JP2000006972A - 伸張式合成樹脂容器の構造 - Google Patents

伸張式合成樹脂容器の構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に折り曲げられた容器壁面を伸長して
所定の容器形状となすようにした伸長式合成樹脂容器に
おいて、容器使用時、特には熱湯等の使用時により大き
な強度、確実な剛性を備えた容器の構造を提供する。 【解決手段】 底面部11から立設された容器壁面12
に折り曲げられた反転部15を有し該反転部をその上下
に設けた下側ヒンジ部21及び上側ヒンジ部22を介し
て上方へ反転し伸張することによって所定の容器形状1
0Aとなすようにした合成樹脂容器10であって、前記
合成樹脂容器は合成樹脂発泡層31を有する単一のシー
ト状物30の成形品によって構成されているとともに、
該シート状物の少なくとも容器内面側10iとなる面に
は熱収縮フィルム層35が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は合成樹脂容器に関
し、特には折り曲げられた容器壁面を使用時に伸長して
所定の容器形状となすようにした伸長式合成樹脂容器の
改良構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばカップタイプの即席麺等において
は、食器を兼ねるどんぶりまたはカップ状の包装用容器
に即席食材が収容されて販売されている。この容器とし
ては軽量、断熱等の機能性から発泡合成樹脂の成形品が
多用されている。
【0003】従来のこの種容器はどんぶりまたはカップ
としての最終形状に成形されているので、移送、保管上
非常に嵩張るという問題があった。殊に、売場等におけ
るディスプレイ時には数段に積み重ねて陳列されるので
あるが、売場の面積には限界があるのでたくさん並べる
ことができない。商品点数が少なかったりあるいは補充
が十分されない場合には、需要者の心理上購入意欲が減
退して、販売促進上好ましくない。
【0004】上のような状況に鑑み、本出願人は、先に
特開平9−150833として、伸張式合成樹脂容器の
構造を提案した。この構造からなる包装用容器は、容器
壁面にヒンジ部を介して折り曲げられた反転部を有し、
使用時には該反転部を上方へ反転し伸張して所定の容器
形状に形作るものである。このような伸張式容器にあっ
ては、容器の壁面の高さが低減され、最終形状に成形さ
れた通常容器と比して、移送、保管上極めて有利である
のみならず、売場等におけるディスプレイ時にはより多
くの商品を積み重ねて陳列されることができるようにな
り、販売促進上大きなメリットを有する。
【0005】しかるに、この伸張式合成樹脂容器の構造
にあっては、使用時である反転部の伸張時における、容
器壁面の強度、剛性が確実で十分であることが要求され
る。特に前記したような容器付き即席食品に使用される
場合にあっては、そのまま熱湯が使用されるものである
から使用上の安全面という点から強い要請がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、使用時に折り曲げられた容器壁面
を伸長して所定の容器形状となすようにした伸長式合成
樹脂容器において、容器使用時、特には熱湯等の使用時
により大きな強度、確実な剛性を備えた容器の構造を提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
底面部から立設された容器壁面に折り曲げられた反転部
を有し該反転部をその上下に設けた下側ヒンジ部及び上
側ヒンジ部を介して上方へ反転し伸張することによって
所定の容器形状となすようにした合成樹脂容器であっ
て、前記合成樹脂容器は合成樹脂発泡層を有する単一の
シート状物の成形品によって構成されているとともに、
該シート状物の少なくとも容器内面側となる面には熱収
縮フィルム層が形成されていることを特徴とする伸張式
合成樹脂容器の構造に係る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の伸張式合成樹脂容
器の一実施例を示す斜視図、図2は図1の中央縦断面
図、図3は図2の伸張状態を示す断面図、図4は図3の
壁面部の拡大断面図、図5はこの発明構造を示す要部の
模式断面図、図6は同じくその熱収縮時における要部の
模式断面図、図7は伸張式合成樹脂容器の製造工程を示
す成形品の概略断面図である。
【0009】図1ないし図3に示した実施例の伸張式合
成樹脂容器10は即席麺用の包装用容器であって、底面
部11から立設された容器壁面12の円周方向の一部に
折り曲げられた反転部15を有し、使用時には図3のよ
うに該反転部15をその上下に設けた下側ヒンジ部21
及び上側ヒンジ部22を介して上方へ反転し伸張するこ
とによって所定の容器形状10Aとなすようにしたもの
である。図示の例では、容器壁面12の反転部15は底
面部11に近接して形成されているが、前記特開平9−
150833号公報記載のように、容器壁面の中間部に
設けてもよいものである。なお、図示の符号16は反転
部15の反転を容易にするための補助ヒンジ部、17は
同じく反転を容易するための放射状リブである。
【0010】この合成樹脂容器10は、図4に示すよう
に、軽量性及び断熱性を考慮して合成樹脂発泡層31を
有する単一のシート状物30の成形品30Pによって構
成されているとともに、該シート状物の少なくとも容器
内面側10iとなる面には熱収縮フィルム層35が形成
されている。合成樹脂発泡層31としては例えば厚さ2
〜3mmの発泡ポリスチレン樹脂がこの種食品用容器と
して好適に使用される。熱収縮フィルム層35として
は、公知のポリエチレンフィルム、ポリプロフィレンフ
ィルム、ポリスチレンフィルム、ポリエステルフィルム
等が使用される。これらの合成樹脂発泡層31及び熱収
縮フィルム層35は積層一体化された単一のシート状物
30として形成される。なお、シート状物30として
は、容器外面側の装飾や印刷のために必要に応じその他
のフィルム層が形成することができる。
【0011】この合成樹脂容器10の成形は、図7に概
略図示するように、(A)の単一のシート状物30を、
(B)のように真空成形(プラグアシストを含む)によ
って所定の容器形状に成形される。このとき、ヒンジ部
21,22を介して反転部15も一体に形成されること
はいうまでもない。単一のシート状物30から成形され
た容器形状の成形品30Pは(A)のk線から切断され
個別に分離された後、図7の(C)のように、その底面
部11が上になるように上下反対に載置され、図示しな
い押圧具によって反転部15をそのヒンジ部21,22
から容器内方へ押し下げ折り曲げて伸長式容器10とさ
れる。なお、図7の(C)図の容器10は図1及び図2
のものと上下が逆になっている。
【0012】次に、この発明の伸長式容器10の作用に
ついて説明する。前記したように、この発明の伸長式容
器10は折り曲げられた反転部15を、使用時に、その
上下に設けた下側ヒンジ部21及び上側ヒンジ部22を
介して上方へ反転し伸張して所定の容器形状10Aとな
す。壁面部12に形成された反転部15は円周方向に連
続しかつ上部が大径となる傾斜面であるから、該反転部
15が一旦反転された後は容易に復元することなく連続
する壁面部12として機能する。
【0013】また、この発明構造にあっては、シート状
物30の少なくとも容器内面側10iとなる面には熱収
縮フィルム層35が形成されているものであるから、容
器形状10Aとなった容器内側に熱湯を注いだときに、
該熱収縮フィルム35はその熱によって収縮作用を生ず
る。図5及び図6は上側ヒンジ部22における拡大模式
図である。前記したように、この容器は単一のシート状
物30の成形品30Pよりなるものであるから、ヒンジ
部22においてはその合成樹脂発泡層31は図5のよう
に気泡Sが圧縮された部分31aとなっている。熱湯に
より熱収縮フィルム35が図6の矢印eのように収縮す
ると、ヒンジ部22の該圧縮部分31aはそれによって
引張られ、該部分31aの圧縮された気泡Sは大きくな
り該部分31bの合成樹脂発泡層31の断面積が増し、
その結果ヒンジ部22の強度が大きくなって腰強くな
る。
【0014】上のような熱収縮フィルム層35の収縮に
よる合成樹脂発泡層31の断面積の増加は成形時におい
て気泡が圧縮された部分に生ずる。実施例では、補助ヒ
ンジ部16あるいは放射状リブ17においても同様に生
ずる。また、容器外面側のヒンジ部21にもある範囲で
上のような現象が生ずると考えられる。なお、実施例で
は熱収縮フィルム層35を容器内面側のみに設けたが、
熱収縮フィルム層35を容器内外の両面に設けてもよい
ものである。
【0015】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明構
造によれば、折り曲げられた容器壁面を使用時に伸長し
て所定の容器形状となすようにした伸長式合成樹脂容器
において、合成樹脂発泡層を有する単一のシート状物の
成形品によって構成し、該シート状物の少なくとも容器
内面側となる面には熱収縮フィルム層が形成されている
ものであるから、容器使用時、特には熱湯等の使用時に
より大きな強度、確実な剛性を備えた容器とすることが
できる。この発明構造は、使用時に熱湯が用いられる容
器付き即席食品等において、安全性等の面から大きな利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の伸張式合成樹脂容器の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1の中央縦断面図である。
【図3】図2の伸張状態を示す断面図である。
【図4】図3の壁面部の拡大断面図である。
【図5】この発明構造を示す要部の模式断面図である。
【図6】同じくその熱収縮時における要部の模式断面図
である。
【図7】伸張式合成樹脂容器の製造工程を示す成形品の
概略断面図である。
【符号の説明】
10 伸張式合成樹脂容器 11 底面部 12 容器壁面 15 反転部 21 下側ヒンジ部 22 上側ヒンジ部 30 シート状物 31 合成樹脂発泡層 35 熱収縮フィルム層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部(11)から立設された容器壁面
    (12)に折り曲げられた反転部(15)を有し該反転
    部をその上下に設けた下側ヒンジ部(21)及び上側ヒ
    ンジ部(22)を介して上方へ反転し伸張することによ
    って所定の容器形状(10A)となすようにした合成樹
    脂容器(10)であって、前記合成樹脂容器は合成樹脂
    発泡層(31)を有する単一のシート状物(30)の成
    形品によって構成されているとともに、該シート状物の
    少なくとも容器内面側(10i)となる面には熱収縮フ
    ィルム層(35)が形成されていることを特徴とする伸
    張式合成樹脂容器の構造。
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