは真珠光
沢顔料を配合する必要がある。
含む塗料を、例えば、吹き付け塗装する場合それに対応
した大口径の吹き付けガンが必要となり効率的な塗装作
業が難しいという問題があり、また、吹き付け塗装時に
メタリック顔料あるいは真珠光沢顔料のみの飛散が激し
く、得られた塗装面のザラツキが著しく、滑らかな塗装
表面が得られないなどの問題があった。
は、上記従来の多彩模様塗料における画一化された平面
的模様を改善し、高装飾性ないし高意匠性等の要求され
る塗装分野にも充分に満足し得る多彩模様塗料の提供を
目的とする
び該分散媒に溶解しない状態で分散せしめた少なくとも
2色の液状またはゲル状の着色塗料粒子とからなる多彩
模様塗料において、前記着色塗料粒子の少なくとも1つ
がメタリック顔料もしくは真珠光沢顔料によって着色し
てなる着色塗料粒子である多彩模様塗料を提供すること
によって達成できる。
タリック顔料が鱗片状金属顔料であり、真珠光沢顔料が
鱗片状雲母粉顔料であるのが好ましく、また、鱗片状金
属顔料が、少なくとも片面に金属蒸着膜もしくは金属メ
ッキ膜を形成したプラスチック薄片からなる鱗片状金属
化顔料であるのが好ましい。
散媒中に分散せしめる着色塗料粒子として、メタリック
顔料もしくは真珠光沢顔料(以下、メタリック顔料等と
いう)を用いて着色した塗料粒子を含有せしめたことを
大きな特徴としており、かかる着色塗料は、メタリック
顔料等の粒子径が小さい場合でも光輝感が得られる。従
って、該粒子を含有する多彩模様塗料によって形成され
る塗膜は、上記メタリック顔料等による光輝感を有する
着色塗料粒子と他の着色塗料粒子との組み合わせによる
石材の割り肌調の色散らし模様が容易に形成でき、装飾
性または意匠性の高いものとなる。
あっては、粒子径の大きなメタリック顔料等を用いる必
要がないので、吹き付け塗装作業が効率的に行なえ、し
かも形成された塗膜はザラツキ感のない滑らかな仕上が
りとすることができる。
その製造方法は、なんら特殊なものではなく塗料業界で
公知かつ慣用されている材料および製造方法が採用でき
る。一例としては、特公昭51−6175号公報等に記
載されているような、マグネシウムモンモリロナイト粘
土、重ホウ酸アンモニウム等のゲル化剤を含む水性分散
媒中に、親水性コロイド形成物質を含む着色エマルショ
ン塗料を肉眼で識別できる程度の大きさで分散せしめる
ことによって製造できる。この方法によれば、着色エマ
ルション塗料粒子の親水性コロイド形成物質が、分散媒
中のゲル化剤と反応し該着色塗料粒子表層部がゲル化
し、安定な懸濁状態の多彩模様塗料が得られる。
の一部ないし全部をメタリック顔料等で置き換えること
によって光輝感を有する塗料粒子とすることができ、こ
のようにして得られた光輝感を有する塗料粒子と他の着
色塗料粒子を任意の割合で混合することによって種々の
変化にとんだ多彩模様が形成できる。また、本発明の多
彩模様塗料にあっては、着色塗料粒子として光輝感を有
する塗料粒子のみで構成しても良く、この場合には全面
がメタリック感の装飾性に優れた塗膜が容易に形成でき
る。
散媒と分散粒子の種類を適宜変えることによっても製造
できる。たとえば、 (1)油性分散媒と油性着色粒子 (2)水性分散媒と油性着色粒子 (3)ビヒクルと水性着色粒子 等の組み合わせなどである。
な模様が得られる塗装方法はスプレー塗装であるが、こ
れに限定するものではなく刷毛、ローラー、カーテンフ
ローコーター等の公知の塗装法を適用することによっ
て、それぞれの塗装法の持つ特徴が生かされた独特な模
様を得ることも可能である。
板、石綿セメント板、ハードボード、石膏ボード、石綿
パーライト板、ケイ酸カルシュウム板等の建築用ボード
類、ABS樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂等のプラス
チック類、鉄板、アルミ板、ブリキ板、トタン板等の金
属類、木材、合成木材ガラス、セラミック等広範囲な材
料に塗装可能である。
色塗料粒子に加えて光輝感を有する着色塗料粒子を含有
したものであるから、該塗料を塗装した場合それぞれの
着色塗料粒子の重なり合いによって形成される塗膜の全
面に、もしくは部分的に光輝感のある着色塗料粒子の重
なり合いが生じるので、従来の着色粒子のみを分散せし
めた多彩模様塗料では得られない光輝感が得られ、立体
感に富んだ塗膜となる。
る。 尚、以下に述べる配合例は全て重量部を示す。
サイズが3〜5mmになるまでゆるやかに攪拌し組成D
とする。 組成A 40 組成B 60
散体) 上記組成Aと組成Cを下記割合にて混合し組成Cの粒子
サイズが3〜5mmになるまでゆるやかに攪拌し組成E
とする。 組成A 40 組成C 60
輝感を有する粒子が均一になるまでゆるやかに攪拌し、
本発明の多彩模様塗料とする。 組成D 90 組成E 10
口径5mmのスプレーガンを使用し、空気圧2kg/c
m2で白色セメント板に吹き付け塗装を行なったとこ
ろ、全体が黒色仕上げの中に金属調の斑点模様が点在
し、石材の割り肌にみられるような部分的に光輝感のあ
る塗装面が得られた。またこの塗装面は滑らかで、ザラ
ツキ感のないものであった。
れている着色塗料粒子の少なくとも一つがメタリック顔
料等によって着色してなる粒子であることにより、一回
の塗装でメタリック顔料等の有する光輝感の存在した立
体感に富んだ色調の塗膜外観と滑らかでザラツキ感のな
い塗装面が得られるので、特に建築分野等で要望されて
いる石材の割り肌に近似した建築仕上げの際に有利に用
いることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 分散媒および該分散媒に溶解しない状態
で分散せしめた少なくとも2色の液状またはゲル状の着
色塗料粒子とからなる多彩模様塗料において、前記着色
塗料粒子の少なくとも1つがメタリック顔料もしくは真
珠光沢顔料によって着色してなる着色塗料粒子であるこ
とを特長とする多彩模様塗料。 - 【請求項2】 前記メタリック顔料が鱗片状金属顔料で
あり、真珠光沢顔料が鱗片状雲母粉顔料である請求項1
記載の多彩模様塗料。 - 【請求項3】 前記鱗片状金属顔料が、少なくとも片面
に金属蒸着膜もしくは金属メッキ膜を形成したプラスチ
ック薄片からなる鱗片状金属化顔料である請求項2記載
の多彩模様塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18808998A JP2000007954A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 多彩模様塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18808998A JP2000007954A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 多彩模様塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000007954A true JP2000007954A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16217520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18808998A Pending JP2000007954A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 多彩模様塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000007954A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005075871A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Meekoo Kk | ローラー塗装用水性多彩塗料 |
JP2008044991A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Fujikura Kasei Co Ltd | 水性塗料組成物とそれより形成される塗膜 |
JP2010132747A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Fujikura Kasei Co Ltd | 水性多彩塗料組成物とそれより得られる塗装品 |
JP2012228672A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-11-22 | Kansai Paint Co Ltd | 複層塗膜形成方法 |
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JP2020164679A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ベック株式会社 | コーティング剤 |
CN116426176A (zh) * | 2023-03-17 | 2023-07-14 | 上海磐彩环保科技股份有限公司 | 一种全反应型水性多彩涂料及其制备方法 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP18808998A patent/JP2000007954A/ja active Pending
Cited By (7)
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