JP2000007699A - ウズラのh1ヒストン及びその遺伝子 - Google Patents

ウズラのh1ヒストン及びその遺伝子

Info

Publication number
JP2000007699A
JP2000007699A JP11081647A JP8164799A JP2000007699A JP 2000007699 A JP2000007699 A JP 2000007699A JP 11081647 A JP11081647 A JP 11081647A JP 8164799 A JP8164799 A JP 8164799A JP 2000007699 A JP2000007699 A JP 2000007699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
histone
lys
dna
ala
quail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11081647A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Sugiyama
正夫 杉山
Teruhiko Terakawa
輝彦 寺川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Agriculture Forestry and Fisheries Ministry of
Original Assignee
Japan Agriculture Forestry and Fisheries Ministry of
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Agriculture Forestry and Fisheries Ministry of filed Critical Japan Agriculture Forestry and Fisheries Ministry of
Priority to JP11081647A priority Critical patent/JP2000007699A/ja
Publication of JP2000007699A publication Critical patent/JP2000007699A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウズラのH1ヒストン及びそれをコードする
遺伝子を提供する。 【解決手段】 ウズラの染色体DNAライブラリーか
ら、H1ヒストン遺伝子間で保存されている塩基酸配列
に基づいて作製したプライマーを用いたPCRによっ
て、H1ヒストン遺伝子を増幅し、配列表配列番号2に
示すアミノ酸配列を有するDNAを得、同DNAを発現
させてH1ヒストンを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウズラのH1ヒス
トン及びそれをコードする遺伝子に関する。
【0002】
【従来の技術】H1ヒストンは、動物、植物、微生物な
どのあらゆる真核生物に広く存在するタンパクであり、
H2A、H2B、H3、H4と呼ばれる4種のヒストン
と共にクロマチン繊維の形成に寄与するタンパクとして
認識され、真核生物が細胞核内のDNAを緻密にまとめ
る役割があると考えられている。
【0003】また、H1ヒストンは、抗菌活性を有する
ことも報告されており(Infect.Immun.第
61巻、3038頁−3046頁、1993年)、家禽
の細菌性下痢などの予防のための飼料への添加物とし
て、また抗生物質耐性細菌に効果が認められ、抗生物質
に代わる抗菌性物質として期待されている。
【0004】これまでH1ヒストンをコードする遺伝子
(以下「H1ヒストン遺伝子」という)の塩基配列につ
いては、いくつか報告されており、脊椎動物において
は、例えば次のものなどが挙げられる。
【0005】(1)ニワトリ(Gallus gall
us)由来H1ヒストン遺伝子(J.Biol.Che
m.第262巻、9656頁−9663頁、1987
年、Nucleic Acid.Res.第13巻、5
85頁−594頁、1985年、J.Biol.Che
m.第258巻、9005頁−9016頁、1983
年)。
【0006】(2)ジャコウアヒル(Anas pla
tyrhynchos)由来H1ヒストン遺伝子(J.
Mol.Evol.第25巻、361頁−370頁、1
987年)。
【0007】(3)マウス(Mus musculu
s)由来H1ヒストン遺伝子(Nucleic Aci
d Res.第22巻、1421頁−1428頁、19
94年)。
【0008】(4)ヒト(Homo sapiens)
由来H1ヒストン遺伝子(Genomics.第10
巻、940頁−948頁、1991年)。
【0009】(5)ラット(Rattus norve
gicus)由来H1ヒストン遺伝子(Gene.第8
9巻、265頁−269頁、1990年)。
【0010】(6)アカゲザル(Macaca mul
atta)由来H1ヒストン遺伝子(J.cell.B
iochem.第54巻、219頁−230頁、199
4年)。しかしながら、ウズラのH1ヒストンタンパク
は知られておらず、これをコードする遺伝子の単離や、
その利用についてもこれまで知られていなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ウズ
ラのH1ヒストン及びそれをコードする遺伝子を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した。その結果、本発明を完
成するに至った。
【0013】すなわち、本発明の要旨とするところは、
以下の(A)又は(B)のタンパク質をコードするDN
Aである。 (A)配列表配列番号2に示すアミノ酸配列を有するウ
ズラのH1ヒストン。 (B)配列表配列番号2において、1若しくは2個のア
ミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加されたアミノ酸
配列からなり、かつ、H1ヒストンの機能を有するタン
パク質。
【0014】上記DNAとして具体的には、以下の
(a)又は(b)に示すDNAが挙げられる。 (a)配列表の配列番号1に記載の塩基番号97〜75
3からなる塩基配列を有するDNA。 (b)配列表の配列番号1に記載の塩基番号97〜75
3からなる塩基配列を有するDNAとストリジェントな
条件下でハイブリダイズし、かつ、H1ヒストンの機能
を有するタンパク質をコードするDNA。 本発明はまた、以下の(A)又は(B)のタンパク質を
提供する。 (A)配列表配列番号2に示すアミノ酸配列を有するウ
ズラのH1ヒストン。 (B)配列表配列番号2において、1若しくは2個のア
ミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加されたアミノ酸
配列からなり、かつ、H1ヒストンの機能を有するタン
パク質。 さらに本発明は、上記タンパク質を含む抗菌剤を提供す
る。
【0015】尚、本発明における「H1ヒストンの機
能」とは、ヌクレオソームに結合したときに、クロマチ
ン繊維の形成に寄与するタンパク質の機能をいう。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のDNAは、上記(A)又は(B)のタンパク質
をコードするDNAである。このDNAは、本発明を完
成するに際しては、後に述べるようにして、ウズラのゲ
ノムDNAから、ポリメラーゼ・チェイン・リアクショ
ン(Polymerasechain reaction)法(以下「PCR法」
という)により単離されたものであるが、その塩基配列
が明らかにされたので、配列番号1または2に示す配列
に基づいて化学合成することによっても取得することが
できる。また、前記配列に基づいて作製した合成オリゴ
ヌクレオチドプローブを用い、公知の方法でウズラ染色
体DNAライブラリー又はcDNAライブラリーからハ
イブリダイゼーション等によって取得することもでき
る。
【0017】以下にウズラのゲノムDNAから、PCR
法によって本発明のDNAを取得する方法を例示する。
【0018】(1)ウズラゲノムDNAの調製 ウズラの組織、例えば脾臓、直腸、盲腸、食道、十二指
腸、腎臓、膵臓、大腸、小腸、前胃、砂嚢、脳、心臓、
肺、好ましくは肝臓から、ゲノムDNAを調製する。ウ
ズラの肝臓組織を磨砕し、プロテアーゼKでタンパク質
を分解した後、フェノール処理などを行うことによりウ
ズラのゲノムDNAを得ることができる。
【0019】(2)本発明のDNA配列の選択 上記で得られたDNAの中から、目的とするウズラのH
1ヒストン遺伝子のDNAを単離するために、既知のH
1ヒストン遺伝子で保存されている塩基配列を基に設計
したプライマーを合成する。そのプライマーを用いたP
CR法によりゲノムDNAを鋳型としてウズラのH1ヒ
ストン遺伝子をコードするDNAを増幅する。プライマ
ーは、従来報告され、鳥類でよく保存されているH1ヒ
ストン遺伝子、例えばニワトリ由来のH1ヒストン遺伝
子(J.Biol.Chem.第262巻、9656頁
−9663頁、1987年、Nucleic Aci
d.Res.第13巻、585頁−594頁、1985
年、J.Biol.Chem.第258巻、9005頁
−9016頁、1983年)などの塩基配列に基づいて
設計することができる。
【0020】(3)DNAのシークエンシング 上記により得られたH1ヒストン遺伝子を含むDNAを
プラスミドベクターあるいはファージベクターに挿入し
て、H1ヒストン遺伝子を含む組換えベクターを構築す
る。
【0021】こうして得られる組換えプラスミドあるい
は組み換えファージを含む断片の塩基配列を公知のダイ
デオキシ法等により決定する。その塩基配列中のタンパ
ク質コード領域(オープンリーディングフレーム)から
規定されるアミノ酸配列を既知の鳥類のアミノ酸配列と
比較し相同性を確認することにより、目的とするウズラ
のH1ヒストン遺伝子に対応するDNA断片であること
を特定することができる。
【0022】なお、一般に特定の機能や生理活性を有す
るタンパクをコードするアミノ酸配列において、1若し
くは2個のアミノ酸が付加、欠失若しくは置換された場
合であっても、その機能や生理活性が維持される場合が
あることは当業者において広く認識されているところで
ある。本発明には、このような修飾が加えられ、かつH
1ヒストンの機能を有するタンパク質をコードするDN
A断片も含まれる。すなわち、配列番号2において、1
若しくは2個のアミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付
加されたアミノ酸からなり、かつ、H1ヒストンの機能
を有するタンパク質をコードするDNAも、本発明の範
囲に含まれるものである。
【0023】そのような改変されたDNAは、例えば部
位特異的変異法によって、特定の部位のアミノ酸が欠
失、置換若しくは付加されるように本発明のDNAの塩
基配列とを改変することによって得られる。
【0024】また、本発明のDNA又はこれを有する細
胞に変異処理を行い、これらのDNA若しくは細胞か
ら、例えば配列表番号1に記載の塩基配列を有するDN
Aとストリジェントな条件下でハイブリダイズするDN
Aを選択することによっても、改変されたDNAを得る
ことができる。ここでいう「ストリジェントな条件」と
は、いわゆる特異的なハイブリッドが形成され、非特異
的なハイブリッドが形成されない条件をいう。この条件
を明確に数値化することは困難であるが、一例を示せ
ば、相同性が高い核酸同士、例えば99%以上の相同性
を有するDNA同士がハイブリダイズし、それより相同
性が低い核酸同士がハイブリダイズしない条件が挙げら
れる。
【0025】尚、後記実施例で得られたウズラのH1ヒ
ストン遺伝子のDNA断片はpCR2.1プラスミドベ
クターにクローニングされ、これを導入した大腸菌JM
109は、エシェリシア コリ(Escherichi
a coli)JM109(pQH1−25)と命名さ
れ、工業技術院生命工学工業技術研究所に平成10年4
月21日に、FERM P−16774の寄託番号で寄
託されている。
【0026】本発明のH1ヒストン遺伝子は、クロマチ
ンや染色体の構造等の研究に用いることができる。ま
た、本発明の遺伝子を適当な宿主で発現させることによ
り、H1ヒストンを製造することができる。前記宿主と
しては、エシェリシア コリ、枯草菌等の細菌、サッカ
ロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces
cerevisiae)等の酵母、昆虫培養細胞、動物
培養細胞、植物培養細胞等が挙げられる。これらの宿主
細胞に、その宿主細胞内で機能するプロモーター等の発
現調節配列の下流に発現可能に連結した本発明のH1ヒ
ストン遺伝子を導入する。H1ヒストン遺伝子の導入に
際しては、該遺伝子をプラスミドに挿入して組換えプラ
スミドを構築し、得られた組換えプラスミドで宿主を形
質転換するか、あるいは相同組換え等によってH1ヒス
トン遺伝子を染色体DNAに組み込むことによって形質
転換する。得られる形質転換細胞を、発現調節配列が機
能する条件で培養することによって、H1ヒストンが産
生される。
【0027】(4)本発明のタンパク質 本発明のタンパク質は、上記H1ヒストン遺伝子により
コードされるタンパク質であり、配列表配列番号2に示
すアミノ酸配列を有する。また、配列番号2において、
1若しくは2個のアミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは
付加されたアミノ酸からなるタンパク質であっても、H
1ヒストンの機能を有するタンパク質は、本発明のタン
パク質に含まれる。本発明のタンパク質は、大腸菌(E
scherichia coli JM109)および
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus au
reusATCC6538P)等の微生物に対して抗菌
活性を有し、抗菌剤として利用することができる。
【0028】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示してより具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0029】以下の実験操作の手順は特に記述しない限
り、Molecular Cloning 第2版
(J.Sambrookら、Cold Spring
Habor Laboratory press,19
89年)に記載されている方法に従った。
【0030】(1)ウズラゲノムDNAの調製 ウズラの肝臓40mgを、氷冷した400μlの磨砕緩
衝液(20mMTris−HCl、600mMNaC
l、4mMEDTApH8.0)中で、ポリトロン(K
INEMATICA社製)を用いて、0℃で5分間磨砕
した。この磨砕液全量に、20%のSDS溶液を30μ
l加え、さらにプロテアーゼK(MERC社製)溶液
(10mg/ml)を40μl加えた後、65℃で7時
間反応させて、タンパク質を消化した。この溶液にTE
緩衝液(10mMTris−HCl、1mMEDTAp
H8.0)で飽和させたフェノール溶液を等量加えてよ
く撹拌した後、これを15,000rpmで3分間遠心
分離して水層を分取した。このフェノール処理を3回繰
り返し、タンパクを変性、除去した水層500μlに
7.5Mの酢酸アンモニウム溶液を250μl加え、さ
らに525μlのイソプロピルアルコールを加え、これ
を15,000rpm、10分間遠心分離して、沈殿を
回収することによって、ウズラゲノムDNA5μgを調
製した。
【0031】(2)H1ヒストン遺伝子の単離 H1ヒストン遺伝子をPCR法を用いて単離するため
に、まずプライマーの設計を行った。ニワトリ由来のH
1ヒストン遺伝子(J.Biol.Chem.第262
巻、9656頁−9663頁、1987年、Nucle
ic Acid.Res.第13巻、585頁−594
頁、1985年、J.Biol.Chem.第258
巻、9005頁−9016頁、1983年)、及びジャ
コウアヒル由来H1ヒストン遺伝子(J.Mol.Ev
ol.第25巻、361頁−370頁、1987年)の
塩基配列を基に、下記の2種類のプライマーを作製し
た。プライマーの作製は、DNA合成装置(Model 39
1、アプライドバイオシステムズ社製)を用いて、オリ
ゴヌクレオチドを合成した後、イオン交換HPLCによ
り精製して行った。
【0032】(プライマー1:配列番号3) 5'-CGCACCAATCACCGCGCGGCTCCGCTCTATAAATACGAG-3' (プライマー2:配列番号4) 5'-GGGGTGGCTCTGAAAAGAGCCGTTGGGT-3'
【0033】次にこれらのオリゴヌクレオチド各100
pmolをプライマーとし、上記(1)で得られたウズ
ラのゲノムDNA 3μlをテンプレイトとして、これ
らを含む反応液(20mM Tris−HCl(pH
8.0)、2.5mM MgCl2、100mM KC
l、0.1mM EDTA、pH8.0、4種のヌクレ
オチド dNTP 各400μM mixture、T
aKaRa LA Taq 2.5U)50μlで、増
幅反応を行った。反応液は、PCRキット(TaKaR
a LA PCRキット Ver.2(宝酒造(株)社
製))を用いて調製した。
【0034】増幅反応は、PCR反応装置(ASTEC
社製、PROGRAMTEMP CONTROL SY
STEM PC−700)を用いて、変性:94℃、1
分、アニーリング:68℃、2分、伸張(extent
ion):72℃、10秒の3つの反応条件を30回繰
り返すことによって行った。反応終了後、反応液50μ
lに等量の飽和フェノールを加え、混合した後、15,
000rpm、4℃で10分間遠心分離し、上層50μ
lを回収した。回収液の2分の1容の7.5M酢酸アン
モニウム溶液を加えた後、2.5倍容のエタノールを加
え、−20℃に15分放置した後、15,000rp
m、4℃で10分間遠心分離し、得られた沈殿を減圧下
で乾燥させ、20μlのTE緩衝液(10mMTris
−HCl、1mMEDTApH8.0)に溶解させた。
この溶液全量を低融点アガロース電気泳動により分画
し、増幅産物DNA断片として800bpのバンドをゲ
ルから切り出した。この断片にTE緩衝液(10mM
Tris−HCl、1mMEDTA、pH8)を等量加
え、68℃、20分間でアガロースを溶解後、飽和フェ
ノール抽出を2回行うことにより、アガロースを除い
た。この抽出液の10分の1容の3M酢酸ナトリウム、
2倍容のエタノールを加え、−20℃に6時間放置した
後、15,000rpm、4℃で10分間遠心分離し、
得られた沈殿を減圧下で乾燥させ、10μlの水に溶解
させることにより、ウズラH1ヒストンDNA断片を得
た。
【0035】(3)DNAのシークエンシング 上記(2)で得られたDNAの10μlをpCR2.1
プラスミドベクター(Invitrogen社製)の1
0μlと混合した後、DNA Ligation Ki
t(宝酒造(株)社製)を用いて16℃で30分間連結
反応を行った。反応液に10分の1容の3M酢酸ナトリ
ウム、2倍容のエタノールを加え、−20℃に6時間放
置した後、この溶液を分離し、沈殿を乾燥させ、5μl
の水に溶解した。これを市販の大腸菌JM109コンピ
テントセル(宝酒造(株))100μlを入れた1.5
ml容チューブに入れ、氷中で30分間、42℃で30
秒間、そして再び氷中で2分間置いた後、SOC液体培
地(2% バクト−トリプトン(DIFCO社)、0.
5% バクト−酵母抽出物(DIFCO社)、10mM
NaCl、2.5mM KCl、10mM MgSO
4、10mM MgCl2、20mM グルコース)90
0μlを加え、37℃、1時間振盪培養した。
【0036】この培養液の100μlを、アンピシリン
50mg/L、X−gal(5−bromo−4−ch
loro−3−indolyl−β−D−galact
oside)20mg/Lに、IPTG(isopro
pyl−β−D−thiogalactopyrano
side)20mg/Lを添加したLB寒天培地(1%
バクト−トリプトン、0.5% バクト−酵母抽出
物、0.5% NaCl、0.1% グルコース、pH
7.5、寒天1.5%)にプレーティングし、37℃、
16時間培養後、青色に発色しているコロニーを形質転
換された大腸菌として分離した。
【0037】形質転換して得たアンピシリン耐性コロニ
ーを、アンピシリン50mg/Lを含む液体培地で増殖
させた後、プラスミド精製キット(QIAfilter
Plasmid Midi Kit(QIAGEN社
製))を用いてプラスミドの精製を行った。精製は、上
記で得られた耐性コロニーを培養液50mlを用いて行
い、形質転換大腸菌から50μg(50μl)のプラス
ミドを得た。このプラスミド10μlを用い、ヘルパー
ファージ(VCSM13helper phage(S
TRATAGENE社製))、塩基配列記決定キット
(Autoread Sequencing Kit
(Pharmacia Biotech社製))を用い
て、自動DNAシーケンサー(ALF DNA Seq
uencerII(Pharmacia Biotech
社製)で塩基配列の解析を行った。その結果、配列番号
1に記載の820塩基のDNAが決定された。このDN
Aは配列番号1に記載の657塩基の単一のオープンリ
ーディングフレーム(ORF)を含む。このORFは9
6塩基の5’非翻訳領域と67塩基の3’非翻訳領域に
挟まれている。
【0038】よって、本発明によるウズラのH1ヒスト
ンをコードする遺伝子の塩基配列は、配列番号1に記載
の単一のオープンリーディングフレームの657塩基か
らなる。また本発明によるウズラのH1ヒストン遺伝子
の塩基配列は、配列番号2に記載の219アミノ酸残基
からなるタンパクをコードしている。この配列番号2の
アミノ酸配列をニワトリ由来のH1ヒストン(J.Bi
ol.Chem.第262巻、9656頁−9663
頁、1987年)のアミノ酸配列と比較すると、特有の
配列部分(配列番号2においてアミノ酸番号1〜89、
91〜184、186〜203、205〜219)での
共通性(全アミノ酸配列における相同性98.6%)が
認められた。
【0039】(4)バキュロウイルスを用いた昆虫培養
細胞によるH1ヒストンの生産 (a)H1ヒストン遺伝子導入用組換えベクターの作製 上記(3)に記載したウズラH1ヒストンDNA断片が
プラスミドベクターpCR2.1に連結された4.9k
bのプラスミド(以下、「pQH1」という)のDNA
(60μg)を、Hバッファー(宝酒造(株)製)30
μl中で制限酵素EcoRIを10ユニット用いて、3
7℃で1時間消化したのち、さらに、制限酵素BsaI
を10ユニット用いて、50℃で1時間消化した。この
消化溶液の半量を1.2%アガロースゲル電気泳動によ
り分画し、DNA断片として約800bpのバンドをゲ
ルから切り出した。このゲル断片にTE緩衝液(10m
【0040】Tris−HCl、1mM EDTA、p
H8)を等量加え、GENECLEAN II kit(フ
ナコシ社製)により分離して、約800bpのDNA断
片の精製品を得て、さらに8μlの水に溶解した。この
水溶液を、DNA Blunting Kit(宝酒造
(株)製)で処理して、DNA断片の平滑末端化反応を
行い、減圧下で乾燥させて、両端が平滑化されたウズラ
H1ヒストン遺伝子(約800bp)DNA断片−Aを
得た。
【0041】次に、pBlueBacHis2B(In
vitorogen社製)プラスミドベクターのDNA
(2μg)を、Hバッファー(宝酒造(株)製)20μ
l中で制限酵素BamHIを10ユニット用いて、37
℃で1時間消化し、この消化反応液からDNAを沈殿さ
せた後、減圧下で乾燥させ、8μlの水に溶解した。得
られた水溶液をDNA Blunting Kit(宝
酒造(株)製)で処理して、DNA断片の平滑末端化反
応を行い、再び減圧下で乾燥させ、約4.9kbのサイ
ズのベクター断片を得た。
【0042】上記で得たDNA断片−Aと上記で得たベ
クター断片を、それぞれ5μlと50μlの水に溶解し
た。その溶液の5μlずつを混合した後、DNA Li
gation Kit(宝酒造(株)製)で処理して、
それら2種のDNA連結反応を行った後、沈殿させ、さ
らに減圧してDNAを乾燥させた。こうして、pBlu
eBacHis2Bの切断ベクター断片に対し、pQH
1の切断ベクター断片を連結してなる環状の組換えベク
ターpBlueBacQH1(約5.7kb)を作製し
た。
【0043】(b)H1ヒストン遺伝子を保持した組換
えバキュロウイルスの調製 H1ヒストン遺伝子を保持した組換えバキュロウイルス
の調製は、市販のBac−N−Blue Trasfe
ction Kit(Invitorogen社製)を
用いて、キット添付のプロトコールに準じて行った。ま
ず、ヨトウガ由来のSf9細胞(Invitoroge
n社製)を、市販のSf−900 II SFM培地(GI
BCOBRL社製)を用い、スピナーフラスコ中で27
℃において3日間培養した(細胞密度2.5×106
/ml)。この細胞培養液を直径60mmのプラスティ
ックシャーレに1ml加えた後、15分間室温に放置
し、シャーレ底面にSf9細胞を付着させた。シャーレ
から培地を除去した後、このシャーレにBac−N−B
lueDNA(Invitogen社製)0.5μg、
上記(iii)のプラスミドpBlueBacQH1 4
μg、及びInsectinPlus(Invitor
ogen社製)リポソーム20μlを含むSf−900
II SFM培地(GIBCOBRL社製)1mlを加
え、4時間室温に放置した。これに、TNM−FH培地
(Invitorogen社製)1mlを加え、27℃
で15日間培養を行い、細胞溶解させ、H1ヒストン遺
伝子を保持した組換えバキュロウイルスを含む培養液2
ml(力価1×106pfu/ml)を得た。さらに、
この培養液2mlを、Sf−900 II SFM培地(G
IBCOBRL社製)500mlに加えたのち、Sf9
細胞(Invitorogen社製)を2.5×108
個加え、組織培養用フラスコ中で27℃で10日間培養
を行い、H1ヒストン遺伝子を保持する組換えベクター
pBlueBacQH1が導入されたバキュロウイルス
の培養液(力価1×108pfu/ml)を得た。
【0044】(c)H1ヒストンの生産および精製 上記組換えバキュロウイルスの培養液(力価1×108
pfu/ml)400mlを、Sf−900 II SFM
培地(GIBCOBRL社製)3600mlに加えたの
ち、ヨトウガ由来のSf9細胞(Invitoroge
n社製)を2.4×109個加え、組織培養用フラスコ
において27℃で3日間培養し、組換えバキュロウイル
スのSf9細胞への感染を行った。この細胞培養液を3
000rpm(800×g)で10分間遠心分離を行
い、感染細胞の沈殿を得た。この沈殿に、氷冷した25
0mlの磨砕緩衝液pH7.4(10mMNa2HP
4、10mMNaH2PO4、500mMNaCl、1
0mMイミダゾール、100μg/mlフェニルメチル
スルフォニルフルオリド、0.5μg/mlロイペプチ
ン、0.5μg/mlアプロチニン、1μg/mlペプ
スタチンA)を加えて、0℃で5分間、昆虫細胞が完全
に破壊されるまで、超音波破砕処理を行った後、この破
砕液を25,000rpmで20分間遠心分離を行い、
上清を得た。
【0045】上記のようにして得た上清25mlを、あ
らかじめ100mM硫酸ニッケル500μlおよび10
mMイミダゾールを含むリン酸緩衝液pH7.4(10
mMNa2HPO4、10mMNaH2PO4)10mlで
平衡化したHiTrap Chelatingカラム
(容量1ml、アマシャムファルマシアバイオテク社
製)に導通させた後、カラムを、10mMイミダゾール
を含むリン酸緩衝液pH7.4(10mMNa2HP
4、10mMNaH2PO4)10mlで洗浄した。こ
のカラムに、100mMイミダゾールを含むリン酸緩衝
液pH7.4(10mMNa2HPO4、10mMNaH
2PO4)5mlを導通し、溶出液を回収した。得られた
溶出液をSep−PakC18カラム(容量0.34m
l、ウォーターズ社製)に導通させ、0.05%トリフ
ルオロ酢酸液5mlで洗浄した。このカラムに0.05
%トリフルオロ酢酸/50%アセトニトリル液1.5m
lを導通し、溶出液を回収後、乾燥させ、乾燥物650
μgを得た。この乾燥物を、公知のトリシンSDSポリ
アクリルアミドゲル電気泳動法により分析し、また、抗
H1ヒストンモノクローナル抗体(レインコテクノロジ
ー社製)を1次抗体として、公知のウエスタンブロッテ
ィング法により分析した結果、上記で得られた乾燥物が
単一なタンパク質で、組換えH1ヒストンであることが
判った。
【0046】(d)組換えH1ヒストンの抗菌活性の測
定 大腸菌(Escherichia coli JM10
9)および黄色ブドウ球菌(Staphylococc
us aureus subsp.aureus AT
CC6538P)を検定菌として、上記の組換えH1ヒ
ストンの抗菌活性を調査した。調査方法は、各検定菌1
×105個を、0.03%のトリプティックソイブロス
(ディフコラボラトリー社製)を含む8mMリン酸緩衝
液pH7.4(8mMNa2HPO4、8mMNaH2
4)50μl中で、37℃において2時間、1〜50
μg/mlの組換えH1ヒストンと接触させた後、6%
のトリプティックソイブロス(ディフコラボラトリー社
製)を等量加え、37℃において15時間培養を行い、
550nmにおける菌懸濁液の吸光度を測定し、検定菌
の増殖率を算出した。その結果は表1に示される。検定
菌の増殖率は、組換えH1ヒストンを加えない場合の検
定菌の増殖率を100%とした。この表1から、大腸菌
(Escherichia coli JM109)お
よび黄色ブドウ球菌(Staphylococcus
aureus subsp.aureusATCC65
38P)の増殖が、組換えH1ヒストンにより、抑制さ
れることが判る。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明により提供される、ウズラのH1
ヒストンをコードする遺伝子を利用して、ヒストンタン
パクを生産することができる。また、本遺伝子を用いて
生産されたヒストンタンパクは飼料における抗菌性飼料
添加物などの抗菌性物質として利用することができる。
【0049】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> 社団法人 農林水産技術情報協会 <120> ウズラのH1ヒストン及びその遺伝子 <130> P-6365 <141> 1999-03-25 <150> JP 10-113963 <151> 1998-04-23 <160> 4 <170> PatentIn Ver. 2.0
【0050】 <210> 1 <211> 820 <212> DNA <213> Coturnix coturnix <220> <221> CDS <222> (97)..(753) <400> 1 cgcaccaatc accgcgcggc tccgctctat aaatacgagc atctgacccg cgccagccca 60 attgtgttcg cctgctccgg agaggactcc gctgcg atg tcc gag acc gct ccc 114 Met Ser Glu Thr Ala Pro 1 5 gcc gca gcc ccc gat gcg ccc gcg ccc ggc gct aag gcc gcc gcc aag 162 Ala Ala Ala Pro Asp Ala Pro Ala Pro Gly Ala Lys Ala Ala Ala Lys 10 15 20 aag ccg aag aag gcg gcg ggc ggc gcc aaa gcc cgc aag ccc gcg ggc 210 Lys Pro Lys Lys Ala Ala Gly Gly Ala Lys Ala Arg Lys Pro Ala Gly 25 30 35 ccc agc gtc acc gag ctg atc acc aag gcc gtg tcc gcc tcc aag gag 258 Pro Ser Val Thr Glu Leu Ile Thr Lys Ala Val Ser Ala Ser Lys Glu 40 45 50 cgc aag ggg ctc tcc ctc gcc gcg ctc aag aag gcg ctg gcc gcc ggc 306 Arg Lys Gly Leu Ser Leu Ala Ala Leu Lys Lys Ala Leu Ala Ala Gly 55 60 65 70 ggc tac gat gtg gag aag aac aac agc cgc atc aag ctg gga ctc aag 354 Gly Tyr Asp Val Glu Lys Asn Asn Ser Arg Ile Lys Leu Gly Leu Lys 75 80 85 agc ctg gtc aac aag ggc act ctg gtg cag acc aag ggc acc ggc gcc 402 Ser Leu Val Asn Lys Gly Thr Leu Val Gln Thr Lys Gly Thr Gly Ala 90 95 100 tcg ggc tct ttt cgg ctc aac aag aag ccg ggt gag gtg aag gag aag 450 Ser Gly Ser Phe Arg Leu Asn Lys Lys Pro Gly Glu Val Lys Glu Lys 105 110 115 gct ccc agg aag cga gca act gca gcc aag ccc aag aag ccg gcg gcc 498 Ala Pro Arg Lys Arg Ala Thr Ala Ala Lys Pro Lys Lys Pro Ala Ala 120 125 130 aag aag cct gcg gct gct gcc aag aag ccc aag aag gca gcg gca gtg 546 Lys Lys Pro Ala Ala Ala Ala Lys Lys Pro Lys Lys Ala Ala Ala Val 135 140 145 150 aag aag agc ccc aag aaa gcc aag aag ccg gcg gct gct gcc acc aag 594 Lys Lys Ser Pro Lys Lys Ala Lys Lys Pro Ala Ala Ala Ala Thr Lys 155 160 165 aaa gca gcg aag agc cct aag aag gcc gct aag gct ggc cgc ccc aag 642 Lys Ala Ala Lys Ser Pro Lys Lys Ala Ala Lys Ala Gly Arg Pro Lys 170 175 180 aag gcc acc aag agc ccg gcc aag gcg aag gca gtg aag ccc aaa gct 690 Lys Ala Thr Lys Ser Pro Ala Lys Ala Lys Ala Val Lys Pro Lys Ala 185 190 195 gcc aag ccc aag gca gcc aaa ccc aag gcg gcc aag gca aag aag acg 738 Ala Lys Pro Lys Ala Ala Lys Pro Lys Ala Ala Lys Ala Lys Lys Thr 200 205 210 gca gcc aag aag aag taagttatcc cagcagagtc ctgctctacc tattttgata 793 Ala Ala Lys Lys Lys 215 cccaacggct cttttcagag ccacccc 820
【0051】 <210> 2 <211> 219 <212> PRT <213> Coturnix coturnix <400> 2 Met Ser Glu Thr Ala Pro Ala Ala Ala Pro Asp Ala Pro Ala Pro Gly 1 5 10 15 Ala Lys Ala Ala Ala Lys Lys Pro Lys Lys Ala Ala Gly Gly Ala Lys 20 25 30 Ala Arg Lys Pro Ala Gly Pro Ser Val Thr Glu Leu Ile Thr Lys Ala 35 40 45 Val Ser Ala Ser Lys Glu Arg Lys Gly Leu Ser Leu Ala Ala Leu Lys 50 55 60 Lys Ala Leu Ala Ala Gly Gly Tyr Asp Val Glu Lys Asn Asn Ser Arg 65 70 75 80 Ile Lys Leu Gly Leu Lys Ser Leu Val Asn Lys Gly Thr Leu Val Gln 85 90 95 Thr Lys Gly Thr Gly Ala Ser Gly Ser Phe Arg Leu Asn Lys Lys Pro 100 105 110 Gly Glu Val Lys Glu Lys Ala Pro Arg Lys Arg Ala Thr Ala Ala Lys 115 120 125 Pro Lys Lys Pro Ala Ala Lys Lys Pro Ala Ala Ala Ala Lys Lys Pro 130 135 140 Lys Lys Ala Ala Ala Val Lys Lys Ser Pro Lys Lys Ala Lys Lys Pro 145 150 155 160 Ala Ala Ala Ala Thr Lys Lys Ala Ala Lys Ser Pro Lys Lys Ala Ala 165 170 175 Lys Ala Gly Arg Pro Lys Lys Ala Thr Lys Ser Pro Ala Lys Ala Lys 180 185 190 Ala Val Lys Pro Lys Ala Ala Lys Pro Lys Ala Ala Lys Pro Lys Ala 195 200 205 Ala Lys Ala Lys Lys Thr Ala Ala Lys Lys Lys 210 215
【0052】 <210> 3 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: primer <400> 3 cgcaccaatc accgcgcggc tccgctctat 30
【0053】 <210> 4 <211> 28 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: primer <400> 4 ggggtggctc tgaaaagagc cgttgggt 28
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91) (C12N 1/21 C12R 1:19)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の(A)又は(B)のタンパク質を
    コードするDNA。 (A)配列表配列番号2に示すアミノ酸配列を有するウ
    ズラのH1ヒストン。 (B)配列表配列番号2において、1若しくは2個のア
    ミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加されたアミノ酸
    配列からなり、かつ、H1ヒストンの機能を有するタン
    パク質。
  2. 【請求項2】 以下の(a)又は(b)に示すDNAで
    ある請求項1記載のDNA。 (a)配列表の配列番号1に記載の塩基番号97〜75
    3からなる塩基配列を有するDNA。 (b)配列表の配列番号1に記載の塩基番号97〜75
    3からなる塩基配列を有するDNAとストリジェントな
    条件下でハイブリダイズし、かつ、H1ヒストンの機能
    を有するタンパク質をコードするDNA。
  3. 【請求項3】 以下の(A)又は(B)のタンパク質。 (A)配列表配列番号2に示すアミノ酸配列を有するウ
    ズラのH1ヒストン。 (B)配列表配列番号2において、1若しくは2個のア
    ミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加されたアミノ酸
    配列からなり、かつ、H1ヒストンの機能を有するタン
    パク質。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のタンパク質を含む抗菌
    剤。
JP11081647A 1998-04-23 1999-03-25 ウズラのh1ヒストン及びその遺伝子 Pending JP2000007699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11081647A JP2000007699A (ja) 1998-04-23 1999-03-25 ウズラのh1ヒストン及びその遺伝子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11396398 1998-04-23
JP10-113963 1998-04-23
JP11081647A JP2000007699A (ja) 1998-04-23 1999-03-25 ウズラのh1ヒストン及びその遺伝子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000007699A true JP2000007699A (ja) 2000-01-11

Family

ID=26422647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11081647A Pending JP2000007699A (ja) 1998-04-23 1999-03-25 ウズラのh1ヒストン及びその遺伝子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000007699A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003017769A1 (en) * 2001-08-29 2003-03-06 Svenska Miljöbolaget SVV AB Antimicrobial agent

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003017769A1 (en) * 2001-08-29 2003-03-06 Svenska Miljöbolaget SVV AB Antimicrobial agent
JP2005500393A (ja) * 2001-08-29 2005-01-06 スベンスカ ミルジョボラゲット エスブイブイ エービー 抗菌剤
CN100356853C (zh) * 2001-08-29 2007-12-26 瑞典环境Svv股份公司 抗微生物剂
AU2002324408B2 (en) * 2001-08-29 2008-02-21 Svenska Miljobolaget Svv Ab Antimicrobial agent
US8080258B2 (en) 2001-08-29 2011-12-20 Svenska Miljobolaget Svv Ab Antimicrobial agent
JP4938215B2 (ja) * 2001-08-29 2012-05-23 スベンスカ ミルジョボラゲット エスブイブイ エービー 抗菌剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2023204276A1 (en) Novel CRISPR-associated transposases and uses thereof
DK2045322T3 (en) DOUBLE MUSCULAR FOR MAMMALS
JPH1094392A (ja) ワタ遺伝子
US20040147718A1 (en) Nucleotide and protein sequences of lats genes and methods based thereon
KR20210055733A (ko) 핵염기 편집 시스템을 전달하기 위한 조성물 및 방법
WO1993000353A1 (en) Sequences characteristic of human gene transcription product
JPH06502633A (ja) 気管抗菌ペプチドの生産と用途
Heard et al. Evolutionary diversity of symbiotically induced nodule MADS box genes: characterization of nmhC5, a member of a novel subfamily
CN113061171B (zh) 抗稻瘟病蛋白和基因、分离的核酸及其应用
US5643778A (en) RNA editing enzyme and methods of use thereof
KR20000067734A (ko) 고무나무에서 분리한 이소펜테닐 이인산 이성화효소 및 이를 이용한 고무의 제조방법
KR20210040985A (ko) 신규 전사 액티베이터
JP2002514423A (ja) 組換え植物e2fペプチドを発現するトランスジェニック植物細胞
JP2000007699A (ja) ウズラのh1ヒストン及びその遺伝子
US6545202B2 (en) Transgenic plant transformed with a translationally controlled tumor protein (TCTP) gene
Gregerson et al. Structure, expression, chromosomal location and product of the gene encoding Adh2 in Petunia.
JP2003529371A (ja) ヒトセリンラセマーゼ
Küster et al. Members of a broadbean nodulin family with partial homologies to the alfalfa nodulin 25 are composed of two types of amino acid repeats flanked by unique amino acid sequence termini
JP3232619B2 (ja) システイン合成酵素をコードする遺伝子
US9109208B2 (en) Gene, protein, protein complex and method for improving aroma production in a plant
HUT72842A (en) Multiple drug resistance gene of aureobasidium pullulans
JP3197355B2 (ja) アスパラギニルエンドペプチダーゼ遺伝子
TWI361041B (en) Gene, protein and method for improving aroma production in plants
JP4357044B2 (ja) クロロフィラーゼをコードするdna及びそれにより形質転換された植物
JP3335194B2 (ja) 植物の病害抵抗性特異的リポキシゲナ−ゼ遺伝子