JP2000007211A - 卓上型テープホルダー - Google Patents
卓上型テープホルダーInfo
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- JP2000007211A JP2000007211A JP19247298A JP19247298A JP2000007211A JP 2000007211 A JP2000007211 A JP 2000007211A JP 19247298 A JP19247298 A JP 19247298A JP 19247298 A JP19247298 A JP 19247298A JP 2000007211 A JP2000007211 A JP 2000007211A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- supporting shaft
- tabletop
- case
- lid
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H35/00—Delivering articles from cutting or line-perforating machines; Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices, e.g. adhesive tape dispensers
- B65H35/0006—Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices
- B65H35/002—Hand-held or table apparatus
- B65H35/0026—Hand-held or table apparatus for delivering pressure-sensitive adhesive tape
Landscapes
- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙を基材とした粘着テープの巻回体の複数個
を収容し、所要の粘着テープを必要長さだけ繰り出し切
断して簡便に使用できる、卓上型のテープホルダーを提
供する。 【解決手段】 上方に開放したケース本体1と、透明性
ないし半透明性材料からなる蓋体2と、ケース本体1内
で水平状態で回転不能に保持されたテープ支持軸3A
と、テープ支持軸3Aに自転可能に嵌装された複数のテ
ープ巻回体4とを備え、蓋体2はテープ切断用エッジ6
を有する一側辺部が外側へ張出し、この一側辺部とケー
ス本体1の上端縁との間にスリット状のテープ導出口1
0が形成され、テープ支持軸3Aにはテープ巻回体4の
内周面に弾接する弾接手段30を有し、各テープ巻回体
4より繰り出される粘着テープ20をテープ導出口10
より外部へ引き出してテープ切断用エッジ6で切断する
ように構成されてなる。
を収容し、所要の粘着テープを必要長さだけ繰り出し切
断して簡便に使用できる、卓上型のテープホルダーを提
供する。 【解決手段】 上方に開放したケース本体1と、透明性
ないし半透明性材料からなる蓋体2と、ケース本体1内
で水平状態で回転不能に保持されたテープ支持軸3A
と、テープ支持軸3Aに自転可能に嵌装された複数のテ
ープ巻回体4とを備え、蓋体2はテープ切断用エッジ6
を有する一側辺部が外側へ張出し、この一側辺部とケー
ス本体1の上端縁との間にスリット状のテープ導出口1
0が形成され、テープ支持軸3Aにはテープ巻回体4の
内周面に弾接する弾接手段30を有し、各テープ巻回体
4より繰り出される粘着テープ20をテープ導出口10
より外部へ引き出してテープ切断用エッジ6で切断する
ように構成されてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、修正テープ、仮
止めテープ、カラーテープ等の紙を基材とした粘着テー
プの巻回体の複数個を収容し、所要の粘着テープを必要
長さだけ繰り出し切断して簡便に使用できるようにした
卓上型のテープホルダーに関する。
止めテープ、カラーテープ等の紙を基材とした粘着テー
プの巻回体の複数個を収容し、所要の粘着テープを必要
長さだけ繰り出し切断して簡便に使用できるようにした
卓上型のテープホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、修正テープは、白色の紙基材の
裏面に粘着層を設けたものであり、書面等の修正を要す
る部位に貼着して表記を隠蔽すると共に、その上からボ
ールペンや鉛筆等によって必要な書き込みを行えるよう
になっている。従来、このような修正テープを始めとす
る紙基材の粘着テープに用いるテープホルダーとして、
テープ巻回体を1個だけ収めるタイプのものが多種市販
されているが、修正テープは書面の行間隔や活字の大き
さの違い等によってテープ幅の異なるものを使い分ける
ことが多いため、単一収納タイプでは収容テープの幅が
異なる複数個のホルダーを用意するか、ホルダーに幅が
異なるテープを入れ替える必要があり、非常に不便であ
る。
裏面に粘着層を設けたものであり、書面等の修正を要す
る部位に貼着して表記を隠蔽すると共に、その上からボ
ールペンや鉛筆等によって必要な書き込みを行えるよう
になっている。従来、このような修正テープを始めとす
る紙基材の粘着テープに用いるテープホルダーとして、
テープ巻回体を1個だけ収めるタイプのものが多種市販
されているが、修正テープは書面の行間隔や活字の大き
さの違い等によってテープ幅の異なるものを使い分ける
ことが多いため、単一収納タイプでは収容テープの幅が
異なる複数個のホルダーを用意するか、ホルダーに幅が
異なるテープを入れ替える必要があり、非常に不便であ
る。
【0003】そこで、テープ幅の異なる複数のテープ巻
回体より必要幅のテープを選択して使用できるようにし
た複数収納タイプのテープホルダーが登場している(例
えば、実公平2−52869号公報、実開平4−112
855号公報等)。これらの複数収納タイプのテープホ
ルダーは、縦円筒形のケース内にテープ幅の異なる複数
のテープ巻回体が上下複数段に収納されており、各巻回
体のテープ始端をケースのスリット状開口部より導出し
てケース外面に止着させておき、所要のテープを引き出
し、その基部を前記開口部の近傍に配置したスライド部
材で挟み付けると共に、このスライド部材の端縁に設け
たテープ切断用エッジによって該テープを切断するよう
になっている。
回体より必要幅のテープを選択して使用できるようにし
た複数収納タイプのテープホルダーが登場している(例
えば、実公平2−52869号公報、実開平4−112
855号公報等)。これらの複数収納タイプのテープホ
ルダーは、縦円筒形のケース内にテープ幅の異なる複数
のテープ巻回体が上下複数段に収納されており、各巻回
体のテープ始端をケースのスリット状開口部より導出し
てケース外面に止着させておき、所要のテープを引き出
し、その基部を前記開口部の近傍に配置したスライド部
材で挟み付けると共に、このスライド部材の端縁に設け
たテープ切断用エッジによって該テープを切断するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の複数収納タイプのテープホルダーでは、その使用
に際し、一方の手でケースを把持した状態で、他方の手
で所要のテープの始端を摘んで必要長さだけ引き出した
のち、ケースを把持した手でスライド部材を変位させ、
他方の手でテープを引き切ることから、両手を用いた操
作になる上、手順的にもやや煩雑であるという難点があ
った。また、ケースは把持する上でサイズに制約がある
ため、収納するテープ巻回体が数個程度(修正テープで
は通常2個又は3個)に限られ、テープ幅の種類を多く
できず、例えば修正テープにおいては修正部位の大きさ
(幅)の違いに充分に対応できないという問題があっ
た。
従来の複数収納タイプのテープホルダーでは、その使用
に際し、一方の手でケースを把持した状態で、他方の手
で所要のテープの始端を摘んで必要長さだけ引き出した
のち、ケースを把持した手でスライド部材を変位させ、
他方の手でテープを引き切ることから、両手を用いた操
作になる上、手順的にもやや煩雑であるという難点があ
った。また、ケースは把持する上でサイズに制約がある
ため、収納するテープ巻回体が数個程度(修正テープで
は通常2個又は3個)に限られ、テープ幅の種類を多く
できず、例えば修正テープにおいては修正部位の大きさ
(幅)の違いに充分に対応できないという問題があっ
た。
【0005】この発明者は、上述の事情に鑑みて、修正
テープ等の紙を基材とする粘着テープのホルダーを卓上
型として、テープ巻回体の収納数を多くすると共に、机
上等に置いた状態で所要のテープを引き出して切断可能
とする構成について検討を行った。しかるに、卓上型の
ホルダーの場合、テープ切断用エッジをケースに固定的
に設け、テープ巻回体から繰り出したテープをそのまま
テープ切断用エッジに当てがって引き切ることになる
が、紙基材の粘着テープでは繰り出し部分のテンション
を強くできないため、上記の引き切りが困難になるとい
う新たな課題が生じた。
テープ等の紙を基材とする粘着テープのホルダーを卓上
型として、テープ巻回体の収納数を多くすると共に、机
上等に置いた状態で所要のテープを引き出して切断可能
とする構成について検討を行った。しかるに、卓上型の
ホルダーの場合、テープ切断用エッジをケースに固定的
に設け、テープ巻回体から繰り出したテープをそのまま
テープ切断用エッジに当てがって引き切ることになる
が、紙基材の粘着テープでは繰り出し部分のテンション
を強くできないため、上記の引き切りが困難になるとい
う新たな課題が生じた。
【0006】すなわち、例えばセロハンテープの場合、
1個のテープ巻回体を水平支軸に回転自在に嵌装する卓
上型ホルダーが汎用されているが、粘着力が強いため、
引き出すテープの裏面と巻回側のテープ表面との剥離抵
抗が大きく、繰り出し部分を引っ張った状態で充分なテ
ンションがかかることから、そのまま鋸刃状カッターに
よる引き切りを容易に行える。これに対し、紙基材の粘
着テープでは、テープ裏面に下側のテープ表面の紙層や
繊維が剥がれて移着するのを防ぐため、粘着力は低く設
定されることから、引き出すテープの裏面と巻回側のテ
ープ表面との剥離抵抗が小さく、引っ張っただけテープ
が繰り出されてしまうので引き切りに必要なテンション
が得られない。因みに、従来の把持型のテープホルダー
では、単一収納タイプと複数収納タイプのいずれにおい
ても例外なく、繰り出したテープの基部を挟み付けた上
で引き切るようになっている。
1個のテープ巻回体を水平支軸に回転自在に嵌装する卓
上型ホルダーが汎用されているが、粘着力が強いため、
引き出すテープの裏面と巻回側のテープ表面との剥離抵
抗が大きく、繰り出し部分を引っ張った状態で充分なテ
ンションがかかることから、そのまま鋸刃状カッターに
よる引き切りを容易に行える。これに対し、紙基材の粘
着テープでは、テープ裏面に下側のテープ表面の紙層や
繊維が剥がれて移着するのを防ぐため、粘着力は低く設
定されることから、引き出すテープの裏面と巻回側のテ
ープ表面との剥離抵抗が小さく、引っ張っただけテープ
が繰り出されてしまうので引き切りに必要なテンション
が得られない。因みに、従来の把持型のテープホルダー
では、単一収納タイプと複数収納タイプのいずれにおい
ても例外なく、繰り出したテープの基部を挟み付けた上
で引き切るようになっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、既述した従
来の把持型のテープホルダーにおける難点を解決すると
共に、卓上型としての前記課題をも解決し、極めて実用
的な卓上型テープホルダーを提供するものである。
来の把持型のテープホルダーにおける難点を解決すると
共に、卓上型としての前記課題をも解決し、極めて実用
的な卓上型テープホルダーを提供するものである。
【0008】すなわち、この発明の請求項1に係る卓上
型テープホルダーは、上方に開放した箱状のケース本体
と、このケース本体上に配置した透明性ないし半透明性
材料からなる蓋体と、ケース本体内で両端を係止して水
平状態で回転不能に保持されたテープ支持軸と、このテ
ープ支持軸に自転可能に嵌装された複数のテープ巻回体
とを備え、前記蓋体は、端縁をテープ切断用エッジとし
た一側辺部がケース本体の上端縁よりも外側へ張出する
と共に、この張出した一側辺部とケース本体の上端縁と
の間にスリット状のテープ導出口が形成され、各テープ
巻回体は、紙基材の裏面に粘着層を有する粘着テープが
リング状芯材に巻装されたものからなり、前記テープ支
持軸には、嵌装されたテープ巻回体のリング状芯材の内
周面に弾接して当該テープ巻回体の自転に対して抵抗を
与える弾接手段が設けられ、各テープ巻回体より繰り出
される粘着テープを前記テープ導出口より外部へ引き出
して前記テープ切断用エッジで切断するように構成され
てなるものである。
型テープホルダーは、上方に開放した箱状のケース本体
と、このケース本体上に配置した透明性ないし半透明性
材料からなる蓋体と、ケース本体内で両端を係止して水
平状態で回転不能に保持されたテープ支持軸と、このテ
ープ支持軸に自転可能に嵌装された複数のテープ巻回体
とを備え、前記蓋体は、端縁をテープ切断用エッジとし
た一側辺部がケース本体の上端縁よりも外側へ張出する
と共に、この張出した一側辺部とケース本体の上端縁と
の間にスリット状のテープ導出口が形成され、各テープ
巻回体は、紙基材の裏面に粘着層を有する粘着テープが
リング状芯材に巻装されたものからなり、前記テープ支
持軸には、嵌装されたテープ巻回体のリング状芯材の内
周面に弾接して当該テープ巻回体の自転に対して抵抗を
与える弾接手段が設けられ、各テープ巻回体より繰り出
される粘着テープを前記テープ導出口より外部へ引き出
して前記テープ切断用エッジで切断するように構成され
てなるものである。
【0009】上記構成の卓上型テープホルダーでは、収
納されたテープの使用に際してケースを把持する必要が
ないから、ケースをテープ巻回体が多く収納できる大き
さに設定でき、例えば修正テープや仮止めテープとして
テープ幅の種類を増やしたり、多色のカラーテープを収
めることが可能となる。しかして、テープ支持軸はケー
ス本体内で回転不能に保持され、且つ該テープ支持軸に
嵌装された各テープ巻回体は弾接手段によって自転に抵
抗を生じるため、テープ始端を摘んで所要長さまで引き
出す際のテープ巻回体の回転が重くなり、これによって
テープの繰り出し部分に充分なテンションがかかるか
ら、蓋体のテープ切断用エッジによる引き切りを容易に
行える。
納されたテープの使用に際してケースを把持する必要が
ないから、ケースをテープ巻回体が多く収納できる大き
さに設定でき、例えば修正テープや仮止めテープとして
テープ幅の種類を増やしたり、多色のカラーテープを収
めることが可能となる。しかして、テープ支持軸はケー
ス本体内で回転不能に保持され、且つ該テープ支持軸に
嵌装された各テープ巻回体は弾接手段によって自転に抵
抗を生じるため、テープ始端を摘んで所要長さまで引き
出す際のテープ巻回体の回転が重くなり、これによって
テープの繰り出し部分に充分なテンションがかかるか
ら、蓋体のテープ切断用エッジによる引き切りを容易に
行える。
【0010】しかして、テープ切断用エッジは蓋体側に
あるため、テープはテープ方向を上向きにして引き切る
が、切断後のテープ始端は、テープ切断用エッジがケー
ス本体の上端縁よりも外側へ張出した分だけテープ導出
口から外へ出て、且つ粘着面が下面側となることにより
蓋板側には接着せず、ケース本体の上端縁に止着した状
態に保持されるから、次の使用に際して指で容易に摘み
出すことができる。また、蓋板が透明性ないし半透明性
材料からなり、各テープ巻回体のテープ残量を外部から
視認可能であるから、残量が少なくなったテープ巻回体
については予め交換品を準備しておくことができる。な
お、収容する複数のテープ巻回体のリング状芯材の内径
にある程度の差があっても、この内径差は弾接手段によ
って吸収されるため、テープ支持軸への嵌装に支障を生
じない。
あるため、テープはテープ方向を上向きにして引き切る
が、切断後のテープ始端は、テープ切断用エッジがケー
ス本体の上端縁よりも外側へ張出した分だけテープ導出
口から外へ出て、且つ粘着面が下面側となることにより
蓋板側には接着せず、ケース本体の上端縁に止着した状
態に保持されるから、次の使用に際して指で容易に摘み
出すことができる。また、蓋板が透明性ないし半透明性
材料からなり、各テープ巻回体のテープ残量を外部から
視認可能であるから、残量が少なくなったテープ巻回体
については予め交換品を準備しておくことができる。な
お、収容する複数のテープ巻回体のリング状芯材の内径
にある程度の差があっても、この内径差は弾接手段によ
って吸収されるため、テープ支持軸への嵌装に支障を生
じない。
【0011】請求項2の発明は、上記請求項1の卓上型
テープホルダーにおいて、テープ支持軸が軸方向に沿う
スリットを有する筒状物からなり、弾接手段が該スリッ
トより周方向に切り込む平行な割溝群にて区割された多
数の円弧片にて構成されたものとしている。この場合、
多数の円弧片がばねとして機能して各テープ巻回体のリ
ング状芯材の内周に弾接することになるが、テープ支持
軸自体に弾接手段が一体形成されているから、テープホ
ルダーの組立て製作において弾接手段を設けるための格
別な操作が不要となる。
テープホルダーにおいて、テープ支持軸が軸方向に沿う
スリットを有する筒状物からなり、弾接手段が該スリッ
トより周方向に切り込む平行な割溝群にて区割された多
数の円弧片にて構成されたものとしている。この場合、
多数の円弧片がばねとして機能して各テープ巻回体のリ
ング状芯材の内周に弾接することになるが、テープ支持
軸自体に弾接手段が一体形成されているから、テープホ
ルダーの組立て製作において弾接手段を設けるための格
別な操作が不要となる。
【0012】請求項3の発明は、上記請求項1の卓上型
テープホルダーにおいて、弾接手段がテープ支持軸の周
面に設けられた軟質ポリマー層又は軟質ポリマー発泡体
層よりなる構成としているから、テープ支持軸は製作容
易な簡素な形態でよく、弾接手段も安価に形成できるこ
とになる。
テープホルダーにおいて、弾接手段がテープ支持軸の周
面に設けられた軟質ポリマー層又は軟質ポリマー発泡体
層よりなる構成としているから、テープ支持軸は製作容
易な簡素な形態でよく、弾接手段も安価に形成できるこ
とになる。
【0013】請求項4の発明は、上記請求項1〜3のい
ずれかの卓上型テープホルダーにおいて、蓋体がテープ
切断用エッジを有する側辺部に対向する側辺部において
ヒンジを介してケース本体に開閉自在に連結されると共
に、その閉止姿勢の蓋体をケース本体に係止させる係合
手段と係合解除手段とを備えてなるものとしている。こ
の場合、蓋体の開閉が容易であるから、テープ巻回体の
交換を簡単に行えると共に、該蓋体がケース本体に係止
されるからテープの使用時の引き切りに支障を生じな
い。
ずれかの卓上型テープホルダーにおいて、蓋体がテープ
切断用エッジを有する側辺部に対向する側辺部において
ヒンジを介してケース本体に開閉自在に連結されると共
に、その閉止姿勢の蓋体をケース本体に係止させる係合
手段と係合解除手段とを備えてなるものとしている。こ
の場合、蓋体の開閉が容易であるから、テープ巻回体の
交換を簡単に行えると共に、該蓋体がケース本体に係止
されるからテープの使用時の引き切りに支障を生じな
い。
【0014】請求項5の発明は、上記請求項1〜4のい
ずれかの卓上型テープホルダーにおいて、蓋体のテープ
切断用エッジが鋸刃状をなす構成としているから、テー
プの引き切りによる切断性が良好となる。
ずれかの卓上型テープホルダーにおいて、蓋体のテープ
切断用エッジが鋸刃状をなす構成としているから、テー
プの引き切りによる切断性が良好となる。
【0015】請求項6の発明は、上記請求項1〜5のい
ずれかの卓上型テープホルダーにおいて、テープ支持軸
に、複数のテープ巻回体と共に隣合うテープ巻回体の間
に介在するリング状スペーサーが嵌装されてなる構成と
している。この場合、テープ巻回体の相互が離間してい
るから、いずれかのテープ巻回体よりテープを引き出す
際、隣合うテープ巻回体の共回りが防止される。
ずれかの卓上型テープホルダーにおいて、テープ支持軸
に、複数のテープ巻回体と共に隣合うテープ巻回体の間
に介在するリング状スペーサーが嵌装されてなる構成と
している。この場合、テープ巻回体の相互が離間してい
るから、いずれかのテープ巻回体よりテープを引き出す
際、隣合うテープ巻回体の共回りが防止される。
【0016】請求項7の発明は、上記請求項1〜6のい
ずれかの卓上型テープホルダーにおいて、テープ支持軸
に、互いにテープ幅又は色合いの異なる複数のテープ巻
回体が嵌装されてなる構成としているから、特に修正テ
ープでは修正部位の大きさに応じた使い分けをより細か
く行える。
ずれかの卓上型テープホルダーにおいて、テープ支持軸
に、互いにテープ幅又は色合いの異なる複数のテープ巻
回体が嵌装されてなる構成としているから、特に修正テ
ープでは修正部位の大きさに応じた使い分けをより細か
く行える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の卓上型テープホ
ルダーの実施例について、図面を参照して具体的に説明
する。図1〜図5は第一実施例、図6は第二実施例、図
7は第三及び第四実施例に係るものである。
ルダーの実施例について、図面を参照して具体的に説明
する。図1〜図5は第一実施例、図6は第二実施例、図
7は第三及び第四実施例に係るものである。
【0018】図1及び図2において、1は不透明の硬質
合成樹脂成形物からなる平面視略正方形で上方に開放し
た箱状のケース本体であり、2はケース本体1上に被さ
る透明ないし半透明の硬質合成樹脂成形物からなる蓋
板、3Aはケース本体1の内側で左右方向に沿う水平状
態に配置した硬質合成樹脂成形物からなるテープ支持
軸、4A〜4Eはテープ支持軸3Aに嵌装された5個の
テープ巻回体(以下、総称してテープ巻回体4とす
る)、5はこれらテープ巻回体4…の各々の間に介在し
てテープ支持軸3Aに嵌装された硬質合成樹脂成形物か
らなるリング状スペーサーである。なお、テープ巻回体
4は、紙基材の裏面に粘着層を有する粘着テープ40が
紙管からなるリング状芯材41に巻装されたものであ
り、テープ幅が4Aでは24mm,4Bでは12mm,
4Cでは10mm,4Dでは8mm,4Eでは6mmの
5種となっている。
合成樹脂成形物からなる平面視略正方形で上方に開放し
た箱状のケース本体であり、2はケース本体1上に被さ
る透明ないし半透明の硬質合成樹脂成形物からなる蓋
板、3Aはケース本体1の内側で左右方向に沿う水平状
態に配置した硬質合成樹脂成形物からなるテープ支持
軸、4A〜4Eはテープ支持軸3Aに嵌装された5個の
テープ巻回体(以下、総称してテープ巻回体4とす
る)、5はこれらテープ巻回体4…の各々の間に介在し
てテープ支持軸3Aに嵌装された硬質合成樹脂成形物か
らなるリング状スペーサーである。なお、テープ巻回体
4は、紙基材の裏面に粘着層を有する粘着テープ40が
紙管からなるリング状芯材41に巻装されたものであ
り、テープ幅が4Aでは24mm,4Bでは12mm,
4Cでは10mm,4Dでは8mm,4Eでは6mmの
5種となっている。
【0019】蓋体2は、上方へ円弧状に湾曲した後部よ
り前端へ下り勾配に傾斜した上板部2aと、左右の側板
部2b,2bとで前部側が側面視で楔形をなす枠状に形
成されており、ケース本体1上に被さった状態で左右側
辺部及び後辺部が当該ケース本体1の周縁と平面視で同
じ位置にあるが、前辺部がケース本体1の前壁部1aよ
りも前方へ張出して、その端縁が鋸刃状のテープ切断用
エッジ6を構成している。一方、ケース本体1の前壁部
1aはアール状をなす頂端が左右両側壁1b,1bより
も僅かに低く設定されており、この前壁部1aと蓋体2
の前方へ張出した前辺部との間でスリット状のテープ導
出口10を構成している。
り前端へ下り勾配に傾斜した上板部2aと、左右の側板
部2b,2bとで前部側が側面視で楔形をなす枠状に形
成されており、ケース本体1上に被さった状態で左右側
辺部及び後辺部が当該ケース本体1の周縁と平面視で同
じ位置にあるが、前辺部がケース本体1の前壁部1aよ
りも前方へ張出して、その端縁が鋸刃状のテープ切断用
エッジ6を構成している。一方、ケース本体1の前壁部
1aはアール状をなす頂端が左右両側壁1b,1bより
も僅かに低く設定されており、この前壁部1aと蓋体2
の前方へ張出した前辺部との間でスリット状のテープ導
出口10を構成している。
【0020】しかして、ケース本体1の後壁部1cの中
央側が両側部よりも低段部11をなし、この低段部11
に蓋体2の後端の突縁部21が嵌合すると共に、図5に
示すように、該突縁部21の両側の半球状凸部7a,7
aと低段部11の両側の半球状凹部7b,7bとが嵌合
してヒンジ7を構成しており、このヒンジ7を介して蓋
体2がケース本体1に開閉自在に連結している。なお、
ケース本体1の底板部1dの下面4隅には環状凸部12
が形成され、これら環状凸部12に滑り止めゴム8が接
着固定されている。
央側が両側部よりも低段部11をなし、この低段部11
に蓋体2の後端の突縁部21が嵌合すると共に、図5に
示すように、該突縁部21の両側の半球状凸部7a,7
aと低段部11の両側の半球状凹部7b,7bとが嵌合
してヒンジ7を構成しており、このヒンジ7を介して蓋
体2がケース本体1に開閉自在に連結している。なお、
ケース本体1の底板部1dの下面4隅には環状凸部12
が形成され、これら環状凸部12に滑り止めゴム8が接
着固定されている。
【0021】また、図3及び図4でも示すように、蓋体
2の両側の前部寄り位置には側板部2b,2bの下端面
より下方へ突出する矩形の係合片22,22が設けてあ
り、該蓋体2の閉止状態において各係合片22がケース
本体1の左右両側壁1b,1bの内面側に設けた各凹所
13に嵌入すると共に、該係合片22の外面側の段部2
2aが凹所13の上側の段部13aに係嵌し、もって蓋
体2が閉止状態でケース本体1に係止されるようになっ
ている。しかして、ケース本体1の各凹所13における
段部13aよりも下位側は、下向きコ字形のスリット1
4によって薄肉の係合解除片15を構成しており、この
係合解除片15を図4の矢印で示すように外側から押圧
することにより、同図の仮想線で示すように係合片22
が押されて内向きに傾くように変位し、その段部22a
と凹所13の段部13aとの係合が外れるため、蓋体2
は開放可能となる。
2の両側の前部寄り位置には側板部2b,2bの下端面
より下方へ突出する矩形の係合片22,22が設けてあ
り、該蓋体2の閉止状態において各係合片22がケース
本体1の左右両側壁1b,1bの内面側に設けた各凹所
13に嵌入すると共に、該係合片22の外面側の段部2
2aが凹所13の上側の段部13aに係嵌し、もって蓋
体2が閉止状態でケース本体1に係止されるようになっ
ている。しかして、ケース本体1の各凹所13における
段部13aよりも下位側は、下向きコ字形のスリット1
4によって薄肉の係合解除片15を構成しており、この
係合解除片15を図4の矢印で示すように外側から押圧
することにより、同図の仮想線で示すように係合片22
が押されて内向きに傾くように変位し、その段部22a
と凹所13の段部13aとの係合が外れるため、蓋体2
は開放可能となる。
【0022】図3に示すように、テープ支持軸3Aは、
軸方向全長にわたるスリット31にて側面視C字形に開
環した略円筒状をなし、その上半周部3aがスリット3
1より周方向の略半周にわたって切り込む平行な割溝3
2…群にて多数の円弧片30…に区割されると共に、両
端が上半周部3aよりも突出した下半周部3bからなる
半円弧状をなし、この両端における半円弧の中間位置に
切欠状の凹陥部33が形成されている。一方、ケース本
体1の左右両側壁1b,1bの各内面側には、やや後方
寄りに位置して上縁に達する半円状凹部16と、この半
円状凹部16の中間部で上下方向に沿う凸条部17とが
形成されている。しかして、テープ支持軸3Aは、凹陥
部33に凸条部17が嵌入するように半円弧状の両端を
ケース本体1の半円状凹部16,16に嵌合させること
により、ケース本体1内に水平状態で回転不能に保持さ
れる。
軸方向全長にわたるスリット31にて側面視C字形に開
環した略円筒状をなし、その上半周部3aがスリット3
1より周方向の略半周にわたって切り込む平行な割溝3
2…群にて多数の円弧片30…に区割されると共に、両
端が上半周部3aよりも突出した下半周部3bからなる
半円弧状をなし、この両端における半円弧の中間位置に
切欠状の凹陥部33が形成されている。一方、ケース本
体1の左右両側壁1b,1bの各内面側には、やや後方
寄りに位置して上縁に達する半円状凹部16と、この半
円状凹部16の中間部で上下方向に沿う凸条部17とが
形成されている。しかして、テープ支持軸3Aは、凹陥
部33に凸条部17が嵌入するように半円弧状の両端を
ケース本体1の半円状凹部16,16に嵌合させること
により、ケース本体1内に水平状態で回転不能に保持さ
れる。
【0023】しかして、このテープ支持軸3Aは、テー
プ巻回体4…のリング状芯材22の内径に対し、上半周
部3aの自然状態における外周円径が若干大きく、且つ
下半周部3bの外周円径が同等以下となるように寸法設
定されているが、円弧片30…が材料弾性によって湾曲
度合を増すように弾性変形可能である。従って、各テー
プ巻回体4は、テープ支持軸3Aに対し、円弧片30…
の弾性変形を利用して強制的に巻装されるが、この巻装
状態では円弧片30が弾性復元力によってリング状芯材
22の内周に弾接している。なお、リング状スペーサー
5…は、テープ支持軸3Aの下半周部3bの外周円径よ
りも大きい内径であればよく、この内径が該テープ支持
軸3Aの上半周部3aの自然状態における外周円径より
も大きくても差し支えない。
プ巻回体4…のリング状芯材22の内径に対し、上半周
部3aの自然状態における外周円径が若干大きく、且つ
下半周部3bの外周円径が同等以下となるように寸法設
定されているが、円弧片30…が材料弾性によって湾曲
度合を増すように弾性変形可能である。従って、各テー
プ巻回体4は、テープ支持軸3Aに対し、円弧片30…
の弾性変形を利用して強制的に巻装されるが、この巻装
状態では円弧片30が弾性復元力によってリング状芯材
22の内周に弾接している。なお、リング状スペーサー
5…は、テープ支持軸3Aの下半周部3bの外周円径よ
りも大きい内径であればよく、この内径が該テープ支持
軸3Aの上半周部3aの自然状態における外周円径より
も大きくても差し支えない。
【0024】上記構成の卓上型テープホルダーにあって
は、最初の設定において、テープ巻回体4A〜4Eとリ
ング状スペーサー5…をテープ支持軸3Aに嵌装し、こ
のテープ支持軸3Aをケース本体1内に水平状態に係止
させ、各テープ巻回体4より繰り出した粘着テープ40
の始端40aをケース本体1の前壁部1aの頂端よりも
外側へ導出した上で、蓋体2を閉止する。そして、テー
プ40を使用する場合には、必要とするテープ幅のテー
プ始端40aを指で摘んで所要長さだけ引き出し、図2
(イ)の仮想線で示すように上向きに角度をつけてテー
プ切断用エッジ6にて引き切ればよい。
は、最初の設定において、テープ巻回体4A〜4Eとリ
ング状スペーサー5…をテープ支持軸3Aに嵌装し、こ
のテープ支持軸3Aをケース本体1内に水平状態に係止
させ、各テープ巻回体4より繰り出した粘着テープ40
の始端40aをケース本体1の前壁部1aの頂端よりも
外側へ導出した上で、蓋体2を閉止する。そして、テー
プ40を使用する場合には、必要とするテープ幅のテー
プ始端40aを指で摘んで所要長さだけ引き出し、図2
(イ)の仮想線で示すように上向きに角度をつけてテー
プ切断用エッジ6にて引き切ればよい。
【0025】すなわち、テープ始端40aを摘んで引き
出す際、引き出した分だけテープ巻回体4が自転する
が、そのリング状芯材22の内周にテープ支持軸3Aの
円弧片30…が弾接しているため、この弾接による抵抗
作用で前記自転が重くなり、もってテープ巻回体4から
テープ切断用エッジ6に至るテープ繰り出し部分40b
に充分なテンションがかかった状態になるから、前記の
引き切りを支障なく容易に行える。しかして、この引き
切り時にテープ40は紙基材側の表面でテープ切断用エ
ッジ6に接するから、切断後のテープ始端40aは図2
(イ)の実線で示すように蓋体2側から離れ、裏面の粘
着層側でテープ導出口10の下縁つまりケース本体1の
前壁部1aの頂端に止着し、この状態で保持される。従
って、次のテープ使用時に、その始端20aを容易に指
で摘み出すことができる。
出す際、引き出した分だけテープ巻回体4が自転する
が、そのリング状芯材22の内周にテープ支持軸3Aの
円弧片30…が弾接しているため、この弾接による抵抗
作用で前記自転が重くなり、もってテープ巻回体4から
テープ切断用エッジ6に至るテープ繰り出し部分40b
に充分なテンションがかかった状態になるから、前記の
引き切りを支障なく容易に行える。しかして、この引き
切り時にテープ40は紙基材側の表面でテープ切断用エ
ッジ6に接するから、切断後のテープ始端40aは図2
(イ)の実線で示すように蓋体2側から離れ、裏面の粘
着層側でテープ導出口10の下縁つまりケース本体1の
前壁部1aの頂端に止着し、この状態で保持される。従
って、次のテープ使用時に、その始端20aを容易に指
で摘み出すことができる。
【0026】また、上記のテープの引き出しに伴ってテ
ープ巻回体4が自転する際、隣合うテープ巻回体4,4
は間にリング状スペーサー5,5が介在するために共回
りを生じず、この供回りによるテープ20の弛み出しが
防止される。更に、このテープホルダーでは、透明ない
し半透明の蓋板2を通して各テープ巻回体4…のテープ
残量を外部から視認できるため、残量の少ないテープ巻
回体4については交換用の新品を予め準備できる。しか
して、テープ巻回体4の交換に際しては、ケース本体1
の両側の係合解除片15を外側から押圧した状態で蓋体
2を開き、テープ支持軸3Aをケース本体1から取外
し、交換操作を行えばよい。なお、テープ巻回体4のリ
ング状芯材21には一般に圧縮板紙の紙管が使用されて
いるが、製品(メーカー)によって内径が微妙に異なる
と共に温湿度の変化に伴う内径の拡縮変化にも差がある
ことから、複数のテープ巻回体4A〜4Eの内径が厳密
には一致しない場合が多々あるが、この内径差は円弧片
30…の弾性変形の範囲で吸収できることになる。
ープ巻回体4が自転する際、隣合うテープ巻回体4,4
は間にリング状スペーサー5,5が介在するために共回
りを生じず、この供回りによるテープ20の弛み出しが
防止される。更に、このテープホルダーでは、透明ない
し半透明の蓋板2を通して各テープ巻回体4…のテープ
残量を外部から視認できるため、残量の少ないテープ巻
回体4については交換用の新品を予め準備できる。しか
して、テープ巻回体4の交換に際しては、ケース本体1
の両側の係合解除片15を外側から押圧した状態で蓋体
2を開き、テープ支持軸3Aをケース本体1から取外
し、交換操作を行えばよい。なお、テープ巻回体4のリ
ング状芯材21には一般に圧縮板紙の紙管が使用されて
いるが、製品(メーカー)によって内径が微妙に異なる
と共に温湿度の変化に伴う内径の拡縮変化にも差がある
ことから、複数のテープ巻回体4A〜4Eの内径が厳密
には一致しない場合が多々あるが、この内径差は円弧片
30…の弾性変形の範囲で吸収できることになる。
【0027】上述した第一実施例では弾接手段としての
円弧片30…を一体化した硬質合成樹脂成形物からなる
テープ支持軸3Aを用いているが、このテープ支持軸及
び弾接手段については第一実施例以外の材質及び種々の
形態を採用できる。例えば、図6に示す第二実施例にお
けるテープ支持軸3Bは、第一実施例のテープ支持軸3
Aと略同様形態のものを金属板材の打ち抜きと曲げ加工
によって製作したものであり、金属と合成樹脂の材料弾
性の違いから上半周部3aの円弧片30…の長さを略1
/3周と短く設定している以外は、第一実施例のテープ
支持軸3Aと同様であるため、共通部分に同一符号を付
している。なお、34は両端の凹陥部33を形成した際
の切り起こし片である。しかして、このテープ支持軸3
Bを用いた第二実施例の卓上型テープホルダーにおいて
も、前記第一実施例のものと同様の作用が得られる。
円弧片30…を一体化した硬質合成樹脂成形物からなる
テープ支持軸3Aを用いているが、このテープ支持軸及
び弾接手段については第一実施例以外の材質及び種々の
形態を採用できる。例えば、図6に示す第二実施例にお
けるテープ支持軸3Bは、第一実施例のテープ支持軸3
Aと略同様形態のものを金属板材の打ち抜きと曲げ加工
によって製作したものであり、金属と合成樹脂の材料弾
性の違いから上半周部3aの円弧片30…の長さを略1
/3周と短く設定している以外は、第一実施例のテープ
支持軸3Aと同様であるため、共通部分に同一符号を付
している。なお、34は両端の凹陥部33を形成した際
の切り起こし片である。しかして、このテープ支持軸3
Bを用いた第二実施例の卓上型テープホルダーにおいて
も、前記第一実施例のものと同様の作用が得られる。
【0028】また、図7(イ)に示す第三実施例では、
テープ支持軸3Cは硬質合成樹脂成形物からなる単純な
円筒状であり、このテープ支持軸3Cの外周が弾接手段
としての軟質合成樹脂等の軟質ポリマーの発泡体層9a
にて被覆されている。更に、図7(ロ)に示す第四実施
例では、硬質合成樹脂成形物からなる円筒状のテープ支
持軸3Dの外周面に軸方向に沿う複数本(図では4本)
の溝35…を有し、各溝35に弾接手段としてのゴムや
軟質合成樹脂等の軟質ポリマーからなる条片9bがテー
プ支持軸3Dの外周面より突出する状態で固着されてい
る。しかして、第三実施例のテープ支持軸3Cにおける
発泡体層9aを含む外径、ならびに第四実施例のテープ
支持軸3Dにおける条片9b…に対する外接円の径は、
テープ巻回体4…のリング状芯材22の内径よりも若干
大きく設定され、これらテープ支持軸3C,3Dに対し
てテープ巻回体4…を発泡体層9aあるいは条片9b…
の圧縮を伴って強制的に嵌装する。
テープ支持軸3Cは硬質合成樹脂成形物からなる単純な
円筒状であり、このテープ支持軸3Cの外周が弾接手段
としての軟質合成樹脂等の軟質ポリマーの発泡体層9a
にて被覆されている。更に、図7(ロ)に示す第四実施
例では、硬質合成樹脂成形物からなる円筒状のテープ支
持軸3Dの外周面に軸方向に沿う複数本(図では4本)
の溝35…を有し、各溝35に弾接手段としてのゴムや
軟質合成樹脂等の軟質ポリマーからなる条片9bがテー
プ支持軸3Dの外周面より突出する状態で固着されてい
る。しかして、第三実施例のテープ支持軸3Cにおける
発泡体層9aを含む外径、ならびに第四実施例のテープ
支持軸3Dにおける条片9b…に対する外接円の径は、
テープ巻回体4…のリング状芯材22の内径よりも若干
大きく設定され、これらテープ支持軸3C,3Dに対し
てテープ巻回体4…を発泡体層9aあるいは条片9b…
の圧縮を伴って強制的に嵌装する。
【0029】従って、これらテープ支持軸3C,3Dを
収めた第三及び第四実施例の卓上型テープホルダーによ
れば、テープ20のテープ始端40aを摘んで引き出す
際、第一実施例と同様に、テープ巻回体4の自転が発泡
体層9aあるいは条片9b…の弾性復元力による弾接に
よって重くなり、もってテープ繰り出し部分40bに充
分なテンションがかかるから、テープ切断用エッジ6に
よる引き切りを支障なく容易に行える。
収めた第三及び第四実施例の卓上型テープホルダーによ
れば、テープ20のテープ始端40aを摘んで引き出す
際、第一実施例と同様に、テープ巻回体4の自転が発泡
体層9aあるいは条片9b…の弾性復元力による弾接に
よって重くなり、もってテープ繰り出し部分40bに充
分なテンションがかかるから、テープ切断用エッジ6に
よる引き切りを支障なく容易に行える。
【0030】なお、上記実施例の卓上型テープホルダー
ではテープ巻回体4としてテープ幅の異なる5種のもの
4A〜4Eを収容しているが、その収容数やテープ幅の
数値は種々設定できると共に、例えば紙基材のカラーテ
ープとして同じテープ幅で色合いが異なるものを多数収
納してもよい。しかして、リング状スペーサー5につい
ては、収容するテープ巻回体4…のテープ幅の種類と数
に応じて、これらテープ巻回体4…が嵌装状態で軸方向
に移動しにくいように、適当な幅のものを選択して用い
ればよい。
ではテープ巻回体4としてテープ幅の異なる5種のもの
4A〜4Eを収容しているが、その収容数やテープ幅の
数値は種々設定できると共に、例えば紙基材のカラーテ
ープとして同じテープ幅で色合いが異なるものを多数収
納してもよい。しかして、リング状スペーサー5につい
ては、収容するテープ巻回体4…のテープ幅の種類と数
に応じて、これらテープ巻回体4…が嵌装状態で軸方向
に移動しにくいように、適当な幅のものを選択して用い
ればよい。
【0031】この発明の卓上型テープホルダーは、ケー
ス本体1及び蓋体2の大きさと形状、ケース本体1と蓋
体2とを連結するヒンジ7の構造、ケース本体1と蓋体
2との係合構造、テープ支持軸3のケース本体1に対す
る係止構造、テープ支持軸3に嵌装されたテープ巻回体
4…の内周に対する弾接手段の構成等、細部構成につい
ては実施例以外に種々設計変更可能である。
ス本体1及び蓋体2の大きさと形状、ケース本体1と蓋
体2とを連結するヒンジ7の構造、ケース本体1と蓋体
2との係合構造、テープ支持軸3のケース本体1に対す
る係止構造、テープ支持軸3に嵌装されたテープ巻回体
4…の内周に対する弾接手段の構成等、細部構成につい
ては実施例以外に種々設計変更可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、紙基材の粘着
テープを対象としたテープホルダーとして、収納された
テープの使用に際してケースを把持する必要がない卓上
型であって、従来の把持型のものに比較してテープ巻回
体をより多く収納でき、例えば修正テープや仮止めテー
プとしてテープ幅の種類を増やしたり、多色のカラーテ
ープを収めることが可能であり、しかも蓋体のテープ切
断用エッジによる引き切りをワンタッチ操作で非常に容
易に行えると共に、切断後のテープ始端が次の使用時に
指で簡単に摘み出せる状態に保持され,また各テープ巻
回体のテープ残量を外部から視認可能であるために交換
品を準備しておくことができ、収容する複数のテープ巻
回体のリング状芯材の内径にある程度の差があっても支
障を生じない、極めて実用性に優れるものが提供され
る。
テープを対象としたテープホルダーとして、収納された
テープの使用に際してケースを把持する必要がない卓上
型であって、従来の把持型のものに比較してテープ巻回
体をより多く収納でき、例えば修正テープや仮止めテー
プとしてテープ幅の種類を増やしたり、多色のカラーテ
ープを収めることが可能であり、しかも蓋体のテープ切
断用エッジによる引き切りをワンタッチ操作で非常に容
易に行えると共に、切断後のテープ始端が次の使用時に
指で簡単に摘み出せる状態に保持され,また各テープ巻
回体のテープ残量を外部から視認可能であるために交換
品を準備しておくことができ、収容する複数のテープ巻
回体のリング状芯材の内径にある程度の差があっても支
障を生じない、極めて実用性に優れるものが提供され
る。
【0033】請求項2及び3の発明によれば、上記の卓
上型テープホルダーとして、特に組立て製作を容易に低
コストで行えるものが提供される。
上型テープホルダーとして、特に組立て製作を容易に低
コストで行えるものが提供される。
【0034】請求項4の発明によれば、上記の卓上型テ
ープホルダーとして、蓋体の開閉が容易であるため、テ
ープ巻回体の交換を簡単に行えると共に、テープの使用
時の引き切りに支障がないものが提供される。
ープホルダーとして、蓋体の開閉が容易であるため、テ
ープ巻回体の交換を簡単に行えると共に、テープの使用
時の引き切りに支障がないものが提供される。
【0035】請求項5の発明によれば、上記の卓上型テ
ープホルダーとして、特にテープの引き切りによる切断
性が良好なものが提供される。
ープホルダーとして、特にテープの引き切りによる切断
性が良好なものが提供される。
【0036】請求項6の発明によれば、上記の卓上型テ
ープホルダーとして、収容された複数のテープ巻回体の
いずれかよりテープを引き出す際、隣合うテープ巻回体
の共回りが防止されるため、この共回りによるテープ繰
り出し部分の弛み出しによる不都合を生じにくいものが
提供される。
ープホルダーとして、収容された複数のテープ巻回体の
いずれかよりテープを引き出す際、隣合うテープ巻回体
の共回りが防止されるため、この共回りによるテープ繰
り出し部分の弛み出しによる不都合を生じにくいものが
提供される。
【0037】請求項7の発明によれば、上記の卓上型テ
ープホルダーとして、特に修正テープを対象として修正
部位の大きさに応じた使い分けをより細かく行えるもの
や、多色のカラーテープを収納できるものが提供され
る。
ープホルダーとして、特に修正テープを対象として修正
部位の大きさに応じた使い分けをより細かく行えるもの
や、多色のカラーテープを収納できるものが提供され
る。
【図1】 この発明の第一実施例に係る卓上型テープホ
ルダーの斜視図である。
ルダーの斜視図である。
【図2】 同卓上型テープホルダーの縦断面を示し、
(イ)図は縦断側面図、(ロ)図は縦断正面図である。
(イ)図は縦断側面図、(ロ)図は縦断正面図である。
【図3】 同卓上型テープホルダーよりテープ支持軸を
取り出した状態を示す斜視図である。
取り出した状態を示す斜視図である。
【図4】 同卓上型テープホルダーにおけるケース本体
と蓋体との係合部を示す縦断面図である。
と蓋体との係合部を示す縦断面図である。
【図5】 同卓上型テープホルダーにおけるケース本体
と蓋体とのヒンジによる連結部を示す一部切欠背面図で
ある。
と蓋体とのヒンジによる連結部を示す一部切欠背面図で
ある。
【図6】 この発明の第二実施例の卓上型テープホルダ
ーに用いるテープ支持軸を示し、(イ)図は正面図、
(ロ)図は(イ)図におけるローロ線の断面矢視図であ
る。
ーに用いるテープ支持軸を示し、(イ)図は正面図、
(ロ)図は(イ)図におけるローロ線の断面矢視図であ
る。
【図7】 この発明の卓上型テープホルダーに使用する
テープ支持軸の他の構成例を示し、(イ)図は第三実施
例におけるテープ支持軸の断面図、(ロ)図は第四実施
例におけるテープ支持軸の断面図である。
テープ支持軸の他の構成例を示し、(イ)図は第三実施
例におけるテープ支持軸の断面図、(ロ)図は第四実施
例におけるテープ支持軸の断面図である。
1 ケース本体 1a 前壁部 1b 側壁部 1c 後壁部 10 テープ導出口 13a 段部(係合手段) 15 係合解除片(係合解除手段) 2 蓋体 22 係合片(係合手段) 3A〜3D テープ支持軸 30 円弧片(弾接手段) 31 スリット 32 割溝 4,4A〜4E テープ巻回体 40 粘着テープ 40a テープ始端 40b テープ繰り出し部分 41 リング状芯材 5 リング状スペーサー 6 テープ切断用エッジ 7 ヒンジ 9a 発泡体層(弾接手段) 9b 条片(弾接手段)
Claims (7)
- 【請求項1】 上方に開放した箱状のケース本体と、こ
のケース本体上に配置した透明性ないし半透明性材料か
らなる蓋体と、ケース本体内で両端を係止して水平状態
で回転不能に保持されたテープ支持軸と、このテープ支
持軸に自転可能に嵌装された複数のテープ巻回体とを備
え、 前記蓋体は、端縁をテープ切断用エッジとした一側辺部
がケース本体の上端縁よりも外側へ張出すると共に、こ
の張出した一側辺部とケース本体の上端縁との間にスリ
ット状のテープ導出口が形成され、 各テープ巻回体は、紙基材の裏面に粘着層を有する粘着
テープがリング状芯材に巻装されたものからなり、 前記テープ支持軸には、嵌装されたテープ巻回体のリン
グ状芯材の内周面に弾接して当該テープ巻回体の自転に
対して抵抗を与える弾接手段が設けられ、 各テープ巻回体より繰り出される粘着テープを前記テー
プ導出口より外部へ引き出して前記テープ切断用エッジ
で切断するように構成されてなる卓上型テープホルダ
ー。 - 【請求項2】 テープ支持軸が軸方向に沿うスリットを
有する筒状物からなり、弾接手段が該スリットより周方
向に切り込む平行な割溝群にて区割された多数の円弧片
にて構成される請求項1記載の卓上型テープホルダー。 - 【請求項3】 弾接手段がテープ支持軸の周面に設けら
れた軟質ポリマー層又は軟質ポリマー発泡体層よりなる
請求項1記載の卓上型テープホルダー。 - 【請求項4】 蓋体がテープ切断用エッジを有する側辺
部に対向する側辺部においてヒンジを介してケース本体
に開閉自在に連結されると共に、その閉止姿勢の蓋体を
ケース本体に係止させる係合手段と係合解除手段とを備
えてなる請求項1〜3のいずれかに記載の卓上型テープ
ホルダー。 - 【請求項5】 蓋体のテープ切断用エッジが鋸刃状をな
す請求項1〜4のいずれかに記載の卓上型テープホルダ
ー。 - 【請求項6】 テープ支持軸に、複数のテープ巻回体と
共に隣合うテープ巻回体の間に介在するリング状スペー
サーが嵌装されてなる請求項1〜5のいずれかに記載の
卓上型テープホルダー。 - 【請求項7】 テープ支持軸に、互いにテープ幅又は色
合いの異なる複数のテープ巻回体が嵌装されてなる請求
項1〜6のいずれかに記載の卓上型テープホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19247298A JP2000007211A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 卓上型テープホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19247298A JP2000007211A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 卓上型テープホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000007211A true JP2000007211A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16291870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19247298A Pending JP2000007211A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 卓上型テープホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000007211A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2019796A2 (en) * | 2006-05-19 | 2009-02-04 | Inovar Packaging Group, Llc | Container for dispensing material from a roll |
GB2457461A (en) * | 2008-02-13 | 2009-08-19 | William Palastre | Lockable, Portable, Surgical Tape Dispenser. |
JP2015500193A (ja) * | 2011-12-16 | 2015-01-05 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ロール製品用のスピンドル及びディスペンサ、並びにその製造及び使用方法 |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP19247298A patent/JP2000007211A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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